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絶対に挫折しない日本史(新潮新書)
絶対に挫折しない日本史(新潮新書)
古市憲寿/新潮社
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総合評価

74件)
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28
25
2
1
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    星3.5くらい。 彼の歴史観には共感できた。保守と自ら語っている連中の胡散臭さを改めて確認できた。 前半、後半の2部構成になっているが、前半をもう少し詳しく書いて後半はなくてもいいかなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〜1周目〜 2021.04.17 挫折はしなかった。 ただ、1章はずっと歴史の繰り返しであまり面白いとは思わなかったから、途中危なかったが、2章は面白かった。 今の時代と関わるところが面白かった。

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    展望台に上って、街を見るのが好きだという古市憲寿さんの俯瞰的歴史の本。小、中学校の歴史の教科書の捉え方とは全然違う。固有名詞のほとんど出てこない歴史本。もちろん受験とは無縁だ。 通史もテーマ別の日本史もおもしろい。 コメと農耕の日本史で、江戸時代になってやっと「見渡す限り水田」の風景が珍しくなくなったと知った。今まで弥生時代=現在の水田風景みたいなイメージでとらえていた。 日本という国名にしても、中国目線の国名だと。極東を意味する一般名詞か。なるほど。 古市さん特有のおちょくりも度々登場する歴史本。 のせられて最後まで挫折なく読んでしまった。

    73
    投稿日: 2025.05.10
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    歴史学習につきものの無味乾燥、丸暗記的な固有名詞がほぼ無いのが嬉しく楽しい。 そんなもの無くとも、歴史を学び、辿ることは面白いよ、がちゃんと伝わってくる。 それにしても、「絶対に挫折しない」は上手くつけられましたね。

    1
    投稿日: 2024.12.23
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    古市憲寿による日本史。 特筆すべき新説などはなかったものの、日本史についての新たな知見を得ることができた。

    2
    投稿日: 2024.10.12
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    「サピエンス全史」に影響を受けて書いたそうで、前半は日本の歴史を固有名詞少なめで一気に駆け抜けて行き、後半は「土地」や「稲作」などのテーマごとに歴史をまとめた一冊。面白い試みで、少し捻くれた注釈も含めて読んでいて楽しかった。 自分は日本史の知識が浅く、所々調べたりしてスピード感を持って読めた訳ではないけども、そんな人にちょうど良い一冊かもしれない。 参考文献にも面白そうなものが多くあったのでいくつか読みたい。

    2
    投稿日: 2024.07.10
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    教科書的な事実、史実の羅列ではなく、土地、家族、コメといった身近なテーマに沿って歴史を噛み砕いて大局的にできる良書だと思う。

    0
    投稿日: 2024.02.12
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    そうですね、日本史と言うか大体の流れを振り返った本と言う感じでしょうか。日本史は年号や人物がごちゃごちゃになってしまい覚えることも多いので、これぐらい大雑把でも良いと思いますが、入試があるのでどんどん要らない知識を増やすのでしょうね。

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    前半の通史編は、日本の歴史を対局的に見ることができ、大変勉強になった。後半のテーマ史編は微妙だった。

    0
    投稿日: 2023.05.07
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    日本史を勉強しようと思って読んではいけない。ざっくりしすぎて、固有名詞も殆ど出てこないし、なんのこっちゃという感じ。そしてまた注釈が多すぎる。文献はわざわざ本文につけなくてもいいし、[70]白村江の戦いのこと。とか注釈するぐらいだったら本文にそう書いてほしい。「挫折しない」と謳っているが、結構挫折する人多いんじゃないかなー。  社会学者だけに社会的現象の見地から歴史を紐解いている。 百田尚樹の超右寄り「日本国史」を読んだ後なので、対比が面白い。 ・日本の経済大国化をバックアップしてくれたのはアメリカだ。戦勝国アメリカは、日本に賠償金を求めない政策を取り、多くの国も賠償金を放棄している。

    1
    投稿日: 2023.04.13
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    大胆すぎるほど固有名詞を省いた歴史本。現代人の感覚で書いてくれている(この辺りは井沢元彦先生と通じるものを感じた)のがありがたい。 1番良かったのは今後の日本の未来にまで筆が及んでいる事。究極的にはそうなる(詳しくは本書参照)だろうから歴史本としてはある意味画期的。

    0
    投稿日: 2023.03.10
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    歴史の教科書がつまらない理由は、覚える人名や用語があまりにも多すぎること(大学受験のために必要と思われる用語は1万700もある)、古代史や中世史では、権力者の歴史がかりが延々と説明され、大したヤマもオチもない。だが、思い切って固有名詞を減らし、流れを超俯瞰で捉えれば面白くなるのではという発想から生まれでた、全く新しい日本史の入門書。 ・・・外圧から強国に ~〝国がまとまるのは、外敵ができた時だ。北朝鮮がミサイルで危機を煽ると、タカ派の政治家が国力の強化を謳う〟・・・

    7
    投稿日: 2023.02.07
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    2020.9.17 発売! 最近はそこまではテレビ出てない印象だな~くらいの方の著書で タイトルに惹かれて買いました。 うん!わかりやすくて良い!!小学生とかでも読んでわかる感じに 構成されていて、体系的にまとまっているのが魅力的! たいして日本史に興味はないけどこれには星5!!

    0
    投稿日: 2023.01.12
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    当方アラフォー。 TBSラジオリスナーとして聞いたことのある名前。 ワイドショー関連はノータッチ。 著作は初読。 という状態で読んで、かなりよかった。 中年になって社会の酸いも甘いも嚙み分けた段階で、歴史に興味が再度湧いてきた段階で、この本は、出会うのに最適な時期であったろう。 最近主にポッドキャストで歴史や言語やを復習するのが面白い(リベラルアーツ)が、その一環。 中高生の受験本としてはどうか。 ある程度日本史や人類学を齧ったことのある人にこそ嬉しい本かもしれない。 断片的な事前情報が、本書を読むと、書籍内では省略されているにもかかわらず、読者の頭の中で再構築されていく。 この気持ちよさを味わうためにこそ、中高生当時いまひとつ面白くない授業に耐えてきたのではないかしらん。

    11
    投稿日: 2023.01.06
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    テレビでよくみかける古市憲寿さんが「サピエンス全史」に影響を受けて書いた、日本史全体を俯瞰的に捉えた本。日本史は好きな方ですが、全体像を分かりやすく簡潔に書いた本は珍しいなと思って読んでみました。 古墳時代をフランチャイズ経営に例えたり、のび太の日本誕生を例に土地開発と所有の流れを解説するなど、読者を飽きさせない工夫が随所にみられるとても読みやすい本でした。 受験勉強のために子供が読んで日本史を理解する本というよりは、日本史嫌いの大人が面白さを再発見するための本としておすすめだと思いました。

    1
    投稿日: 2022.10.20
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    日本史の学習に"革命"を起こす良書! ・歴史に興味がない理系人 ・歴史の暗記に苦しんだ文系人 など、、、ちょっと歴史が苦手な人が一定数いると思います。 そこで"歴史嫌い"を払拭できるかもしれない本だと思いました。概要を掴む、教養として学びたい、そんな方におすすめです。

    0
    投稿日: 2022.08.28
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    視点は面白いし一日で読めたが特に目新しい指摘や世界での比較や独特性に至っているわけではなくその点物足りない。

    0
    投稿日: 2022.08.21
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    面白く読めた。 所々ユーモラスでテンポがいい。 全体を古代中世、近代と分け、テーマ別の記述もある。具体的な数字がリアルである。 江戸時代、農家の次男以下は都会に奉公に出る事が普通だったが、成人するまでに亡くなることが多く4割しか生き残れなかったとか、時代のシビアさが感じられる。 色々と目からウロコだった。 この本が書かれたのは、コロナは流行していたが、ウクライナの戦争はまだなかった時期。 フェイクニュース等の情報戦争があるかもと書いてあったがリアルでも起こってしまった。

    1
    投稿日: 2022.06.22
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    高校時代、日本史は未選択で、中学生レベルの内容しか知らなかったが、すらすらと読み進められた。固有名詞が少ないので、日本史の知識を得るには向かないかもしれないが、流れを掴む点ではいいかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素晴らしい本です(目からウ〇コ) 1.結論を断言します 2.断言に参考文献№を書きます 3.参考文献は毎頁載っています なので過程が飛びますが、その気があれば 文献に当たり確認できます たとえ、その著作の意図を間違えたとして も方法論としては面白い 日本史の専門ではないので高卒程度の知識 で十分対応できる 問題点は、歴史ヲタは不満を漏らすだろう 参考文献名を見て「そういう意味だった?) と自分の記憶を疑う時がある

    0
    投稿日: 2021.12.31
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    良書。日本史全体をコンパクトに見渡せる、かつ興味を引く語り口。本書を通読すると、日本史全体を視点を変えながら合計8回おさらいできます。

    0
    投稿日: 2021.12.26
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    挫折しそうになったけど、なんとか第一部を読破。 初めて日本史を最初から最後まで通しで学べました。 固有名詞は飛ばしていいと言いつつも、ちょこちょこ出てきた歴史的事件や戦争の名前は知ってるべきなんだろうなと思ったので、メモしました。 いつか、しらべます。(白目) さらに1/3くらいに圧縮して、マンガ本出してほしい。日本史で挫折した全「国民」に配ってください。

    1
    投稿日: 2021.12.05
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    筆者が書く通り、「細かな出来事を捨象してでも、全貌を把握することには特有の快感」があった! 固有名詞を出来るだけ省き俯瞰した目線で歴史を考えることで、改めてこの国の過去と現代、未来の連続性を実感。そして、自分がこれまで鵜呑みにしてきた「歴史」や「伝統」にはどんなイデオロギーが関わっているのかを、きちんと考えていきたいと思った。 (ただ、歴史に苦手意識を持ってきた自分としては、もっと教養をつけてから(=個別的な事象に関する知識もつけてから)読んだ方が面白いと思った。勉強し直してから、巨視的な視点でまた読み直したい!)

    0
    投稿日: 2021.12.03
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    流れをつかむ、暗記でない日本史……待ってました!  古代(まとまる)⇒中世(崩壊する)→近代(再度まとまる) おお~。なんと大雑把な。大雑把だからこそ、秀逸。素晴らしき鳥の目。 少し前に、経済や家計の側面から歴史を見ていく専門書が流行りました。社会学者が語る歴史も、また違う面からのアプローチで面白かったです。 「太平洋戦争の敗戦で植民地を取り上げられた日本は、負担なく経済成長を遂げられた」と書かれていました。なるほど、別の見方をするとその通りで、とても重要な視点だと思いました。 また違う複数のジャンルの専門家による、それぞれの立場からの日本史を論じたものを、いくつか読み重ねてみたいです。

    1
    投稿日: 2021.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生時代、あまり得意ではなかった日本史。 当時の私には、歴史を学ぶというより 無機質に暗記する教科だった。 大人になった今、実家に帰省した際に、 当時の日本史や世界史の教科書を読むと、 意外と面白くて学生時代が悔やまれる。 本書は、神様のような俯瞰した目線で、 巨視的に日本の歴史を描いている。 まるで、ドラえもんの道具で、 空から日本の成り立ちを 高速で眺めている感じだ。 テンポの良いスピード感が心地よい。 「ニッポン全史」だけでなく、 「コメ」「家族」「戦争」 などのテーマも設定されている。 歴史となると対象が膨大な上に、 イデオロギーも関わってくるし、 どの立場を採用するかで 歴史叙述の方法はまるで変わってしまう。 歴史の解釈、歴史をどう語るかは とても難しいことだ。 作者が述べている、 「歴史とはつまるところ、 証拠と推論の組み合わせによって 織りなされる叙述である。」 この言葉は、すごく腑に落ちた。 誰かが何かを残し、 それを守る人がいたから、 歴史は続いてきた。 歴史を読み書きするのは、 この営みに参加することに他ならない。 コロナ禍で移動も憚れる日々なので、 本書で日本史の旅へ出かけるのも悪くない。

    1
    投稿日: 2021.09.06
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    【概要】 タイトルや帯で分かる通り、日本史の全体を俯瞰した本。 本書は大きく二部構成になっており、いわゆる「通史」と「テーマ史」に分かれている。 しかし、同ジャンルの本との決定的な違いは「固有名詞が極限まで排されている」こと(更に、著者は日本史の専門家ではない)。 【感想・レポート】 本書の意義は固有名詞を極限まで排したことだと述べたが、どちらかと言えば「社会学者が日本史の専門知識に依らず、社会学的視点から俯瞰した日本史」と言った方が適切かもしれない。 日本史の固有名詞を避けたからこそ、現代社会との繋がりをより意識しやすい歴史描写が可能になったものだと感じる。実際、「古代政権はフランチャイズ」といった、現代に置き換えた比喩が多様されている。 日本史の専門用語を先に学校で詰め込んで頭でっかちになっている私のような人には、いまいちぱっとしない部分もあった。 単に私の読書力が無いだけなのだが(また読み直します)、全く新しい日本の歴史の見方として一度頭を真っ白にして読む、或いはこれから日本史を勉強しようとする方々には読みやすいのではないだろうか。 「歴史とはつまるところ、証拠と推論の組み合わせによって織りなされる叙述である」(p309)のだから。

    0
    投稿日: 2021.09.01
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    情報量は多いが、内容は非常にシンプルにまとめられており、わかりやすい。 歴史を流れにそって振り返る章と、テーマ別に分析している章があり、読者を飽きさせない工夫が感じられた。 「絶対に」とは言えないが、歴史に深い教養がない人でも楽しんで読める1冊だと思う。

    0
    投稿日: 2021.08.18
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    まえがきの、「できるだけ固有名詞に頼らずに、引いた視点で巨視的に日本の歴史を把握したい。まるで神様のような目線で、この国の歴史を描いてみたいと思った」という言葉通りだった。新鮮な気持ちで面白く読めた。

    0
    投稿日: 2021.07.15
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    現在挫折してます(笑) タイトルに惹かれたのと古市さん好きなので読んでみたけどあまり面白いと感じれませんでした。 でも最後まで読みます。読んでから面白かったら再評価させていただきます。

    0
    投稿日: 2021.07.12
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    社会人もそうですが、今まさに日本史の授業を受けている学生にこそ読んでみてほしいと思う内容でした。 『できるだけ固有名詞に頼らずに、引いた視点で、巨視的に日本の歴史を把握したい。まるで神様のような目線で、この国の歴史を描いてみたいと思った』(まえがきより引用) 筆者は第1部通史編、第2部テーマ史編と2部構成で日本の歴史について紐解いていきます。 特に第2部では、年代、文化、時代ではなくテーマに沿って話が進みます。「土地と所有の日本史」「家族と男女の日本史」は最近の話題にも通じるものであり、非常に興味深く読みました。 『歴史とはつまるところ、証拠と推論の組み合わせによって織りなされる叙述である』(本文より引用) 日本史は受験のために必死で暗記しました。そこに"間違い"や"解釈"の入る余地があるなどと思いもせずに勉強しました。そもそも歴史自体が"推論"で、そこにはその時代に生きた人たちの合理的利己的な思いがあることがよく理解できました。 学生時代にこのことを知っていれば、また歴史の授業も違った気持ちで受けることができたかもしれません。 というわけで、ぜひ学生の方に読んでいただきたいと思いました。

    0
    投稿日: 2021.07.11
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    少しずつ読み進めて、多分1年くらいで読み終わった。学生時代は歴史は苦手だったが、この本は大きな流れで捉えていて読みやすかった。

    0
    投稿日: 2021.06.30
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    日本史を、まとまる→バラバラになる→まとまる、の3つに大別する視点は秀逸だと思う。 内容は良くも悪くも大雑把。著者の思想を多分に反映しているのも気になった。

    0
    投稿日: 2021.06.06
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    歴史学者の歴史書は細部を正確に書きたがるから焦点が定まらないものがある。細かいことは端折って大筋に徹するこのような本は新鮮だ。「挫折しない」タイトルは安っぽい。「挫折」なんてことばは受験勉強の歴史に絡むもので、大人の読書の楽しみに「挫折」はない。

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    語学の勉強をしているときに、日本史について海外の人に話せるネタを持っていない事に気付き、手に取ってみた一冊。固有名詞がほとんど登場しないので、ざっくりと全体を見渡す感じが読みやすく心地よかった。注釈は読まなくてもいいと最初に書かれていたけど、逆に気になって読んでしまった。参考文献がたくさん紹介されているので、気になった部分はさらに深掘りして勉強してみるのも面白いかもと思う。

    0
    投稿日: 2021.05.23
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    分かりやすい日本史の教科書って感じ、 未来に向けて書いた段落を読んで、少し暗い気持ちになった。日本に明るい未来は無い気がする。。。自分はちょうど少子高齢化問題を抱えた日本を引っ張っていく世代であるのだろうけど、結局他力本願な自分が居る。

    0
    投稿日: 2021.05.22
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    日本史についてめちゃめちゃざっくり説明した本。 入りとして読むのには良いが、理解できた感は全くない。 今後、他の本を読んでいきたいと思うきっかけにはなった…気がする。

    0
    投稿日: 2021.05.09
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    とても読みやすかった。日本史の全体の流れがざっくり掴める。引用されている参考文献も新書などが多いので次に繋げやすい。そして筆者はいつこんなにたくさんの本を読んでるんだろう。

    0
    投稿日: 2021.04.29
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    私は、歴史コンプレックスがある。割と学校の成績は良かったが、歴史だけは全然興味が持てないのだ。で、予備校の本から小説やら漫画やら沢山所有しているわけだが、初めて通読したのがこれ。初めて。小学校の教科書ですら通読できない私が。 ただし、これを読む前に比して歴史を理解できたかといえば微妙。教養が身についたかっていうのも微妙。 私のイメージする歴史の本というより、国家とか歴史というものに対する古市さんのエッセイっていう感じ。古代は日本が一つにまとまってて、バラバラな時代があって、また「日本」としてまとまったんだよ。この先はどうなるかわからないよね、ってことでまた他の本を読んだ後に読んでみようと思います。多分印象が、変わるんじゃないかな?

    0
    投稿日: 2021.04.25
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    文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい ◯ その他 コメンテーターとしてテレビに出ている著者の姿があまり好きではなくて、本には手を出していなかったのですが、題名にひかれて本書を手に取りました。 歴史を学んだことのある人のほうが読みやすい内容かと思います。 とてもわかりやすかったし、面白かった。 学校で学んだ歴史の点と点が、この本をよんでつながった感じです。 新しい情報も入ってきますし。 受験勉強の「歴史」の知識も、こういうところで役にたつものですね。 タイトルどおり、挫折しない。 読むのを休憩しても、また戻っていけます。 しいて難点をあげようとするのであれば、注釈が面白くて、それを読んだり、注釈がもとで気になって調べものをしたりして、本文を読むのが中断してしまうこと。 本文を優先して集中して読もうとしても、どうしても注釈が気になってしまう。 しかも、そんな注釈が多いんだ! この作品を機に、他の著書も読んでみようと思います。 「読まず嫌い」はやっぱりダメだな。

    0
    投稿日: 2021.04.23
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    日本史をなんとなく復習いたいという思いで読みました。 意識的に書かれている気持ちよさと、所々にある毒にすっかり魅了されました。 古市さん、自分の中で印象が変わりました。

    0
    投稿日: 2021.04.16
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    大変面白く読ませて頂きました。引用文献も多く、新たな視点での考察、意見が頷けます。古市さんの事はコメンテーターとして知っていただけですが、本書を拝見して考え方がよく分かり、もっと読んでみたくなりました。

    0
    投稿日: 2021.03.29
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    今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。スーツケースには沢山本が入るのですね、予想より時間がかかっています。記録によれば、日本ではまだコロナで騒いている(2021.3)に読み終えた本です。 歴史の好きな私は今まではある時代に絞って読んできた感がありますが、歴史というものは「流れ」であることを認識するようになり「通史」というものに興味を持つようになりました。 そんな私にとって「通史」を解説してくれている、この本の帯に書かれていたことに興味を持ちましたので読むことになりました。レビューを書くまでに時間が経過してしまいましたが、レビューを書きながら楽しみたく思います。 以下は気になったポイントです。 ・京都駅からJRで1時間半、奈良県の巻向駅のそばに、その証拠(3世紀には巨大な政治勢力があった)はあり、それは「箸墓(はしはか)古墳」である。長さ278、高さ30メートルの巨大な前方後円墳である。これは3世紀半ばに築かれたとされている(p29) ・大仙陵古墳(仁徳天皇陵)は、長さ840、幅654、高さ36メートルで、古代の工法で造築した場合、一日2000人が働いて15年8ヶ月かかる計算である。当時の人口が数百万人だったことを考えると途方もない大規模事業である(p37)その地方で一番の有力者のみが大型の前方後円墳を築造でき、その下の地域代表は円墳の造営しか許されていなかった(p39)6世紀には古墳が作られなくなったのは、大和政権のパワーが弱まったのではなく、統治システムが整備されて、わざわざシンボリックな大型古墳を築造する必要がなくなったから(p43) ・670年に初の全国的戸籍が造られ、国民の管理をしやすくした。673年に即位した王子はそれまでの「大王」ではなく「天皇」を名乗り始めた(p50) ・日本の古代は、7世紀から8世紀を頂点として、列島が一つにまとまっていた時代、朝鮮半島有事(白村江の戦い等)を受け、日本は巨大な軍事国家になろうとしていた、そして中世は、一つになろうとした日本が再び崩れていく時代、近代は再び日本が誕生した時代、江戸時代がその準備期間、明治以降に本格的になった、その延長線上に現代人は生きている(p54) ・古代でも血統は大事だったが、社会制度の単位としては「氏」が重視された、氏とは共通の祖先を持つと信じる(同じ氏神を祀る)集団のこと、藤原氏の例がわかりやすいが、地位は父から長男に受け継がれるのではなく、その氏の中で出世競争で勝利した人に譲られた(p64) ・14世紀中ばから15世紀初頭は比較的気候が温暖な時代が続いた、1280年に595万人だった自能は、1450年には960万人にまで増加、縄文時代・古墳時代に次ぐ、第三の人口増加期である。15世紀前半にはシュペーラー極小期と呼ばれる太陽活動の低下が始まり世界的にミニ氷河期(1420以降)に日本も巻き込まれる(p72) ・1590年北条氏が滅び列島から戦場は消えてしまったので、同年に浪人停止れいが出され、村落から傭兵を追放することになった。彼らは、一つの行き先は、巨大公共事業の作業員である、大阪築城に始まる城と城下町の建設、干拓治水事業、もう一つは、朝鮮出兵である(p85) ・島原の乱を沈静化できたのはいいものの、島原・天草の地は荒れ果て、税収は激減した。幕府は、領民を殺しすぎると年貢を徴収できなくなり、藩の武士を食わせることができなくなる、これを契機に、江戸幕府は武力による武断政治から距離をおき、太平の世である江戸時代が訪れた(p88) ・昔の人は結婚が早くて子供を沢山産んだ、というイメージがあるかも知れないが、実は16世紀までの農村は、生涯結婚できない人が沢山いた。結婚とは、もっぱら家を継ぐ長男のものであり、直系長男でない場合は、結婚して世帯をもつ自由を与えられていないことも多かった、今でいう奴隷同然の人も多く存在した。しかし新田開発が進んだことで、長男以外でも独立した世帯を持つことが可能になった、すなわち結婚の自由がなかった農民も、配偶者を得て農家を営むことができ、多くの人が生涯に一度は結婚できる社会が実現した(p90)自分の田んぼを管理していれば、なんとか生きていける環境が整った、定住始めてから1万年以上、稲作始まって2600年が経過してのことである(p91) ・都市へ奉公に出た若者のうち、実に4割が奉公の終わる前に死んでいた(治安も悪いし、感染症も定期的に大流行)というデータもある、農村で増えすぎた人口が都市という「蟻地獄」に吸収された結果、日本の人口は均衡状態を保っていた(p105) ・明治維新時に3300万人だった人口は、大正元年の1912年で5000万人、1936年には7000万人、これに日本が支配していた朝鮮、台湾、樺太の人口を加えると、約1億人に達していた(p118) ・1926年に始まった昭和も、至極太平(平和)な時期が続く、電球・扇風機・アイロン・コタツといった家電が普及し、最先端の商品が並ぶデパートの出店も相次いだ、高島屋は「なんでも10銭均一売場」を設置して、デパート外に「高島屋10銭、20銭ストアをチェーン展開した、ピークは昭和8年(1933)であった。戦後しばらくは「昭和8年に返ろう」というフレーズが盛んであった(p128) ・社会保障の基盤も日本が戦争を遂行していく中で整備されたものである、陸軍の要請で1938年に厚生省が設立、国民健康保険制度、厚生年金制度が開始された。健康な兵士の量産を目指して整備されたものだった。戦争のために構築された制度が経済成長にとっても有利なのは納得できる。日本がラッキーだったのは、敗戦で経済後進国(アメリカなどの先進国で衰退した製造業の肩代わりをする世界の工場として活躍)になれたこと(p134) ・最も社会が劇的に変化するのは、人口動態が変わったり、世代交代が起こり旧世代の指導者が退陣した時である(p149) ・地球では過去5億年の間に大量絶滅が5回も起きている、どれほど繁栄した動物も、あっけなく滅びる可能性があり、人間も例外ではない。化石の記録から計算すると、種の平均寿命は約200万年だという。ホモサピエンスの誕生から約20万年だから、平均で考えれば人類の歴史はしばらく続きそうである、恐竜の一部が鳥類として進化したように、仮に大量絶滅が訪れても生き残る人々がいるかも知れない(p159) ・気候の変化によって食べ物が減った人類は、農耕というイノベーションを起こさざるを得なかった、農耕は中東で発祥し、それが世界各地へ広がっていったと考えられていたが、今では、各地で独立した形で農耕が生まれたという説が有力である(p166) ・藤原氏は7世紀半ばの国内改革で突如、歴史に登場し、その後1000年以上にわたって国政に関与し続ける一族である。645年の大化の改新で大活躍した「中臣鎌足」が死ぬ間際に「藤原」という名前を天皇から与えられ、鎌足の子供である「藤原不比等」がその後の藤原氏の礎を築いた(p194) ・1890年(明治23)には、神武天皇を祭神とする、樫原神宮が創建された。天孫降臨の地とされる「高千穂」、アマテラスを祀る「伊勢神宮」とともに、樫原神宮は聖地として人気観光地となった(p201) ・全国統一をした豊臣秀吉は列島中の農耕地調査をした、どれくらい税金(年貢)を徴収するのかを決定した・年貢というと苦しむ農民の姿ばかりが浮かぶが誤解もある。農民目線で考えると、土地を守りたいときに誰を頼ればいいかが明確になった。権力者が実質的な耕作者を把握できるようになり、中間利益は廃され、小農民の自立に一役買った。江戸幕府もこの政策を引き継ぎ、1643年には「農民たちが田畑を売買することを禁止」した、この理由は財力のある農民への土地の一極集中を防ぐ意味もあった(p214) ・1929年には48%の耕地が小作地であった、農家単位では3分の2が小作農か、自小作農であり、それだけ地主から土地を借りて農業をする人が多かった、この状態が改められるのは、敗戦後の農地改革である。国家が地主の土地を強制的に買い上げ、それを小作農に安価で売り渡した、これにより小作農地の割合は10%にまで下がった(p219) 2021年3月21日読破 2024年8月4日作成

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    投稿日: 2021.03.21
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    歴史のひとつの見方だが、権力のシステムという観点からみると確かにわかりやすくすっと府に落ちる。歴史嫌いの私もなるほどと大きな流れが理解できて良かった。

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    投稿日: 2021.03.19
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    ネットのどこかの書評で分かりやすいと書かれていた。子供が日本史選択なので受験のために流れを把握できたらいいと思って購入。面白かったが、しかし、受験勉強に役に立つような書籍ではないように思う。 日本史全体を、古代~近代にかけて、固有名詞や年号を極力使わずに、いろいろな視点から繰り返し流れを説明するという構成。コメントや解釈に筆者特有の批判的な視点が入っていて面白い。

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    投稿日: 2021.03.10
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    なるほど固有名詞の出てこない日本史通史とはこういうものか。歴史といえば、源義経だったり、伊達政宗だったり、感情移入しながら小説で読むことが多いのだが、この本のような視点で読むこともありだなと思う。 もちろん、400以上もある脚注を全て読んでも、歴史に詳しくなれるわけではない。しかし一年のどの時期にそれが起きたのか、という見方を示されると、なるほどそんなものなのかという思いを抱くことは多かった。 もう一度、近いタイミングで読んでみたいな。

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    投稿日: 2021.02.17
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    日本の歴史を簡単に眺めてみたい時に読むべき本。日本は一度ばらばらになってからまたまとまりを見せていくという流れに沿って簡単に書かれているのが良かった。

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    投稿日: 2021.02.15
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    俯瞰的、特定のテーマに意識的に日本という国が辿ってきた歴史を学ばせてもらいました。日本に帰国したら古墳などをあらためて見に行きたいと思いました。

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    投稿日: 2021.02.13
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    日本史を勉強したいと思ったとき、まず全体像を知ってから取り組みたいという人におすすめです。 個人的にはそもそも歴史とは何かという点に言及しているところがよかったです。また最後の最後に、無理やり全体の流れを簡潔にまとめてくれていたところが大変ありがたかったです。

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    投稿日: 2021.02.08
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    挫折しない日本史なのに、途中で挫折しそうになった。日本の成り立ちから、絶滅予想まで。 米、家族、家、平和、戦争のテーマ別に解説。

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    投稿日: 2021.02.06
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    ー 日本が中国の軍門に降った理由 しかしその大和政権も中国の軍門に降っていた。列島の支配を確かなものにするために、中国皇帝の権威を借りていたわけだ。古今東西、威張りたい人が取る行動は共通していて、自分よりも偉い人と関係が深いと自慢することである。「俺、昭恵さん(仮名)と知り合いなんだけど」みたいな感じだろうか。 大和政権はなぜ自ら中国の臣下になろうとしたのか。それは朝鮮半島で軍事活動をするにあたって、中国の権威が必要だったから。 ー 軽い気持ちで通読できる日本史。 たまにふざけた例えがあって、面白い。 「古代」(まとまる)「中世」(崩れる)「近代」(再びまとまる)という時代区分で整理していて分かりやすい。 『人新世の「資本論」』で自分がどういう世界に今いるのか考えたくなって、とりあえず今回は日本史を。 次は『未来への大分岐』(マルクス・ガブリエル)、『なぜ世界は存在しないのか』(マルクス・ガブリエル)、『自由と経済開発』(アマルティア・セン)あたりを読みたい。でも、これ読んで『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ)も読みたくなってきたな〜。悩む。

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    投稿日: 2021.02.06
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    古代(まとまる)→中世(崩れる)→近代(再びまとまる)という視点で日本史を極めてコンパクトに解説するもの。 前半の通史編のみで十分だと思う。

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    投稿日: 2021.01.27
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    古市さんが読み語りしてるような感覚で読めましたので面白かったです。 歴史は俯瞰的な視点で解釈するぐらいが丁度いい私にとってベストな本でした。

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    投稿日: 2021.01.12
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    日本史の大体をざっくり掴みたい場合におすすめ。 参考文献が結構多いので、気になった部分は文献をあたると、自分の興味にあった内容が読めるんじゃないかなと思う

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    投稿日: 2021.01.05
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    面白すぎて困りました!(興奮気味) 古市憲寿さんの本を読むのはこれがはじめて。えー、この人こんな面白いんだと知る。他の著作も読みたくなった。 パラパラ読むつもりが、あまりの面白さに読書ノートを取ることに。 第一部「日本通史」にて日本史の流れを掴み、第二部「テーマ史」にて違った視点で日本を見てみる構成。歴史の本にありがちな固有名詞も意図的に極限まで減らしてるのも◎、流れを掴むことに集中できる。 ざっくり日本史の流れを掴んだので、他の歴史書や本書に載っていた気になる参考書を読んでいきたい。 『未来は時代に束縛される』 『歴史は後世の人々に利用される』

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    投稿日: 2021.01.05
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    様々な歴史本を読み漁っている中で見つけ、少し時間がかかりつつも読了。 日本史の基本的な流れが頭の中に入っている人にとっては、古市さんの毒舌と共にすんなり頭に入ってくる内容だと思う。 かなり切り込んでるし、時にヒヤヒヤするような内容もあったけど、習ったことや本で読んだことが正解というわけではなく、日本史は学んで自分なりに過去未来のことを考えることが大切だということを改めて教えてもらった。

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    投稿日: 2021.01.04
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    通史の日本史を固有名詞をなるべく避けつつ、スピーディに紹介していく一部、戦争、家族といった特定のテーマで俯瞰していく二部に分けて、日本史をざっくり見通せる。 日本史の知識が皆無でも、現代の常識や価値観を織り交ぜながらの解説はとても分かりやすかった。 国をまとめようとする古代、バラバラ殺人になる中世、再度1つの国家になる近世という、3つに分けて考えるのもスッキリ。 固有名詞が出てこないので、どうしても特定のイベントの背景や理由を論じるのはできないが、当時の社会体制や思想がどのように育まれたかを俯瞰できたのはとても良かった。 最初の一冊に最適。

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    投稿日: 2021.01.01
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    分かりやすい日本史の書籍を探していたというより古市さんが日本史についてどのような本を書かれるんだろうという興味で読んでみました。 固有名詞に頼らずに巨視的に書いたということで、時代を「古代」「中世」「近代」と大きく分類し、全体を理解することに重点を置いています。 確かに流れで理解することができ非常に読みやすかったです。(特に前半はサクサクいけました、後半は少しダレてしまったかも) 本の所々に古市さんの本業である社会学者視点で歴史を捉えているところも本書の見どころの1つかと思います。 歴史本としての面白さという点では少し物足りなかったかなという印象はあります。(内容が絶対に挫折しない日本史なのでそもそもそこを追求した本ではないのであくまで私個人の感想です) また、この本の中だけでも400件以上の参考文献、注釈があり、様々な分野について非常に勉強されていることに、古市さんと同世代である私は単純に関心しました。(私ももっと勉強せねばと刺激を受けました)

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    投稿日: 2020.12.16
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    固有名詞を出さず、大きな流れで日本史を語るので、全体像が掴みやすい。特に前半の記述は分かりやすく、ぐっと引き込まれる。 後半は少しグダっとしてしまったかな。著者は様々な角度から、歴史を数回繰り返して記述すると謳っていたので、あともう一工夫でさらに引き寄せられた気がする。

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    投稿日: 2020.12.13
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    サピエンス全史の、日本史版をつくりたいとの 思いで書いたそう。 サピエンス全史の面白さは、 歴史を超俯瞰的に、しかも、虚構という 一本の軸で描いてくれたこと。 本誌は、日本史を 固有名詞をとりはらって、 権力者があつまる古代→離散する中世→また集まる近世という軸で説明する。 その後、いろんなテーマで、 日本を眺めていく。 俯瞰する、何か軸をもたせる、 というのは、物事を理解するうえで 非常に重要だと改めて気づかせてくれる本。

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    投稿日: 2020.12.12
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    2020.24th 私も高校時代何度も日本史教科書の通読を諦めて、諦めたまま大人になったので、こういう本はありがたいです! テーマ史でもへー!そうなんだ!という発見がたくさんありました。 いい本です!歴史好きの人には物足りないかも知れませんが。 (テーマ史でのへー!) ・米が主食になったのはわずか100年前(国産だけで供給できるようになったのは1970年代以降) ・神話は2つにグルーピングされる、神話は権力者の権威の根拠づけに利用される ・家制度の起源は職住一体の家族経営農業、夫は外で働き妻は家事という家族の在り方が一般化したのは1970年代 ・中世以降の「武士」の起源は徴兵制が廃止されて金持ち百姓などの一般人が専業兵士として活躍するようになったことにある

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    投稿日: 2020.12.05
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    古市さんの本を読んだのは初めてだけど、いやぁ感心した。 確かにこれは挫折しない。 軽い気持ちでサクッと読める。 社会学者らしい相対的な視点で書かれていて、信頼のおける日本史の本だと思う。 ・日本の歴史は、まとまる(古代・平安時代まで)→崩壊する(中世・鎌倉〜江戸時代)→ふたたびまとまる(近代・明治以降)と言う流れ。 ・「日本」は実は中国目線の国号。

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    投稿日: 2020.12.04
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    参考になったり、視点を変えたりすることができた部分もあったけど、別に「これなら絶対挫折しない!超わかりやすい!」ってことはなかった。前半は、中学校の歴史で学習することを、ざっくり無駄を省きつつ、そのままなぞっているだけ。中学校で歴史を教えている私は、すごく端折ってるけど、教科書に載ってるあれのことね、って確認しながら読んでしまったので、全然面白くなかった。現代の政治になぞらえて、注釈で皮肉ったりしてるところは、面白いと言えば面白い。でもまぁ、最近のちょっとしたネタだったりするので、10年後には無意味になっていそう。 後半はテーマ史になっていて、特に「家と家族」だったっけ?「家と性」だったっけ?ちょっとうろ覚えなのですが、伝統的な家族なんて、伝統でも何でもない、「家」の歴史を見てみると、こんなにも時代によって変容しているのだー!というあたりは面白かったです。今、こういう考え方ははやっているのかな。男が外で(組織で)働いて、女性が家事・育児を担うというスタイルは伝統でも何でもないと検証することで、現代の女性の社会進出を阻んでいる諸々に意義を唱える、みたいな。 社会科を教えているけど、歴史は苦手なので読んでみたけど、これによって歴史が教えやすくなる、という感じではなかったです。むしろ、迷いが生じてしまいました。

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    投稿日: 2020.12.03
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    本屋さんの新書コーナーで推されてた本。 興味感心の外側にあるものを読みたくて購入。 でも買おうと思った時点で、それなりの興味感心はあったはず。 相変わらず、脚注が賑やかな人。 著者の考え方について、きちんと説明してくれているので読みやすい。 セブンイレブンの例えはわかりやすいし、家族についても「そりゃそうだよな。近代からだな」と思った。 未来予測についての考察は、特に読んでいて楽しかった。 江戸以前がほんとうにネガティブ予測だけだったのかはわからないけど、繰り返しや現状維持を良しとする考えや、明治以降の「時代に縛られた未来予測」も、なるほどなぁと納得した。 専門家じゃないからこその、くだけた感じはとても面白く読むことができた。 今後日本史のことを学ぼうと思ったときは、いいランドマークになりそう。 ところで、日本刀の殺傷力が一割未満って、どうやって計算したんだろう。

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    投稿日: 2020.11.22
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    大河ドラマや歴史小説は好きだけど、古代から現代までの日本の通史となるとちょっと自信がない…日本史は、ここまでわかりやすくて面白くなる!歴史学者ではない著者だからこそ書けた、全く新しい日本史入門。(e-honより)

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    投稿日: 2020.11.17
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    歴史の専門家でない古市氏だからこそ書ける日本史の教科書。かなり人名や地名などのまどろっこしい部分が省略されていて、初学者向けにちょうどいい本になっている。 ただし、「面白い」となるとちょっと違う気がした。確かに、日本の歴史の大きな流れはこれでも掴めるかもしれない。しかし、「面白い」となると、やはりそこに生きる人間、それも歴史上の人物に光を当てた方がいいのではないかというのがボクの考えだ。 歴史に名を残した数多の人間たちの考えや思いは、なぜ生まれたのか? なぜ、天武天皇は『古事記』の編纂を依頼したのか? なぜ、源頼朝は「鎌倉幕府」を開こうと思ったのか? なぜ、小泉純一郎は「郵政民営化」を行なったのか? などの理由を学ぶ、もしくは自身で考察してみることこそ歴史の楽しさだと思う。 ちなみに、ボクは実際に「挫折」せずに読めた。「絶対に挫折しないなんて本当かよ」って人は一度読んでみてほしい。そして、挫折したならここで「挫折しました」と書いてほしい。それだけでタイトルへの立派なレビューになると思う。

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    投稿日: 2020.11.10
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    歴史書としての切り口はユニークで、短時間で読み切りました。 ただサピエンス全史と比較するには無理があると感じました。

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    投稿日: 2020.11.08
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    日本版サピエンス全史の触れ込みで、書店で平積みされていたので購入。とても平易な文章でスイスイ読めた。歴史を大観したい方におすすめ。内容もフレッシュなものがおおく、退屈しない。表現が回りくどくなくて、断定的でクリアカット。

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    投稿日: 2020.10.20
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    この本は「古市憲寿氏による日本版『サピエンス全史』だ」という佐藤優氏の推薦文に惹かれて買ったが、一気読みだった。 名前や年号など歴史の流れにとって無駄なものは省いているので、短い量で日本史を通観できる。それと「テーマ史編」ということでテーマ別の日本史が書かれているのだが、これが秀逸である。 「コメと農耕の日本史」という章では、1970年代までは、日本はコメ不足であった。 1962年の日本人は118.3Kgのコメを食べた。それがコメ不足解消と共に、コメ消費量が減少してコメ余りの時代となった。 1980年には78.9Kg、2000年には64.6Kg、2018年には53.8Kgまで減少しているという。

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    投稿日: 2020.10.19
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    古市憲寿さんによる日本通史、日本史に現代の社会・エンタメ要素を混ぜ込み、帯で佐藤優さんが書かれているように、まさに日本版の『サピエンス全史』。タイトル通り、日本史が嫌いな人もサクっと読める一冊。難しい固有名詞・年号などは極力排除して書かれているので(安室奈美恵とかドラえもんは出てくる)、小説のように読むことが出来、俯瞰的に見た日本の古代中世近代の歴史がスルっと頭に入ってくる。

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    投稿日: 2020.10.17
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     歴史の教科書は暗記モノが多くて、なにかよくわからない。  日本の大まかな歴史の流れをつかむのに、 1.古代(縄文~平安):まとまる 2.中世(鎌倉~江戸):崩壊する 3.近世(明治~現代):再びまとまる  の3代に分けて整理する。  古代では、日本列島に人類が到達してからいくつも国が出現し、やがて一つにまとまり天皇が生まれる。  次に中世では、飢饉や天災により、まとまっていた国は再びばらばらになる。江戸時代で支配者が統一するも、国としてはバラバラのままだった。  そして近世になり、大日本帝国は国民の意識の統一を図り再びまとまることになる。  この本では、個人名や地名、時代名などの固有名詞はほとんど出てこない。  あくまで、日本という国の流れをつかむための本だ。  後半では、日本の主食コメや、夫婦の家族観を日本の歴史から見直し、本当に日本の伝統と言えるのか、むしろ伝統とは何かを問い直す。  まとまる→崩壊する→再びまとまるという歴史観は分かりやすい。  個別に気になる時代は、それぞれ調べよう。

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    投稿日: 2020.10.15
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    サピエンス全史ほどのスケール感はないものの、日本史を俯瞰して理解することができた。文章も気軽な感じで読みやすかった。

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    投稿日: 2020.10.07
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    サピエンス全史に触発され書いた、とあとがきに素直に書いてあり好感持てた これだけ文献を読み、日本史をできるだけ抽象化したうえでテーマを絞りまとめていくのはすごい 歴史モノが好きな読書家は多いだろうが、読んでてワクワクする体験というのはなかなかない その意味で、サピエンス全史と似ている内容であっても、それを日本に特化して書いてくれたことに敬意を表したい。 しかしその上でやはり、上下巻600頁のような大作にしてほしかったと思わなくもない それから、タイトルがあまり良いとは言えない笑

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    投稿日: 2020.10.04
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    歴史の勉強本ではなく、社会学的に歴史を捉えた本。 古墳をフランチャイズ店舗に例えたり、土地の所有権の変化をドラえもんの映画で例えたり、親しみやすくイメージを沸かせながら古代〜現代までをなぞることができる。 固有名詞をなるべく使わないようにした一冊なので小説のようにスーッと入ってくるのはいいが、「で、それをやった将軍は誰だったっけ…」とモヤモヤするところも。改めて日本史の教科書を開きたくなる。 印象的だったのは、現代の社会観によって過去の歴史のイメージも変えられるということ。何も考えずにただ与えられたものを暗記していた学生時代を反省させられる。結局、歴史について書かれた書物は未来の人が書いたもので、それを全て信じるのか、どう捉えて知識としていくのか、歴史観は何通りにもなるのだ。 古市さんらしいちょっと風刺の効いた、社会を俯瞰して見ているような表現が散りばめられていて面白い。

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    投稿日: 2020.10.04
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    もともと古市憲寿さんの本はいくつか読んでいるので、抵抗なく読み進めることができた。 ドラえもんのくだりとか、サザエさんへのツッコミとか挙げ句の果てにはFF10まで引っ張ってくるのも特に気にすることなく。(このへんに引っかかって挫折する人がでないといいな。) 自分自身歴史はそれなりに勉強してきたつもりなので、多少は知識もあり、また(個人的に)読みやすい文体なので挫折することなく読めた。 もちろん内容も面白かったのだが、この本は今後深めたい方向を定めるのにも適した本であったように思う。だっていっぱい注に書いてるから。しかも注すぐ隣にあるから。古市憲寿さんの本って注にクセがあるけど、今回はクセ全開であった。 ある意味ブックガイドとして機能しそう。これをとっかかりに歴史を勉強していくのはありだと思う。 そして、14章の記述はほんとに納得。おんなじようなことを考えた結果、歴史は教えたくないなと思うようになってしまった。だから、いろんな人が挫折せず最後まで読んで最後にいろいろ考えて自分なりのものを作り出せたらいいなと思う。

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    投稿日: 2020.09.22