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りかさん(新潮文庫)
りかさん(新潮文庫)
梨木香歩/新潮社
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総合評価

326件)
4.0
94
122
65
12
3
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    りかさんみたいに、落ち着いて静かに構えていたい。ようこちゃんみたいに、目に見えないものを感じ取れる繊細な感性を持っていたい。 2人の登場人物に、幼い頃から魅了され、憧れ続けている。彼女たちみたいになれますように。

    7
    投稿日: 2026.01.11
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    すごく昔に読んだものの再読。 りかさんという市松人形と女の子の物語。だけどこの物語は他の物語と地続きになっている。使命をもったアビゲイル、冠を無くした男雛、昔読んだ時よりも色々と考えることがありすぎる。

    0
    投稿日: 2026.01.03
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     戦前のアメリカからの親善使節の人形にまで話が及んだ。人形にも樹にも人にも物語がある。哀しい話も楽しいものも。ようこは、祖母から学んだ。

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    うーん、途中日本語が難しくて何言ってるのか分からなかったのと、世界観がよく分かんなかったというか、はまらなかったというか… 本編のりかさんと書き下ろしのミケルの庭の間に別の小説があるらしいが、それを読んだらまた感じ方が変わるのかも…

    2
    投稿日: 2025.11.25
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    (借.新宿区立図書館) 『からくりからくさ』関連作品。「りかさん」は子供時代のようこ(蓉子)と「りかさん」の関係の始まりと他の人形の物語(一応少年少女向け)。「ミケルの庭」は続編で、マーガレットの子のミケルと主に紀久の関連(大人向け)。 他にも関連書があるようだし、現在も25年後を描いた作品が書かれているとのこと。作者にとって思い入れの深い世界なのだろう。個人的には『家守綺譚』の世界(さらに言えば近藤ようこさんによる漫画化作品の世界)が好きなのだが。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    「りかさん」 幼い頃大切に抱いていた人形は、ぬいぐるみは、どこにやってしまっただろうか。あんなに楽しかった人形遊びをしなくなったのはいつだったか。温かい懐古と今を生きる私に寄り添ってくれるようなりかさんやおばあちゃんの言葉で胸がいっぱいになる。初めは奇妙な世界の話だと思ったけれど、じわじわと馴染んで、泣きそうになるくらい優しい。梨木香歩の作品は、いつも優しい。 「ミケルの庭」 「りかさん」の続編。幼子を可愛がる女性たち、皆、一様に優しく見える、幼子とは赤の他人なのに。 母性とはなんだろうと、いつも思う。純粋に「可愛い」と想う気持ちのようでもあるが、私がこれまで読んできた文学において、多くの場合、あまり美しいものではなかった。私自身が人生で感じてきた母の母性も、良いことばかりではなかった。母性が、母にとっても、娘にとっても、憎しみを生んでいるような気がした。母性についてもっと知りたい。私が扱おうとしている研究テーマが少し見えてきたかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.05.22
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    以前読んだ 「からくりからくさ」の 前日譚と後日譚 物語が広がって面白かった 人の情緒や機微などの想いを 上質に紡いている感じで じわじわ心地よい作品

    8
    投稿日: 2025.04.03
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    リカちゃん人形を欲しがったのに市松人形のりかさんをプレゼントされて素直に受け取る子供なんている???私は人形が怖いが、それこそほんとうの人間のように感情や念を密かに抱いているように思えるから。本作はあたたかい作品だけれど、人形に対する恐怖は増した。

    0
    投稿日: 2025.03.01
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    登場人物の名前が(人形含めて)ちょっと頭に浮かびづらかったけれど、女性らしい文章、目線で良い。特に子供、女の子から見た世界が新しい。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (シスジェンダーの)「男」にも「女」にもなれないわたしは、◯◯は◇◇が好き(なものだ)という文言が出ると、やりきれない上になかなかわかってもらえない、表現も難しい苦しみのために本を閉じてしまいたくなるのだけれど……。なんというのだろうか。「昔」から織りなしてこられたいとなみや科学では解けないふしぎに子供時代ごとかぶさっていくようなこの本は、ひだに染み入ってくるやさしい水のように、「人形」たちとのかかわりや桜の木との攻防も含めて、ぬくもるのだと思う。

    0
    投稿日: 2025.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先日読んだ「からくりからくさ」のようことりかさんのお話でした。 これを読むとなおさら、「からくりからくさ」のりかさんがようこにとってただの人形ではないことが理解できます。 それにしてもなんという想像力。人形たちが話す過去の出来事もそうですが、桜の古木にようこが捕まってしまうところも・・・。ようこは「そういう質の、お子なんだねぇ」と言われますが、私は「そういう質」ではないなぁ、作者はきっと「そういう質」なんだろうな~と羨ましいような、それはそれでちょっと大変だろうなという気持ちもあったり。 おばあちゃんやりかさんの言葉や、モノや世の中への向き合い方などで幼いようこはたくさんのことを感じ取って、あぁ、そうか、だからあの「蓉子」に成長したんだなと、とても納得できました。 アビゲイルの話は実際にそのようなことがあったのでしょうか。つらく悲しいアビゲイルの運命でしたが、アビゲイルからの使命でりかさんは後々”マーガレット”に出会い、当初は蓉子にとっての「りかさん」を受け入れられなかったマーガレットの心持ちをも変えていったのでしょうか。それが果たされたから、りかさんは・・・と思ったりもしますが、「からくりからくさ」同様あまり読みきれたという感覚がないので、自信はありません。 ようこのおばあちゃんは「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんを彷彿させる素敵なおばあちゃんでした。 「澄んだ差別をして、ものごとに区別をつけて行かなくてはならないよ」 とても良い言葉でした。 文庫書下ろしの「ミケルの庭」は「からくりからくさ」の後の話。マーガレットの赤ちゃん「ミケル」をめぐるお話。どこかで大きくなったミケルの記述を見たきがするので、作者の中でまだ蓉子たちのお話は続いているのかもしれません。(その短編をどこでみかけたか調べないと)  なんだか改めてフィクションというものの必要性を感じた気がしました。匿名で自分はひっそりと隠れて、他人を自分の思うままに攻撃できてしまうこの世の中、フィクションで想像力や他人を想う力、自分とは違う世界を知る機会を得ていきたいと、なぜかすごく思いました。人形がしゃべるという昔夢見たことが自身に起きたようこが羨ましいと、この歳になっても思いました。

    41
    投稿日: 2024.12.19
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    しゃべる市松人形「りかさん」との出会いと他の人形とのあれこれ 「からくりからくさ」の蓉子さんの子どもの頃の話と、本編の後日談を含む 以下、公式のあらすじ --------------------- 「彼女」と一緒なら、きっと大丈夫。書下ろし「ミケルの庭」併録。 リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。こんなはずじゃ。確かに。だってこの人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。りかさんに導かれたようこが、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れた時??。成長したようことその仲間たちの、愛と憎しみと「母性」をめぐる書下ろし「ミケルの庭」併録。 --------------------- 梨木香歩さんの物語は児童文学とされているけれど 時には厳しく残酷な描写がある でも、すべて終わってしまえばどこか救いがあるような結末になっているので、読後感はそんなに悪くない不思議 それでも、作中に登場する人物や人形の悲しい出来事は読んでいて胸が苦しくなる 所々にはっとするような言葉もある ------------------ 人形の本当の使命は生きている人間の、強すぎる気持ちをとんとん整理してあげることにある。 ------------------ 気持ちは、あんまり激しいと、濁って行く。 ------------------ いいお人形は、吸い取り紙のように感情の濁りの部分だけを吸い取って行く。これは技術のいることだ。なんでも吸い取ればいいというわけではないから。いやな経験ばかりした、修練を積んでいない人形は、持ち主の生気まで吸い取りすぎてしまうし、濁りの部分だけ持ち主に残して、どうしようもない根性悪にしてしまうこともあるし。だけど、このりかさんは、今までそりゃ正しく大事に扱われて来たから、とても、気だてがいい ------------------ 実際に人形が喋るかどうかは別にして 人の形をしたモノという中間な存在だからこそ受け止められる感情というのはあるのでしょうね モノとして扱う人も人もいれば、同じ人のように捉える人もいる 人形がどう感じているかという想いを想像することで自分にフィードバックされてかえって苦しくなることもあるのだろうけど…… 以前に読んだ時は、「からくりからくさ」より先にこっちを読んだ なので、「いつ、りかさんがまた話し始めるんだろう?」と思って読んでいたら、結末があれですからね 結構な衝撃でした あと、紀久さんとかマーガレットの関係性を事前に知ってしまっていたので、そこもちょっと残念なところでしたね

    1
    投稿日: 2024.10.09
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     女の子と人形とその周辺の温かく優しい物語でした。  私が中学生くらいに読んだ、同作家の作品、からくりからくさの登場人物の幼少期のおはなしでした。  中学生だった私には、からくりからくさは少し難しく、あまり心に残っていませんでしたが、この作品を読んで数十年ぶりに、もう一度からくりからくさを読んでみようかなと思いました。  この作品に限らず、昔に読んだ本を今読むとまた違う何かが得られるのかなと思いました。

    16
    投稿日: 2024.10.05
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    人間と人形が紡ぐ、不思議な物語。 会話する人形なんて、ともすればホラーでしかない。 しかし、時代を経ても繋がっている想いや、感覚の表現で、魅せられる。 方や、併録の「ミケルの庭」は、鬼気迫る雰囲気が感じられた。

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    〈再登録〉ようこが誕生日におばあちゃんからもらった市松人形の「りかさん」。りかさんと心を交わせられるようになったようこは、りかさんと共にに人形達が幸せになれる手助けをすることになる…「からくりからくさ」の続編「ミケルの庭」を同時収録。 「からくりからくさ」以前のようこ(蓉子)とおばあさん、そしてりかさんの物語。「アビゲイルの巻」のアビゲイルと、幼くして死んだ少女の話はとても悲しい。りかさん達が人形達の悲しみを解いていく過程は、読んでいる側も幸せにしてもらった気分になりました。

    0
    投稿日: 2024.05.27
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    [1]ようこが祖母の麻子さんからもらった市松人形のりかさんは手続きはなかなか面倒だが馴染むとコミュニケーションもとれるようになった。 [2]りかさんと麻子さんは人形たちとのつきあい方、この世との接し方などの道しるべとなってくれ、ようこの世界は拡がってゆく。 [3]お祖母ちゃん語録いろいろあります。《人形の本当の使命は生きている人間の、強すぎる気持ちをとんとん整理してあげることにある。木々の葉っぱが夜の空気を露に返すようにね》p.76。 ■りかさんについての簡単な単語集 【麻子】ようこの祖母。りかさんの元の持ち主。若い頃、理科の先生だったらしい。《年をとってありがたいのは、若いころ見えなかったことがようやく見えるようになることだ》p.100 【アビゲイル】日米親善使節として贈られたママードール。「ママー」と声を出し横にしたら目をつむる。 【因縁】けれど、因縁も結局、縁だからね、なにがどう翻って見事な花を咲かすか分からないもの(p.190) 【恨まない】恨まない、っていうのは、人形にはとてもめずらしい資質だ。美徳と言っていい。(p.14) 【男】そうだよ。男ってしようがないね、登美子ちゃんのところのおじいさんにしろ。考えが肝心のとこまでは及ばないんだよ。でもそれを責めちゃだめだよ、そんなもんなんだからね。こっちがそれと心づもりしていればすむ話だ(p.194) 【価値観】ようこと麻子さんは価値観が近いようだ。 【加代】麻子さんの友人。りかさんの前の持ち主。箪笥問屋の娘。身体が弱く早く亡くなった。 【がらくた】《人の思いのがらくたのようなものが詰まっているんだねえ……。》《―――そりゃあ、きっと、それが人間さまの拠りどころってんだヨ……。》p.56 【かわいい】《かわいい、という温かなどこかくすぐったくなるようなほんわかした気持ちがどんどん、心いっぱい拡がって行くようにした。それはだんだん、ようこの体の隅々まで、髪の先から手足の爪の先まで満ちて来た。両の手のひらを開けるとその間の空間までかわいい温かさでいっぱいになるようだ。》p.180。《ようこがりかさんから学んだこういう方法は、やがて大人になるまでに彼女独特のものとなり、不思議なムードメーカーと周りから見なされるようになるのだった。》p.181 【銀じいさん】三月三日に麻子さんちの雛人形を愛でに来る幽霊のような存在。りかさんはどうも銀じいさんが苦手。 【啓介】ようこの父。麻子さんの息子。合理主義的なところがある。 【桜の老木】ようこをつかんで離さなかった。 【汐汲/しおくみ】何かしら秘めたことがあって黙っている、登美子ちゃんちの人形。 【澄んだ差別】まず、自分の濁りを押しつけない。それからどんな「差」や違いでも、なんて、かわいい、ってまず思うのさ(p.203) 【食事】人形たちの食は人と同じ。ただし量は減らずその気配だけを食す。気配の去った抜け殻を食べるのは持ち主の義務? 【植物染料】植物のときは、媒染をかけてようやく色を出すだろう。頼んで素性を話して貰うように。そうすると、どうしても、アクが出るんだ。自分を出そうとするとアクが出る、それは仕方がないんだよ。だから植物染料はどんな井路でも少し、悲しげだ。少し、灰色が入っているんだ。(p.202) 【背守】昔、子どもたちの着物の背につけたお守りのような細工物。 【角】りかさんは大人に抱かれるとときどき角が生えてくることがあるが、それを兎の耳にして去らせる方法を会得した。 【登美子】ようこの友人。《ようこちゃんってときどき変なこと言うから好き。》p.61。《世の中のものみんな、ふりしてるだけなのかなあって思い始めたの》p.127 【登美子の家】立派な家。蔵もある。恐ろしげな人形がいる。家の大きな冠木門が開くと何かの結界が壊れてしまう。 【泣く】人が本当に悲しくて悲しくて泣くときは、顔が、バラバラになるのだ。(p.182) 【名前】名前を正しく呼びかけるって、魔法のようだ。(p.16) 【人形】お人形って、年齢を問わず女の子を夢中にさせる何かがあるみたいだ。《人形の本当の使命は生きている人間の、強すぎる気持ちをとんとん整理してあげることにある。木々の葉っぱが夜の空気を露に返すようにね》p.76。《人形遊びをしないで大きくなった女の子は、疳が強すぎて自分でも大変。積み重ねて来た、強すぎる思いが、その女の人を蝕んで行く》p.78。《人形に性格を持たせるのは簡単だ。人形は自分にまっすぐ向かって来る人間の感情を、律儀に受け取るから。》p.163 【雛人形】普通、お雛さまは、セットでやって来ることが多いので、セットで、一つの、ぼんやりした思いを醸し出しているものなの。(p.28) 【雛祭り】ようこのいるあたりでは三月から四月上旬頃まで雛人形をだしておきその家を訪ねるときは「お雛さま、ごはいけーん」と声をかける。 【マーガレット】アビゲイルが作られた頃、東ヨーロッパからアメリカに来たユダヤ人一家の女主人。まだ英語がよくわからない。いずれ生まれるだろう我が子を愛せる自信がない。 【待子/まちこ】ようこの母。 【ようこ】おばあちゃんからりかさんをもらった孫。ふしぎなことに馴染みやすいタイプなのかもしれなかった。染色に興味をひかれた。 【りかさん】性格のいい市松人形。同居するにはいろいろ面倒な手続きが必要だが馴染んでしまえばコミュニケーションも取れるしあっちの世界の案内もしてくれるしちょっとした能力も見せてくれる。《りかちゃんは祈る力のある人形なのだ。》p.14。《だって、おまえがりかさんを要り用だったじゃないか》p.75 【リカちゃん人形】みんなが持っている。 ■ミケルの庭 【紀久/きく】マーガレットからミケルを預かっている。美大の大学院に籍を置いている。 【染色工房・f】紀久、与希子、蓉子、マーガレットで運営している。以前の下宿が焼失し、アトリエとして再建。大家は蓉子の父。 【マーガレット】米国人。「りかさん」の話に出てきたマーガレットとの関係は不明。夫は日本人。中国に短期留学中。 【ミケル】マーガレットの子ども。《未だこの世界のどことも馴染まずに、あるいは馴染めずに、ただ自分が此処にあることに戸惑っている》p.213 【蓉子/ようこ】「りかさん」の話の「ようこ」だろうとおもわれる。マーガレットからミケルを預かっている。草木染めが専門。《蓉子の手は確かさに満ちて力強い。まるでその上から、何世代もの女たちの手がふわりと重なっているかのように。》p.246 【与希子/よきこ】マーガレットからミケルを預かっている。大学を卒業後作家として活動しつつ染色講座を蓉子とともに開いている。

    0
    投稿日: 2024.05.10
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    『からくりからくさ』の蓉子がりかさんと出会った頃の話とマーガレットの子が生まれた後の話。「養子冠の巻」と「アビゲイルの巻」は人が人形を幸せにすることで人形もまた良い性質を持つことが何処か育児のようだった。「ミケルの庭」は蓉子と下宿人が赤子の面倒を見る話で母性と人形を愛する心はやはり似ているのかも知れない。蛇足だけれどマーガレットの人形や子供への頑さは世界への違和感や抵抗感にも思える。

    1
    投稿日: 2024.03.21
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    おばあちゃんにりかちゃん人形が欲しいとお願いした女の子の元に日本人形のりかさんが届く そのりかさんは会話もできるしご飯も食べる 友達の家の雛人形の思ってることもわかるから架け橋となって問題解決してくみたいな内容 あまり面白くなくて途中で読むのやめちゃった

    1
    投稿日: 2024.02.12
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    子どもの頃大切にしていた嬉しい気持ちや悲しい気持ち、不安な気持ちを受け止めてくれたアミーちゃん人形を思い出しました。 りかさん、おばあちゃんも素敵ですが、ようこはほんと賢いと思う!!どうやったらあんな賢い子に育つのか、、、 私にはわからない言葉や古く難解な言葉が多くてスマホ片手に言葉を調べながらの読書となり、結構な時間を要しました。それでもお恥ずかしながら人形達のエピソードでは消化しきれてない部分も多々あります。全体の雰囲気としては、優しく暖かい雰囲気を感じることができました。最後に優しい結末が待っているのが安心できました。ミケルちゃん、よかった。ようこは、やはり優しく素敵な大人に育ってる。

    5
    投稿日: 2023.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生において、人形が身近な人にはぜひ読んでほしい物語だった!! 私自身はあまり人形とは縁のない人生を送っているが、私の妹は3歳のころから大人になった今でも、とある犬の人形(はなこ)を大事にしている。 妹にとってはなこは、人生で一番の親友であり、よき理解者だ。たぶん私より仲良し笑 だから、この物語を読んで、はなこの存在そのものや、はなこと妹の関係、はなこへの妹からの愛情が肯定された気がして、本当に嬉しかった。 また、裏ではこんなことを思っているんだろうなとはなこへの気持ちが深まった。 この小説では主人公の少女ようこが、人形のりかさんと他の様々な人形の人生に向き合うストーリーが描かれている。 ようこも、りかさんも、おばあちゃんも人に寄り添う力が強いし愛情にあふれていて、とてもほっこりするお話だった。

    1
    投稿日: 2023.09.30
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    小さい頃遊んだ、りかちゃん人形、緑色のドレスを着たフランス人形を思い出した。 実家を出る時に処分してしまっけどきちんと感謝してお別れすれば良かったなと思ったり。 子供の人形遊びは、心の成長にとって大切なステップなんだなと再認識した。 生きてる人間の強すぎる気持ちをどんどん整理する使命を持った人形。人形に想いを預ける以上人には人形を慈しむ責任が生まれる。その愛があればこそ人形は重荷に耐えて微笑んでいられる。

    0
    投稿日: 2023.07.04
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    からくりからくさの伏線。 あの時のあれは、ここからつながってたのかーというのが上手くまとまってて面白く、蓉子がりかさんをあんなに大切にしていたのも納得でした。

    1
    投稿日: 2023.03.26
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    りかさんと会話ができるようになったとたん、第六感的能力が開花し、老木の精(?)や生霊とまでやり取りができるようになるなんて、なんだか都合のよい話だ。と思ってしまうところが、私の素直でない性格を表しているのだろう。 「ミケルの庭」は、その愛憎がぼやぼやっとしている上に、1歳前後の子どもの感覚を大袈裟に描いている気がして、少し感情移入しにくかった。

    1
    投稿日: 2023.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知り合いがカフェを副業にされているので遊びに行ったら、本棚に梨木香歩さんの本がずらっと並んでいた。「りかさん」お薦めされたので、図書館からお取り寄せ。 リカちゃん人形で遊ぶよりもウルトラマンごっこで弟達と遊ぶことが多かったことを思い出したり、日本人形が家にあったが、夜は動き出しそうで怖かった理由がなんとなくわかったような気がした。 人形のりかさんから登場している人形たちの一緒に生活した人間との間で培われ背負った歴史が混沌と語られる。憎しみを弔う方法の難しさがひしひしと伝わる。麻子おばあちゃんの語りとようことりかさんとの会話で救われる。 「いいお人形は、吸い取り紙のように感情の濁りだけの部分だけを吸い取って行く」 「歴史って、裏にいろんな人の思いが地層のように積もって行くんだねえ」 「年を取ってありがたいのは、若いころ見えなかったことがようやく見えるようになることだ」

    20
    投稿日: 2022.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さてさてさんの本棚からチョイス 梨木果歩さん、好きです あの幻想的なこの世とのあわいのような雰囲気 それを見事に綴っていますよね やはり好き! 人形の持つ やさしさ・きびしさ・かなしさ さてさてさんも書いておられましたが お話しのつながりがちょっと複雑ですね これはこれで楽しめばいいのですが…… 以前読んだ「からくりからくさ」思い出しました ≪ 持ち主の 心とどめる その人形 ≫

    22
    投稿日: 2022.11.16
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    2022.7.29 読了 そういえば子どもの頃よく人形でひとりごっこ遊びしてたな…とノスタルジックな気分になりつつ でも大事にしてたかというとそうでもなくて りかさんの持ち主たちのようには大切に扱ってあげられてなかったからあのこたちはどんな気持ちでいただろうなどと思いを馳せながら読みました。 数奇な運命を辿った人形たちの悲しみに触れひとつひとつ丁寧に寄り添ってあげるりかさんとようことおばあちゃんにこちらまで癒されていくそんな作品でした。 中でもアビゲイルの物語が一番印象的で最後に救いはあったけどそれでもとても胸が痛むお話でした。 書き下ろしの『ミゲルの庭』は1歳のミゲルの視点も絡めて描かれているぼんやりとした独特の世界観から後半の緊迫した場面への急激な転調でハラハラドキドキがいっそう強まって感じられました。 続編の『からくりからくさ』もぜひ読みたいと思います。

    1
    投稿日: 2022.07.29
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    中学の頃に読んだ西の魔女が大好きで、12.3年ほど経った今、自然を感じられる本を読みたい気分になり、西の魔女を思い出して梨木さんの本を手に取った。 本書は、自然を感じる要素は多くなかったが、祖母と孫、りかさんを中心とした人形たちが織りなす純粋で不思議なファンタジーな世界観に魅了されなた。 これまで読んだ梨木さんの本に出てくるおばあちゃんは自然で、まっすぐで、強くて、聡明で、しなかやで、自分もこんな年の取り方をしたいと思わされる。 みなさん集合して住んだらどんな感じになるんだろうか、、

    5
    投稿日: 2022.07.24
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    子どもに読ませてあげたい本だと思う。西の魔女が死んだの本と似ている感じで祖母との不思議な交流や小さな子にも分かる説明。ファンタジーなのに学ぶことが沢山ある本だと思った。

    0
    投稿日: 2022.04.29
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    お雛様の時期に読みたいお話。私はお人形やぬいぐるみによく名前をつけていましたが、言葉が通じたらどのような話をしていただろうか。なんだか懐かしくて、毎年読みたくなります。

    0
    投稿日: 2022.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「からくりからくさ」で、不思議な存在感をもって蓉子たちを見守っていたりかさん。 これは、そのりかさんと幼い頃の「ようこ」、そしてまだ元気だったおばあちゃんのお話です。 『りかさん』 梨木香歩 (新潮文庫) リカちゃん人形が欲しい、と頼んだようこのところへおばあちゃんから送られてきたのは、なんと、おかっぱの黒髪に総ちりめんの振袖を着た市松人形だった! 古い油紙で包まれたお人形の箱には、筆で「りかちゃん」と書かれた半紙が一緒に入っていた。 「こんなのリカちゃんじゃない。」 ようこはがっかりする。 これが、ようことりかさんの最初の出会いだった。 ようこはりかさんと話すことができる。 りかさんが一緒にいると、他の人形たちの声も聞こえるのだ。 人形たちが語る過去をようこは聞く。 内裏雛の嘆き、ビスクドールの悲しい思い出。 汐汲(しおくみ)人形が台座の中で大切に守り続けていた黒こげの西洋人形「アビゲイル」は、戦争中、敵性人形として竹やりで突かれ、焼かれた辛い過去を持ったお人形だった。 この本は、ハードカバー版では児童書に分類されているそうだ。 でもこれは、子供だけのものにしておくのはもったいないと思うな。 大人こそ楽しめる不思議世界だ。 自分が体験したことのない世界や、よく分からない不思議な出来事に対する畏敬の念を持つことは、子供にとって必要なことだ。 ようこは子供の代表として、そんな世界に一歩を踏み込む。 頼りになるりかさんと一緒に。 ところで、文庫版には、書き下ろしの「ミケルの庭」が併録されている。 この短編は「からくりからくさ」の後日譚になっているので、「りかさん」しか読んでいないと、少し内容が分かりづらいかもしれない。 ミケルというのは、あの火事の夜にマーガレットが産んだ赤ちゃんなのだが、なんとこの物語はミケルの視点で書かれている。 「からくりからくさ」の深い地下水脈のイメージと違い、こちらは、高いところから世界を俯瞰しているような広さを感じる。 ただこれは、紀久のための物語でもあると思うので(紀久の心の問題は前作では解決していなかったんだよね) 、「りかさん」よりも「からくりからくさ」とくっつけた方がいいんじゃないのと思った。 時系列でいうと、 りかさん→からくり→ミケル の順番だ。 これまでの事情を知るためだけなら、「りかさん」を先に読んだ方が効率が良く合理的かもしれない。 でも、「からくりからくさ」を読むための知識としてだけ「りかさん」を読むのは、あまりに味気ない。 ぜひ「からくりからくさ」のフィルターを通して「りかさん」を読むべし。 “りかさんの不在”ということがどういうことかがよく分かります。 ところで、梨木さんの小説には、“母性”があまり描かれない。 「西の魔女が死んだ」も「からくりからくさ」も、“おばあちゃんと孫娘”の物語であり、“母親”はその他大勢の登場人物の中の一人でしかない。 今回の二編も、ようことりかさんとおばあちゃんの世界では、母親は完全な部外者だし(というよりも、むしろ分かり合えない対極の者として描かれている)、ミケルの母親であるマーガレットは、物語の初めから終わりまでずっと留守のままなのだ。 確執というほどではないにせよ、この作者の物語に登場する母と子の間には、目に見えない齟齬がある。 そういうもやもやも含めて、人間の代々の血の繋がりを見続けてきたお人形に、魂があるというのは頷ける。 ようこのおばあちゃん曰く、 「人形の本当の使命は、生きている人間の強すぎる気持ちをとんとん整理してあげることにある。」 吸い取り紙のように、人間の濁った感情を吸い取るのだそうだ。 これからは人形の見方が変わるなぁ。 でも、決して怖くはない。 市松人形が怖い人は、一度読んでみるといいかも。

    1
    投稿日: 2022.03.23
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    「りかさん」 誕生日におばあちゃんがくれたのが、欲しかったりかちゃん人形ではなく、市松人形の「りかさん」だったことから始まる。雛人形、賀茂人形、這子、紙雛、ビスクドール、色々な人形の思いや持ち主の思いををりかさんから教えられる。戦争中の日米親善大使としての人形の悲劇を改めて思い知ることもできた。 「ミケルの庭」 赤ん坊の命を預かるということは、覚悟をもってやらなければと思った。ミケルの眼にまた景色が広がったときは心からよかったと思った。

    2
    投稿日: 2022.03.07
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    みんなが持ってるリカちゃん人形とは違う。 でもりかさんのほうが良い。ようこがそう思ってくれてコチラも嬉しく感じた。よかった。 心が清々しくなる優しいお話。 青い目の人形の話は辛かった。 傷つけられるために生まれた人形など居ないのに。 無抵抗のものに暴力を振るった人の狂気がとても怖くて、悲しかった。

    0
    投稿日: 2022.02.03
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    リカちゃん人形が欲しかったようこは祖母にそのことを話したのだが、贈られてきたのは日本人形のりかさんだった。 最初こそがっかりしたようこだったが、徐々にりかさんの持つ魅力にすっかり虜になっていく。 多感な少女がりかさんを通して成長していく様が、清々しく描かれている。 小さい頃にたくさん人形を持っていて、それでよく遊んだのを思い出した。今は甥っ子がそれで遊んでくれている。そういう脈々と受け継がれていくものっていいな。 目に見えるものだけが世界のすべてではないと忘れてはいけないね。

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    子どもの頃に初めて読んだ時も優しいお話だなと感じたが、今読んでもじんわりと暖かくなる感覚があって、時々読みたくなる。

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    投稿日: 2022.01.14
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    人形にも草木にも想いがあって、それぞれの物語があるっていう梨木さんの考えが優しくってとっても好きだ。何度も読み返すと、そのぶん物語の深みを感じられるところも好きなところ。なんだかうまく言えないけれど、小さい頃のわたしがこの物語を好きでいてくれて良かったなあと改めて。

    1
    投稿日: 2021.11.27
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    人形の持つ物語は、時として人間よりもドラマティック。 動物も植物も人形も、地球上の全てが愛に支えられている。

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    投稿日: 2021.11.01
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    最初の読み初めはなんだ?という感触だったが、途中から世界観に一気に引き込まれた。 我が家の雛人形もこんな感じ?と少し見る目が変わった

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    投稿日: 2021.09.19
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    この作品はとても不思議な作品だった。理由は普通に人形がしゃべったり動いたり食べ物を食べたりするからだ。米国人形がつきさされた時はとても悲しい気持ちになった。少し

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    投稿日: 2021.07.26
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    主人公で小学生のようこが2週間前に友達の家に遊びに行った時、偶然その時に来たみんながリカちゃん人形を持って来ていました。どうしてもリカちゃん人形が欲しくなり、おばあちゃんがプレゼントしてくれることになったのですが、届いたのは市松人形でした。名前はりかさん。もらった時はとても悲しかったのですが、そのお人形が喋り出し、ようことりかさんの人形をめぐる不思議な生活が始まります。りかさんを通じて色々な人形の物語や歴史に触れ、そして素敵なおばあちゃんとのことばで、ようこは優しく育っていきます。この素敵な人形物語に心が魅了されました。 ようこが大人の蓉子になった時のお話「ミケルの庭」も併録されています。

    4
    投稿日: 2021.05.27
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    善良で良心的な物語でした。リカちゃん人形ならぬりかさん人形。祖母からもらった人形と心が通じて会話ができるという発想は面白かったけれど、そこからのエピソードに残念ながら興味が持てなかった。

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    投稿日: 2021.04.01
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    梨木さんの世界観。 とても素晴らしい。 「からくりからくさ」の蓉子さんが子供の頃のお話。 蓉子さんが素晴らしいのは、おばあちゃん(麻子さん)からもらった人形「りかさん」がいたからだったのか。。 蓉子さんもとても素敵だけれど、原点は麻子さんとりかさん。 「歴史って、裏にいろんな人の思いが地層のように積もっているんだねえ」 なるほど。。 人形を通して人の思いがある。 こんな素敵な人形に出会いたいと思いました。 文庫化のために書き下ろしされた「ミケルの庭」は「からくりからくさ」の後のお話。 こうやって作品が繋がると、読んでいてゾクゾクっとしました。

    76
    投稿日: 2021.03.02
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     不思議な物語でした。  見えている認識できているものだけではなく、全てのものを大切に扱える人になりたいと思いました。少しずつ頑張ろう。よく吟味してから買うことにします。 p73「見えている色がそのままその植物の色とは限らないんだよ」 p84「いろんな枠組みの世界が重なり合って、世の中が持ってるんだって、分かるようになった。一つぽしゃっても、他でなんとかなるもんだって。極端に違うものがあっても、全部合わせてそこそこ平均がバランスとれればいいんだって」 角をウサギの耳にして去らせる方法を開発した。 p203「簡単さ。まず、自分の濁りを押しつけない。それからどんな『差』や違いでも、なんて、かわいい、ってまず思うのさ」〜以後の会話が好き

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    投稿日: 2021.02.13
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    ようこは自分の部屋に戻り、箱を見た。お人形のおいてあった下には、着替えが幾組かたたんであり、さらにその下のほうにもう一つ、箱のようなものが入っている。開けると、和紙にくるまれた、小さな食器がいくつか、出てきた。「説明書」と書かれた封筒も出てきた。中には便せんに、おばあちゃんの字で、つぎのようなことが書いてあった。『ようこちゃん、りかは縁あって、ようこちゃんにもらわれることになりました。りかは、元の持ち主の私がいうのもなんですが、とてもいいお人形です。それはりかの今までの持ち主たちが、りかを大事に慈しんできたからです。ようこちゃんにも、りかを幸せにしてあげる責任があります。』…人形を幸せにする?…どういうことだろう、ってようこは思った。どういうふうに?

    1
    投稿日: 2021.01.29
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    活字も大きくて、なんだか子供向けの本かと思ったら、全然そんなことはない、読み応えのある本だった。本当にこの人は、なんと言うか、多層的な物語を書く。 ようこさんが、不思議な優しさを持った女性に育っていく過程が描かれているのだが、僕にはそれが捉えきれない。しばらくしてからもう一度読むかな。

    1
    投稿日: 2020.08.27
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    「人形のほんとうの使命は生きている人間の、強すぎる気持ちをとことん整理してあげることにある。木々の葉っぱが夜の空気を露にかえすようにね。気持ちは、あんまり激しいと濁っていく。いいお人形は、吸い取り紙のように感情の濁りの部分だけ吸い取っていく。試練を積んでいない人形は、持ち主の生気まで吸い取りすぎてしまうし、濁りの部分だけを持ち主に残して、どうしようもない性悪にしてしまうこともあるし。だけどこのりかさんは、今までそりゃ正しく大事に扱われてきたから、とても、気だてがいい。」

    1
    投稿日: 2020.06.26
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    産後の朦朧とした頭では理解するのに時間がかかった。でも絶対深くて面白いのはわかる。落ち着いたら再度読み直してみようと思う。

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    投稿日: 2020.06.15
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    「西の魔女」だが、相変わらずの梨木ワールドを堪能できる。人形と心を通わせるお婆さんと孫娘が、関わる人形に込められたストーリーを紐解き、思いを解放していく。人形に限らず、古いものというのはいろいろな「もの」がこびりつくのだから、接する方(人間)が正しくないと、物もひねくれてしまう。こういう考え方好きだなあ。

    1
    投稿日: 2020.06.07
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    人形が喋るのがすっと受け入れられる。 私が無くしてしまった・または持ってなかった憧れていた世界観です。

    1
    投稿日: 2020.05.09
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    魅かれた。 惹き込まれた。 気づいたらその世界の中にいるような感覚だった。 他の作品にも触れてみたい。

    1
    投稿日: 2020.04.27
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    古い市松人形が話すという、なんだかちょっと怖いような設定。 それが、ようこという女の子の目線と語り口によって解きほぐされ、気持ちは徐々に、人形たちが背負ってきた悲しみの方へ。 特に印象的なのは緊迫感をもって迫ってくる「アビゲイルの巻」 自分に子どもがいたら知っておいてもらいたいできごとだな。 個人的には併録されている「ミケルの庭」の方が響いた。

    1
    投稿日: 2020.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「からくりからくさ」を読んだら、こちらも読みたくなるのでいつもセットで読み直している。 ようことりかさんの出会いと、人形たちの世界を覗くお話。 人形やいろいろなものとお話しする、心のうちを共有する、そういうのが大好きで空想していた子供だった私にはたまらない。 この小説はそんな「不思議」の話だけではなくて、やりきれない悲しみ、慈しみを受けることも与えることもできない苦しみ、嫌な相手との付き合い、感情の処し方、そういうことをうまく処理できないときのやり方をそっと見せてくれている。必要な人だけはっとして身を乗り出してよく眺めることができるような感じ。その辺りは「西の魔女が死んだ」に近いかもしれない。 その優しさがいつも私に染み入る。 冠と価値観の話とか、さりげなくこういうこと盛り込んでくるのがすごい。 全く理解できないのに、春の野原のような人形の笑い声を聴くことをうらやましいと思った、いつか子供たちがそれを聞けるようにと願ったマーガレットおばあちゃん。やっぱり子供もその子供も、ついでにその子供もあなたみたいな人間なのだ。同じことを追い求め続けていつも途方に暮れている。 でも子供の子供のマーガレットはちゃんと、遠い未来に、幸福に包まれて人形の笑い声を聞くのだ。 大量生産とか化学染料にちくりと刺すようなことも書いてあって、確かにそういう類の思いを私も抱くことはあるが、だからと言ってそんな風に判じるのは保留したいような複雑な気持ちがある。 例え個性の全くない工業製品でも、私の手に収まった時に特別な一つになって、心を通わせられるような気持ちになったりするし、そういう瞬間が好きで……。梨木さんもそれを否定は全くしないと思うけど。「いろんな枠組みの世界が重なり合って」いる、「全部合わせてそこそこ平均がバランスとれればいい」って、おばあちゃんの言葉に、そうだよね、と改めて思ったりする。

    4
    投稿日: 2020.01.11
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    リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから 贈られたのは黒髪の市松人形のりかだった。 けれど、おばあちゃんが送ってくれた説明書を読んで、 人形を幸せにする為にお世話をすることにした。 りかさんと話が出来るようになった時、人形達の声が聞こえる。 それををおばあちゃんとりかさんと一緒に解決していく。 哀しすぎる思いが詰まった人形達。 思いは形を変えて受け継がれていく。 不思議で優しくて悲しくて温かいお話しでした。 「ミケルの庭」は、からくりからくさの続編なので 「からくりからくさ」を読んでから、ミケルの庭を読むことをお勧めします。

    1
    投稿日: 2020.01.01
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    メインのキャラは主人公よう子とおばあちゃん、2人と意思をかわすことができる市松人形りかさん。 ストーリーは人形と会話するということで読み始めは若干ホラーを感じたがそんなことはなく、他に登場する人形たちのストーリーも面白く読めたし、特に自分はおばあちゃんのよう子への終盤の言葉にすごく胸を打たれた

    1
    投稿日: 2019.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「りかさん」「りかちゃん」?と思っているうちに物語に引き込まれる。文庫書き下ろしの「りかさん」のその後の短編もすごいです

    1
    投稿日: 2019.12.08
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    おばあちゃんから日本人形を贈られたようこ。本当はリカちゃん人形が欲しかったのだけど。ところが、このりかさん、人間と心を通わせる術を持つ特別なお人形だったのです。りかさんを通じてようこが知る人形や草木に宿る思い、それを見守り導いてくれるおばあちゃん。 たくさんのお人形が登場して、年代物の人形の場合は時代がかった言葉を話すので、少しわかりづらいところはあった。あと登美子ちゃん家との関係とか、一度読んだだけではちゃんと理解できなくて、軽く二度読みしました。 お人形の運命、抱えているものは色々で、中でも西洋人形のアビゲイルと比佐子の物語は壮絶で辛くてたまらなかった。 おばあちゃんが素晴らしく、りかさんを介してようこに大事なことを教えてくれる。植物染めのシーンが良かった。お人形や老木の悲しみや思いが、ようこの慈しむ心で昇華していく。しみじみする何かが心に残った感じです。 最後に加えられた「ミケルの庭」は、ようこが大きくなってからの話。こちらも良かった。どうやらその後のお話「からくりからくさ」の番外編らしいので、からくり…も読んでみようと思います。

    2
    投稿日: 2019.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「からくりからくさ」の前につながる話と、余話やったんかぁ。もうすっかり「からくりからくさ」の内容を忘れていたので、まったく新しい小説として読んでしまった。 和(じゃなくても)人形と女の子ってこういう、密度の濃いつながり…きっと幻想なんだろうけど、実際にもありそうだなぁと思う。新井素子のぬいぐるみとか、結構人形とガチ話している人おるもんなぁ。 俺には感じられない世界だけど、そこを「非科学的=非現実的」であっさり括ってしまうのは勿体ないというか、人間として薄い。自分の知らない感知できない世界であっても、自分に害をなすものでなければ「そういう世界もあるんだなぁ」と感心したい。 善悪白黒二元論は、下手すると人形を杭に括りつけて、竹やりで突き刺すことを善とするような、カルトになりかねない。柔軟でありたいし、包容力をもちたいと思う。

    1
    投稿日: 2019.10.02
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    人形「りかさん」と、持ち主ようこと、おばあちゃんと、周りの人形と。 はっきりすっきり、というよりは、少し曖昧というか読者に委ねる部分もある、そんな話でした。 梨木さんは初でした。あまり合わないかも? 処世術というか、指針にしたい言葉がいくつもありました。

    0
    投稿日: 2019.08.17
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    主人公のようこが祖母に「りかちゃん人形」が欲しいと言うが、祖母がくれたのはなんと黒髪の市松人形だった。 祖母が書いてくれた説明書通りに「りかさん」と寝食を共にすることによって、ようこには人形の声が聞こえるようになる。 私がこの小説を読んで思ったことは、 「人形にも心がある」ということ。 私自身小さい頃はお人形遊びなんてしたことがなかったから、あまり共感は持てなかったけど。 ようこに人形の話すことが分かるようになったのは、 「りかさん」にお供えした食べ物を 説明書通りに、自分で食べたからだと思う。 異界のものを食べることで主人異界へと通じる物語は 多くあるので、この物語も「りかさん」が食べたあとのもの(食べたといっても人形なので実際はそのまま残っている)をようこが体内に入れることによって人形の世界に通ずるようになる。 『千と千尋の神隠し』でも千がお団子(?)をハクからもらって食べることによって透明な体が治っていくシーンがあったが、それも湯屋のある神々の世界で身を保っていくためには必要なものだったのだと思う。 この本を手に取ったきっかけは、毎週通ってる図書館でたまたま見つけて自分の名前と同じだったからだったけど、読んでいくと不思議な人形たちの話に引き込まれてしまいました。 恨み言をいう人形とか、毎日泣いている人形がいてその問題をどうにかして「りかさん」と一緒に解決していくストーリー。 漫画の『夏目友人帳』みたいだなとも思いました。人形は妖怪みたいに襲ってこないから良かったけど、、、。でもそういえは、人形じゃないけどようこが一度だけ襲われて、泣いて助けを求めるシーンがあったのだけど、その経験が後々大事になってきたりもする。 『からくりからくさ』という小説にも「りかさん」が 登場するので読んでみたいです!

    6
    投稿日: 2019.06.07
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    梨木香歩さんシリーズ。 3つの短編からなる本です。 一つ前に読んだ「からくりからくさ」の前後譚で、これも女性の世界の物語ですね。 最初の2編は、主人公ようこ(まだ「蓉子」ではない)が少女で、日本人形の「りかさん」と出会う頃のお話。 寄せ集めの雛飾りを始め、なかなか難しい人形たちの固く絡まった人生?を、ようこがりかさんの力を借りながら解きほぐして行きます。 人形と話をするというのは、ファンタジー、またはスピリチュアルに思えるけど、感じやすい女の子には普通にできることなのかもね・・・と、読んでて思った。 りかさんと、ようこの祖母・麻子さんがことのほか魅力的。 若い女じゃなくてやっぱおばあちゃん、ベテランの凄みさえ感じます。オレもこういうおばあちゃんにならないと・・・!(男だけど) 3編目は、「からくりからくさ」直後の話。 女性にとって赤ん坊とはどういう存在なのかを描く。男の読者としてはやはり濃厚っていうか、生々しさを感じますねー。

    1
    投稿日: 2019.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    祖母から雛祭りに欲しいものを聞かれたようこは「リカちゃん」人形が欲しいと答える。 しかし祖母から贈られたのは市松人形の「りかさん」だった。 初めはがっかりするようこも「りかさん」がなくてはならない存在になる。 「りかさん」を通じて様々な人形の想いを知る。 人形達には深い物語が眠っていた…。 祖母と孫娘ってどうしてこんなに心を通わせることができるのだろう? この気の合い方は羨ましい。 ようこは祖母や「りかさん」の教えを素直に受け入れ大人になり、やがて『からくりからくさ』へと続く。 喋る人形が初めは怖かったけど、だんだん切なくて温かい気持ちになれた。 少女時代のキュンとなる温かさの伝わる物語。

    6
    投稿日: 2019.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。正直幼少期より人形は苦手だった。人並みには人形遊びをした記憶はあるものの、怖いと思うことの方が多かったし、いまだに苦手だ。その頃この本を読んでいたら、人形に対する思いは違っていただろう。親善使節アビゲイルの悲しくて痛ましい話を入れてくるあたりが梨木さんらしい。時系列としては『りかさん』→『からくりからくさ』→『ミケルの庭』となる。赤ちゃんのミケルが感じる世界の描写がいい。

    0
    投稿日: 2019.02.02
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    10年前に読んだ時は「話す人形を書いた小説」としか印象が無かった。読み返してみて、少しこの本の魅力が理解できたと思う。 頭が良くて優しいようことおばあちゃんとりかさんの、三人の絡みはとても暖かい。ふと自分の子供だった頃を思い出し、懐かしい気分になった。おばあちゃんの言葉が胸に響く。 また、それぞれの人形の歴史ファンタジーが、嵐のようにどんどん繰り広げられるところや、少女達が遊ぶ描写がとてもリアルで、どっぷり感情移入してしまう。 この本は特に女の人におススメしたい。 また何年か経ったら読もう。

    0
    投稿日: 2018.11.08
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    リカちゃん人形をねだったようこにおばあちゃんが贈ってくれたのは、なんと市松人形の「りかさん」だった。 おもしろいけど、この作者独特のとっちらかった表現のためにやや本筋を追うのに混乱する気がする。 おばあちゃんの言葉には含蓄があるなぁ、と感じます。 小さい頃、お人形遊びをしなかった女の人は癇が強いみたいなの。

    0
    投稿日: 2018.07.15
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    表題作の「りかさん」に加え「ミケルの庭」を収録。 「りかさん」は不思議な作品だ。 内容も理解の追い付かないところが多い。 それでも「おもしろい」。 人形という身代わりを通して見えてくる世界。 その世界への、自分でもよくわからない共感。 何か大切なことを訴えかけてくるような感覚。 そうした漠然とした「もの」が、「おもしろさ」の減産なのだと思うけれど、うまく言葉にできない。 とにかく面白かった。

    0
    投稿日: 2018.05.09
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    和ファンタジー。りかはりかでも市松人形なのでりかさん。主人公の小娘なんぞより多くの時間を過ごしている。りかさんを通じてあらゆる人形の言葉が理解できるようになって騒動に巻き込まれていく話。

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    投稿日: 2018.04.13
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    2009年2月9日~9日。  会社から帰宅途中の電車の中。  ちょうどアビゲイルの場面だった。  どうにか落涙を押さえることが出来たが、危なかった。  アビゲイル……。  日本、アメリカ、戦争、憎しみ……。  弱い者はどんどんと踏みにじられていく。  いや、本当に弱いのはどっちなんだ。  不思議な話である。  あの「家守綺譚」とは雰囲気は違うが、あっちとこっちがごく自然に交差する。  その中に明確に見えてくる「現実」。  仮にこれが児童文学(そう紹介しているサイトもあった)だとしたら、そんな括り方をされたら勿体ない。  年齢、性別を超えて、訴えてくるものがある。  文庫のみに追加収録された「ミケルの庭」も絶品。  重い、重い、とことん重い、けれど最後は救われる。

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    投稿日: 2018.01.06
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    『からくりからくさ』の主人公、蓉子の幼少期の物語。出版されたのも『からくりからくさ』の後なので、まずは『からくりからくさ』から読むことを強く勧めます。 他の方のコメントを見ても、『りかさん』を先に読んでしまうと訳がわからない部分も多いと思います。 『からくりからくさ』も『りかさん』も、繊細さと壮大さを併せ持った素晴らしい作品です。 ずっと手元に置いて、ことあるごとに読み返したいと思わせる、人生に寄り添うようなシリーズ。

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    投稿日: 2017.11.27
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    いい物語には心を解き放つ力がある。忘れていた思い出を呼び起こし、悲しみを甦らせ、新しいかたちにまたしまい直してくれる。

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    投稿日: 2017.09.11
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    対象をどのくらいの年齢に設定してるんだろうなあ、これ。 あまりに幼稚でまったく入り込めなかった。 が、最後半あたりは結構「文学」って感じだったし、ターゲットが不明。

    0
    投稿日: 2017.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「人間の本当の使命は生きている人間の、強すぎる気持をとんとん整理してあげることにある…あんまり強すぎる思いは、その人の形か輪は乱して、そばにいる気持の薄い人の形に移ることがある。それが人形」 幼い頃、人形やぬいぐるみと会話できたら良いのになと思ったことがある。興味深かったのは、大人になるにつれ遊ばなくなった人形は、大事にされなくなったのではなく役目が終わったこと、人形は周囲に人がいなくなったら、自然に休むようにできている等、人形の世界が垣間見えたところ。梨木さんの作品はあたたかみがあって好きだ。

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    投稿日: 2017.03.31
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    朝の光の清らかさ、春の気配、や、梅雨時の鬱蒼とした雰囲気。 繊細な内面のゆらぎや色合いの変化。 梨木 香歩さんのお話は、そんな目に見えない事象を丁寧に映し出すのが上手いな、と思います。 春の気配がようやく見え隠れするこの時期、読みたくなるのが、 『りかさん』 リカちゃん人形が欲しい、とおねだりしたら、お祖母ちゃんからプレゼントされた市松人形の「りかさん」。 主人公のようこちゃんは、思っていたのとちがう贈り物に、ひとときは落胆するのですが…。 不思議な力を持った「りかさん」と過ごしながら、日常の中に隠れている不思議な出来事を経験していくお話です。 お祖母ちゃんからもらった「りかさん」には説明書がついています。それを見ながら「りかさん」のお世話をするシーンは、女の子だったら、ちょっと憧れるのではないでしょうか。お人形専用の小さな器に、毎日一口ずつ、家族と同じ食事をのせてお世話する。お話の中では、お母さんもワクワクしていました。 私も、雛人形の小さな器に、おひな祭りのチラシ寿司とはまぐりのお澄まし汁をのせて差し上げたことがあります。母と一緒にひな壇のお膳にのせるとき、何か愛おしいような気持ちになったのを覚えています。おままごとのような儀式めいた遊びは、気持ちをどきどきさせてくれます。 其処ここに何かの精がいたり、大切にしているぬいぐるみに心があるんじゃないかな、なんて、ほのかに思っている気持ち。 梨木さんはそんな目に見えないことを大事に掬い上げてくれる気がします。 おひな祭りの季節、この本を読みたくなってしまうのは、そんな気持ちが呼び起こされるからかもしれません。 後日譚、ともいえる「からくりからくさ」も一緒に読むと、物語の奥深さがより味わえます。

    1
    投稿日: 2017.03.07
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    「からくりからくさ」に繋がる話。りかさんがいると、そこからふわりと優しい空気が広がっていく。それはりかさんが持ち主から大事に扱われてきたいいお人形だから。いいお人形は、吸い取り紙のように、感情の濁りの部分だけを吸い取っていく。大人になった蓉子の、他人や生き物全てを包み込む優しさは、りかさんと一緒に過ごしていたから身についたのだな。文庫書き下ろしの「ミケルの庭」は初読み。マーガレットの赤ちゃん・ミケルが危篤状態になる。自分の風邪がうつったからだと後悔する紀久にかける蓉子の言葉がほんとに温かい。

    0
    投稿日: 2017.02.24
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    表題作と短編『ミケルの庭』 「からくりからくさ」の前,蓉子とりかさんの出会いを描いている.おばあちゃんの麻子さんやようこの親友登美子ちゃんとの交流の中で,りかさんと一緒に人形達の不思議な世界に触れていくのがとても自然で,優しく暖かい感じが気持ちよかった.

    0
    投稿日: 2017.02.11
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    リカちゃん人形がほしかった女の子にプレゼントされた、しゃべる日本人形りかさん。 人形たちの秘密を、苦悩を救っていくようなお話。 人形好きにはたまらない、のかな?

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    投稿日: 2016.12.30
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    小さい頃、大事にしていた人形やぬいぐるみと、会話していたことがあった。 もちろんそれは現実ではなくて自分の妄想の中での会話だったのだけど、会話できたらいいのに、という願望も含まれていた気がする。 そういうことが本当に起こる、言うなれば“和風ファンタジー”。ものすごく不思議な世界観。 よくよく考えてみればけっこう怖いのだけど(笑)、子どもだからこその澄んだ感性が羨ましくもなる一作。 リカちゃん人形が欲しいとせがんだ小学生のようこにおばあちゃんから送られてきたのは、黒髪の市松人形だった。名前は“りか”。 こんなはずじゃ、と落ち込むようこだったが、一晩が明けた頃その市松人形が会話をして人と心を通わせることが出来ることに気づく。人形は言った、「りかさんと呼んでね」。 りかさんに導かれたようこは、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れていく。 黒髪の市松人形が喋るってやっぱり怖い(笑)でもこのりかさんは、とても思慮深く頭が良く、少ない言葉でようこを助けていく。 元々はようこのおばあさんが持ち主で、ずっとおばあさんと暮らしていた。なのでようこは要所要所でおばあさんにも助けを求めるのだけど、りかさんとおばあさんの導きでようこはだんだんと成長していく。 世の中にある人形の中には、とても深い思いが込められているものがある。何か意味があって作られたものもある。 そういう人形が廻りめぐって持ち主が変わり、その思いや意味が忘れ去られた後でも、人形たちの中に残されたものは変わらない。 そこで苦しむ人形たちに手を差しのべて思いを解放させる役割を、ようことりかさんが担う。 強く信じる心と純粋な精神がなければ出来ない役割。シャーマンとか、そういうものに近いような(この作品にはそういう宗教的なイメージはないけれど)。 いわゆる青い目の人形がモデルになってるのかな、という人形も出てくるのだけど、この人形と関わった1人の少女の物語はとても切ない。 青い目の人形のことは、私も高校時代に牧師さんからじっくり聞いたことがあるのだけど、国と国の関わりや争いの中に人形が存在していることもある。 人形供養というものが実際行われているのだから、人のかたちを模したものに思いが宿るのは、よくよく考えてみればとても自然なことなのかもしれない。 もう1つ収録された「ミケルの庭」も「りかさん」と繋がっている。 詳しくは描かれていないけれど、とても深い繋がりが。 ファンタジックで可愛らしくてちょっぴり怖くて、実はとても重い意味がある物語。 普段何気なく目にしている人形にも、何かの意味や思いが込められているのかも。

    4
    投稿日: 2016.12.29
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    再読。一気に読み終えた。 同じ人形ファンタジーの『最後のゲーム』とくらべると、りかさんは、初めからすっとそこに不思議がある感じがして、ファンタジーとか魔法というよりは、アミニズムのような感じがした。ロジックの世界に、魔法という力が作用を及ぼしたりするんじゃなく、日常と地続きのふしぎ。だから、ふわっと包まれるような感じがするのかな。 2編めのアビゲイルがかわいそうで……。でも、じっさいにそういうことがたくさんあったんだものね。やはり一番おそろしいのは人間のおろかさだなと思うけど、自分もふくめ、それをどうやって見極めてふせいでいけばいいのかはむずかしくてわからない。かなしい。

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    投稿日: 2016.07.14
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    厳かな雰囲気があった。 子供とおばあちゃんの組み合わせは最強だと思う。 おばあちゃんの言葉はとても偉大。言葉が深すぎて私にはもったいないくらいだったが、いつか実感を持ってわかるようになりたいと思った。 りかさんは人間を超越した存在だけど姉のようでもあり母のようでもあり、ようことのやりとりは微笑ましかった。

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    投稿日: 2016.06.09
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    人形は人の形をしています。 人の心を秘め、時を超えて、未来へと想いを運ぶのですね。 切なくも、心温まる物語でした。

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    投稿日: 2016.05.01
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    「からくりからくさ」と合わせて自分の本棚においてもいい!図書館本だけど、買おうかなぁ。 お人形が話すといっても荒唐無稽にならず、少女の導き手となっているのがいい。

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    投稿日: 2016.04.15
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    ものには心が宿っているという感覚、小さい時には確かにあったなー。古い記憶を宿しながら存在し続ける人形はロマンでありホラーであり。有限の命を持たないかわりに、自らは変化出来ない頑なさと純粋さが哀れで愛おしいなと思った。 そしておばあちゃんが深すぎる。アクは哀しいもの。

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    投稿日: 2016.04.13
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    お雛祭りにおばあちゃんから贈られてきたのは市松人形の「りか」。ようこが欲しかったリカちゃん人形とは全く違うものであったが、りかさんは人形や人と心を通わすことの出来る人形だった。りかさんと古い人形達・人形の持ち主の想いの声を聞き、おばあちゃんやりかさんに助けられながらようこは成長していく。□梨木さんのお話は2冊目なのですが心の奥の柔らかな部分に触れてくる感じが好きです。これは余談ですが、今年も娘が火事になる!行き遅れる!とお雛様の出し入れを手伝ってくれました。これからもお人形さんとこんな娘との時間を大切にしていきたいです。このお話を読んでしみじみ思いました。

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    投稿日: 2016.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『りかさん』は、人形を通して人間を見つめる物語。心を育てる物語。人形というものの存在を深く考え掘り下げた物語。自分の心を向き合いたいときに何度か読み返したい本だと思う。 『ミケルの庭』は、赤ん坊の視点で描かれた珍しい物語。『りかさん』の主人公だったようこちゃんが、大人になって蓉子として登場する。

    0
    投稿日: 2016.02.25
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    友達みんなが持っている「リカちゃん人形」 欲しいと話してみたら、おばあちゃんが雛祭りに贈ってくれることになった!ものすごく楽しみにして届いてみたら、それは市松人形の「りかさん」だった。 その衝撃は計り知れないですよね。 それでもようこがいい子すぎてもう。そこでこんなんじゃ嫌だ!と駄々をこねるわけでもないし、全体的に登場する子どもたちはみな品がよくていい子です。 梨木さんの小説は、基本的にその人が持つ世界、というのをとても大事にしますよね。ほかの人と違うことをきちんと受け止めてくれる人が近くにいて、周りに無理に合わせる必要なんてないんじゃないかな?と思わせてくれる。 そもそも、人形が話をするというこの世界、特異なようでいて、人形を大切にしたことがある人ならすこし理解できますよね。人形に何かが宿っている感覚、見守ってくれているかのような感覚。人の形代を取っているからこそ、想いが入りやすいですよね。 読んでいて優しい気持ちになれる、癒しの1冊でした。 そして、もう1作の「ミケルの庭」は、そこから数十年先の物語。主役ではないけど、ようこが再び登場。 子育てをしたことがない自分からすると、生まれたての子どもの扱いがわからないこともあって、読んでいて真剣に怖かったりして。 人生において、どんな因果か自分のせいじゃなかろうか、と思ってしまうくらいのできごとがあるけど、それは何も自分に限ったことじゃない。 ちゃんと、前に進んでいけると思わせてくれる、これまた光を感じる物語でした。 梨木さんの、言葉が好きです。強く優しくなれる気がします。

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    投稿日: 2016.02.25
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    久しぶりに夢中になって読める本に巡り合った。 人形の持ち主との因縁を読み取り、人と心を通わせることができる市松人形の「りかさん」。 彼女を媒介に、様々な人形奇譚が浮かび上がる。 やはり圧巻なのがアビゲイルの話。 愛を伝えるためにやってきた人形が、時代に恵まれず、無惨な扱いをうけてしまう。 アビゲイルの運命を、主人公のようこが、りかさんに導かれながら受け入れていく様は感動的だった。 おばあさんの麻子さんの存在もすてきだ。 「西の魔女が死んだ」でも、人生の経験を豊かに積んだ老女が出てくる。 この作品の麻子さんも、自分の過去の至らなさも認め、受け入れて、それを教訓に変えることのできる知恵を持った人として出てくる。 人が老いることにも希望があることを見せてくれる。

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    投稿日: 2016.01.11
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    純真で聡明な主人公のようこが、人形のりかさんやおばあさんという良い触媒を通じて世間の良し悪しを捉えながら健やかに成長していくところが清々しい。人間の根本的な性格は幼少期に形作られるのかなぁ、と漠然と思う。 人形って年季や愛情を含み続けることで本当に何かが宿って行く気がしてきますね。 短編の方は、苦悩する紀久の心理描写にセンスを感じるし、ミゲルの赤ちゃん目線が楽しいですね。ミゲルが危ない場面では先がとても気掛かりで、読む気持ちがはやった。

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    投稿日: 2015.12.17
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    少しの不気味さと多くの優しさからできている物語。 トトロを思い描いていた頃を思い出しながら一気に読みきりました。 読んだ後暖かい気持ちになります。 事務員の女性が仕事の帰りに電車で読んでいそう。

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    投稿日: 2015.11.14
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    出だしが、最高。 リカちゃん人形だと思って開けたら真っ黒な髪の市松人形が登場したら、ものすごい衝撃だろう。トラウマになりそうだ。 途中、テンポが早すぎて世界観についていけないところがあった。映像だったら分かりやすいかもしれない。 この本だけだとなんだか消化不良で終わるが、からくりからくさの伏線を張っていると考えると、悪くない。 りかさんのお世話を通して、他者を慈しむ気持ちが芽生えるというのは、とても素敵だと思った。

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    投稿日: 2015.10.06
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    ようこがおばあちゃんに、ねだったのはリカちゃん人形の「リカちゃん」。しかし、おばあちゃんから届いたのは市松人形の「りかさん」。がっかりするようこだが、「りかさん」の人間と意思相通できる不思議な力とおばあちゃんの存在とサポートによって、ようこは新たな世界と遭遇しながら、少しずつ成長していく。悲しくも温かいお話の数々。書き下ろし「ミケルの庭」も収録。ようこが蓉子に成長して、登場。

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    投稿日: 2015.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・本気なのかごっこなのか分からない、ここが登美子ちゃんのすごいところだ、とようこはあっけにとられて登美子ちゃんを見つめていた。登美子ちゃんは、 「それからだよ、みんな、世の中のものみんな、ふりしてるだけなのかなあって思い始めたの」 それから登美子ちゃんはしばらく黙った。ようこは、 「でも、そう考えると、ちょっと、ねえ。ふりをやめたらどうなるんだろう。登美子ちゃんのリカちゃんがリカちゃんのふりをやめたら・・・」 登美子ちゃんは、 「それなんだよ。でもそれもリカちゃんのうちだと思ってさ。バリエーションってものだよね」 と明るく言った。ようこもほっとした。 「でも、それ、おもしろいね。鉛筆削りは鉛筆削りのふり。テーブルはテーブルのふり。椅子は椅子のふり。松の木は松の木のふり。石は石のふり。枕は枕のふり」 「そうそう、ご飯はご飯のふり。私は私のふり。お母さんは・・・」 ・「それは化学染料と植物染料の違いだ。化学染料の場合は単純にその色素だけを狙って作るんだけど、植物のときは、媒染をかけてようやく色を出すだろう。頼んで素性を話してもらうように。そうすると、どうしても、アクが出るんだ。自分を出そうとするとアクが出る、それは仕方がないんだよ。だから植物染料はどんな色でも少し、悲しげだ。少し、灰色が入っているんだ。一つのものを他から見極めようとすると、どうしてもそこで差別ということが起きる。この差別にも澄んだものと濁りのあるものがあって、ようこ」 おばあちゃんは、何だか怖いぐらいにようこをじっと見た。 「おまえは、ようこ、澄んだ差別をして、ものごとに区別をつけて行かなくてはならないよ」 おばあちゃんの様子で、ようこはよく分からない言葉でも心に刻んでおかなければならないものがある、と感じている。

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    投稿日: 2015.06.13
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    からくりからくさ、を久々に読み直したので、こちらも読み直し。 りかさんとようこちゃんの出会いから始まって人形たちに纏わる話、そしてマーガレットの子ども、ミケルのこと。 ようこちゃんがどうやって蓉子さんに育ったか。その片鱗は元々持っていたし、ここで見ることができた。 自分は人形やそれ以外のものたち、周りの人たちとどう接してきたか、接しているか、を考えさせられる。 蓉子さん、麻子さん、りかさんのように慈しむことができればなあ。

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    投稿日: 2015.02.20
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    すっかり梨木さんにはまってしまい、顔なじみの司書さんに『家守奇譚』や『村田エフェンディ滞土録』が「とってもよかった!」と若干興奮気味に力説したら、こちらを勧めてくださいました。 読み始めてみると、やっぱりいい! リカちゃん人形をねだったようこに祖母の麻子さんから届けられたのは、市松人形のりかさん。 ようこのやるせない気持ちから物語は始まるのだが、麻子さんからの助言を受けて不思議な力を持つりかさんとの交流が始まるあたりから、梨木さんの世界が動きだす。 『家守奇譚』の明治時代の空気感や自然との関わり、『村田エフェンディ滞土録』では同時代の日本人の海外での暮らしぶりや異文化との交流が描かれ、その下地となっているのは日本人が自分の周りに存在するものすべてに対して抱いている畏敬の念なのではないかと感じていた。 本書では祖母と孫の間には世代を超えて、対等に通じ合える言葉を持ち、人形が背負う歴史を理解することができる。人間の世界と人形の世界が融合するあたり、謎めいていながらなぜか心の奥底に届き、少々泣きたい気持ちになる。 ファンタジーと言ってしまうとなんだか夢物語になってしまいそうなので差し控えようと思うが、遥か昔から日本人の暮らしの中に根付いてきた、自然やもののなかに存在していると感じる八百万の神に対して敬意をはらう気持ちや儚さを愛でる気持ちを丁寧に描いていく。 私の中に核として存在する、物事に対する捉え方や感じ方、行動原理。これらは生まれた後の環境(両親の思考方法や学校・社会で出会った人々、また、それらを取り巻くもの)によって醸成されてきたわけだが、その感覚が非常に似ていると感じた。 先日、勤務先のお仲間さんと今読んでいる本の話でひとしきり盛り上がった後に、梨木さんをおすすめしたところ、「私も大好きですよ!特に『村田エフェンディ滞土録』、いいよね~!」と更に話は続いた。 本を通して人と交流したり、出会ったり。 楽しみは続いていく。

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    投稿日: 2014.12.07
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    とても不思議な本だった。 ようこという女の子はおばあちゃんから「りかさん」という市松人形を贈られる。そのりかさんといると、持ち主のようこは他の人形と会話が出来るのだ。お雛様や友達の家にある古い人形の想いとは。 怖くはないが、ほんわかしているだけではない。 第2部はまったく別の話だが、「りかさん」からの続きとして読むことが出来る。 丁寧な言葉でつづられていて、この著者の文章が好きだ。是非「からくりからくさ」も読んでみたい。

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    投稿日: 2014.11.01
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    りかさん人形とようこちゃんの会話がとても丁寧でよかった。丁寧な会話の見本のような本だと思った。 桜の木も、フランス人形も、ようこちゃんと気持ちを通わすことができてよかったなと思った。丁寧に会話すれば、ちょっと難しい相手とも、気持ちを通わすことができるのだと感じた。

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    投稿日: 2014.10.13
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    『からくりからくさ』とこれをまとめて職場から拝借してきて、読むときどっちが先なんか何回も確かめてしまったよ…。これが後発で合っとるのよね。 『からくりからくさ』はフェミニズム満載のおとなむけ小説やったけども、こっちはすごく児童書っぽかったので、とても読みやすかった。 人形と話せる世界、人形に意志がある世界は境界の向こう側ぽいけども、そんなものはなくて全て現実のことなのよね。やけんか知らんけどもファンタジー感は全然なかった。

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    投稿日: 2014.10.02
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    雛祭りにようこがおばあちゃんからもらった人形の名は「りかさん」。生きている人間の強すぎる気持ちを整理し、感情の濁りの部分を吸い取る力を持った「りかさん」とようこのふれあいを優しく描いたファンタジー。

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    投稿日: 2014.10.01
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    りかさんと蓉子は、かく出会いと過ごした時間があったからこその『からくりからくさ』なんだな、と胸にすとんと落ちてきた。 ミケルのその後然り、これからもいろんなことがあるんだろうと思う。連綿と続く、人とのつながりが織りなす模様を見る日に、私も立ち会いたい。

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    投稿日: 2014.09.06
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    【本の内容】 「彼女」と一緒なら、きっと大丈夫。 リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。 こんなはずじゃ。 確かに。 だってこの人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。 りかさんに導かれたようこが、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れた時――。 成長したようことその仲間たちの、愛と憎しみと「母性」をめぐる書下ろし「ミケルの庭」併録。 [ 目次 ] [ POP ] なんて優しい物語なんだろう、と思った。 人形のりかさんは宜保愛子さんみたいに(この例えが適切かどうか?)人間の世界と異界(人形の世界)との橋渡しをしている。 りかさんと祖母麻子が人形の過去の悲しみをときほぐしてゆく中で、主人公ようこはいろんなことを学んでゆく。 起ることすべてに対してしなやかに受けとめていく姿勢。様々な存在に対して心を開き慈しみもって接する態度。 どんな感情も否定せず包み込む知恵。 この作者は、目に見えないものを、繊細だがしっかりとした言葉で丹念に表現している。 それは例えば、人と人の間にある気のようなものだろうか。 登場する女性たちのふくよかな心がとても魅力的だ。 続編の「からくりからくさ」もおすすめ。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2014.08.27
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    蓉子がりかさんも体験した数々の不思議なお人形のお話。 しゃべる人形、動く人形のお話は怖いし苦手です。でもこの本はとても優しい。人形と人との時間を超えた繋がりがとても素敵だと感じれます。

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    投稿日: 2014.08.10
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    すごく好きな一冊。 それまで人形が怖かった私が人形を愛おしく思えるようになりました。ようこちゃんとりかさんとおばあちゃんの、不思議で、どこまでも暖かい作品です。 読み終わった後のあの感覚はこの作品でしか味わえないなんともいえない清々しさです。

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    投稿日: 2014.07.28
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    すっごいおもしろかったし引きこまれた…!好みのおはなしすぎて梨木さんはまりそうです…でもわりと人形がトラウマになりそうだ

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    投稿日: 2014.06.16