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うつくしが丘の不幸の家
うつくしが丘の不幸の家
町田そのこ/東京創元社
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総合評価

401件)
4.1
138
174
68
10
1
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    少し不幸で、でも立ち直って前向きに生きていく人たちのほのぼのした連作…とはいえ、どっちつかずの幸福感でスッキリした気持ちになれずに…好みではなかったかもしれない

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    びわの木のある家は不幸? びわの木は縁起が悪い? 私が小さい時友達の家にびわの木があったけど友達は今も幸せだぞ!と思いながら読み進めた 良き本

    1
    投稿日: 2026.02.02
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    迷い、悩む時。 言葉は重さが増す。 “好きなように言えばいい” そう言えるほど振り切ることはできなくて… 『ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?』 …なんて縁起の悪い話、言葉だろうか。 心に重くのしかかり、黒く暗く塗りつぶしていく。 責任を持たない第三者は事実を面白おかしく主観的に脚色する。 外側から見た時と内側から見た時。 他人から見た時と自分から見た時。 180度見方が変わる。 無責任な人の言葉に心を踏みにじられないで。 形骸的な言葉に負けないで。 自分が感じることに素直に生きて、言葉にする。 そして放す〈はなす〉。 ここは私が感じる『幸せの家』なのだ。

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    「不幸の家」で繰り広げられる家族の物語。 町田そのこさんの小説には、あらゆる種類の「ボロい男」が登場する。そして、「ボロい男」が更生していくことなく、ボロいままで救いがない。もちろん、全ての登場人物じゃないけれど。 そんな男に翻弄される女性たちと子供たちの結末は、幸せであって欲しい。 数年前、我が家の裏庭に育つ「枇杷の木」を切った。 庭の枇杷の木の扱いって、大変なんだよね。 しかし、切って良かったのだろうか。 誰かの目印の木だったらどうしよう。 諸行無常です。

    54
    投稿日: 2026.01.24
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    時間を遡っている形もおもしろかったし、短編のタイトルにつながりがあることを発見したときも楽しかった。それぞれに家族の形があり、しあわせの形がある。よく言われることだが、この本を読んで改めて考えさせられた。他人のことはどうしても気になるし、何かと詮索したくなる人に影響されてしまうこともあるけれど、自分がどうしたいか、どう感じるかを大切にしないといけない。読んだ後にほっこりできる、そんな本だった。びわに関する情報も初めて知った。

    2
    投稿日: 2026.01.22
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    うつくしが丘という陸の孤島のような住宅街にある『不幸の家』と呼ばれている家。その家には、さまざまな住民が住み、みんな不幸になって去っていった……と、近所の噂好きな人は語る。 本の中では実際に住んだ人たちの話を追っていく。ひとつひとつの話が緩急がしっかりしており、読み心地が良い。不幸の家の住人たちは本当にみんな不幸だったのか?気になる人はぜひ。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一つの家(建物)に住んだ色んな人々の物語。 どんどん過去に遡っていくことで、不幸の家と呼ばれた家のルーツが解き明かされて行き、また各章に前の住人について出てくるため、章は分かれているが一つの物語として楽しむことができた。 物語を通して、周りから見える姿と当人たちの気持ちには大きな乖離があり、自分が幸せと感じるなら、周りの目を気にする必要も周りからの評価も関係ないんだなと感じました。 1章に出てきた譲と最終章のゆずくんが繋がっているのに、伏線としてとても感激しました。 不幸の家なのに過去の住人が笑顔で帰ってくるわけがない。もし自分が笑顔で過去を振り返れるなら自分は幸せものなんだなと思いました。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    海を見下ろす住宅地の「うつくしが丘」にある、築25年の3階建一軒家を舞台とした5つの家族の短編ストーリー。 この家はなぜか「不幸の家」と呼ばれている。 なぜ不幸の家と呼ばれているのか。本当に不幸の家なのか。 この家で暮らした家族を遡り、不幸の家と呼ばれるに至った理由を紐解いていく。 住まう家族の形は様々で、美容院を営む夫婦、大学受験を控えた長男のいる4人家族、行く場を失った女性とシングルマザー、不妊治療に苦しむ夫婦、家に執着する女性と交際相手のシングルファザー。 どの形も悩みを抱いているけれど、側からは見えない幸せを見つけて「不幸の家」を後にして未来を歩んでいる。 次の章では前の住人の暮らしが分かるため、家に残された傷跡や落書きの謎が章を進むにつれて理由が分かってくる仕掛けが面白い。 家には暮らした人たちの歴史が堆積している。 小さな傷であっても、前の住人にとっては幸せのカケラなのかもしれない。 不幸の家に住まう家族たちは時代によって移ろいがあるが、隣人の荒木家いつも変わらずそこにある。 様々な家族を支え救いを与えてきた重要な人物だ。 荒木家の荒木信子のセリフが心に残った。 「誰かが幸せか不幸せかどうかなんて、他人が決めることではない。」 自分が幸せかどうかは自分自身が決めることだ。

    13
    投稿日: 2025.12.31
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    不幸の家の住人を、時系列を遡って描いていく短編集。部屋の落書きや、お隣の荒木さんについても、少しずつ伏線が回収されていく、好きなパターン。 不幸の家と言われながら、本人たちにとっては不幸ではない、町田その子さんらしい読後感の良い本。 売る

    1
    投稿日: 2025.12.08
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    それぞれの住居人に物語があるなと思う。同じ軒下で暮らす家族(に限らない)人たちの話が温かい。 引越し先の家は前の住居人の荷物がたくさん届いているけど、この家でも色々な物語があったんだろうな笑

    10
    投稿日: 2025.12.06
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    うつくしが丘の家にまつわる、短編小説。 最初は不幸なのかも…と思う家庭にもいろいろな事情があり、本当他の家庭のことは、見た目だけでは分からないことばかりなんだなと思った。 最後は温かい気持ちになった。

    12
    投稿日: 2025.12.06
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    美しが丘の不幸の家、なんだか不穏な香りのするタイトル。 外野のおばさんが不幸の家について好き勝手言っている様子が胸糞もの。 歴代の不幸の家に住んでいる人は色いろと問題を抱えているのですが、懸命に生きています。(酷い人もいるけど) あとから、こういうことだったのね とわかる部分もあり、面白さが増します。 夢のマイホームで、美容室開業 おとなりさんとビワの木に救われたりして。 家出をしたお姉さんが超頼もしくなって戻ってくて家族の問題の解決に導いたり わけありの友人同士の同居の話 不幸の家を貸した先輩一家の話 どれも、結構リアルにキツイ問題があるんですよね。でも、問題が少しずつ解決していって ハッピーエンドに近くなるのは読んでいて嬉しい。   琵琶の木の効能を読んだら見たくなりました。

    10
    投稿日: 2025.11.28
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    さらっと読みやすかった 物語のひとつの柱となっているお隣のおばあさん信子さんの存在がとても良い が、主人公の試練や不幸さを、ひどいハラスメント同僚やDVクソ男などであらわすのは相変わらずだなとも思う 今回はさらに、集まった人みんな不妊という偶然まで登場したので、不幸の原因の装置化に拍車がかかっていてちょっと笑った

    1
    投稿日: 2025.11.14
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    一家離散、失恋、不妊、失踪…住人に起こった出来事だけを見れば「不幸」としか言いようがないのかもしれないけれど それぞれの家族が「不幸の家」に住むことで 自分たちの今と向き合い、自分たちなりの幸せを見つけ出していく心温まるストーリーだった。 少しずつそれぞれの話がつながり、「不幸の家」の歩んできた歴史が感じられるのがよかった。

    1
    投稿日: 2025.11.13
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    タイトルからはどこか不吉な印象を受けるけれど、読後に残るのはむしろ心温まるぬくもりだった。 家に染みついた祈りがバトンとなり、リレーのように次の入居者へ受け継がれていく。 そして読み終えた瞬間、第五章から時系列順にもう一度読み返したくなるような構成が印象的だった。 幸せを掴むためには、常に前へ進み続けなければならない――なんてことはない。 疲れたら立ち止まり、息を整える時間もきっと必要なのだと思う。 「不幸の家」と噂されるその家の実態は、再び歩き出すための拠点であり、幸せへ向かう途中にある“中間地点”のような場所に感じた。 入居者が悉く長く住み続けないがゆえに立った“不幸の家”という噂。 その家では、さまざまな事情を抱えた人々が暮らし、悩み、苦しみ、やがて再び浮上していった。 不穏に見えた子どもの落書きや、ひしゃげた釘、枇杷の木の真実が章を追うごとに明らかになるにつれ、それらが決して“不幸”の印ではなかったことに気づく。 ものごとの意味は、その時の自分の心の持ちようでいくらでも変わる。 だとすれば、少し強引でも“いい方”へ思い込むほうが、きっと生きやすい。 『しあわせは人からもらったり、人から汚されたりするものじゃないわよ。 自分で作りあげたものを壊すのも汚すのも、いつだって自分にしかできないの。』 お隣の荒木さんのこのセリフにあるように、幸せとは与えられるものではなく、見出すものだと思う。 どんなに厳しい現実の中でも、その中から何かを拾い集め、自分の手で確かな形へ整え、維持していくもの。 外側から見える「幸福」や「不幸」は、ほんの表層にすぎない。笑っている人がどんな思いで笑っているのかも、誰にもわからない。優しさや穏やかさだって、努力の証なのかもしれない。 むしろ他人の評価や噂に合わせて、自分の痛みや希望のかたちを歪めてしまうこと――それこそが、本当の“不幸”なのかもしれないと思った。 それから一番初めの入居者が植えた枇杷の木について。その木は時を経て人の祈りや想いを養分として吸い上げ、育ち、実をつけ、花を咲かせていく。 その姿は、次の誰かを“幸せの入り口”へと導いていくようだった。 誰かが家を去っても、その人の想いや生きた証は、きっと次の誰かに届き、かつての悲しみや絶望さえも、誰かを生かす土壌へと育っていったのだ。そう思うと、「不幸の家」はむしろ、「幸せが積もっていく家」なのかもしれない。

    9
    投稿日: 2025.11.09
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    2025/53 読書久しぶり。 読みかけが時間経ってしまったので 一気に読んでいたらもっと好きだったかも? 「夢って乱暴な言葉だと思う」 父親と歯のお話。 自分に重なる部分があって、現実はそんなに綺麗ではないと思いつつも家族の形はそれぞれで、幸せか不幸か決めるのは私自身なんだと考えさせられた。 そして、最後の終わり方。なんだか巡り巡って縁が繋がり戻ってきたことで涙が出た。

    1
    投稿日: 2025.11.04
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    『星を掬う』を読んで、もっと町田 そのこ作品を読みたいと思い立ち、直ぐさま書店に駆け込んで購入した5作目の町田作品。 『52ヘルツのクジラたち』、『宙ごはん』や『星を掬う』ほどの大きく心を抉られるシーンは少ないので、『コンビニ兄弟』と同じくらい町田 そのこビギナーにはオススメの作品だと思います❗️ 連作短編集というと、ひとつひとつの内容が少し薄くて物足りないと感じる作品も多い中で、本書は中々重量感ある内容でなおかつ、バットエンドではないところが作品の魅力かなぁと思います。 登場する男性陣はどうしょうもないキャラクターが殆どだけれども、女性陣はみんなそれぞれ大なり小なり挫折をしながらも前向きに生きていこうとする姿勢が、凄く惹かれます❗️ 好きな話しは、『第三章 さなぎの家』と『第四章 夢喰いの家』です。 エピローグも気になっていた話しの回収があってとても好きです。

    18
    投稿日: 2025.11.02
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    いいお話だった。うつくしが丘の不幸の家にまつわる色んな家族のお話。最後はびっくり!「そうきたか」と涙が出てきた。美保理と譲はこの家とびわのお陰もあり、これから幸せいっぱいの人生を歩むことになるだろう。

    16
    投稿日: 2025.11.02
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    一つの家をまつわる、それぞれの物語がうまく絡み合っていて、どの話も心が温かくなった。読み終わったあと味がとても心地よい作品。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    一つの家を軸に色々な人の物語をどんどん遡っていく進み方がとても読みやすくてさらさらっと読めました。読後感も爽やかで前向きな気持ちになる本。拘っていたものへの視点を変えるだけでこんなに心は満たされていくという気づきにもなる一冊。

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    これこそが町田そのこ、と言いたくなるような連作短編集。 読み進めていくと、あぁ、こうやって繋がっていくのかと新鮮な感覚を覚えた。 途中、星を掬うや52ヘルツを連想させる理不尽で暴力的な話もあったが、このくらいであれば話のほどよいスパイスになっていると感じた。 幸せなシーンも不幸なシーンも見続けてきた家、果たしてこの家は住むものに不幸をもたらすのか、それとも幸福をもたらすのか、結末を見届けたいと思える作品だった。

    3
    投稿日: 2025.10.27
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    読み始め、文句タラタラの主人公に面喰らうも、帯にある「温かい読後感」に励まされ読了。確かに頑張ろう、と思った。DVの描写がリアルでつらい。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    【さなぎの家】は、読んでてすごくしんどかった。 過去のいろんなトラウマが掘り起こされて苦しみが蘇ってくる。 でも、成り行きだとしても、苦しみと決別して、もがきながらも必死に前を向いて生きていこうとする登場人物たちの姿に励まされた。 それにしても町田その子さんは、あまりにも現実を繊細に描写してくる作家さんだからか、読んでいる間ずっと苦しかったりするけど、読み終えた時はいつも「読んで良かったな」と思ってる。不思議。 エピローグがとても良かった。

    1
    投稿日: 2025.10.18
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    うつくしが丘の不幸の家と、呼ばれてる家に住んでいた人達の話 最後、枇杷の木の苗をプレゼントしてくれた子と、木の苗を植えた子が会ったシーンがあって、心温まった。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」体格の良い40代の女性が話しかけてきた。 コンビニの袋の中には女性週刊誌とコーヒー牛乳、ビッグサイズのポテトチップス。「最後の末次(すえつぐ)さんなんて、一家離散よ!一家離散!」口角を上げて、面白そうに悪意を放つ。 週刊誌のゴシップ記事の見出しによくあるような薄っぺらな言葉しか口から出ない人もいる。 ちなみに、子供が次々に独り立ちして、3階建ての家は夫婦2人で住むには広すぎるから手頃な家に住み替えた、ということを「一家離散」と普通は言わない。 しかし、1階を美容院に改装して、明日からオープンの予定だった美保理(みほり)は、心無いその言葉を気にしてしまう。 家の歴史、住んだ人の歴史を、だんだんと遡っていく構成になっている。 それはまあ、みんな色々あったけれど、みんな乗り越えてきた。 「不幸」というより「苦労」でしょうか。 クズな男が多くて、女はみんな、こんな男たちのために体を張ったり、金を工面してやったりしているのかと、暗澹たる気持ちにもなった。 女、がんばれ、クズ男は切り捨てよ!! 時と共に建物は古びてはいくけれど、住む人に育てられて、だんだんと良き家になってきたように思える。 出て行った人たちは、幸せになって卒業して行ったのだと思いたい。 隣の荒木家で、ずっと見守っていてくれた信子さんは、ありがたい存在でした。 お役目が終わった?ということでいいのでしょうか。 【第一章 おわりの家】 美保理(みほり)は夫の譲(ゆづる)と二人で、築21年の中古住宅を買い、3階建ての1階部分を店舗に改装して『髪工房 つむぐ』をオープンさせることになった。だが喜びに水を差すような話をされて、家の中の汚れや、裏庭の枇杷の木など何もかもが気になって、心が重くなる。 【第二章 ままごとの家】 (美保理の前に住んでいた、「一家離散の末次さん」) ・末次多賀子(すえつぐ たかこ)43歳。社宅を出て家を買ったため、多額のローンの返済の足しに清掃会社でパートをしている。 夫の義明は、なんでも自分の思い通りに運びたがり、子供らとも対立した。 【第三章 さなぎの家】 ・高原叶枝(たかはら かなえ) ・今里紫(いまざと ゆかり) 高校時代の友人だった叶枝と紫は、30手前になって、のっぴきならない理由で郷里に戻り、高校の演劇部の先輩だった蝶子(ちょうこ)の持ち家で蝶子の留守の間の1年間、同居生活をする事になった。高校を出てからは年賀状の付き合いしかしておらず、お互いの詳しい事情は知らなかった。 【第四章 夢喰いの家】 (叶枝と紫に一年間家を貸してくれた、蝶子先輩の事情) ・山郷忠清(やまざと ただきよ)は、蝶子の10歳ほど年上の夫。子供が欲しいが男性不妊症と診断される。 【第五章 しあわせの家】 ・真尋(まひろ)は、居酒屋で声をかけられた須崎健斗(すざき けんと)と、その息子・惣一(そういち)と暮らし始めた。 小一のとき真尋を置いて出て行った父・樋川大祐(ひかわ だいすけ)をいまだに許せずにいる。 【エピローグ】 『髪工房 つむぐ』オープンから3年。一人の男が訪ねてくる。

    6
    投稿日: 2025.10.11
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    購入した家は、「不幸の家」だった―? 海を見下ろす住宅地「うつくしが丘」に建つ一軒家を購入した夫婦。新しい生活が始まるはずが、近隣に住む住民から、この家が不幸の家と呼ばれていることを聞かされる。「不幸の家」で自らの幸せのかたちを見つめ直す、五つの家族の物語。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『不幸の家』と呼ばれる家の住人達は本当に不幸だったのか? 他人に不幸か幸せかをジャッジされる筋合いはない、という優しくもきっぱりとしたメッセージ 町田さん大好き 時代を遡っていく構成に惚れぼれとし、愛おしい人間の営みに鼻の奥がツンとした

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    一軒の家を舞台に、さまざまな家族の物語が描かれている。悲しみや苦しみを抱えながらも、どの話も最後は温かい結末で優しい気持ちになれた。 「幸せのかたちは人の数だけある」。この本を通して、自分なりの幸せを見つめ直すきっかけになった。

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    電車の中で読んでいたのに涙を堪えられなかった本でした。いつもは小説はあまり読まないのですが、この本は心を軽く、そして温かくしてくれました。 たまには小説も読んで、気持ちをほぐしてあげないのだという気がしました。 小説を読んでいると、特に心が揺れ動く瞬間や、ハッとさせられる登場人物の言葉が出てくることがあります。そんな言葉を見つけた時、自分の状態に気づくことができる気がします。 小説を通して自分の状態を知ることができ、なんだかカウンセリングを受けているような感じがします。 この小説では、『夢』や『強い言葉』、『幸せ』についての表現にハッとさせられ、2章で描かれる家族の姿に感動しました。この家族はいろいろと問題を抱えつつも会話を通じて互いの理解を深め、自立し成長していく。今自分が見失っていたものかもしれないと感じたのです。 こうやって自分の大切にしていることを知り、ハッとさせられる表現を通じて視野を広げていくことも小説の楽しみなのかなと今になってようやく考えることができるようになってきました。 何はともあれこの本は、明日も頑張ろう、頑張ってもいいかな、そんなふうに感じさせてくれる本でした。心が凝り固まっているなと感じるそんな時に読んでみるといいかもしれません。

    8
    投稿日: 2025.10.02
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    短編小説でさらっと読めるのに、家庭における現代社会の課題が巧みに盛り込まれている。 この家に住む人たちの物語は、まるで家族という単位における現代社会の縮図のようだ。 不妊治療や夫婦仲など、他人にはなかなか話せない家族の問題は、大小の差こそあれど、きっとどの家族にも存在している。当たり前のことなのに、自分自身に置き換えるとなかなかそうは思えない。 この小説に登場する家族の中には、誰しもがどこかしら共感できる話があるのではないだろうか。 読後は、まるで誰かに悩みを包み隠さず打ち明けて、スッキリしたあとのような爽快感があった。

    26
    投稿日: 2025.09.05
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    町田そのこさんの作品は5作目 今回も家族がテーマだけど 今まで読んだ作品に比べると、重く苦しい感じは少なく 短編で読みやすかった けど、考えさせられることはたくさんあった 自分の幸せは自分だけのもの。 誰かに左右されるなんてもったいない。 自分で自分の幸せを確かめながら前に進んでいきたいと思った。

    22
    投稿日: 2025.09.02
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    パートナーとの関係の悪化や、不妊治療、自分の人生に起こる可能性もあるいろんな辛いことに目を背けたくもなったけど、そう言った人生にも向き合う勇気をくれる本。 思い通りにいかなくても、自分の人生を幸せにできるかは自分次第だし、幸せになる選択をするのも自分。

    16
    投稿日: 2025.09.02
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    時間を遡っていく構成が凄くいい。前章で出てきた落書きや釘、一家離散、枇杷の木の真相が後の章でわかってくるのが「そういうことやったんか」となって面白い。 側から見ると一概に幸せとは言えなさそうな登場人物たち。でも信子さんが言うように、考え方を変えることで状況が一変することもある。幸せかそうじゃないかなんて本人にしかわからないし、自分が幸せかは他人に決めさせてはいけない。 徐々に各章の繋がりが見えてくる面白さもあり、なんとなく明日はいい日になりそうと思えるような温かい話で良かった。

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    短編集だけど、ラストを読むと短編集とも言い切れないので最初から順に読んで良かった。 不幸もあるけれど幸福の家に思える物語。

    1
    投稿日: 2025.08.23
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    私の好きな連作短編。ここがここにつながるのかーが楽しい。どこに決着するのかハラハラしたけれどいづれも登場人物たちの明るい未来を思えるような終わり方でよかった。さなぎの家が特に好き。丸善丸の内にて購入。

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    うつくしが丘の幸せの家 そうタイトルを変更しても話が成り立つほどの読了感。 とはいえ、それぞれの家族には様々な事情があり…。 「さなぎの家」が一番心がザワザワしていたけど、その反面読了感も最高だった。 山あり谷ありの人生、色々あるけど都度誠実に歩んでいけば必ず…。

    15
    投稿日: 2025.08.07
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    タイトルの『不幸の家』から、暗く不穏な印象を受けましたが、実際に読むとそれに反して心温まる話が多く、元気をもらえました。『不幸の家』の意味も読み進めるとわかり納得。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    解説に、作者のインタビューが載っていた。「私、読み終えた後に、明日も頑張ろう、て思えるものを書く、というのが原点なんですよ。」 まさにその通り。美しが丘にある三階建ての家は、近所の人が言うように、本当に不幸の家なのか?と思わせる各章の出だしがある。けれど、後半には、明日も頑張ろう、という読後感が待っている。そして、幸せ、てなんだろう、としみじみ考えたりしてしまう、そんな本でした。

    12
    投稿日: 2025.08.01
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    タイトルからして、ミステリー的要素のある物語なのかと思いきや、なんとも心が温まるある一つの家を取り巻くいくつかの家族のお話だった。 家族がバラバラになってしまったり、シングルマザーと幼い頃に虐待を受けて苦しみながも必死で生きている女友達との諍い、不妊に悩み離婚のチラつく夫婦など、様々な形で切り取り方によっては不幸にも見えるそれぞれの家族。 だが、周りから見えている部分は本当に小さなカケラでしかないし、そもそも他人の幸せなんて自分の物差しで図るものではないんだと思う。 時を遡る形で進んでいくストーリーも面白かったし、隣人の信子や、枇杷の木がいい手助けとしてそれぞれの物語に絡んでいて、読後感もとても良かった。 正直、もっとドロドロとした汚い物語を予想していたのでそういう意味では拍子抜けするほど軽く読めてしまい、心にものすごく残ったかというとそこまでには至らなかった。 先入観って良くないなーと反省。

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    短編集はそこから気になる!ってところで 終わることも多いですが、 この短編集はひとつの家を舞台に 読んでいて心地良い終わり方をします。 美容師の夫婦さん バラバラの家族が新しい1歩を踏み出す 1人の女性が新しい人生のスタートをする 不妊に悩む夫婦 幸せのいえ

    2
    投稿日: 2025.07.04
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    不幸かどうかなんて、他人の尺度で決めるもんじゃないよね。 大切な人達と暮らせる家なら、きっと幸せな場所になるはず。 その事に気づかせてくれた5つの家族の物語、どれも素敵でした!

    12
    投稿日: 2025.07.04
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    1つの家の歴史をどんどん過去に戻っていきながら辿っていくお話です。たくさんの伏線が張られてきて2回読むとまた違った発見がたくさんあります。家とは何か、結婚とは何か、ということを考えさせられますが出てくる夫がほとんどクズです。それに振り回される女たちの物語でもあります。人によってはそこがモヤモヤするかもしれません。 町田その子さんの話は文体や展開がテンポよく読みやすいので今回の話もあっという間に読んでしまいました。

    1
    投稿日: 2025.07.03
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     それぞれの事情を抱えた六つの家庭が、うつくしが丘の一軒の家を舞台にその人生を紡いでいく。 しかも、物語は、現在から過去へと紐解いて行く。  面白い。 そして、心打たれる。  今のわたしの悩みなんて、なんてちっぽけなんだろう!と想うほどのそれぞれの事情・事態。 でも、読後は、やんわり温かい。 前向きに生きて行くたくなる。

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    色々な家庭の形があるように、幸せの形もそれぞれ違う。幸か不幸かなんで他人が決めるものではないよね( ◜▿◝ ) 信子さんの一言一言にはハッとさせられっぱなしでした。フレーズのページに残しておこう❁⃘*.゚

    15
    投稿日: 2025.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同僚に勧められて。 海を見下ろす「うつくしが丘」という住宅地にある一軒の家にまつわるお話。 住人がよく入れ替わるとのことから「不幸の家」と呼ばれるようになる。 その住人達が、「なぜ引っ越すことになったのか」が、時を遡っていく形で明らかになっていく。 代わる代わるに引っ越していくからといって、不幸な人など居なかった。 全てを読み終えたとき「幸、不幸は自分が決めるものであり、他人に決められるものではない」ということをこの小説に教えられる。 穏やかで温かい気持ちになれる終わり方でした。

    6
    投稿日: 2025.06.01
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    ー誰にどんな事情があるのか、どんな理由でそうしたのか、そんなことは簡単にわかるものじゃないのよ。自分がまずたくさん経験すること、そして何度となく想像を巡らすことでようやく、真実の近くまで辿り着くことができるの。それを怠ってる人に、そういう適当なことを吹聴されたくないわ! 主人公が越してきた家が一部の人に「不幸の家」と呼ばれているという話を聞き、そう口にした隣人の信子。 彼女も想像を巡らせない人に適当なことを吹聴される経験をしたのだろう。そして彼女は「不幸の家」に移り住むたくさんの人たちと関わってきて、それぞれの内情を見聞きしてきたからこそ、適当なことを好き勝手言う人たちに憤り、自然と出た言葉に見える。思慮深くて温かくて、とても好きな言葉だ。 本を読むということはある意味、その「想像を巡らす」行為に近い。本を通して、普段関わることのない数え切れないほどの人たちの、内側に流れる悲喜こもごもを感じて、想像の幅をゆっくりと押し広げてゆく。 考えが違う人たちに対して、理解できない、こうに違いないとすぐに判断を下し、考えることをやめるのではなく、どういう経緯でその考え・行動に至ったのか、何がその人を形成しているのかを、そっと一枚ずつはがして知っていく。私にとって読書はその練習をしているようなものだ。 解説によると、町田さんはあるインタビューでこう語ったらしい。 「読み終えた後に『明日も頑張ろう』って思えるものを書く、というのが原点なんですよ。」 最近、作者の作品は「52ヘルツのクジラたち」と「宙ごはん」を読んだ。 どの作品でも、登場人物たちに思わず目を背けたくなるような厳しい現実が降りかかることが多い。この作品でも人にかけるものではないレベルの罵詈雑言を浴びせる人や、子どもを煩わしい虫のように扱う親たちが出てくる。 しかしいつも必ず、そこから掬い上げてくれる人がいる。辛いだとか助けてだとか思いっきり叫べば、誰かが見つけて来てくれ、手を差し出してくれる。そのことに何度も勇気付けられた。助けを求める、そして差し出された手を必死に掴む、その力さえあればいいのだと思える。 一つの家に移り住んでは引っ越していく、さまざまな家族たちが、悩み迷いながら前を向いていく物語。作者の他作品ももっと読みたいと思う一冊だった。

    25
    投稿日: 2025.05.31
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    あたたかい物語でした。途中胸苦しくなるくらい辛い出来事が出てくるけれど、いつも助けてくれる人達が出てくるから、あたたかい気持ちで読める。 特に自分も不妊治療して、心身共にぼろぼろになった経験あるから痛いほど気持ちが分かった。ほんとに出口の見えないトンネルにいるみたいなんだよな。いつも隣人に優しい信子さんにも辛い過去があったことが分かったときは泣けた。 物語が昔から最近に進んでいくのも面白かった。枇杷の木の正体とか、家の落書きの正体があとから分かっていくのが面白かったです。

    16
    投稿日: 2025.05.30
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    『不幸の家と噂されている』という設定から、過去の住人たちそれぞれのしあわせのかたちを遡っていく、仕掛けが新鮮だった。

    13
    投稿日: 2025.05.30
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    登場人物全てに役割があった。 端役かなと思っていた人が後に繋がってきたり。 可能であれば信子さんのその後も知りたかった。 最後のオチが美しい。

    1
    投稿日: 2025.05.24
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    最初の美容師夫婦の言われ様からこれはホラーなのか?と思ったけど、とんでもないそれぞれの家庭のドラマあるお話だった。住人は変わっていくけど、お隣のお婆さんは変わらずいるし、びわの木の謎も解けたしほんわかとした読みやすいお話だった。

    1
    投稿日: 2025.05.17
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    町田そのこさんが好きなので、気になっていたこちらの作品も読むことに タイトルは不穏な感じだけれど、とても心があったかくなる本 幸せとか不幸とか、それは自分で決めるもの 夢を追いかけるのは、我儘を押し通すこと、みたいなことが書いてある部分はちょっとグサッときました… 人のことを気にしすぎて夢を追いかけられなくなるのは悲しいけれど、周りが不幸になるとか、悲しみを背負う夢は、立ち止まって考えてみても良いのかもしれない 町田そのこさんの作品は、どれも感情が揺さぶられるけれど、最後がとても良い終わり方で穏やかに読み終えることができました

    4
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1番最近の話からどんどん過去に戻っていくことが短編集では珍しい形で面白かった。今度は最後の話から読み戻してみたいと思った。 1番心に残ったのは、【おわりの家】の話。主人公がどことなく今の自分と似ていたのが印象的だった。【ちょっとのことで、大きな問題もたったそれだけのことに変わる。】【幸せは人から貰ったり人から汚されたりするものじゃないわよ。自分で作り上げたものを壊すのも汚すのも、いつだって自分にしかできないの。】というフレーズが印象に残った。今は辛い課題にぶち当たっているけど、いつかそれがたったそれだけのことに変わればいいなぁと思ったし、幸せは自分で決めることが大切だなと感じた。 住んできた住人と信子さんのやりとりがとても印象的だった。その家が自分たちに合うか、箱が良くても中身が伴っていないと意味が無いということも感じられた作品だった。いつか家族を持った時に再読したい本。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    町田その子氏の作品で不幸な話?と思ったが杞憂に終わった。うつくしが丘のとある一戸建てに住んだ人々のお話を時間を遡りながら語っていく。読後感良し。3.8

    1
    投稿日: 2025.05.01
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    ほっこりあたたかなお話。 泣けた。 荒木信子さんの言葉がとても重みがあって、心に残った物語だった。 町田そのこさんの作品は3作品目。 無意識に星を掬うと似たような物件をイメージしてた。

    6
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    海を見下ろす小高い丘に広がる住宅地「うつくしが丘」で築25年の三階建ての一軒家をリフォームし、美容室を開業しようとしている譲と美保理。近所に住むと言う女性に越してきたばかりの家が「不幸の家」と呼ばれていると聞かされてしまう…。 「不幸の家」と近隣住民(一部だと思うが)が呼ぶ家に住んでいた住人たちのエピソードが昔に遡る形で五章に分けて描かれている。 第一章「おわりの家」は譲と美保理の物語。第二章「ままごとの家」は夫の不倫と息子の彼女の妊娠、夢を追い家を出た娘と悩みの多い多佳子の物語。第三章「さなぎの家」は男に騙されて捨てられた叶枝と、シングルマザーで娘を育てる紫の親友2人の物語。第四章「夢喰いの家」は不妊治療に疲れた蝶子と忠清の物語。第五章「しあわせの家」は恋人とその連れ子の惣一と暮らす真尋の物語。 いずれも前向きな旅立ちだったと私は感じたが、この家を旅立った人々のその後がもう少し読んでみたい気がした。エピローグである登場人物のその後は少しだけ伺えるのだが、他にもその後が気になる登場人物が個人的には数名いたので。 一章と二章が特に刺さったというか少し泣けた。また、一章でお隣に住む老婦人・荒木信子が主人公・美保理に言うセリフが印象に残った。 「それにねえ、あなたはしあわせがどうこう言うけれど、しあわせなんて人から貰ったり人から汚されたりするものじゃないわよ。自分で作りあげたものを壊すのも汚すのも、いつだって自分にしかできないの。他人に左右されて駄目にしちゃうなんて、もったいないわよ」

    2
    投稿日: 2025.04.29
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    お隣りの荒木信子さんの言葉が本当に深い 要所要所の彼女の言葉が人生の岐路に立った時にとても深く心に刺さります みんな、良いことも悪いことも辛いことも含めてたくさん経験を積むことで人に対して優しくなれるんですよね 最後もとても良い終わり方でした

    11
    投稿日: 2025.04.27
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    「美しが丘」にある「不幸の家」 美しいところに建つ不気味な家を想像してしまった。どんな暗いお話の数々かと思いきや、そこには幸せが詰まっていた。 そこに住んでそこを去っていった人たちは、一見不幸と言える事情を背負っている。もしもそこにある幸せに気がつかなければ、そのまま不幸な人となってしまったのかもしれない。 この物語の登場人物は不幸の縁の入り口で、誰かに揺さぶられて、誰かに声をかけられて、誰かに出会って、はたと気がつく。そこは不幸の入り口ではなくて幸せの入り口でもあることを。 真摯に生きる人たちが、不幸な状況を幸せな明日に変えていく、力強く希望のある連作集でした。

    24
    投稿日: 2025.04.22
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    5つの家族のそれぞれのお話でした 連作短編となっており、ひとつの3階建て一軒家が 舞台となりそこに住む人たちの物語が楽しめました 夫婦だったり友達だったり親と子だったり いろいろな人生がありました

    13
    投稿日: 2025.04.18
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    とんでもないクソ野郎が出てきてあまりにも悲壮感漂いまたか…と思った。こんな感じの物語多いなぁ。すっきりすることもないし、最後はハッピーエンド的な締めではあるけど冷たさが暖かさを上回らないから嫌な気持ちだけが膨張してしまった。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    52ヘルツのくじらを読んで、作家に興味を持ちこの本を手に取りました。 一つの短編は50-60ページと短いのですが、その一つ一つに丁寧な設定があり、深く心に響きます。 仕事や家事の合間にさくっと読みきれて、睡眠時間を削られないので、個人的には52ヘルツのクジラよりもこちらが好きでした。笑 短編だけど深く感動を味わいたい人におすすめです。

    2
    投稿日: 2025.04.14
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    町田そのこさんの描く家族の物語はどれも心温まるものばかりだ 色んな家族のあり方があって みんなが幸せを願って生きていて 辛いことがあっても、人との関わりで立ち上がる 勇気をくれる本だった 私もいつか家族をもつ時が来たら、もう一度読みたい

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    すごくよかった。 じーんとしました。 幸せって自分が決めることよね。 ついつい、丁寧な暮らし、とか、周りの人の暮らしを見て、自分が全然幸せではないと痛感するのだけど、もう少し自分の中での幸せ度をゆるくしてみたいと思う。 わざわざいろいろ言ってくる人とか気にしなーい!ようになりたい。 ナチュラルな暮らしで素朴で幸せっていうのあるけど、むしろその方がお金かかるのよね。 お金がない人はガチャガチャとした、サンプルでもらったものとか、統一感のない、いろいろな時期にスーパーで買ったものとかで生活してるのよ。それを少し肯定してもらえた気がしました。 随分と飛躍した感想だけど。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    --------------------------------- 東京創元社の中の人が選ぶ1冊! 「本当のしあわせ」を見つけられる この家に、私も住みたいです。 編集部 I.S ---------------------------------- 海を見下ろす住宅地に建つ、築25年の三階建て一軒家。 裏庭には枇杷の木が。 この家は「不幸の家」と呼ばれている。 それを知らずに引っ越してきた夫婦。 25年間に どんな人が住んで、 どんな人が引っ越していったのか。 そして本当に「不幸の家」なのか。 町田さんの作品は、52ヘルツ〜、月とアマリリスに続き3作品目です。 この方が描く、胸が苦しくなる描写は本当にすごいです。 少しずつ水位が上がってきて溺れるような恐怖というか呼吸が浅くなるような気持ちになります。 本作は連作短編で、 時間を遡っていく形で進んでいきます。 あそこにあった壁の落書きは、 実はこんな風に書かれたものだったんだとか、 少しずつお家に刻まれている思い出と出来事が見えてきます。 「しあわせ」は誰が決めるのか。 不幸って何なのか。 読後はとても良くて温かい気持ちになりました。 隣人の信子さんが好きでした。

    9
    投稿日: 2025.03.29
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    『不幸の家』と呼ばれる家で"しあわせ”について考えることになった五つの家族のお話。しあわせのはじまりだったり、不幸のはじまりだったりなにかの終着点だったり。人それぞれの家の捉え方とそこで起きる人生の喜びや悲しみが丁寧に描かれていて良かった。

    2
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「不幸の家」の住人が前向きに次の人生に歩み出す短編集。タイトルから暗いストーリーを想像していたが、明るい前向きな結末のストーリーばかりで楽しんで読めた。最後の枇杷の木のオチも楽しい。

    2
    投稿日: 2025.03.19
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    1つの家を舞台に、引越ししてまた次の住人が来て。 色々な家族のそれぞれの問題、その家族にとって幸せとは何か、を考えさせられる本でした。 家族だからと言って、話さなくても伝わる、相手は分かってくれるなんてことないですよね。

    1
    投稿日: 2025.03.16
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    同じ家を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。章ごとに時代も主人公も変わるけれど、繋がっている部分もあって、へー!なるほど!と。胸くそ展開も多々あるけれど、読み終わった後はあたたかい気持ちになれる。

    2
    投稿日: 2025.02.27
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    町田そのこ先生が大好きで 書店で見るや否や思わず手に取った作品です。 結婚し子どもを持つ私として 共感出来る部分や勉強になった考え方が沢山あり、読んで良かったなぁとしみじみ思いました。 しあわせを作るのも壊したり汚すのも 自分自身だということ。 わかってはいるんだけど、 たまに忘れて嫌な事を他人のせいにして 自分から逃げてしまうことがある。 けどこの作品を手元に置いて しあわせを大切に育てていきたいです。

    11
    投稿日: 2025.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさか惣一が植えた枇杷の木をあげたのが、譲だったとは!!エピローグの「数分後、裏庭で笑い声がおきた。」という締め方、最高でした。町田そのこさんの描く家族の暖かさはとても大好き。不幸の家とは反対の、みんなそれぞれ家に対して抱いている幸せの形を見られてとても面白かった!

    0
    投稿日: 2025.02.12
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    なかなか考えさせられる内容だった。ただ、主人公?今回は5編あるので5人かな? 多くが幼少期のつらい記憶から逃れて素敵な家に憧れるという内容。 わからなくもないのだけど、確かに物は考えようかな 不幸だと思うのも幸せだと思うのも考え方次第というような・・・ お隣さんが優しくて良かったね。

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    町田そのこさん初読み。知人の勧めで拝読しましたが、知人に感謝。とても良かったです。ミステリーばっか読んでた自分としては、まず、新鮮さ。そして、いろんな人のいろんな感情を、自分の考えや感情を投影しながら読み進めていく何か楽しさみたいなものもありました。内容としては、ひとつの一軒家に移り住んでいく様々な家族の人間模様を描いていくもの。一章から各章毎に徐々に過去へと時代は遡り、その家に住んでいた住人達は如何に不遇を味わい、如何に幸せへの転機を掴みその家を後にしていくのか、それぞれの家族の入居と転居が連鎖的に描かれていきます。そして全章通して(全家族と)関わる、とある人物とびわの木。これがまたいい!とても面白い設定と感じました。人は誰もが落ちる時はあるけれど、人からのちょっとした言葉や考え方ひとつで立ち直っていける、前向きに明るくさせてくれる作品でとても素晴らしい。ただ、人を不幸にさせるキッカケを作る変な野郎達は純粋にダメだと思うしあり得ないなと。まーそういう人達が登場しないと成立しないストーリーではあるのですが。いずれにしてもラストシーンはとても良かった!町田そのこさん他の作品も読んでみます!

    79
    投稿日: 2025.02.04
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    町田その子さんの本を読むと いまの生活に感謝しないと という気にさせられます。   連作短編で読みやすかったです。   ここでこの人とこの人が繋がるのか   と気づく瞬間が楽しいです。   特に印象的だったのは 夢喰いの家 というお話です。   不妊治療に悩む夫婦のことでした。   子供を授かるということは 奇跡 なんだと感じました。   結婚する前に   子供が欲しいかいなくてもいいか   というのはきちんと話し合っておくべきですね。   妻に辛い治療をさせたくない 他の人と結ばれてかわいい赤ちゃんを抱いてほしい   ほんとに相手のことを想っているんだと感じました。   そして   人とのつながりは 糸を編んでいくようなもの だという言葉が心にしみました。   わたしも   この人と仲良くなりたい   と思ったら 糸を編んで 太い一本にしていきたいです。

    2
    投稿日: 2025.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    町田その子さんを初めて読みました。 率直な感想、出てくる男がみんな✖️✖️!! 怒りが込み上げてくるし、さっさと捨ててしまえばいいのに!と思うのに出てくる女たちはふわりふわりと躱して最後には自分の幸せを掴んでいく。 重いテーマで途中辛くなり、読むのをやめたくなったのだけど諦めずに最後まで読んでよかった。 ラストは嬉しくて涙が出ました。 1話でアラキさんが引っ越してしまい、もっとアラキさんの話を聴きたかったなあと思っていると、読者の気持ちを見透かしたかのように2話、3話、、、と毎度登場してくる! 5組の家族の物語と思ってたけれど改めてアラキ家も含めて全部で6家族の物語なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    自分の幸せって自分で分かってればいいよね、人に見せつけたり、逆に人のことをあの人は不幸だとか決めつけるものでもない 人には人の幸せを。

    0
    投稿日: 2025.01.20
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    薄いから、サクッと読めた。文章構成が面白くて、夢中で一気読み。 短い間にもこんなにも感情が揺さぶられるのかと思うほど、描写が刺さる。 最後には希望が持てて、解説にもあるように、読了後にちょっと背中を押されるような、そんな小説。

    5
    投稿日: 2025.01.11
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    町田その子さんはどの作品も評価が高くてすごい この本もずっと気になっていてやっと読めた 特に大三章のサナギの家が好きかな 人の範疇を超えた罵詈雑言を放つ人間って どういう育ちしてたらこんな汚い言葉いえるんだろ って人間ってやっぱり一定数存在するよね 町田さんの作品はどこかリアル ちょっとメルヘンチックなほのぼのしたストーリーが多いにも関わらず登場人物の発する言葉や思いには妙にリアリティーがあるんですよね

    5
    投稿日: 2025.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本作は、海が見える新興住宅地のうつくしが丘に建つ一件の家を中心にした話。 この家に住んでいる・いた人々のことが5章立てで、ひとつずつ遡って語られている。 新しい住人が何なん?!ってなったことが、前の住人の章で明らかにされていたりとおもしろい。 この家には枇杷の木が植っていて、その恩恵を預かるお隣さん、荒木さんがとても素敵。 でも、素敵なだけじゃない。 周りをも巻き込む壮絶な、自分を到底許すことのできない過去を持つ。 枇杷の木の方は、なぜ植っているのかの理由を知ることができるエピソードが最後にあり、ほっこりできる。 全体を通して読みやすい作品ではあるけど、どの章でも男性がマジでひどい。 一章の義父、二章の夫・次点で息子、特に三章の紫さんの元夫、四章の年上夫に、五章のだらしない恋人、そして実父! もちろん、登場する全男性が悪ではないけど、特に三章の元夫は酷すぎる、読んでて胸が痛い。 また、五章の実父についても、いやいや!んなわけあるか!ってなっちゃう。 でも。 誰にどんな事情があるかとか、どんな理由でそうしたか(あるいは、そうせざるを得なかったか)は、簡単に分かるものではない。 たくさん自身で経験し、何度となく想像することでようやく真実の近くに辿り着ける(辿り着けてもそれは真実ではないし、あるいは全く辿り着けないこともある)。ーp37 様々なことが起こり住人が移り変わっていくけれど、家はそれを静かに包み込む。 まさに、健やかなる時も病める時も。 真実を見つめ、しあわせのためにひたむきに生きることはどんなにか難しいことか。 そしてそうやって生きられることは、どんなにかしあわせなことか。

    3
    投稿日: 2025.01.01
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    いい小説だとは思うけど町田その子の作品が多分あってない。ほんわかする小説。人と人との関わりの中での愛とかについての話。強いて言うなら2.5/5.0とかかも。

    0
    投稿日: 2024.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルから不穏なイメージを勝手に抱いてましたが、読んでいくとそれはただの噂で、ひとつの家とビワの木を中心とした5組の家族の話でした。 誰でも心当たりのあるような家族の話で、共感できる部分や心が動かされるところもありました。

    0
    投稿日: 2024.12.29
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    『幸せ』がテーマ。 とても評判、評価がいい作品ですが…途中で飽きてしまい…^^; 私には合わないかも〜と このように評判のよい作品、合わないこと多くて、恐らく私の感性の問題かな???とは思ってます。 ま、何にしてもほんわかの中にちょっとしたスパイスも入り、読みやすく心穏やかになる作品

    0
    投稿日: 2024.12.28
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    数日でさらーっと読んでしまったけど、思い返すと自分の人生について考えさせられる物語だった。 日々自分のことで精一杯だけど、お隣のあの家に住んでいる人も様々な事情を抱えている。そんな当たり前のことにまず気づいた。 みんながそれぞれの家で、人生と向き合い苦しみながらも今日も立派に生きているんだな。そう考えるとなんか心強い。 -悩みなんて見方を考えればしあわせに変わる- そんな言葉が本の中にあった。 自分が毎日もっているネガティブな感情は、何か少しのきっかけを掴めば、一気にしあわせに変わるのかも。そしてこの本の中にも沢山登場した大事な人とのつながりが、そのきっかけを掴む勇気をくれるのかな。

    2
    投稿日: 2024.12.21
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    思っていた?期待していた内容と違った。 いいお話なのかな?登場人物に酷い人が多すぎるから、微妙。 何冊か町田そのこの作品を読んで、私には合わないということがわかりました。

    1
    投稿日: 2024.12.18
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    2024年町田その子先生を大好きになりました! 今作品も最高です! 人の気持ちを書くのが素晴らしすぎて すごくのめり込んでします。 苦しくなったりほろりと泣けたり笑顔になったり 最後はほっこりで良かったです!

    1
    投稿日: 2024.12.15
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    不幸かどうかは他人から判断されたり押し付けられるものではない。「不幸の家」で自らの幸せについて考えることになった5つの家族の物語。 この小説は章が進むにつれて、過去に住んでいた住人を遡っていく(古い住人←新)というストーリー構成になっており、初めの章では分からなかった家中の不自然な箇所が紐解けていったところが面白かったです。ほっこりしました。 大きな家や素敵な立地にある家が全てではなく、家族が仲良くいられる家、人生を前に進めてくれる家、開業のための家と家族構成のみならず、私たちそれぞれに見合った家があるのだと分かり、自分たちにはどんな家が合うのか考えさせられました。 文庫本の表紙もいつまでも眺めていたくなる素敵なデザインで手元に置いておきたくなります。

    6
    投稿日: 2024.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とーってもよかった!一軒の家を舞台にした"家族"が題材の短編集。5篇のうち4篇が女性の視点で語られるので、特に女性は読むと勇気づけられると思う。町田さんの優しさが伝わってくるようなお話ばかりでした。時系列が遡っていくのも面白いし、最後の最後に枇杷の木をくれた「ユズ」が誰なのか判明するところは最高だったなぁ。なんといってもキーパーソンはお隣に住む荒木さんで、いつも優しく暖かく素敵でした。

    3
    投稿日: 2024.12.10
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    町田そのこさんの本はくじらに続き2冊目ですが、本当に面白く、読後感が好きです。 順調な家族なんて僅かで、色んな悩みを抱えて生活している、そんな家族が幸せになっていく、我が家と重ねながら読みました。 我が家も問題を抱えながらなんとか幸せを感じたりして、生活しているのでとても共感する部分があって、家族の幸せってなんだろうと、考えさせられました。

    1
    投稿日: 2024.12.09
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    いつものパターンを時系列にしてみましたという感じか。その分繋がりが分かりやすくなってる。場所を限定するお得意の手法を極限まで突き詰めて一軒の家にするという方法論を試してみたのだろうか。まとめて読んでるのでさすがに技巧性に飽きが来ているが,それでも上手い。

    0
    投稿日: 2024.12.02
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    どうにもならんクズ男と、たまに出てくるうざーいおばさんにイライラさせられるけど、それを超えるほっこり感 お隣さん効果かな

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    物語の繋がりが良かった! 虐待とか読むのはしんどい内容もあったけど、最終的にはあたたかい気持ちになれました。

    2
    投稿日: 2024.11.25
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    町田そのこ先生の本はどれも心が温まる。 幸せを決めるのは自分自身だよね。 クソ男がいっぱい出てきてイライラしたけど、優しくて素敵な男性もちゃんと描かれていて中和。

    5
    投稿日: 2024.11.19
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    題名に「不幸の家」と入っていてどんなお話なんだろうと想像がつかなかったけれど、読んで納得した。ここに住んでいた人は最初は不幸だったけれど、家を出る時にはみんな幸せになっていた。またお隣さんがとてもいい人で良かった。私が前住んでいた家にも枇杷の木があって、実にカラスが飛んでくるから良くない木とか言われていたけれど私はその木が大好きだった。今は無くなってしまったけれどこの本を読んでその木を思い出せた。

    13
    投稿日: 2024.11.03
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    彼女の作品は、読み終わった後いつも背中を押してくれる。やさしい。 枇杷の花言葉は「温和」「治癒」「密かな告白」「愛の記憶」「あなたに打ち明ける」です。

    1
    投稿日: 2024.10.24
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    不幸の家と呼ばれる家に住み、離れる人達の連作 確かに結構な不幸が毎度起きるが最後は基本ハッピーエンド 隣人の信子さんがいつも優しい でも子供が欲しくてできない体で夫と他の女に子供を作らせる狂気 ボケたという彼女の続きが気になる

    0
    投稿日: 2024.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても大好きな作品の一つ。 町田そのこさんの著書は他にもいくつか読んだことがあるが、それらの中でもより強く印象に残っている。 「幸せ」とは何か。よく隣の芝生は青く見えるというけれど、どうしても人は自分が悲しみの底にいるような気持ちになってしまいがちであるが、幸せかどうかを決めるのは他人ではなく自分だということを改めて考えさせられた。他人軸でなく自分軸で生きるということは、私自身目標としているところもあったため、読み終えた後にはじんわりと心が温まり、もう少し頑張ってみようと思えた作品だった。 読み進めていくごとに、一つ前の住人に主人公が移り変わる様がとても良かった。前章では「不幸の家」という印象をより深めるポイントとして描かれている物(「おんなのおはか→じごくいき」や折れた釘など)の本来の姿が見えてくる様が若干ミステリーのようでとても良かった。

    2
    投稿日: 2024.10.17
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    とてもきれいな物語でした。裏庭に枇杷の植った家を舞台にして、その家に住んだ人たちを遡っていく形で話が進みます。  第三者から見れば「不幸」な結果を産む家として噂されます。しかし、住人は「しあわせ」になるための一歩を踏み出すために家を出ていくまでが描写されます。見方を変えれば不幸にも幸福にもなる。そんなことを気付ける物語です。

    0
    投稿日: 2024.10.14
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    町田そのこさんは他に52ヘルツとチョコレートグラミーを読了済。 個人的に短編なら圧倒的にチョコレートグラミーが好き。ただ、最初の一文で引き込ませる力はこちらも同じ。 ⭐︎私の幸せはいつも誰かにミソをつけられる こういう続きが読みたくなる一文を書けるようになりたい。サラッと読める綺麗な文章で電車などで読むのにちょうどよい一冊。

    0
    投稿日: 2024.09.26
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    文庫裏表紙には 「本屋大賞受賞作家が贈る」となっているが 本屋大賞受賞作の『52ヘルツのクジラたち』は町田さんの第4作目の作品で 『うつくしが丘の不幸の家』が第3作目。 「不幸の家」なんてタイトルなので なんだかそんな雰囲気がする小説なのか? なんて心配は無用だった。 とたえ、近所の人が「不幸の家」と呼んでいようが そんなことは自分たちには関係ない。 「わたしのしあわせの形は、私が決める」 5作の連作短編は 時間を遡って五つの家族の物語が描かれる。 そして、エピローグでは 「あー、良かった!」と温かい気持ちになった。

    14
    投稿日: 2024.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    様々な家庭のあり方を描いた物語。 読み進めていくと謎紐解かれていく。 一気読みしているわけではないので、また読み返さないと登場人物の繋がり、住人の移り変わりの把握が難しかったというのが正直な感想かなと…。 【幸せは自分で作り上げて壊すもの】 将来に悩む私の背中を押してくれるフレーズが多かったなぁと思います。

    0
    投稿日: 2024.09.12
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    住宅街の「不幸な家」に住むことになった、5つの家族が支えあって、家庭内の不和を乗り越えていく。大きな家に住むのは、幸せか。ローンが高いから不幸せか。町田さんの熱いメッセージが込められています。

    10
    投稿日: 2024.09.10
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    不幸とは 幸福とは 自分で考えるものと 周囲から見る側面と それらが違うのはもちろんわかっているけれど。 優しい日差しの中物語が進んでいくイメージで読み進めることができた。 枇杷の木がそうさせたのかな。

    0
    投稿日: 2024.09.09