
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハラハラが止まらなくてあっという間に読み切れた。人間の汚さにしっかりフォーカスされていて、自分だったらどうするだろう、まともな動きができるだろうかと心配になりつつ読んだ。「悪いことをしたから悪いことが起きるわけではない」のか‥でも不倫から始まったことだしな‥
0投稿日: 2026.04.13
powered by ブクログミステリーの中で一番現実的というか、身の回りにいくらでも潜んでそうな類。人間の弱さからどんどん追い詰められていくのがすごくゾワゾワきた。プールの話が一番印象的、こっちまで悔しくなる。
1投稿日: 2026.04.06
powered by ブクログ日常で誰しもが選択を迫られるように、登場人物たちもさまざまな選択をしていくことになる。そしてその選択がちょっとした汚れを誤魔化すかのように拭いてしまうことで、その汚れはかえってどんどん広がってしまうのである。 この作品を通して自分は選択を誤らないようにしていきたいと思うのである。
1投稿日: 2026.04.05
powered by ブクログ芦沢さん タイトルが良い! なんか、昔、良くこんな言葉で怒られたような…(−_−;) 内容と関係ないけどの短編5つ 「ただ、運が悪かっただけ」 こんなんで悩むか… ほんまに、運悪かったとしか思えんけど… でも、理屈くささで、掘り返してみると… 運やないんか… 日頃の行いやん…_| ̄|○ 「埋め合わせ」 まぁ、結果良かったんやから、ええか! って感じ。 ミスって、色々、小細工したけど… 何やったんや…とは思うけど。 「忘却」 年取ると忘れるもんな。 自身が忘れた事が、とんでもない事態を起こしたかも?って恐怖する事があるかもしれんな。 こんな上手く答えが分かるわけなく、モヤモヤと一生…(−_−;) 「お蔵入り」 映画監督としては、映画公開して欲しいのは分かる。 しかも、自分の非やないからね。 そこからの対応からが、自分の非も含んでしまう事になって… やっぱり、あかんもんは、あかん! 「ミモザ」 本文の一言 「悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ」 う〜ん… 結局、どれも汚れた手は、どこで拭いても………って気もするし、ちゃんと綺麗に拭けるとこあるのかは、自分次第な気もする… ( ; -; )( ; -; )( ; -; )ゾワゾワ… *****【映画鑑賞】(๑˙―˙๑)じー***** 今日は、おうちで、 「プリティ・リハーサル」(アマプラ) 殺戮には、バレリーナの能力がええみたい! まぁ、ドタバタで、人バンバン死ぬだけで終わってしまったような… ラストもどうでも良いから早送り… 時間返せ〜!( *`ω´) 「でっちあげ」(ネトフリ) お〜! こんな感じなんや! なかなか面白いやん! 実話ベース!!! まぁ、後味も何も良い話やないけど… 教師は大変やな。 モンスターペアレントとか、言うこと聞かん子どもとか… 更に、教師は、生徒に愛情あるから、そんな子供を貶めるような事は言いたくないし。 更に、生徒に暴力で、マスコミに叩かれ、更に500人もの弁護団に訴えられ… しかし、弁護士さんも500人もいてて、分からんもんなん?売名行為としか思えんやん。 無実を勝ち取ったとは言え、やり切れん気がする。 裁判にかかった時間をもっと有意義に使えるやろうに、生徒の為に… 「でっちあげ」で、お星様+1
92投稿日: 2026.04.05
powered by ブクログ短編でとても読みやすく、内容もとてもおもしろかった。 どの話も伏線が張られていて、それを最後に気づいた時にぞくっとした。 中でも埋め合わせと、ただ運が悪かっただけは伏線と回収が個人的には好きだった。 湯船浸かりながら読むのにちょうどいい長さだったのでよかった
1投稿日: 2026.04.03
powered by ブクログ汚れた手はその場できれいに洗いましょう。 ごまかし、自己保身、ついうっかり。 よくあるその場しのぎが破滅へのきっかけになってしまうこともあるのかも。
8投稿日: 2026.04.01
powered by ブクログ全体的にいや…、べつにあなた達悪くなくない?みたいな感じでした。 話は面白いしタイトルは秀逸だなと思いました。
1投稿日: 2026.04.01
powered by ブクログリアリティのある後味の悪い短編集。 些細な汚れを拭くタイミングを逃してしまった者たちの悲惨な末路に煩悶した。
0投稿日: 2026.03.29
powered by ブクログ絶望とまではいかなくても「あぁ…自分がこの立場だったら…」とどんより暗い気持ちになる作品ばかりでした。芦沢さんの本はこれがはじめてでしたが、いやなことを煮詰めたような話をそこまで重くなく書ける方だなあと思いました。
0投稿日: 2026.03.26
powered by ブクログ因果応報を描いた5編の独立した短編集。 同作者の『許されようとは思いません』と似た雰囲気の作品だけど、私は前者の方が断然好みだった。 5作の中で1番面白かったのは「ただ運が悪かっただけ」タイトルも皮肉が効いてて好き。
17投稿日: 2026.03.25
powered by ブクログ◎図書館本 短編集。どの話も淡々と進んであっけなく終わってしまってちょっと期待とは違った。想像どおりの展開だけど、追い詰められていく感覚と後味の悪さはなかなか。★2〜3の間。
0投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログ5つの話が詰まった短編集だったが、正直どれも主人公が鈍臭くて気にしいで後味が悪かった。3つ目の話は面白かった。
0投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログ- 脛に傷のある人たちの短編集。「やらかしてしまう」ときの人間心理をよくついている。 - 世の中のニュースでは「なんでこんなバカなことをしてるんだろう」って思うことがよくあるが、そういう人たちもきっときっかけは、ここで書いてあるような些細なことなんだろう。 - それが顕著に表れているのがプールの水を間違えて抜いてしまった小学校教師の話。ごまかそうとごまかそうとするたびにどんどんドツボにハマっていく様が非常に面白い。 - 日常の中にある些細な落とし穴的な部分、ある種の小さな判断ミスによって、滑落していくさまを描いた作品。 - いつ自分がそっち側にいってしまうかわからないという、そんな気持ちで読めてしまい、コワいです!!
0投稿日: 2026.03.15
powered by ブクログ「埋め合わせ」が一番好き。ここが読んでいてピークだったかもしれない。罪悪感と焦燥、後悔と絶望のフルパンチ、芦沢央さんといえばこれこれ!となった。決して良い気持ちにはならないのだが、何故か読みたくなってしまう。 芦沢央さんはタイトルのセンスが良い。この本自体の「汚れた手をそこで拭かない」、短編の「ただ、運が悪かっただけ」など、単語ではなく文章のタイトルが印象に残る。
0投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログ五つの短編が収録されているが、どれも後味が悪く読了後に爽やかな気持ちにはなれない。けれど、この人間が内に抱える弱さや愚かさ、醜さなどを、自分に何ら被害のない形で体験し、楽しめることが小説を読む醍醐味であるとも思う。そういった意味では非常に面白い作品だった。 「ただ、運が悪かっただけ」 主人公の夫が勤める工務店では有名なクレーマーだった中西。とにかく人にケチをつけることで、自分の存在意義を感じたり、社会的な優位性を得ようとする嫌な奴。そんなんだから、私生活でも一人娘に絶縁されるほどの毒親。この中西のキャラクター造形がとにかく不快で不快で、読んでいて「早くろくでもない目に合えばいいのに」と思っていたので、彼が事故で死んだ時は正直気持ちがスッとした。しかし主人公の考察により、ただの事故ではなく娘が敢えて「脚立の故障を見て見ぬ振りして渡したからでは?」というほのかに秘められた悪意に気付いた途端、鳥肌が立った。でもまあ何にせよ、中西のように、そもそも人に憎まれ嫌われるような生き方はするべきではないと思う。 「埋め合わせ」 大体の人は今まで何らかの形で一回は「教員が不注意でプールの水を出しっぱなしにしてしまったことで、多額の損害賠償を命じられたニュース」を目にしたことがあると思う。わたしもそうだ。これはまさにそれをやらかしてしまった主人公が、どのようにして誤魔化すか右往左往する話。しかし、同僚の教員である五木田がちゃらんぽらんでダメな大人のくせに、意外と鋭くていいキャラをしている。主人公が次々に嘘を重ねる中で、のんびり飼育小屋からパクった卵を調理しながらそれらを論破していく五木田には恐れ入ってしまった。結局蜘蛛の糸にも縋る思いで五木田に頼った主人公は、五木田が妻に内緒で競馬で背負った負債を理由に裏切られてしまうわけだが……ちなみに五木田はこの後どうするつもりなんだろうか?もちろん主人公に金を貸せる余裕はないだろうし。「同僚がプールの水を出しっぱなしにして損害賠償を負ったから、金を貸してやったんだ。口座から三十万減ってるのはそういうことだ」って喧嘩した奥さんに説明して(これも大ウソだが……)離婚を取り消してもらうつもりか?それだったらやっぱり、五木田しか得をしていない。こいつもこいつで、要注意人物である。 「忘却」 隣人の家から盗電してエアコンを使っていたおじいさんが、ブレーカーが落ちたことをきっかけにエアコンが使えなくなって熱中症で死ぬ話。これはマジで自業自得だと思う。悔やむ必要なし。 「お蔵入り」 主人公のせいで人生が狂ったのは、殺された映画俳優だけじゃなくて、「肉まん」という本人の望まないキャラクターに加工されて、全国区で顔と名前を放送されてしまった女子中学生もなんだなぁ、と思う。最初は躊躇していたのにプロデューサーの森本の口車に乗って、売れない映画監督である主人公が、とにかく映画としての撮れ高や利益、名誉を優先して、段々それ以外を気にしなくなっていく、倫理観を失っていくのがなんとも狂気的でいい。オチも含めて好きな話。 「ミモザ」 既婚者、かつ不倫で付き合ってた元カレ←この時点で最悪なのに、更に女に金を無心しに来るとかもっと胸糞。というか、なぜ主人公もコイツに金を貸すのか?どうして毅然と断れない?ていうか、そもそもどうして会ってしまうの?終始共感できなくてイライラした。仕事も軌道に乗って、伴侶も見つかって、あのまま幸せに暮らし続けることが男にできるなによりの復讐だったはずなのに。やはり見下してやりたい、なんて我欲を出してしまったから、身を滅ぼしたのか。一話目に出てきた中西のように。 しかし本当に元カレがクソすぎて、読みながら「こ、ころしてまえ!」と声に出た。あー、やだやだ。
0投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログ短編集ですが、どの話も読んでいて気持ちが追い詰められるようなイヤな感じ…。というのがまさに作者さんの狙いではあるのでしょうね。 汚れた手を拭く場所を間違えて余計に始末が大変になる、という感じで、秀逸なタイトルです。
0投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログ五つの話全てに対し自分が共通に感じたのは、一つ一つの話を読み終えて残る粘着的な人間の汚さです。でも、それもそれでその人の歩んで来てしまった人生(道)でもあるしなるようにしてなったのはかとも思ってしまった。黒い絵の時と同様自分的には物語にのめり込んでしまうほど面白かったです。
18投稿日: 2026.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ただ、運が悪かっただけ 十和子 一年前に余命半年の宣言を受けた。五十六歳。 十和子の夫 町大工から建具職人へ転身。高校を卒業してすぐ、光村工務店で働き始めた。 十和子の義母 十和子の義父 二十年以上前、脳梗塞で倒れ、一命は取り留めたものの介護が必要になった。 中西茂蔵 得意客へのサービスを求める客。脚立から落ちて亡くなる。 中西の娘 埋め合わせ 千葉秀則 プールの水が排水されてしまうミスをした。小学校教諭。 教頭 五木田 秀則と同い年の男性教諭。 鶴野 用務主事。 伊東 図工担当。 忘却 武雄 自宅を手放し、息子の近くのアパートに住む。 武雄の妻 笹井三男 孤独死。 和雄 武雄の息子。脳梗塞で先立ってしまった。 お蔵入り 大崎祐也 監督。 小島郁人 村山真生を演じる。国民的アイドルグループ「ミニッツ5」のメンバー。五人の中では一段落ちる存在。 石神俊輔 ダンスや歌がずば抜けて上手いのリーダー。 池田慎平 最も容姿が整っている上に堅実な演技力を持ち、映画やドラマに引っ張りだこ。 菅野猛 トーク力に定評があり、複数のバラエティ番組の司会をそつなくこなす。 富田譲 ライブやSNSでのきめ細やかなファンサービスで好感度を上げ続けている。 坂本有希 死体役。 岸野紀之 主役のベテラン俳優。冴えない中年男、平田耕一を演じる。 森本毅 プロデューサー。 福島洋子 岸野のマネージャー。 日野さくら 旅館の従業員。高校三年生。 由木草介 ミニッツ5のマネージャー。 ミモザ 瀬部庸平 みーこより一回り歳が上。昔つき合っていたみーこのサイン会に来た。当時から既婚者。編集者を辞め、仏師になる。金がなく清掃会社のバイトをしている。 荒井美紀子 九年前、瀬部が働く会社でアルバイトをしていた。料理研究家。今は結婚して市川姓。
0投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログ自分がその場にいる訳では無いのに 追い詰められていくような焦る様な気持ちを感じてしんどくなった……それは自分もそれに似たような経験をしているし思い当たる節があるからだと思う、
3投稿日: 2026.03.02
powered by ブクログ面白すぎました。自分が知らぬ間に追い詰められていないか怖くなった。逃げ道がなくどうしようもない状況はいつでも人の近くにあるんだと理解しました❕
1投稿日: 2026.02.27
powered by ブクログ汚れた手をそこで拭いてしまう、お話(?)。 嘘や誤魔化しなどから生まれる日常の問題を描く(?)5つの短編集。 大掛かりなトリックはないけれど、些細な謎にはっと驚かされたりした。 「忘却」だけ、先に落とし所が読めましたわ。
1投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログ五編からなる短編小説のこの作品はどこまでも人間の醜さやこの世の不条理さをリアリティをもって突きつけてくる作品だった。タイトルの「汚れた手をそこで拭かない」を見た時、足を洗うということわざがあるように、ちゃんと水で汚れた手を洗い流せたらよかったのだと思う。しかし、人間は簡単には自分の悪い現状から抜け出すことはできないし、他人の目、地位、自分の置かれている状況から、正しい選択はできなくなってしまうから、汚れた手を洗う以外の方法で解決しようとする。 そして間違いを犯す。 この本を読んだとき、登場人物の心情描写がリアルすぎて過去の自分と重なってしまうことが多々あった。 フィクションと現実を曖昧にさせられ、とても不気味だった。 他の芦沢央の作品も読んでみたいと思った。
1投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ失態を取り返そうとして、さらにドツボにはまっていくときの人間の心情がリアルで、あたかも自分が責められているような気持ちになりゾクゾクした。 お話としては、「埋め合わせ」の話が一番印象的だった。
0投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログ同業なのでプールの話はゾクゾクしました。職業について、なんでこんなに知ってるの…?とそれもゾクゾクしました。ゾクゾク短編集では『儚い羊たちの祝宴』がおもしろいので皆様もぜひ…!
0投稿日: 2026.02.24
powered by ブクログ短いページ数で物語を立ち上げ、展開させていくことがあまりに自然で、尚且つ独特な読後感を残してくれる 短編集としての完成度が高い作品と感じました
0投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログ表に現れる恐怖より内面に刺さる震え、心を傷をつけられる。 おまえもか?おまえだなあ!そして、優しい人?悪いやつ?同類? 短編毎のラストの一言が… 表題通り「汚れた手」「そこで拭かないで…」
8投稿日: 2026.02.20
powered by ブクログなんの先入観もなく、ミステリーものかな?と思い手に取った。 読了後、「うぅ〜ん」としか言いようも無い気味悪さを感じるし、読んでる時も心を引っ掻かれるようなストレスを感じずにはいられない。 これがイヤミスかぁと思った。 身近なにあるようなシーンだからなんかハマる。 自分はつい一人称視点で読んでしまったが、騙す側、陥れる側の狡猾さがあれば、きっと日常も変わっていたんじゃないかと考えてしまう。
43投稿日: 2026.02.20
powered by ブクログ忘却が一番好きだったかな どれも自分のミスや過ちを隠そうとして余計面倒なことになってしまう話だけれど、自分だったらそんな行動しないなと思う場面が多かったのでイマイチ共感はできず。
0投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作では自分でしでかした事をごまかそうとする人が多かったですが、しでかした事の大小は違えど誰もが何かをごまかそうとしたことがあると思います。ごまかしの策を練っているときって視野が狭くなるのですね。気づく人には滑稽に見えているでしょう。何作かは、あらら~と思いながら読みました。 どの角度から人の悪意がぬっと出てくるかを楽しめました。
0投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログじわーっと嫌な気持ちになる、足元がぐらつく感覚を見事に表現していて、それなのに読みやすいという不思議さがある本作。 手軽に落とし穴にハマる感覚を味わいたい人にピッタリ。
0投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログただのホラーやミステリーじゃない短編集。 出口のない状況、どこへでも転がってそうな話がつづき、冷や汗が止まらなかった。 同じではないといえど、誰もが一度は陥ってるだろう類の冷や汗ものの八方塞がりのような境遇たちが続きます。 自分の過去の状況にひっぱり戻されたようで、共感せざるを得ない めちゃおすすめです。 『埋め合わせ』というプールの話が一番好きでした
0投稿日: 2026.02.17
powered by ブクログとても読みやすく全ての物語が面白かった また読みたい! 文章を読んでいるだけなのにこんなにも読んでいて怖いと思うのは凄い どの話も読み応えがありつつ更にその後、先の続きがきになった 1つ目の話が特に好き、これはミステリではなく読んでいて大事に読み進めたいと思うような綺麗な物語だった
0投稿日: 2026.02.16
powered by ブクログじめっとした雰囲気の5つの短編集で良い意味で癖になる。人間の醜さ、羞恥みたいな心情や行動の描写が秀逸で、気づけば共感しながらどっぷりハマっていた。 すぐ身近な日常に潜んでいるような不幸不運ミスなどをきっかけに、不が連鎖していき、いやな雰囲気が断ち切れずにずーっとまとわりついてくる。 抜け出すために変わろうとしてみたり、嘘やアリバイ作ってみたりしてもがくもそれでも救われず、もやもやとしたまま話は終わってしまう。まだその世界から抜け出せずにいる人たちに思いを馳せ続け、どんよりした気持ちに共感したそんな読書体験だった。
13投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログこの何とも言えない後味の悪さがこの作品の醍醐味だと思う。後味が悪いからこそ、自分の日常生活のすぐ側にあるようなリアルさを感じてしまう。
1投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やらかしたことを頑張って小細工して隠そうとする。人間あるあるだなと思いました。主人公たちがする小細工もギリありそうな事態を狙ってる感じにリアリティや人間味を感じました。人間の善の心に紛れ込むささやかな悪魔を垣間見た感じです。 はしご。プール。エアコン。映画。サイン会。
0投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログ一気に読んでしまった、、、!ゾクっとする話多め。5作品すべてよかった。 特に印象に残った学校のプールの話、度々ニュースで見かけるたびにまた何で忘れるかなあ、、って思ってたけど、人の心理って興味深いなあ、と。色々考えるんだな、当事者になると。
1投稿日: 2026.02.10
powered by ブクログ人間は選択の連続の中生きている。 その中の小さな選択であると考え、間違えた選択であるとわかったうえで行動すること、誰にでもあると思う。 その選択が手を汚し、気付いた頃には汚れを落とす場は残っていない。そんな短編集。 息苦しくてたまらない。出口が見えない苦しさ。 リアリティしかない描写がより苦しさを増幅させる。 素晴らしすぎる。
0投稿日: 2026.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前の二作がとても面白かったので、見つかった三冊を集めて読んでみた。日常からの短編が5編。巧い。 どれも面白かった。 ☆ただ運が悪かっただけ ふすまを開け閉めしている音がいつまでも続いていると思ったのは、夫が鉋をかけている音だった。いつまでたっても削り終わらない。 夫は工務店をやめて建具屋になった。作業場にベッドを入れて寝ながら夫を見ている。余命半年の私。夫は夜毎うなされている、今はただ鉋をかけ続けている。なにを悩んでいるのか。今なら聞けるかも。 夫はやっと打ち明けた「昔人を殺した、罪にはならなかったが」工務店時代常に難癖をつけては、雑用に呼びつける客を殺した。 改築した家の吹き抜けに、電球をつけに来いという。高い長い梯子をもっていった。 電気はついたが。ああ言えばこう言う憎らしい口で「その梯子を売ってくれ」という。新しい梯子を買って来ると言えば「いやなのか、それがいいのだ」と言って分厚い札束の入った財布を見せた。仕方なく売ってきたが、いやな客に古い梯子を。聞いた親方や同僚に褒められた。客は半年後その梯子から落ちて死んだ。梯子の踏み段を止めるボルトが錆びて落ちたのだ。絶縁状態だった娘がひょっこり来合わせて「運が悪かっただけ」といった。 だがその客は宝くじで三千万円を当てていた。娘は知らなかったはず。外に置いてあった梯子の留め金が腐ったのは誰のせいでもない。しかしまだ意識のあった客は「おれに限って…」と言っていた。 死期の迫った私は、夫の気持ちを軽くする名推理を働かせる。 ☆埋め合わせ 空が青い、プールの水に空が写って、と思ったらおかしい、色の反射が低い。水が抜けていた。バルブを締め忘れたのか昨日。ぞっとした。すぐに給水口を開けたが間に合うのか。 プールの水代が多額に上り流出させた教諭が弁済したという記事があった。プール半分の水代を計算してみる。良案ではないが思いついた。外の水道を流しっぱなしにして消えた水をそのせいにするのだ。ばたばたと隙を伺うが何かと邪魔が入る。そこに味方が。 三十万円競馬ですった同僚の穴埋めに共犯にされるのか。さすがに計算は早い。 ☆忘却 郊外からアパートに引っ越してきた夫婦。夏真っ盛りに隣の年寄りが熱中症で亡くなっていた。耐えられない状況に窓を閉じて息を詰める。 息子のすすめで近くに越して来たが、その息子が突然死してしまった、妻は気落ちして認知症になった。 「エアコンが止まっていたそうよ」「電気代の滞納ですって」 間違って配達された「送電停止」と書かれた請求書。妻が渡しておくといったがそのまま忘れたのか。しかし気持ちの負い目はそこではなかった。 元電機屋だった隣人はちょっとした電気のトラブルは気軽に直してくれたのに。電化製品のトラブルには通じていたはずなのに。 ☆お蔵入り いい絵が撮れた。監督は、名優で大御所の岸野に礼を言った。「こちらこそいい映画に出させてもらって」と岸野。 この会話をメイキングに使おう。 スタッフが走ってきた。岸野さんに薬物使用疑惑が。そうなればもう公開は無理になる。 スタッフが相談した、岸野に詰問したら「もういいよ、今更やめられないもん」と答えた。 スタッフ三人は人気のない6階のベランダから岸野を突き落として口裏を合わせた。 ニュースでは自殺か?事故か?と報道されていた。メイキングに使う映像が繰り返し流れて、追悼番組が組まれ、遺作になる今回の作品は紹介もされている。 しかし当然だが蟻の一穴、そううまくはいかなかった。 ☆ミモザ サイン会に来た彼は「変わらないな」といった。昔の恋人。彼も変わっていなかった。 22歳のバイト先で先輩との不倫関係は奥さんを訪ねたことで壊れた、今になってはそれがよかったと思っている。 彼にはおいしい料理屋に連れて行って貰って味を知った、料理ブログを書いて本になりベストセラーになった。 彼は仕事をやめて仏師になったという。離婚もしていた。今更、と優しい夫を想い浮かべる。 「金貸して?」サラッという。会ったのが間違いだった。奥さんに逃げられゴミ集めの清掃業者になっていた。 男は「三十万」。一応と言われて借用書に署名すると男はそれを何気なくポケットに入れた。 また来た「二十万」「何なら十万でいいよ」 部屋に押し入り夫と鉢合わせ、男を一応隠したが最悪の展開になった。 ドアを閉めたらミモザのリースが揺れた。 作品 許されようとは思いません 悪いものが来ませんように
1投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログとてもリアルな感じで怖い話ばかり。 最後の話だけはあまり共感できず。 私は上書き保存型で、前の彼氏に会っても全く感傷的にならないかなー、とドライな私は思ってしまった。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ5つの短編集。 日常に密む人間の悪意、後悔、不完全さ ほんのわずかな不運、油断や過ち、傲慢さ… 印象に残ったのは 埋め合わせ に出てくる プールの水を流しっぱなしにしてしまった教師の話… リアリティがありすぎて。 そして最後のミモザ。 その男と関わってしまったことによる後悔と断ち切れない弱さ 日常系のミステリが好きな人にはとても刺さる話の数々なんじゃないかと思った 最後の解説の 彩瀬まるさんの文章も非常に素晴らしいのでそこも含めて読んで欲しい作品です。 人間って不完全だね。
3投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ隠しごとや後ろめたいことに対しての各々の思考や行動が生々しかった 周りにもこういう考え方や咄嗟の嘘のつき方で大ごとにしていく方がいる気がする 自分もそういう行動してるかも…と戒めになる1冊でした
0投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ5つの短編が収められた連作短編集で、登場人物の「罪」や、その後の転落を描く ・ただ、運が悪かっただけ: 過去の出来事に苦しむ夫婦 ・埋め合わせ: 小学校教諭がプールに関連した秘密を隠す ・忘却: 老夫婦と隣人の秘密 ・お蔵入り: 映画監督の描く狂気 ・ミモザ: 元恋人との関係を描く物語 人間の後ろめたさや、隠蔽しようとして事態が悪化する様子が描かれており、人間の脆さを巧みに描写した短編集です。 ずっと気になってた本 短編で読みやすいけど、寝る前に読む本ではなかったです笑 特に最後のミモザは、、 派手な事件が起きるわけじゃないけど ・日常の些細な選択 ・「自分ならどうする?」ってライン ・誰も完全に悪人じゃない感じ ここら辺をじわじわついてくるので他人事として読めなかった。なんなら自分にもこんなシーン日常で起こりそうとか想像してしまった。
1投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星3.5 5つの短編ミステリー、いずれも「罪を隠す」というテーマで、所謂イヤミス。 読みやすいのにどれも話のオチがしっかりしていて満足感がある。 1番好きなのは5話目のミモザ。気持ちが悪くなる小狡い悪意と、どうしようも無さが良かった。
0投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ自分の中に、暴力の語彙がない。 --- ちょいミス&イヤミス系短編集 登場人物みんな真面目だなぁ。私なら、運が悪かったんだね〜と気に病まない。笑
0投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログ1編目の「ただ、運が悪かった」はわりと好き。夫妻それぞれ考え方、お互いを癒す最後はなんだかとても良かった。 それ以外は、あんまり合わなかったかなぁ…… お話ひとつひとつ、しっかりまとまっているし、しっかりイヤミスしているけど…… それぞれの登場人物の心理にあんまり共感できなかった。 ちょっとした(?)ミスを隠すため、どんどんあとに引けなくなっていって…って感じのお話だったけど、 その「隠したいミス」が、なんかいまいちで、 隠すための行動のリスク(つまり、それがばれたときのリスク)と、隠したいミス が釣り合ってないように感じたんよなぁ。 作品の核である「ミスを隠したいという強い気持ち」に感情移入できないなら、その後の登場人物の行動とか悩みに全く共感できなくて、ゆえにあんまり面白くなく感じたのかも。
2投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログ「埋め合わせ」が1番好き。ミスしちゃってバレないようになんとか頑張ろうとする時の感じめっちゃ分かる。
0投稿日: 2026.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作は日常の中に潜む違和感や隠し事を、ミステリーの形式で描き出したヒューマンドラマ集である。扱われる出来事はどれも、特別な悪人でなくとも起こりうる些細な不正や過失ばかり。しかし「汚れた手」をすぐに洗わず、見て見ぬふりをした瞬間から、それは次第に日常に溶け込み、当たり前になっていく。本作は、その過程の恐ろしさを静かに、しかし確実に突きつけてくる。 各話の主人公たちは、罪悪感や恐怖を抱えながらも、それぞれの事情や都合によって「手を洗えない」状況に追い込まれている。問題を表沙汰にすれば、仕事や人間関係、これまで築いてきた人生が崩れてしまう。だからこそ彼らは、出口のない部屋に迷い込むように、不正を隠し続ける道を選ぶ。その姿を追うのは非常に息苦しく、自身も同じ選択をしてしまうのではないかという不安になる。 「ただ、運が悪かっただけ」では、末期癌と診断された主人公が、夫の過去の罪と向き合う。脚立の事故死は本当に不運だったのか、それとも誰かの意図が介在していたのか。顛末を推論した末に「あなたは悪くない」と語りかける結論は、救いであったのだろうか。 「埋め合わせ」では、教員がプールの水を誤って大量に排水してしまうという、極めて現実的な失敗が描かれる。26万円という具体的な金額が生々しく、隠蔽に走る心理が決して他人事ではないことを示している。 「忘却」は、節約のために始めた盗電が、やがて“忘れられた不正”へと変質していく過程を描く。善意や生活の延長線上にある行為が、知らぬ間に他者の命と結びついてしまう構図が冷ややかだ。 「お蔵入り」では、やっと掴んだ映画のチャンスを守るために犯した殺人が、証言者の存在によって徐々に追い詰められていく。執着が倫理を押し潰す瞬間の描写が痛烈である。 「ミモザ」は、気弱さにつけ込まれ、元恋人から精神的・経済的に追い詰められていく主人公を描く。不正や犯罪だけでなく、人間関係における「断ち切れなかった手」もまた、汚れとして残り続けることを示している。 本作が恐ろしいのは、登場人物たちが決して特別な悪人ではない点にある。少しの油断、少しの自己正当化を行うことで、汚れた手は洗われないまま日常に溶け込み、やがて引き返せなくなる。自分自身もまた同じ場所に立つ可能性があると気づかされ、肝が冷える。
4投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集と思えないくらい1話ずつがメンタルにガツンとくる…。 「埋め合わせ」と「お蔵入り」が特に好き。どの主人公も何でそっちいっちゃうの……って悪い方にどんどん進んで言っちゃうんだけど、追い詰められた時の小さな嘘とか言い訳ってこんなもんだよな…と共感できるところもあり、面白かった。
1投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ人間への解像度が高く、生々しい心情の描写がすごい。 読んでる最中はそのリアルさにしんどくなるが、なぜか癖になる。
1投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログ保身や油断、猜疑心や傲慢… ひたひたと忍び寄る恐怖 ぬるりと変容する日常 もうやめて── 5つの短編集 気付いた時にはもう取り返しのつかないところまで来てしまっていて、ぞわぞわする ホラー小説とかではなくて、日常で起きる後味の悪い話は結構好みなのでわたしにはとても刺さった! プールの話が一番好き 芦沢さんの他の作品も読んでみたい
0投稿日: 2026.01.25
powered by ブクログタイトル作はないので、何がタイトルを表すのかと思ったが、読み終わってその意味がわかった。 特別な事件や派手なトリックがあるのではなく、日常の中で最悪起こりうるかもしれない出来事を描いたミステリー短編集。 どの話も、どこかでボタンを掛け違えた、すなわち「手を拭くところを間違えた」物語。 最善がわからないわけではなく、こうすれば良かったとわかっていながら、それを選べない弱さや自己保身。 それは決して特別なものではなく、誰もが普通に持ちうるものだろう。 すごい話を読んだという熱量ではなく、読後にじわりと湿度が残る一冊だった。
12投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログまぁ…後味が悪い悪い…。読み終わっていい気分はしませんが、あえてそれが良いです。 短すぎず、長過ぎない短編集でした。 ちょっとしたスキマ時間的に読書したい方におすすめです。
0投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログ前回「許されようとは思いません」を読んで良かったので、再度気になったタイトルのものを手に取ってみた。5編に共通する過去に起こしてしまったことを悔いたり考え直す様子は前回と変わらず良かった。 特にこれがいい!という話は無かったが、話の展開と緻密さがとても好みで、感心してしまったぐらいの話の作りと後味の悪さだった。人間の醜さと弱さを描くのが上手、、
0投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログ五つの短編中だった。どの話も、「あの時どうすべきだったのか?」という、答えのない自問自答が主人公の中に巡り続け、後味の悪さが残る感じ。 人間のちょっとした弱さと狡さが、後に取り返しのつかないことになっていく様が、なんともリアルだった。
1投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ読み終わった際にスッキリとせず、さらにそのことに対して悶々と考えさせられる短編集だった。 特に最後の話が、話し合ったとて分かり合える気がしない相手と関わってしまった時の逃げ場のなさを、自分が追い詰められているような気がしてすごい嫌な気分になった。
49投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログ2026年 3冊目 ミステリーを読んだ後の気分とは違い、初めての感覚の読後感。 特に2話目と5話目が好き。 長編も読んでみたい。
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あんまり好きじゃなかったかも。 やっぱり短編集だと物語に入り込めなくて。 どれも後味悪いお話だったけど、特に一番最後の不倫男の話が嫌だったな〜。 何気ない一挙手一投足が相手の罠に嵌められていく感じが恐怖だったし、もしも自分が同じような立場になったら絶対うまく立ち回ろうと、今後の教訓になった。 主人公の女性の旦那さんは、妻が不倫してると思い込んだ上で見逃そうとしてたわけだけど… これからどう弁解、説明してもまさか信じてもらえるわけないし 変に隠し通そうとした結果、本当に取り返しのつかないことになってしまって、、、。 不倫男は、年下の元カノが成功してる横で自分は清掃の仕事してて、そんな自分を見もせず息を止めて行き過ぎる元カノに恨みがあったんだろうか。どっちにしても身勝手な男。
0投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログテンポのよいミステリー短編集。小気味良い展開。救いのあるもの無いものざまあみろなものまで。 許されようとは思いません、よりこちらの方がよかった。
1投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログタイトルがとてもよい。なんとか責任転嫁しようとする人たちのはなし。気の毒なのもあり自業自得なのもあり。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ短編集だけど、「汚れた手をそこで拭かない」っていう本のタイトルが良い。各話とも「手を汚してしまった」登場人物がどうするのかがスリリングでグイグイ読めた。「手を汚した」と言ってもちょっとしたミスを隠そうとしたり、見たくない現実から目を背けるなど、「明日自分もやりそうなこと」なのが怖い。「ミモザ」が個人的にお気に入り。
7投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ楽しみにしてたステーキが思ったより固くてたくさん噛んでたら美味しくなくなって、やっと飲み込んだと思ったら歯に筋が挟まったときのテンションの下がりかた
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ読んでいるだけで焦りを覚える 周りから見てると泥沼にハマっていくだけなのにと思うけど、正せないことは自分自身往々にしてある
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログんー、思ってたよりミステリー要素は薄めだった。仕方がなく?気がついたらなぜか巻き込まれていた、みたいなお話しなんだけど、なんとなく…ご本人にも落ち度があるのでは…みたいに気になってしまい。 日常生活の些細なこと発端で、わざわざ棘を作っているような。うーん。
1投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ短編なので刺さるのと刺さらないのがあった。 忘却は良かった。 罪悪感や欺瞞、老後のリアルな不安など、派手さはないけどなんとも処理しきれない微妙な心の動きに圧倒された。 短編ゆえに展開が早すぎてイマイチ入り込めないのもあった。
4投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ息苦しい小説だと思った。 ミスや失敗を素直に認めて謝る、報告することはかなり勇気がいる。それがすぐにできる人もいるし、出来ない人もいる。私は後者で、怒られるのが怖い、とんでもないことになるのが怖い、恥ずかしい…など頭の中で考えすぎてつい保身に走りたくなる。走ったこともある。だから短編のうち特に「埋め合わせ」は読んでいて息が詰まりそうだった。彩瀬まるさんの解説でタイトルの意味を理解できた。
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログすごく面白かった。 短編集なのだが、それぞれの話に一瞬で引き込まれた。 主人公にかなり感情移入してしまって、ハラハラドキドキした。すごい。 短編タイトル:運が悪かっただけ、忘却、埋め合わせ、お蔵入り、ミモザ
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ短篇集で、どれも生活の中の悪いことを隠すけど隠せないバレてしまう不気味な感じ。 隠そうとするからあかんねん。って思いながら読んでたけどそういうわけにもいかへんのか。 最後の解説で汚れた手をそこで拭かないっていうタイトルを見てなるほどなって思った。汚れてしまった手を別のところで拭いて隠そうとする
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ人々の何気ない生活の中で芽生える、疑念や不安や焦燥を見事に表現されていて、どの話も『気づいたらこうなっていた』感じでした。 長期連休中で、何か読書でも、と手に取った一冊でした。短編集ということもあり、もっと軽い足取りで読み進められる気軽な一冊だと思っていました。 確かに足取りは軽い、というか、先が気になってどんどん早足になっていく感じでした。 1作目から涙腺が緩み、その後からは胸の真ん中で白地のなかの小さな黒い点がもやもやもやもやと薄く、でも確実に広がって濃くなっていく感覚です。 結果を見るのが怖い。でも、それぞれの環境や感情に引っ張られていきました。自分に起きたことじゃない、と言い聞かせないと不安に押しつぶされそうになります。 これは、ミステリーといえばそうですが、分類の難しいジャンルかと思います。 落ち込んでいる時とか、何かを抱えている時には読むべきではないとおもいます。 ご自身の精神状態が落ち着いておられる時にどうぞ。
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログちょっとした気持ちのブレから薄暗い場所へ足を踏み出して戻れなくなってしまう。 そんな5つの短編。 魔が差す瞬間って誰にでもあると思う。 保身とか罪悪感とか未練とか、そういうものがチラッと過ぎる瞬間って、それでも一瞬だから苦しさに耐えられる。 読んでる間、その一瞬がずっと続く感覚があった。 そちらに行ってはいけないよと思いながら読む手は止まらず、読んだ後は薄ら寒い。 「埋め合わせ」が個人的にはすきだった。 同僚の弱みに漬け込む五木田のクズさに魅力を感じてしまった。 はい、わたしもわりとクズ寄りの人間です。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ不完全な人間を描いた短編集。 どっしりくる長編を読みたい気分だったから、1話終わって短編集だと知った瞬間、あっ!おわった!…って思ったけど、どれも面白い話だったので満足。 短編集だとこれはイマイチだったな〜っていう好みじゃないやつありがちだけど、全部良きでした。 「普通の人でもドン底に落ちることがある」って感想抱いてる人もいるけど、私は「悪いことしたら早いうちに誠実な対応をしないと痛い目みる」って教訓だと感じた。怒られたくない、非難されたくない、って思って隠蔽したくなる気持ちもわからなくもないけど気をつけないとなぁ… ☆4.5 2025.2.5 読了
1投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ少しの失敗やミスから生まれてしまった自分の罪をなんとかしようと奮闘するが、どんどん悪い展開になっていく話が集まっている短編集。 悪いことをしたら素直に誠実に対処するのが結局1番いい形で終われるのかなと思う。読後感はあまりよろしくない(笑) どの話の人物も、"汚れた手"の拭き方を間違えたりしくじったりしていると感じて、タイトルもなかなかの意味を持つものだと思った。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ好きな本系YouTuberが紹介していて知った本。 読みやすかったけど、読んでいる最中ずっと灰色の湿った空気感というか、微妙な気分になりながら読んだ。 イヤミスという分野はあまり読んで来てないから自信はないが、これはある種のイヤミスと言っていいのかなと思う。 ただ教訓にはなった。 あと、この湿り気のあるイヤ〜な感じ、読み終えたあと、悩みも嫌なこともある普通の現実の日常がキラキラしてみえるという謎の読後感は得られた。笑 「悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ」は本当にそうだよねと深く頷ける。
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ解説に書かれている通り。苦しい。かわいそう。不条理。偶発的に悪い方へ押し流されてしまう。そんな短編が並ぶ。悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らない。それをべっとりと感じさせる読後感。なかなかのミステリー。怖い。
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少しのことがきっかけでそれぞれの主人公は悪夢を見ることになる。 解説にもあったように、人間のリアルな感情が描かれていて苦しく感じる部分もあった。 自分が罪を犯してしまった、と気づいた時、素直に罪を認められれば良いのかもしれないが、誰しもそうではないだろう。 読んでいて1番心苦しく感じたのは、2話目のプールの水を流してしまい、多額の水道代を賠償請求されることを恐れて、発生した水道代はプール以外が原因だと思わせようと策謀する…。何が現実か、気づいて受け入れた上で事実から逃れようとする。描かれている主人公の感情が非常にリアルで途中辛くなった。 正に、汚れた手をそこで拭かない、というタイトル通りであった。 人間誰しも、罪を認めるということは恐ろしいことである。どの話にも人間の真理を見せつけられた。 自分にも起こり得るかも知れない、割と身近な内容に常々恐怖を感じた。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
モヤモヤが残る終わり方。 なんでこんな選択をするのか理解に苦しむ話ばかり。結末は好みではないけど、難しい言葉もなく先が気になったから読み切れた。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・ただ、運が悪かっただけ トリックがないのにミステリーとなることもあるんだなと感じた、工務店に勤めていた男と今際の妻のお話。自分では思いつかない人の気づきに救われることもあるのだろうし、自分も他の人にとってそんな存在でありたいと思った。 ・埋め合わせ 世にも奇妙な話にもありそうな不気味な他人のお話。主人公の焦りがひしひしと伝わってくる文章 ・忘却 痴呆症がある妻とその夫のと近所の孤独死のお話。明確な悪意と善意の間にある曖昧な悪善意を感じる。 ・お蔵入り 1番主人公が自分の感覚から遠いなと感じたお話。 肉まんはそら嫌であろう。 ・ミモザ 感謝もあるが、黄色のミモザは秘密の恋とのこと。小説として読んではいるが、焦り方や気持ちの動き方がリアルで引き込まれる
1投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログあっという間に読めました。短編です。短編は苦手でしたが、本作品はすらすら読めます。没入感がありました。驚きや意外性がありました。
0投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログなんと魅力的な本題✨5つの短編集。ちょっとした不運、保身や過ち等でついた汚れ。ラストに待っていた汚れてしまったものが心の傷になってしまうのがなんとも怖い✨とても読み易いミステリーでした
2投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ芦沢央さんの作品、audibleでは聴いたことありましたが、文字で読むのは初になります! 短編集ですが、面白かったです。 『汚れた手をそこで拭かない』というタイトルが秀逸です。 全ての物語に「あゝ、そこで拭いちゃったか」とダメな方へと思考が回ってしまって結果、最悪になる。 人間だから誤魔化したいし、怒られるのとか責任取るのとか嫌だけど、多分正直に言っちゃうのが1番いい結果になりそう。 人怖、イヤミスでした!
30投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ何気ない日常の中で起きた、取るに足らない人の失敗と後悔。そして挽回を図ろうと右往左往する人の不安定な感情の波。毎回、うまいなぁと思わせられる著者ならではのイヤモヤミステリー。 まぁ、自分が考えてる事は他人も似たような事を考えてると思えば、小手先な事はボロが出るよねw
0投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログちょっとタイミングがずれていたら、こんなことにはならなかったのに── 自分の些細な行動のせいでピンチに陥る主人公たち。 読み終わった後にじっとり残る、なんとも言えないいやーなモヤモヤを味わいました。 「お蔵入り」、「ミモザ」の2話が好きでした。
1投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ読了日 25.12.10 5つの短編集。 そのどれもが日常に、隣人が自分が遭遇してしまうかもしれない些細な日常から始まってる内容だった。 少しモヤモヤが残る様な後味の悪いと言うか。。。 非日常の殺人の類よりもこれこそが 日常でも起こりうる【イヤミス】そのものでは ないだろうか、と思う。
0投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星4.7 むかし、フジテレビでやっていたホラーオムニバスドラマ「トリハダ」 これが大好きで、毎回録画して観ていて、そこから派生した「ドクロゲキ」というオムニバスドラマがあって、それを思い出した。 個人的に、読後感がその感じ。 派手な事件や事故やトリックは無いし、凶悪な悪者が登場するわけではない。 ただ、悪意は存在するし、人は死ぬ。 その悪意もそうだし、そこに追い詰められる心理も、ごく身近に起こりうる範囲の話だということが素晴らしくイヤな気持ちにさせてくれる。 かつて「M-1グランプリ」で、かまいたちのお二人が披露した傑作漫才「ポイントカード」 この審査で松本人志さんが言っていた「寄り添った漫才」という評。 まさに、その、ミステリー版といったところ。 なんて、寄り添ったミステリーなのかと。 読者のすぐそば。そう、手をちょっと伸ばせば届く、ちょっと醤油取るくらいな近さにある不快からズルズルと逃げ出せないところへ引き摺り込まれていく感覚がたまらなくイヤでよかった。 汚れた手をそんなとこで拭くからー、ほうら、とれなくなっちゃうよー、って。 いいタイトル。最高でした。 全5編からなる短編集 「ただ、運が悪かっただけ」 オープニングとして、とてもよい物語。 病床に伏す妻に、夫がずっと心に抱えていた後悔を語る。 妻が辿り着き、夫に話した事件の真相が、果たして本当に真相なのかは誰にもわからない。 本当かはわからないが、理にかなっているその真相には確実にゾッとする中西の娘の思惑があり、それがとてもイヤな感じで、面白い。 夫には非がないということを伝えて、夫が背負う重荷を少し軽くして死んでいけたら、という妻の思いには愛がある。 愛があるのだが、その話を最後に妻と別れなくてはならない夫の気持ちを考えると、それもまたイヤな話と思えた。 いいオープニングです。 「埋め合わせ」 これぞまさに、汚れた手をそうやって拭いたばっかりに、という話。 タイトル、決まってる。 ミスを穏便に。波風立たせず、大事にせず。 誰にもバレず。何事もなく。 そんなこと、誰でも思ったことがあるのでは。 これぞ、寄り添ってる。寄り添うねぇ。 いちばん好きな話かもしれない。 ミスを最小限に、できるだけ丸く収めることは出来たはず。 ただ、これってタイミングだよな、と。 主人公がミスを隠蔽しようと画策するのだが、同僚の五木田による策略で、キャリアに大きな傷を負う大損害に発展してしまう、というラスト。 このラストにゾッとして、かつ、めちゃくちゃイヤな気持ちにさせられて最高なのだが 私がめちゃくちゃ面白いと思うのは、主人公がミスをしたキッカケから、早めに上司に打ち明ける選択を出来なかった、そのタイミングの問題、そこの描写が素晴らしい。 まず、旧友との電話によって、排水バルブを閉め忘れるというミスを犯したキッカケ。 本当にタイミングが悪い。同情する。 「なんで俺が」「なんでこのタイミングで」 って思ってしまうよなー、と。 さらに、上司である教頭に打ち明けようか、と思ったタイミングで、別の教員が教頭に話しかけたもんだから、その機会を逸する。 少しでも心に迷いが生じたものだから、ここで前に出られない、後ろめたさ、恐怖があって、ここでグッといけない、あの感覚。 気づいたら自席に戻ってしまっているっていう、あのビビってるとき、葛藤があるときの、視界が自分のものでなくなるような感じまで、自分の中で再現されて、うひゃーってなった。 もう、これはしんどかった。 だから、最高。 「忘却」 自分のせいで隣人を死なせてしまったのかもしれない、という疑念に悩まされる物語。 これは、タイトルと結末が秀逸。 間違ってうちに届いていた電気代の督促を隣人に渡すのを忘れていた主人公。 当たり前のように日々、電気をつかい、エアコンをつかっていたからこそ、盗電という悪事をはたらいていることを忘れていた隣人。 大事なことを忘れている、そんな気がしているが、まだらボケの症状が出ているゆえに、忘れたり思い出したり、思い出してもハッキリとそれが何かは思い出せず、また忘れる主人公の妻。 ラスト、生きていく上では、忘れることも仕方がないことだ、と自身を納得させる主人公と、ラスト1行で「何か忘れてることがなかったかしら」という妻の一言で終わる結末。 妻は、きっとこの先もこの言葉を主人公に投げかけつづけるだろう。 そして、その度に隣人のことを思い出すことになる、決して完全に忘却へ、とはならない事件になる、という結末とタイトルが素晴らしい読後感。 「お蔵入り」 なんとしてでもこの映画をお蔵入りさせるわけにはいかない。 主人公の、その執着がすべて裏目裏目へと、面白いように悪い方へと転がっていく。 面白い、とは傍目からだから言えるが、この主人公の思考と、その裏目裏目という展開には共感せざるをえなかった。 執着しているものごとに問題が生じた時、ジタバタすればするほど、冷静さを欠いて悪手悪手へと突き進んでしまう。 そして、他人が自分の思惑通りには動いてくれないということを痛感させられる。痛い目をみることになる。 悪手が悪手だったと気づいたとき、その、もうダメだと力が抜けていく感覚が、めちゃくちゃキレイに決まってるんだよなぁ。 ラスト、主人公の握りしめた拳が、力無く緩む描写 「数秒して、拳が花開くようにほどけていった」 ここが、よい。 共感マックスで読んでいた私も、力が抜けた。 「ミモザ」 かつて、自分より立場が上で、無知だった自分の上に常に立っていた不倫相手。 数年の時を経て、自分がマウントをとれる立場になったことで、軽い気持ちで逆襲をしようとしたが、返り討ちにあう話。 返り討ちにあう、と書いたが、ひたすらに気持ちが悪い男だった。 すべて男の狙い通りで、誘い水に乗ってしまった主人公が、もう戻れない領域まで嵌められてしまったような話ではあるが。 気持ち悪いっす、この男。 とにかく相手が悪かった、という印象。 ただ、本当に怖いのは、主人公の旦那は、この元不倫相手が誰なのかわかっていないながら、家に知らない男がいる、ということをわかっていて。 妻が隠し事をしているというのもわかっていて。 それを知ってて何も追求してこない、むしろどうでもいいと思っているのか? と、そこはハッキリしないのだが、そう思わせる描写を残して終わるところ。 これが気味悪い。 主人公は、この先もこの元不倫相手に粘着されるし、旦那は何考えてるのかわからないし。 この物語以降の行く末を思うと、とてもイヤな気持ちです。 これをラストに置く構成も素晴らしい。 イヤな気持ち、しばらく引きずるじゃんか。 と、いうわけで。 かなり面白かった。一気読みでしょう。 短編集は、そんなに読んでいないけれど、全体のテーマ性と、順番、配置、ここも面白さのポイントになるな、とつくづく感じました。 あと、私の中で、映画もそうなのですが、尺と重さのバランスが重要視されていて。 短いのに重たい、は、やっぱりすごいことだと思うわけです。 そう考えると、この作品はすごい。 一編一編が、とにかく重たい。 ズーンと心に残してくれる重たさ。 なのに、とにかく短い。 これはすごいこと。 コスパの高さ、というべきか。 しんどい。キツい。イヤな気持ち。 そして寄り添ってる。近くにある。 もう、近づいてきてるかもしれない悪意。 そこにいるかもしれない落とし穴。 最高のミステリーだと思いました。
4投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログじわじわと首を絞められてる感覚になる。 現実味のない激ヤバホラーより、こういう身近な場面で起こり得そうな話の方が断然怖い。
0投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ6つの短編集。 どれもなーんか嫌な気分になったり、どうしようもなくやるせない気分にさせられる。 忘却とお蔵入りが好きです。 最後のミモザには主人公に共感できず、終始心がザワザワした。
0投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編5集 【ただ、運が悪かっただけ】 余命宣告されている妻と夫の物語。夫が後悔している過去の出来事。貸した脚立で死んだ人。それはあなたのせいではないよ、死にゆく娘から試されたんだからと理由づける妻。 ★★★ 【埋め合わせ】 プールの水を大量に流してしまった先生が自分のミスを隠蔽する為に疾走する物語。 嘘をついて騙そうとしてる先生に、さらにそのミスを利用しようとしている同僚だった。 同僚は不気味で恐怖だった。ラストのどんでん返しは見事だった。★★★★ 【忘却】 隣人が熱中症で亡くなった。数日前に間違ってポストに入ってた隣人の電気利用停止警告の手紙。 亡くなった理由が手紙の渡し忘れかと思ったら、隣人が盗電していて当宅のブレーカーが落ちたことでエアコンのスイッチが切れ亡くなった。 忘れっぽくなってる妻と、手紙の渡し忘れ、そのこと自体忘れていくだろうという話。 ★★★★ 【お蔵入り】 映画監督の大崎。その映画に出演している俳優が薬物疑惑。 映画のお蔵入りだけは避けたい大崎は、話し合いの途中で殺してしまう。 それでもお蔵入りだけは避けたい大崎は墓穴を掘ってしまう。 ★★★ 【ミモザ】 人気料理家が元不倫相手と再会してお金を貸す。 エスカレートしてしまう。 夫と暮らす家にまで押しかけてきた元不倫相手を必死に隠すが… 夫の「何考えててもいいけど、ちゃんとしてよ」という一言は不倫相手が家にいることに気付いていて平然としている夫は、脅迫してくる元不倫相手より更に恐怖 ★★★ 嘘はバレますね。嘘はダメですね。 人を騙そうとしても必ず自分に返ってきます。 そんな5章でした。
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログたしかにハラハラする場面はある。でも入り方が自業自得なところとか心配しすぎじゃんって心のツッコミ入れてしまって私は没入できなかった。
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どれもリアルにありそうな些細な嘘や誤魔化しから展開する胸糞悪い短編集。※褒め言葉です 私は「お蔵入り」が特に好き。殺人者をこんなに自分と近く感じたのは初めてかもしれない。 本書が好きな人は、米澤穂信さんの『満願』も絶対ハマります。
4投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ結末がどうなるのか、早く続きが読みたい!と思える短編集。どれも設定が面白かった。身近でありそうな、でも自分は巻き込まれたくない、逃げたくなるような話ばかりだった。まさに汚れた手をどこで拭けばいいの?と困惑してしまう。面白かったので、この著者の他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ日常のどこかにありそうな手を汚してしまう瞬間。その時に生まれる、焦りや戸惑いや恐れ、といって様々な感情を鋭く切り出すことで、読んでいる者の感情を揺さぶっていく。どの作品も短いながらも完成度が高く、筆者の力量を感じざるを得ない。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログかなり話題だったので、読んだら短編集でした(あまり好きじゃない) また、色んな人がイヤミスだと書かれていて、オヤスミの仲間かなと思っていたら『嫌なミステリー』の略。 なるほど。 内容はかなり濃いものばかりでしたし、話の続きがどうなったか気になるイヤミスでした(すぐアウトプットするスタイル) 他の作品も読んでみたい。オヤスミ。
23投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログすべての物語において、途中読み飛ばしてしまいたくなるような、罪悪感?焦り?そういった『嫌だ〜!』な気持ちを感じてしまいました。 芦沢先生は、どうしようもない人間の習性を描くのが、本当に上手だと思います。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ良質なミステリー短編集でした。 どの作品もラストにぞっとさせられますが、「忘却」「ミモザ」の2作品、文字だけで映像が出てくる感じです。このまま2時間枠ドラマ化できそうなくらい、上手すぎる出来でした。 「ミモザ」は、もしかすると「えっ、これで終わり?」と思われる読者もいらっしゃるでしょうが、その後を想像するとゾッとします。 心理的にがつんとくるミステリーばかりで、ホラーのような恐怖感ではなく、まさに日常、誰にでも起こりうるであろう怖さです。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
汚れた手をどこで拭けばよかったんだろう。 彩瀬まるさんの解説にうんうんと… 醜く汚れたのはいつなのか ミスを表沙汰にしないようにと足掻くけれど、あれよあれよと最悪な状況に。 あの時、あの瞬間に『ごめんなさい』と出来ていたら… 絶望感凄くて、しんどい でも面白い! 最悪で最高♡ (つい先日ユニバ行ってきました笑)
28投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元々芹沢さんの作品は好きだったのですが、今回のは終わり方が絶妙に嫌ぁな感じで、相変わらず凄く好みのお話しでした!言い方が合ってるかは分からないですが、清々しいほどの絶望感を味わえて良いですね!しかも、想像がつく、実際身近に起こってもおかしくないレベルの話しだから、余計に良かったのかなと思いました。 「お蔵入り」では、あの時もそう言ってましたよね、の所ででそうくるかぁ!!ってなって盛り上がり、「ミモザ」の最後の旦那さんが見て見ぬふりしてたって分かった時はゾクッとして、好きでしたねー。あれ、靴は?って思ってたからなおさら。解説でも書いてましたが、悪いことをしたから悪いことが起きるとは限らないんだよ、で地獄に叩き落とされる感じ、もう元には戻れない絶望感が凄く良かった(*^_^*) で、その解説もとっても的確で、言いたいこと全部言ってくれてるなぁと思えて、この方の本が読みたくなりました! 久しぶりに楽しめました。ありがとうございました!(´▽`)
3投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログどれも短編で読みやすく、わかりやすく、人間が一度は陥ったことのあるだろう感情を抉ってくる感じ。面白かった。
1投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ人は生まれながらに醜いのか、それとも生きていく中で醜くなっていくのか。あらゆる人間の汚さを拭うためにはどこでどうすれば良かったのか。 負のスパイラルから抜け出す瞬間はいくらでもあったのに、あったはずなのにどうしてそこで違う選択をしてしまうのか。日常の中にある人間の汚さを知っていたとしても、どうしてもそこで汚れた手を拭きたくなってしまうのだ。それこそがにんげんの醜さたる所以なのかもしれない。
10投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ【寝る前に読んだらいかんやつ】 なにこれ、めちゃくちゃ胸くそ悪い。 これは寝る前に読んだらいかんやつ。 人のいやらしさとか、見たくない部分をあえて突きつけてくるような話ばかりで、読んでてしんどかった。 いま、ちょうどこれと真逆のような短編集、 月とコーヒー を並行して読んでるから、余計に毒が沁みた感じ。 こっちを1話読んでから寝よう… うぅ…。 読むタイミングって大事だなと思った。
2投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ短編集。どれも最悪の読了感で最高でした(?) 本当に嫌な気持ちになりハラハラするのに、どんどん読みたくなる。続き読むのが怖くて息苦しいのになぜかリラックスタイムに読んでしまって辛い体験ができた。 確かにイヤミスを求めていたけど、こっちじゃない。この方向性ではない(涙)と読み続けた。
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログイヤミス 読後の後味が悪い けど、他の話もまた読みたい そんな短編5話 読み終わってから 無性に内容を人に語りたくなった
11投稿日: 2025.10.18
