六郎が高校を卒業し家を出て、最初の1年目に過ごしていた『女蛇村』で、六郎と悠羽が夏休み期間を過ごすことになる第2巻。六郎がかつて滞在しているときに出会った同い年の少女・美涼や、彼女の祖母・文月、そして美涼の思い人である利一らとの交流を通じて、二人が自分と向きあっていく姿にはグッとくるものがありました。特に六郎は実の兄と思っていながら、彼への「普通」ではない感情を抱く悠羽の覚悟は実に心に刺さりました。二人が辿り着く未来が幸せに満ちているよう祈りながら、続編をお待ちしています。