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きつねの橋
きつねの橋
久保田香里、佐竹美保/偕成社
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総合評価

9件)
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    面白かった❗️ 言葉も難しくなく、挿絵も綺麗。 ストーリーもすっと入ってきた。 主人公の貞道と、季武、公友の友情も楽しい。 「うたう鬼」「玉の小箱」も一気に読んだ。 道長が大物感のある子どもだったし、今昔物語のスターたちの出演も楽しめる。 所々に生活習慣などに関する解説的な文章が入るけど、私にはジャマではなかった。 児童書ですが、大人にも充分に楽しめます。

    0
    投稿日: 2026.07.23
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    どこかで評判をきいて手に取った。 どうやらシリーズものらしいが、これは第1巻。 平安時代中期。源頼光の家来というのだから、能でもお馴染みのあのメンバーのはなしだろうか。つまりは一種の金太郎? (金太郎といえば私にとっては川西市だし、あそこは清和源氏の故郷だし、と思っていたら、作中にもある、多田という地名は、今も川西市に駅名で残っているらしい。近所なので親近感がわく。) 久保田香里さんの本ははじめてだが、さすがの佐竹美保の画力に期待して手に取った。 読了。面白かった。単体では、十分面白かった。 しかしまあ、巻末の偕成社ワンダーランドのラインナップが凄すぎて※、正直それらと戦えるレベルなのかというと、まあなんとも。 話はまとまっているのだけど、もっと盛り上がりがあってもよいのでは。 なんていうのかしら、もっと本気で書いてもらってもよいのですよ。 高学年なら、そして、面白いなら、高難度でもちゃんと付いて行けるから。 それとも、盛り上げは続刊に譲る、ということかな。 ※偕成社ワンダーランドには、守人シリーズをはじめ、さとうまきこ、岡田淳、斉藤洋、那須正幹、柏葉幸子、冨安陽子とレジェンド作家がずらりと並んでいるが、なぜ!かつての偕成社ワンダーランドの!レベル21とか!風力鉄道とか!タモちゃんを!!消したんですか?!え、どうなんですか、偕成社さん!というボヤキを最後にさせてもらいます…。

    6
    投稿日: 2026.01.05
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    あっさりとしていながらちょうど良い重みがある文体。内容もらおそらくターゲットである高学年前後の子が読み応えを感じられつつ難解ではないストーリーで、文章とのバランスがマッチしているのが秀逸。 一見平易な言葉遣いながら内容が素晴らしいものは昔からある名作がたくさんあるし、新しい本は、色々書いている割には内容が薄く結末が透けて見えてしまいそうなものが多い中で、なかなか出会えない作品だと思いました。 挿絵も美しく物語の魅力を更に高めていると思います。 続きも読む予定。

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    読みやすい平安ファンタジー。 “頼光四天王”の一人、碓井貞光こと平貞道が、まだ若くて源頼光の郎党になったばかりの頃のお話です。 白狐の“葉月”との交流を中心に、因縁の盗賊・“袴垂”に煮え湯を飲まされたり、藤原一族の若君・五の君(後の藤原道長)の護衛や、“葉月”が守っている斎院の姫君を助けたり等・・と、貞道の京での経験と成長が素敵な挿絵と共に楽しんで読めます。 真っ直ぐな気性の貞道と、人を化かす事もあるけど、斎院の姫君を大切に思う白狐・葉月、飄々とした性格で弓の名手である季武(後の四天王の一人・卜部季武)、五の君の従者で大らかな公友。といった、キャラのバランスも良いですね。 本書は児童書(文字も大き目です)なのですが、あの上橋菜穂子さんの“守り人シリーズ”と同じレーベルだけあって、大人も楽しめる良作だと思います。 続編も一緒に借りてきたので、読むのが楽しみです。

    6
    投稿日: 2022.07.13
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    久保田さんの作品は『駅鈴』『氷石』『もえぎ草子』と読んだけど、これが一番いいのでは?と思った。 私が読んだ中では唯一ファンタジー要素のある作品だが、それが久保田さんの中世をリアルに描く力、誠実な物語運びとうまい具合にミックスされてる感じ。 頼光四天王の一人平貞道が、頼光の郞等となるところから話は始まる。妖狐葉月を助けてやったことが縁で、貞道と葉月はピンチの時にお互い助け合う約束を交わす。 葉月は、賀茂神社の斎院である幼い尊子姫の女房をしており、斎院は葉月が狐であることを知った上で姉のように慕い、頼っている。幼くして母と別れ、実家に戻ることもままならない斎院を愛しく不憫に思う葉月は、何としても彼女を守ってやりたい、望みを叶えてやりたいと思っている。 葉月の口調は丁寧だがそっけなく、特に女っぽくもなく(私は「彼女」と書いたが、そもそも雌狐であるかも不明。ただ、化けるときは女になる)、ツンデレというよりツンツンという感じで、そうでありながら、言葉や態度の端々から、どんなに斎院のことを愛しているかが伝わってくる。 貞道は腕が立つとはいえ、まだ思慮深さには欠ける若者であり、何度も葉月に助けてもらううちに成長していくのも良い。 今昔物語に出てくる盗賊袴垂れや陰陽師賀茂保憲も出てくるし、頼光四天王のもう一人平季武も、ちょっと軽めだが、いざとなると類い希なる弓の使い手として貞道とともに活躍する。 幼い頃の藤原道長(五の君)もやんちゃな少年として生き生きと描かれている。 これだけキャラが立ってるんだから(二次創作のネタに使えるくらい、アニメ化、マンガ化してもいいくらい)、もっとベタベタに友情、冒険、恋愛を書けば、もっとたくさんの読者を獲得できるのに、それをしないところが久保田さんらしい。挿し絵の佐竹さんもそれを重んじて、わかりやすい美男美女を描いたりしない。誠に上品。 また葉月と貞道が活躍する物語を読みたいなあと思ったけど、久保田さんはそういうこともあんまりしなさそうな気がする。まあ、書いてくれたら嬉しいけど。

    1
    投稿日: 2021.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『童の神』を読む前準備として読了。 期待以上に面白かった。 源頼光の郎党・平貞道が、妖怪の白きつね・葉月と助け合いながら、京の都を賑わす盗賊・袴垂を討伐する物語。 史実にもののけなどの妖しを巧く絡ませたワクワク感もある上、弓の名手・平季武との友情、斎院の姫君救出など見どころもたくさんで読みやすい。 また、少年時代の藤原道長(当時はまだ五の君)が読めるのも嬉しい。 五の君が兄・道隆に叱られる姿を見ると感慨深いものがある。 「兄君を見返すぞ」「わたしがのぞむのは、一の人(帝を補佐する摂政や関白のこと)だ」のセリフにはドッキリ。 道長は小さい頃から上昇志向の強い子だったんだ。 今回は源貞道目線のお話。 これに対して『童の神』は盗賊・袴垂側目線の物語とあって、比較しながら楽しめそう。

    23
    投稿日: 2021.02.24
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    平安時代の郎党の様子が丁寧に描かれていて、それでいて今時の雰囲気もあり、読みやすい。 きつねを「悪いもの」としない、別れで終わりにしない。 強く主張するわけではないが、自分に真っ直ぐな貞道のキャラクターと優しいラストが新しい。

    1
    投稿日: 2020.10.06
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    平安時代の京の都。源頼光の郎党、平貞道は手柄をたてたいと思っていた。勇ましいがどこかやさしい貞道は、人を化かすきつねを捕まえたものの、いじめられているのを見過ごせず、逃がしてやった。その白きつね葉月と特別なつながりができた貞道は、互いに助け合うようになる。 京都を舞台に、貞道ときつねの活躍を描く物語。

    3
    投稿日: 2020.03.08
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    《図書館-借》狐の葉月と貞道が、平安時代に、京都で、大活躍。斎院様を護る葉月が、一緒にいられたらいいなあ。

    1
    投稿日: 2020.01.21