
総合評価
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powered by ブクログ映画を観た後で読まなくてもいいかなと思いながら読了。脚本とはまた違う内容で生い立ち人間関係細かい描写に惹き込まれる。
0投稿日: 2026.09.26
powered by ブクログとにかく、映画よりも描写、内容、全てが色濃く、取りこぼしがなく。人生がすべて詰まったお話。 映画だけで終わってしまった人は、もったいない。脳裏の映像の国宝を超えて、より、鮮明に記憶になる。
0投稿日: 2026.09.24
powered by ブクログ少年が歌舞伎役者となり、芸の精にまで到達する過程を青春小説のスタイルで描き貫いた小説だ。主人公の喜久雄は「世間」や「現実社会」である大人の世界を脇に置いたまま、成長、成熟し、人間界を脱する境地に行く。 それが、この小説の語り口とも符合している。冒頭の長崎の場面では、地元方言がふんだんに出てくるが、一貫しての「ございます」調で同化せず距離感を醸す。舞台が大阪に移ると、今度は語りが生き生きとしだす。登場人物とも語調が合い、喜久雄の息遣いまでが感じられる描写を続ける。さらに舞台が東京に移ると、俯瞰的で世間の眼差しを含みだす。 この小説の語り手は一体誰なのだろう。作品の最後に次のような記述がある。 「しかしそれでも、この歌舞伎座の大屋根から見下ろしておりますと、その不器用な役者の姿が、父親の仇を討とうと、朝礼の最中に駆け出した、あの一途な少年の姿に重なってくるのでございます」 語り手は、歌舞伎座の大屋根から喜久雄の姿を見つめるのだ。それは芸の神様か。いや神ならば、喜久雄が自分たちに近づいてくるように描き、遠くに離れていくようには語らないはずだ。では生きている者の視点か。喜久雄の長い人生を同伴する登場人物は春江や徳次がいるが、彼らの芸の理解は役者とは別次元にあるだろう。 俊介の父であり喜久雄の師である二代目半二郎が、長崎での喜久雄との出会いから語り始め、死してなお語り続けたか。 芸の神様は、喜久雄に人間を超えさせようとする一方で、俊介には人間の「業」を与えた。俊介は長男を失い、父からの遺伝による糖尿病で両足を失い、命を落とした。人間の業もまた芸の重要なテーマだ。 喜久雄と俊介。天才二人が芸の真髄を追求する姿は実に美しい。半二郎は二人を育てたが、俊介に血を残す人間的な役者だったのではないか。
1投稿日: 2026.09.20
powered by ブクログ第一章 料亭花丸の場 第二章 喜久雄の錆刀(さびしがたな) 第三章 大阪初段 第四章 大阪二段目 第五章 スタア誕生 第六章 曾根崎(そねざき)の道行(みちゆき) 第七章 出世魚 第八章 風狂無頼(ふうきょうぶらい) 第九章 伽羅枕(きゃらまくら) 第十章 怪猫(かいびょう)
1投稿日: 2026.09.19
powered by ブクログ映画を観たらものすごい内容だったので、原作を読みたくなった。 まだ半分読んだだけだが映画と違うところがあり、やはり時間の制限がない本は丁寧で詳細な描写ができるのが良いと思った。 とくに良かったところは案内役の語り口。これが有るのと無いのとでは話の進み具合が全然違ってくると思わされるほどの存在感。 すべてが素晴らしく、後半も一気読みになる予感しかない(笑)
1投稿日: 2026.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画も見たけどこっちのほうがとても好み!エグくない。特に男女関係が。喜久雄と春江の関係もさらっとしてるから乗り換え感がないし、喜久雄と俊ぼんの関係もいい。それに徳ちゃんもいい。 映画の映像確かに凄かったけど、話はこっちのほうが好きだ。
1投稿日: 2026.09.15
powered by ブクログ星4.8 上下巻まとめての評価です。 映画が先か?小説が先か? 映画が先のお勧めが多かったので、映画を先に観ました。 映画と小説、もちろん大筋は同じなんですが、映画は舞台が見せ場で素晴らしいですね。 終わり方が違っていて、小説の方が余韻があって私は好きでした。
2投稿日: 2026.09.12
powered by ブクログ大ヒットした映画に興味を持ったが、3時間は観れそうに無いため、小説を読んだ。 歌舞伎については興味ないが、これを読んで少しだけ興味が湧いた。 面白く読み進めるのが苦じゃ無い。 下巻も楽しみ。 ただどうしても喜久雄を横浜流星、俊介を吉沢亮に脳内変換して読んでしまう。 逆のはずなのに。
2投稿日: 2026.09.11
powered by ブクログ映画公開直前に上巻だけ買ったものの、映画を先に3回観てしまったので積読していた。 映画は言わずもがな神作だったが、本は映画よりもひとりひとりの人物について深掘りされていたり映画にはなかったエピソードも描かれていて、遅くなってしまったけど読んでよかった!!つまり映画も本もどちらも最高傑作です。 独特の語り口だし知らない言葉もたくさん出てくるのに内容がスルスル頭に入ってきて一気に読めたのは、映画を観ていたおかげで映像が浮かびやすかったのと、ストーリー展開がテンポよくて面白いからなのだろうなと思った。 徳次の人物像やマツとの関係性が深掘りされているところ、あとはやっぱり喜久雄と俊介の関係性やふたりの葛藤、苦悩が刺さった。
1投稿日: 2026.09.11
powered by ブクログ歌舞伎の話で自分の興味と外れているのでは?と敬遠していたのが勿体無い。早く読めばよかった。引き込まれた。
1投稿日: 2026.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を観てから原作が小説だということを知り、読んだ。映画を観ているためあらかじめ「ここはこのシーンなのか」というのがたくさんあるだろうと思ったが、原作と映画は全くの別物だった。 原作には映画には登場しない人物もたくさん出てきている。幼馴染の徳ちゃんが、わりと結構最後まで出てくる。また弁天という男や万菊と双璧をなす女方など、その数は多い。 映画版では花井白虎の死は中盤の一つの盛り上がりとして描かれているが、小説において彼はあまりにも早く死ぬ。 このように原作とは別物なので、本当に映画が好きな人も新鮮な気持ちで楽しめるだろう。
1投稿日: 2026.09.09
powered by ブクログ芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、 作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。 1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか? 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。
6投稿日: 2026.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらすじ 極道の家に生まれながら、芸道の世界へと飛び込んだ喜久雄。そして、歌舞伎界のサラブレッドとして生まれた俊介(俊ぼん)。対照的な生い立ちを持つ二人の若者が、血と汗の滲む激しい芸の精進を経て、時に高め合い、時に嫉妬し合いながら歌舞伎の最高峰「国宝」へと登りつめていく一代記。上巻では俊介の出奔や喜久雄の台頭、俊介を陰で支える徳次たちの絆と葛藤が描かれ、下巻では病魔や事故という過酷な運命に翻弄されながらも、命を削って狂気と美の境地へと挑み続ける二人の凄絶な生き様が描かれる。 所感・深掘り 映画の映像美やシーンを頭の中で反芻しながら、原作小説の文字世界と対比させて読むという、贅沢で深い読書体験ができた。 上巻では、映画では登場シーンが控えめだった徳次が、物語の根幹を支える極めて重要な人物として描かれていたのが印象的だった。また、俊ぼんが出奔した際のシチュエーションの違いや、彼が見つかる「化け猫」のシーンの圧倒的な描写には鳥肌が立った。文字だからこそ伝わる狂気と妖艶さがあり、「このシーンをぜひスクリーンでも観てみたい」と強く感じさせられた。 一方、下巻で俊ぼんの足が切られる壮絶な展開を経ていく中で、映画オリジナルの演出(カメラマンとなった綾乃と父の再会シーンなど)の素晴らしさも再認識した。映像ならではの視覚的な感動を知っているからこそ、文字表現だけでは補いきれない切なさや情景もあり、映画と小説の表現手法の違いについて考えさせられた。 圧倒的な映像表現で観客を魅了する映画と、登場人物の生々しい執念や行間を深く掘り下げる小説。双方を重ね合わせることで、歌舞伎という芸に命を捧げた男たちの狂おしいほどの情熱と美しさが、より立体的に胸に迫ってくる傑作だった
1投稿日: 2026.08.29
powered by ブクログ映画を観た後に小説を読みました。 映画でいまいちピンとこなかった部分は、なるほど、こんんにざっくりカットされていたからだったのかと、伏線じゃないけど伏線回収する感じでとても楽しく読むことができました。 (彰子はもっと大きな役割があったんだ!とか、藤駒と自身の娘にもっとちゃんと関わってたんだ!とか、万菊さん全然菊雄推しじゃないじゃん!とか) 実際の歌舞伎は数回しか鑑賞したことがなく、詳しくないので、映画のビジュアルを観ていなければ、歌舞伎の描写画面を読んでもピンとこなかったと思うので、歌舞伎に詳しくない私のような人は、映画を観てから読むとより楽しめると思います。 下巻に続く
1投稿日: 2026.08.24
powered by ブクログオーディブルで読んだ(聴いたが)、長崎のヤクザの父親を目の前で殺され、小学校の朝礼で仇を討とうとした少年・喜久雄が京都で歌舞伎役者を目指す…そんな出だしから引き込まれてしまい、、 弁慶のように喜久雄を守り、助ける相棒のトクジや同郷のハルエも、同じ歌舞伎役者を修業する丹波屋坊ちゃんの俊介、喜久雄に襲名させることを決める花井半二郎…人物そのもの、関係そのもの、生きているエネルギーが大きくて、長崎から京都、そして東京への、その場所その場所での芸事に携わる人物達の凄みに圧倒されてしまった
1投稿日: 2026.08.20
powered by ブクログ映画を観てから読んだ。 映画では描ききれなかった事があるだろうなとは思っていたけど、当然そうで、本を読んで良かった。
1投稿日: 2026.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1年前に映画を見て面白かったので本も読んでみた。めっちゃくちゃ面白かった〜!!! 当たり前だけど映画よりも情報量が多くて、人物への印象が少し変わった。映画では影の薄かった徳次はずっと側で喜久雄を支えてたんだなぁとか。あと、映画では俊ぼう失踪は春江が連れ出した様な印象を受けた(劇場のシーン)けど、本を読むとその印象が薄れた(アパートの場面)。 映画では描かれてなかった、喜久雄が映画に出る時に虐められる描写、感情移入しちゃってきつかった。
1投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログこの作品の映画も観ておらず、歌舞伎の世界も任侠の世界も全く知らない私だが、物語の世界に惹かれっぱなしだった。 歌舞伎の家に生まれた俊介、極道の家に生まれ、歌舞伎に魅了された喜久雄。 それぞれが、それぞれの立場に苦しみながらも、歌舞伎を愛する気持ちは同じ。 歌舞伎に向かう気迫が凄まじくて圧倒された。 少々血の気が多い喜久雄を上手に支える徳次にも惹かれた。 語り口が、古い日本のお芝居のようで、この作品自体が壮大な舞台で、客席からそれを観ているような錯覚にも陥った。 下巻が楽しみ。
2投稿日: 2026.08.18
powered by ブクログ映画ももちろん大好きだが、原作は細かい感情を読み取ることができてグッとくる。色々な登場人物が描かれるのも面白い。喜久雄の苦労と人の良さを深く知る事が出来るため、最後がよりグッときそう。下巻楽しみ
1投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログ上巻を読み終わった今の段階でこの感想を書くか迷うところだけど…面白い!さすが、映画が大流行りしていただけはある。主人公がまさかそんな出自とは思いもしなかった。物語は青春篇、華やかな時代が流れて、立場が何度も逆転してようやく再会したところ。生まれ、環境、努力、天才、執念。これからどうなるのか。結局血なのか?歳は取るほど親に似てくるからなぁ。それが血の怖さと汚さ。早く下巻を読みたい!(気になるのは、結局、あの日のことは言わなかった…のか…な?)
1投稿日: 2026.08.12
powered by ブクログ何もない少年が、夢へと進み始める中で待ち受ける困難を美しく書き上げた作品です。 前へ進むことの力強さを感じます。
1投稿日: 2026.08.11
powered by ブクログ映画を見てからの上巻読了! まだ半分だけど、面白い! 映画では描かれなかった喜久雄の人生や待遇が陰惨な背景を補強していて、喜久雄に同情したり、俊介の気持ちを勝手ながら想像したり… 歌舞伎の世界ではどんなに筋が良くても最後は血筋がものを言う。なんだか絶対王政時代の話みたいだけど、世襲とか相伝とかがある界隈になるとやっぱり保守的になってしまうのかね〜 呪術廻戦の御三家みたく「禪院家に非ずんば呪術師に非ず」、その血がなければどんなに才能があっても認めてもらえない! 喜久雄の境遇に憤るけど、幼い頃から喜久雄の才能をさまざまと見せつけられてきた俊ぼうの、家出するまでの気持ちを想像すると、四肢爆散しそうになる程悶えてしまう!これが…“萌え”…? 上巻の締めは「ここで終わるのか!」と「早く続きが読みたい!」のせめぎ合い。 最近は書籍の映画化が盛んでニッコリですわ〜
4投稿日: 2026.08.11
powered by ブクログ講談風の語りなんですね。昭和感満載。この時代のカッコいいとこ、良く描いてあると思います。青春と青春。それぞれの。歌舞伎の世界、全く分かりませんが読んでいけます。さぁ、下巻はどういう展開が待ってますやら。楽しみ。
1投稿日: 2026.08.10
powered by ブクログ映画化してるから、多少変わったりはあったが映画上手くまとめられてなーって感じ 映画見てたから、流れがわかったけど映画見ずに読むとちょっとわかりにくいかも‥ 映画の記憶辿りながら読んだら頭に話入ってきたから
1投稿日: 2026.08.06
powered by ブクログ映画を見てから読んだ。映画では省略されていた登場人物やストーリーが書かれていて、そういうことだったんだねと納得できた。映画を見ていたから、話についていけたけど、登場人物多くてどんどん月日が流れ、初見ならストーリー追えなかったかも。
5投稿日: 2026.08.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を観てから読んだ。 喜久雄がひどい目に遭ってばかりで辛いわ、周囲に腹立つわで手が進まず… 映画と同じなら結末はわかっているが… 俊介を見つけて連れ戻したのは竹野だったんだ〜など映画で変更や省略された部分を知るのは楽しい。徳ちゃんめちゃいいやつ。
2投稿日: 2026.08.02
powered by ブクログ昨年のこの時期に、映画「国宝」を観た。その美しさに魅入り、3時間があっという間であったことを覚えている。そんな、私のように映画の「国宝」に惚れた人にこそ、原作のこの小説「国宝」を読んでもらいたい。 映画→小説で読んだ本は多くあるが、この作品は、良い意味で2つが違っているところがかなりある。それが、映画は映画で文句なし、小説は小説で、その背景や他の登場人物までより鮮明に、より深く描かれており、そうだったのかと新たに楽しむことができて、これまた文句なしに面白いのである。まさに、二度美味しい状態である。 中でも、私が特に原作を読んで良かったと思うのは、周りの人たちの姿がしっかり描かれていた点だ。どうしても役者の2人にフォーカスがあたる作品だが、それを支えてきた人たちがいる。その人たちをとても人間らしく、愛おしく描いてくれているところが、たまらなく好きだった。 さて、またアマゾンプライムで映画「国宝」を観て、三度目を楽しむとしようか。
4投稿日: 2026.07.29
powered by ブクログ歌舞伎の世界を舞台にした壮大な人間ドラマ。難しく重い作品ではないかと敬遠していたが、読み始めると登場人物同士の軽妙なやり取りも多く、自然と物語の世界に入り込めた。 一見すると自分とは縁遠い世界の話に思えるが、夢や才能、嫉妬、葛藤といった人間味あふれる感情は誰にでも共通するものだと感じ、登場人物たちに共感しながら読み進められた。上巻だけでも十分な読み応えがあり、彼らの人生がどのような結末を迎えるのか、下巻がますます楽しみになる一冊だった。
3投稿日: 2026.07.25
powered by ブクログ映画観てから気になりすぎて、原作読んだ なるほど、映画での疑問は少しわかった気がする あと、映画ではやっぱりいろいろ端折られてて、映画より深いわ ストーリー的にもすこし違ってて、原作は原作で面白かった 上下あったけど、2日くらいで読み終わっちゃうくらい、引き込まれた
3投稿日: 2026.07.23
powered by ブクログ夢があって、親友がいて、ライバルがいる(°▽°) 順風満帆な人生でいいな、って思います(°▽°) 世の中には「夢」「親友」「ライバル」「仲間」「良い環境」のように、「なくても生きていけるけど、あったほうがより幸せになれる」アイテムがあって、それらをゲットできれば人生をちょっと有利に運べるようになっています(よね?)(°▽°) なので、元々才能や素質を持っている人がそれらのアイテムをゲットした日にはチートなみに強くなっちゃいます(°▽°) どんな世界でもそうではないでしょうか(°▽°) 主人公の喜久雄はまさにこれだと思います(←これが言いたかった)(°▽°) 映画まだ観てなくて結末知らないから読んでて楽し〜い♪(°▽°) もっと真っ黒な話かと思ってたら爽やかな話でビックリしてる(°▽°) 下巻どうなるかな?(°▽°) 吉田修一さんだもんな(°▽°) 順風満帆かな?逆風かな?(°▽°)
280投稿日: 2026.07.22
powered by ブクログ昭和の時代背景、芸能と任侠の関係など、社会派小説としても読めるほど 小説読んでから映画を観たので、個人的には、人物の描写など感情がよくわかるから小説の方が好き。 映画はバッサリ切っていて、映像美に特化し過ぎてしまい、ちょっと残念。個人的には、徳ちゃんや義母とのシーンが好き。
3投稿日: 2026.07.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先に映画を見た。映画も4時間クラスでかなり長かったが、それでもかなり端折っているというので原作を読まねばならないと思い、購入。 喜久雄の人生を語り手が語り口調で紡いでいくため、文体的には読みにくい。(言い回しも古めかしい) 歌舞伎のセリフも多いので、映像を見てからの方がイメージしやすいと思う。喜久雄の人間臭さがありありと伝わってきて胸が締め付けられる部分も… 明らかに影の立役者は徳次なのに、映画では冒頭の一瞬で消えた笑 映画を見たら、絶対に原作を読んだ方がいい。
3投稿日: 2026.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歌舞伎の世界で切磋琢磨する任侠一家出身の喜久雄と梨園名門の御曹司俊介。 十代で既に打ち込めるものを見つけた喜久雄の運命が何とも。半次郎の最期の叫びを喜久雄はどんな思いで聞いたのか。
3投稿日: 2026.07.18
powered by ブクログ面白い。映画は正直そこまでハマれなかったのだけど、原作の小説はより細かい描写も多く、登場人物たちの心情も光っている。 歌舞伎の演目そのものような語り口調が特徴的で魅力的。テンポも良い。読んでいるうちに自然と自分も大阪弁になってしまうほど。下巻も楽しみ。
1投稿日: 2026.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audibleで読了。尾上菊之助さんの朗読が何とも豪華。 映画では描きれなかったあれやこれや。 尾上菊之助さんのご兄妹、寺島しのぶさんが演じた幸子が宗教にはまったり、実はしゅんすけが襲名前に父に踊りを見せて帰されたり。 この中の大きなあらすじに過ぎなかったというくらい、原作は色んなキャラにスポットをあてていた。 面白かったけど、展開が悲しい上巻だった。
1投稿日: 2026.07.13
powered by ブクログ私は吉田修一さんの作品が非常に苦手ですが、こちらは爽やかでぐいぐい引き込まれます。吉田修一さんの作品で1番好きです。
9投稿日: 2026.07.13
powered by ブクログいわゆる梨園とは唐の時代にあった宮廷音楽家の養成所の名ではありますが、実はそのように優雅なものではなく、傍目には歌舞伎役者の家族というのはどこも仲良さそうに見えるようでございますが、それはまさにジャングルの獣の一家と同じで、仲が良いのではなく、この生き死にがかかった世界を、一丸となって生き抜いていかなければならないからでございましょう。 (P.285)
1投稿日: 2026.07.03
powered by ブクログ映画がすごく話題になっていて、観に行きたいと思いながらも、その長さに躊躇ってしまい…。大きなスクリーンで観るのと、読むのとではきっと感じ方が違っているかもと、機会があれば映像でも観てみたいと思う。続きが気になって下巻を読むのが楽しみでしかたがない。
24投稿日: 2026.07.02
powered by ブクログとても面白かった。読み応えがあり、登場人物ひとりひとりのことが好きになった。幸せになってほしい、でも、幸せってなんだろう。そんなこと考えたり…。
2投稿日: 2026.07.01
powered by ブクログ映画を見てから読んだ。口調が丁寧だからか、読みやすい。歌舞伎の話も説明がありわかりやすい。読むのが楽しみでどんどん読み進められた。長崎に住んでいたことがあるので、地理や方言が懐かしい。
2投稿日: 2026.06.29
powered by ブクログ映画を観たあとに読みました 歌舞伎を知らない私にとっては、映画を観てからの方が想像しやすくとても面白かった 続きが気になり読み始めると止まらなくなる 気付いたら読み終わっていた
1投稿日: 2026.06.28
powered by ブクログ引き込まれるように一気に読んだ。歌舞伎を知らない人でも丁寧に歌舞伎の曲?の物語が書かれているので問題ない。
2投稿日: 2026.06.28
powered by ブクログ映画を観てから読みました。 やわらかい語り口調で読みやすい。映画では表現できない場面も、本では上手に散りばめられている。 歌舞伎のことは、全くわからない私でさえも、歌舞伎の世界へとのめり込んでいく。 下巻も楽しみ。
41投稿日: 2026.06.28
powered by ブクログ芸術選奨文部科学大臣賞 中央公論文芸賞 社会現象となった映画『国宝』。 それなのに、腰が重くて、また、3時間と言う長丁場に耐えられるか自信がないし、歌舞伎にも全然詳しくないし、ついていけるのだろうかと逡巡しているうちに見ずじまい。 近所のお年寄りに聞いてもみんな「見たよ」というのに。 最近はamazonなどでも見られるようだが。 そこで、遅ればせながら本で読んでみることにしたのだが、何だか思っていたような重厚感がない。語り口調であるだけでなく、そこそこに遊びがあるというか、案外読みやすい。 とりあえず下巻に進みます。
28投稿日: 2026.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良い。 映画も素晴らしいが原作も良い。映画では省略された詳細が書かれている。 柔らかな語り風の描写が良い。辛い話だが和らげてくれる。
1投稿日: 2026.06.27
powered by ブクログ映画には描かれていない部分がこんなにもあったのだと驚いた。映画も小説も全然別物で、両方知ることで面白さが倍増する。後半も楽しみ。
12投稿日: 2026.06.27
powered by ブクログ映画見てから本読んだ。映画では表現しきれていない大部分が、本では詳細な叙述により思い描けるので本のほうが面白い。本読み終わったらまた映画見よ。本読んでから映画見なくて良かったよ。
1投稿日: 2026.06.22
powered by ブクログ歌舞伎界という究極の血統社会で血のない苦しみを背負う喜久雄 血への渇望が彼を芸へ追い立てているのだろうか 血筋も才能もあるのに喜久雄に追いつけない俊介 血統はスタートラインを与えるけれど芸を保証してはくれない 血も芸もどちらも呪いだ
1投稿日: 2026.06.21
powered by ブクログ6年振りに再読。 映画を観て、そしてまた原作を読みたくなり手に取る。 芸の道へと突き進む人の業の深さ、 そして孤独、人間の情けなさが良く書かれている小説だと思う。 舞台を眺めている私たち大衆は、そんな裏側のことなどつゆ知らず 感動の歓声と拍手を惜しみなく送るんでしょう。 再読している今回の方が、役者たちの孤独感をより強く感じたな。 下巻へ。
9投稿日: 2026.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
万菊さんの「あなた、歌舞伎が憎くて憎くて仕方ないんでしょ。でも、それでいいの。それでもやるの。」というセリフ、もとは俊坊へのセリフだったんだ
1投稿日: 2026.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画の記憶を呼び起こしながらも、一から読もうとじっくりページをめくった。吉田修一さんの他の色を見せてもらった感じがする。 花井白虎の残した多額の借金を喜久雄は自ら引き受けた。「当たり前や。‥‥それにな、誰かの世話になるっちゅうのは、そういうことや。同じ極道の出やないか。徳ちゃんにかて分かるやろ?」と当然のように言った。 歌舞伎が好きで好きでたまらないという喜久雄。徳ちゃんも俊介も万菊さんも‥登場人物がとにかく魅力的。
11投稿日: 2026.06.08
powered by ブクログ歌舞伎に関していうと ドラマとかだったら20代30代が中心に味のある俳優が選ばれるけど どちらかと言うと年老いた50代以降だったり、初々しさ残る10代だったりの演技とその時期ならではで残ってる個性だったり シワとか動き一つ一つに味が出る気がして 面白いと思った。 全体的に面白いってより、すごいなって、圧倒されるような作品。 着替えの時に誰も助けに来なかったり
2投稿日: 2026.06.08
powered by ブクログ映画よかった⭐︎ので借りました。映画と少し違うところもあるんだなぁとか菊ちゃんの努力が映画より細かく描かれていて楽しんでいます。菊ちゃんでなく俊ぼんを選んでたら。。ハッピーエンドだったんだろうか。。
23投稿日: 2026.06.07
powered by ブクログ主人公の喜久雄は長崎のヤクザの組長の息子だったが抗争により組は瓦解、縁あって大阪の歌舞伎役者、花井半二郎に弟子入りする。 半二郎の息子の俊介と喜久雄は切磋琢磨し歌舞伎の才を磨き上げていく。 血筋が全てと言われる世界において、対照的な生い立ちの喜久雄と俊介が技を磨いて大きな舞台に挑む姿はまさに青春。 後の襲名騒動に始まる数々の苦難を乗り越えて、また2人で舞台に上がれたらという期待を持って下巻を待ちます…
3投稿日: 2026.06.01
powered by ブクログ映画を先に観てから小説『国宝』を読了。本当に面白かったです。読み終わったあと、しばらく余韻から抜け出せませんでした。 詳しい感想は下巻にて!
16投稿日: 2026.05.31
powered by ブクログ三人称の物語の語り口調のもなかなかなれず、積読かと思った途端に惹き込まれてしまった。 一般人が思いつかない様な歌舞伎の世界、喜久雄や俊輔の苦難の物語の始まりであった。
18投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログ映画は原作を読み終えてからにしようと思い、気付けば映画の公開終了からもかなりの時間が過ぎており、やっとの思いで積読されてた本作に手を伸ばしました。評判通り面白いです。物語の中、そして歌舞伎の世界へと吸い込まれていく感覚です。とにかく、喜久雄と俊介の人生にどっぷり付き合ってみよう、そんな決意を抱かせてくれた上巻青春編。この先の2人のさらなる成長とどんな試練や壁が立ちはだかるのか、いかなる結末を迎えるのか期待して下巻を読みはじめたいと思います。
61投稿日: 2026.05.30
powered by ブクログ解説口調になれるまで時間がかかるものの、気づけば芸人の世界に引きずり込まれてたわ。時間がどんどん進んでいくものだから、若干取り残された感はある。 10年たった人達の変化が気になってしょうがない!
10投稿日: 2026.05.29
powered by ブクログ地の文が独特。語りかけるというか、「〜なのであります。」という口上?のような手法が、最初は少し読みづらかった。読み進むうちに気にならなくなり、逆に物語を聞いているような没頭感があった。 内容は簡単に言えば、ヤクザの息子が歌舞伎の世界に入っていく話。 青春あり恋愛あり喧嘩あり。そこ掘り下げないんだ?というやたらあっさり終わる場面もあり、それが逆に潔く感じた。 歌舞伎を観てみたいと初めて思った。その前に映画を観てみよう。
1投稿日: 2026.05.28
powered by ブクログ映画化になるずっと前から、本棚に並べて積読状態でした。映画の方を先に鑑賞した後で、「そうだ?原作あったなあ~」って読みはじめました。 感想は、のち程。
6投稿日: 2026.05.28
powered by ブクログ多方面から熱くお勧めされた映画は、私が個人的に観たくないシーンがあることを知ったため、結局、鑑賞していません。縁あって、原作を読むことができました。 青春篇は、主人公の幸せとはいえない生い立ちからか、高度経済成長期の日本が時代背景にもかかわらず、どことなく陰鬱な印象が頭から離れませんでした。 上巻では、私は、喜久雄に対し、わだかまりを持ちつつも、腹を決めて喜久雄の世話をする幸子の姿がとても心に残りました。女性については、物語の中心ではないかもしれませんが、幸子に女性の意地、逞しさを感じました。途中、幸子が宗教に救いを求めようとするところも、強いだけでなく、弱い部分も描かれていて、人間味があったように思います。 さて、上巻では不遇で、まだまだ才能を発揮しきれていない喜久雄が、どのようにして「国の宝」になったのか、先が気になりつつ下巻に進みます。
1投稿日: 2026.05.23
powered by ブクログ私の知らない長崎から始まり。 ぐいぐい惹き込まれました。 時間の流れ、場所の動き。 見える場所以外にも登場人物達が生きた気配。 こりゃ流行るわけだ。アマプラまでに下巻読み終わらねば。
1投稿日: 2026.05.23
powered by ブクログaudibleで。映画はまだ見ていない。audibleは尾上菊之助のナレーションで、歌舞伎の世界観が頭の中に広がって、圧倒される。映画も見ず、audibleでなかったら、挫折していたかもしれない。 立花組を継ぐものとして生を受けた喜久雄と、丹波屋を継ぐものとして生を受けた俊介が、ともに競い合い、若者らしい友情を深め、芸を極めていく。その清々しさと対比するように、2人の行く末に待ち受けている茨の道が示されていく。演ずることを初めから与えられていた者と、演ずることを渇望し引き摺り込まれてしまった者。切なくて、それでも20歳そこそこの若者には、運命の流れにどうすることもできなかった。そんなことを、思った上巻でした。
1投稿日: 2026.05.22
powered by ブクログ映画を観た勢いで買ったものの、しばらく積読だった本書。 そこそこ厚みがあるので読むのを後回しにしていたのですが、読み始めたら止まらない!! 引き込まれ過ぎて、一気に読んでしまいました。 映画を先に観たことや文体の読みやすさから、小説の世界がイメージしやすく、没入してしまいました。 映画では描かれていない背景や人間関係、人物像に作品の深みを感じます。 これから下巻を読むのが楽しみです!
4投稿日: 2026.05.21
powered by ブクログ映画を観てからずいぶんたって市民センターで借りて読みました。映画はとても素晴らしかったので、期待して… 細かいところは映画とは違うけど、任侠の家に生まれた喜久雄と梨園の跡継ぎとして生まれた俊介、であった頃の2人はお互いを認め高め合ってたと思う。でも俊介の奔走から2人の道は…
1投稿日: 2026.05.20
powered by ブクログ映画は未視聴 吉田修一は「怒り」でちょっと肩透かしを食らった感を覚えてから若干の苦手意識 でも読書会でよく話を聞くので、重い腰を上げてやっとこさ読んでみた 詳細な感想は下巻でまとめて
3投稿日: 2026.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画に感動して手に取った。 当然映画はいろいろ端折られている。でも、改めて映画は映画でとてもまとまっていたのでは…と思った。 徳次の存在 これは小説において重要。喜久雄が寡黙なタイプ、表現が薄いタイプなだけに、かなり効いてくる。喜久雄にとってなくてはならない存在。そして読者的には喜久雄がヤクザの血筋であることを要所要所で思い起こさせる。 ヤクザの勢力図と歌舞伎界の勢力図 なんかね…ヤクザっていたんだなって…この時代を生きてきていないから、ちょっと理解しにくくはあるけども、どう立花組が解体させられていくのか、それでも辻村には頭が上がらない、なんなら資金援助を受けているとか。立花組のことを夜の女性達が哀れむほどとか。描かれ方が切ない。 梅村が白虎の件で左遷され、喜久雄の後見人に万菊がならず、鶴若がなる。そして端役しか渡されず、地方巡業。一方、竹野が俊介を見つけ、万菊が後見人となる。俊介には良い役が与えられ、万菊と共演。一方の喜久雄は端役も端役。歌舞伎界の後見人の必要性が描かれていた。 マツ 小説で印象的な女性はマツだった。喜久雄の実の母ではないのに、千代子に顔向けできるような子育てをと奮起している。いや、それ以上の母としての愛を感じた。大阪に送り出すときに他のヤクザの家はダメだと大反対、突然帰省した喜久雄に女中姿を見られたときの切ない対応、何よりも優先する仕送り、大阪へは行かず、いつか東京で喜久雄の歌舞伎を観ると長崎で小料理屋を営む決意。なんか、かっこいいお母さんだよね。見栄で大阪行くときに良い着物を質屋で借りるとかさ、立花組の妻の意地と見栄もあり、一生懸命な人。 さてさて、彰子が登場して上巻は終わり。下巻も楽しみ。
1投稿日: 2026.05.17
powered by ブクログ映画『国宝』に興味を持ちつつも未鑑賞のまま時間だけが過ぎていたところ、職場の仲間に原作を勧められ、読み始めた『国宝 上 青春篇』。 歌舞伎界の知識も、「市川」「中村」といった名を親子代々で継いでいるらしい――という程度のほぼ無知な状態で読み進めていたが、だからこそ歌舞伎界における“血”の重みには強く衝撃を受けた。 これほどまでに血統を重んじる価値観は、歴史ある日本文化ならではなのかもしれない、とも感じた。 才を持つ喜久雄と、血を持つ俊介。 それぞれに異なる苦悩を抱える中で、花井半二郎の代役を見事に務め上げた喜久雄が、見舞いに来た俊介へ向けて放った 「俺な、今、一番欲しいの、俊ぼんの血ぃやわ。俊ぼんの血ぃコップに入れてガブガブ飲みたいわ」 という台詞にはかなり喰らった。 才能がありながら、“血”がないことで真に認められない喜久雄の渇望。 そして、その“血”を持ちながらも父に選ばれなかった俊介の苦悩。 二人とも傍から見れば恵まれているように見えるのに、当人たちは決して満たされていない。 互いに相手の持つものを求めながらも、それを決して手に入れられない二人の関係性が酷く苦しかった。 この二人の行く末を、下巻に見届けに行きます。
31投稿日: 2026.05.17
powered by ブクログ最初の数ページ読んで、情景についていけるか少し怖気付きましたが、読み進めるうちにどんどんのめり込んでしまいました。 映画も観ていないし、歌舞伎の事もよく分からないのですが、知らない世界を垣間見れてとても新鮮でした。 上巻読んだ所では、俊介よりも喜久雄派になってしまったのでこれからどうなってしまうのかと下巻が気になります。 読んでたら映画が堪らなく観たくなってしまう。
13投稿日: 2026.05.16
powered by ブクログ読書家の父から借りました。映画は観ていません。歌舞伎役者の話、堅苦しいのかと思いきやなんとも読みやすい。すっかりハマってしまい、数日で読み終わりました。 上巻の終わり方が下巻を誘う終わり方で、早く下巻も借りてこなければ!
41投稿日: 2026.05.10
powered by ブクログ特殊な出自から特徴的な性格を備えた主人公が、厳しい芸の世界に身を投じ、困難な逆境の耐えながら成長していく。2026.5.9
2投稿日: 2026.05.09
powered by ブクログ私にはあまり、惹きつけるものというのが無かった。歌舞伎に限らず昔気質の芸能の低迷期らしく、鬱屈した空気を重く感じた。
0投稿日: 2026.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
喜久雄はもちろん、徳次も弁天もマツも、波瀾万丈。でも皆たくましく、カラッとしたものさえ感じさせる。そして肝っ玉の据わった女性の多いこと。マツも春江も市駒も。 文体に最初は慣れなかったが、楽しく読めた。ナレーションを聞いているかのような語り口がむしろ良かった。これが一人称視点だと、ドロドロで読みづらかったかもしれない。 青春篇は喜久雄がどん底のような状態で終わるので、これからどうなるのか…映画は観ているけど早く続きが読みたい。
15投稿日: 2026.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歌舞伎の知識も映画の知識も全く無いまま読み進めていました。 古典芸能における“血”の絶対的な強さをこれでもかと目の当たりにさせられ、この世界に生きる苦悩と恐ろしさの一端が、芸能に縁のない私でも少し分かった気がします。血を持つ一方で才能が追い付かない者と、才能が抜きん出ているにも関わらず血を持たない者の、両者の不遇は普通の世界に生きている人間には理解できないし我慢もできないものだと感じました。 芸事の話も男たちの生き様も非常に惹き付けられるストーリーと語り口で、下巻も早く読み進めたいです。個人的には主人公の父親を殺害した黒幕を知る唯一の人物も居なくなってしまった中で、これからこの点について語られるのか否か、どう語られるのか楽しみでもあります。
28投稿日: 2026.05.04
powered by ブクログまだ上しか読めてませんが今の率直な気持ちとして早く読み進めたいということだけです。 映画の情報も入れずに誰がどの役柄なのかも分からないまま読み進めまだ半分といったところです。 歌舞伎の口調と表現していいのかわかりませんが語り手口調で物語が進むためこの喜久雄と俊介の物語が一つの大きな舞台のようにイメージしながら読み進めています。 歌舞伎の知識もろくにないままなので入り込めるかなと思っていましたが思ったより読みやすくこのボリュームを感じさせない展開です。 心情描写がうまく表現されていてその時々の喜久雄の心境がものすごく伝わってきます。 続きが気になるので下巻へGO。
22投稿日: 2026.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
権五郎を殺した辻村将生との因縁がどう回収されるのか期待しながら読み進めたが、結局その伏線は特に回収されないまま終わった。下巻で回収されるのだろうか。 246ページからは不幸の連続で、よくもここまで不幸な出来事を詰め込んだものだと感じた。 俊介の失踪、父親代わりである花井白虎の病、鶴若からのいじめ、育ての母・幸子のカルト宗教への傾倒、花井白虎の死と借金、赤木洋子の自殺未遂、さらに映画撮影現場でのいじめ……まるでドラマのように不幸が畳みかけてくるが、どのエピソードも心情の深掘りが足りておらず、キャラクターへの感情移入が全くできなかった。 喜久雄が花井半次郎を継ぐに至った理由も曖昧で、彼自身の努力が十分に描かれていない点も気になった。 1億2000万円もの借金を肩代わりし、ヤクザから金を受け取りながら、さらに借金を増やしていく展開も、短絡的に物事を決定しているようにしか見えずもう少し丁寧な描写が欲しかった。 どぎついエピソードを淡々と流していくスタイルのため、感情移入する間もなく置いてけぼりをくらってしまった。
1投稿日: 2026.04.26
powered by ブクログ全ては運命と言われれれば、そうだったのかもしれないと思わされる。 一方で全ては意志であり、意地であり、欲であり、怒りであり、 人の正負が混在した意識が濁流となってできたような展開に飲み込まれていく。 以下抜粋 - そう問いかける半二郎の、何も知らぬような目を見たとたん、ああ、旦那はまえから何もかも知ってはったんやな、と、今さら気づく喜久雄でございます。(P.195) - 俊ぼん、アンタは生まれときから役者の子や。他の子らと野球するのも我慢して稽古してきはずや。何があっても、ちゃんとアンタの血ぃが守ってくれる。そいで喜久雄。アンタ、うちに来て何年や?五年になるやろ。そのあいだ、一日でも稽古休んだことがあるか?ないはずや。この『道成寺』かて、誰よりも稽古してきたんやろ。せやったらなんの心配もいらん。アンタが舞台で振り忘れても、アンタの体が勝手に踊ってくれるはずや。(P.199) - 役者なんて、ほんま、意地汚い生物やわ。(P.278)
16投稿日: 2026.04.21
powered by ブクログ映画を先に見てから暫く経ってから原作を読んだ。映画と原作は似て非なるものと思ったが、先に映画を観たことで原作の解像度が高まり、原作を読むことで映画のシーンを振り返って、こういう事だったのか…と思うことができた。 青春篇の方がより映画に近い内容で、任侠の世界から芸に没頭する疾走感が感じられた。
2投稿日: 2026.04.20
powered by ブクログ喜久雄と俊介の人生が対照的でありながらお互いを補うように、まるで太陽と月のように描かれている。映画を観ておらず歌舞伎にも疎いが、ありありと映像が目に浮かぶような、特等席で芝居を見ているような芸の凄みを見た感覚になった。 「…見るもん、やるもん、何から何まで新鮮で、歌舞伎が好きで好きで、稽古がおもろうておもろうて…」 「…歌舞伎が憎くて憎くて仕方ないんでしょ。…でも、それでいいの。それでもやるの。それでも毎日舞台に立つのがあたしたち役者なんでしょうよ」 芸に魅了された者と生まれた時から芸に生きる道を決められた者、この文章にすべてが凝縮されているのではないかと思う。花道篇を読むのが楽しみ。
10投稿日: 2026.04.19
powered by ブクログ読んでから見るか見てから読むか・・・ いつも悩むところではあるが、今回は図書館の予約順番が気の遠くなるほどで、必然的に映画を先見てしまった。 で今回やっと順番が来て手元にやってきた。 結果、先に映像を見た方が良かったんじゃないかなと思った。 場面、場面が鮮やかによみがえるし、役者のしぐさ、表情なども細かに脳裏に浮かんできて、二度楽しめる感じ。 言えばそれほど原作に忠実な部分が多いと思った。 またナレーションが(これは誰が語っている設定?)何というか・・・良い。 読んでて気になったのは、上巻で映画で見たあらかたの出来事が終わっている、まだ下巻があるのに何かほかに話残っていたっけ? 楽しみに読むことにしよう
7投稿日: 2026.04.19
powered by ブクログ歌舞伎役者 喜久雄の物語 波瀾万丈、役者として登り詰めていくストーリー 登場人物も個性的な人ばかりで、引き込まれていく
2投稿日: 2026.04.18
powered by ブクログ素晴らしい。 映画では描かれなかった徳次との関係性がよく描かれ、血の繋がりのない環境に1人入った喜久雄の人間的な部分も感じられた。青春篇という表題の通り。 ですます調の小説はあまり好まないが、この本では客観的な語り口調から登場人物の心情や生き様を感じられたため、それはそれでよかった。
3投稿日: 2026.04.11
powered by ブクログ映画は未履修、前情報無しで読了。血みどろ描写が予想よりもあり、歌舞伎の煌びやかな描写との対比が人生ドラマの壮大さを引き立てさせていた。 地の文が落語のような滑らかな口調で語られ、ボリュームの割にとても読みやすかった。 若者二人の行く末が気になる
3投稿日: 2026.04.11
powered by ブクログ4月初め。 すっかり波に乗り遅れて悔しい思いをしていたのに。えっ。まだ上映してるって気がついて。映画!見に行ってきました。役者さん魂に引き込まれ。映像の迫力に見入って身体が硬直して、2回も見に行ってしまった。 ってな事で、本も手に入れました。 上巻のあらすじは映画とまぁまぁ同じ。読みやすくてすらすら読める。 喜久ちゃんもしゅんぼんも、人間がええひとやなーって思う。成功する人は、一つのことを成し遂げるひとは、同じ事を繰り返しできる。何年も何年も修行した先にその人の人生があるねんなー。 次は下をよむぞー
2投稿日: 2026.04.10
powered by ブクログ映画も観たい!と思ったときには、既に映画の上映期間が終わっていた…。年始からずっとちまちま読んで、やっと読了。でも読みにくいわけでも難しいわけでもなく、単に私自身の状態でなかなか読み進められなかっただけ。登場人物がどの人も魅力的で、歌舞伎を知りたいと思わせてくれる作品。とても良い!!
8投稿日: 2026.04.04
powered by ブクログ映画が評判のようだったので、興味を惹かれて図書館で長い予約待ちをして、やっと読めました。 映画は見ていないし、内容を知らないまま読み始めたが、独特の語り口が面白く、読みやすかった。 下巻を読まないと、評価は難しいのかな。 上巻についてのブクログでの皆さんの評価もとても高いが‥。 喜久雄は、ウジウジして、女たらしで、あまり魅力を感じない。 これが歌舞伎の世界なのか? もっと貪欲に芸の道に生きる話かと思っていたので残念でした。 しかし、下巻で喜久雄の成長に期待したい。
44投稿日: 2026.04.02
powered by ブクログ吉田修一『国宝 上 青春編』朝日文庫。 ブクログでも評判が良く、映画もヒットした話題の小説。たまたま古本屋の棚に上下巻が並んでいるのを発見し、貯まっていたポイントを使って購入した。 芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞のW受賞作。朝日新聞に連載されていたのは知っていたのだが、一度も読んだことは無かった。そもそも新聞の連載小説を真面目に読んでいる人はどれだけいるのだろうか。 物語はまるで映画のナレーションのような柔らかな語り口で進行する。そして、冒頭の侠客たちが見守る中、老舗料亭で開催された新年会の余興で立花喜久雄と早川徳次が舞う歌舞伎の描写には息を呑んだ。目の前にその光景が浮かんで来るような素晴らしい描写である。吉田修一はこれ程までの腕を持つ作家であったろうか。もうこの時点で完全に心を掴まれてしまった。 まるで人生の縮図を見るかの如き山あり谷ありの面白いストーリー。なるほど、多くの読者が魅了されるのも頷ける。 1964年元旦、長崎は老舗料亭『花丸』で立花組の新年会が開催される。その場には歌舞伎役者の二代目花井半次郎も居た。その中で、組長の立花権五郎の息子の喜久雄と部屋住みの徳次が歌舞伎の名場面を見事に演じ、居並ぶ侠客や歌舞伎役者の花井半次郎、料亭の女中や芸妓たちから喝采を浴びる。 歌舞伎を演じ終えた喜久雄と徳次が風呂に浸かっていると女中が悲鳴を上げ、飛び込んで来た。立花組の新年会の場に宮地組の組員たちが武器を携え、殴り込みをかけて来たのだ。武器を携えた宮地組の組員に対して、素手で防戦する立花組の組員たち。ついには組長の立花権五郎に宮地組の組員たちが襲い掛かるが、権五郎は襖を振り回し、対抗するが愛甲組の村井に裏切られ、拳銃で撃たれ、数日後に生命を落とす。 宮地組への復讐心に燃える徳次に対して、復讐など意に返さない素振りの喜久雄だったが、中学校の朝礼で宮地組長が講演を行うと聞き、密かにドスを持って登校する。宮地組長の講演が始まるやドスを手に登壇し、宮地組長に突進した喜久雄だったが、襲撃は失敗に終わる。 この事件で長崎から追い出された喜久雄は徳次と共に大阪の花井半次郎の元で世話になることに。喜久雄は半次郎の息子の俊介と共に厳しい歌舞伎の稽古に明け暮れ、徳次は手代の源さんの見習いとなる。 と、ここまではほんの出だしに過ぎず、この後の山あり谷ありの展開に一喜一憂、喜怒哀楽の感情の全てが大きく揺さぶられることになる。 本体価格800円(古本0円) ★★★★★
81投稿日: 2026.04.02
powered by ブクログAudibleにて 映画未視聴。映画が大ヒットした理由が分かりました。めちゃくちゃおもしろい!続きが気になります。とくじがいい男すぎる。
2投稿日: 2026.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
己ひとつで成り上がれ。 任侠の家に生まれた喜久雄は、抗争で父を失い、縁のあった歌舞伎の大名跡のところで部屋子になる。そこには跡継ぎを約束されていた俊介がいた。競い合って仲良く成長していく2人だが、半二郎の降板に代役として喜久雄が指名されたことから、俊介が出奔し——。 持たざる者と奪われた者。語りが話に引き込む。映画は観ていないけど、映像として映えそうな作品ではある。帰ってきた俊介は、万菊が言ったように恨みを抱きながらそれでも舞台に立たざるを得ないのだろうか。喜久雄はどこまで自分を抑え込みながら爆発を待つのだろうか。最初の頃にあった、復讐をしないと言われながら、自分の中では機会をうかがっていた喜久雄を思う。いざ襲撃したものの失敗し、その結果まったく意図せざる方に道が開かれた喜久雄。下巻にもそのような道があるのではないか。
2投稿日: 2026.04.02
powered by ブクログ同じ映画を2回観に行くほど(人生で初めてです)、あまりにも面白かったので、原作の方は⋯?と気になりました。 結論としては、まだ上巻しか読んでいませんが、面白すぎて、映画を観た時のように興奮冷めやらず、です。 大筋では一緒の流れになっていくのでしょうが、小説では細かい設定や解説もあり、一番の違いは、映画では長崎時代で出演が終わっていた徳次が、小説ではその後もずっと喜久雄の側にいた事でしょう。 確かに徳次が長崎の場面以降もこまめに出続けていたら、ただでさえ長めの上映時間が、とんでもない長さになっていたでしょうから、映画での取捨選択、何を際立たせるかという点で正しい選択だったのかも知れません。 映画より落ちぶれていく様子に胸が潰されそうな気持ちになりました。 世襲ではない者が後ろ盾を失うとこんなに転がり落ちてしまうものなのですね。 小説では、そんな喜久雄のそばで見守る徳次の存在の大きさを強く感じました。なぜ、あそこまで強く喜久雄のそばで寄り添え尽くせるのか。 喜久雄、チンピラ上がりと思っていたけれど、本当にいい男、に思えました。 歌舞伎の知識がなく、演目を見ても、演じるシーンを観ても、その場面にピンと来ないまま⋯のことがありましたが、そこのところも小説では解説があり、良かったです。 下巻が楽しみです。
21投稿日: 2026.04.02
powered by ブクログ(良)図書館に予約して約半年後にようやく回ってきました!グイグイと引き込まれて早いペースで読み終えました!映画はまだ見ていませんが、豪華俳優陣を思い浮かべて楽しみました!登場人物たちが魅力的で、これはぜひ映画も見たくなります。喜久雄、俊介、半二郎それぞれの立場や気持ちを考えるとすごく嬉しいことも苦しく、複雑な感情を覚えました。下巻がまた楽しみです。
26投稿日: 2026.03.30
powered by ブクログ映画を観て、原作がぜひ読みたくなって。新聞連載小説というだけあって、とても読みやすい。独特の語り口に引き込まれた。続きは下巻に。
2投稿日: 2026.03.30
powered by ブクログ評判になっている映画を見てから、読みました。長い小説なので、映画にする際に、どこをどうカットしたり、変えたりしたのか、制作者の工夫がわかるのも、興味深かったです。 歌舞伎の演目(衣裳、大道具などを含めて)の雰囲気や内容がわかっていた方がストーリーが楽しめるので、映画を先に見ていて、助かりました。
4投稿日: 2026.03.25
powered by ブクログ映画では見ていたのですが、「映画と原作は全然違うところも結構あって…、でもどちらも良いのでぜひ読んでみて!」とオススメされて遅ればせながら読みました。 確かに結構違う…、映画で少し違和感があった行動や出来事が、小説では心理描写も丁寧に書かれているのですっと入ってきます。 上巻読了時点で、物語としてはやはり小説推しですが、映像で世界観を表現した映画も凄い^_^ 下巻に向けて期待が高まります!
2投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を見てから間を空けずに小説を読み始めたことで、両者の違いを意識しながら楽しむことができた。これまで「小説→映画」は経験があったが、「映画→小説」は初めてであり、3時間の映像作品に対して、どの部分が採用され、どのように改変されているのかを追う読み方は非常に新鮮だった。 その上で、最終的には小説の方がより深く心に残った。音や映像に頼らない分、登場人物の内面が徹底して描き込まれており、その繊細さに強く惹かれた。本作においても、映画では捉えきれなかった感情の揺れや背景が、小説では鮮明に浮かび上がってくると感じた。 本作は慣れ親しみのない文体で書かれており、読み進めるのに時間を要したが、その分、日本舞踊の世界観に深く没入することができた。読み終えた後も余韻が長く続いた。情景が鮮やかに立ち上がる筆致は圧巻である。 物語の中心にあるのは、芸に生きる者の誇り、情熱、そして孤独である。登場人物はいずれも魅力的だが、とりわけ喜久雄は印象深い。私生活と舞台の境界が曖昧になる中で葛藤を抱えながらも、なお芸に身を捧げ続ける姿に、強く心を引きつけられた。 血縁や世襲、時代の潮流といった要素が、喜久雄と俊ぼんの栄枯盛衰を目まぐるしく展開し、文量の多さを感じさせないほど物語に引き込まれた。 特に最後の場面は印象的であった。喜久雄が追い求めていた境地に辿り着いた描写は、人ならざる領域への昇華とも感じられ、理想的な結末として強く心に残った。 これまで日本舞踊にはあまり関心がなかったが、本作を通じて興味が湧き、一度歌舞伎をじっくり観てみたいと思った。
2投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログ映画鑑賞後に読了。 ラストが映画と違うけど、何事も【極める】って事は 原作のラスト に通じるのかも。 読み応えある原作と鑑賞しがいのある作品でした。
2投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会社の同僚たちが次から次へと映画『国宝』を観に行きました。映画を観て小説を読んでも小説を読んでから映画を観ても良いよと言われたのですが、映画を観る前に小説を読みます。 読みながら喜久雄のイメージは横浜流星だと思ったのですが違いましたね(笑)。読んでから映画のキャストを見ました。 語り口調で話が進むのも俯瞰的で良いです。 喜久雄はいい人に恵まれましたね。 いつでも喜久雄の味方になってくれる幼馴染の徳次、愛情深い父の後妻のマツ、喜久雄を目の敵にしているように見えるけど実は…な体育教師の尾崎、そして、喜久雄を引き取って稽古をつけてくれた歌舞伎役者の半二郎。半二郎の息子の俊介も喜久雄をライバルとして受け入れてくれました。 実子の俊介ではなく喜久雄に半二郎を譲った花井白虎(旧半二郎)。それを知って俊介は失踪します。 しかし喜久雄も順風満帆というわけにはいきませんでした。白虎が病死し、元々梨園出身ではない喜久雄には後ろ盾がありません。喜久雄の後ろ盾を引き受けたのは姉川鶴若。彼ではなく別の人だったら喜久雄の役者人生も違うものになっていたかもしれません。なにしろ、それ以降たいした役ももらえず鳴かず飛ばず状態でした。 そんな時、失踪していた俊介が復活します。しかも憧れだった万菊と共に舞台に立つという、喜久雄にとっては嬉しいけれど悔しさもあり…。 上巻最後の「ここから這い上がってやる」にぐっときました。 下巻が楽しみです。
3投稿日: 2026.03.18
powered by ブクログ色々絶賛されていたので購読。 映画は見てないので読み終わったら鑑賞したい。 自分が好きなジャンルではないが、やはり映画化されてるのもあり色々映像が想像できながら読めた。 面白い。
2投稿日: 2026.03.18
powered by ブクログ時間を忘れるほど、想像以上に面白かった。 尾上さんの朗読も素晴らしい。 今更だが、映画を観に行きたい。
2投稿日: 2026.03.17
powered by ブクログ映画が大ヒットしているので読んでみました。台本を読んでいるかのよう。 歌舞伎にはさほど興味はなかったのですが、テンポも良くどんどん読み進めていくことができました。印象に残ったところは 「歌舞伎役者というのは、その家族を含めてのことだと幸子は感じます。舞台に立つのは役者一人ですが、興行会社や劇場、観客やマスコミなど外敵にも味方にもなる相手から家族全員で身を守り、戦い、生き抜いていかねばならないのでございます。」というところ。
7投稿日: 2026.03.15
