デッドプール第4シリーズの続刊。記憶を半端に取り戻してしまったデッドプールの暴走と、改心したセイバートゥースのドタバタ劇、といった風合い。 第3シリーズの中でも陰鬱だった要素の続編であるため、苛烈になるのは予想できていたが、その割にはあと一歩踏み込みが足りないかな、という落としどころと感じて残念。最後のデッドプールの判断は感動的だが、続き物としてこの展開がどう生きてくるのかは見えてこないので、そのありようによっては評価が変わるかも。 2099展開の方はなかなか盛り上がっていてよい。