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歌う丘の聖職者
歌う丘の聖職者
ニー・ヴォ、金子ゆき子/集英社
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総合評価

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    歴史(民話)収集のために旅する僧と喋る鳥。 がっつりとしたファンタジーだった。 「塩と運命の皇后」の続きらしい。読んでない。読まなくちゃ。

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    投稿日: 2025.09.21
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    「塩と運命の皇后」に続く待ってましたの第二弾。中編が二編収録されていて、ファンタジー度と言うか、“物語”度がぐっと増しているように感じる(「塩と運命の皇后」が物足りないというわけじゃなく)。 特に表題の「歌う丘の聖職者」は、青春であったり、友情であったり、小さい時の思い出だったり、相棒のヤツガシラ(鳥の形態をしている)=オールモスト・ブリリアントとの関係性だったり、主人公のチーのバックボーンと共に、物語自体の世界観が興醒めにならない程度のいい塩梅で垣間見え、物語の可能性が広がったように思う(今後も含めて)。 また、ふとした一言が、多くの示唆や意味を含んでいるのも読んでいて楽しい。決して涙を流したり、冒険にドキドキしたりするわけではないが、大人が読んでも驚きとじわじわとした感動が心に残る、稀有な“物語”と言えるでしょう。可能なら「塩と運命の皇后」から読んでいただきたい。

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    投稿日: 2025.09.16