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万波を翔る
万波を翔る
木内昇/集英社
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総合評価

5件)
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    幕末に外交を担った幕臣田辺太一の焦燥感がビリビリと伝わる。曲者上司水野に鍛えられる太一。さあ、どうなる⁈

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    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    外国局で働くことになった田辺太一の入局から、幕府解体までの話。 歴史に疎かったが比較的読みやすかった。 ※ただし、歴史を知っている方が楽しめると感じた 印象に残ったことは3点 ・仕事は言われたことをこなすだけではない。やりようによっては自分のために利用することもできる →意思に反した仕事をしに渡仏するシーン。自力だけでは絶対に手にできない機会を、意思を貫いて逃すのではなく、自分の糧とするための手段として利用していく。 ・どんな仕事も一生懸命やれば、後々生きる →勘定や小笠原への渡航など、納得いかなかったものも、一生懸命こなすことで経験となり、後々役に立つ。失敗も然り。 ・信念を貫き通すことの難しさと重要性 →仕事をしていると、自分の意見が通るとも限らず、信念は次第に忘れ去られていくものだ。その中で、最後まで貫き通す太一に対して尊敬の念を抱いた。また、信念を貫き通したが故に掴んだチャンス(想定問答の仕事や小笠原・パリへの渡航)や、後悔の少ない(やりきったと思う)人生を送った姿を見ると、その重要性を感じざるを得ない。

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    投稿日: 2025.12.10
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    幕末を扱う作家の中で、私の好きな作家の一人で、久しぶりに読んだ作品であったが、本作品も面白く読めた。明治維新という史実から見れば、負け組であるが、生き様では決して負けていないという者に焦点を当て、颯爽と描くところが著者の作風の一つであると考えるが、これが大いに発揮されている本作品と思う。

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    投稿日: 2023.02.12
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    奇しくも今日放映されるNHKスペシャルが「新・幕末史 グローバル・ヒストリー 「第1集 幕府vs列強 全面戦争の危機」」まさに田辺太一が虎狼の様な外国にキリキリまいにさせられていた時代。 木内昇氏は今年の発見、他の物語も堪能させてもらおうと思った。 作品紹介・あらすじ 「この国の岐路を、異国に委ねちゃあならねぇ」負けん気の強い江戸っ子・田辺太一が外国相手に大暴れ! 日本の外交の曙を描く長編。

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    投稿日: 2022.10.16
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    この本を書店で見た時、その分厚さに、一瞬たじろいだが、なぜだか、これは読まなければいけないと思った。初めは、堅い話かと思ったけど、主人公と上役の水野との掛け合いは、漫才のようで、笑ってしまった。主人公の前向きな性格のせいで、非常に清々しい気持ちで読み終わった。

    1
    投稿日: 2022.09.12