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「非モテ」からはじめる男性学
「非モテ」からはじめる男性学
西井開/集英社
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総合評価

31件)
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    男性集団からの排除、からの、排除された者たちによる女性に対する暴力性。男性中心主義、家父長制がまだまだはびこるこの世界は、ほんの一部の人間だけが得をするようにできている。非モテ研のみなさんは、本当は触れたくない自分自身に真正面から向き合おうとしている。同じ報われない境遇の人たちが集まれば、「傷のなめ合い」になりそうなものだけど、その傷を少し距離をおいて眺め、なんでこの傷ができちゃったんだろう、また傷つかないようにするためにはどうしたらいいんだろうと、皆で考えてみる。問題の外在化という手法が、とてもマッチしている。また最終章の「分析する権力」については、目から鱗。特に人文科学系の?研究者がどこまで深く物事を考えるのかということに驚いた。

    0
    投稿日: 2026.02.12
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    静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=u7PDrdYYeIVw4lfwe7EIyA%3D%3D

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    投稿日: 2025.06.21
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    H氏からの推薦本。非モテに関する解像度が飛躍的に上がる。 この本の1番印象深かったのは、非モテをジェンダーの問題として扱わないということ。周縁にいる、緩い排除を受けたひとたちが、その枠組みの中で作られた理想を追い求めさせられているのではという指摘だ。フェミニズムの文脈では出てこない圧倒的な解像感は、西井さんが作っている環境ー非モテ研の人たちの心理的安全性を感じられるーが生み出しているように思うし、常に自分のやり方に批判的な目を向ける姿勢は好感を持った。

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    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    秋葉原の殺人事件のように、自身に向けたルッキズムや非モテ意識をこじらせた男は怖いと漠然と思っていたけど、それは「ヤバい個人」なのではなくて、社会的背景が根深くあって、それを分析して言語化し認識していくことは、加害の弁護ではなく加害の予防のために大事だなと思った。 本当ははっきりとした実体のない「あるべき男性像」に対して、からかいや緩い排除でもって男性社会の中で周縁化された男性たちは、その社会から完全に締め出されないためにいじられ役を引き受けたり、受け流したりしながら微細な傷を蓄積させていく。そんな中で自分を受け入れてくれそうな女性を女神化し、妄想して驀進して受け入れられずに被害者意識を持ったり、擦り込まれている強引な男性性の理想に則って加害に及んだりして、さらに孤立を深めていく。そうした自分のダークサイドやこじらせた自意識を否定せずに聞いてくれ、相対化してくれる「非モテ研」のあり方はとても文化的というか、ロゴスだなと思う。何にせよ、言葉にすることは客観化して認識する第一歩で、暴力の対極に言葉がある。 妄想して相手を神格化してしまうとか、勝手に先回り奉仕してしまうとか、わかりみ深い…と思いつつ、勝手に女神化された女性たちの災難を思うとイラッともする。ケアの役回りを当然のごとく押し付けられてきた近代の女性観がこんなところにも。災難でしかない。

    1
    投稿日: 2024.12.25
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    この本を読んでなにも感じるものがなかった人は、陽キャと言われる人生を歩んできた人だと思う。 非モテを知って、モテるようになりましょう。という安易な着地じゃないのが良いけど、それが逆に内容を難しくしていて、読むのに時間がかかってしまった。 当たり前と言われていることができてない未達の感覚だったり、誰しも意識してから無意識のうちにか、所属内で比較をしあっちゃうものだなあ。 そして、社会から求められる「男らしさ」があり、それが少なからず非モテ男性の奇行に繋がっているのであれば、女性に焦点を当てても同じような本が書けるのかと興味を持った。

    0
    投稿日: 2024.03.14
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    オーディブルで読了。 旧Twitterなどで度々議論になる「非モテ」あるいは弱者男性、チー牛。 彼らは結局モテないから辛いのか? 彼らはどうすれば幸せになるのか、それらに対して彼らとの長い対話を通して深い考察を導いた素晴らしい本だと思う。 安易な解決策やこうすればモテるのような着地ではない所も好感が持てる。 SNSで好き勝手なことを言っている意見を読むくらいなら、この本を断然おすすめする。

    0
    投稿日: 2024.03.03
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    男性社会の闘争に、私も知らず知らずの内に巻き込まれている事が、メタ的に理解できた。そして、その闘争から抜け出す事も時に必要だと感じた。

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    投稿日: 2024.02.20
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    この本に出てくること、自分にもあてはまるなと感じる。「先回り奉仕」なんてその典型例だと思う。女性の理想的な面、やさしさであったり、ケアしてくれる存在という面だけを切り取って、「女神化」してしまうというのもうなづける。どうしてもそいういう妄想に取りつかれてしまうなー。 この本を読みながら、男性の内面を語る語彙の貧困さに思いを巡らす。ここで取り上げられている方々は、とても誠実に自分自身と向き合って言葉を紡いでいる。相手の話を受け止めている。こういった体験がそもそも男性には欠けているのかもしれない。スポーツや政治や経済の話もいいけれど、最近あったなんか悲しかった経験についてただただ話をするということは重要なんじゃないかしら。そういった話ができる男友達がどれだけいるだろうか。特にセクシュアルな話をどこまでできるだろうか。しらふで。なかなか思い浮かぶ顔がなくて、改めて人間関係の貧困さを思い知る。

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    投稿日: 2023.10.08
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    女性から相手にされず、残念な感じの男性。 酷い場合には孤独を拗らせ暴走することもある。 それが非モテ。 基本的に社会的には蔑まれる存在になってしまっているのだが、そんな彼らは何を感じ、何を考え、何がそのような状況に追い込んだのか? という事を社会的構造の中から明らかにしようという試み。 全てのモテない男性がそうではないが、本書で扱うのは特に悲惨な状態に陥りやすい状況の人かなと思うものの、各社会的状況や環境が次の事態を引き起こす事が明瞭に説明されているし、構造的に説明できていると思う。 蔑まれる存在は不可視の存在のようになってしまい、本人はなおの事孤独を深めて苦しむだろう。 そんな当事者に第三者の視点と構造的な説明を与えるのは多少の救いにはなるかもしれない。

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    投稿日: 2023.09.21
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    婚活などをやるようになって、頻繁に聞くようになった言葉です。 やはり意識が変わると入ってくる言葉なども変わりますね。 内容は男性が非モテになる要因を語っています。 この本は決して誰かのせいしてないような書き方でまとめてるのがよかった。 さらに男性が非モテになってしまう悪循環も描かれていて、非常に興味深いです モテない事がそんな大事なのかとおもうかもしれないないが、海外ではモテないことによる事件なども起きてる。日本では秋葉原殺傷事件もそうです。 自己責任の風潮が強い世の中ですが、少しでもこうゆうこと理解する努力が必要でないかと思います。 (もちろんモテるために努力することも必要です) 非モテ男性に対する理解が結局は女性の理解にもつながる部分もあるかと思います。 考えずに自己責任という言葉のせいにせず、男女、年代問わず、双方が歩み寄れるように理解しなくてはと思います。 ぜひ、婚活やっている方や恋愛アドバイザーやってる方などは読んでほしいです。 きっと考え変わると思います。

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    投稿日: 2023.09.20
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    非モテであることから生まれる苦しみや孤独だけではなく、社会的に押し付けられるジェンダーロールや、その結果生まれる有害な男らしさなど、再考するのにとても役立った。 読んでいて思ったのは、結局モテるという淡い幻想を抱きながら、モテない現実のズレでウンウン悩んでることに原因がありそう。 その苦しみは社会的なジェンダーロールや男らしさという規範によって作られたものでもあるので、男らしさやモテという呪いから降りるという選択が、その人自身の幸せや生き辛さを解消してくれるのではないだろうか。 また男性の場合は世界的に多くを語りたがらない生き物らしく、女性と比べて孤立しやすい。 そのため苦しさの原因が、実は非モテに原因があるのではなくて、孤独や孤立だったりもする。 なので本著で出てくるような非モテ男性同士のコミュニティや、趣味のコミュニティなど、どこかに属しているだけで苦しさから解放されるってこともあるはずだ。 自らの加害性、加害に至る可能性と向き合うことで、他者をより尊重出来る。 モテ、非モテに関わらず、自らを見つめ直せる一冊だった。

    0
    投稿日: 2023.08.31
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    モテる為に読むものではなくモテないことを悩まなくすることがテーマだった。 非モテの精神構造がケース別に語られており共感する部分が大きい。女性を女神化して理想化してしまう所と男らしさの履き違え、ストーキングなど共感が多かった。 モテないことにより男社会から周縁化されていくことが課題とされていたが全く別の価値観を持つコミュニティで居場所を見つけるのが得策である。 土俵から降りる勇気を持つと人生は楽になるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.12.04
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    私は女性ですが、述べられていることに、いちいち頷きながら本書を読み進めていきました。 男性も女性も根っこのところでは繋がるものがあるのかもしれません。 とても誠実な筆致で、私も下手なこと書けないな、と思いつつも好著なので、感想を書きたくなりました。(結局、書いてる。) 非モテは本当に非モテに苦しんでいるのか? 嘲笑と憐憫の的になってしまう可能性の高い非モテ。 非モテという言葉の概念やどうしてそうなるの?という疑問、そこから考えていきます。 本書を読んで感じたことは、人間は本当に、本当に周りの環境に思考、思想が左右される生き物なんだな、ということ。 例えば、髪が薄いとか、背が小さいとか、いじり、いじめに使われそうな身体の特徴。 そういえば、何でそれを、欠点と見なすのか、分かります? ほんの少し前、江戸時代にはみんな進んで髪を剃っていたのに? その答えは本書には載ってないけれど。(私の疑問です。) 非モテ研、という非モテの自覚のあるメンバーを募り、自分たちの被害や加害のエピソードから、問題点をあぶり出す。 オープンダイアローグだなと思いました。 女性も大変だけれど、男性も大変なのね。 中心から弾かれた男性の辛さの一端を見た思いがします。

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    投稿日: 2022.11.21
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    こういう内容がもっと語れる社会になるといいなあとつくづく思った。 多くの要素や背景を含み、様々な問題と複雑に結びついた「非モテ」という括りに「非モテ」以外の呼び方が無い現状に苦しさを感じる。 けれど、この問題を考えるには、この問題に関わる当事者から問題提起する研究が絶対に必要だった。そして、筆者と研究グループがここまで取り組み言語化したことに、読後に非常な感銘を受けた。

    0
    投稿日: 2022.10.02
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    いわゆる「非モテ」と言われる人たちのお話。 凄く分かるなぁ〜と唸ってしまうような話もあって、それを研究として行うのはなかなかに面白い。 かく言う私自身も「非モテ」であって、この研究会に参加したいくらいだ。 いわゆる、女性学的なものは多いけれど、こうした男性学的なものは少ない。 これを、学問として学ぶのが凄く面白い。 同様な本をいくつか見つけたので、読んでいるところ。 あれね、僕の場合、現実逃避して、逃げてるだけのような感じがするけれど。

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    投稿日: 2022.09.19
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    大量無差別殺人の犯人たちが自分自身を世の中から捨てられた存在だと認識していることに、社会構造の歪みを感じる人や危機感を持つ人は多いだろう。私もその一人。安倍元総理を殺害した山上容疑者が自分のことを「インセル」だと認識していたという話を聞いて、「インセル」=「非モテ」という概念を知りたくて読んでみた。 第三章の男性集団内の周縁化作用が興味深かった。 たしかに、イジリは、TVでの芸人の世界が一般人にまで蔓延している感じがしてた。それを「男性性をめぐる社会問題」として捉えるものだと作者は言う。 それには、 「できるだけ権力関係や競争性から距離を置いた男性同士の関係性を築き、再評価していくことが、男性たちの周縁化作用と孤立化を防ぎ、ひいては「非モテ」問題に一石を投じることになる」 そして、自分たちの置かれた立場を言語化する力を持つことだと言う。 男性に限らず、抑圧を受けた人々は、自分だけに起こっている現象だと捉えずに、社会問題として外在化すること。そしてそれを言語化することが、自分を救うことになるのだと思う。

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    投稿日: 2022.09.15
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    私は決して非モテではなく、モテてきたし いわゆる中心的人物だった。 のであるが、ドーナツのように虚像に向けて 男が競争、比較する社会構造や 非モテを作り出す社会構造についても学べた。 共感する部分として、 先回りの恩、とかわかるな そこから自己否定や女神化はわからなかったが。 わからなかったというか、そこまでは行かなかった 純粋に女性とのつながりが多く、 女性関係に困ったことはあまりないから。 問題の外在化、は自分が普段していることだった。 でもそれが言語化されていると面白い。 モテや女性を求める、というのは 単に性欲とか生物的なものではなくとても社会的な 構造によるものってよくわかるね。

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    投稿日: 2022.08.08
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    いつの本だろうと思ったら2021年で最近のだった。 パートナーがいないとかデート経験がないことへの批判(もしくは理解できない恐怖からの批判)が未だにあるくらいだから生きづらいだろうなと思う。そもそも恋や性欲は必須のものではないしやらなければ法に触れるわけでもないので非モテというワードがフィーチャーされたりマイナスなものとして捉えられる今の現状を悲しく思う。 モテたいのにモテない話については特に目新しいものはなく想像通りだった。

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    投稿日: 2022.06.15
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    かつて自分が感じていた多くのことをうまく言語化してくれたなって感じです。今はそうでもないですが、反動からかまた違った点で捉われてしまったりするところがあるなと思ったりしてます。

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    投稿日: 2022.06.03
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    真面目に考えすぎ。救いがない。 著者が否定している「女の子紹介してあげようか?」の一言のほうがよっぽど救いがあるように見える。

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    投稿日: 2022.05.28
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    非モテに対してどういうものなのかを当事者目線でまとめる本 当事者たちと話し合ってきちんと考えて分析している感じがある。一方でモテに対しての話がないので境目がわかりにくくなっている。 失敗例はあるけど成功への道筋がなく何もしない存在としてどう生きるかくらいになっている。 同じアプローチで成功している人はたくさんいるのでそことの差分分析が必要ではないか 非モテ①女性からチヤホヤされない、Hできない②好きな人から恋人として愛されない③モテないこといついて悩み続ける 集団的関係、個人的関係、ラベリング、自己意識 自己ラベリング、男性集団でのいじり、男らしさ 非モテゆえの一発逆転、女神化、ポジティブ妄想 共有体験、

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    投稿日: 2022.04.13
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    それぞれが言っていることを 理解できる気もしたし、読んで興味深かったけど そこまで考えが発展してしまうのかと。 周りからみれば、学生時代に 面白そうにしていると見えていた イジリみたいなことも、されている側の本心は めちゃくちゃ傷ついていて、こんなきっかけで 拗らせていくんだと知った。 男性にとっては、モテるモテないが こんなに人生を左右するのかと。 女性は容姿や若さで判断されている事が 圧倒的に多いと感じるけど、 男性は、学歴とか収入といった 後から自分で変えられるもので判断される 割合が多い気もしているのですが。 男女どうこう、モテるモテないより、 最終的には人柄。

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    投稿日: 2022.02.12
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    ここまで何のためにもならないような新書は珍しいような…ただただナナメ読みで済ませた本でしたね(^Д^)ギャハ 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 大学院卒? らしく小難しい言葉を使いながらつらつらと書いていますが、書いている最中に著者も自分が何を書いているのか分からなくなっているのでは? 自分の事を棚に上げて言うようですが、著者がモテないのが非常によく分かる本でした…と言わざるを得ない… さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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    投稿日: 2022.01.01
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    周縁化された「非モテ」男性たちが、女性を「女神化」し、さらには加害に走ってしまう(場合もある)メカニズムがよく理解できた。 私は女性なので、嫌悪感を禁じえない語りもあり、著者はくり返し「加害行為を免罪するものではない」と書いているものの、加害の背景が語られると「いかなる事情があったとて被害は消えないのだ」という憤りが湧いてきてしまう。しかしそれを前面に出していては建設的な議論はできないし、女性学が女性のためにあるように、男性学は男性のためにあるべきなので、その気持ちは脇へ置いておく努力をしながら読み進めた。 「非モテ」男性が被ってきた、「からかい」や「緩い排除」は、学校の中でしばしば見受けられる現象で、彼らも語るとおり、狭い世界を生きているがゆえに、そこにしがみつかざるを得ないということが、状況を深刻にしている。学校以外にも居場所を作ること、習い事や地域のコミュニティに所属したり、インターネットで情報に触れたり、読書をして世界を広げることなども救済になりうることを知り、まずは「世界はここ(学校)だけじゃない」と知ることがすごく大切だと思った。自分が親になったとき、子どもにはなるべく多くの「世界とのつながり」を持たせたいと思う。

    2
    投稿日: 2021.11.08
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    ・MECEだし、アクロバティック三段論法とかないし、論文感があって普通に面白い。 ・「問題の外在化」という考え方はマジでいいなと思った。

    0
    投稿日: 2021.11.04
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    SNSで見かけたことをきっかけに。最近、男性の生きづらさを感じる機会が多かったこともあり、興味深く読みました。 非モテ研での語りをもとにして、男性が「非モテ」に至るプロセスが説明されています。矛盾なく納得できました。 私は女性ですが、これまで男性が虚勢を張っている姿をみて(強く見せたり、大げさに言ったり等)、男性の“悲哀”を大いに感じてきました。一方、女性にはそういうタイプの人は少ないように感じています。その“悲哀”の正体が少し分かったような気がしました。 そして、今まで意識していませんでしたが、私自身にもそのような側面があることに気付きました。 ざっくりまとめると「ジェンダーの問題は、社会的につくられてきた『男性像・女性像』に起因している」といったところかと。 性別とわず、生きづらさを感じずに生きていける社会がいいですね。 疑問点は、コミュニティの中心人物と周縁化されてしまう人物のあいだにはどのような差があるのか。どうすれば周縁化されないのか。 また、どうすれば「非モテ」から脱却できるのかといった対応策をより充実させていけたらよいと思います。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    小田急線の事件をきっかけにこの本を買ったのだけれど、ようやく読み終わりました。 男性学の実践的な取り組みを知られてよかったものの、社会学系の本はじゃあこうしよう!みたいな端的な解決策が提示されているわけじゃなく、新たな疑問や視座がひたすらに広がっていくばかりなのでしんどくなったりもする。 でもフェミニズムを知って強くなれるひとがいるのと同様、男性学を知って〈(正しく)弱くなれる〉ひともいるだろうし、そうであればいいなと思う。そしてお互いがんばろうね、の気持ち そんなわけで今度はこの本で「からかい」の邪悪性を知ったので、そもそもなぜからかい的コミュニケーションが生まれるのかが知りたくなってまた別の本を探している こうやって積読ばかりが増えていくのであった

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    投稿日: 2021.09.19
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    二村ヒトシも述べている様に、異性を求める(執着する)その根底にあるものは、異性からの承認に基づく自己受容の欲求である。本書では女神化として記載されていたが、そこに至るまでの過程を研究し、深く掘り下げたという点で非常に興味深く面白く読めた。

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    投稿日: 2021.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終章での筆者の誠実性に惹かれた。 研究者であり当事者である自身の権力性に関する自覚とそれを乗り越えるための当事者達との話し合い。 分析するという行為自体が持っている権力性の問題について、特にこの男性学というテーマでは、どういう立場で語っているのかという問題が一層際立つ。 「非モテ」という言葉(スーツケースワードと本書で書かれる)を特に定義せずに使う事で当事者の語りや話の広がりを生み出しているため、呼び水のようなものであり、テーマとは少し違うかもしれない。 人間の関係性から成り立つ社会を研究するという事は研究者自身も含まれる社会の中で、本人の状況を棚上げにして問題点を指摘するという構図が生まれうる。 それでもその分析や問題意識自体の価値が無くなるとは思わないが、その分析が意図しない様々な使われ方を呼び込む時に、その権力性に対する慎重さが重要なのだと思わされた。 思わず、終章について感想を書いてしまったが、全体を通して切実な当事者の言葉と大したことのない問題として片付けられるかたちで表面上浮かび上がる「非モテ」という悩み、その内と外のコントラストが浮かび上がってくる。 悩みというのは人に認められる重さを持たなければ、それは悩みとして存在すら許されないのではないかと、周りの評価を先回りして、それをなかった事にしてしまう感覚。 そういう感覚を持ちがちな自分にとって、この非モテにまつわる構造とそこから派生する当事者の語りはとても身近なものに感じた。

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    投稿日: 2021.09.08
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    男性学とあるが女性の「こじらせ」にも同様の構造があるように思う!!(ジェンダー規範・体型・見た目への囚われ・恋愛の風潮に対しての捉え方等)女性である私も若い時の自分を振り返ると当てはまることが多々あった。いやまだちょっとはあるかな…?一生あるかもな?女性もこういう「弱さ」「痛み」についての語り合いの場を持つことが必要なのではないか。

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    投稿日: 2021.08.15
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    まあ正直に語りあってみよう、みたいなのはよい方向だと思うんだけど、本当に正直になるのはむずかしいよな、みたいなのは思う。

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    投稿日: 2021.07.23