
総合評価
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powered by ブクログ舞台が地元であり、朝倉かすみさんも近隣に在住のようでサイン本が地元の書店に平積みされていた本書。 友人からのオススメもあり、映画化もされたしということで、「大人の恋愛」にちょっと敬遠しつつも手に。 「大人の恋愛」というテーマは確かにある。 だけど、私には「闘病生活で支える者と支えられる者の関係」という課題について考えさせられる小説だった。 私の亡き母も若くして須藤と同じ病と後遺症に苦しみながらの闘病生活を送ったことを思い出す。 先日、海外在住の姉が帰国し滞在していた際に、母の闘病生活をいかに家族は捉えていたかについて思い出話をしたばかり。 母の闘病生活をサポートできなかったことに、父も姉も私もそれぞれに悔いていたことを25年を経て初めて知ったのだった。 青砥も須藤も、支えられたり支える者として、悩み続け、選択に迫られる日々だったのだろう。 そして、様々な自身の選択を悔いる日々だったはずだ。 人はその時最善だと思う選択しかできないのだから、後悔をしたとしても仕方のないことだと割り切るしかない。 私がいつか闘病生活を送ることになっても、私を支えてくれる人がいたら、その誰かの気持ちも自分自身の気持ちもどちらも大切になんかできないはずだ。 きっと正解なんてないのだろう。 母を亡くして25年。 私の後悔と等しく、家族みんなが後悔していたのだから、もう後悔は辞めてみんなよく頑張ったよねと労うことができたのだから… すべては時間が解決してくれるのかもしれない。
48投稿日: 2026.03.28
powered by ブクログん~。面白いとは思うんだけど・・・。 文体なのかな?なんか読みにくくて頭に入ってこないんだよね。 案外、積読したらいいのかもね。
0投稿日: 2026.03.23
powered by ブクログ一言メモ、想う気持ちは一緒なのに、欲することは違う辛さ イメージ配役 青砥…あべさだおさん 須藤…しのはらりょうこさん 終始、辛さ、切なさがあるストーリー。長い時間をかけて築いた関係も、一瞬で終わるはかなさ。相手を想う気持ちは一緒なのに、何かずれている。 最後の2ページで書かれている、2人が過ごした場所が、走馬灯のように青砥が思い出す描写が、どんどん涙腺を刺激する。後悔する青砥の気持ちが伝わって痛い。 映画も観たい。
0投稿日: 2026.03.20
powered by ブクログ2026/03/15 読み始めた時は、なんとなく文章に読みづらさを感じて、なかなか進められなかった。 でも、読み進めていくうちに青砥と須藤が心の中に住み着き始めた。 須藤が迷惑をかけたくないと思う気持ちも、青砥がそれでも一緒にいたいと思う気持ちも、痛いほどわかって、苦しい。 残された青砥の背中は、街なかの明るい夜に、ぽつんと頼りなく浮かぶ月のように所在なげに写った。 映画のトレーラーをYouTubeで見て、星野源の歌に泣いた。笑 映画絶対みます。
2投稿日: 2026.03.17
powered by ブクログ再会した中学の同級生である青砥と須藤。 50歳にもなれば、それぞれにそれまでの人生経験があり背負ってきたものもある。 けれど、残りの人生をただ側で寄り添い合っていたかった。 それだけだと思うのに 逃れられない黒い運命が憎い。 中年期と呼ばれる二人だが、会話がなんだか可愛い。 幸せになって欲しかったな。
0投稿日: 2026.03.16
powered by ブクログ切なくて、あっという間で、身の丈を知っている大人の恋愛。20代の私にはまだ読むのが早かったような気がしないでもない。結局人は死ぬ、どうしたって死ぬ時は一人。
0投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ50代の男女を描いた、静かな恋愛小説。 大きな出来事が次々起こるわけではないが、淡々と、しかし確実に終わりへ向かって進んでいく。 結婚や別れを経て、人生に諦めのようなものを抱えた二人。その中でふと生まれる感情や相手を思う気持ちの揺れが繊細に描かれていて、派手ではないが強く心を動かされた。 特に、癌患者本人や、その周囲にいる人たちの戸惑いや痛みの描写がとてもリアル。きれいごとでは済まされない現実がある。この生々しさこそがこの作品の魅力だと思う。
0投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
50代の恋愛小説 若さ故の燃え上がるような情熱的な恋愛ではないが、信頼と安心をベースにした相互互助会からスタートした落ち着きのある恋愛もあるのだなと発見 後半は癌と共に営む生活を細かく実態をもって描写されていて、癌患者を支える人の心情も共感できるところが多かった。 まさに自分にとっての知らない世界を覗いたような感覚で、自分の全く違う人生を追体験できる読書の価値ここにあり
0投稿日: 2026.03.14
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01443985
0投稿日: 2026.03.10
powered by ブクログ映画を見てから読んだけど、やっぱり実写化と原作は全く別物なのだなと思った。 映画の青砥や須藤は、ほんの一部分で、もっと色々なことを思って人生を歩んできていて、深い人間だった。 地元の地名が沢山出てきたところも景色を想像できてよかった。
0投稿日: 2026.03.09
powered by ブクログきらきらしくない、お金持ちでない恋愛。極端に不幸でもない2人、でも50代になれば誰の身にも起こりうる病気のリアリティ。医療が人にもたらす影響を考えざるを得なかった。 全体に青砥さん目線で書かれているので、女性読者が注意深く読むと、途中から『あ、これ、男女で意識ズレてきてるな。でも言うほどでなくて溜まっちゃうやつかも』と気づくかもしれない。女性が突然びっくりするようなことを言い出すと男の人は驚くけど、まぁでも、積み重ねです。青砥さんが特に悪いわけでもなく。
1投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ映画になっている。 本にカバーをして読んだので誰がキャストか知らなかった。 健康な身体と生活と家族があること、 当たり前に思わないようにしようと思う 私が隙を見せたら「わっ」って驚かすこと
0投稿日: 2026.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日常の何気ない瞬間こそが最大限の幸せを感じる瞬間であることを教えてくれる。 年齢を重ね、酸いも甘いも知った2人の恋愛は良い意味でも悪い意味でもゆっくりなスピードで、、 何か起きるような起きないようなそんなもどかしい時間過ぎていく感覚
0投稿日: 2026.03.01
powered by ブクログ井川遥と堺雅人で映画になったと聞いて興味を持った。 だから、読んでいても二人がちらついた。 でも、ぴったりな感じ。 あータイミング悪いなぁ これは青砥、一生後悔するパターンだよ。 須藤は、強くて罪な女だよ。
1投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作は、人生の“平場”に立ち尽くす人々の静かな息遣いを、驚くほど繊細にすくい上げた物語である。劇的な事件も、華やかな成功もない。ただ、歳月を重ねた男女が再会し、慎重に、ぎこちなく、しかし確かに心を近づけていく。その過程がこれほどまでに豊かで、これほどまでに胸を打つものになるとは思わなかった。 若さゆえの衝動ではなく、経験を経たからこその逡巡。相手の人生を思い、自分の立場を思い、踏み出しかけては立ち止まる。そのためらいは弱さではない。むしろ、人生を真摯に生きてきた者だけが持つ誠実さの証であるように感じられる。本作は、その慎重さを否定せず、焦らせず、静かに肯定する。 タイトルにある「平場」とは、特別ではない場所の象徴だろう。誰かの脚光の陰でもなく、物語の中心でもない、しかし確かに存在する日常の地平。そこで生きる人々の感情は決して小さくない。本作は、声高に叫ばれることのない思いに光を当て、その重みを丁寧に描き出す。だからこそ読者は、登場人物たちを“他人”としてではなく、“隣にいる誰か”として感じ取るのだ。 文章は抑制的でありながら、内側には確かな熱が宿っている。会話の端々、視線の交差、わずかな沈黙――そのひとつひとつが人物の心情を雄弁に語る。派手さを排した筆致だからこそ、読後には深く静かな余韻が残る。 本作は、大きな物語の頂点ではなく、人生の等身大の地平を見つめ続ける強さを描いた作品である。何者かになることよりも、誰かと向き合うことの尊さ。その価値をあらためて思い出させてくれる、温かく、そして重みのある一冊であった。
3投稿日: 2026.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画化ということで手にした山本周五郎賞受賞作。「恋愛ものはもういい」という敬遠を、鮮やかに裏切られた傑作。 50代の男女が苗字で呼び合う距離感や、金銭・家庭環境の生々しさは、まさに私たちが生きる「平場(ひらば)」のリアリティ。金銭事情や家族関係、地方都市の閉塞感。50代という年齢の「若くはないが、老い切ってもいない」微妙な立ち位置の描写がリアルすぎて、ヒリヒリする。 特筆すべきは、構成の見事さ。冒頭の須藤の死には最初何も感じなかったが、彼女の生い立ちや、中2の頃から「青砥」が初恋の人だったと知った後に読み返すと、光景が一変して涙が溢れた。 病に蝕まれる過程もドラマチックすぎず、淡々と、けれど確実に描かれるからこそ、大人の愛の切実さが胸に迫る。これは単なる恋愛小説ではなく、人生の後半戦に差し掛かった私たちが、何を大切に生きて死ぬかを問う物語といえる。
28投稿日: 2026.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わーーーー!なんでええええええーーー!!と叫びたくなるところ多数。読みおわって即1章に戻ったよね。途中からん??なんでこんなに仲良かったのに死について知らされなかったの??とぐるぐる。 病気を抱えていると、身内以外迷惑かけたくない気持ち、どこまでを身内にするか(≒結婚するかどうか)、色々考えてしまう気持ちもわかるけど、、、えぇい!と青砥の元に行ってもいいじゃん須藤よ、、、と思ったり。これがアラフィフの物語ってところも個人的には良かった。発言に重みが出てくる年齢だなあとしみじみと。
1投稿日: 2026.02.23
powered by ブクログ恋愛自体は50代でも一緒なんだと所々思ったものの、これまでの過去とか病気とか、若いうちはまず考えることのない話題が出てきてて新鮮だった。
1投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログ映画化されるということで手に取った。 中学の同級生だった、お互い結婚歴のある50代の男女が再会し、恋愛関係になる。 こう書いてしまうとなんだか単純な話のようだが、さすがに50年も生きてきていれば、人には話せないような過去もある訳で…。 そんな話も全て打ち明けられるような相手に出会えて、二人は幸せだったと思う。 本当に短い間だったけど、きっと。
1投稿日: 2026.02.18
powered by ブクログ映画を観たので原作を。 あの2人がずっと思い浮かんでいて、映画にもあったシーンを思い出し、映画ではなかったシーンは想像し。 須藤の死を知ったあと、青砥が妹と話すシーンは、本を読んでいても映画を観ていた時のことが鮮明に思い出された。
0投稿日: 2026.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は年齢設定もわからず、どうせ若い男女ののらりくらりの恋物語かと、気持ち半分で読み始めた。が、途中「ん?年齢設定いくつ?」とググって、中学の同窓生が50代で再会、しかも映画になっていて、青砥役堺雅人、須藤役井川遥と知るや俄然話が輝き始めた。 平場とは一般庶民(多分)、月は青砥が須藤にプレゼントしたペンダントのデザイン。50になってもなおカツカツのパート暮らしで、着るものも食事も贅沢せずつましく生きてきた須藤は、大腸がんの壮絶な治療に耐え、青砥に甘えることを拒否し、ひとりで死んでいった。年齢的なものなのか、プライドなのか‥強いね、須藤は。ストーマの付け外しも見られてるわけだから、もう身体を預ければいいじゃんね。会わずに死ぬとは‥お互いに悔いが残るというもんだ。 なんだかなぁと思いながら読み始めた本だけど、須藤が亡くなってから、彼女が公園に勝手に作った菜園を、青砥が鍵の先で掘り返す場面は、さすがにウルっときた。
0投稿日: 2026.02.17
powered by ブクログちょっと切ない。 どういう気持ちで須藤は逝ったのか。。 青砥は寄り添いたかっただけだと思うんやけど。
0投稿日: 2026.02.17
powered by ブクログ青砥が須藤に対する気持ちを描写するときに語彙力が無くなる感じが、難しい言葉を並べられるより「好き」を表していた。
0投稿日: 2026.02.13
powered by ブクログ自分が若い頃、恋愛しているおじさん、おばさんの粘度が高めのまとわりつくような視線が苦手だった。正直、この本も居心地の悪さを感じながら読みはじめたけど…最後には意外なほど胸を打たれた。 相手の人生を尊重する。 たとえ好意を寄せ合った相手であっても、全力で寄りかかったりしない。常に自分が、自分の人生の船頭で、その上で「できるだけ一緒に生きていきたい」って、めちゃくちゃ純粋な愛の形だな、と思った。
1投稿日: 2026.02.10
powered by ブクログ若い頃の恋愛とは違う、静かで、心地良い関係。でも、なんか切なくて、苦しい。そう言うのは年齢を重ねても一緒かも。
5投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ細かい描写が多かった割に、登場者の心情にうまく入り込むことができなくて、もどかしかった。 違うタイミングで読んでいたら、共感する部分がもっと多かったかもしれません。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログバツイチ50歳同士の同級生が地元で再会し、淡い初恋の思い出に背中を押されるように恋人関係になる。 冒頭で、ハッピーエンドではないことが知らされる。大腸がんを患った恋人が亡くなったと、しかし主人公がだいぶ経ってから知るのはなぜなのか。それを知るために読み進めた。 人に寄りかかることをよしとしない須藤の生き方、それを崩せなかったことを悔いる青砥。須藤の頑なな気性を受け入れがたく感じてしまう自分がいる。相手の気持ちを置いてけぼりにするくらいなら、なぜ中途半端に青砥を受け入れたのだろうと。 余談だが、映画化で首藤を演じたのが井川遥。まったくイメージできない‥。
0投稿日: 2026.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一人の女性が、自分の人生を自分の力でいきていこうとする力強い意志が伝わる小説だった。 自分の今までの行動の結果の今を、受け入れようと、自分の人生に、きちんと向き合う生き方、誰かに頼ることを良しとしない行動は、痛いほど切なく感じた。 読み終えた時、大事な人と、一緒に過ごせる時間は、かけがえのない時間であるという事に改めて気付かされた。 たとえ、大事な人が恋愛関係や家族でなかったとしても⋯
0投稿日: 2026.02.04
powered by ブクログ同級生だった二人が、50年経ってお互い離婚し再会。これからの人生にお互いが存在することを感じていた。 もう少し早く出会えてたら何か違ったのかな。 映画も観てみたいですね。
1投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自然な会話。80年代のテレビバラエティや深夜ラジオを聞いて育つと、男女間でもこういうしゃべり方するわ、と思わせる。いろいろあった同級生のおじさんとおばさんが地元で出会うお話。そんなにリッチでもない人々が、つつましく幸せを生きてそしてどうなるか。それは読んでのお楽しみ。
0投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ最期ぐらい自分の気持ち優先して好き勝手にすればいいのに…って人の事なら思うけど、いざ自分がってなったら私も彼女と同じ選択をしてしまうのだろう。 2人が寄り添って一緒に居た期間は、とても素敵な時間だったな。 いつまでも続けばよかったのに。そうは行かない。 年齢のせいなのかな。性格…なのかな。 相手のことを思えば、の踏み込めなさ。遠慮。 ストーマについて色々と調べるきっかけにもなった。 当事者にならないと知らないで過ごしている事が多い。 切なくてもどかしくて、哀しいストーリーだった。
0投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ最初入り込むのが難しいなと思ったが、読み進めるにつれて、青砥の気持ちが手に取るようにわかるようになってきて不思議だった。
0投稿日: 2026.01.29
powered by ブクログ恋愛モノなのだろうが、焦点はそこだけにはなく、ままならなかった人生とその閉じ方にも同じだけの熱量が割かれていたと思う。 大人になると自分の気持ちだけでは進められない。現在の環境やそれまで背負ってきたもの、貸し借りの価値観、そして健康など要因が多すぎる。 家飲みの始まり方がロマンでないところも現実的でとても良かった。
2投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログ若くはない2人の恋は、居酒屋より家で飲んだりお互いの家で夕飯を食べたりしながら、なんてことない話や仕事の話などざっくばらんに話し、時には笑う。平場だからこその「ちょうどよくしあわせ」な時間を過ごしていた。そんな中で須藤に病気が見つかる。青砥と須藤の関係はゆっくりと走り出し濃密な時間を過ごし、割と深く根を張った関係になったけど、後半青砥が葛藤していた場面は共感した。 あの時、須藤に対してどうすれば、どのような言葉をかけたら良かったのか。 本気で人を好きになって、この先ずっとこの人と一緒にいたいと思えた人だからこそ、凄く辛いなと思った。
0投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログ後半、青砥が、あの時どうしたら良かったのか、相手がどういうふうに思っていたのか、とぐるぐると考えながら時を過ごす描写がリアルだった。 悩んでいる間に現実は着々とすすんでいる。そういうことって、よくある事だけど人は悩んでしまう。 青砥の目線から描かれているが、須藤はもっと切なかったのではないかと思う。本当は青砥の申し出を受け入れたい、生きたいと。でも叶わないことがわかっている。自分がいままでの人生であんな悪いことをした、だからこういう辛いことになった、と他人から見ればそんなわけないと思える発言も、無理やりにでもそう思わなければ「なんで私がこんな事に?」って、もう崩れてしまうような絶望感だったんだと思う。大人になって残された時間も体力も僅かになっていく寂しさも感じた。
2投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログ大人の恋愛とあるが、まさしくそうだと思う。 ただ、ヒロインが亡くなるのは切ない。 色々と思うことはあるが、ゆっくりと静かに読む作品である。 須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。青砥は離婚して戻った地元で、再会したときのことを思い出す。検査で行った病院の売店に彼女はいた。中学時代、「太い」感じのする女子だった。50年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在することを感じていた。第32回山本周五郎賞受賞の大人のリアルな恋愛小説。
24投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ「ちょうどよいしあわせ」、激しい恋も、手痛い仕打ちも経験したからこその感情。 大人になった今だからわかる感情の揺れに共感度高い。のみこんだ言葉、どうにもならない人生であることをわかっているからこそ、相手への思いやりが切ない。
4投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大人の穏やかに静かに描かれている恋愛小説。 親の介護や病気、40〜50代が直面するシビアな内容も描かれていて劇的な展開はないけれど、青砥と須藤がお互いを一途に思う描写に心が灯される感覚があった。 青砥が須藤の死を知ったあと、菜園を掘り返しているシーンが印象的。どんな須藤の姿や声もしっかり頭に焼き付いている青砥。自分の死の訪れの予兆を全く青砥に伝えない須藤のある意味強がりでもある優しさを、噛み締めてるようにかんじた
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログもやもやして気持ちが晴れない読後感でした。 重たい内容な上に最初に結末がわかるので、あきらめの気持ちで読み進めました。相手の気持ちを全て理解するのは難しいけど、3分の2くらいはわかっていたいし、伝えたいです。独りぼっちになるかもしれない相手に悲しい思いは多くない方がいいけど、難しいですね。
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ前半なかなか話が進まないのをモヤモヤしながら読んでいたのだが後半一気に流れが速くなります 青砥と須藤の関係性にどちらにも共感できて切なくて悲しくなりました。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ朝霞、新座、志木―。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとりである。須藤とは、病院の売店で再会した。中学時代にコクって振られた、芯の太い元女子だ。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる―。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。(e-hon)
1投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ映画の予告を観て、是非原作を読みたくなった。2人の会話はテンポよいが、須藤さんが病気してからは重い。寝る前に読むのがキツくなった。50歳の恋愛って明るい未来がないんだなと思い知らされるけど、外国映画なら高齢の恋愛めちゃくちゃハッピーなの多いから、50歳を暗く受け止めたくないな。あとがきでは「50歳は死の始まり」と書いてあって、ずしんときた。自分も今年50歳。なんか始めたいと思った。
1投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログあらすじを読んで結末は分かっていたけど、 物語が終わりに向かっていく段階から 切なさと寂しさが込み上げてきた。 読み終わってすぐも、なんとなく心がぽっかり空いてしまう寂しさを感じた。 一度は盛り上がった頃と、おしまいの時との落差を 青砥の気持ちになって考えると辛くなる。 あとがきの「50代は終わりの始まり」という言葉も、 将来が少し怖くもなった。
4投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ映画を見た直後に読み始めた。結末は分かっているものの、何とか変わらないかなと思ってた。大人の等身大の恋が切ない。
1投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画の予告を見て,泣ける映画であることが分かったので觀ないことに決めた。 Kindleの読み放題にあったので読んでみようと思った。 結末が最初に書いてあるんだね。 二人が意地を張り合って終わったという感想,映画觀なくてよかったよ。50代なんだからもっと考えろよ!
1投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ原作が文庫化された時には既に映画化の情報があったけれども、随分先の公開予定だったので積読になっていて、相変わらずの間際の読了となりました。でも休みに予定していた登山が友人の体調不良で流れたことが功を奏して、一気読みしてすぐに劇場鑑賞できました。 原作が朝倉かすみと知り、同じ作者の『田村はまだか』が面白かったので、その彼女が描く中年の男と女の恋愛がどんなものになるのかワクワクしながら読み始めたのですが… 原作では物語の根幹に関わる描写から始まって、まずこういう物語なのかと驚きもしましたし、読み始めで心が挫ける思いでした。 人生のいろいろを経て、酸いも甘いも噛み締めてきた大人の恋愛は、その人生の数だけ様々な形のものがあるのだと思います。青砥と須藤の恋愛もその中の一つに過ぎないのでしょう。ただ一つ言えることは、そうした大人の恋愛をする男と女には、10代の者たちと変わらない気持ちがあって、そうした気持ちがなくなったときに初めて心も老いていくのだろうと思います。 随分前に、大人の恋愛を気持ち悪いと言った知人がいました。彼はとても愛妻家で、妻以外を見ていなかったから、彼がそう思うのも分かるような気がしました。長いこと彼と会っていませんが、彼がこの作品を読んだとしても、あの頃と同じような気持ちを抱くかもしれない。それは否定することではないけれど、人生右往左往して今を生きている僕からは、少々視野が狭いなぁと思えます。 青砥と須藤の恋愛の形が、僕にそう思わせてくれます。
8投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログこうあるべきだ、という考えが自分の望みなのか、自分の思う正義なのかがわからなくなる時がたまにある。 自分が正しさを信じて拘っていることも、相手からしたら大きな問題ではないのかもしれない。 日常の小さなターニングポイントがいくつもあり、その中で積もった後悔と、それでもたどり着いた束の間の幸福を感じる作品だった。 余談だが、本を読んだ後に映画を見ると、映画は拾いたいセリフを集めて、駆け足に詰め込んだように見えてしまった。
5投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ素直になれてたなら、自分の人生も違ったものになったのかなと思わずにはいられなかった。 甘えたい相手がいるうちは、甘えきってしまってもいいのかもしれない。
8投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ人に勧められて読了。 辛かった…苦しかった… これが現実だと思いながらも、物語でくらいハッピーエンドに寄ったっていいじゃないかと思ってしまうタイプなので。。 再読はないというか、個人的にできないタイプの作品だった。
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ映画を見に行きたかったけれど、残念ながら見に行けず、先に本を読む。 50代の恋。青砥目線で語られる物語は須藤への愛情深さが、いたるところにちりばめられていて、須藤幸せじゃないか、と何度も感じる。 須藤は過去の苦い経験や病気の患いから青砥への遠慮?により身を引いてしまう。年齢も経験も恋愛には臆病に働いてしまうことが多いと感じる。 最後の呆気ない別れが悲しかった。須藤は最後何を思い、どんな気持ちだったのだろう?知りたかったな。
3投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
50歳の男女の話。 中学の同級生の青砥と須東。どちらも過去結婚してたり、それなりのひどい人生を送ってたり、認知症の母親を介護してたりまあ一般的な50代。 偶然再開してひかれていき、須東はストーマになり、ガンが派生して死んだりする。青砥を引き離したり、なんだか寂しくなる晩年感。
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ死ぬ時は1人なんだよな結局。映画を見てから読んだけど!めちゃくちゃ忠実だったんだなと思うほど須藤が須藤だったし、青砥は青砥だった。一生に1人でもこんなに自分を想ってくれる人に出会えるってすごいと思う。中年になるとただの好きだけじゃやってられないのか辛いなぁ生きるって、、恋ってなんだろうね生きる希望でもあり、悲しみでもあり誰かを想うことをこんなにも濃密に体験して、読み終わった後はなんだかぽっかり穴が空いたような喪失感になる。いつかくる自分の死にも、大切な人の死にも自分はどう向き合っていくのか想像しながら読んでしまった。
2投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ2026年初の読了本。迷ったけど星3.5ってところで。終わり方がすごくリアルだった。青砥の気持ち辛い。相手への好きが溢れてた、泣かないところが無駄に年食った男だなって思った。
13投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ映画を観ていなかったら少し混乱していたかもしれない、初見作家の文体リズムあるある。 井川遥が演じた須藤は原作はもっとサバサバしていて口調も成瀬あかりの様な断定口調だった。 他の著書も気になるので来年早々に図書館で探してみよう。
20投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログアンテナを張っているつもりでも、本作のような名作を知らずに年月を経てしまうときがあります。今回映画の予告を見て、原作を読みました。 「人生の酸いも甘いも経験した年齢」とよく表現される年齢ですが、実はそれほど経験しているわけでもなくて。 本作を読みながら、昔の同級生と互助会みたいな間柄っていいな、と思ったり。 付き合い始めでも、素敵なレストランへ食事に行くようなデートを重ねるより、近所の居酒屋で気兼ねなく飲むような間柄がいいなって思いながら読み進めました。 でもね、もう最初の方で結論が出ちゃってまして…。 結婚がゴールだなんてシンデレラストーリーを望んでいるつもりはなかったのですが、この年代ならではの結末に涙。 なんだよー夢見させてくれよーってな感じです。
4投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログアラフィフの私にとっては、とても考えさせられたり、突き刺さるところが多い小説でした。 私のパートナーとのこれからのあり方について、とっても考えることが多いものでした。とてもありがたかったです。 映画を映画館で見たかったなぁ…
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ映画と合わせて読ませていただきました。 どんな選択をしたら正解だったのか分からないけど、それを青砥のように何度も考えてしまいました。 映画は最後の星野源さんの「いきどまり」でそこで終わると監督が仰っていたのですが、まさにそうでした。曲が流れた瞬間、感情が溢れてきました。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ映画の予告を見て読んだ。 結末はわかっているのに良かった。 「大人の恋愛はいいな」と思えるような年齢に自分もなったのかな。 「マチネの終わりに」を読み直したくなった。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ映画化していたことで知ったので読んでみた。 なんとも言えない気持ちになった。若者の恋愛話よりも、50代の恋愛の方がグッとくるものがある。 かつては50代になって恋愛なんてと思っていたが、年齢を経るごとに人間はそんなに変わらないし、誰かを求めてしまうんだろうなと思うようになった。 須藤の強がってしまうところや青砥のもっと頼ってくれたらみたいなどうしようもないエゴが、何とも言えない気持ちになる。 別に大した感動ストーリーがあるわけでもないが、それがかえって良い。平場の月というタイトルは、言い得て妙だなと。
2投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ50代の男女模様を描く本作は、自分にとって将来の想像をするきっかけになりました。 たまたま再会して家で宅飲みをする関係にまでなるものの、ずっときらきらすることなくむしろ少しどろっとした恋愛なのかもしれない。 でもそれが、朝倉さんの表現にかかればなんと美しいことでしょう。じっくり読んでいく読書体験が心地よかったです。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ『平場の月』かぁ。 タイトルが秀逸だなぁ。 大人の恋愛小説という意識で読んだのですが、それだけでは言い切れないものが多く盛り込まれていたように思います。 中学生の時に出会った青砥(君)と須藤(さん)。 自分自身のことを振り返ると、中学生の頃から頭の中はあまり変わっていないように思います。今現在の中学生を見ると、随分と幼いように見えたりするのですが、結局、自分もその幼い感じを基礎に持ちつつ年齢を重ねてきたんだろうな、人格や人間関係などこのくらいの時にある程度出来上がっているのだろうなと。 本書でも年齢を重ねて地元に戻ってきた青砥と須藤と、周りの元同級生たちが、基本的に変わらない人格と人間関係をもう一度やり直す感じです。 青砥が言うところの“ぬるっとした目”で他人のことを決めつけてくる知り合いとか、いるよねーいるいる、って感じで読んでるだけで疲れちゃいました。地元に住み続けるというのはある程度覚悟がいることなんだな、と思ったりしました。 まぁ、そんなことはいいとして、青砥と須藤の恋愛ですよね。お互い、色々人生経験積んでからの恋愛。もっと素直になればいいのにとか、もっと甘えていいのにとか思ったりもするけれど、できないのもよく分かる。やはり若い頃とは違う心の動きがあるのですよね。(さらには、中学生の頃に出来上がっている人格がある!)それに、読者は初めから須藤のやがて訪れる死を知っているわけで、物悲しさと共にページを捲ることになります。 これは是非とも映画も観てみたくなりました。
129投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00561149
0投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログやられた。 これはもう、全オトナが読んでください。 不器用な2人の不器用なセリフにグッとくる。 大人になればなるだけ次の恋には慎重で、失敗してきた分、優しくもなれる。 会わない、は優しさだったんだろうか。 その意見を尊重するのは愛だったのだろうか。 一歩踏み込めよ、でもその勇気が出ない、のもわかる。オトナだから。 一生背負う青砥の後悔がいつか軽くなりますように。
3投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログ就職氷河期世代。親はこうあるべき、と固定概念がまだまだ強かった時代に、そうでない親のもとで育ってしまった子の居場所のなさ。無理やり作ってしまった心の拠り所の限界。今までなかなか描かれてこなかった井川遥さん演じる須藤の人生や生活そのものについて、映画を見て以来、ずっと考え、寄り添っている。どうすればよかったのだろう。どこで間違ってしまったのだろう。原作を読み返し、パンフレットでキャストやスタッフの言葉を噛み締める。須藤からこぼれ落ちていってしまったものを、優しく拾い上げてくれた映画に感謝する。
1投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログ平場=特定の形式にとらわれない、自由な場や空間。 登場人物が互助会的というように、主要2人は同志のような関係性。派手では無いけど、そこがいい。 月=月並みという意味も込められているのだろう。 独身で、両親も亡くした先の未来に何が待っているのだろう。不安だ。
13投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログ中年の恋の話。中学生のとき、お互い好きだったのに、付き合えなかった二人。ひょんなことから50代になってから巡り会う。 人生やり直しがきくのなら・・・ 切ない。ジンとくる話だった。
9投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
聞き慣れない「平場」という言葉の意味が観終わった後に効いてくる作品であった。 青砥、須藤は、まさに一般的な中年の男女で中学の同窓であった。 それぞれに人生の辛酸を経験して再会した時から始まった不器用な二人の関係がいじらしくもあり、歯がゆかった。 最後は悲しい結末とはなったが、青砥の愛を感じながらも天へ召された須藤。須藤への想いをぶつけながらも思うようにいかず、約束を待ちながらも彼女の死を後日知った青砥。 それぞれ相手の事を考えた上での行動であっただろうが、あまりに切ない結末となった。 でも、二人が過ごした時間はお互いにとって「宝物」であったと私は信じたい。
2投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ文章が読みづらくて読み進めるのに時間がかかった。映画はみていないがどんな感じなんだろう。2人のやり取りに焦ったさを感じた。
8投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ『よむよむかたる』から5ヶ月ぶりの、朝倉かすみさん。 映画の予告で知りつつも、ラジオで星野源さんの歌う映画の主題歌で観に行きたいと思い、原作を読みたいと思いました。 地元で再会した須藤と青砥。お互い中年の50代での恋愛。中年世代でもある自分だが、こういった恋愛は憧れる。が、須藤の我の強さ、青砥の自分の気持ちを表に出すことのできないもどかしさが目についた(それがお互いの繊細な気持ちが緻密に描かれている)。 特に過去の出来事(家族関係・結婚・離婚・恋愛)が性格を生成されていくこと、お互いの気持ちを紡ぎ合うことの難しさを痛感する部分。そして自分の体の変化や家族のことなどと課題が広がっていき、心がざわつくことが増えていってると思った。 それを表現する須藤の言う言葉には、そういった部分が見え隠れしてて胸が痛い。 いきなり不幸から始まる物語ではあるものの、青砥の須藤に対する思いが強く純愛そのもの。だけど儚くもある物語だった。★は4.5。 映画観に行けばよかった…。
14投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を見てから読みました。読んでみて、映画が原作にとても忠実だったことがわかりました。 不器用としか思えない須藤の行動には本当に気を揉みましたが、きっと青砥はそういう行動をするから須藤のことを好きになったんだろうなと思ってなんとか納得させてます。 それにしても切ない。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ…で?となってしまった。男女お互いちゃんと言うべきことを言えばいいのに、伝えずに永遠にお別れしてしまう的な恋愛小説が私は好きでないのだなとふと気づかされる。こういう展開て、ロマンチックなのではなく、登場人物たちが恋愛偏差値低いだけやん(非合理的で賢くないだけやん)と思ってしまい。。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログお互いの想う気持ちがあったとしても、それを受け入れたり表現したりする仕方は、人それぞれなのがある意味切ないなと思ったのが個人的ハイライト 映画を観て、原作があることを知り、拝読。 映画から入ったため、ストーリーは大方理解した上で読みました。映画にはない場面もあり、なるほどと思いながら読むといった具合でした。 恋愛ものですが、なにか大きな展開があるわけでもない。でも、確かに2人の中に芽生えていく気持ちの様が読んでいてドキドキしました。いくつになっても、誰かを想う気持ちが芽生えるのは至極当然であり、それを年齢等で理由づけて否定する方がダサいのかもと感じました。
1投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ結末から先に示した本書。だから、少し俯瞰しながら読み進められたのかもしれない。身の丈を知った大人の恋が、結末を知らないまま読むことになれば、落ち着いて読めなかっただろう。終わりの始まりに差し掛かった50代に突入した私が動揺せずに読了できたのは著者の優しさのおかげかもしれない。
1投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ初読みの朝倉かすみさん、第32回山本周五郎賞受賞作品。 映画も気になりつつもタイミングを逃し、とりあえず文庫を手にとりました。 読み進めると、 「なんだこの言葉のチョイスは(꒪ȏ꒪;)⁈」 …と、”青砥”と”須藤”から発せられる、著者朝倉さんの言葉のセンスに驚き、めちゃめちゃトキメキ、慌てて劇場に足を運ぶことに。 そして改めて結末も知った上で続きを読み、読了に至ったのですが、ふたりのその会話のやり取りをシーンを思い出しながら再度噛み締めることができたり、映画では描かれていなかった言葉の裏側にあった心情を知ることができたり。また、映画と原作との違いを知れたり…と、作品を何倍も楽しむことができました^^!! 「罪の声」「花束みたいな恋をした」などを手がけた土井 裕泰監督のコチラの映画も合わせてさらにさらに楽しむことができるので、映画と合わせてオススメの作品です✨ (2025.12.16読了)
40投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
切ない。こんなにも好いている人に、もう一度も会えなくなってしまうとしたら、私はどうなるんだろう。2人の生活の描写は、若い頃の恋愛とは違う、穏やかな中にも愛の溢れる日々だった。映画を見る前に原作が読みたくて読んでみた。これがどう映像化されるかが楽しみだ。
1投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ映画の予告をたまたま見てから読んだからかもしれないが、本なのに映像が浮かぶ。ページを捲る手がなかなか止められない。
0投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ悲しい結末を見せられてから物語が始まる。中学校のときにちょっと好きだった者同士が、それぞれの事情を抱えて、五十を過ぎて再会する。何気なくはない日常を、何気なく語る大人の純愛小説。
0投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログ映画を観たのちにしみじみとした余韻が続き、原作にも手を伸ばしました。 自分の親ほどの年齢の二人のやりとりがリアルで、もどかしくて、少しキュンとしてしまう。当事者にとっては一大事でも世間的にはよくあることで片付けられてしまうような出来事。自分と地続きの人たちの話でした。
0投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログ映画よりもリアルに東京近郊で暮らす埼玉の民を描いていたし、エンディングは小説のほうが好みだった。 地元で育ち、老いぼれていく人たちが平場で終わらない日常をにいかに生きていくのか。 人生も後半戦の自分にあらためて問うてみる。
19投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログまた実写化を契機に。というか、その映画主題歌の星野源のいきどまりがよかったので、どんなものかと原作にあたってみた。 大人の恋愛、といえばキレイなモノのように感じてしまうが、ストーマのあたりが読むのが精神的に辛くなってしまった。解説にて患者からすればあくまで日常、という話があったが、これを想像できていなかった。ストーマのことは知っていた。けど、その生活になること、その生活がどんなものかというところにまったく意識が向いておらず、実際に描写を目の当たりにして、自分が辛くなってしまった。年をとること、患うこと、失うこと、それらにいかに無頓着に過ごしていたか。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ同級生と不健康自慢で盛り上がっているうちはまだまだ健康なのだろう。しかし、年を重ねていくと、確かに終わりを感じ始め、深刻なことは話題にしなくなる。50代の主人公は恋をし、ヒロインは主人公を愛しており、二人の想いは成就していた。しかし、自分の恋を優先したとき、愛ある故に悲恋に終わる。残り時間を知ったとき、自分はどうするだろうか。
12投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ50歳男女の恋愛小説で映画化もされた本。一緒にデパートに行ってご飯食べるとか、大切な人とただ一緒に過ごすことの大切さが身に染みる。結末が最初からわかっているので途中は読んでいて辛かった。
9投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ映画をみた、、 違和感を覚える箇所がいくつもあって 原作はどうなの?と気になっている 映画では、いやいや、それはないでしょとか その世界にひたれなくて、なんどか すーーーつと離れてしまった、 小説はどうなのかしら
0投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中年の恋愛物語。でもいきなり亡くなった場面から始まるから悲恋なのはわかっていた。 もうこの小説だけで十分泣けたから映画は見に行かない。 何でこんなにもどかしい2人なんだ!とすら思ったけど、そこがリアルなのかも。 しばらく悲恋のお話は読まない。
28投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログ須藤は太いという意味がわかってきた。もっと青砥を頼って一緒にいたら、、でも須藤はそういうタイプの人ではなかったんだね。青砥は辛いだろうな。。映画も観たくなった。
0投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画見た翌日に本買って読み始めた。映画で泣けなかったので、本なら変わるのかなと。 結論としては泣けなかったのだけど、感じたことをメモ。 須藤の死から始まってて、青砥目線で死に至るまでの出来事を回想していく構成。 映画の答え合わせをしながら読めたので、すんなり頭に入って来た。映像を脳内で再生しながら読むのっていいね。 映画で描ききれなかったそこにいたる感情が読めて、合点がいったと言うか。なるほどとなった。 ストーマのあたりとか本は詳細に書かれていて、須藤の背景を感じることができた。 大人になればなるほど、自分だけじゃなくて周りの目とか、相手のことばかり考えてしまう。空回りしてしまう。 そんな不器用で大人の悲しい恋物語なのだけど、お互いが通じ合っているところを見ると二人にとっては希望のある話だったなあと。
0投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ読了。映画を見て、買った。良かった。映画のシーンを思い出しながら、出演俳優さんを思い出しながら読んだ。大人の恋とあるが、不倫でないからいいのかもしれない。新海誠の「言の葉の」ででてきた「孤悲」と言う文字を思い出した。映画をまた見に行きたくなった。
0投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログこの本ヤバい刺さる どちらの気持ちも分かるなぁ 担当した人たちや、自分に照らし合わせてしまう 映画化するのですね。読んでから知りました
1投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ映画公開のお知らせをきっかけに、 本屋さんで見かけて購入しました。 もう恋愛小説は自分の年齢には 合わないかな…と思っていたけれど、 久しぶりに一気読みしてしまうほど 心に沁みる物語でした。 若くもなく、お年寄りでもない 50歳の二人が育むのは、 情熱よりも静かな寄り添い。 お互いの孤独をそっと包むような関係に、 じわじわと胸が温かくなり。 病と向き合う彼女に、青砥が淡々と 寄り添う姿もとても印象的でした。 冒頭で結末が示されているからこそ、 二人が重ねた時間の尊さが より深く心に残りました。 読み終わった後の余韻が…。 それにしても切ないなぁ
0投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第一章で須藤が亡くなったことが分かっていたのに、最終章でなぜかまさか、死んでないよね?会えるよね?と願うかのように読み進めていた。 情景描写がリアルでひきこまれていった。読み終えた今、2人の幸せを切に祈りたくなる。夢みたいなことという言葉がピッタリだったな。
1投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ決して静かな話ではないけれど、静かに進んでいくように感じられてよかった。 と言いきれないので☆3。あらすじと最初の章で須藤の最期がわかってしまい、そこに幸せのにおいがしないから。これを「大人の恋」というなら、大人の恋はとても悲しい。須藤には生きて欲しかった。 でも、解説の中江有里は「本書は悲恋に終わるが、幸運に見舞われた二人の奇跡でもある」と言っている。そうなのかも。 (中江有里の解説がよかった。)
0投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ映画化よりも数年前に読んだ。 読みにくいな、と感じた。 また、須藤が男性的で女性としての感情移入がなかなかできなかった。頑に意地を張る?素直でない?性格は残念だなと思った。 病で亡くなってしまう結末だが、そうでなくてもこの2人は悲恋で終わってしまったのではないか?須藤からはそう思わせるものを感じた。 ここまで頑になられると魅力を保てなくなり、青砥に他の女性を紹介してあげたくなった。 好みの問題だが、登場人物が寿命以外で亡くなる展開に、これは...私向きではないかな?と思ったが読了。
0投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ50年間生きて、傷ついたり誰かを傷つけり、酸いも甘いも経験したふたりが再会して過ごす日々。恋+病ってよくドラマチックに描かれがちだけど、紛れもない生活の一部。その匙加減が良いなと思った 須藤に、晩年ストーマをつけてガン治療をしていた叔父をダブらせて読んだ
1投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログ映画にもなっているので読んでみました。 冒頭のシーンでハッピーエンドにはならないのだとわかりましたが、どのような月日を過ごしていくのか興味を持ちながら読み進めていきました。 病状についてかなり細かく書かれているので、読んでいると少し怖くなったりもしました。ですが、同年代の方にとっては身近に感じられる作品なのかと思います。 二人の淡々とした会話がけっこう好きです。いろんな経験をしてきた二人だからこその会話なのかとも思います。 須藤の「太い」という感覚も、読んでいるとなんとなく分かった気がします。 最後まで強く居続けた須藤は、本当にすごいなと思います。そんな須藤だからこそ、「夢みたいなこと」を叶えられる人生になってほしかったなとも思いました。
2投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログ人生の答え合わせをするように過去の過ちと今の不幸を照らし合わせる。独りで生きると決めた矢先に同級生と再会。しかし、あの頃見た夢の続きはそう長くはなかった。2人の会話から伝わる温度感が絶妙で良い。平場で地に足つけた大人の恋愛...切なくて苦しくて愛しかった。 些細なやりとりの中で感じる距離の近さが微笑ましかったり。映画よりも原作の方が2人の会話部分が多くて、より打ち解けているように感じた。
19投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログ50代の男女の心の距離感が、 とてもリアルに描かれていて読み進める度に痛感。 余計な言葉は必要なく、互いの感覚で 心地良さを図れる関係。 その優しさは、時に独りよがりだなぁと もどかしい。けど、それこそがリアルだ。 2度と味わう事が無い涼しい熱さの恋愛小説。 ほどよくしあわせでありたいと 余韻でいっぱいになった。
5投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログ「ちょうどよく幸せなんだ」 ただそばにいられればそれでよかったのに、高望みするから得られるものも得られない。 日常の些細なことに、ほんの少しの幸せを感じられる程度が、いかに「ちょうどよい」幸せなのか。
17投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ読み始めから、何か分かりにくい書き方だなと思った。 私にはあんまり共感出来ない感じだったかな。 暫くしたらもう一度読んでみます。
9投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ結末は置いておいて⋯⋯こういった地味な大人のロマンスに憧れます、理想のストーリー、ぶっ刺さりまくりです(同年代,独身) 映画見たいけど⋯⋯僕の心は保つのだろうか
1投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ映画を観る前に読了。 予告編のイメージで、心温まる系のラブストーリーと思いきや、リアルで生々しい人間ドラマだった。 須藤に寄り添いたくなる気持ちで読み進められたが、様々なシーンが身近で容易にイメージできるからこそ、大人とはなんなのか、歳を重ねるのが怖くなるような印象すら覚えた。
0投稿日: 2025.11.29
