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姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉
姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉
井原忠政/小学館
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総合評価

11件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    井原忠政氏の作品を読むのは今回が初めてでしたが、読みやすい文体で、歴史小説に慣れていない方にも入りやすい一冊だと思います。 本作の魅力は、浅井氏側の視点で姉川の戦いと小谷城落城が描かれている点です。織田・徳川側から語られることの多いこの時代を、敗者である浅井の側から見ることで、同じ出来事がまったく異なる重みを持って迫ってきます。 物語の軸となる主人公の境遇も印象的でした。万福丸の仇を討つために、皮肉にも信長側の足軽として生きることを選び、やがて秀吉の下につくという展開は、戦国という時代の理不尽さと、それでも前を向いて生きる人間の姿をよく表していると感じました。 今後の展開では、秀吉との関わりや藤堂高虎との交流がどのように描かれるのかが楽しみです。天下人へと駆け上がる秀吉の側近くに置かれることで、主人公がどう変わっていくのか、続きを読むのが待ち遠しいです。

    0
    投稿日: 2026.03.16
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    井原さんの作品は3シリーズ目。『三河雑兵心得』が面白くて続けて読んでいるので、こちらも読んで見た。 『北近江合戦』と狭い範囲なので姉川の合戦と小谷城の合戦くらいかと思ったが、もっと幅広いようだ。主人公の遠藤与一郎と部下で山賊出身の弁造が良い。三河雑兵では茂兵衛一人の活躍だが、こちらは二人。 遠藤与一郎は主君の浅井長政より、嫡男の万福丸を逃す役目を追う。史実を思い出すと、皆んな殺された筈、と思って読み進めると矢張り悲惨な結果。復讐に燃えた与一郎の働きが素晴らしい。 1作目では意外な方向に進んで行った。まだまだシリーズは続くようだが、どこに向かって行くのか興味深い。

    55
    投稿日: 2025.12.20
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    新しいシリーズ始めます。このシリーズは本当に読みやすくて好き。浅井長政との約束を果たせなかった与一郎。けじめをつけて、この先どう展開するのか楽しみです♪

    45
    投稿日: 2025.10.18
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    感想 お市は秀吉を嫌っていたはずでは!?まぁ、フィクションだからいいか。 あらすじ 弓の名人、遠藤与一郎は浅井家の重臣。浅倉に組したことで織田家から攻められる。不利な状況になりつつも与一郎は長政を支え続ける。 浅井は滅亡したが、与一郎は長政より次男の万福丸を任され、敦賀の乳母の嫁ぎ先の木村家を頼る。お市から連絡で、信長の起請文をもらい、小谷城に万福丸を連れて投降するも、安達という足軽大将に万福丸を殺されてしまう。 与一郎は万福丸の晒し首を奪い取り、荼毘にふす。その後、信長を討つために織田家の足軽募集に家来の弁造と仕官し、家中に潜りこむ。まずは万福丸を討った安達を誅殺する。その後、お市に呼び出され、幼馴染の片桐が匿っていた万寿丸を担いで、浅井家の再興を目指すことを秀吉と約束する。

    14
    投稿日: 2025.08.23
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    面白い!作者の人物の好き嫌いがはっきりしていて心地よい。 信長はボロクソ。これが本の底流を流れていて、与一郎が右往左往している。次も楽しみ。

    1
    投稿日: 2025.01.10
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     新たな戦国シリーズ。今回の主人公は浅井麾下の名門若武者。支配層を描く物語は多いのでその点では特徴は薄いが、今回は浅井残党の復讐、そして足軽からの再出発を描く点が面白い。  三河雑兵シリーズと同様、弾むような会話のテンポが心地よい。与一郎・弁造主従の身分を超えた関係性も良い。第1巻の本作は浅井長政の遺児・万福丸の庇護と裏切り、仇討ちを一気に描く。最後に秀吉に仇討ちを諭され、次作でどうなるか。仇討ち譚も面白いが、諦めて於弦との恋も成就してほしい気持ちもある。

    2
    投稿日: 2024.08.15
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    新たな心得シリーズは、姉川の戦い後、敗軍の将・浅井長政の家臣、遠藤与一郎と郎党・弁造が主役という、最初からハラハラさせる設定。与一郎らが、小谷城から長政の長男・万福丸を一時は敦賀に落ち延びさせたが、於市の方の手紙が要因で織田方へ投降。万福丸は獄門首になり果ててしまう。そこから与一郎の復讐が始まる。織田方の足軽となり、万福丸の首を刎ねた安達佐兵衛は仕留めたが……。羽柴秀吉が終盤与一郎の前に現れ、復讐は意外な方向に向かいそう。戦国時代も面白いな~

    0
    投稿日: 2024.03.18
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    ご先祖様らしき人物登場、遠い遠い親戚筋登場。 なじみのある地名も地勢も面白く、家族で盛り上がった。 主人公はまだ若者なので、 それなりの描写という前提は我慢して、 予定調和なのだけど、どう予想外にしてくれるか楽しみ。 図書館で借りたのだけど、購入しようかな。。。 このシリーズ、どこまで続くのか、 「三河雑兵心得シリーズ」はまだ読んでいないけど、 おそらく家康派であるなら、 こちらの「北近江合戦心得シリーズは」秀吉派だろうと思うが、 どこが終点なのか、見届けたいと思う。

    0
    投稿日: 2023.11.13
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    浅井家に仕える遠藤与一郎は小谷城落城に際し、浅井長政の嫡男万福丸を脱出させる密命を負う。 弓の名手であり、美男、鎌倉時代から続く名門である遠藤家の嫡男の冒険が始まる。

    0
    投稿日: 2023.10.16
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    浅井長政の家臣、遠藤家の嫡男与一郎が、信長によって陥落される小谷城戦を生き延びる所から始まり、裏切りと忠義に翻弄されながら秀吉の元に辿り着くまでの第一巻

    0
    投稿日: 2023.09.21
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    三河雑兵シリーズでお馴染みの作家の、浅井長政筋の武士を描いた新シリーズ第1巻。 三河雑兵シリーズも私に取って、必ず読みたくなる面白いシリーズだが、立場を変えての新シリーズ。 どんな展開になるのかと、ドキドキしながら読み始めた。 浅井長政が信長の怒りによって滅ぼされるところから話は始まる。 負け組の武士なのだ。 長政とお市から万福丸という10歳の嫡男を逃すことを願われる主人公、遠藤与一郎。そして山賊上がりの従者、武原弁造。 早くも秀吉も登場。2巻が今から楽しみだ!

    0
    投稿日: 2023.02.24