
総合評価
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powered by ブクログ見知らぬベイビーを連れてきた父親が突然死 母はすでに死去 母の死後引きこもり歴4年の男子が、自分も泣きながら育児と家事に追われる ストーリー紹介と装画からは、全く期待しない展開も楽しめました 湊さんの「花の鎖」ならぬ「ベイビーの鎖」といったミステリーが仕込まれています 花の鎖読んでなかったら、何の繋がりかって思いそうな展開でした 7か月の赤ちゃんの育児問題にはツッコミたいところはあるにしても 出産育児の世代ごと状況ごとの悩みを上手く入れていて面白く読みました
67投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ母親を亡くしひきこもりになった21歳の主人公。その後父親が知人の赤ちゃんを預かり、突然死。ひとりで育児をすることに。 ひきこもり青年の子育てストーリーだと思って読み始めたら、主人公のストーリーの間にはさまれる挿話に、なんだろう?と思いだし、最後は想像もしなかった展開にびっくりして終わりました。 ミステリーだったんですね
1投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログ子宮がんで母親が亡くなった日、息子の雅祥は、睡眠薬を大量に飲み、自殺を図った。しばらくすると父親が生後間もない男の子タカヤを連れて帰ってきた。しばらく預かるという。甲斐甲斐しく世話をしている父親だったが、ある日の夜、タカヤが泣いているのに父親が動く気配がない…。 基本的にあらすじは読まないのだが「痛快青春ミステリ」という部分だけ見て、軽い作品だと思っ手読み始めたら、暗い。雅祥とタカヤの部分はやや楽しげな話という部分が少し出てくるくらいで、とにかく全体に暗い。 雅祥の話、美沙と成美の話など、章ごとに視点と登場人物が変わるため、落ち着いた視点は雅祥以外に無い落ち着かなさを感じたままストーリーは続いていき、全然痛快でも青春でもない話が展開される。 ここまで書いてきてもわかると思うが「雅祥」読める?「七里(だっけ?2回ほどしかでてこない)」と「詩織」が出てきて、「しーちゃん」はどっちだと思う? そう、この作品のポイントは、読めない名前に名字がやたらと重なること、その名字を書かないことによって、時系列や人物をわからないようにして、最後に種明かしをするタイプの小説だ。 最後にそれぞれバラバラのストーリーが一応合うことになっているものの、途中で感じた違和感をずっと抱えたままストーリーを追わなければいけないのは、なかなかに苦痛である。そして、歌野晶午の例の作品のごとく、実はあの話はものすごい昔でしたーというオチ。ていうか、それ必要ですか? レトリックで騙すというのはわからぬでもないが、それが必要と感じないような内容の小説で、真っ直ぐに子供と向き合う少年と、その少年の持つ過去という話で良かったんじゃないのか? また、やたらとがんで死ぬとか、同じような境遇の子供であるとか、ひとりひとりの印象が薄くなるようなイベントもマイナスポイント。 まあこの作家は二度と手に取ることはないだろうが、編集者ももうちょっと素直な作品するための努力をしても良かったのではないだろうか。
0投稿日: 2023.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりの再読 緒方さんが母親、タカヤがしーちゃんの子 というのは覚えていたもののその間の話がすっぽり抜けていたのでミスリードに踊らされ、後半の続きが気になる……!となる勢いがすごい。 昔読んだ時よりもまあくんの逃げ腰な部分に色々感じるようになったことに自分の変化も感じつつ、でも最後にはこの子は大丈夫そうだな と思える成長物語としてもとてもよかった。大好きな小説のひとつです。
0投稿日: 2021.12.03
powered by ブクログ父が預かってきた赤ちゃんを引きこもりの男の人がてんやわんやしながらも頑張って育てる! そんな愛情物語かと思ったらミステリーでした! 合間合間に出てくる主人公とは接点なさそうな人たちはどうお話に絡んでくるんだろうと思っていたら、、終盤でびっくり!! でも私の理解能力が低いからか、本を読み終わっても全てが繋がった!とはならず、メモに書き出してやっと頭の中で時系列や相関図を整理出来ました また読み返したい! 運命に動かされたんじゃなくて、自分の意思が運命を変えた っていう考え方が素敵だなと思いました
0投稿日: 2021.10.14
powered by ブクログ想像以上に、人生って大変で、辛くて、楽しくて、幸せ。誰にも誰かの人生の辛さ、重さ、深さを決める資格はない。って感じ!!
0投稿日: 2020.11.16
powered by ブクログなんて悲しい始まり方。まーくんに次々不幸が・・・と同情してたけど、読み進むうちに、なんだそっち系?と怒りというのかがっかり感というのか憤懣やるかたない思いがこみ上げる。 こういうの勘弁して。 七美は「ななみ」って読むのにな。しちみちゃんならわかるけど。 タカヤが病院にかかるとき、保険証はどうしたんだろうな? 疑問が残る。
0投稿日: 2020.09.02
powered by ブクログすごく面白かったけど、途中からこれは誰の話しだっけ?と混乱してしまった。 もう一度ゆっくり時間をかけて整理しながら読んでみたい。 まあくんとタカヤの成長と絆が愛しかった。
0投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ引きこもりのまーくんがタカヤを育てるうちに、彼の成長を感じされられた。 登場人物と時間の捻れに混乱することもあったが、発見も多くて楽しく読めたと思う。 (すこし首をひねる疑問に思う部分も多かったが)
5投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログ「さよなら、ベイビー」里見蘭 著 読了。面白いんだけど、時間軸をずらしたひっかけは勘弁してほしい。貫井徳郎の「慟哭」でやられた心の傷(?)は癒えていない。
1投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ母亡き後引き籠もる事四年の二十一歳雅祥が父の急死により急遽託された赤ん坊の育児。不妊症夫婦や産婦人科医や中学生の妊婦を挟みつつ、従姉に助けられ民生委員女性に叱られる。現実の養子縁組制度のうねりが説明だけで圧巻。タカヤの愛くるしさに絆される雅祥の育児パートがとてもすき。結末は胸が控え目ながら破れそう。
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 僕の自殺未遂。母の死。失われた“あの日”の記憶。ひきこもり続けて、もう四年。父が、家に傍若無人な赤ん坊を連れてきて、僕の生活は、無茶苦茶になった。でも、生きる目的は復活。 漫画チックな表紙で少しひるみながらも、あらすじがどうにも気になって購入。 所謂ニートが、見知らぬ赤ちゃんを世話する事によって次第に上向きになって行く話ですが、母親は死別で、父親も序盤で無くなる為結構かわいそう。21歳時分で同じ境遇になったら絶望ですね。 成長小説、叙述ミステリーが混ざっているので結構盛り沢山なんですが、それを感じさない纏まりが有って、物語としてとても面白かったです。この手の本は読みやすいようにおちゃらけが有る事が多いですが、ライトな読み口に関わらず重い内容でおちゃらける事無く書き進めていてとても好印象でした。
0投稿日: 2017.02.10
powered by ブクログ進むにつれて疑問が解決するかと思いきや、いろいろミスリードもあり、最後まで注意して読まないといけない感じはあったけど、内容はなかなか興味深かったです。 なんつーか、やっぱ子供産むのも育てるのも大変なんだよ、ほんと。 2016.9.21
0投稿日: 2016.09.21
powered by ブクログ親との死別、出生の秘密、ひきこもりなど暗い要素満載ながら希望を持てるハートフルストーリー。赤ん坊の可愛さと怖さもそれなりにリアリティがありますね。遥か昔、親になった頃を思い出します。
0投稿日: 2016.05.01
powered by ブクログ想定外の掘り出し物。家にも帰らず、喫茶店に寄って久々の一気読み。ミステリとしても、心温まるエンタメ小説としても楽しまさせていただきました。都合のいい部分はあるが、それでもいい。
0投稿日: 2016.04.20
powered by ブクログ主人公のダメっぷりに最初はイライラしてしまった。 引きこもり、死、破産、不妊、借金などとにかく色々あるうえに文章でみてるとコレがどの人の話か混乱してしまう時もあった。 主人公が赤ちゃんとの生活で他人とかかわり、変わっていく過程は最初のイライラを忘れるほど楽しく読めた。
0投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
引きこもり中の21才の雅隆。そこに父親が突然赤ん坊を連れてきた。 突然混じってきた赤ん坊にイライラしたり怖いと思ったり、彼の平穏が崩される。 そんな中、彼の父親が突然死し、引きこもり状態で赤ん坊を抱えて途方にくれるはめに。 赤ん坊の親が誰なのかもわからず、父が借金の連帯保証人にもなっていたり、大変な事に。 民生委員の緒方さんから引きこもりの主人公に 居心地の良い逃げ場所から抜け出すいいチャンスじゃないと言われたり、大災害のように泣き出す赤ん坊の世話に追われたり大変な目にあいながら徐々に社会復帰していく。 特別養子縁組に結びつけたミステリー。 子供の利益を守るという目的で制定されたこの制度、それまでは普通養子縁組という、相続や立場上不利になりやすい位置付けでしかないものしかなかった。(平成25年に法律が変わって、非嫡子も実子と同じ法定相続配分になったけど) それと不妊に悩む夫婦にフォーカスを当てた事件だなと思う。
0投稿日: 2016.01.20
powered by ブクログ引きこもりの若者の家に突然やってきた赤ん坊。諸事情から若者が赤ん坊の面倒をみる羽目になり、しかし引きこもりなので何かと親戚のお姉さんに頼り・・・ その話と並行してシングルマザーの話や不妊症の話やら赤ん坊をまつわる話が。これがどこでどうなって繋がるのかと思いつつ、途中で繋がりの想像をして、かなりピースが繋がったように思えたのに、あるところからがらがらと崩れ。まぁ崩れた所から、たどりつく正解が見えたけれど、複雑に絡み合っていた話を確認するために、また少し前まで戻ったりして。途中読み進めるのに若者にいらいらしたり、パズルの繋がりがなかなか見いだせなくて読むのが進まなかったところもあったけど、繋がりだしたら一気に読めました。
0投稿日: 2015.10.27
powered by ブクログ夏の文庫フェアで見かけて買ったやつ。まぁくんダメダメすぎてちょっとイライラしたけど、ちゃんと成長してて良かった。赤ん坊の表現が多彩すぎる!笑 あ~そういう問題に持ってくのね…ってオチ。 不妊のツラさ、出産の大変さも描写されてたので、読みごたえがあった。 章ごとに語り手が違って、理解するまでに時間がかかった。 お前が言うな!みたいな発言の人もいたけど、まぁくんが上手く返してたので良し。
0投稿日: 2015.09.22
powered by ブクログすごく面白かった。 独特な言い回しが多用されているが、鬱陶しくない演出。 人物相関が少しこんがらがってしまい、もう一回読まなきゃだめだなーと感じてる。
0投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログあかちゃんの面倒をみるって大変!ってことじゃなく、引きこもりの青年があかちゃんを育てることでしだいに… なんてありきたりの話でもない。それ込みのミステリーなんですね。終盤、えーっ!そっち?って思いましたよ(笑)
1投稿日: 2015.07.30
powered by ブクログ不妊治療もだが、覚悟を貫徹する難しさ。。 古い考えだが、性行為=子作りと若い人に認識してほしい。
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とあることがきっかけで始まる、 引きこもり青年の育児生活。 不妊症で悩む夫婦。 シングルマザーの悩み。 特別養子縁組のこと。 思っていたより複雑な話しだった。(良い意味で) 登場人物が赤川次郎の本なみに多くて 私の脳では、ワケワカメ(^O^)/ まぁまぁ面白かったけど 読み直したいとは今のところ思わないので ★2つ。 メモ: P111 乳児というのは不屈のゲリラみたいな手合いで、一緒にいる者を泥沼のような消耗戦に引きずりこんでその時間と体力を奪う天才なのだ P104 会社というのは仲良しごっこの舞台ではなく、労働の対価として賃金を得る場所であるはずだ。
0投稿日: 2015.01.24
powered by ブクログ引きこもりのニートが、ひょんなことから赤ちゃんを育てるハメに。しかし、それがきっかけで徐々に自立していくストーリー。人情ものかと思いきや、ミステリーの要素が強く、個人的にはいまいち入り込めなかった。
0投稿日: 2014.12.10
powered by ブクログ引きこもりのニート青年が孤軍奮闘物語。 本屋さんでの一押しだったため購入。 こういうの好きな方はとことん好きだと思われる。視点が章ごとに別人に代わり、ぼーっと読んでいるとこいつは誰だ、と何度もなってページを前に戻る。伏線はいろんなところにちりばめられていて一通り回収されるかんじ。 個人的には登場人物がどうしても好きになれず読みづらかったけれども、時間があればもう一度チャレンジしたい。
0投稿日: 2014.11.22
powered by ブクログちょっと自分が集中して読めなかったせいなのか、作者が仕掛けたトラップみたいな物に引っかからずにスーッと読んでしまってもったいなかったです。 もっと入り込んで読んでたら面白かったんだろうな。
0投稿日: 2014.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
各章の読み始め、誰の視点なのか分からないので、結構混乱して疲れた。誰視点かを理解するのがミステリー部分と思えば、確かに頭使ったわ! 引きこもり、不妊、などなどテンコ盛りなんだけど、吐きそうなほど辛くもなく、それぞれに美味いこと食べれましたって感じで面白かった。
0投稿日: 2014.10.08
powered by ブクログ複雑な家族関係で紡がれるミステリー。最後は急ぎ足で伏線を回収しているので、ややわかりにくい部分も。 ただ再読すれば意味がわかってくる。 産まれた来た子にはなんの罪もない。純粋無垢なタカヤの描写は、思わず微笑みながら読んでしまった。 ミステリーとしてはなかなか。「親孝行したくなる!」という帯は過剰だと思うが、家族のあり方を考えさせられた。不妊治療や出産の苦痛や苦悩など、学べるところも多かった。 人におすすめしたくなる一冊。
0投稿日: 2014.09.27
powered by ブクログ色々な人の視点で描かれていて始めは少し混乱してしまったけどラストに向かってどんどん繋がっていく感じが気持ちよかった。ところどころえ、本当に?みたいに感じる部分もあったけど最後まで展開を気にしながら楽しく読めたかな。
0投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログ好きなタイプの小説だったけど、設定の仕方がルール違反に思えたw読者を騙そうというか、勘違いさせようと誘導しすぎ。
0投稿日: 2014.09.10
powered by ブクログ主人公の雅祥(まさあき)はひきこもり。彼の心の闇はいつまでも解決できないのでは、と読み始めたら誰もが思うことだろう。 ましてや冒頭で父親が亡くなってしまうので本当に大丈夫か、と思う。 でもなにくそと、緒方さんに叱咤激励を受けながら、父のいとこ「しーちゃん」に助けてもらいながら、見知らぬ赤ちゃん「タカヤ」と暮らし始める。 雅祥がページをめくるごとに立ち直っていく姿、そしてしーちゃんや父親、そして緒方さんやタカヤに秘められた謎が徐々に明かされる。結末を目にするとき、思わずうるっときました。 まあくん、これからもがんばってね! 里見氏の圧倒的な取材力と描写、これからが楽しみな作家さんです。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ引きこもり青年が、いきなり赤ちゃんを任されることになるという衝撃的なストーリー。 様々な登場人物が主人公の青年に絡んできて話が複雑だが、ミルクだおむつだ泣き止まないだってところが、我が子の赤ちゃんの頃を懐かしく思う。赤ちゃん独特の温もりと香りと柔らかさ。初めて言葉を発したときの嬉しさ。そんな諸々を思い出しながら、寝顔をのぞきにいきました。
1投稿日: 2014.08.04
powered by ブクログ赤ちゃんとその子を育てるハメになった主人公の成長物語かと思ったが、それだけではなく、本格ミステリーとしても完成度の高さ。 よくある書き方ではあるが、身構えずに読んだので、びっくりの展開。
0投稿日: 2014.07.08
powered by ブクログ登場人物が入り組んでいるが 目線がぶれてないので読みやすかった あかんぼタクヤが主人公かも ひきこもりとか死とか破産とか中絶とかたくさん問題を巻き込みながら話は展開していく 《 子は育つ さよならベイビー 大丈夫 》
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
引きこもりが誰のかわからない赤ちゃんを育てる話。母の亡くなるシーンから始まり、その辺におきた出来事で自殺未遂、引きこもり開始、父と2人で生活していたが父が突然知り合いから預かった、と子供をつれてくる。数日後父が不慮の事故でなくなってしまい、育てざるをえなくなり……最終的にはお別れ。間間に別の視点、時間軸の話が挟まる。不妊に悩む女性と、シングルマザーとして生き抜く女性と……結局全部が絡んで話は終わるんだけど、絡まる場所が予想と違っておおう……ってなってよかった。でも途中で莫大な借金がーって出てきたところはちょっと意味不明だった。人を簡単に信用するなよっていう教訓をそれっぽく無理矢理お話に突っ込みたかったのかな?って感じ。主人公を成長させるために~といえばその通りかもしれんが、やっぱなくても良かっただろというか無理矢理感。さくさく読めたしこことここが繋がってこうでーとか考えながら楽しめたし面白かった。文の表現というかさくさく読めるフランクな感じかつそのなかに無理くりそれっぽい表現混ぜてくスタイルがじゃっかんラノベっぽいと思ったら作者の経歴で納得した。あとこれだけ入り組んだ内容だったしせっかくだから巻末の解説もうちょっと頑張って欲しかった。
0投稿日: 2014.06.08
powered by ブクログ騙された。騙された。「イニシエーションラブ」を思い出したが遥かに入り組んでいる。図に描かないと混乱する。
0投稿日: 2014.05.21
powered by ブクログ帯に惹かれて購入! 最後の方相関図がよくわからなくなってきて、頭の整理にちょっと時間かかりました>< 帯にちょっと期待しすぎちゃった感はあるけど、赤ちゃんをきっかけに彼は意識が変わってよかったなって読んでて感じました。
0投稿日: 2014.05.10
powered by ブクログ考えながら読まなきゃ途中でわからなくなる。 暇があったら再読してみようかな。 そしたらもっと内容がわかる気がする。 高2の私には少しばかり難しかった。
0投稿日: 2014.05.03
powered by ブクログよかったです。 年表をあとで整理しないと、、と思うほど、相関図がややこしい上に、ちょっとひねり過ぎてる感はあるのですが、心情の変化はよく理解出来るし、家族というものをじっくり考える切っ掛けになってくれる。 ネタの根源は、暗く重くなりそうな事実なのに、文体でそれをすっきりと読ませてくれて、最後まで止まること無しに読めました。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログ引きこもりの青年の家に父が突然赤ちゃんをつれてきた、しかしそんな父が突然の急死。さぁ、赤ちゃん1人、引きこもり1人、どうする? あんまり大きな声では言えないけれど、きっとあの赤ちゃんに対するイラつきは理解できる。けれど、色々な人間関係(と話のメインを一言で片付けてはいけないけれど)を介し、成長した主人公と最後の赤ちゃんとのシーン、それも非常に理解できる。 読み切った後でも関係図を理解するのがちょっと大変なところではあったけど、単純ではない人間の愛や成長に触れられる物語だと思う。
0投稿日: 2014.04.08
powered by ブクログとても良かったです。 私は両親の大切さが再度確認できる作品だと思います。居なくなってからその存在の大きさがわかるのが悲しかったです。 血のつながりというのがどのくらい大切な物なのか考えさせられました。
0投稿日: 2014.04.05
powered by ブクログ最後まで読むと色々どんでん返し的な内容なんだなと思ったが、なんか伏線ありまくりの、オチが全て思ったのと違いそれを面白いと取れれば良いのだが こねくり回された感があり、、、 現実的に⁇になってしまった。 主人公のこれからは?育ての親は亡くなり、産みの親との今後は…?とか。。わたしはあまりだったかな。。
0投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログよかったです。 読んでいくうちに、わかっていたつもりだったものがわからなくなり、最後まで騙されっぱなしでした。 なんて奇抜で安易な設定なんだろうと思いながらも読んでいたのですが、結果的に、その世界にずっぽりハマっていました。 軽いんだけど、不快なほどではなく、話がきっちり作られていて飽きなかった。 この人の本はまた読みたいと思いました。
0投稿日: 2014.02.04
powered by ブクログ妊娠・出産は、とてもデリケートな話だ。 女性にとっては自分の価値を決めることのように思えてしまうこともあるだろう。 これらについての悩み、苦しみを人に話すのは、とてもしんどいことだと思う。 私がこの本を読んで一番共感したところはその部分なので、読んで感じた心の痛みや切なさを、人に話すことが難しい。 でもこのお話には救いがある。 子供に必死に愛情を注ぐ親たちの生き方を見て、 自分に注がれてきた愛情に、改めて感謝する。 親になってもならなくても、誰かの子供である以上、私たちは幸せになるべきなのだと思った。
0投稿日: 2014.01.18
powered by ブクログ引きこもり青年の家に、ある日赤ん坊がやってくる。 しかし、その赤ん坊を連れてきた青年の父親が突然死んでしまい…。 冒頭から重いテーマが続き、読み進めていくに連れて「未婚の母」「不妊治療」といった深刻な事情を抱えた人物の視点が交錯していきます。 それをちっとも陰鬱にさせない文体と、最後に明らかになる謎、何より「家族」というものについて深く感じるところがありました。 主人公のセリフや思考が独特なところはありますが、「生きている意味なんてない」と日々に疲れている人を静かに励ましてくれる本です。 暗くならず、説教臭くもならない励ましを与えてくれます。
0投稿日: 2014.01.06
powered by ブクログ「引きこもり青年と身元不明の赤ん坊。どうなる、この二人暮らし!?」 帯のコピーに、表紙で赤ん坊を慣れない手つきで抱っこする主人公の絵。 引きこもり、もしくはうだつの上がらない青年が、突然の環境の変化と格闘しながら成長する物語は結構多い。マイナスからの成長物語が好きな、僕のような人間の期待を裏切らない作品だと思う。幼子の乳として、主人公と赤ん坊の攻防と絆にも共感することしきりだった。 でも、それだけじゃない。 本書のすごいところは、最後の最後に読者を混乱の渦に叩き込んだ後、さっそうとその中から引き揚げてくれる緻密な構成にある。 「痛快青春ミステリー」という売り文句に、どこをどうすればこの話がミステリーになるの?と最初は首をかしげたくなるが、読み切った後には大いにうなずくことができる。後半、読者にとって、これは確かにミステリーだ。 主人公と赤ん坊をめぐる本筋と絡み合うように展開する2つのストーリー。着地点が見えない物語が、きれいに収束していく様を読んでいく興奮は半端じゃない。小説は、こうでなくちゃ。
0投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログ引きこもり青年と誰の子かわからない赤ちゃん。ドタバタコメディかと勝手に想像して読み始めたのに、予想外にシビアだった。 時間・視点がころころ変わるけど、最後に一気にスッキリ。 引きこもりだった雅祥がタカヤとの生活で色々ありながらも成長していくのが良かった。タカヤとの別れはうるっときた。
0投稿日: 2013.08.14
powered by ブクログ引きこもりの青年と赤ちゃんという取り合わせのバタバタ劇かと思いきや結構真面目な小説でした。登場人物が複雑に絡み合ってどこで繋がるのかなかなか見えてこなくてミステリーの味わいと養子斡旋について真剣に考えこまされました。父と息子の2人暮らしのシーンが良かったです。帯に北上次郎さんがあまりの面白さにやめられなくなったと書いておられますが、まさしくその通りでした。
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログん?ん?と思いながら読み進めていって、最後は見事「あ、そうかーーー」と思わせてくれた(つまり、やられた)。 「時間」の使い方がうまい。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログまず惹かれたのが、赤ん坊とひきこもりというミスマッチ。 感想から言うと。 面白かったです。 で、ちょっともらい泣き。 でも内容紹介にあるような「痛快青春ミステリー」ではない様な。 少なくとも私のイメージとは違いました。 「赤ん坊タカヤの母親はどうした?」という謎(?)はありますが、 どちらかというと、雅祥の成長物語。 まぁ、作者の思惑にまんまと引っ掛かりましたけど。 (これ以上はネタバレになるので言えません。くっ、くるしい・・・。) 冒頭で母親が病死した後、高校も中退して引きこもりに突入。 裕福で理解のある父親の庇護の元、 ぬるま湯の中で過ごした時間のツケを払わされるかのように、 雅祥につぎつぎと難問が降りかかる訳です。 赤ん坊は雅祥の都合なんか考慮してくれません。 おちおち引きこもりもしていられなくなり・・・、という話。 「いろいろ極端なんじゃないの、雅祥くん。」とか、 「そんなにうまいことひきこもりってなんとかなるものなの?」とか。 ツッコミどころが無きにしも非ずですが。
0投稿日: 2013.07.30
