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マッチング!(新潮文庫nex)
マッチング!(新潮文庫nex)
加藤千恵/新潮社
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総合評価

53件)
3.6
6
22
20
4
0
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    最初はマッチングアプリで出会った人との恋愛日記のような話だと思いながら読んだ。 後半に進むにつれて、主人公が自分と向き合いながら気づきを得ていく、内省に近い話だと思った。 相手のスペックや条件もある程度は大事ではあると思うが、最終的にはタイミング、フィーリング、そして自分の人生に何かしらのキッカケを与えてくれる人であることが大事なのかもしれないい。それは一方通行ではなく、お互いに与え合えるような関係性であること。 出会い方はアプリであれなんであれ、ふっと何かが緩んでいる状態の時に現れるものなんだなぁ。

    26
    投稿日: 2025.09.14
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    可もなく不可もなく。 数日後には内容忘れるだろうなという感じです。 のんびりと受け身な主人公に若干イラッとしましたが、美人で積極的ならとっくに結婚してるだろうししょうがない設定かと納得。 しかし30才で結婚出産を視野に入れてるなら、これからコーヒー店を開業する彼は結婚相手にあまり相応しくないのでは…なーんて思いました。(営業時間や収入面、開業資金の借金等が心配だな〜)

    0
    投稿日: 2025.08.28
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    「マッチングアプリで彼氏を作る」というのがテーマで、どんな人と出会うのかと軽い気持ちで手に取った。途中までは私の思う流れだったけど、最後に出会う人が自分の人生と向き合う事を教えてくれて主人公の行動が変わっていくっていう、人との出会いがテーマだったのかなぁと思った。 同じ人でも出会うタイミングが違ったりすると噛み合わないとか、あー分かるなぁって思った

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マッチングアプリはやったことないけど興味はあったので、どんなもんかという軽い気持ちで買ってみた。 主人公の年齢が近いこともある。 結果、想像以上の面白さで満足!!大当たり!!(むしろ中古で買ったことを少し後悔するレベル) 「結局どうなったんだろう?」「これはどういうことだったんだろう?」と想像させる余白の使い方がうまい。 あとシンプルに文章が読みやすい。セリフで人柄表現するのうますぎるし、主人公の心境にリンクした世界の見え方とか空気感の表現も絶妙。 ユウくんとラブホ入ったシーンは「うわぁぁぁぉぁぉぉ!!」と内心暴れてしまった。空気感がこっちまで伝わってくるのすごい。 プロローグは最初、誰かとマッチングがうまくいって結婚まで辿り着けた未来のことかと思っていた。妊娠してて、子どもに関する本を読み漁ってるのかな?と。 そしたらまさかの保育士を目指すエピローグで終わって、それがプロローグに繋がってるのが本当に鳥肌ものだった。 もしかして元カレとヨリ戻すオチか?と思ってすみませんでした。良い意味で裏切られた。 比喩表現もめっちゃうまくて見習いたい部分がたくさんあった。 章が細かく分かれてるのも読みやすかった一因かも。 めっちゃ人に勧めたい。

    0
    投稿日: 2025.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たまたま図書館で目に入った本。 そっかそっかー。 自称「叔母バカ」の主人公、田島琴実、30歳。 1歳になった妹の息子くんが本当に好きなんだなーと、なにかと気にかけている様子が、印象的で、 最後の結末も納得できた。 マッチングアプリを初めて使いながら人に会う勇気もめちゃいるんだろうなーと思いながら、 人と関わることは予期できないことだらけで、 それをあえて積極的にしようとするには勢いとか、励ましとか、いるなーとか、 結婚は、settle downとか言うけれど、 結婚までのひと頑張り、なのかなーとか。 出会う前に情報によって取捨選択して、 出会ってみる人を決められる時代。 でもやっぱり最終的には、 物理的に会って、合わないといけないんだなーって。 会うか会わないかは、実際に関わることで初めて分かってくるもので。 その過程で、自分も変わったり、自分への理解も更新されたり、 いろんな作用が働く。 その過程が、 少しでも、 自分の愛するものやことにそれぞれが近づくのが理想なんだろうなーと。 常に自分に問い続けることではじめて、 近づいて行くような気もした。

    0
    投稿日: 2025.05.29
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    2025/5/25 マッチングアプリを始める30歳。 それなりにモテてきた女の生き方。 予定調和か?と思ったけれど、意外な着地点で良かった。 コロナ禍で婚活していた人はすごく寂しかっただろうなぁ。その頃に一人暮らししていたら、わたしダメ人間になっていただろうな。

    0
    投稿日: 2025.05.25
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    リアルな内容で、自分と重ねながら一気読み。 入りの話から予測してた展開が予想外のものだったのでおもしろかった。

    0
    投稿日: 2025.03.14
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    マッチングアプリでの出会いを通して 自分自身の恋愛観と向き合う物語。 マッチングアプリ少しだけ利用したことがあるので 共感する部分は多かったな。。。 なんでもタイミングだよなあ。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    ものすごく現実味のある小説だった。 マッチングアプリは相手を探すものであると同時に、自分探しでもあるのかもしれないと感じた。 もともとはアプリに少しネガティブな印象を持っていたが、アプリで広がる人脈も面白いかも知れないと思うことができた。

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    傲慢さ…。自分にも耳が痛いような…笑 辻村深月さんの「傲慢と善良」ほどガツーン!とはこなかったけど、やはりこのくらいの年齢でマッチングアプリをやったことのある方は思い当たるところもあるんじゃないだろうか…。

    4
    投稿日: 2024.11.10
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    転職して数がヶ月。 読書はしていましたが、ブクログを開く余裕までなく。 やっと三連休…! 最寄り駅の書店が移転してしまったため、 帰り道の中継駅の大型書店に。 状態の良い新刊(最寄りの書店では折れてたり、傷ついてたりする新刊もたくさんあったので…)にテンション爆上り、 三連休前のご褒美として、一万円以上購入しました…! そのうちの一冊です。 ずっと気になっていた本作。 ------------------------- プロフ詐称、ヤリモク、自己中、地雷男 フツーの男子って どこにいるの!? 30代女子、 恋も仕事も迷走中 共感度100%のマッチングアプリ小説 ------------------------- チャプターズ書店主の森本さんが紹介していた一冊。 正直、何が良いんだろう…と読み進めてました。 主人公の琴実は30歳。 妹の結婚出産を横で見ながら自分について考える。 妹から勧められたマッチングアプリ。 そこで出会う人たち。 違和感や不信感にも共感するし、 写真と文字から入ると、 ちょっとの不一致も許せなくなったり、 そこだけに目が行ってしまったり。 琴実が経験していることが、 いわゆる「あるある」でこれは男女問わずではと思う。 そして、章タイトルにある「傷んでいく」。 これは私も何度かアプリで出会いを求めていく中で、 自分を消耗していく感覚になっていたことがあり、 当時の自分を重ねました。苦笑 話自体はとても読みやすいので数時間で読み切れます。 辻村さんの「傲慢と善良」のライト版的な印象でした。 良くも悪くも人は他者の影響を受ける。 できるなら前向きにポジティブにいたい。 読後は良かったです。

    10
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    31歳、恋人と別れて2年、甥っ子の可愛さに癒されて自身も子供を希望する主人公が、初めてのマッチングアプリを利用していく話。 軽い読み口でさくさく読めた。 マッチングアプリを利用したことがないのでリアリティに関しては分からないけど、なかなか理想の人と出会うのは難しいんだなあ。特に主人公は誰と会っても元恋人と比較する描写があって、難儀だなあと感じた。 誰かといい関係になるのではなく、自分の好きなことと向き合うきっかけを得たというのは面白いけど、プロローグである程度読めた展開ではある。そして、甥っ子が可愛いだけで、保育士になるほどのエピソードがあったとは思えなかったので、多少のこじつけ感は否めない。

    0
    投稿日: 2024.07.12
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     ースマホでさがす わたしの未来ー    結婚、恋人を探す手段は時代と共に変化する。政略結婚、お見合い、結婚相談所、そして現在はマッチングアプリ。手紙や顔合わせなどリアルで見つける時代から部屋でゴロゴロしながら、仕事の片手間にスマホ一つで恋人を探せる時代になった。そんな最新のお見合い手段「マッチングアプリ」に焦点を当てた作品。  主人公は彼氏と別れて2年が経つ、田中琴美、30歳、会社員。男性、女性ともにそうだが現在は高校、大学を出ると仕事に追われる人が多くいる。プライベートとキャリアの両立はなかなか難しく、「シゴデキ」が一つのステータスとも言われる時代。しかし、キャリアアップを目指せば目指すほど恋人ができるチャンスを逃しあっという間にアラサー!琴美もそんな人たちの1人。そんな彼女が妹に勧められ彼氏を探すためマッチングアプリを始める。    琴美もマッチングアプリで彼氏を探すがマッチするのは変わった人ばっかり。何年も前を写真も使う「プロフ詐欺」、自分勝手でワガママな「自己中」、恋人探しを逆手にとって体の関係ばかり求める男だったりと多種多様な人が存在する。たまにネットでマッチングアプリについて書かれたニュースなど見るが現実で起こっていることを取り上げている作品で現実に当てはめて読むことができる。なかなか癖のある人物も登場してきて笑えたり、自分とは違う考えだなと「なるほど。」と思える個所もある。いろんな人と関りを持つ中で徐々に琴美の考えも変わっていく。買い物、連絡、仕事なにもかもがスマホ1つで完結してしまう時代。それでもリアルな人との関りは大切だなと感じた。    個人的にマッチングアプリをしたことがなくこの本を見つけ興味本位で買ってみたがすごくおもしろかった。判断の仕方は異なるがオンラインでもリアルと変わらない「取捨選択」が行われているんだなと、なかなか恐ろしい時代だと思った。マッチングアプリに対しまだ批判的な意見が多いが、この本を読み個人的には全然ありだと思うし立派な出会いだと思った。ありそうでなかったジャンルの作品でとても面白いので興味のある人はぜひ読んでみてください。

    0
    投稿日: 2024.07.08
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    マッチングアプリの本だからずっと読みたくてワクワクしながら読んだ。すごく忠実に書かれていてリアルなところも多かった。すごく読みやすかった。 30歳で結婚を目的としてアプリやってるのに、明らかに体目的の人に引っかかるのかなぁ?好みのタイプすぎたのかなぁ?でもそのあたりで『一夜だけの関係をもつのは初めてじゃなかった。だけも年を重ねてからのほうが、ずっとダメージが大きい。何をしているのだろう、という虚しさが募る』って琴美が思ったのはリアルだなーって感じだった。 途中琴美のことをめちゃくちゃにディスった岡田さんは結局なんだったんだ!読んでるこちらも嫌な気持ちになった(-。-;

    1
    投稿日: 2024.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館の本㉞ マッチングアプリで様々な男性に出会い、男性に対して気づかずに抱いている偏見や、それによる自分の傲慢さ、価値観の違いについてなどリアルに書かれている本。 マッチングアプリというツールがテーマなので、イマドキな内容で読みやすかった。 メッセージ性はあまり感じられなかったが、共感できることが多いという点で楽しめた。 結婚もしていて子供もいる姉妹が身近にいることで、自分の孤独がよりいっそう引き立って寂しく思うさまはとてもリアルに感じたし、結局恋愛において何をいちばん重要視するのかは一人一人違うという点が難しいところだと思うし、おそらく正解はないのだろうな、と思う。

    1
    投稿日: 2024.07.05
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    読みやすい、現代にあった小説。 マッチングアプリを使ったことのある人より 使ったことの無い人に読んでみてほしいなと思った。 絶妙にリアルで良い所も悪い所も見せてくれる。

    27
    投稿日: 2024.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーんなんかあんま好きな感じじゃなかった( ̄▽ ̄) 恋愛は中途半端に置いといて進路の方が中心の結末で、なんか、、、?( ఠᴗఠ )で終わった

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    元カレと別れて2年、心配する既婚子持ち妹に勧められ、マッチングアプリに登録してみた30歳女子の話。 誰と結ばれるのか気になってサクサク読めた。 ユウくんとの一夜とか、マッチングアプリがめんどくさくなってきたり、一生1人なのかもしれないと不安に陥る様はとても共感できた。。 ラストは自分的にはイマイチ。

    1
    投稿日: 2024.04.27
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    既婚子持ちの妹に勧められマッチングアプリに登録した30歳の女性を主人公とした連作短編集。同年代なら共感できるところは多いはず。

    0
    投稿日: 2024.04.25
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    読みやすかった! マッチングアプリ…みなさんはしたことがありますか? 私は経験があったので、いろんな人がいるよね!と琴美と話したくなったよ(笑) 作中に、信頼と好意がイコールでないという言葉が出てきて、とても共感。 好意=好き なタイプの人ってすぐ見つかるんだよね。でも、信頼ができる相手を探していくことってなかなか難しい。 結婚、妊娠、出産…30代の女性なら共感できる部分が多い1冊だと思いました。

    50
    投稿日: 2024.04.07
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    序盤は面白かったけど、最終的に一般論を並べているような気がしてしまっただけに残念。 でも、結婚や妊娠、仕事、年収で気づいたら人を見下しているようになっていること。学生時代は優劣があったのに大人になるとそんな事は関係ないことがどんなに辛いことか、経験しないとわからないことばかりだなぁ

    1
    投稿日: 2024.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    加藤千恵著 3作目読了。 タイトルや装丁から受けとる通り、 マッチングアプリを通して起こる、 アラサー女子の話。 冒頭数ページがいきなりの結末。 でも曖昧を表現にしてかかれている部分があり、 まんまと「はいはい。よくあるハッピーエンドね」と、 思い込みに読み進めていき、 この人と付き合うのか?え?この人か? と、探っている間にあっという間に最終ページ。 そして、エピローグ。 さすが、加藤千恵。 妙齢女性の揺れる心を書かせたら素晴らしいこと。 裏切らない仕上がり。 余談ですが、 「コロナ」流行の世の中の変化を 「タイロン」とウィルス名を変え、描いており 若干の懐かしさと殺伐とでも閑散とした 街の風景が脳裏をよぎりました。

    0
    投稿日: 2024.02.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーん。マッチングアプリを使用したことないから実情がどんなものなのか分からないけれど、上手く色々な人と会えるのはなんか都合の良い話だなと思った。 結末も、甥っ子が好きだということが不自然なくらいに強調されてたから、それを伏線と考えるとまあ子供関係の方面の仕事に行くっていうのも納得でき……るかな?これ。 全体的に読みやすかった。だけど、ページが変わるタイミングでいきなり別話になったり急な方向転換がありそこに戸惑うこともしばしば……。 とにかく、主人公の女性に感情移入できる人がいるとするならば、それはかなり恵まれている人だと思う。 読み終わってすぐにこの感想を書いてるけど、全体的にご都合展開の深くない話だった。

    0
    投稿日: 2024.02.28
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    題名とカバーからさらっとした感じかと思ったらいい意味で想像と違った。 恋愛だけじゃなくてちゃんと自分と向き合ってる主人公はきっと幸せになれる。 コンプレックスだらけのキモ税理士にも大人の対応してちゃんと自分のことも省みるの偉すぎる。

    3
    投稿日: 2024.01.27
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    まるで女性向け雑誌のコラムを読んでいるかのような、アラサー女性は共感しまくりなのでは…!?という感じの小説でした。わかるわ…という描写がたくさんあって、軽い気持ちで読めるし希望のある終わり方ですっきりしました。

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    友達にオススメされ、久しぶりに読書欲が掻き立てられ購入 しかも大好きな加藤千恵さん 20代後半1番頑張ったことは婚活と自負しているので、共感度200%!! 自分がすり減っていく感じ、常に頭に過ぎる「自惚れるな」、そして気がつく「あっこれ就活とおんなじだ」 当時の感覚が蘇りました笑 いまでも婚活について友人に相談されることが多いですが、私が本当に友人に伝えたいことを代弁してくれるような作品でした。

    3
    投稿日: 2024.01.14
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    マッチングアプリで知り合った人と初めて会うあの違和感。きっとこのまま一緒にいても幸せにはなれなかったはずの元彼の記憶の中の居心地の良さ。好きな容姿の人に触れられる幸福感。自分から遠ざけたはずの関係なのに募る虚しさ。物語の全てに共感です。 周りが学生の頃から付き合っていた同級生や職場や趣味で知り合った相手と結婚して行く中、出会いがなくマッチングアプリや街コンで婚活をしている自分への劣等感、マッチングアプリに対する世間体の悪さをずっと感じていました。1章の最後、『離れた場所で、指先から知り合っていくなんて、ドラマチックでしょ、充分に』と言う台詞に、アプリを初めたばかりの過去の自分の背中を押してもらいました。 今、アプリで出会った彼と付き合って1年になります。アプリをしていなければ出会えなかった彼との関係は、尊敬と信頼で成り立っていると私は思っています。彼にも、今までやりとりした人にも、この本にも出会えて良かったなと感じました。悩めるアラサー女子に届け..!

    2
    投稿日: 2024.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半、ちょっと飽きたかなと思ったが、中盤を過ぎたあたりからは読ませる展開になり、楽しめた。2~3度落ち込む時期を経てから物事の本質にたどり着いて行くという、話の流れもスッキリまとまって読みやすかった。 個人的には、マッチングアプリの使用を検討した時期がありつつも結局使わずに終わった経緯があるので、その意味で「あったかもしれない自分の話」として読めてワクワクした。

    0
    投稿日: 2023.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    30歳を過ぎた独身の主人公が、自分に子供が欲しいと思い、マッチングアプリを始め、自分自身について考えていくお話。 マッチングアプリを使ったことも、恋愛に焦りを感じたこともない自分でも楽しく読めた。 女性は選ぶ側、という無意識の印象があるが、それは違うなと認識させられた。

    0
    投稿日: 2023.11.24
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    なんか、友達と恋バナ聞いたみたいな気持ち。よくあるというか、みんなこういう感じのこと経験してるよね〜みたいなお話だった。最後よかった。恋愛っていうより、30代の女性が自分に向き合って新しい自分を切り開いていく、みたいな爽やかなお話だった。ダークな瞬間はあったけどヒリヒリってわけでもなく、淡々と読み進めていった。 他人から見たら茶番でも本人からしたら一個一個大きな決断してんのよね、恋愛って。 平均寿命を考えたら、人生の折り返しにも来てない、っていう言葉にはかなり救われる。 作者さん、まさかの立教文学部日文科で死ぬほど親近感。

    0
    投稿日: 2023.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

     題名から、なんとなく軽いイメージがあり、ただ、マッチングアプリを使って、恋愛が成就しておしまい…というのを想像していたので、意外な結末で驚きました。  マッチングアプリを利用したことがあるので、こんな人いるいる〜と共感ができ、懐かしい気持ちにもなりました。  マッチングアプリを通した自分探しという感じ。 わりと好きな話でした。

    7
    投稿日: 2023.11.03
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    いつだって自分が選ぶ側でいられると思うのは驕り。琴美や岡田さんは、かなりデフォルメして描かれてはいるけれど、現実でもこういう鈍感さ、傲慢さ、怒りや嘲笑は存在すると思う。 加藤千恵さんらしいヒリヒリ感がもう少し強めでもよかった。

    5
    投稿日: 2023.10.30
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    田島琴実、30歳、会社員。気づけば元カレと別れて2年。心配する既婚子持ちの妹に勧められ、マッチングアプリに登録してデートを始めてみたけれど。何も決めない優柔不断男子、プロフィールと見た目が全然違う人、素性のあやしいイケメン・・・本当にアプリで運命の人は見つかるの?恋愛も仕事も宙ぶらりんな30代女子の未来探しのゆくえは。共感が止まらないマッチングアプリ小説。 いや~~自分もマチアプやった経験からめちゃくちゃ分かる部分があって結構刺さった。自分も決して選ぶ側ではなく選ばれる側なのに、どうしても上から目線になっちゃうの悪いところだよねと思う。そして最初は緊張したりしてたのに、だんだん慣れて惰性みたいになってくるところも含めて読んでいて苦しかった。今はアプリやってないけど、正直もうあの初めましてから値踏みするされる関係性はやりたくない。結局主人公は婚活よりも違うことにやりがいを見つけるけど、こういうタイプは少数派だろうし何が正解なんだろうなって考えてしまう。

    0
    投稿日: 2023.10.18
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    「お母さんに、『結婚相手っていうのはチームメイトなんだから、きちんと信頼できる人を選ばないとダメよ』とも言われて。信頼とこういって、イコールじゃないんだな、って改めて思った」 「私がたびたび陽一を思い出していたのは、彼自身というより恋人がいた頃の幸福な記憶に想いを馳せていたどけなのだ。そう考えると、ストンと腑に落ちた。 周りの人が結婚して出産してどんどん進んでいくのに、自分だけが置き去りにされたような、何も変わっていないことに焦る気持ちが痛いくらいに共感した。誰かが妊娠したからって、結婚したからって、それはその人が自分の人生を生きているだけで、わたしが婚活がうまく行かないこととなんの関係もないのにということも。周りの幸せを心から喜べなくなっている、自分の状況と比較して虚しくなるのを、「寂しさと似ている」と書いていて、本当にそうだよな、と思った。 結婚しても子供ができても、全てが満たされるわけではなくて、そこでもまた新しいたくさんの悩みや葛藤が生まれていく、結婚までも大変だけど、結婚をゴールにしてしまったら終わりが来るなと、改めて思った。飛び込むものでも、勢いでもない。運に任せて、えいって進めるものでもない。

    3
    投稿日: 2023.10.02
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    マッチングアプリを通して様々な男性と会い、描かれる人間模様がおもしろくするするっと読めてしまった。とても読みやすい。 自分の一度きりの人生をいい方向に持っていきたければ、やはり行動することなんだなと。行動が全て。 友達のように何でも気兼ねなく話せる姉妹がいるって羨ましいなと思った。 琴実がその後どうなったかすごく気になる!

    0
    投稿日: 2023.09.03
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    旦那との出会いがアプリだったこともあり、 題名に惹かれて購入。 アプリあるあるの内容と、女性の悩みなど 分かることが多くてとても面白くテンポも良くて 一気読みした!

    0
    投稿日: 2023.09.03
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    2023/8/28 結婚を意識するようになった主人公の田島琴実は先に結婚して子育てをしている妹から勧められてマッチングアプリを始める。 その中で何人かの男性と会っていくエピソードをまとめた話。 マッチングアプリを通して出会うことについてを女性の視点から描いていて、初対面の男性をどのように見ているのか、どのように考えているのかといったことがとてもリアルに表現されていると思う。 女性だけでなく、男性が読んでも十分読み応えがあるし、いろいろな視点を学べるという意味でも良いところがあるのではないかと思います。 出会う男性のエピソードも、とても想像しやすい人物像が表現されているように思いました。

    0
    投稿日: 2023.08.30
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    結末が予想と違っていて面白くはあったけど、主人公に対して、『この女嫌い』って思ってしまって、共感する楽しさはなかったな。

    0
    投稿日: 2023.07.27
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    主人公は妹の子供を溺愛する30歳。独身女性。妹のすすめでマッチングアプリを始めるが、なかなかうまくいかない。こちらも、今度こそいい人でありますようにと思うのだが、写真と全然違ったり、明らかに仕事も住んでいるところも嘘っぽかったり…。結末は思っていたのと違ったが、婚活を通して自分を深く見つめることができたということかな。

    0
    投稿日: 2023.07.21
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    マッチングアプリで婚活するのって、こんな感じなんだなと思った。 また、好きなことと向き合うことも大事なんだなと思った。

    0
    投稿日: 2023.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の方はマッチングアプリの手引書なのかな?という内容で、中盤もアプリで知り合った人との出来事がつらつらと書かれていたけれど、終盤になると主人公の内面的な部分が書かれていて小説っぽくなっていた。 原田ひ香さんの「三千円の使いかた」が好きな人は好きかも? 後半の流行り病のくだりは、情勢的に、マッチングアプリの現状問題として、入れたかったのかもしれないけど本当に必要だったのかな?と少し思ってしまった。

    0
    投稿日: 2023.06.13
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    私自身もマッチングアプリをやっていたことがあるので、共感できる部分が沢山ありました。 自分だって選ばれる側なのに、相手のことを知らずのうちに評価して、選んで、勝手に批判して、、、、そんな無自覚な傲慢さが、後になって自分を苦しめるのだなと。恋愛をするときに垣間見える、自身の嫌な部分とも向き合えたような気がします。 一人一人で短編のようになっていて、とっても読みやすかった!特に20代・30代の女性におすすめです·͜· ︎︎

    1
    投稿日: 2023.06.12
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    マッチングアプリで婚活する、どちらかといえば消極的な主人公。 途中、出会った嫌味ったらしい相手の言葉がリアル。 いつだって自分がその気になれば付き合えると思っている…選ぶ側だ…というのは傲慢。 前向きな気持ちで読み終えられて良かった!

    0
    投稿日: 2023.06.11
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    それぞれの章が短く、読んだ後にスッキリできる感覚がとても良かったです。 最初は、出合う男性に対してどんな感情を抱いたのか。 が知りたくて読んでいたのですが、主人公と共感できる部分がとても多く、ストーリーを読むことが楽しみに気づいたら変わってました。 自分が恋活・婚活をしてるけど、最近疲れた…とか迷走してるな…と思ってる人に読んでもらいたいです。 ページ数が少ないので、ハードルも高くないと思いました。

    10
    投稿日: 2023.06.02
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    ずっと選ぶ側だと思っちゃいけない。色々刺さった。人生折り返し地点にもきてないし、なんでも出来るんだな 2023.05.28

    0
    投稿日: 2023.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    加藤千恵さんの小説は短編は読んだことがあった記憶だが、こちらはライトなことと、テーマがわかりやすく、読みやすかった。 距離感の詰め方、メッセージを送り合った時の印象と実際のギャップなど、マッチングアプリで人と知り合い、実際に会うまでの描写や、元彼の影がちらつき揺れ動く感情の描写に「これ、あるやつだなあ」と思わず共感してしまうようなリアルさががあった。 行動派で現実的な妹とのコントラストも面白い。 最終的に元彼のところに小さく収まらなかったところと、自分のやりたいことを見つけながら、自分の見てこなかった価値観や世界観を一緒に見られそうな相手を選ぶところが良かった。 私は自分のコンフォートゾーンに収まろうとしてしまいそうだが、琴美の決断のお陰で、晴れやかな未来が見えそうな清々しい感覚を擬似的に感じられた気分。 それにしても、八つ当たりなのか劣等感なのか警戒心なのか、偉そうな上から目線男に腹が立った笑

    2
    投稿日: 2023.05.22
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    全体的に余白が多いため、具体的にどうなったのかを想像しながら読む必要があり、その面白さはあると思います。世の男どもは反省しましょう。

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    投稿日: 2023.05.22
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    いつもの作風みたいにキュッと締め付けられるような心情描写はあまりなかったけどサラサラと読みやすかった

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    投稿日: 2023.05.14
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    主人公と似たような活動をしているからこそ、いろんな気持ちが共感出来た そして、読者に想像させる余白がある話は面白いなぁと思う。

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    投稿日: 2023.05.11
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    ふーーーむ。っていう感じですね。 マッチングアプリヘビーユーザーなので ふっ ってつい笑っちゃってる時もありましたが ストーリーとしては、評価通りです

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    投稿日: 2023.05.09
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    めちゃくちゃ良かったです! ライト文芸のレーベルから出てる小説を初めて読みました。普段本を読まない人にも挑戦しやすい!一冊を読み終えられたという成功体験ができて、次の読書にも繋がる気がします。私自身、加藤千恵さん初めて読んだけど、他の作品も読みたいと思いました。特に、小説と短歌で綴られた「蜜の残り」(角川文庫)がめちゃくちゃ気になってます!歌人で小説家の加藤千恵さんにますます興味を持ちました!こうやって読書の幅が広がっていくの楽しい! ライト文芸のライトは一般文芸より簡単とか軽そうみたいなイメージあるかもしれないけど、手に取りやすいって意味のライトやな〜と思いました!これからライト文芸も読みたいです! マッチング!を読んで良いなと思ったら辻村深月さんの「傲慢と善良」もおすすめ!ちょっと分厚いけど、婚活、マッチングアプリやってる人には考えることがあるかも!

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    投稿日: 2023.05.08
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    自分も去年、マッチングアプリを利用していた。 その時感じたことやお会いした様々な方の事を思い出しながらこの本を読んでいた。 男女の出会いとしてマッチングアプリが人権を得た現代だから題材としてとても良い。 使ったことある人も使ったことない人も読んでて面白いと思った。

    2
    投稿日: 2023.05.08
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    マッチングアプリという現代的な話題で興味があったので本作を手に取りました。どちらかといえば、小説のようなドラマチックな感じよりも、体験談的なニュアンスが強い作品だったように感じます。 主人公は東京在住の30歳女性で、妹の勧めでマッチングアプリを始めるところから物語が始まり、アプリで知り合った人たちと会いながら、婚活していくストーリー。 私自身もマッチングアプリを使用した経験があるので、マッチングの難しさにはすごく共感できましたが、私としては、もう少し心に響くようなメッセージ性が欲しかったかなと思います。 総じてマッチングアプリの敷居が低くなってきて、人との出会いを繋ぐ便利なツールになってきてるからこそ、人を選ぶこと、人から選ばれることについて、自分の意見をしっかり持つべきであると思いました。

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    投稿日: 2023.05.04