Reader Store
人間の土地へ
人間の土地へ
小松由佳/集英社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

31件)
4.3
11
12
4
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても登頂の難しいK2から帰還したあと、ヒマラヤのシスパーレ登頂を中断してから、作者は写真家として人々の生活を撮るようになった。シリアのオアシス、パルミラには度々足を運び、未来の夫となるラドワンと知りあう。 アブドゥルラティーフ一家は父と母と16人の子供たちとその子供たちによって構成され、家を建て増し、隣にも家を作って、日々ラクダを放牧したり、乳を絞ったり、料理し洗濯し掃除し、さまざまな日常の会話や噂話などをして平和に過ごしている。しかしそこに内戦が起こる。 シリアはオスマン帝国から第一次大戦後にフランス領になった。一応独立したものの、クーデターや軍事政権などの時代を経て、ろくな民主主義を身につけないまま、内戦になってしまったので、目指す民主主義のあり方がみつからないのだ。反政府軍にISも加わり、虐殺まで至る所で行われている。人々は難民となり、トルコや隣国のヨルダンなどに逃げまどっている。

    8
    投稿日: 2026.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本とシリアの文化の違いの大きさを知り、日本に生まれてよかったと思った。人は生まれて家族の温かさを知り、生まれ育った土地自然の豊かさは身体に染み付いていて、故郷が崩壊してしまっても、かつての故郷を求めるんだなと思った。 この本を読むまでイスラム文化に対して距離を感じていたけど、テロとは離れた場所にいる純粋な宗教心をもった温かい人もいることを知った。 k2から命懸けで下山する場面やシリアで無一文になったりハラハラする場面がとても印象的で、著者のバイタリティがやっぱりすごいと思った。

    3
    投稿日: 2026.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    国際政治におけるひとつの知識として観察対象的に勉強していたシリア情勢。小松さんの体験と出会った人々の細やかな描写によって、知識が一気に顔と名前を持ち、現実的なものとして自分の中に再度入ってきた。K2の話も、激動のシリア情勢の話も、私たちが生きる日本の生活とは離れすぎていて、想像力が鍛えられた。シリア情勢は日々動いているので、今後の小松さんの発信内容や写真を注目し続けたい。

    0
    投稿日: 2026.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     冒頭のヒマラヤ登山の手記がとてもインパクトが強かった。以後も登山活動を中心としたドキュメントになるのだと思ったらそうじゃなかった。  内戦によって住む場所を破壊され、命の危険にさらされながらさまようシリアの人たち。求めるものはモノでもお金でもない家族とのただただ平和な生活。   独裁体制を固持し、民衆を顧みないアサド政権。そこに宗教観の違いや隣接する国の利権、利得に翻弄され続ける国に未来はあるのか。  2025年、アサド政権が崩壊し、状況は一気に変わりつつある。  ただ、このドキュメントはその5年前に書かれているので、重く先の見えない状況下で人々の求めているものは何か。人生で、生きる上で本当に大事なことは何かを問い続けて終わっている。  実はその答えはこの本の中ほどで著者が述べている。それは「人間は、最低限の生活が保障され、安全を手にしても、それだけでは生きるために十分でないのだ。大勢のシリア人が、いったん国を離れながら危険を顧みず、シリアへ帰るのは、そこが住み慣れた土地だからというだけでなく、人生を自ら選択する自由があるからではないだろうか。…日々の選択によって自分の生があるという実感。それこそが、“人間の命の意義”なのではないだろうか」  汚職と賄賂にまみれてそれを受け入れていかないと警察もあらゆる役人、軍人も動こうとしないし、窃盗を働き、その犯人が逮捕されても盗まれたものは返ってこないばかりか、警官がその盗品を金に変えて自分のものにするという理不尽さ。それがシリアという国柄なのだ。    淀みない整然とした文章でずんずん読める。アサド政権が崩壊した後のこの人のドキュメントがあればぜひ読んでみたい。  

    3
    投稿日: 2025.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よかったです。私にあっていました。 日本とイスラムどちらも譲らないところが良かったです。 日本は郷に入れば郷に従え。イスラムは宗教を守りたい。ここはお互いに譲らないし、絶対に変えることはできない。ここを歩みよることが大切。 どんなことにでも当てはまると思う。新しい視点を得ることができる本です

    0
    投稿日: 2024.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登山とは、登頂の可否以上に、目標に向かって精一杯努力し、進むというかていにこそ本質があり、誰とどのように、何のためにその山を目指すのかが肝心だ チャンスには2種類がある。自ら生み出すことができるチャンスと、偶然の巡り合わせによって与えられるチャンスと。後者は、機を逃したら2度と巡ってはこない 遭難事故はたったひとつの要因だけでは起こらない”。大きな遭難事故の前には、大体において予兆のような小さな不協和音がある。そうしたささいな要因がいくつか重なり、状況がもはや後戻りを許さなくなった結果、致命的な事故へとつながる。 K2に登頂し、帰還したことは、ただ単に私たちが幸運だっただけなのだ。この山を登るために必死に努力もし、経験も積んできた。だがそうした努力や情熱以上に、この世界には運、不運とも言える大きな自然の流れがあり、私たちはその流れに生き死にを左右される不安定な存在にすぎない

    0
    投稿日: 2024.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    K2を日本人女性として初登頂した著者による半生の物語。 主にシリアでの取材体験から始まり、その後に勃発するシリア内戦で苦しむ家族とのやりとりや難民の生活の記述が進んでいく。 著者の感性や文章力は素晴らしく、とても頭が良く行動力のある方なのだとわかる。 国際結婚で深まる文化の違い、それをいかにして乗り越えるか、経済的には恵まれていなくとも精神的には豊かに暮らしていたシリア内戦前のアブドュルラティーフ家族、内戦で多くのものを失っても強く生きようとするシリア難民、日本は相対的に経済的には恵まれているが本当に日本人は豊かなのか、多くのことを考えさせられた。 自分の知らない暖かな生活が簡単に破壊されるのだということ、文化の違いをいかに尊重するか、何が本当に幸せにつながるのか、新たな視点や価値観を学ぶことのできる良書だった。

    2
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    郷に入れば郷に従えも日本人の価値観に過ぎない。アラブ社会ではどこにいても自分たちの価値観に従い生きることが普通。

    0
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小松由佳(1982年~)氏は、秋田市生まれ、高校時代に競技登山に打ち込み、国体やインターハイに出場。東海大学山岳部では海外遠征も行い、卒業後の2006年に同大学山岳部による世界第2の高峰K2登山隊に参加し、登頂に成功する(女性としては、日本で初、世界で8人目)。植村直己冒険賞受賞。秋田県県民栄誉章受章。その後、アジア各地の人々の日常を撮影するフォトグラファーに転身し、取材地のシリアで知り合った男性と結婚。 本書は、2008年に、シリアのパルミラの近くの沙漠でアラブ人の青年(ラドワン)と出会ってから、シリア内戦に翻弄されながらも、2012年にラドワンと結婚し、日本で2児の母となって生活する現在(2020年)までを綴ったノンフィクションである。(冒頭10数ページにK2登頂についての記述があるが、あくまでも導入である) 私は、普段ノンフィクションを好んで読み、本書についても、出版当初に書店の平台で目にしていたものの、帯に書かれている「K2登頂、シリア内戦、沙漠の逃避行。生きて還ることが、奇跡だった。」というコメントに、何となくテーマがぼやけた印象を受けて、購入しなかったのだが、今般改めて手に取る機会があり、ページをめくり始めたところ、一気に読み終えてしまった。 上述の通り、冒頭にK2登頂のときの話が僅かに出てくるが、これは、「小松由佳=日本人女性初のK2登頂者」というイントロが必要という配慮だと思われ、本書の読みどころは、著者がシリアに定期的に通うようになってからの、ラドワン、ラドワンの家族であるアブデュルラティーフ一家の人々、ラドワンの友人達との濃密なやり取りと、その中に見えるシリア人(アラブ人ムスリム)の信条・文化・生活、そして、そのシリア人の日常を根本から崩壊させたシリア内戦に関する、詳細な記述である。 私はノンフィクションの中でも、特に国際的な紛争や内戦に関心があるため、それらを取材した、長倉洋海、山本美香、佐藤和孝、高橋真樹、橋本昇、安田純平、藤原亮司、川畑嘉文等、多数の(フォト)ジャーナリストの著書を読んできたが、当事者たちの状況を、内側から、かつ、ここまで多面的に描いたものは稀で、大変興味深く読むことができた。 そして、最も印象に残ったのは、内戦前には、ラドワンと共に沙漠でラクダを放牧し、甘いお茶を飲みながら談笑していた仲間達が、ひょんなきっかけと成り行きで、内戦勃発後は異なる立場・境遇に置かれるという、残酷な現実であった。 戦争は、人間の行為の中で最も愚かなものであることは間違いない。しかし、現実には容易に無くならないものでもある。(私は理想主義者なので、人間は戦争をなくすことができると信じているが。。。) そうした世界で、我々は何を拠り所にして生きればいいのか。。。それはおそらく、著者が最後に語っていることなのだろう。「人間がただ淡々とそこに生きている。その姿こそが尊い。・・・私は歩き続ける。・・・まだ見ぬ、人間の土地へ。」 厳しい現実の中に自ら身を置き、それを率直に描きつつ、未来への希望も感じさせてくれる好著である。 (2024年3月了)

    4
    投稿日: 2024.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリアの内戦は2011年に始まり現在も続き、泥沼化している。 反政府勢力の戦死・犠牲者数は50万人、難民は400万人以上、国内避難民は760万人とも言われている。アサド大統領の政府勢力はロシアの支援を受けている。反政府勢力は、現在では欧米諸国に支持されていたが、一時はISやクルド人勢力が内戦に参加し、何がどのように戦っているのかも不明確な状態が続いていた時期もあったようである。また、最近ではサウジアラビアを含むアラブ連盟が12年ぶりにシリアの復帰を容認する等、外部の者にはにわかに何がどうなっているのかが分かりにくい状態が続いていると言える。いずれにせよ、シリア国民にとっては大災厄ということである。 筆者の小松由佳さんは、2008年夏に長い旅に出る。そしてその旅の途中で、内戦前のシリアに滞在、そこでアブドュルラティーフ一家と仲良くなる。また、その家族の一員であった、ラドワンという、シリア人男性と惹かれ合う。 本書は、内戦前後のアブドュルラティーフ家の姿を描くことにより、シリア内戦の実際を描くという軸と、小松さんとラドワンの男女、そして夫婦の物語を描くという軸の2つの軸で描かれている。 内戦の悲惨さや、それに翻弄されるアブドュルラティーフ家の姿も何とも言えず悲しいが、物語全体を通じて、ラドワンと人生を共にしようとする小松さんの強さに感銘を覚える。

    9
    投稿日: 2023.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人間の土地へ #小松由佳 #集英社 #読了 シリアで起きていることが想像できた。内戦の中に生きる人々。人間は強いし弱い。兵士でさえさまざまな思い、境遇があるのだと思った。「祈りと感謝を持って生きる」が印象に残ったのは今の自分に足りていないからだろう。素晴らしい本でした。もっと学びたい。

    0
    投稿日: 2023.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『ラドワンはシリアで何を見たのだろう。その後、幾度となく尋ねたが、彼は決して語ろうとしない。記憶を封印し、消し去ろうとさえしているようだった。・・・確かなのは、そこで彼が、耐えがたい絶望を経験したことだ。  ・・・・・ 「結局、政府軍も反体制派も同じだった」』  NHKで著者である小松由佳さんのインタビュー番組を拝見して、彼女に魅了され、『人間の土地』を是非とも読みたいと想う。しかし、テレビの" 戦争・難民 " などのニュースもあり、心が重く、しばらく頁を開くことができなかった。 だが今は、様々な想いを味わい、涙しながらも読み進めて、本当に良かったと想う。 わたし自身を大きく揺さぶる。自分自身を顧みる。 『人はなぜ、何のために生きるの』 『 " 人間の命の意義 " 』 『相手を理解できないということを理解することの大切さを学んだ。』 『シリアでは、家族や友人とのゆとりの時間(ラーハ)こそが人生の価値でもあった。だが日本では、ゆとりではなく、夢の実現や人間的成長に価値が置かれている。』 『自分の文化にのっとって相手を判断しよえとするから、相手の本質を見誤ってしまうのだ。』 『土地から与えられる人間のルーツというものは、もっと根深いものではないだろうか。私はことあるごとに、ラドワンが" 砂漠の人 " だと捉えることで、悶々とした思いを払拭するに至った。民族的背景の違いを、相手の尊厳として認めることで、私たち夫婦は共存しようとしている。』 『私に " 命が存在することの無条件の価値 " を気づかせてくれた。 人間がただ淡々とそこに生きている。その姿こそが尊い。』 彼女の心からの結びの言葉が続く。 淡々と綴られる言葉の重みを、涙とともに感じる。 読み終えた今も、頬をつたう。胸が震えた。

    1
    投稿日: 2022.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世界第2位の高峰K2(標高8,611メートル)に日本人女性として初登頂、その後写真家となり、シリア人と結婚した小松さん。 夫やその家族との出会い、シリアでの暮らしやアラブ文化、価値観・習慣の違いなど描かれてている。もっとシリアやアラブの事を知りたくなった。 「当たり前の日常にこそ人の暮らしの本質があると気付かされた。」の言葉が特に印象に残った。 ★余談ですが、この本が好きな人は「娘は戦場で生まれた」シリア内戦の最中、カメラを回し続けたシリア人女性のドキュメンタリー映画もご覧に下さい!

    0
    投稿日: 2022.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いま、シリアのところを読んでいるところ。 理不尽に怒ることはできるけれど、それでは何も解決しない。 そこで暮らしている人たちがいて、それぞれにしぶとく生きている。

    1
    投稿日: 2022.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    砂漠といえば、同じ景色が果てしなく続き、どちらかというと「死」のイメージが強かったけど、砂漠と共にある人々の営みや、砂漠が場所によって砂の特性などが違うことを知り感動した。 その豊かな日常が、悪化する圧政、ISの台頭に寄ってどんどん壊されていく様子は、生々しく恐ろしい。 すみ慣れた土地、築いてきた生活を奪われ、コミュニティを壊され、人々はその地を追われ、いつ終わるかわからない移民生活を強いられることとなった。 肉体的な負担はもちろん、精神的なダメージは想像するだけでも耐えがたい。 故郷を思う気持ち強ければ強いほど、その傷も深く、喪失感は計り知れないだろう。そういった点で、原発事故で家族ばらばらになったり、仕事を失ったり、生活、土地、故郷を奪われた福島の人たちと重なった。 シリアの人たちも今なお国を追われ、新たな生活の地を求めている。 これを他人事していてはいけない。日本に住む私たちができること、すべきことを考えなければ。この世界のアンバランスさを平行にするために。

    1
    投稿日: 2021.11.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    10年ほど前のことですが 「アフリカ」方面をお得意とする 旅行会社に勤める友達と語ることがあった ー いゃあ 最近の「一人旅」は 断然 女性ですね 荷物一つを背負って 世界の辺境へ旅に出て 面白かったぁ と 話してくれるのは 今や女性、しかも20代の若い人 いゃあ いま 世界を股にかけているのは 女性です という言葉を 思い起こしました 小松由香さんが そうであったかどうかは わかりません でも その実行力、思考力、能動性 そして卓越した問題解決能力 には脱帽です 小松由香さんのような方を ほんとうの国際人と 言うのでしょう 気持ちがいつも 外に開かれている人は やはり 素晴らしい

    2
    投稿日: 2021.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    K2登頂から、シリアの砂漠地帯で生活を営むベドウィンの生活の様子、それから起きたシリア内戦の様子やまたその渦中の人々、そしてベドウィンの旦那さんとの結婚までの筆者のストーリーと彼女が経験したことがつづられていた。 この本を読んで筆者の小松由佳さんは本当にタフな人だなあと思った。自ら危険と隣り合わせの環境(K2登山やシリア内戦下での取材)に入っていけることがすごいと思った。なかなか普通の人が経験できないこと本を通して知ることができてよかったと思う。特にシリア内戦の悲惨さ、またそれに翻弄される人々の悲しみや絶望の気持ちをより自分と近くに感じることができたと思う。 やはりこのような戦争の状況をなるべく自分と近く感じて、戦争を起こしてしまわないように、日々学び、人間性を磨いていかなくてはと思った。 私は普段イスラム教徒の人と関わることが多く、由佳さんが書かれていたことと似たような場面に遭遇したことがあった。例えば、自分の宗教観を明確に相手に語ることや伝えることができないことや、イスラムの正しさを主張し、ほかの宗教を否定する人の主張を聞いて、もやもやすることがあった。 海外の人と接すると、宗教観について考えさせられることは避けて通れないことだと思う。またそのトピックを海外の人と共有する場面も出てくると思う。その時に自分の宗教観やアイデンティティを相手に伝えられる人てありたい。それでいてこそ海外の人と対等な立場で話し合えると思うし、常に自分の軸を持って様々な場面に対応していくことができると思う。由佳さんがイスラムに対して彼女自身が持っていた違和感や疑問を率直にベドウィンのお父さんに打ち明けていた場面があった。彼女のように、自分の相手に関するもやもやした思いも怖がらず、伝えることも大切だと持った(相手を傷づけることはよくないが)。こうやってお互いに聞きあって話し合っていってより相手のことを理解していこうと努めていこうと思った。 パルミラのベドウィンの家族みたいに、自分たちの生活の営み方や生き方に誇りを持ち、満ちた心をもっていることは本当に素敵なことだと思った。 私も、今いるところに感謝し、その時にできることをやって、その生活の中から、自分が満たされることを探していくのも幸せになれるかなと持った。どんな時でも幸せを見つけられる人になれたらそれは素敵だなぁ。 人間の「自由」は本当に重要なものなんだ改めて考えさせられた。ラドワンが難民キャンプで最低限の生活と、安全を手に入れても、そこを離れ、またシリアへ向かい、そこで戦争で貢献する選択を自らするように、自分で考え自ら選択し、決定する自由と権利があることは尊いことだ。

    2
    投稿日: 2021.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    K2登山からどうシリアに縁ができたのか、シリア難民の方とご結婚され、日本で暮らしている方と紹介され、手にした本。

    1
    投稿日: 2021.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【本書のまとめ】 1 K2踏破 日本人女性初のK2登頂を果たした筆者。 しかし、彼女は次第に登山に集中することができなくなっていた。 その発端は、それまでのヒマラヤ登山で、荷運びを頼んだポーターたちと共に歩き、食事をしながら、その営みに触れたことであった。彼らの表情の豊かさや目の輝きを忘れられず、人間の幸福について考えを深めていく。風土と共に生きる人々の確固たる姿に強く惹かれていったのだ。 「私はふと、ある思いにかられた。K2に登頂し、帰還したことは、ただ単に私達が幸運だっただけなのだという思いだ。この山を登るために必死に努力もし、経験も積んできた。だがそうした努力や情熱以上に、この世界には運、不運とも言える大きな自然の流れがあり、私たちはその流れに生き死にを左右される不安定な存在にすぎない」。 2 沙漠との出会い 2008年夏、筆者は半年に及ぶ長い旅に出る。その旅の途上で出会ったのがシリアであり、沙漠だった。 沙漠で出会ったのがアブドュルラティーフ一家。ラクダの放牧で生計を立てる、総勢60人ほどの大家族だ。 アラビア語に「ラーハ」という言葉がある。「ラーハ」とはゆとり、休息と言う意味で、家族や友人と過ごす穏やかな団欒の時間をいう。一家も例に洩れず、「ラーハ」という価値観を大事にし、ゆったりとした時間の中に日常生活の価値を見出す。彼らは敬虔なイスラム教徒であり、1日5回欠かさず礼拝をしながら、家族や友人と穏やかな毎日を過ごしている。 私はその一家において、沙漠やオアシスで働く男の世界、そして大切な秘密のように家庭の内側に隠れて暮らす女の世界の両方を見せてもらった。 男たちと違い、女たちは一日のほとんどを家の中で過ごす。朝から夜までを家事をし、子どもの世話をし、いつ帰って来るかわからない男たちのために料理の支度をしながら、合間あいまにおしゃべりや昼寝をして楽しんでいる。 彼女らは現状に満足していた。男たちが自分たちのために汗を流して働いていることに感謝し、屋内で落ち着いた時間を過ごせることに幸せを感じている。ともすれば欧米的な男女平等論によって、イスラムの女性の権利は常に話題になる。しかし当の本人達は自身の身の上が「束縛」という言葉で語られることを奇妙に思っており、不満さえ感じていた。 筆者はやがて、一家の十二男であるラドワンと惹かれ合う。しかしその恋はイスラム文化が色濃いパルミアにおいてはタブーであった。パルミラでは互いに恋焦がれていても、未婚の男女が近づくことはない。そして何よりラドワンの人生が彼の家族の人生そのものである。 アラブの伝統的な社会では、家族の幸せのために個人の幸せがあるとされる。婚姻も個人の幸せを追求するより家族の存続が目的という意識が強く、親同士が結婚を決め、男性は年下の女性を娶るのが普通であった。二人の背景はあまりにも異なっていたのだ。 しかしその恋は叶わなかった。2011年1月、ラドワンは徴兵され、2ヶ月後の2011年3月にシリアで民主化運動が発生した。やがてシリア各地で起きた武力衝突は止まることを知らず、内戦に発展していく。 3 代わってしまったシリア 民主化運動の発生から1年。2012年3月にシリアに降り立った筆者だったが、状況は一変していた。いつものように一家に電話をかけたところ、「すまないが今年は家に来ないでくれ。外国人との接触は危険だ。家族の安全のためだ」と告げられる。民主化運動の取り締まりが強化された今、外国人と市民との接触はスパイ行為を疑われる可能性があったのだ。 ダマスカスでは、みんな何かが起きているのを知りながら、あえて何も知らないふりをしている。秘密警察が監視の目を光らせているため、満足に世間話もできない。特に政情については何も口にしてはいけない雰囲気が蔓延していた。 このとき、筆者にある思いがよぎる。「私にできることは、内戦へと突入していくシリアを目撃し、そこでの人々の暮らしを記録すること。そして、戦闘の最前線にではなく、市民の日常の中に内戦の影を見出すこと」であると。 反政府勢力が勢いを強めていく中で、筆者は権力の恩恵を受けている、つまり体制派であるマーヘルの父親に会う。父親に会った筆者は内心拍子抜けしてしまった。これまで目にしてきた一般家庭と変わらなかったからだ。 人々の立場は一朝一夕になるものではなく、数十年という長い時間の蓄積によるものだ。結果的にマーヘルの家族は体制派とされたが、彼らがそう望んだというより、秘密警察という職務についていたことで、周囲の交友関係も体制側になったのだ。 体制派か反体制派か。シリアでは政治的立場という目に見えない線によって、人々が分断されようとしていた。しかしその区分は極めて曖昧でもあった。 4 脱走から難民へ 2012年9月、ラドワンから電話が入る。軍を脱走し、難民としてヨルダンに逃れたという報告だった。きっかけは、民主化運動を行う市民に対して政府軍として銃を向けなければならない葛藤であった。 しかしその後、ラドワンは再びシリアに戻ることを決意する。今度は政府軍ではなく、アサド政権に敵対する自由シリア軍に入り、政権と戦うことを決意したのだ。 ラドワンが何故戻ったのか。それは、そこが住み慣れなれた土地だからというだけでなく、人生を自ら選択する自由があるからではないだろうか。ヨルダンに亡命して難民となってしまうと、一日の大半を難民キャンプで過ごすことになる。職も無く、支援物資も乏しいキャンプの中では、いかに命が安全といえども、「生きて暮らす」には程遠い。ラドワンにとっては、たとえシリアが戦地であっても、真に自分の生を生きられる土地だったのだ。それこそが「人間の命の意義」なのである。 ただしこの話には続きがある。ラドワンは再びヨルダンに脱走したのだ。その真相はわからないままだが、おそらく政府軍も反体制派に入っても、殺戮の本質が変わらないと知ったからだろう。 2013年5月、ラドワンと再開した筆者は、国際結婚の手続きを進めた。イスラム教に改宗し、結婚式を行った。 ヨルダンでは、増え続けるシリア難民によって仕事が飽和状態。ラドワンの仕事も見つからず、筆者が職を得るのも難しそうだった。そこで同年11月、ラドワンは日本に渡る。日本で暮らすことを決めたのだ。 「故郷を離れたら、どこに行っても生きるのに苦労するだろう。だが、生きる努力を続けることだ」。ガーセムはラドワンに語った。土地を離れても、人間は生きてさえいれば、また必ず出会えるということを。 5 人間の土地 2015年10月、パルミラがISに占拠されてちょうど半年が経った。ISは日に日に暴力的になり、人々を恐怖で支配していく。街の象徴だった世界遺産パルミラ遺跡も偶像崇拝を理由に爆破された。 アブドュルラティーフ一家は、避難先の村アラクから空爆を見ており、もうあの街に戻れないのだと知ると、ISの事実上の首都であるラッカヘの避難を決めた。他国からの空爆が少ないため、普通の都市より比較的安全だと考えたからだ。 ところが、一家がラッカに移住してからまもなく、プーチン政権がシリアへ軍事介入し、大規模な空爆が始まる。ロシア空軍はあくまで「ISの資金源を断つため」に軍事施設などを空爆したと発表したが、ISが市民を自らの盾にしたため、結果的に多くの市民が犠牲になった。 もはや、シリアに安全な場所などなかった。 一家の兄弟たちは、オスマニエの郊外に土地を借り、牛や羊を飼い始めていた。すでに家を立てる土地も決めているそうだ。土地は違えど、かつてのパルミラでの生き方と同じように生きる。帰れなくなったシリアを前に、新しい環境で家族を続けることを決意していた。 シリア人が「故郷」と呼んでいるのは、土地そのものよりも、むしろ土地に生きる人の連なりだ。つまり、シリア人にとっての故郷とは人なのだ。 シリア人は内戦によって多くを失ったが、その最たるものは豊かな感情だとラドワンは語る。内戦前、シリア人は喜怒哀楽の表現に長け、素朴で楽観的で、孤独や不安を感じることも少なかった。だが人々は、内戦で恐怖や絶望、悲しみを繰り返し経験した。結果、常に不安と孤独に襲われ、かつての感情の豊かさを失ってしまった。 今では親しかった仲間の死を聞いても、かつてのように涙を流すこともない。死や暴力、迫害や差別、裏切り、人間の表と裏、矛盾。シリア人はこの10年であらゆる負の側面を経験した。だから、それらを受け流すことを学ばなければ、現実の厳しさと狂気に耐えられなかったのだ。 2016年4月、筆者とラドワンは小さな光を得た。二人の間に子どもが生まれたのだ。彼らはその子に、アラビア語で「夜の光」を意味するサーメルという名をつけた。

    15
    投稿日: 2021.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すばらしい本だった。 おそらく泣き喚きたくなったであろうことも含め、感情的になりすぎず、ただそこに居合わせた観察者としてまっすぐにシリアを綴っている。作者が何かを分析したり価値づけたりすることがなく、自分の存在の小ささを知る者の謙虚さがにじみ出ている気がした。一方で、その小さな人間一人ひとりが悠久から脈々と受け継いできた大きなものの存在についても語られる。 シリアの砂漠を愛する人たちの姿が目に浮かび、会ったこともない人たちを愛おしく思った。またISISが地元の人たちにとってどんな存在であったかなど、よく伝わってきた。そして、動乱が内戦ではなく革命と呼ばれることなどを、今ミャンマーで同じ言葉を耳にする者として、衝撃をもって読んだ。

    2
    投稿日: 2021.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2021年8月2日読了。 日本人初、世界で7人目?にK2に登頂した登山家。 K2登頂後、漠然と目標を失い訪れたシリアである家族に出会う。 毎年、その家族を訪れ交流を深め、ムスリムとシリアへの理解を深め、ある男性と恋に落ちる。 しかし、シリアは内戦に巻き込まれ家族も内戦の影響を受ける。 ノンフィクション、シリアという国、ムスリムの考え方、アラブ人の気質が理解できる作。

    1
    投稿日: 2021.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    手島という香川の島に著者の小松さんがいらして写真を撮っていかれたようです。 台風だったこともあり、手島でおいてある本書を読みきりました。 K2登頂はプロローグのようなもので、シリアで知り合った現夫とシリアの内戦に翻弄される人生についての記述が大部分を占めます。 内戦による生活の変化。文化や宗教、考えの違いからの精神的な壁の困難。それらについて率直な意見が素直に綴れている本です。 シリアの現状について知らないこともたくさんありました。他者の考えに触れることができ、考えるきっかけにもなりました。読んでよかったなと思う本でした。 タイトルはサン・テグジュペリの『人間の土地』のオマージュです。そちらも面白いです。

    1
    投稿日: 2021.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あっちからの善意とこっちからの善意。 文化が違えばそれは悪意に変わるんだと痛感する。文化の違いやしきたりの違いで…。 よく知りもしないでメディアの言うことを鵜呑みにして…。 最悪の場合には、 真実の裏付けもない噂話や、見た目だけで判断して…。 なんだか、人類とは本当に小心者で臆病な生き物だと思い知らされる。 作中で語られる事実には、悲しいことも嬉しいことも、全てがありのまま書かれている。 筆者の小松由香さんの壮絶な経験と感受性豊かな心がおもいっきり伝わる本です。

    1
    投稿日: 2021.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    TRANSIT VOICE~旅するポッドキャストの#7 を聞いて、小松さんの人生の話に魅了されて購入しました。 全体を通して思ったのは、小松由佳さんの生命力の強さ。ポッドキャストを聞いていても思ったけれど、文章を介して、より彼女のパワーが伝わってくる。 _____ わたしには同じに思えても、生命に溢れ四季もある砂漠の美しさや、ラクダとの戯れ。お茶や食事をゆっくり時間をかけて囲み、家族や友達とゆっくり休息をとること、「ラーハ」の時間を多くもつ人生を幸福だと捉える、人々の暮らしの様子が鮮やかに描かれていた。 前半の彼らの暮らしが鮮やかだった分、シリア内戦勃発後が余計に辛い。「難民」とひとつに括られる存在だけれども、彼らにも、それまでの人生で紡いできた文化や価値観があるから、新しい土地に適応するのは本当に大変だと思うし、そもそも、難民キャンプでこの先の希望が見えずに自国に戻っていく人も沢山いることを初めて知ったのだけど、その選択をする人々の気持ちは分かるかもしれない。 あと、シリアの市民が、どういう動機でISに参加するのか昔は、不思議に思っていたけれど、そこも描かれていた。 _____ また時間を空けて読みたい。

    1
    投稿日: 2021.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    p242 それぞれの視点、価値観があることがわかる。自分の文化にとって相手を判断しようとするから、相手の本質を見誤ってしまうのだ 特に日本人は、多様な文化を受け入れることに比較的寛容である一方で、他者が文化的、宗教的なこだわりを持っているということを、理解しにくい傾向があると感じる。”郷に入れば郷に従え”という言葉も私達の価値観にすぎない。世界には郷に入っても郷に従わないことを好しとする人々もいるのだ。 ラドワンと結婚し、子どもを育てながら悟ったのは、人間に深く根付いた文化を変えることは容易ではないということだ。文化というものは、新しく創造する以上にすでにあるものを継承する要素のほうが遥かに強い。 2026/1/12 再読 積読

    1
    投稿日: 2021.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「こうした不条理が、内戦下のシリアなのだ」 「この国では、賄賂によって自由や安全を買うことができた」 事実上、法や秩序のない世界シリア。合法か違法かなんて関係ない。お金が物を言う理不尽な社会は、シリア情勢の一面を物語っている。 安全を求め難民として他国へ逃れても、差別にあったり、文化に馴染むことができなかったりセカンドライフも苦労の多い人生。

    2
    投稿日: 2021.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず著者がすごい人。K2登頂だけでもすごいのに、その後の生き方がまたすごい。というか、たまたまシリアに縁ができ、今の夫、夫の家族との付き合いが始まったところにシリアの内戦が始まり、シリアの人々の苦難に沿うことになった。 どう解決するのか、いつ解決するのか、全く見通しが立たない。 遊牧民の大家族の幸せな暮らしが一変してしまったのがとても辛い。 シリア人の一族を通して、シリアの人々のことを考えさせてもらったことに感謝する。今後の家族のこともとても気になる。ものすごく逞しく生きていらっしゃるが、逞しくならなければ生きていけないということでもあるだろう。 何かできることがあるはずだが、とりあえず今はシリア内戦について、シリア難民について関心を持ち続けよう。 コロナ禍で、どの国も自分の国のことを考えるのが精一杯という中で、難民でいるということはどれほどの絶望だろう。

    1
    投稿日: 2021.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    K2を日本人女性として初めて登頂した小松由佳さんの著作であるが、内容は彼女がシリア人男性と巡り合い、そこからシリア内戦に巻き込まれていく模様が描かれている。 シリア内戦の情勢の複雑性やヒリヒリと感じる絶望感が市民の目線で描かれている。 勉強になった。 タイトルは僕の好きな本、サン=テグジュペリの「人間の土地」から。

    1
    投稿日: 2021.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリア人と結婚した日本人女性の著者が、フォトグラファーとして、またイスラム教に改宗した妻として、シリアの生活や文化、内戦の状況、人々の様子等の体験を記録したノンフィクション作品です。 共生の為には、価値観の異なる相手のことを理解し、認め、尊重することが大切なんだと思いました。 それは、シリアと日本のようなあからさまに違う国同士の話だけではなくて、例えば夫婦の小さな価値観の違いについても同じで、お互いの価値観を尊重することで、より良い家庭になれるような気がしました。

    3
    投稿日: 2021.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「君はそう書かれていたらそのまま信じるのか?」 「今日は泊っていきなさい」=別れの挨拶 パルミラ遺跡の盗掘  先陣が残したものを見つけて生活の糧にする シリア、 この国では先に警察を味方につけたほうが正義になる。 真実ではなく利益。  軍隊でも。秘密警察でも。  賄賂で自由と安全を買う。  越境ビジネス 2万円≒シリアの平均月給 ゆとりの時間ラーハが人生の価値  自給自足の放牧業 食費は収入の1/10  税金は払わない、電気水道は自分で引く  医療費教育無料、ガス石油資源豊富、 ハラール  神に許された屠畜か? ≠日本の肉 =すべての魚 IS  無差別空爆を行う政府軍とは異なり解放を説き、  支配、占領していった。 歳をとった木ほど土が違えば生きるのが難しい。 文化はすでにあるものを継承する要素の方がはるかに強い。

    1
    投稿日: 2021.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    NHKラジオ 高橋源一郎の飛ぶ教室 で紹介されていた本(下記URL参照)。ハラハラドキドキ、静かな情熱に突き動かされるように展開する、著者の四半生記。シリアの複雑さも、多層的に住民目線で描かれる。まだ見ぬ世界の新しい景色を、これからも見せて頂きたいと思いました。 https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/detail/gentobu20201002.html

    3
    投稿日: 2020.11.10