
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よくある異世界転生ものと思いきや、腐敗した政治体制から平民が革命を起こし、その中で王族が新たな地位を作り出していく壮大な物語だった。 主人公は大国グラナスと隣国アルビオンの国境に位置するハルミッヒ辺境伯の令嬢アンナ。彼女は武勇で国境線を守る父を尊敬し、性別を理由に剣を持つことを許されず、結婚の駒として扱われることに強い不満を持っていた。ところがある日アルビオンが攻め入ってきて、防衛に出た父・ハルミッヒ辺境伯が戦死。辺境伯跡取りの長男も捕虜にされ、アルビオンの将軍にアンナは嫁(人質)として差し出されることに。アンナは父の仇を討つため進んで将軍に近づいていく。隙をついてナイフを取り出した瞬間、腕を掴んだのはアルビオンの王太子ケネスだった。 沢山のキャラクターたちが「革命」というものの中でどう生きて行くのかを見ていると、誰一人として「カリスマ」たりえず、ラノベや少女漫画にありがちなチートを持った「ヒーロー」もどこにも居ないことを感じる。それはケネス王子の魅力が読み進めるうちにどんどん下がっていくことに象徴されている。武勇面でも戦略面でもイマイチで、革命を穏便に終わらせるために「君臨すれども統治せず」と形式を取るならば、ケネスが王になる意味は? 新体制を作るために色々やることも多いだろうから、ケネスがなっている方が順当なんだろうけど、ずっと気掛かりだった母の王妃様も薬抜きが出来たし、別段ケネスが前に出る必要もないのでは? けれどもこの「主役不在感」は、「革命」という大きな転換期においては必ず起こることなのだろう。フランス革命でもそうだった。革命を主導したロベスピエールら「革命家」たちの天下は短かった。彼らは「恐怖政治」を作り出し、結局ナポレオンという王を超える「皇帝」を生み出す原動力になった。「時代のうねり」というか、大きな「流れ」の中で、個人の意思などたやすく呑み込まれていく。ケネスがどんどん「ヘタレ感」を増していく一方、輝きを増していくのが「アンナ」だ。作品はまだまだ続き、アンナ母も血気盛んな様子だ。母親の年を気にしない色魔っぷりがいっそ小気味よく見えてくる。悪役が輝くほどアンナも輝くことになる。 これだけのキャラを創造しそれぞれを立たせて物語を手放さぬそのストーリーテリング力。アンナが1巻からどんどん成長していっているのは、作者さんが持つ大きな力量の腕の中で育てられているのだと感じる。
0投稿日: 2026.02.10
powered by ブクログ一気見しちゃった面白い ただの恋愛転生漫画ではないところが好きすぎる ヒーローが絆されるまで結構時間がかかるのと、ヒロインがカッコ良すぎるのと、色々好みなので星5です
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ☆3.5 6巻まで読んだ。未完結。 獣のようなところがいいと言いつつ、任せるのは淑女としての闘いって人選間違ってない?? と思ったら、5巻時点でそれ見たことかって展開になってて・・・。 いまのところ何枚か相手が上手だし、主人公があんまり役に立ってない。 けど、展開的にはちょっと気になる。
0投稿日: 2024.10.06
