
総合評価
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powered by ブクログ恋人へ素直になれない2人の物語。 大輔のもやもやした感情のところが言語化されているのを見ると,中学時代に親に反抗していた時の自分を思い出した。 もうぶっきらぼうになったら歯止めが効かないみたいな。どうしようもなく続いてしまう、ふてぶてしさとか不器用さを、あの頃は言語化できなかった。ただただ、世界と自分を憎んでいた日。 恋愛の話ではあるけど、登場人物の心情を細かく、丁寧に捉えた見応えある文章でした。 ストーリーというよりかは、言葉に注目して読むべき。
0投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ千早茜と尾崎世界観の交互で行われる原稿回し 最高 千早茜の秀才がより際立った 物語は、合間を無くすことで想像を掻き立てていて、まんまと2人の罠にひっかかった キャラクターが好き。
0投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ男性と女性の価値観の違いやすれ違いを感じることが出来る一冊でした。私が行動する時、少し考えてから動く癖をつけたい。
0投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログ読ませるなあ、と思った。 読み進めていくうちにもっと先が気になってくる感じ。 「得をしない小説を書く」、尾崎さんが言っている通りの小説だった。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犬も食わないどころか全力で逃げだすと思います。もっと言えばこれは恋愛小説ではなく、バトル小説。自分がこの状況だったら号泣しながら不戦敗を選びます。
26投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ大好き。尾崎さんも千早さんも好きなので最高~~と思って買った。出てくる男も女もめんどくさ~~~~いけど、やけにリアルで面白かった。 尾崎さんの言葉選びが、クリープだなあと思うところが何か所かあって、そのたび好きだなあと思った。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログセンス押し出してきそうと疑ってすみませんと謝りたい。 MCバトル小説。もっとマイルドだけど自分に近いとこある気もする。 自律神経出張症に笑った。
0投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ「言い過ぎやろっっっ!!」と何回も一人で突っ込んでいました(笑) だけどこの男と女の違い、もう生物そのものが違う感じ、おもしろく最後まで飽きずに読めました。 経験上、こういうだらしない男にハマる女の人は どう頑張ってもだらしない人に惹かれてしまうイメージ(笑)
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ「別れたらいいのに」 「何が良いのか分からない」 そんなことを言われると「そうだよね」としか返せないけど、あの時の言い表せない感情がここにある。好きとか嫌いとか、そんな白黒におさまらないグレーな感情が。 男女の共作だからこそ、価値観のぶつかり方がリアルだった。 どうでもいいけど「段ボールの切れ端を巻き付けた白い容器」がずっとピンとこなくて、千早さんのターンでやっと分かったんだけど、わたしだけですか? これ男性ならすぐにピンとくる表現なのか、それとも大輔独特のものなのか、単にわたしの察しが悪いだけなのか気になる。 追記 恋愛の馴れ初めが好きなのに、この物語では書かれていない。最悪の出会いをしたのに、なぜ惹かれあったのか謎のまま。お互いにお互いを見下していたのに何故?と思うけど、どちらも他人を見下して生きてるから重なる価値観もあったのかなと第二回のところで推測。始まりも終わりも曖昧で、それがいいんだよなとじわじわ感じている。
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ不器用な2人が私と恋人に通ずる部分があって、分かる場面が沢山でどこか切なくておかしくて愛おしかった。難しいなー、ちゃんと伝えなきゃね、素直にならなきゃいけないな。結局居なくなったらどこか寂しくてやっぱり好きだから。
2投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ恋愛小説を読みたい気分だけど、純愛とか感動系じゃないんだよなぁ…ってなった時、積読されたこちらをふと思い出してなんとなーく読み始めた。 ぴったりだった(笑) 特別夢中になる場面があるわけでもないのに、最後までしっかり読めて、誰もがどこかで共感できる所があるような。 たぶん、すでに長く付き合ってる人が居るとか、同棲中だとか、あと夫婦とかね、そういう人達に響くと思うなぁ。
12投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ名付けて「花束みたいな恋をしなかった」 一度もトキメキや楽しさがなくてダメな男とうるさい女でどっちもイライラしてるような文字列でページが埋められてる。でも男女ってこういうもんなのかな。スーパーとか蛇口とかロッカーとか虚構の小説なのにリアルなさりげない日常を装うせいで逆に鼻につく感じがなんか気になって流し読み。
0投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログこの二人のかけあいなら面白いだろうなって読んだらホント面白かった 大輔には自分もイライラ、でも大輔の気持ちはふーんそうなのか初めて知ったという感じ 終わり方もあれでよかったと思う
0投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログ男女で価値観が違うことが分かりやすく表現されてて興味深かった。交互に、先手後手が変わっていってて、飽きなかった。ちょっとした気持ちの表し方とか、自分では思いつかないような表現の仕方してて面白かった。
0投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大輔と福が付き合うときの詳細が書かれていないのでこの二人がどういうやり取りがあったのか気になった。 英語だと白か黒の表現になってグレーな表現ができなくなるっていうのがなんかすごく共感した。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログめちゃめちゃ面白かった…というか、興味深い! それぞれの視点を別の人が描く-そりゃ面白いよ。だって実際別の人間のぶつかり合いなんだもん。 しかも。偶然にも自分が風邪ひいて寝込んでいる時に読んでしまったもんだから、第三回で感情が一気に乗ってしまった。 もちろん福側の言い分には首もげそうな程同意してしまうし、大輔の思考パターンには何か新しいものを感じてしまう…。 このタイミングで手に取ったのは運命だったのかも。 犬も食わないんだよね。分かってる。 期待するからこの気持ちになるって事も分かってる。だいぶ手放せてきたつもりだけど、今回寝込んでまた同じ気持ちになったのでまだまだだ。でも、それすらなくなる時はきっと違う関係だ。 文庫化記念の対談も興味深くて面白かった。
6投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログタイトルの犬も食わないがぴったりなお話でした。恋愛のドキドキ感みたいなものは書かれてないのですが、もっと日常に隠れてしまった愛のようなもののストーリーです。男女の考え方の違いが段々出てきて、楽しく読めました。 筆者が入れ替わっていくのですが、他の方が書いたストーリーを繋げていけるってすごいなと感心してしまいました。
7投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログすみません、恋愛経験浅い私には共感できませんでした。とほほ 千早茜さんと尾崎世界観さんの筆力すげ〜とはなった、なんかめっちゃクリープハイプだった
0投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ2025年3月14日、グラビティで若い女性が屋外のデッキみたいなところでくつろいでこの本を読んでる画像あげてた。「久々に読書してる〜〜」ページは「煙草コーヒー 千草茜」のところ。
0投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログすぐに怒っちゃう福に共感できるような、言葉足らずの大輔にも共感できるような、それでいて自分の恋愛とも全く違うような、、、。共感と客観の間で2人の恋愛を面白く読むことができました。他弁で死ぬほど笑いました。
0投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログおもしろい。なんか好き 文庫化記念ロング対談にあったように、大輔と福のMCバトルって感じだった。特に大きな事件があるわけではないけど、その辺にいそうな2人のそれぞれの言い分と視点を描いていた。
0投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ大好きな千早さんと尾崎世界観!映像化するなら大輔は池松壮亮でやって欲しい。どうにも言葉足らずなダメ男なんだけどずるずる付き合ってしまう福の気持ちもなんか分かる。タイトルどおりの犬も食わない話。最後の対談もいい。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ千早茜さんが好きで読んだけど、尾崎世界観って、クリープハイプの人だったの!? 男女の考え方の差を描いてると思ったら、それ以外の見どころもたくさんあった。最後のコラムが好きだったな〜〜、物語を描くことの、苦しさ、楽しさ
0投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ恋愛はみててイライラするものだとお2人が対談で話しててよかったぁと思った。実際読んでてすごくイライラしたけど面白かった 「ありがたいけれど、ちょっと違う、迷惑といってしまうには申し訳ない好意」
0投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログきっとこんな日常あるなって、 こういう生活してる人いるなって、 なんでもない日常が続いてる世界が2つの視点から覗けて斬新な本でした! それぞれ分かり合えてない箇所が、それぞれの目線で見えるから、セットで一つのお話しなのが面白かった! あそこまで強く蹴散らせない私からしたら、思ってることをただ言葉で殴るのがすごいなあってずっと思ってたし、2人とも癖強いなあって思ってた笑 得にならない本は嫌いじゃないし、好き! 2人の他の小説がもっと読みたくなる本でした。
2投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログしんどい恋愛。本当にタイトルの通り、犬も食わない男女の喧嘩、すれ違いが描かれている。めんどくさい女、癖の強い女が出てくる小説が大好物な私にとって最高の一冊。
31投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ主人公2人に共感はできなかったが、男女での同じ物事に対しての視点の違いをいろいろなエピソードでみることができたのはよかった。 共作でこんな描き方ができるのか……
1投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ人と暮らすことのままならなさがやや癖の強い主人公たちによって切り取られていく感覚。日々のモヤモヤを言葉にしたらこんなにも面白がれるものなのに、真剣に戦い過ぎてしまう。
4投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ特に何の予備知識もなく買ったものを読了した。 本当に綺麗事のない恋愛小説だった。ラップバトルと聞いて、なるほど!と後から思った。
1投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログタイトルが秀逸だと思った。 派遣秘書の福と、廃棄物処理業者の大輔の話。 尾崎世界観さんと千早茜さんの共作。 どちらの書く文章もリアルでちょっと笑えて面白かった。 読みやすく、映像を観ている感覚でスイスイ読めた。
8投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ福の視点の時には「早くそんな人とは別れなよ」って思いながら読んでるのに、大輔視点では「そんなクズな奴じゃないだろ、ちゃんと気持ち伝えな」ってなぜか思いながら読んでいた。 相手の言いたいことを分かった気になって、自分の気持ちを伝えないのは損してるのかなぁ。
1投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ上手く噛み合わない二人に終始むず痒さを感じました。相手に思いやりを持って愛し合う、みたいな綺麗な恋愛ではなくて、こういった裏側の綺麗ではない部分を全面に出した作品はあまり読んだことがなかったので、とても新鮮な気持ちで読めました。 最初は大輔なんてあり得ない、早く別れた方がいいと思う気持ちが強かったのに、終盤になっていくに連れて大輔が可哀想かもという気持ちに変わり、福がきちんと別れられなかったのが少しわかる気がしました。 行き過ぎた献身は愛ではなく自己満足である。このことを忘れずに恋愛していきたいです。
2投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ献身は愛じゃなくて自己満足なんだから。 ってそれじゃあ何もしてくれない、何もくれない ただそばにいるだけの犬とかを可愛がるのも自己満足で、結局はよくわからなくて愛とかなんとなく良い言葉で覆ってるだけであって、結局どうして一緒にいるんだろうね。でもそんなこと言い出したら、恋人やペットだけじゃなくて家族や友達もそれ以外に一緒に過ごす人たちも全部よくわからなくなって。 考え出したら止まらない〜 大好きな2人のこらぼ! とってもおもしろくて考えさせられる本。
0投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ文庫になって、共著2人の対談の付録付き。 この対談で、連載されていた読者の感想が切れ切れに話されてて、まさに私もとそれそれと思うところがいっぱい。 巻末対談を読まなかったら、ちょっとイラっとしたままかもしれないけど、思うつぼにならなくて良かった(笑)
9投稿日: 2024.09.27
powered by ブクログ感想 名札のつけられない関係。周りに説明しづらい。家に帰ってもトキメキなどない。だけどやめられない。きっと好きでもない。情が湧いてしまった。
0投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログ今の恋愛の不甲斐なさと重なって辛かったです、状況も関係も違うけど、曖昧な関係でうやむやにしちゃう苦しみに既視感があって、男女の目線で語るのが余計リアルで、、
0投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ千早茜が好きで、文庫発売当初に買ったまま1年以上本棚に眠らせていた。尾崎さんの文章は初めて読んだけれど、千早茜の静かで熱い文章にぴったりですごくよかった。
0投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ私って言葉遣いは強いけど、その裏では誰よりも繊細な心を持ってるし、付加価値のある、エモいもの大好きなんだよね、みたいな女さんの文で最初は苦手だった 関わる人の値踏みをして、心のなかではマウントをとる、なんか常に人を見下してる女さんでした けどなんか最後がそわそわしながら読んでる自分がいて ぐぬぬ
0投稿日: 2024.07.21
powered by ブクログ尾崎世界観さんの本は初めて。 見たくない自分の中身を引きずり出されるようなひりひりした感じ。何でこうなるのと、あるかものせめぎ合い。 お二人の対談の中で、尾崎さんが、本で得しようと思うのは強欲、意味のないものを書いているのに、という部分にはなるほど! 本は何かを教えてくれたり気づかせてくれることもあるけど、何かやらなきゃを忘れて没頭できるのも本。 疲れているときにはちょっとくらいそうだから少し元気なときに他の本も読んでみたくなりました。
2投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大輔の寄行の数々を見ると、「自分の彼氏はこれよりマシ」と大抵の人が思えるんじゃないか。 これが恋愛話なら、全く憧れない小説No.1。 キュンなんてものはない。 なんで付き合ってんの?って不思議に思うカップルがリアルにもいるけど、こんなかんじなんだろうな。 独特な個性をもつ登場人物は、読んでいておもしろい。現実では、福以外は関わりたくないけど。 2人の視点から見る世界観はおもしろく、表現は細やか。声に出して笑えた部分もあった。フッ 自分が共作というスタイルに慣れていないからか、読みにくい(想像しにくい、何のことを言っているか理解不能、無駄に長いと感じる)点が多々あった。
0投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
男女の恋愛に対する考え方の違いが如実に表現されているなと思いました。章ごとに作者が変わりばんこに男女それぞれの主人公目線で話が進められて行きますが、食い違いがすごい。これも作者たちの思惑なら、やはりお二人ともさすがだなと感嘆しました。 「いぬも食わない」喧嘩なのか、別れ、なのか。読み終わった後も2人の関係性がどうなっていくのか全くよめずモヤモヤも残りましたが、それもご愛嬌ということでしょうか。
0投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ本当に「犬も食わない」笑笑 尾崎世界観さんと千早茜さんの相性が良いのか、感性が似ているのか、どっちが書いた文章と思うくらい。 今度は「犬も食う」ほどの純愛?を読みたい。
2投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログだらしなくてだめな男と、めんどくさい女の喧嘩ばかりの恋愛の本音を描いた作品。 男側:尾崎さん、女側:千早さんが描かれている共作ですが、物語の空気感や温度が同じで違和感なく読めました。 尾崎さんは初読みでしたが、大輔の不器用さを上手く描かれていますね。千早さんはさすがで、福の心情がとてもリアル。別れることを考えたときに、『1人になりたかったのではなく、期待しないという状況が楽だったのだ』という一文に、しみじみわかるなぁと感心してしまいました。 千早さんの作品をまた読みたくなりました。
17投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ仕事も恋愛も憤りがちな女と言葉数少ない不器用男の話。また喧嘩してると少し呆れながら読みました(笑)お節介だけど別れた方がいいよと言いたい...でも、当の本人たちにしか分からない"何か"が垣間見えるたび恋愛ってややこしいよな〜と思う。
2投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログ大輔思ってることなんも言わんからめっちゃもどかしいけど大輔目線で描かれてるとこはめっちゃ可愛くて推せる、 感性が似てる人と付き合いたいなと思いました良い本でした
3投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ犬も食わないというタイトル通り、カップルの痴話喧嘩の話。 男女の目線が交互に出てきて、男目線を読んでいると「なんだこの女」となるし、女目線を読んでいると「このクソ男〜」となる。 世の中の揉め事って大抵そういうことなのかな、と思った。
1投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ恋愛小説では逆に珍しい? 出会ったきっかけは覚えていても惹かれ合った理由は覚えていない。 いや、正確にはちゃんと惹かれあって確認して始まったわけでもないので思い出せる部分が無いのかもしれない。 始まりが燃え上がって始まった訳ではない不細工な恋愛は散り際が一番、色濃くなったりもする。 二人のだらしがない恋愛のような感情には、類似する経験をした事があり、どこにでもあるリアルな恋愛ってこうかもな。 と時折り共感しながら読み進めることが出来た。 --------- カップルの変哲もない日常を男性目線(大輔)と女性目線(福)で書かれる尾崎世界観と千早茜の共作の作品。
6投稿日: 2024.04.05
powered by ブクログ同棲ケンカップルの日常が、彼女と彼氏それぞれの視点から綴られています。 作家さんお二人の共作ということで、お話によって文体が全く違うのが、なおさら福(彼女)と大輔(彼氏)が別人格であるという実感がありました。 特徴が無い絵柄のジグソーパズルを何となく惰性で嵌め込むような、微妙に食い違う二人の生活は、主義も習慣も噛み合わなくて、それがどんどんストレスになり、最後にドカンと爆発(彼女のほうが)してしまいます。 読者は喧嘩する二人の間に挟まれて、それぞれの話を聞かされているような感覚に近いといいますか。 喧嘩に至った理屈が交互に語られるのですが、ほとんどの場合は大輔のズボラさが福をキレさせているので、概ね福に同情の余地ありかもしれません。 でも、どうしてか、大輔の面倒臭がりでダメな性格が どこか憎めず、最後のエピソードで彼女に宛てて書いた手紙が予想外に切なくて、目で追いながらつい泣きそうになりました。 福が大輔に絆されてしまう理由が少しだけ、分かった気がします。 全体的に、人間同士のぶつかり合いが泥臭く身近に描かれているようなお話なので、恋愛小説らしからぬ、ぜんぜんキラキラしてないところが、逆に私には好ましいと感じました。 そんなわけで、恋愛のキラキラした心の機微ではなく、圧倒的に不平不満やイライラが描かれていますので、それが面白いと感じるかどうかは個人の好みかなと思われます。私は最後まで楽しく読むことができました。
1投稿日: 2024.04.02
powered by ブクログ最初に言っておくが、これは純愛を描いた小説ではない。変わらなきゃと思いつつ変われないまま続いてしまう日々、これが現実だよなという。 最後、これで終わり!?と少しモヤモヤしたけれど、福と大輔らしいのかなと思い納得した。
3投稿日: 2024.03.27
powered by ブクログ今目の前にある肉体は有限だった。 きれいと言っても良かった。 この先老いて、潤いをなくしていくだろう男の肌や髪を想像しては、残念なような、ほっとしたような感傷的な気分になった。 あたしにとってのきれいは、最後の景色なのだと思った。
4投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ尾崎世界観さんが書く「ダメな男」大輔と 千早茜さんが書く「めんどくさい女」福の恋愛の話。 久しぶりの恋愛小説。共作だけど同じ作者が書いたように違和感なく読めた。 私にも福みたいなところがあるかも…と共感しながら読んだ。 大輔は福目線で見ると本当にダメ男なんだけど、大輔目線で見るとどこか憎めない。 言葉で伝えること、会話をすることって大事だなぁと改めて思った。 ✎︎____________ でも、恋愛自体が不完全燃焼なのかもしれない。燃やしつくしたら終わるし、燃えなかったらそもそもはじまらない。ぶすぶすとした埋火を互いに持ち寄って、なるべく長く暖がとれるように、いじましい努力を続ける。 自分がいなきゃとか思ってんだったら間違いだからね。そんな献身は愛じゃなくて自己満足だから
7投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ熱狂的なファンでもないけれど日常的にクリープハイプを聴いてるからなのか、大輔が勝手に尾崎世界観で脳内再現されました。安易。 どちらの視点も、キレるまでの思考回路は共感せずとも少し理解できるような部分があって。 変に感情移入した後、???となる行動で突き放される感覚がおもしろかった。
1投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ恋愛の上手くいかないもどかしさ、イライラ感がリアル。 抽象的な表現が多すぎて、読みづらさを感じてしまった。
0投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログ恋愛って実際綺麗なものばかりではないよなーって実感させてもらえる本でした。 尾崎世界観さんと千早茜さんとの掛け合いがとても面白かったです。
0投稿日: 2024.01.09
powered by ブクログシモキタでなんか読みたいと思って買った本。図らずしも、ぽい本でよかった。MCバトルを小説でやりたい、とか先攻後攻みたいなのも面白かったなぁ。 クローゼットに隠れる大輔のシーン何が何だかわかんなかったけど面白かった。。 巻末の対談でもあったけど読書で毎回何かを得られるわけじゃないし(そんな本ばかりは疲れるし)、たまにはこういうなにも起こらない本を読んでいきたいと思う。そしてそういう時は斜め読みする癖をやめてどっしりセリフ以外の文章も楽しんでいきたい。 書き手のインタビューってあまり今まで触れてなくてとても新鮮だった。千早茜さんのTwitter見にいったらごはんばっかりでこりゃ尾崎世界観の食への関心のなさに驚くわと納得。
5投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ派遣で秘書として働く福と土木系で働いている大輔。それぞれの視点から描いた連作短編形式。大輔の視点を尾崎世界観が福の視点を千早茜が。 恋愛のモヤモヤというか、なんかうまくいかなさみたいなものを描いているのだと思うが、違う人がひとつの物語を描くものだから結局何が言いたいのかわからないし、なんだかエモを安売りしてんのか?ていう感じが。読みやすかったし、読み切ったので、全然読めない作品ではないのだが。なんだかパンチのなくなった「自転しながら公転する」みを感じたので。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ【2023年162冊目】 推し作家千早茜さんと、クリープハイプの尾崎世界観さんの共作。恋愛小説というか、人間小説だなと思いました。恋愛感情を抜いたら、全然無理じゃない?二人の付き合った経緯は作品中では語られないんですが、いやだって想像できないもん、あの出会いからどうしてそうなった? 千早茜さんの文章力についていけるのかしらと思ってたら、尾崎世界観さん素晴らしかった。途中で「世界観」を連呼する描写があったの、ふふ、ってなりましたが。 いやー、恋愛感情で乗り越えられてても結婚したらまた別の感情が発生して無理ってなる例は多いと思うんですけど、恋愛感情がある時に既に乗り越えられてないのはもうダメなんじゃないでしょうか。 最後に二人の対談があって、千早茜さんが「神様の暇つぶし」を恋愛小説として書いていたことがわかって、もう、あの、頭を抱えました。好きすぎ…
0投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログなんの変哲もない、2人の物語。 なんの変哲もない物語が生き生きと綴られる作品。 終始もどかしさを感じたが、人生ってこんなもんだろうなぁとも感じた。なんというか。物語だからこういうイベントを作らないと、というのが全くなく、ゆったりとありきたりな毎日が進んでいく、そんな作品だった。 そんな変哲もないところから、幸せだったり、怒りだったり、優しさだったりを見出していくというか、感じていく、それが人生なのかなぁと。 逆に、自分がそう思った事を考えると、自分は自分の人生に刺激が欲しいんだろうなと思った。そんなふうに自分から行動を起こして、自分の人生を装飾していっているんだろうなと思った。 自分は自分の人生に退屈はしたくない。
0投稿日: 2023.11.29
powered by ブクログ"いい男は過去の女の努力の賜物" こうやって言葉にされると心に刺さる。 ふたりの作家さんの共同で作られた作品を読むのが初めてで、不思議な感覚だったし、主人公たちが付き合ったシーンが描かれてなかったり、各々の捉え方とか感じ方とかあって、言葉にするって本当に大切なんだなと思った。
0投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログ決して綺麗ではない、私たちの日常に近い恋愛。 好きだけど、何か違う、何かが不満 長い間付き合っているとお互いの事を知っているように思えるがそこにはたくさんの思い違いがある。 付き合う事に意味があるのか?考えさせられました。
1投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ女サイドと男サイドの視点から描かれる物語。「喰う寝るふたり 住むふたり」の小説版のような作り方。出会のきっかけはときめきのかけらもないようなもので、同棲に至った経緯はありがちななし崩しのぐずぐずさで、ちっさなことで喧嘩したり、イラついたり、期待したり、諦めたり。その年までその性格でその生活をしてきたものを、矯正するのは無理だし、強制もできないのに、懲りずに期待して、裏切られてを繰り返す。対談で語られていた「何の意味のない内容」その通りで、だけど、それがいい。
0投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログ久しぶりに昔の恋愛のイライラを思い出したな。 20代のこの頃みんなしんどそうな恋愛してたな。 将来と今のギャップがまたしんどい時期だったから余計かな。
1投稿日: 2023.10.19
powered by ブクログいやー、THE日常なんだけど、楽しい読書時間だった 初めて共著というものを読んだけど、 確かにMCバトルみは合ったし、最後の対談のやり取りは考えが存分に詰まってて、一生対談し続けてほしいと思ってしまった
0投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログクリープハイプが好きなので読みました。 尾崎世界観らしい。なんとなく『オレンジ』のPVを観てるような作品でした。 同じ場面が別の視点で描かれる作品は基本的に好き。 読んでなんとなく虚しくなりました。けど悪くはない。
0投稿日: 2023.08.31
powered by ブクログ共作小説というものを初めて読んだかもしれない、が、違和感なく入り込め、とても面白い。この汚さ、不毛な喧嘩こそがお互いを絡め取ってずるずる続いていく感じ、これが恋愛だよね、と。変人で嫌悪すら抱きかねない男の絶妙な描き方をする尾崎世界観もすごいし、それに対峙しつつ己の中の女としての葛藤や苦悶を妙にシュールに描く千早茜もすごい。
0投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ尾崎世界観の小説は舌に合わなかった。はっきりさせないものがよいという文化はわたしにはよくわからない。
1投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログいただき本 なんかよく分からない。 千早茜さんと尾崎世界観さんの共作、恋愛小説? ラジカセ犬がインパクトあった。
7投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログ同棲のめんどくささといじらしさが詰まった作品。 言葉にしないと伝わらないのは百の承知。でも「どこまで」を「どのように」伝えるかの塩梅がとても難しい。 他人同士が一緒に生きていく難しさに共感し、思わずはぁ~~とため息をつきながら読んでしまったが、ラストで何故か涙が出た。安堵なのか、切なさなのか、やるせなさなのかはわからない。でもふたりの生活はこの先も続いていくのだろう、と感じたことだけは確かだった。
0投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログ男目線と女目線のストーリーが交互に語られている。2人は恋人同士で、どちらも、愛し合っているというのは伝わるが、相手にそれが上手く伝わらない。思っているだけじゃ分からないけど、言葉にするのも気恥しいというか、難しいというか。
0投稿日: 2023.07.31
powered by ブクログ期待値が高すぎたかなー。 男女の思考回路の微妙なもつれ合いとかすれ違いを痛快に書いてるのかなと期待して読み始めたものの、メインの二人が割と自分とタイプが違ったからかあまり入り込めなくて。 どうしても少し遠いところからこの小説を読んでいる感じが拭えなかった。
1投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ二人の文学的でひねくれた書きぶりが合っていて良かった。別の二人が織りなす意義があった。 最後の対談も面白かった。
2投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログぬるっとしていて、でもリアルな感じだなと思った 2人の作家が交互に話を書くのが新鮮だった 尾崎世界観の文章は少し分かりにくかった 他に同じことを思っている人がいて安心した
1投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログカップルの特に何も起きないリアルな日常。男側も女側もあまり素敵だと思える人物ではなく、感情移入できなかった。2人ともキレやす過ぎる…。出会いのシーンはあるが、お互いの何に惹かれて付き合い始めたのか分からなかった。2人の仲も順風満帆とはいえず、もしどちらかが自分の友人だったら、別れた方が良いんじゃない?って言ってる気がする。
4投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログ何も特別なことは起こらなくて、繊細な感情だけ掬いとってる恋愛小説すきだ。 「結局、あたしにとっての恋愛は、自らの期待との戦いなのだ」
1投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ男女それぞれの目線や、それぞれの感情が描かれていて面白い。ケンカした時の男女の感情の違いとか、リアリティあって笑っちゃう。
1投稿日: 2023.05.29
powered by ブクログ派遣秘書の福は、最悪の出会い方をした廃棄物処理業者の大輔と、なぜか付き合っている。福の家に転がり込んできた大輔は、家事もしないし、行動も意味不明だし、それに対して福はイライラしてるし…。福が「あたし、別れることにした」と言ったときには、よしっと思ったのに…。 よく分からない2人だが、お互いに宛てて書いた手紙は、素直な気持ちが書かれていて良かった。相手が読むことはあるのだろうか?読んでほしいけれど。 恋愛って、スッキリ、ハッキリ、ウキウキより、モヤモヤ、イライラの方が多いな~。
1投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログ尾崎世界観の文が読みづらかった。 比喩表現が抽象的すぎて、何を言いたいのか分からないまま読み進めた。
1投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ恋愛が全てこうではないが、リアルな部分を皮肉っぽく描いているのは面白かった。 綺麗事では済まない関係、男女それぞれが持つズルさ、抱える余裕のなさ、一見いろいろな負の要素が絡み合っているが、 それでも成立してしまっている関係。。 損得勘定だけでは片付けられないんだよな〜と。 展開がある物語が好きだが、展開に焦点をあてない本作品もgoodだった。
1投稿日: 2023.04.30
powered by ブクログ「他人の恋愛をみていいなって思うものなんて嘘っぽい」 そんなことが書いてある帯の通り、 この小説の恋愛を見てるのってすごくイライラする。 嘘っぽさは微塵もなく、綺麗じゃない本当のカップルのような気がした。 ちゃんと人間の卑屈さが描けているのが、嘘っぽくない理由かな。
4投稿日: 2023.04.22
powered by ブクログ尾崎さんと千早さんの合作ということで手に取った。 ダメな男とめんどくさい女の痴話を交互の主観で描いた作品なのだが、男女の合作なので男性にしかわからない事柄と女性にしかわからない事柄が解像度高めに描かれている所がこの作品の面白いところだった。自分はこの手の話が結構好きなので読んでいる間は楽しい時間だった。
2投稿日: 2023.04.11
powered by ブクログいちごミルクの飴買った。バリバリ噛んで食べるの好き。一緒。 誰にも共感できなかったのに最後まで楽しめた!これはこれでアリだったり!!
0投稿日: 2023.04.11
powered by ブクログ尾崎世界観さんと千早茜さんの恋愛小説の文庫版。時間が掛かってしまったのは、なかなか読む時間が取れなかっただけで、内容はすごく読みやすく面白かった。 最後の対談にもあったが、あるよね。恋愛ってこういうこと。きれいな事ばかりじゃなくて安心する。などの感想があったというが、その通り。 そして、最後の対談読んで先攻後攻が入れ替わりつつ物語ができていく。ということに気が付いて、最後まであまり意識して読まなかったことに後悔。2人で男側と女側の恋愛を描いているだけかと思って読んでしまった。 ちょっと読み返して、そうやってみると本当に面白い。 千早茜さんの共作はこれで2つめ。面白かった。
5投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
クリープハイプのボーカル尾崎世界観と直木賞作家千早茜の合作。 1組のカップルに起きた1つの出来事を男性目線と女性目線でそれぞれに描いた作品。 彼氏が彼女に思うこと、彼女が彼氏に思うことが生々しく書かれているが、ついつい読み入ってしまう本作。終始、煮え切らない感じの2人の物語だが、最後の章を読み終えてもなお煮え切らない感じに、かえって清々しさを感じた。 一気に読んでしまいたくなるそんな作品。
2投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログ男女の生活を2人の作家が、 それぞれの視点で描く。 タイトル通り勝手にやってろ。 いい意味でそれ以上の感想なし。
8投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログ尾崎世界観さんの書く男性目線の部分が読みにくい。 千早茜さんからテンポが落ちる感じ、かつ理解しにくくて文章の落差を感じてしまった。
2投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ恋愛は他人事だからこそ俯瞰的にみることができるんだろう。 この作中の日常が我が事なら気が滅入ってしまう。 なんとなく一緒にいると考える事を放棄してしまいがちだけど、許容と妥協って似て非なるものだなぁ。
1投稿日: 2023.02.25
powered by ブクログ230221.4 福も大輔も嫌いな性格すぎて、モヤモヤ。でも憎めない2人。お似合いカップルだと思う。 男女の違いじゃなくて人それぞれの個性というか性格の違いだよね。 私にとっては、あのカップルがなぜ喧嘩してるのか分からなかったしさっさと別れなよって思っちゃった。 ラジカセのまわりをグルグル回り続ける犬の話。別れるのも付き合い続けるのも自分自身の問題で相手は関係ない...刺さりました。
0投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ怒りややるせなさの表現がものすごく上手だった。世界観と千早さんとでそれぞれ男女の目線からすすむ物語がとてもテンポがよく、それでいてズレがないのがすごく綺麗な作品だった。
0投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ2023/02/22 クリープハイプの尾崎世界観さんと小説家の千早茜さんが代わる代わる展開を考えながら書いた小説。 読んでいてとてもドロドロするような男女の恋愛が描かれています。小説とかではよく美化されがちな部分がほとんどなく、逆にとても現実的ではないのかなーという気がしました。 バンドの活動もしている尾崎さんは他にも小説を出していますが、他の作品も読んでみたいなと思います。 クリープハイプの作り出す楽曲がそのままこの小説に反映されているなって感じがして、展開の色は終始黒とかグレーって感じでピュアな綺麗さみたいなものはないけれどその分リアルに寄り添ってていいなと思いました!
0投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログ岡崎世界観描く男性目線。 千早茜が描く女性目線。 女性目線を読むとまるで 自分から発してるかのような勢いを感じた。 勢いが文章から感じ取れた。
0投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ3.3 リアルな恋愛小説。関係はすでに終わっている状態だけど、離れられない2人の気持ちを連作で表現している。他人が一緒に生活する意味とは?一気に読めた。
0投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ尾崎の文が結構すき すっごく澱んで動かないふたりの関係 でもすっごく動いて目まぐるしい関係が溢れているから 福も大輔も、このまま生きるのかも
0投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ2人の作家が男女に別れてストーリーを紡ぐ共作。それぞれの文体や考え方が違うからこそ、リアリティがある。
1投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログちょっとめんどくさくて、そして自分が生活している現実の世界で周りを見渡せばきっと沢山あるような恋愛のお話。 どれだけ綺麗で完璧に近いものよりも、自分でじっくり、時に手を止めながらつくった歪なものの方が愛おしく愛着が湧くということと恋愛は似ていると思った。 たとえそれが周りから見たとき綺麗でなくとも。
3投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログ恋愛小説なはずなのに、最初から最後までロマンチックな出来事はひとつもない。特別なこともない、決して憧れるとは思えないふたりの話。 男女それぞれの視点で、「ああ、これ共感できるな」とか「ええ、そんなこと思っちゃうの」とか、、、、日常の気だるさがリアルに書かれていてすごく良かったです。 恋愛の「面倒くさい」がギュッとつまった1冊。 でもむしろそれが良い。
3投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ文庫化したので再読。 魚喃キリコさんの表紙と挿絵が素敵! まさに「犬も食わない」。 馬鹿かよお前ら、勝手にやってろ!と思うけど、2人とも憎めないんだよ。とても好きな一冊。 福の罵りの場面が好き。え、そこまで言う?!な怒涛の口撃に笑ってしまう。 福の章で言葉が足りなすぎる大輔にイライラして、大輔の章で「こいつ色々考えてるのに微塵も言葉に出来てないやん…」とちょっと可哀想になる、の繰り返し。大輔が犬に見えてきた。 だからこそ、大輔の手紙のシーンがとても好きだ。『クソボールペン』が可愛い。 千早さん目当てで手に取った本だけど、尾崎世界観の文章もすき。「間奏」は思わずキュンときた。言ってることめちゃくちゃダメ男なのに。 そういえばクリープハイプを聴くきっかけになった一冊だったな。
1投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログしょーもないことで喧嘩を繰り返しながらも生活を続けていく、カップルの話。 〈夫婦喧嘩は犬も食わぬ〉 犬の食べない物はほとんどないが、その犬ですら夫婦喧嘩には見向きもしないところからいう。夫婦の喧嘩は、たいがい些細なことが原因で起こり、すぐに仲直りするものであるから、仲裁などせずに放っておくことが肝要である。 -imidas より抜粋。https://is.gd/8w51CM
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ最悪の出会いから始まる福と大輔の同棲生活を、 男女の視点別に描いた全六編の共作小説。 同じ物語が描かれているのに、それぞれの視点で感じ方、考え方が全然違っていて飽きなかった。 読み進めるうちに小説の形式にも慣れていって、片方の視点だけを読んだときに、このシーンで相手はどんなことを思っていたのかなと考えたりして、相手側の視点を読むと面白かった。 千早さんが描く女性は共感できる感情も多かった。複雑な感情の変化、葛藤する様子の描き方はとても上手で、さすがの一言だった。 尾崎さんが描く男性はとにかく不器用で、だらしない男。独特の視点、尾崎さんらしい歌詞のような文章もあって楽しめた。 特別なメッセージ性は感じなかったけれど、 男女関係にとどまらず、想いを言葉にして人に伝えることの重要性は、この二人のすれ違い様を見ているとひしひしと感じた。 些細なきっかけから始まる喧嘩やすれ違い、生活の中でお互いの嫌な部分が見えてしまう「恋愛のリアル」が詰め込まれた作品。
2投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ最後の手紙が本当に良かった、大輔こんなに言葉がでてくるんだ、、って 確かにイライラする話だけど、これが本当のリアルで読者に何も求めてない恋愛小説なんだろうな
0投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福と大輔、両方の視点から読む恋愛。 第一に、二人ともの思考を読むのが面白かった。 他人が生きていく上で、日常の中で、どんなことを考えながら、 煩悩?雑念?思考?を持って過ごしているのか。 それを覗く機会は滅多にないから、面白かった。 それは他の本でもいくらでも描写されているだろうけど リアルな本だからこそ、身近なものとして、 フィクションであるはずなのに、友だちの話を聞いているかのような気分だった。面白い。 その中でも男女の思考のすれ違いが大きく描かれていて。 性別で分けられるわけではないけど、100%同じ思考の人間なんているはずないから、そこのすれ違い、もどかしさを感じた。 特に二人はお互いに伝えることをせず、なあなあと過ごしていて。 最後の大輔の手紙にもあったようにこんなことになるなら、もっと気持ちを思っていることを伝えて、 泣かせた分だけ笑わせればよかった。 思いを伝え合っていても、全く違う思考を持った二人が 恋愛をしていく、一緒に過ごしていくことは簡単ではないのに。 その場その時が、いかに面倒くさくならないように逃げるか、 楽をするか、後回しにするか。 お互いにそんな感情を持っていたからこそ、始まりも終わりも曖昧で いつしか本音やまともな話し合いもできなくなってしまって。 あとがき?にもあったけど、何の得にもならない本を作りたいと尾崎さんが語っていたように、 何かを得られるというかは淡々とリアルな恋愛を聞くことのできる、そんな一冊だった。淡々と読める中でも、まるでノンフィクションのような、友達の恋愛話を聞いているかのような、リアルさがあるからこそ、イライラもしたし、もどかしいとも思ったし、自分と重なる部分もあってズーンってなったし、恋愛について、男女のすれ違いについて考えさせられる本だった。
0投稿日: 2023.01.21
