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スキマワラシ
スキマワラシ
恩田陸/集英社
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総合評価

64件)
3.4
8
15
31
6
0
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    2026.02.13 ★3.3 古道具店の兄弟と飼い犬、芸術家の女性を巡る家族のファンタジー。 兄の古道具店を手伝う弟、散多(さんた)は特にこれまでの人生で役に立ったことのない不思議な力を持っていた。 恩田陸得意のファンタジー、と期待値が高かったからか、ふんわりとゆるい雰囲気の、何が言いたいのかよく分からないまま終わってしまった。 何のために白いワンピースの女の子は現れ、散多は何故両親に会えたのか、その理由付けがもう少し固くあって欲しかったかと。 ↓↓↓内容↓↓↓ 白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?――太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。そこに映し出されたのは幼い頃に亡くした両親の姿だった。タイルと両親にまつわる謎と、廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差するとき、時を越えた物語の扉が開く……。再開発予定の地方都市を舞台に、兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    散多は、兄の営む古道具屋を手伝っている。 時々、古いものの持つ記憶が一瞬見えてしまうこともあるが、兄との古道具屋暮らしに問題はない。 最近一部都市伝説マニアを騒がせている、廃ビルや解体工事現場に現れるという少女に散多も遭遇し、仮にスキマワラシと名付け、その動向を気にしたりもする。 スキマワラシは、座敷童とは違い、時間や空間の隙間に現れるのではないかと思われ、その出現パターンを分析したりもするのだが…。 散多が最近強く反応するのが、古いホテルを解体した時の廃材だったタイルを使った二次作品。 いろいろなイメージを強制的に受け取らされ、そして自分の両親の若いころの姿をそこに見つける。 タイルと両親の関係は? 大きく2つの謎があるのだが、この兄弟、決して焦ったり根を詰めたりしない。 堅実に日常を送りながら、余った時間で考えたり行動したりするので、話のテンポとしては決して良いとは言えないのだけれど、なぜだか「ふんふん」と打ち明け話を聞くように読まされてしまう。 青果店勤務の傍らアーティスト活動をしている醍醐覇南子(だいごはなこ)と知り合ったことから、古道具を使ったアート作品制作の話が持ち上がる。 醍醐覇南子と犬のジロー(またはナット)、スキマワラシ、タイルの謎が呼び合うかのようにひとつの場所に彼らを招く。 面白かった、と、最初に言っておこう。 私はこの作品好き、と。 でも、嫌いな人も多いだろうということはわかる。 まず、謎の解明が中途半端というか、それは解明じゃないよ! スキマワラシはなぜあの人を探して、なぜそれを渡したの? 散多の能力はなぜもたらされたの? そしてその名前は結局どこから出てきたのが最初なの?(無限ループじゃん) で、タイルは何を訴えたかったの? 作品の出来不出来で言うと、不出来と言わざるを得ない。 でも、それでも面白く読めたのだから、私との相性はよかったのだろう。 作者からポーンと放り出された先にあったのは、青空の下の風通しのいい原っぱだったという読後感。 伝わりにくいたとえですが。

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    ちょっとテンポが悪く感じました。 終盤はキリのよい回数で連載終了を強いられている連載漫画のような急展開。 恩田陸さんの作品では珍しく自分の好みに合いませんでした。

    0
    投稿日: 2025.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の語り始めと視点がちょっと過去なのが新鮮。 どことなくふんわりした印象があるのは何でだろう 駆け抜けていく、話の展開が好きです!

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    恩田陸作品に共通する不穏な感覚、久しぶりに読んで、やっぱり不穏で不気味だった。 スキマワラシたちは何のメタファーだったんだろう? 太郎と散多とハナコの話。

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    白いワンピースと麦わら帽子、水色の胴乱、モノクロの花。不気味なんだけど気になる都市伝説。 主人公の独白でストーリーが進む。突然読み手側に呼びかけられたり、いつもの恩田陸作品とは違う?と戸惑いを感じるけど、読み進めるとそれにも慣れて、引き込まれる。 目が合う・引出し、押入れから出てくる・こちらに向かってくる…得体のしれない不気味な存在との邂逅を書かせたら敵なしの恩田節が炸裂。 どの季節に読んでも引き込まれるストーリーではあるけど、作中出てくるキーアイテムが夏を連想するものが多いので、残暑厳しいこの時期に読むのが良。

    2
    投稿日: 2025.09.09
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    図書室。夏と恩田陸を感じたくて。 蜜蜂と遠雷、springの時も感じたけれど、恩田陸作品に冗長なものが増えたような気がする。私が入り込めていないだけかもしれないが。 ただ、夏は感じられた。

    3
    投稿日: 2025.09.03
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    表紙がイラストかわいいと思って購入。 夏を感じたくて読んだ一冊。 なかなかに長編だったけどスイスイ読めて面白かった。ちょいホラーな感じもあったけど、最後はほっこりする作品。

    0
    投稿日: 2025.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に恩田陸作品を読んだら、元々抱いていた著者の作品イメージよりも清々しい作品で、表紙のイラストイメージがとてもしっくり。 少し怖い雰囲気や悲しいエピソードも含まれるが、主人公兄弟含め登場人物がおだやかで安定感があり、割とゆっくりした気分で楽しめた。 全体的に、理不尽な裏切りや悲劇的な結末はないだろうな、となんとなく安心できる雰囲気が漂っている。 (恩田陸さんの本の中には、不穏な読了感になる作品もあるので、警戒しすぎていた分そんな感想になったのかも。) 登場人物の心情や人や物の捉え方がすごくしっくり描かれていて、現実的でないストーリーでも、ストンとくる。

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    読みやすくて、どんどん伏線が回収されていくから一気に読んでしまった。 全体的に不穏で、不気味な空気が静かに流れていて、でもそれがやりすぎじゃなくてちょうど心地いい。 あの土地の記憶とか、人の営みのなかに何かが棲んでるような雰囲気や、土着的でミステリアスな世界観だけれど、どこか懐かしさも感じる説明のつかない気味悪さがじわじわ残る感じが私は好きでした。 夏に読むのがぴったりで、夏イチで買ってよかったと思える一冊だった。面白かったです!

    2
    投稿日: 2025.07.28
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    お…面白かった〜〜! 伏線を回収しきらないのが大得意な恩田陸、これはとても良い方向に作用していたと思います。 解体現場に現れる不思議な少女、 触ると過去が見える能力をもつサンタ、 引戸集めが趣味のタロウ。 そしてむせかえるような夏の空気。 現実と不思議な世界の狭間のような作品、 わたしはこの手の合間を曖昧に描かれた話が大好物なのだと気づきました…本当にありがとう、恩田陸。 絶対夏に読むべき。 ナツイチに選んでくれてありがとう、集英社。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    夏が来たら読もうと積んでいた作品 恩田さんのファンタジーはいろいろ読みましたが、こちらは爽やかで素敵でした

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    ちょっと怖くて、でも読むのをやめられない物語にひきつけられる感じが、恩田陸さんの魅力で、この話もずっとどうなるんだろう、とハラハラドキドキでした。 結局、スキマワラシって何なんだよ〜!って思うけど、この不思議な生き物に会ってみたいような、怖いような感覚になりました。 夢中になる

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    散多と名付けた理由や謎のノースリーブのワンピースを着た少女。座敷童子ならぬスキマワラシの正体。最後に一気に謎が解けるがそこまで辿り着くゆったりとした時間。骨董品を扱う仕事で時間に追われる事ないので余計にうらやましく思う。

    1
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    白いワンピースのおさげの女の子。胴乱をさげて、虫取り網を持ち、瓦礫のなかに何かを探している。急速に発達した時代のなかで、それまであったものがなくなっていく淋しさの権化のように感じられた。 ドアの向こうへ走り去る女の子達をみたとき、 彼女たちの役目は終わった。 目の前を、明るい夏が駆け抜けていった。 そんな気がした。 僕らの国の、夏の季節が過ぎ去っていった。 そうも思った。 (引用) これがこの本の全てだと思った。 夏というのは、熱く栄えた日本の近代を指す。 女の子の姿は、その象徴。 日本が変わり、彼女たちは去っていく。 読み終わっても謎が多く残ったので後味が良いとは言えないが、今の日本とひと昔前の日本を比べたときの淋しさを言語化してくれていて引き込まれた。 昭和の時代のことはわからないが、自分が小さかったころのきらきらした眩しさを思い返しながら読めた。

    2
    投稿日: 2025.03.07
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    両親の死からの不思議体験、古いタイルの秘密、麦わらの女の子…兄が名ずけたスキマワラシとは?恩田陸さんの不思議な世界観に入り込めました。

    3
    投稿日: 2025.02.08
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    不思議な感覚が続く話 主人公の兄弟が姉妹なんじゃないかと思う雰囲気で、そこもまた不思議な感じがする でも、終盤出てくるハナコとの関係は男女でないといい感じにならないと思う

    0
    投稿日: 2025.01.12
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    古道具店を営む兄弟が古いものを通して出会う不思議。ちょっとファンタジックでミステリアス。でも現実とちゃんと地続きな感じが恩田陸さんの世界だなと思う。古いタイルとかドアとか夏とか少女とか好きな要素も万歳だった。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    去年の夏に購入した本。 読み始めは(今年の)夏だった気がするのに、気付けばこんな時期に……。 でも、物語の時間軸と同じような季節で読み進められたので、それは良かったのかな?(どうかな?) スキマワラシ、出会ってみたいような、みたくないような? でも、怖くない存在なら出会ってみたい、かな?

    0
    投稿日: 2024.11.20
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    恩田陸の文体技術に感心  語りは「僕」の性格がよく伝はってくる魅力ぶかいものだ。兄のキャラクタ性も面白い。  伊達に何年もファンタジー作家として生きたわけではない恩田陸。都市伝説をあつかった「裏世界ピクニック」とつい比べてしまふ。  発表が新聞小説なので、進展もすこしづつ遅々として進む。  カギカッコなしで進む会話技法には、学ぶべき点がある。  起承転結の結の部分に賛否がある。私は、まあこれでいいと思ふ。血縁をミステリのコアにしてゐて、その紋切型は気になった。

    0
    投稿日: 2024.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一夏の不思議な物語としては良いのかもしれないけど、個人的にはよくわからないまま終わってしまって残念だった。

    2
    投稿日: 2024.09.24
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    古道具屋を営む兄弟の弟目線の話。 語り口調なんだけど、途中から書き方が変わってきてそこに何か意味があるのかな?私にはイマイチわからなかった。 面白かったけど、なんかスッキリ!という感じの終わり方ではなかった。

    1
    投稿日: 2024.07.07
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    何と言うか、恩田陸とはこういう作家なのである。 不思議なもの、というと凡庸な作家がホラー的な解釈をしたり、強引にSF的に持っていったりとするが、恩田陸は自然そのままの不思議をそのままにしたがる。 亡き両親と兄弟たち、そして彼らが体験する不思議な体験はノスタルジックでどこか切なく、優しい感じがする。

    1
    投稿日: 2024.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだか不思議な話だった。途中まであんまり話が進まなくて、う〜ん?って感じではあったけど雰囲気は好きだったな。結構余韻と謎が残る終わりだったと思う。日本の熱さの象徴という推測した白いワンピースの女の子が扉の向こうにかけていくのはなんだか少し寂しかったな〜。

    1
    投稿日: 2024.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    単行本が出た時から、早く文庫になれなれと思いつつ、いざ文庫になったら分厚くてなんとなく読んでいなかった作品。 「アレ」って何だったんだろうとか、スキマワラシは何のために、とか疑問は解消されなくて気になった。長すぎ、っていう人もいるけど、一つ一つの章が長くて核心に少しずつしか近づかないのは、語り手である散多の回りくどい話し方と合っていて私はとっても好きだった。

    8
    投稿日: 2024.05.11
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    読んでいるとその情景がありありと浮かんでくる。さすが恩田陸さん。 次々と重なっていく謎が、最終章でに一気に解かれた。 ジローの癖はよくわからないままだったが…。 私の頭の中で、白いワンピースにおさげの少女が元気よく走り回っている。

    1
    投稿日: 2024.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙も真夏って感じだけど読んでいてそんなに夏って感じはしなかった。だから「夏に読もう」じゃなくて一年通して楽しめるはず。どんどん真実に近づいていくワクワクがとっても好き! 個人的にとってもお気に入りなポイントがあって、6章の『時間が経ってみると意外に大した問題ではなかったと判明することも多い。さすがに八年人生経験が長いだけあって、兄のすることはけっこう正しい。』というところ。(文庫本だと187頁かも) 私も年の離れた姉兄がいるから今まで私がなんとなく思ってたことが言語化されて嬉しかったしやっぱり合ってたんだなとちょっと思って嬉しかった。

    0
    投稿日: 2024.04.20
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    恩田さんの文章ってどうしてこんなにスルスルと入ってくるのだろう。 本の分厚さの割に、体感時間があっという間。 この本も500ページ越えという大作だけれど、まるで本の中にすべりこんでいくように、抵抗なく読み終えた。 ちょっと変わった体質を持つ主人公が、その体質のせいで見える風景の謎に迫るお話。 『スキマワラシ』というタイトルから想像できるように、少し怪談めいた要素があり、それが「恩田陸」らしい世界観を醸し出している。 訳のわからなさが不穏に感じてドキドキする。でも、不思議と読後感は爽快、爽やかな気持ちになる。 これぞ恩田陸、というお話。

    11
    投稿日: 2024.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸作品特有の少しホラー要素のあるファンタジーな世界観が良かった! 散多の「アレ」の能力やスキマワラシの正体、なぜハナちゃんを探していたのか、ジローとナットの謎などなど・・・読み終えても気になることだらけ(笑) 気になりすぎて考察してる人のブログなどを探していたときに、ある方が散多の能力は常野物語シリーズに関係しているのかも!という内容を書いていて、おっ!っとなりました。 実際はどうかはわかりませんが、考察するところも恩田陸作品の楽しみという事で・・・。

    2
    投稿日: 2024.03.19
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    恩田さんらしい作品。 ひっぱってひっぱって…えっ、そうなの? それだけ?という展開。 面白いけど…ちょっと物足りない。

    1
    投稿日: 2024.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく惹かれるタイトルで、ちょっと怪しげだけど怖過ぎなくて、好きな世界観でとても楽しく読めました。 でも、結局謎が謎のままでちょっと消化不良のままなのが残念。多少謎が残るのは良いけど、伏線っぽいものが複数残ったまま、不思議なままはモヤモヤ。ちゃんと読み込めてないのかなぁ?

    1
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸大ファンでフィクションは全て読んでるけど…今回はあんまりヒットしなかったかな。 結局スキマワラシの正体とは? 兄弟の能力のワケは? 恩田陸によくある思わせぶりな言い回しがあまりに多くて…肩透かし感はあったかも。 何かが……はじ…ま……る?!?と思わせといて尻すぼみだったかなぁと……。 完全ファンタジーってわけでもないし。 散多の語り口がそんなに好みじゃないのも大きかったかもしれない…。

    1
    投稿日: 2024.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メルヘンというよりホラー味を感じてしまって 好みじゃ無かった。 スキマワラシと冒険を繰り広げるのかと思ってたけど、スキマワラシって命名したけど本当にいるの?何?っていうのが最後までで好みじゃなかった。娘は好きそうだから取っておくべきか悩む。

    0
    投稿日: 2023.12.15
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    めちゃくちゃ面白かった! やっぱり恩田陸さん大好き。 高輪の消防署中の入ってみたことあるけど小説に出てくる雰囲気と全く同じだった。

    3
    投稿日: 2023.12.11
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    不思議だけど爽やかな読了感 . 兄、太郎の古道具屋を手伝う弟の散多(さんた)には物に触れるとその物に宿る記憶が見える力があった 特にあるホテルに使われていたタイルに触れると強烈なイメージを受け、それは散多のダメージにもなるが強烈に惹かれていたため兄弟は古道具の買取と一緒にタイルも探すようになっていた あるタイルに触れた時、亡くなった両親がイメージとして出てきたからだった 買取の現場は古い家、解体する建物が多く解体する前に不思議な出来事がよく起きていた 白いワンピースの女の子が現れる、と . 不思議な要素が多いのにキレイにすとんとまとまっていく気持ちよさ 解体現場に白いワンピースの女の子なんてホラーになりそうなのに、書き方が絶妙でゾワッとした感覚があるのに怖くない、爽やか。

    1
    投稿日: 2023.11.28
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    ふんわりつかみどころのないあるような 無いような不思議な気持ちになるお話でした。 私もアンティークなものや、趣あるお家など 興味があり、素敵なものに出会うとわくわくしますが、散多くんのように、触れると その物がもつ記憶を感じてしまうのは、 ちょっと興味がありますが、怖いよなぁと 思いました。 ハナコさんとも引き寄せられるように出会いや スキマワラシ… なんとなくつかみどころのない感じが ちょっぴり怖い感じがしましたが… 登場人物も、不思議な魅力のある人ばかり。 お話も不思議な感じでふんわりふんわり 終わった感じでした。

    14
    投稿日: 2023.11.17
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    何気ない描写しかないのに、目の前に光景が浮かんでくるのは流石だなあ。 でも物語は思いもよらないラストで、線香花火のように最初の期待値が大きく、最後は静かに終わった感じ。 そもそも、日本の建物ってそんなに取り壊されているのか。 確かに駅などは昔の風情がなくなってしまったけど、ビルなんかは老朽化しつつもまだ現役のものがたくさんあるイメージだけどなあ。

    0
    投稿日: 2023.11.08
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    途中までのワクワク感がフェードアウトしていってしまった感がある。説明できてしまうと面白くないという概念ではあるものの、解決策のない放置感が少し残念でした。

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    ここからクライマックスかと思い、残りページを確認したら後が少なく、これで完結するのかと要らぬ心配。もしかしたら続編を想定した結末かなとも思う。そんな庸人の夢想をよそにテンポよく一気のエンディング。 胴乱の中身が暗示するもの。時代を追うごとに加速度的に早まる時間の流れの中で知らず知らずのうちに失ってゆくものを今に伝え、輪廻転生を今を生きる人に伝え、役目を終えたちびっ子達が在るべき場所へ駆けて行く。 メルヘンチックでミステリアスな物語でした。

    2
    投稿日: 2023.09.23
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    読了後の満足感たるや。 大好きな恩田陸さんの新作!と思って本屋で見つけた際に即購入しました。 その後、3分の2ほど読み進めるまではそれほど大きな展開が無かったので、最後まで読み切れるか微妙かもと思ってましたが、そこはさすが恩田さん。 本当にこの人の本は途中で飽きることがない。 ぞわっと鳥肌たつシーンが徐々に増えてきて、後半の怒涛の展開は息するのも忘れてたんじゃないかってくらい笑 日常に紛れ込むちょっぴりホラーって感じなのかな。 終わり方もこの本の雰囲気に合っててすごく好き。 この本に出てくるアート作品をイメージするのがすごく楽しいし、恩田さんの表現ってほんまに鮮明に目に浮かんでくる。 その脳内で創造した作品を鑑賞するのがすごく楽しかった。 ドアや窓の、日常にあふれる当たり前のものが、読了後は少し違って見えてくる本だった。 同じような毎日に飽きてきたときにこの本をまた読みたい。 目の前の物が違った見え方して楽しくなるかも。

    0
    投稿日: 2023.09.22
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    モノ(骨董品)や建物には人々の思いが詰まっている。時代が変わればモノは捨てられて建物は壊される。普段あまり考えることはないけれど、時にはモノに込められた人々の思いに想像を巡らせるのもよいのかもしれない。

    1
    投稿日: 2023.09.09
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    何かが終わる時、そして始まる時に現れるだろう不思議な存在、喪失と希望をアンビバレントに語るもの…で、あればこそ美しくも在るのだろうか。 それを作り出すのもまた人の心の有り様如何か。 喪失に片寄れば陰鬱な物の怪、希望が強すぎれば閃光を纏った破壊が産み出されるような気もする。 このアンビバレントな不安定に耐え、そこに居続けれる場合のみ、美しいものとして産み出されるのかもしれない。例え身に宿る不運がどんなものであったとしても。 しかしそれにはあと人間が2人と、不思議な動物が1匹必要とのこと。やはり人は一人では、この不安定には耐えられないのだろうな。

    1
    投稿日: 2023.09.06
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    超常現象を扱った物語としては終始坦々と進んで行く為そこまで盛り上がる訳では無く、かといってそこまで登場人物が魅力的に映る訳でもなく、少々もの足りない印象だった。

    1
    投稿日: 2023.09.05
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    面白かった。あっという間に読み終わってしまった。 主人公の読者への語り口調で始まる書き出しに心惹かれ、、もうそこからこの物語に入り込んでいたかもしれない。 ホラーっぽいのに怖い話ではなく、ルーツ?を探って行くミステリーでもあった。 登場人物の二人は地味だけれど魅力的で安心感があった。 クライマックスでは、期待通りの展開で何が起こるのかワクワクした。 できればラストは、歴史を変えてしまうような展開も期待したけど、流石にそれは望み過ぎというものだろう。 恩田陸の作品は好きだけど、ちょっと理解が追いつかないことが多い。けど、この物語はすんなりと入ってきた。 恩田陸の小説で一番好きなのは『上と外』がダントツです。

    0
    投稿日: 2023.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

     綺麗な表紙に惹かれてよくよく見てみると恩田陸さんが著者であったため即買いしました。  本書は特殊な能力を持つ主人公がスキマワラシと名付けた幽霊の正体と、若くして事故で亡くなってしまった両親についての謎をめぐる冒険が描かれてます。 ここからはネタバレになります。  本書のラストはハッピーエンドだったと思います。しかし、スキマワラシの正体やジローの悪癖の真相ははっきりしないまま結末を迎えてしまいます。  私はそれがむしろリアルでとても気に入りました。実際は全ての伏線が綺麗に解決はしない。モヤモヤが残ることもある。しかし、何かをきっかけにモヤモヤが晴れる瞬間もある。  個人的な感想になりますが、最後に主人公たちが祭りの終わり、夏の終わり、小説の終わりに晴々としたモノになっていたと思います。  恩田さん特有の日常の中の奇妙さも楽しめましたので、ぜひ夏が終わろうとしている8月にお読みいただけると楽しめると思います!

    19
    投稿日: 2023.08.15
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    なぜハナちゃんはスキマワラシに選ばれたのかな。散多たちの両親が家族になりたいって強く願ったからかな。 現代アートを見てみたくなるな

    2
    投稿日: 2023.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。謎解きファンタジーなのに、明るい雰囲気が最後まで続く。兄弟の適度な距離感と相性の良さが物語の温かみを支えていてよい。あとがきに書かれている創作の経緯なども興味深かった。

    2
    投稿日: 2023.07.02
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    恩田陸ワールドの作品でそれなりに 面白かった。 一週間前に読了したが今はほとんど記憶にない。 いかにもベテラン作家さんが上手く描いたって印象。 インパクトある作家さんがいない。

    1
    投稿日: 2023.06.15
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    太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。(e-honより)

    1
    投稿日: 2023.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー、ファンタジーが入り混じった感じのストーリーでした。ちょっと暗くて怖い雰囲気と明るくてさわやかな雰囲気とが入り混じっていました。 主人公の弟の持つ能力「アレ」がなんなのか、「スキマワラシ」とはどんな存在だったのか、「スキマワラシ」はなんで○を○○ちゃんに渡そうと思ったのか、わからないまま終わりました。 ジローとナットがエエ味出してましたし、かわいかった。 個人的には苦戦しました。

    6
    投稿日: 2023.05.27
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    兄のこと、名前のこと/ 壁の色のこと、茶碗の帰還のこと/ ジローのこと、発見のこと/チーズケーキのこと、N町のこと/ 落語CDのこと、トンネルのこと/銭湯のこと、胴乱のこと/ 坂道のこと、黄色いテープのこと/ 風景印のこと、「ゆるさ」のこと/ 兄が遭遇すること、その反応のこと/ 「ダイゴ」のこと、「ハナコ」のこと/ 準備のこと、もう一匹のこと/ ドアを探すこと、消防署のこと/ ちょっとした寄り道のこと、世間での呼び名のこと/ みんなのこと、僕らのこと タイルの謎、見える記憶の謎、体験してしまった謎 そして、白いワンピースの少女 とは???

    2
    投稿日: 2023.05.24
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    古道具屋を営む兄の太郎と弟の散多。兄は天才的な記憶力の持ち主で、弟はものに触れることで、その記憶を読み取る能力を持つ。 事故で亡くなった両親の謎 散多という名前の由来 記憶の中に登場するスキマワラシ タイルを読み取ることで強烈なイメージを受け取る かって、飼っていたジローという犬の謎 そして、はなこさん 過去と現在という世界が、暗闇と光という2つの対比として、捉えながら読んでいた気がします。 消防署が、ダンスパーティーなどの社交場の役割を果たしていたこともあるのですね。 読後感が、森見登美彦さんの夜行を何故か思い出しました。

    3
    投稿日: 2023.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者の本を読むのはこれでまだ2冊目だが、読者に想像を膨らませるのが上手い印象を受けている。 スキマワラシという具体の対象を扱いながら、それ自体の抽象度がとても高い。正確には、「書かれているけど、結局それが何かよく分からない」という方が適切かもしれない。読み終わった後に感じたスキマワラシの意味や物語としてのメッセージングはあくまで私自身のものであり、読んだ人それぞれに異なっていると思う。 逆に他の登場人物の姿や心情はありありと想像できるというギャップも面白い。

    9
    投稿日: 2023.04.29
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    リアルとファンタジー、SFと歴史、アートの融合とでも言おうか、なんとも不思議な物語だった。 はっきりした結果を求める人には消化不良となるだろうが、謎を謎のまま残しておく恩田ワールド、モヤっと感は多少あるが、久しぶりに楽しめた。

    1
    投稿日: 2023.04.26
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    ストーリーの要約をしにくいんだなあ。異能めいたものを持つ兄弟が不思議な体験をすると言うだけの話で、弟がタイルから得るイメージだとか、意味ありげにまき散らされるものは多いのだけれど、その多くが回収されずに終る。終盤に謎解き的な展開があるにはあるんだけれど、すべてを網羅にはほど遠い。大きな事件があるわけでもないので、空気感は終始弛緩しているし。それがまあ、雰囲気は心地よいのだけれど。

    0
    投稿日: 2023.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    散多の語りで物語が進んでいくが、私にとっては馴染みやすくてするする読めました。 だんだん過去との繋がりが分かっていって最後はとても緊張しながら読みました。散多に起こる現象にはなんとも言えないような恐怖を感じましたが、全体的に夏の爽やかな感じで読後はすっきりした気持ちが残りました。

    0
    投稿日: 2023.04.18
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    思うに、偶然や奇跡が起こる裏側には、強い愛や想いがあるんだろうなって事で、ファンタジーだけど、リアリティがあった。

    1
    投稿日: 2023.04.14
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    これまで恩田陸さんの作品に触れる機会が無かった。既に数々の賞を獲得されて有名となっている「夜のピクニック」や「蜜蜂と遠雷」などを本屋で手に取ってみたことは何度もある。しかし、近ごろ学園物に食指は動かないし、ピアノ音楽は大好物なのだけれど、ピアノコンクールがストーリーの背景となっていることが(全く馴染みが無く、あまり知りたいとも思わない)バカな私のハードルとなり、結果として何も読めていない状態であった。 そんな時、たまたまブックオフで見つけた「スキマワラシ」という題名が面白そうで、トライしてみることにした。文庫本ではなくて普通の書籍。結構なボリュームがあり、重い(通勤時に読むには向かない本)。 初めて読む恩田さんの作品が「スキマワラン」という人は少ないと思う。恩田さんの他の作品はどのような文体で書かれているのかまだ知らないのだが、この作品は独特だと思った。終始主人公の目線で、彼の物の感じ方・考え方をベースとしてストーリーが語られていく。 登場人物たちの会話の部分も鍵カッコはほとんど利用されず、主人公が語る形式。面白い試みだと思った。読み始めは違和感があったのだが、柔らかいタッチ、そして繊細で視覚に訴えてくる描写に少しずつ慣れていく。日本の美しい風景が浮かび上がっている。そしてその文体に慣れるのと並行して、ストーリーは特殊能力を持つ主人公とその兄が非日常的な現象に吸い込まれていく。 そして主役級の兄弟2人に何らかの繋がりがありそうな女性との出会い。この三人が主旋律を奏で始める頃からストーリー展開がスピードを加速していく。 最後の方はそれまでの伏線となっていた様な謎を明らかにしつつフィニッシュ。 面白かった。そして恩田さんの夜のピクニックや蜜蜂と遠雷も読んでみようと思うに至ったのでした。

    7
    投稿日: 2023.04.10
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     ホラーになりそうでならなくて良かった。恩田さんらしさはありつつ新しい感じがする。一人称で語られていくのも珍しい気がして新鮮だった。なぜか里見八犬伝やバック・トゥ・ザ・フューチャーの断片を思い出したのは私だけだろうか。  若干謎は残るものの、夢中で読めておもしろかった。読後も爽やか。

    2
    投稿日: 2023.04.06
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    久々に恩田陸さんの作品を読みました。ミステリアスながら、初夏爽やかな風が吹くような空気感で進んでいく今作。好きです!!

    11
    投稿日: 2023.03.31
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    やっぱりこういう恩田ワールドが好きみたいだ。久々に本に没頭して、読みながら歩いて放置自転車に激突した。けっこう現実の世界の中には、ちょっとした異世界が混じってるのかもしれないな。

    2
    投稿日: 2023.03.30
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    ミステリーやファンタジーが好きという方に勧めたい小説。 草木が徐々に生い茂り始め、まだ少しひんやりする頃の夏の匂いがします。 レトロでノスタルジーな近代文化と、情報社会という現代が交錯するような不思議な感覚で、 この本を読んでいる間だけ異世界に迷い込み、兄弟によるひと夏の冒険を追体験したような気がします。 スカッとしているけれど、どこか不思議さが残る読後感です。

    2
    投稿日: 2023.03.29
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    少し不思議が心地よい 終始弟が語ってくれてる文体が妙に惹き込まれる 相変わらず謎が謎のままの箇所もあるけど、それも風に乗って何処かをすり抜けていくが如く、それはそのままで構わないようなそんな気に 重要な事はそこまで重要じゃない

    0
    投稿日: 2023.03.17
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    感想 夏の日のノスタルジック。地方都市には人々の感情が交差し集積する。何色とも言えない特徴を形作る。夏の日差しの匂いが立ち込める物語。

    1
    投稿日: 2023.03.17