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ニッポンの闇(新潮新書)
ニッポンの闇(新潮新書)
中野信子、デーブ・スペクター/新潮社
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総合評価

9件)
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    意外な組み合わせだったけど、デーブさんの話もめちゃおもろかった。日本の昭和の笑いはアメリカから見ても狂ってたみたいな話、めっちゃ納得。あれは堅いイメージの日本人だから面白いのであってみたいな。日本の文化をまた違った角度で見れる良書。ぜひ気になったら読んで欲しい。

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    投稿日: 2025.06.29
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    デーブ・スペクターと中野信子の対談本。 デーブがニッポン通なので、文字通りニッポンについて外国人の立場から分析しており、比較文化論として勉強になった。

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    投稿日: 2025.05.31
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    デーブスペクターと中野信子という異色な感じの組み合わせで、テレビ番組でも見ているようなポップな流れ。というのもデーブがお馴染みの軽口というか小ネタを挟みつつ進行していくので、小難しくなり過ぎない。ただ、この小ネタはそもそも面白いか微妙なものなので文字で読めば、尚微妙。 で、取り上げるテーマは、ジャニーズ問題とかメディア論的な中身。ミーハーというと良くないが、週刊誌みたいな話題に対して、デーブがボケて、中野信子が脳科学的考察を述べるというのが本書の面白さ。 デーブ そこが宗教のやばいところなんだ。 中野 先送りしてる間にその分取られちゃうの、ほかの人に。今食えるものは今食わないと。ラテン語で言うカルペ・ディエムですよ。 デーブ カルペ・ディエム大好き。あれ、いい映画だったね。 中野 違いますよ(笑)。映画もあるけどそういうことじゃなくて。 デーブ よく色紙に書いてたもん。 中野 そうなんですか?でも、いい言葉、本当にいい言葉。今食えるものは今食え。 来世に期待し、現世を忍ぶような生き方が宗教には求められ、相性が良い。それはやばいというのがデーブだが、今食えるものは今食え、を切り取って理解すると、そちらの方がやばい。ジャニーズ問題の文脈で読むとやばさが増す。 後先考えずに今食うのが良いか、後の事を考えて宗教に貢ぎまくるのが良いか。極端に言えばこの両極だが、極端な事こそ闇への入り口とも言えそうだ。

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    投稿日: 2025.03.25
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    サクサク読める。対談形式の本。 昔からテレビに出ていてデーブさん何者なんだろうってずっと思ってたけど、この本で少し理解できた。 言葉って面白いなぁと感心しながら、この本で捉えている見方だけではなく、自分なりにどう思うのか考えるのかとかはちゃんと多角的に捉えて向き合いたいと思った。 自分の関心事がすこしだけ追加されるそんな本でした。

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    投稿日: 2024.09.17
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    泣くのは、脳の倫理の領域が刺激されるからじゃないですかね。自分は尊い事に参画しているのだ!という感激が起こるので。 正義感の群集心理 もしかしたら、日本人がコンプライアンス好きなのは自分の知らないところで不当に得している誰かを、引き摺り下ろす口実を見つけたいからかもしれない。これこそ、「闇」ですよね。 病気の治療過程に於ける宗教のプラセボ効果 実際、免疫系の機能なんかに気分とか気持ちって意外に影響しているんですよ。言葉の選び方等が上手く、人の気持ちを盛り上げる能力のある宗教者と相性が合えば、本当に治っちゃう事が無い訳じゃ無い。 カルぺ・ディエム(ラテン語で今食えるものは今食えの意) 結論から言うと、日本を駄目にしたのは小泉さんとスティーブ・ジョブズか。 日本の恋愛感覚で一番好きなのは南こうせつの「神田川」 正義を振り翳す快感に溺れ切って自由になれないまま揺るぎない正しさへと向かう欲望を開陳してやまない姿にはどことなくエロみすら感じないでもありません。

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    投稿日: 2024.03.24
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    対談しているお二人の知識量に加え観察力、洞察力の高さに圧倒されました。「流動性の低いコミュニティの関係性の内部で自然発生的に生まれるルールの恐ろしいほどの支配力」という表現が印象的でした。

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    投稿日: 2024.02.13
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    自分もどちらかと言うと今の日本の社会や政治に否定的な方だけど、ここまで否定しなくてもいいんじゃないのレベルで否定しててちょっと気持ち悪くなった。 特に中野氏のいちいち海外と比べて「海外のが優ってるよね」みたいな結論付けに持ってくパターンがやたら目立った。 ただの海外かぶれじゃらないのかなぁ、この人。

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    投稿日: 2024.02.12
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    ジャニーズ問題から同調圧力、コンプライアンス、デルビの衰退、少子化等々対談形式でテンポよく鋭くさばいていきます。日本人以上に日本を研究しているデーブ・スペクターの指摘が光るのですがテーマが多すぎて軽くなりすぎた感が残念。一方でさらっと最近の世相を読めるメリットはあります。スマホが少子化を進め、分断を助長し世界を悪くした一因と言うのは肯首できました。

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    投稿日: 2024.01.29
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    ところどころ深い考察もあるのですが、対談形式で話が飛び飛びになるので、分かりにくいです。 分かりにくいというか…ボーっと読んでるとデーブと中野さんの単なる与太話みたいな本なので、考察部分をよく分からないままスルーしてしまう可能性があるかなとʕ•ᴥ•ʔ 二人ともかなりの知識人なので、よく考えながら読むとタメになるかも…! 一つだけ勉強になった箇所を書き抜きます。 「多様性」「多様性」と言うのはいいけど、じゃあ誰がどういう視点から評価するのという評価軸まで揺らいでくるような感じもあります。で、結局、そういう混沌としたところで力を発揮するのってトランプ前大統領みたいな人なんですよね。 声が大きくてわかりやすい人が支持されるというのは、実験的にも明らかなんですよ。(63P〜64P) なるほどね〜(´ω`)

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    投稿日: 2024.01.13