
総合評価
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powered by ブクログイギリスの作家ルネ・ナイトの長篇ミステリ作品『完璧な秘書はささやく(原題:The Secretary)』を読みました。 ルネ・ナイトの作品は、6年半前に読んだ『夏の沈黙』以来なので久し振りですね。 -----story------------- じわじわ滲み出る怖さ、急転直下の結末――大企業の社長を支えてきた秘書に何が起きたのか? そして、彼女は何をしようとしているのか? 俊英が放つ、傑作サスペンス! 人里はなれたところにある〈ザ・ローレルズ〉で、わたしは回想する──大企業の社長マイナの秘書として活躍した日々を。 長らくわたしは、私生活を犠牲にしてまで完璧に彼女に仕えてきた。 そして、強い信頼で結ばれたふたりの関係がずっと続くと思っていた──オフィスに警察がやってくるまでは……。 予測不能の展開に、じわじわとにじみ出る怖さ。俊英が放つ、傑作サスペンス! 解説=若林踏 ----------------------- 2019年(令和元年)に刊行されたルネ・ナイトの長篇第2作にあたる作品です。 大手スーパーチェーン〈ザ・ローレルズ〉で派遣の事務員をしていたクリスティーン・ブッチャーは、会長ジョン・アプルトン卿の娘で最高経営責任者のマイナ・アプルトンの個人秘書に大抜擢される……マイナに心酔するクリスティーンにとって、マイナは完全に「推し」、、、 マイナの仕打ちはまさに「ザ・パワハラ」という感じなのに、クリスティーンは推しを喜ばせたくて最初から完璧に、あるときは先回りして尽くし倒します……もとから邪悪なマイナはどんどん助長していき、クリスティーンを物のように扱いますが、洗脳されているクリスティーンは自分を犠牲にすることさえ喜びと感じるようになるが……。 大手スーパー〈ザ・ローレルズ〉経営者でカリスマ的な女性実業家マイナ・アプルトンの秘書として働くクリスティーン・ブッチャーの一人称で語られる、忠誠心と執着の危うい境界を描いた心理サスペンスでしたね……完璧な秘書として、絶対の忠誠心と沈黙を守り続けたクリスティーンの忠誠心は、次第に執着と自己犠牲へと変わり、彼女自身の人生を蝕んでいく、、、 ずっと影として生きてきたクリスティーンが、自分が単なる使い捨ての道具だったと悟ったとき、長年の沈黙は破られる……という展開なのですが、ずっとクリスティーンの一人称で語られており、職場の日常描写や内面描写が続き冗長に感じられるので、読んでいて退屈感があったのと、主要な登場人物のクリスティーンとマイナの二人が性格的に問題を抱えているため共感し辛く物語に入り込めなかったですね。 終盤でクリスティーンが変貌し、反転攻勢に出る展開は、カタルシスと恐怖があり、印象的でしたけどね……職場の人間関係について、考えさせられる一冊でした。
0投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ一人称で語られるサスペンス小説。派遣から正社員になった「私」から物語は始まる。憧れの社長と主人公の関係がとてもわかりやすい。主人公の性格も都合良く利用されそう。それでも最後まで読ませてくれた筆力と終わりかたが最高だった。
0投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログCL 2023.3.1-2023.3.3 不穏なんだけどぐいぐい読ませる。 ラストが怖い。そうくるか。
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ大手スーパーマーケットチェーンの社長マイナの個人秘書のクリスティーン。忠実に完璧に仕事をこなすクリスティーンの日々がある出来事から徐々に狂い出す。お互いの信頼の上で成り立っているはずのものがどこからか不穏な空気が漂い出す。マイナが不信感を抱いたところからの緊迫した展開が面白い。
0投稿日: 2023.01.04
