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万葉百歌 こころの旅
万葉百歌 こころの旅
松本章男/集英社
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    毎日新聞夕刊連載小説 『恋ふらむ鳥は』 作 澤田瞳子を楽しみに読んでいるが、本作に 出会い併読することにした。 和歌など、今までじっくり鑑賞したことはなかったが『上代語』でわかりにくいところもあたが、著者の解説や引用和歌を上手く取り入れて解説してくれているのは嬉しい。著者は何しろ楽しんでいる。  かつて転勤先で訪れた奈良にもう一度行きたくなった。 …万葉期の日本は、国としていまだ揺籃の段階にあった。(中略)歌を詠むとは生活そのものを自覚する行為にほかならなかったのであり、あらゆる作に 純朴で逞しい気概にあるれている。 新聞小説は、額田大を主人公に当時の大和朝廷… 血族関係の強い支配一族との人間関係や朝鮮半島との緊迫する政治的関係を描いた作品で、丹念な時代考証に基づいた描写は秀逸。額田大の万葉歌も上手く物語の中で引用されており、この時代の小説としては興味深く楽しませてくれている。 (2021/1/6 第190回 村田涼平氏の画もまた風情がある)

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    投稿日: 2021.01.06