
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブロマンスっぽいあらすじにホイホイされまして。いわゆる安楽椅子探偵ものなのかな。植物に詳しい大学生とサッカー挫折した高校生どちらも優等生キャラすぎて。ミステリーに入る前にキャラに惹かれるエピソードがあったらなぁと。 肝心の植物の描写もあんまり惹かれなかったんだよなぁ〜好きな漫画家さんでコミカライズしたら雰囲気に惚れるかも⋯
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ勿忘草をさがして 著者:真紀涼介 ナレーター:浅井晴美 思わぬトラブルによりサッカー部を辞めてしまった航大。昔、会ったお婆さんにお礼が言いたいと思い行動したのがきっかけに、航大に変化をもたらした。 高校生と大学生の男性2人が植物を通して仲良くなるというのはなかなかないので面白かった。草花共にあまり詳しくないが植物を大切にする描写は素敵だと思った。 大学生の拓海が大人びていたので母と不仲なのは意外でびっくりしたが、あんな結末も2人らしくていいのではないかと思えた。 悩みはすぐに解決出来るものではないが、悩みに向き合う事も教えてくれた作品であった。 ------------- サマリー(あらすじ)・コンテンツ: 謎が、植物が、 青年二人を大人へと導いていく 校舎から次々に消えていく鉢植え、 毎年祖父の命日近くに届く差出人不明の押し花の栞―― 草花が絡むささやかな“事件”の先で、 成長と思いやりが萌芽する瞬間を切り取った瑞々しい連作短編集。 第32回鮎川哲也賞優秀賞受賞作 一年前、偶然出会ったお婆さんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に良い匂いの沈丁花が咲いていたことと、その庭でお婆さんが発した不可解な言葉だけ――。 思わぬトラブルによりサッカー部を辞め鬱屈した日々を送る航大。春を告げる沈丁花の香りに、親切にしてくれたお婆さんのことを思い出し、記憶を頼りにその家を探していたところ出会ったのは、美しい庭を手入れする不愛想な大学生拓海だった。拓海は植物への深い造詣と誠実な心で、航大と共に謎に向き合う。植物が絡むささやかな“事件”を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。鮎川哲也賞優秀賞受賞作。 ------------- 読了日:2025/06/20
8投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ高校生がモヤモヤするのは理解できるけど、おばあちゃんと話してスッキリするかな?そこで居場所を見つけてちょっと落ち着くというのはあると思うけど、共感できない。会話もベタすぎて予測できて、読んでてしんどかった。
1投稿日: 2025.06.10
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読みやすい 植物が気になってくる 自分の庭を育ててみたくなる 植物に関わる謎に関しては、ちょっと短絡的な面が気になった 日本の金木犀は中国から輸入 雄株のみ 接ぎ機にて増やすしかない 亡くなった人間が生きていられるのは、生きている人間の記憶の中だけだ シオンの花言葉 あなたを忘れない
1投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ花木にまつわる連作ミステリ。主人公は高校二年生の航大くん。ある事件がきっかけでサッカー部を辞めることになり、やる気も起きなく何も熱を持てずに過ごしている。そんな時に出会った、菊子さんと孫の大学生の拓海くん。彼らとの出会いが、航大くんの救いとなって、良い方向へ向かっていく。ホームズ役の拓海くんはまだ大学生なのに、老成した落ち着きぶり。花木のことはあまり知らないので、へぇと思いながら読んだ。 爽やかな話だった。なかなか探しても見つからなくて、ティーンズのカテゴリに入っていたのをようやく見つけた。大人でも充分楽しめる。
4投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ高校生の航大はある事件から暇を持て余す毎日を送っていた。そんな毎日を過ごしていたある日、一年前に自転車で転んだ自分を助けてくれたおばあさんの家へお礼を言おうと思った。しかし、覚えているのは沈丁花の香りだけ。沈丁花を探して素敵な庭の家を教えてもらうが、目的の家ではなかった。その家の菊子さんに話しかけられ、庭番の孫の拓海に沈丁花の話をすると花の知識で謎を解き始めた。 植物とミステリー➕青春小説の短編集。 タイトルの『勿忘草をさがして』からわかるように色々な花や植物が出てくる。そして、拓海と菊子さんの自慢の庭を見ながらティータイムをするなんて羨ましい限り。花が好きな人におすすめの一冊。
1投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログまず、表紙が素敵。こんな素敵な庭で菊子さんのような可愛らしいおばあちゃんが美味しいお菓子と飲み物でもてなしてくれるなんて最高。 だが探偵役は菊子さんではなく、孫で無愛想だけど優しい大学生・拓海。 主人公の高校生・航大が一年前に出会った沈丁花のある家に住む高齢女性を探すという、あまりに大まかな手掛かりだけでのミッションに拓海が付き合ってくれたことをきっかけに、二人は様々な謎解きに挑む。 とは言え、学校から少しずつ消える植木鉢や、なぜか植物が上手く成長しない花壇、蔦に覆われた密室といった、ミステリーとしてはささやかなもの。 だがそこには優しさと人の気持ちにきちんと向き合う誠実さがあって微笑ましく読めた。 といっても真面目一方ではなく、友人たちと軽口を言い合う明るさもある。 航大も拓海も友人の凛も、相手が年下であっても子どもであってもいい加減な対応をしたり偏見で見たりせずに対応しているのが良い。 逆に航大や拓海とその親との関係はギクシャクしていて、私も考えさせられた。 最終話の表題作はいよいよそこにスポットが当たる。ドロドロしたりキツイ展開にならなければ良いがと思いながら読んだが、その結末はさて。 航大が園芸男子になる日も近そうだ。 庭仕事は体力も必要だし、案外似合うかも。
54投稿日: 2024.02.10
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胸があったかい想いでいっぱいに包まれる読後感。 航大と拓海のような友達関係が深まっていくってすごくステキだ。 植物が絡む小さな謎を解いていく過程は、航大と一緒に楽しませてもらえた。 家族とも職場とも違った第三の自分の居場所や人との繋がりって、なかなか出来づらく貴重だ。 ・・・・・・・ 何か夢中になれるような楽しみが見つかればいいのになと思えど、何も変わらない日常の中でどう見つければいいのかなと漠然と思いながら過ごしている今。 菊子さんのちょっとした言葉がとても胸に残る。 『何でもいいのよ。とにかく自分がしたいことをするの。それを探すこと自体、とっても、楽しいと思うわ』 『コツは、少しでも気になったものには積極的に触れてみることね。』 たしかに、気になるっていう気持ちがムクっと出てきても、その次の「触れてみる」って一歩を踏み出すのって何気に面倒くさくなってしまいがち。 だけど、せっかくなのでこの本をキッカケに今年は《積極的に》《ためしに》《触れてみる》をやってみようと決めた。 それを受けて、自分がどう感じるのかを知ることが楽しみだ。 ・・・・・・ 殺人事件が起こらないミステリー。 日常の小さな謎。 連続短編集。
9投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ草花と謎と優しさと、の話。 高校生の航大くんと大学生の拓海くんが沈丁花をきっかけに出会い草花とささやかな謎を解き、少しずつ成長していく話。航大くんが良い子やから、こちらが感じる憤りもホッとするような優しさに昇華してくれる。今まで気にしていなかった草花が気になる、という航大くんに完全同意する。私もこれを読んでどんな花か検索したり道端の花に目をやったりし始めた。ほっこり。 ・春の匂い 沈丁花が植えてある家を探す航大が、拓海とお婆ちゃんに出会い、拓海と共に探す話。三大香木の沈丁花を見て香りたくなる。そしてその家を探そうと思った航大の過去に眉を顰める。理不尽な扱いを受けた航大が悪くない、それくらいが丁度いい、と思えるようになる過程が良い。拓海の面倒見の良さもお婆ちゃんの温かさも大好き。 ・鉢植えの消失 学校の鉢植えが徐々に消えていく話。あんな過去があったけど、友達と仲良さそうな航大にホッとする。優しさに包まれた謎と高校生の時に感じた溝に微笑んだり苦笑したり。 ・呪われた花壇 花壇の花が元気がないのは亡くなったお爺ちゃんの呪いなのか、という話。草花探偵拓海が謎解き勉強になる。そして航大の友達陸がずっと気にしてた花壇を荒らしたお爺ちゃんの真相を告げた時、陸と同じような笑みが浮かぶ。それが正鵠を射ていたかは定かではないものの、陸を救いたい拓海が告げた言の葉は優しかった。 ・ツタと密室 蔦が巻き付いた空き地の物置、そこからどうやって草刈機を取り出したのかという話。蔦の密室と空き地で遊ぶ子供たちのいざこざ、謎を解く拓海と子供達を明るく導く航大に心が軽くなる。大きな変化はなくても停滞はしていない、そう感じられるのが良いと思う。 ・勿忘草をさがして 拓海の祖父の命日近くに届く押し花の栞は何を意味するのか、と言う話。拓海の母親が会いに来るがどうしようかと悩む拓海と相談に乗る航大。航大の思いやりや優しさがこちらにも拓海にも届く。拓海と母親のやりとりに笑みが溢れ、拓海が持っていた理由も分かる気がする。
3投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ穏やかな物語が好きな人にも、そうでない人にも。 主人公が元サッカー部男子 友人たちが登場する これはPOP次第で読者が広がりそう!!
1投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログガーデニングやお花についての小さな謎、蘊蓄と共に謎解きを楽しめる展開。 「四季折々の花が咲き誇る庭で、おしゃべりしながら美味しいデザートをつまむ」 ちょっとしたことがご縁で始まった老婦人と無愛想な大学生との交流。 鬱屈した日々に射し込む穏やかで優しい時間。 ささやかだけど大切で、贅沢な時間。 航大と友人の会話のキャッチボールが軽妙で愉しげでいい。学生時代が懐かしくなった。 短編ごとに作品のもつ趣は少しずつ異なっていますが、誰かしらに屈託があり、ラストは謎解きとともにスッキリ。 優しい読み心地の連作短編集でした♪
4投稿日: 2023.09.12
powered by ブクログ友達のケンカに巻き込まれ正当防衛だけど相手に怪我をさせてしまった主人公。熱心に打ち込んでたサッカー部も自発的という名の元に退部することになり、親も我慢できたのではと百かばってはくれない。心にバシバシとげができてる。そんな時に優しくしてくれたお婆さんを探すのだが覚えているのは庭のことだけ。その庭探しをひょんなことから助けてくれるおしゃべりのお婆さんと庭に詳しい大学生の孫。彼らと親しくなりいろいろ植物からみの謎をといていく連作短編集。殺人事件とか派手な事件はないけれど、人の心は難しいし優しいしややこしい。 最後は前向き。もし続くならまた読みたいなあ。
0投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ優しさにみちた連作短編集。優しさというのは時に残酷で良いと思える行為が相手を傷つけてしまうこともある。本作はそうならないように丁寧に大切に描いていると感じた。モチーフが「花」なのもそれが起因してあると感じられる。加えて意外にといっては失礼だが主人公らの会話が良い。完全な青春小説なので同級生たちとのたわいもない会話も多々出てくるがこれが中々に良いのだ。ふざけすぎるとしらけてしまうのだが絶妙なラインを付いてくる。読んでいて楽しくなった。本作は鮎川哲也賞の優秀賞作品だが、この賞には日常の謎が映える。
2投稿日: 2023.08.13
powered by ブクログ一年前、偶然出会ったおばあさんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に沈丁花が生えていることと、その庭で交わした会話だけ――。トラブルにより部活を辞め無気力な日々を送る航大が、一年前の記憶を頼りにある家を探していたところ出会ったのは、美しい庭を手入れする不愛想な青年拓海だった。拓海は植物への深い造詣と誠実な心で、航大を導いていく。植物と謎を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。 サッカー部でトラブルと起こし、部を辞めた航大。そこからずっと鬱々とした生活を送っていたときに出会った大学生の拓海とその祖母の菊子。2人は航大の話を聞いてくれ、そして探している家を特定してくれた。 そこから航大は、拓海と菊子に会いに綺麗なお庭を眺めながらのお茶会に参加。まぁ、ほとんどがおしゃべりが好きな菊子の話が中心だったんだろうなと推測するが、航大も優しいから聞いてあげる。 航大も航大で、次々に消えていく植木鉢の謎や友人の家の花壇の謎など小さな謎をお茶会で話、それを拓海が推測して、解いていく。決して大きい事件でもなく、ただただ優しいだけなのだ。 航大と拓海のコンビを見て、植物の名前が出てきて気になって画像検索をする作業を何げにやると、ずっと秋のの花粉の「ブタクサ」だと思っていた植物が、実は違っていたことや季節の折々に見かける植物の名前を知った。こんな名前だったのね、と思うことばかり。 拓海が世話をしてきた綺麗なお庭。一度でいいから覗いてみたいな、と思った。 2023.8.12 どくりょう
0投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ祖母の庭番をする大学生の拓海、大好きなサッカーをやめて帰宅部で居場所のない航大、植物に関する知恵から謎解き。すっと読めるけど、老生した大学生のアンバランスさとゴールのない展開で、なんとなく読了。紙風船は、ふうせんかずらではなく桔梗だと、迷わず思ったけどなぁとぼやく。
0投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログ草花をテーマにした「日常の謎」系のミステリ。ミステリというには非常に小さな謎だったりもしますが、この手の話にありがちな「ちょっとした日常の出来事に、実は裏ではこんな悪意が・・」みたいな読後感の悪さがほとんどないのがよかったですね。まあ人によってはそれを物足りなく感じる人もいるでしょうけども。ミステリ要素もさすがにちょっと薄目だし。 だからまあミステリというよりはちょっと心温まる連作短編くらいの位置づけがいいのかも。人ががつがつ死ぬ話ばっか普段読んでるとたまにこういうのが沁みるんだよなあ・・・
0投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログなんでしょうか…優しい人になった気分 もともと優しい人ですけど(●︎´艸`)ムフフ 主人公は高校生・航一 明るくてポジティブ、サッカー部でも一生懸命な爽やかな高校生です。 友達の喧嘩に巻き込まれてサッカー部を退部 帰宅部の毎日は輝きを失いイライラする自分がイヤで、ふと以前一度だけ偶然助けてくれた沈丁花の咲く家に住むお婆さんを探すことに… 偶然その家を探す手助けをしてくれた大学生・拓海との花に囲まれた日々で航一の毎日が輝いていく… ってもう爽やか〜♪嫌な人出てこないし笑 航一の学校生活の事件とも言えない問題を拓海が真剣に考えてくれて解決!そして成長( ´ ▽ ` ) 重い作品の後はホッコリ小説です〜♪ 暑いけど頑張ってお花の世話します(T . T)
32投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
確かにやり過ぎは良くない。でも暴力は駄目と言われてもやらなきゃやられるからね。 この件に関して航大君は何も悪く無いのでは?と正直思いましたが話が進まなのでそういうもんだと思う事にしました。 人と自然と関わり根本的な部分が変わる訳では無い。けど気持ちが変わる。視野が変わる、広がる。 そして前に進める。何よりも大切。 菊子さんと航大君とたまに拓海さんの会話は楽しそう。同年代の友人とする会話とはまた違う面白さがありそう。 紙風船が地面からお花みたい咲いてると聞いてフウセンカズラかなって思ったけど違うかった。残念。 でもお花みたいに咲いてるかと言われたら違うなってなった。 親子と言っても別人で。絶対に仲がいいと保証される関係では無いけれど、拓海さんと春香さんは最後にちゃんと親子になれたのではと。
0投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログ思いもよらぬ友人のトラブルに巻き込まれ、サッカー部を退部して以降、何をしても楽しさを感じずに鬱々としていた高校2年の航大。 入学前にサイクリング中に転倒し、手当てしてくれた親切なおばあさんを思い出し、もう一度会ってお礼を言いたくて探す途中で出会った無愛想な大学生の拓海。 この2人が、植物に纏わる謎を解いていく。 青年2人と植物や花に大いに癒される。 毒を感じさせない好感の持てる連作短編集である。 ゆるやかで優しく始まる短編の1作目から徐々に面白い展開になり飽きさせない。 植物に興味が湧いてくること間違いない。 ○春の匂い〜航大が親切なおばあちゃんの家を探すのだが1年前でうろ覚えのため、その途中で出会った美しい庭の手入れをしていた拓海が、沈丁花が咲いていたことや大きな一本の木の情報だけで見つけ出す。おばあちゃんからの第一声「お久しぶりね」。 ○鉢植えの消失〜美化委員の仕事である水やりを代わりに部活をしない航大がやることに。 ひとつずつ無くなっていく鉢植えの謎。 実は、花のことを気にかけて世話をしていた彼女の仕業。 ○呪われた花壇〜航大の同級生の家の花壇の花が何故か元気がない。隣りの空地の雑草から判明したことと亡くなった祖父の孫に対する愛情。 ○ツタと密室〜絡まるツタに覆われた物置の謎とそこの空き地で遊ぶ小学生たちとの交流。 年齢を越えて思いっきりサッカーを楽しむ姿は最高。 ○勿忘草をさがして〜拓海が祖母宅で生活している理由は、美しく庭を守り花を育てることだけではなく実母との確執があった。 会わないでいる方がいいとお互いに思ってはいても…最後に栞の謎が解明でき、花言葉にも納得。
41投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ植物にまつわるミステリーを男子学生が(高校生、大学生)解いていく。植物も人間関係も複雑だけど、きちんと手間をかけることで良くなっていく姿はいいものだなと思う。花の香りが漂ってきそうな瑞々しい小説だった。
2投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログ毎日忙しいあなたも、きっと癒される。草木と人の優しさで溢れるコージーミステリー #勿忘草をさがして ■あらすじ 悩み多き若き学生が、手入れされた草木が生い茂る庭園をもつ家族と出会う。日々の暮らしの中で発生する少しの謎に向き合いながら、少しずつ心が晴れやかになっていく物語。 ■きっと読みたくなるレビュー はぁ~、心が癒されるとはこのこと。毎日忙しい人こそ読むべき作品。 草木をテーマに日常の謎が綴られた作品で、全編通して温和な世界観。緑を通した登場人物たちのカタルシスが鬼のように綺麗なのよ。 謎解き自体は軽めですが、丁寧にミステリーを綴ろうという意識が伺えて気持ちが良い。どなたでも気軽に楽しめる作品です。 本作を読んだ後は、道端にポツンと咲いている植物すら愛らしく思えるでしょう。 〇春の匂い かつてお世話になった家を探索する物語。唯一の手がかりは、春の三大香木である沈丁花が咲いていたことだけだった。 人と植物との優しい出会いに包まれます。やっぱり人を救ってくれるのは、どこかの誰かだしかいないのだと思います。 〇鉢植えの消失 高校にある鉢植えに水をあげはじめた主人公だったが、ある日から鉢植えが消え始め… 学生時代の友人や好きだった女の子を思い出しちゃいますね~、こんな学生生活だったら楽しかっただろうなぁ 〇呪われた花壇 元気のなくなった植物の原因は…? 友人と祖父の古い記憶が切ない作品。 そうそう、この草、知ってる!子供の頃にホントによく見ましたよ。こんな特性があったんですね~、そりゃよく見るわ。 祖父の怪しい行動の真相が、めっちゃ胸に刺さりました。 〇ツタと密室 ツタが絡まって開かない倉庫の謎。サッカー少年とのやり取りも甘い作品。 シンプルながらもミステリーとしての納得性が高いですね。 〇勿忘草をさがして 【おすすめ!】 勿忘草を通して、親子のすれ違いを描く作品。 主人公が成長し、ほんの少し芽生えた勇気と優しさが眩しすぎる。ずっとずっと彼らを応援したくなりました。 ■きっと共感できる書評 実は私もお花や草木が大好きでして、よく鉢物や切り花をお部屋に飾っています。植物も生き物と同じで、ちゃんと世話をしてあげると元気になるし、放置しておくと枯れてしまうんですよ。 毎日水をあげて、日光にあてるのが手間だったりしますが、草木の元気な姿を見ると、それがまた温かい気持ちになれるんですよね。 ※twitterに写真を上げたので、お時間があったら見てね https://twitter.com/autumn522aki/status/1665150119786708992 そういえば亡くなってしまった母も、元気なころはよく庭でお花を育てていました。いい作品は、大切な人を思い出させてくれますね。
74投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【収録作品】春の匂い/鉢植えの消失/呪われた花壇/ツタと密室/勿忘草をさがして 植物が絡むささやかな“事件”を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリとのこと。 高校生の航大が、大学生の拓海とその祖母と共に過ごす時間は温かい。他人だからこそというのはあるし、植物が介在するのもあると思う。拓海は「名探偵」ではなく、「友人」という立ち位置におり、彼自身も成長途上の青年である。こういう出会いがあると人は少し生きやすくなると思う。
9投稿日: 2023.05.10
powered by ブクログ些細な日常の謎を解く連作短編ミステリ。植物に興味を持ったことで謎が生まれ、植物に深い知識が謎を解く。 登場人物が丁寧に描かれていて息遣いまで聞こえるようなリアリティを感じます。派手さはないけど登場人物含め全てのバランスがいい!静かでとても上品な作品でした。 これはミステリーが苦手な人にも楽しんで読める作品じゃないかなと思います!
2投稿日: 2023.04.27
powered by ブクログ第32回鮎川哲也賞受賞作品 植物に纏わる日常の謎を描く、詩的情景美しい連作短編集 心身共に傷を負った主人公男子高校生と、登場人物たちの優しくリズムの弾む会話、人を思い遣る心を丁寧に追い、とても読みやすい 苛烈な設定が多い昨今、ゆったりと流れる時間にとても満たされました
3投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログAmazonの紹介より 校舎から次々に消えていく鉢植え、 毎年祖父の命日近くに届く差出人不明の押し花の栞―― 謎が、植物が、青年二人を大人へと導いていく 一年前、偶然出会ったおばあさんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に沈丁花が生えていることと、その庭で交わした会話だけ――。トラブルにより部活を辞め無気力な日々を送る航大が、一年前の記憶を頼りにある家を探していたところ出会ったのは、美しい庭を手入れする不愛想な青年拓海だった。拓海は植物への深い造詣と誠実な心で、航大を導いていく。植物と謎を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。 第32回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。 植物が絡んだ不可解な出来事を寡黙な園芸を得意とする男子が解決していく連作短編集です。 殺人や衝撃といった大きな盛り上がりというものはなく、淡々と静かな時間を過ごしている雰囲気があるため、何かもう一つスパイスのような要素が欲しいなと思ってしまいました。 しかし、様々な出来事を通じて、メインの青年2人を含む色んな登場人物が抱えこむ苦悩が垣間見えます。 出来事の裏に隠された真実が、切なさがあるものばかりで、理不尽な部分もありますが、不可解な出来事を通じて、その悩みが解決されていく描写は、読んでいて安心感がありました。 スッキリ解決というよりは、含みを持たせるような表現で解決していくので、読者としても、じわじわと温かさがくるかのようなしっとり感のある余韻でした。 他にも、植物を絡ませた出来事なので、植物にまつわる事が描かれています。特に植物の知らなかった一面が楽しめました。あまり意識して植物にふれることがなかったので、そうなんだと思う部分が多くありました。 良い具合にストーリーに絡んでいるので、読み応えがありました。 余談ですが、第32回鮎川哲也賞の候補作に小西マサテルさんの「楓と祖父と虎の謎(リドル)」が。 タイトルは違いますが、第21回このミステリーがすごい大賞で受賞作品「名探偵のままでいて」ともしかしたら内容は類似しているかもしれません。
4投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログ#勿忘草をさがして #読了 庭に沈丁花、だけが手掛かりでお祖母さんを探してる航大。 そこで出会った美しい庭を手入れしている拓海との出会いで、日々の謎解きが始まる。 ・毎日少しずつ校舎から消失する鉢植え ・お祖父さんが大切な花壇を踏み荒らした謎 ・蔦まみれの物置の密室 などの5篇の短編集。
2投稿日: 2023.04.02
