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胚培養士(はいばいようし)ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~(9)
胚培養士(はいばいようし)ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~(9)
おかざき真里/小学館
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総合評価

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    https://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00061490

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    投稿日: 2026.01.26
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    8巻で、由紀恵は、芹沢医師から早期閉経を告げられる。同期同士で結婚し、両親と姉の四人家族で育った彼女は、“普通”の中でずっと生きてきた。だからそろそろ“普通”に子供を持とうかと思って相談した矢先だった。 「普通にしていたら子供は望めません」 見た目は“普通”であるため、夫にも相談できない。普通に戻るために、人知れず治療する由紀恵だが、治療の結果が思わしくなく、次第に追い詰められていく。彼女が最後に頼った先は、自分に最初に“普通”を植え付けた場所だった。  本巻は7巻で、やや無神経な医師として描かれた芹沢のフォロー回でもある。彼は女性ホルモンの研究を行っており、クリニックに引き抜かれたのだ。つまり、スタッフは精鋭ぞろいということになる。  インターミッションとして水沢と一色と娘、5巻で一色を兄貴と慕う嵐の釣りが描かれるエピソードが紹介。娘は「母親が二人いた」という。嵐は、一色が再婚したのかと思うが、実際はそうではないことを読者は知っている。成長した娘が、いずれ本当のことを知る時は来る。  次巻に続くエピソードとして、一色の友人で官僚の若狭が登場。男性不妊と妻のがんを打ち明ける。これまで妊娠・出産が数多く描かれてきたが、若狭は生まれてきたその先を考える側の人間である。子供手当で出産した子供への手厚い支援は成されたが、ではどんな子供にも支援が与えられるのかというと、そうではない。事実婚カップルへと裾野は広がっているが、まだ途上である。

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    投稿日: 2026.01.18