
軍靴のバルツァー外伝 銀灰のユーリ 2巻(完)
中島三千恒、京一/新潮社
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総合評価
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powered by ブクログ「貴様もこれで童貞を捨てたな。」戦争映画とかで鬼軍曹とかが言いそうな台詞。 今回、そのセリフを言われるのはユーリ。 本編では、ユルゲンやヘルムートがそう言われるタイミングがしんどかった記憶。内乱の時です。ユーリもなかなかしんどい。理想と現実の間でもがくであろう時間を与えられずに、自分を殺し対処しなければならない。時間はあったけれども、任務を遂行することで解決を試みてしまったのが辛いところだったでしょうか。 もがくことから逃避したエーミール。もがくなんて猶予がなかったティモの過去。 エーミールと似ているか。 言葉を残すことで社会を変えようとし、死を残すことで人を変えようとする。テオの生き様死に様は、関わった人間に何かを抱かせるには十分なもので、それが希望となるか呪いとなるかは、受け取った人次第か。罪深い存在でありました。 冒頭のセリフは、仕事でな何かやらかした後輩とかに言ってしまう一言。余計な一言だけど、どうしても口から出てしまう。迷惑だよなぁ。でも、厨二心が止まらんのですよ。これもハラスメントになるんだろうなぁ。こいつしょうもないこと言いやがるな、と思ってくれればいいかなぁ、なんて思ってくれればいいのだけどね。 自分勝手だよね。
0投稿日: 2022.06.13
