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私が食べた本
私が食べた本
村田 沙耶香/朝日新聞出版
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総合評価

24件)
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    書評といくつかのエッセイ。特にエッセイはどのように村田沙耶香が作られてきたかが書かれていて興味深い。本当は手元に置いておきたい1冊だが図書館で借りて読んだ。書評については実は宮沢賢治の作品しか読んだことがない。松浦理英子と小川洋子は他の作品を1、2冊読んだくらい。島本理生は最近、文芸誌(GOAT愛)で短編を読んでおもしろいと思った。ここに挙がっている本を図書館で借りて読んでみようか。特に興味を持った本は少し引用をはさんでおいた。覚書のためすべてタイトルは残しておく。 鈴木清剛「バンビの剥製」 小谷元彦「バンビの剥製」不快な快感 金原ひとみ「星へ落ちる」 激しい嫉妬心、相手を求める激情 私は恋愛中の嫉妬心には二種類あると思っている。純粋な恋愛感情からくる嫉妬と、見捨てられることに対する不安感からくる嫉妬だ。前者は心からすぐ肉体に伝染して、発情へと昇華していく。私の場合は相手の肉体をおなかいっぱい貪ることで、あっさり蒸発していってしまうことも多い。本当に恋に落ちてしまっているときにしかおこらない。けれど、不安感からくる嫉妬は、少しも愛していない相手に対しても湧き上がり続ける。 そしていくらセックスしても消えない。セックスは激情の表現方法ではなくなって、相手を繋ぎとめるための手段に成り下がる。一匹の発情したメスだったときに持っていたプライドはなくなり、少しも望まない奉仕を限界までし続ける。 岡本かの子「夏の夜の夢」 「病房にたわむ花」 藤野千夜「少女怪談」 吉村萬壱「ヤイトスエッド」 宮沢賢治「注文の多い料理店」「土神ときつね」 伊井直行「ポケットの中のレワニワ」  彼のポケットに、突如、燻製になったレワニワが現れる。 島本理生「大きな熊が来る前に、おやすみ。」 古井由吉「やすらい花」 ウェルズ・タワー「奪い尽くされ、焼き尽くされ」 山田詠美「タイニーストーリーズ」 さくら草に恋してしまった電信柱 身体にいつまでも残る、熱を放つ物語の粒を、とても愛おしく思う。 高樹のぶ子「トモスイ」 朝吹真理子「流跡」 西村賢太「寒灯・腐泥の果実」 心を死んだ状態にして表向き従順に従う姿の奥に渦巻く感情が、紙の奥から匂ってくる。 女は、水面下で静かに別れの覚悟を固めていく。 田村公江・細谷実「大学生と語る性」 クオリティ・オブ・セックス エマ・ドナヒュー「部屋」 人は誰かの絶望にもなり得るが、希望になることもできる。 山田詠美「学問」 「フリーク・ショウ」「ベッドタイムアイズ」「ぼくは勉強ができない」 私には二種類の読書があって、一つは普通に読むだけの読書。もう一つは、何度も何度も、百回以上も読み返し、そこに紡がれている言葉が自分の身体の隅々まで染み込むように、またその本に自分の匂いが染み込むように、幾度も言葉の中を泳いで、私だけの一冊をつくりあげる読書だ。 中村文則「迷宮」 本谷有希子「嵐のピクニック」 奇妙なリアリティがある、シュールなのに生々しい、怖さと愛おしさが同居している。 高尾長良「肉骨茶」 温又柔「来福の家」柴崎友香「週末カミング」 川上弘美「なめらかで熱くて甘苦しくて」 大江健三郎「僕が本当に若かった頃」 精神が今までと少しだけ違う形になる。そのことはとても怖いのだけれど、小説を読むとき、どこかでそのことを期待している。 長野まゆみ「ささみみささめ」 山田詠美「賢者の愛」 川上弘美「七夜物語」 小川洋子「琥珀のまたたき」 岸本佐知子「コドモノセカイ」 島本理生「七緒のために」 思春期のころからずっと、身体の内側に隠していた傷口を、 もう一度発見し、その痛みと向き合うこと。この物語は、圧倒的な「救い」の物語なのだ。 白岩玄「ヒーロー!」 「自分の中の正しさを疑わないのは危険だよ」「それは本当の正義じゃない」 川上弘美「大きな鳥にさらわれないよう」 この物語を読むということは、私にとって、読書という領域を超えた、途方もない体験だった。 藤野可織「ファイナルガール」 佐野洋子「嘘ばっか」 名木田恵子「ユーレイと結婚したってナイショだよ」 宮原昭夫「書く人はここで躓く!」 スティーヴン・ミルハウザー「エドウィン・マルハウス」 松浦理英子「最愛の子ども」 「裏ヴァージョン」「疑似家族を使った方が、現実の、同じ家屋内に縛りつけられている家族の間で起こったのだとすればあまりにも息苦しくおぞましい出来事を描いても、陰惨な印象がやわらげられて読みやすくなるのではないか」 ジュール・ルナール「にんじん」 にんじんは、読者を「可哀想でかわいい」といい気持にさせるような、いたいけな主人公ではなかった。 桐野夏生「抱く女」 麻痺した「痛まない」痛みを抱える人々にとって、この一冊は、とてつもない救いになるのではないか。 ここからはエッセイ、村田沙耶香だいたい30代の文章だ。 小学5年生で一応小説を完結させている。5人姉妹の話。 小学6年生でワープロを購入している。ワープロに入力すれば、自然と選ばれて本になり、書店に並ぶと思っている。「む」の棚に自分の名前を探している。中学生のころ、少女小説の賞に応募しようと思ったがうまく書けなかった。高校受験を期に小説が書けなくなる。芸術文化学科に入学し、横浜の文学学校へ週1回通い出して、また書けるようになっていく。 小説を書くときは人体実験をしている。箱の中で人間を培養している。想像を超えるような化学変化を起こしたい。朝早く起きて書き、バイトから帰って、夕方にまた少し書く。そのサイクルを続ける。力が入りすぎないよう普通であることを大切にしたい。小さいころから思春期の女の子が好きだった。 23歳のときに「授乳」で群像新人賞を受賞。一月前にもう結果は出たと思っていて、電話がかかってきたときは公園の砂場で告白しようとしていた。それから10年「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞を受賞(ウィキペディアによると4回目の正直で受賞しているようだ)。僕の最も好きな作品の一つだ。残念ながらこの小説の舞台となった生まれ育った街のことはあまり好きではないようだ。 デビューから4年ほどして初めて編集者という人から依頼を受ける。締め切りを目指して書くことになる。そのころから、おそるおそる小説家と名乗るようになる。バイトのあと、喫茶店で書くことが多いようだ。 芥川賞受賞は37歳だろうか。かなり自信も落ち着きもなく、電話を受け取っても信じられない様子。受賞式の場では「全部どっきりだったりして」と思っている。その後、しばらくは寝られなくてダウンしている。作家の友人からは「受賞したのはクワガタ賞だよ」と言われて、そうかもしれないと思い、調べてみたりもしている。 2時起き!小説を書く。6時にはコンビニのバイトに行く。その後、職場近くの喫茶店でランチを取りながら執筆。帰って5時に夕食、お風呂に入って寝る。 人の顔色を窺う子供だった。「何が食べたい?」「何して遊びたい?」と友達に聞かれても、私にはいつも、食べたいものも率先してやりたい遊びも、何もなかった。場の空気を壊さないこと、誰かを嫌な気持ちにさせないこと、そのことによって弱い自分を守ること。それが私の行動原理の全てだった。小説を書く、という行為にのめりこんだのは、そういう子供にとっては、必然のことだったのかもしれないと思う。小説は、私にとって顔色を窺わないでできる、唯一の行為だった。 いまでも実家には子どものころに書いて捨てられない紙が残っているのだろうか。 ファミレスでの仕事を終え、店を出て深夜に外を歩く、とある。仕事を変えて、生活習慣も変わったのだろうか。というか、もう芥川賞作家になってからだと思うが。 韓国人のスージンさんは「コンビニ人間」を読んだだろうか。そして、これ私のことと自慢しただろうか。 まあ、とにかく書くのが好きだと言っている。好きなことを仕事にしているのは幸せなことだ。いや、村田沙耶香は本当に幸せと思っているのだろうか。

    1
    投稿日: 2026.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思春期の女の子たちの人間関係に対して生々しく人間らしくてゾクゾクするという感覚を共有できる人がいることに感動した。 私の場合は傍観者として見ているパターンに限るけれど。 心臓を直接綿毛でまさぐられている感覚。 など言葉の繋ぎ方やチョイスが心地よい。

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    書評(+エッセイ)集。 タイトルの『私が食べた本』って秀逸!良すぎ だれかが本を読んだ感想を知るのが大好きでブクログを始めた人間なので。 存在も知らなかった本に多数出会えたので読みたい

    7
    投稿日: 2024.12.29
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    村田さんの小説を読んで、この方のエッセイを読んでみたいと思って探したものがこの本でした。 読書というのは演奏である。 という言葉が印象に残りました。

    0
    投稿日: 2024.12.11
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    村田沙耶香さんの書評集。 読んだどころか、聞いたことすらない本ばかり。 普段自分が「敷居が高そう…」と食わず嫌いで敬遠していたジャンルの本も、村田さんの熱意のこもった紹介を読んでいくうち、だんだん興味が湧いてきた。 新しい世界に踏み込む勇気をくれた一冊。

    15
    投稿日: 2024.11.08
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    最近になって村田沙耶香さんの本を読むようになり、かなり変わっている内容なのになぜか分かる自分もいる、という体験が不思議で心地良くて、そんな小説を生み出す村田さんの読んできた本が知りたい!と思い手に取りました。 はい、正直よく分かりませんでした。 村田さんが懸念されていた通り、おそらく凡人の私とは読み方が違うようなので、書評を読んでも読んでみたいと思う作品がほとんどありませんでした。(実際には読んだら面白いのかもしれません) 性について語る場面も多く、恥ずかしいとかイヤラしいとかでもなく、ただ「またか……」と少し思ってしまいました。 ちなみに村田さんが飢えている西加奈子さんは、個人的に小説よりもエッセイがもっと好きです。 西さんが純粋に生きている生きものだということは、エッセイからもありありと感じられます。 だから、西さんについてのエッセイが一番共感できました。 また、西さんの小説の書評が収録されていないのも、この章を読めば納得です。

    1
    投稿日: 2024.05.29
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    ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について……デビューから書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊に。 ⚫︎感想 幼い頃から、村田さんはユニークな視点で世界を見ていたひとだったんだと知れた。様々に読了された本をご自分経験や思ったことと共に紹介され、また著者自身の本も書かれた経緯と共に知ることができ、興味深かった。 幼少期、たくさん書いてみたり、ワープロを手に入れて書いてみたり、妄想したり、「村田沙耶香」と言う名前のついた本を本屋さんで探したり…本当に「書く」ために生まれてきたみたいな方。他著、自著問わず、素敵なエッセイで綴られていて、心惹かれた。芥川賞前後の生活も垣間見れた。 この中で村田さんが紹介されている本も気になるものから少しずつ読んでいきたい。

    30
    投稿日: 2024.03.03
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    作家というものは、程度の差こそあれ本書の著者のような感覚の持ち主なのか。それにしても、著者の感覚の鋭敏さは物凄い。だがしかし、本書の中の「本」を読みたいとは思えず、共読本も2冊のみ。その内の1冊『注文の多い料理店』の「文字が本の中を動き回る」という感想が驚きだ。書評の中に著者自らの幼少期や、性に関する思いが赤裸々に入り込む。これらの文章から、凡人と、作家のような超人の差が否応なく感じられた。西加奈子に関する文壇・編集者とのやり取りも読むほうが心配になる。そして、西加奈子作品の書評が1冊もない不思議。

    0
    投稿日: 2023.07.30
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    あまり村田さんの世界に入り込まないように、用心して遠目から眺めるような感覚で読んだ。 小学生の頃の様子がしばしば登場するが、どこにでもいるような多感な子供の一人だと思う。 多くの人は「こういうことは考えない方がいいんだ」と妄想を少しづつ消しながら大人になっていくのだろうが、 村田さんは沢山の妄想を消せないまま大人になったようだ。 喫茶店で読書したり仕事(小説を書く)をするのが好きな村田さん。 家だと仕事をする部屋に閉じ込められているようで苦しくなるらしい。 自分以外の人が近くにいると安心し集中できることに気づいたので、喫茶店に足が向くらしい。 コンビニで働くこともそうだが、他人がいる環境で定型パターンの作業をすることが心地よいみたいだ。 村田さんは「西加奈子」さんのことが好きで尊敬していて、本書の最後に少し長めのエッセイを書いていた。 西加奈子さんは、とても純粋で素直に本心を言葉にして投げかけてくるのだそうだ。 「さやかはそんなんでよく今まで生きてこられたなあ」と言われ、そのまま西さんに投げ返したいと思ったとか。 村田沙耶香さん曰く、彼女に比べれば私はずっと人間で「西加奈子」は「化け物」らしい。 その西さんに言葉を投げかけられると、村田さんは人間らしく振る舞っている皮を剥がされ、自分も「化け物」化させられてしまう。 自分が西さんに食べられているという感覚にもなるそうだ。 「西加奈子」さんて何者?、どんな人なのか興味が湧いてきた。 次は「生命式」に挑戦しようかとも思っていたのだが、しじみさんのレビューで怖気づいたので今は読むのをやめる。 「村田沙耶香」さんとはしばらくの間離れ、「西加奈子」さんに接近してみようと思う。

    43
    投稿日: 2023.07.23
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    村田沙耶香さんの好きな本の書評。 後半は子供の頃から書く事、読む事が好きで、小説家になり、そしていつしか、原稿を依頼されたり、先生と呼ばれるようになった時々の心情が書かれていて、もっと村田沙耶香さんの作品を読みたくなった。

    7
    投稿日: 2023.05.04
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    『ギンイロノウタ 』以来の村田沙耶香san。 小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書についてー。 村田san初の書評集。村田sanが食べた本の中で、私が既に食べていたのは『にんじん』1本。これから食べたいと思ったのは『少女怪談』と『部屋』の2食です。村田sanが小さい頃の「空想から明朝体」という感覚が、ちょっと不思議で、とっても良いです。 また、芥川賞受賞の日、桃の間に呼ばれた時に”ぜんぶ聞き間違いかもしれないです”という慌てぶりも愛おし過ぎます。 あとがきで紹介されていた、小沢信男sanの「読書は、音楽に譬(たと)えれば、演奏だ」という言葉も素敵でした!⭐︎

    0
    投稿日: 2023.03.25
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    最近ブクログの「読みたい」本のところを整理して、消化に励んでいたのに。これもまだ読んでない、もう一度読みたい、とまたどんどんチェックするハメになってしまった。島本理生さんや西加奈子さんなど、好きな作家さんとの関係性も見えて楽しい。書評以外にも、小学生から小説を書き始めたというエッセイも。

    4
    投稿日: 2023.03.14
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    この著者の小説は好きではないのだが、新聞で目にする書評にうっとりしてスクラップするほど、なので書評集読んでみた。こんなにまとめて読むと息苦しさを感じる。恐ろしく激しく読むという行為に挑みかかっているようで。そして評されている作品自体は決して読みたくならない不思議。

    3
    投稿日: 2022.11.04
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    書評、あんまり好きじゃないのに、村田さんの文章だとついつい読み込んでしまうし、文の勢いがすごい。 脳に語りかけるみたいな、映画みたいな文章だなってよく思う。気になった本はぜひ読んでみようと思う。

    3
    投稿日: 2022.08.20
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    村田さんの文体はいい意味で庶民的な純文学で素敵◎ そんな村田さんを形作ってきた本たちへの愛が伝わってきてドキドキする一冊

    1
    投稿日: 2022.08.07
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    変わった、不思議な小説を書く印象のある村田沙耶香さん。 〝私の文章の読み方には二種類あり、一つは「ひたすら読み進む」という普通の読み方。 もう一つは、「一節を何度もいったりきたりしながら繰り返し味わい、頭の中で執拗に嘗めまわし続ける」という少し変質的な読み方” と、村田ワールド炸裂な表現の仕方に笑ってしまう箇所が多かった。 これまで沢山読んで吸収してきた本たちを〝私が食べた本”と表現しているのも面白いと思ったし、人生における性と生死について深く考える方なんだな〜と思った。 私も大好きな小説家の島本理生さんや、西加奈子さんについてのエッセイも読めて大満足。 西加奈子さんについての話は鳥肌が立ったし、西さんの愛に溢れる人間性を少し知れて嬉しかったし、だからあんなに愛に溢れた小説が書ける方なんだなぁ〜と、なんだかとっても嬉しくなった。 紹介されていた本も興味深いものが沢山あったし、山田詠美さんの本も1冊しか読んだことがないので早速他のものも読んでみようと思う! 2022年、15冊目。

    1
    投稿日: 2022.08.06
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    人の書評は基本的に、まだ知らない面白そうな本に出会うためのきっかけとして読むんだけど、この本に関してはそれ以上に書評自体が作品として面白い。 読み方の密度というか濃度というか、本気具合がすごくて、本当に小説が好き、というのはこういうレベルなのか…と。 どれも読みたい気持ちになる反面、どれもあまりにも面白そうなので『次はこれ読む』、が決めきれなくて困った。

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    すごい良かった メモした言葉がいっぱいある 国語の授業みたいに難しい箇所が何回かあって飛ばしてしまったが全体的に楽しく読めた 3時間半かかって一気に読んだ 読み終わった時にいつものドトールが愛おしい場所のように思えた

    1
    投稿日: 2022.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書評から出会える本も新たな出会い。受け止め方、感じ方は当然それぞれ。一方で言葉に出来なかった感覚を掬い取って文字に表現してくれる出会いもある。

    1
    投稿日: 2022.05.01
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    本を食べた? 面白い表現だなぁと思って読み始めました。 やはり作家になる人って本の読み方も深い、と感服。自分の読み方はまだまだ浅いと思いました。でも、夢中になろうと思って読むのではなく、読みながら無意識にいろんな気持ちになっていくんですよね。 人それぞれ感じる事が違っていて、読んだ後心の中に何かしら残っているんだと思います。 それにしても村田さんの感受性って個性的。

    1
    投稿日: 2022.03.13
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    2018年刊行の単行本に、30ページほど追加された文庫化。 他人の本への書評や解説をまとめたものだが、ほとんど導入が自身のエッセイになっているので、見過ごせない記述が多い。 個人的には、 ・吉村萬壱「ヤイトスエッド」 ・宮沢賢治の「土神ときつね」がモストフェイバリットだということ。 ・西村賢太 ・高尾長良「肉骨茶」 ・自身の作品へのコメント ・「西加奈子と仲良くするのをやめろ」から始める一文 あたりが気になった。

    1
    投稿日: 2022.02.12
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    たくさんの本が紹介されていたけど、全体的な感想としては暗くてドロドロの本が多い印象。私好みの本ではなかった。

    1
    投稿日: 2022.02.02
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    さて、2022年。どんな作品を読んでいこうかなと、2022年を彩る作品を物色するかのような気持ちで、読む。 村田沙耶香さんの書評集「わたしが食べた本」。 子どもの頃の教室での思い出や家族との団欒を思い出す場面で、時折それらに強烈な苦しみが伴っている。彼女のその苦しみはどこから来るのだろうか。 彼女が感じてきたこと、彼女が描く作品の世界観、彼女が見ている世界…この書評集を読めば、それが少しばかり理解できるのかもしれない。そんなことを思いながら、読んだ。 思春期に感じていた苦しみは誰にも話せなくて、だからこそ自分だけが抱えている苦しみのように感じていたけれど、実はみんな結構似たような苦しみを抱えていたりする。 大人になって「実はあの時自分もこう思っててさ、」なんて話を古い友人にされると「その時言ってよ~」と思う。しかし当時、そんなこと言えるわけがない。それを言語化する力も乏しいし、そんなこと言ったらいつ自分が居場所をなくすかもわからない。だから、自分を守るために黙っているしかない。だけど、言葉にせずともその友人がずっと側にいてくれた、その事実こそが、友人自身も同じ苦しみを抱えている、その苦しみを理解している味方である、ということなのだろうと思う。 当時のわたしは本なんてちっとも読まなくて、現実の苦しみを見ないようにするために、ひたすらジャニーズの世界に没頭した。彼らがテレビに出ない日は、酷く落ち込んだ。 国語は超苦手で、文章を読むことも書くことも、全然得意じゃなかった。 大学に入って、周りがみんな本を読んでいて、それで感化されて読書の世界に没頭するわけだけど、わたしはそこで気づいたんだ。 「ああ、この苦しみ、知ってる」って。 そこでは、今まで言葉に出来なかったモヤモヤが言葉にされていたり、主人公が自分の気持ちを代弁していたりして、わたしはものすごく、救われた。 思春期に感じていた多くの苦しみは、わたしだけのものだったけれど、似たような苦しみを誰だって経験してる。少なくとも、その作品を描いた人や、その作品を手に取った人のことは、信じていいのかもしれない。 もしも。 もしも村田さんが幼少期に少女小説に没頭したように、わたしが幼少期に没頭したのが読書だったら。 わたしはもう少し早く、救われていたのだろうか。 まだまだ引きずっている、この思春期と何ら変わらない苦しみをとっくに捨て、何らかの「答え」を見つけることができたのだろうか。 もしくは、もう少し器用に、生きることができたのだろうか。 この作品から今年読みたい3冊を厳選したブックリストを作ったのだけれど、3冊に絞り込むのも、200字に収めるのも大変で… https://booklog.jp/booklists/24919 作品をひたすら検索し、何度も文字を数えては消し…を繰り返して、頑張って作ったものです。 よろしければご覧ください! そういえば昨日、この3作品を買おうと思い、ブックオフをウロウロしてたんですよ。 で、「よ」のところで吉村萬壱さんのお名前を発見して衝撃を受けたんです。 そこにあったのは、吉村萬壱さんの「臣女」でした。 村田さんの書評集を読んでいる時は全く気づかなかったんだけど、なるほど、吉村萬壱さんは「臣女」の著者さんでしたか! https://booklog.jp/users/naonaonao16g/archives/1/4198941491#comment 「ヤイトスエッド」に糞尿の描写が多そうなのも納得。てっきり初見の作家さんだと思ってたけど、以前触れたことのある作家さんでした。 自分の「臣女」のレビューを読み返してみたら、スタバでラテが飲めなくなっていて、「ヤイトスエッド」はスタバで読まないでおこう、と決意したのでした。

    60
    投稿日: 2022.01.23
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    色んな方の書評を読むのは、割と好きなんだけどあまりにも抽象的すぎて読みたい本は見つからなかったかな… でも思春期の少女が好きっていう村上さんの意見には共感できたな

    1
    投稿日: 2021.12.19