Reader Store
アキラとあきら 下
アキラとあきら 下
池井戸潤/集英社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

63件)
4.3
30
22
7
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    銀行の利益のためだけにお金を貸すバンカーと人のためや社会のためにお金を貸すバンカーがいるということを知ることができた。 人情に溢れる傑作でした。

    0
    投稿日: 2026.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ガシャポンがここで出てくるとは! ふたりのあきらと共闘、ワクワクしました。 にしても叔父さんたちのちょろさというかクズっぷりが酷い。詐欺とか背信とか普通なら懲戒免職ものだと思うけど身内を理由に許せるものなのか・・?

    0
    投稿日: 2026.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    激昂、激昂、激昂。 作中で繰り返されるのは、大声を出せば相手が黙ると思っているおじさんたちの熱い激昂。しかし、旧態依然としたおじさん達を、静かな知性が一掃する。 気質的に難しい「女性」という存在を極力排し、男たちのエゴと信念のぶつかり合いに終始している構成が心地いい。 「声の大きさ」を武器にする前時代の遺物に対し、二人のアキラはどこまでも爽やかで、冷静で、そして圧倒的に優秀だ。その対比を眺めるだけでも十分な読み応えがあった。 「倍返しだ‼︎」で有名な作品も含めて、ドラマや映画化が多くされる池井戸作品に出会うのは初めて。 その勧善懲悪の分かりやすさは、エンタメとして心地よくもあり、同時にある種の物足りなさも残った。 だが、この徹底して男たちの生き様に絞った構成には、この結末が相応しいのである、と、思った。

    29
    投稿日: 2026.02.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    町工場の少年・山崎瑛と東海郵船の御曹司・階堂彬。全く違う環境で育った二人の少年は、産業中央銀行に同期入社を果たす。彼らは、東海郵船という巨大な会社を窮地から救えるのだろうか。 非常に痛快! どちらのアキラも非常に優秀なので、度重なる困難も「どう乗り越えていくのか」わくわくして見ていた。階堂彬の叔父にあたる階堂普と崇は、優秀な兄・階堂一磨に多大な劣等感を抱いていた。彼らに経営センスはまるでなく、典型的な無能な二代目。一磨や彬の助言にも一切耳を貸さず、破滅に向かって一直線だ。彬の弟・龍馬を唆して連帯保証人にした時は、思わず舌打ちをした。彼らを真正面から叩いていく彬に拍手喝采。頼む、この会社を再生してくれと祈るように頁をめくった。先が気になって、頁をめくる手が止まらなかった。 山崎瑛は、よくまっすぐ成長したものだ。 父親の工場が潰れ、夜逃げした先にも借金取りがやってくる壮絶な体験を幼少期にした。努力の方向性も正しく、立派に学問を修め、大手の銀行に就職できた。ただ勉強ができるだけじゃなく、瑛はとても有能だ。人生のロードマップみたいな物ができている人なんだと思う。進むべき道が見えていて、そこに向かってまっすぐに努力できる人なのだろう。 階堂彬の社内改革の話も読みたかった。 東海郵船がもっと落ち着くまで全部読みたかった。二人のアキラの働きでブラッシュアップされたロイヤルマリン下田も見たかったなあ。ところで、私はゴミ屋敷や散らかった家を業者や整理収納アドバイザーが片付ける動画が好きだ。何かが機能的に美しくなっていく様が好きなのだと思う。倒産しかけている東海商会や東海観光、階堂龍馬によって取引先からの信用を失いつつある東海郵船の再生は、その動画を見た時のような爽快感を与えてくれた。是非、綺麗に着地するまで詳細に読んでみたかった。

    5
    投稿日: 2025.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みいってしまった。面白い。バンカーの仕事をあまり知らなかったので、こんなこともしてるのかとある意味勉強にもなった

    0
    投稿日: 2025.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池井戸潤のパターンが結構わかってきてしまった。 銀行あるある、、と思いながら読めて面白いけど、絶対ハッピーエンドになるっていう緊張感のなさ。

    9
    投稿日: 2025.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    二人の「あきら」少年の対照的なストーリーがやがて重なり合って展開する、池井戸潤らしい痛快な経済小説。複合的なストーリー展開は読み応えあり。

    1
    投稿日: 2025.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一気読みした上巻に続いて下巻も一気に。とても良かった!!!銀行さんの仕事内容にこんなにもドラマがあるなんて、、、なんて、なんて、かっこいいのでしょう。お仕事物は自分の仕事へのモチベーションにもなるのでやっぱり定期的に摂取したいものですね。

    1
    投稿日: 2025.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻読み終わりました。面白かったです。 池井戸先生の話にハズレはありませんね。ドキドキハラハラしながらも、きっと2人のあきらくんが何とかしてくれる!と信じて読み進めました。 バブルの話が描かれているのでかなり昔に書かれた話のようですが古臭さを全く感じませんでした。出てくる人物たちも鼻についたりムカつく方たちもいるにはいましたが、読み終わってみれば皆んな自分の範囲内で必死に頑張っていたのかな…と思います。 ドラマ化もされているようなので、見たいような小説のイメージをぶち壊すようなドラマ化なら見たくないような…。複雑な心境です。

    29
    投稿日: 2025.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    銀行と会社 まさか新入社員研修の時の設定になるとは思わなかった。 まわりの人がやめた方がいいと言うことは、自分は大丈夫と思っても止めた方がいいんだろうけど、難しいよね。 やめろと言われると余計にやってやるって熱くなりそう。

    1
    投稿日: 2025.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    半澤直樹などの名著を書き上げた、池井戸潤さんの作品ということで気になって読んだ。銀行と会社との関係をこれほどまでに鮮明に描けるもんなのかと驚きと共にページを進める手が止まらなかった。 会社をどう立て直すかを試行錯誤するというのが、この話の一番主なところであって熱いところだが、経営者の子供に生まれたために、経営者として生きていかなければならないという宿命に抗う階堂家の意地や、兄弟間での嫉妬など人間味の溢れるストーリーも描かれており大変見応えがあった。晋が彬の助言を受け入れて、階堂家の呪縛から解き離れた時の、負けを認めた勇気には感動した。他にも池井戸潤さんの作品を読んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画もドラマも見てるからどんな話か知っているのに小説は小説で面白く読めた。 映像作品では時代設定がそれほど古くないけど、小説では電話をかける時に交換を呼ぶという表現があって、交換を通じて電話をかけていたのって一体昭和何年までだろう?とか考えてしまった。 今となってはバブル時代にバカの一つ覚えみたいにリゾート開発とかゴルフ場つくって、結局それがほぼ全部会社のお荷物になるってわかってるから、読んでて、やってることがどんなに危険なことかわかんないのかなーと思うけどまあ当時はわからなかったんだろうしね。今だから上目線で語るけどな!w

    0
    投稿日: 2025.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めっちゃおもしろかったーーー 映画2時間分ではなく、連続ドラマ11話分くらいを一気見した満足感がある。 圧巻、極上、大興奮。 零細工場の社長の息子として産まれた山﨑瑛と、日本の大企業の社長の息子として産まれた海堂彬。 それぞれの人生がどう交わるんだろう?って思いながら、幼少期から読み進めていって。まだか、?まだか、?ってなって、社長とバンカーとしてタッグ組んだ時に興奮しすぎて死ぬか思った。ニヤニヤ止まらなかった。 彬の人生も、瑛の人生も、どっちにもそれぞれの苦しさや辛さがあって、ページ捲る手が止まらない。 新人研修の時のエピソードが、実際の仕事の時に再現されてるのも面白い。 何より瑛が、自分と境遇を重ねた会社を救おうとするところ、泣けた〜〜。ヤスさーーーん。自分がバンカーである意味を問い続けて、信じる道を進み続ける瑛カッコ良すぎる。 スタートとシメは瑛で、しっかり泣かされて、でも間のストーリーは彬で。彬も、自分の人生に抗いながらも優しさや誇りを忘れず、会社を建て直していくところかっこよすぎる。 銀行の負債の話とか稟議書とかまじで全くどんなもんか分からんけど、それでも稟議が通って嬉しかったし、良い稟議だった、って言われるの嬉しすぎた。 叔父さんとかいろいろ本当にムカついたけど、池井戸潤やけん絶対最後はおさまるところにおさめてくれる、という信頼がすごかった。気持ちよく読める。彬と瑛、2人ともかっこよすぎる。ガシャポンとか出てきて嬉しかったし。 スーパーエンタメだった。わくわくニヤニヤどきどきした、ありがとう池井戸潤。

    1
    投稿日: 2025.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バンカーのことは何も知らない私でも どんどん読み進めることができて、 どのページを読んでいてもワクワクハラハラの 下巻だったかなと思います。 2人のアキラが協力して諦めないところ、 醜い叔父2人を納得させてくれたところは 最高でした!そして、ガシャポンもー、、

    3
    投稿日: 2024.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かったで池井戸作品ハズレなし説 一流バンカーになったあきらとアキラが大企業を相手にやり合うのか、または敵対しバチバチやるのかと期待大で下巻を拝読。やはり親の会社を継ぐのね 敷かれたレールを進むのは良いようで悪いようで、おじさん達がいい見本。これまで誰も厳しくしたり方向を修正してくれたりしてもらわなかったからか、または誰の意見も聞いてこなかったからか、言い訳や景気のせい、誰かのせいにして自分は悪くない誰かのせいや!って逃げて本当ダサいよね それの窮地を救いだす!あきらとアキラ爽快でした

    35
    投稿日: 2024.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    共に産業中央銀行に入社したふたりのアキラ、山崎瑛と階堂彬。時は空前のバブル期を経て株価暴落へ…。その頃、大手海運会社「東海郵船」の社長だった彬の父が病に倒れる。次々に降りかかる困難の中、彬と瑛の運命が交差する…。 最後の最後までハラハラドキドキが止まりません!何、この良本! ストーリーの展開が早いので、これまた次が気になってページを繰る手が止まらない! アキラとあきら、今までこの本を積読してたことをひたすら後悔する作品でした。 …さ、映画見よっと。

    2
    投稿日: 2024.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ページを捲る手が止まらない一冊だった。 上からの伏線回収が止まらない。 懐かしい人々がたくさん登場し、彬と瑛がようやく同じ場面に登場する。 やはり、小節ごとに分かれて描かれていた人物が出会い、同じ場面に登場するとワクワクする。 特に研修の2人の発想には惚れ惚れする。 次はどんな手を繰り出してくるんだろう、と先を読む手が止まらなかった。 こんなに爽快感のある本は初めて読んだ。 池井戸潤さん、ありがとうございます!

    2
    投稿日: 2024.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻の感想です。 いつもの池井戸さんの作品と違うのは、主人公が2人いて、それぞれの幼少期からの長い時間が描かれているところ。 いつもお馴染みの「課題満載」、「嫌なやつあり」、「バンカー登場」という構図ですが、切り口の違いでこんなに面白く、途中で飽きる事もなく、のめり込んでしまうのはなんでですかね。

    21
    投稿日: 2024.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白すぎた……‼︎ 彬が会社を継ぐことを決意したところから面白さが加速した。 難しい言葉はいっぱい出てきたけれど、アキラ達の戦いには迫力があって読む手が止まらなかった。 2人ともカッコ良すぎる、、、

    2
    投稿日: 2024.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映像化された話題のドラマは観ていたのですが、池井戸潤さんの作品を「読む」のは今回が初めて。 文庫本を常にカバンに入れて、隙間時間でのちょこちょこ読みだったのですが、毎回、続きが早く読みたくて、本を開くのが楽しみになるぐらい、ストーリーに引き込まれてしまいました。 メガバンクの法人営業部門と同族経営の企業グループを舞台にした経済ドラマ。 企業向け融資の現場で起こる悲喜交々が描かれた硬派で爽やかな物語でした。 個人的な感想としては、緊張感のある会話のシーンが良かったです。表情や仕草を描いている文章表現がとても。読みながら臨場感を感じました。

    4
    投稿日: 2023.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大きな会社の舵取りは大変そう。特に、同族経営ともなると色々なしがらみもあるし、情けもあるだろうし…。 図書館で借りてるので上巻から少し間が空いてしまったのが残念。

    10
    投稿日: 2023.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公2人の宿命を受け入れ それをまっとうしようとする姿が とてもかっこよかった 彬は社長の息子であるからこそ その会社を継ぎ、会社、社員またその家族を守らなければならない宿命を負い、 瑛は、自らが倒産による家族の崩壊を経験したからこそ、同じ立場の人を救わなければならないという宿命を負う。 宿命と戦うことは難しい。 ときには敗北を認めなければならないときもある。 どう向き合いどう戦うか 自分の実力を認め、他人の意見に耳を傾け、最後まで諦めないことが大切だと思った。

    3
    投稿日: 2023.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とにかく痛快で、非常に元気が出た。 最悪で成功の見えない「お荷物」にも果敢に向き合う2人のアキラがあまりにも素敵。 自分の宿命を果たす仕事は何か?と考えるきっかけを得られたなぁ。 それにしても良い経営者は良い部下を側に置く(その審美眼がある)、ということには非常に納得した。

    2
    投稿日: 2023.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻を読んで休む間もなく1日で読んでしまうほどのめり込んだ一冊でした。 お金と幸せ。 どちらも大切ですが、どのように掴むかで人生が大きく変わりますね〜

    1
    投稿日: 2023.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池井戸潤のアキラとあきらを読了。 名前は同じでも出自は真逆の2人が新卒で銀行に入ってバチバチにやり合う最高物語。 作中、特に後半で階堂家の会社分割とか再編がメインになってくるあたりでM&Aに絡んだ内容が多くなり、図らずもそのあたりの勉強になるなど。 などと思ってたらM&A情報サイトでも紹介されていて、M&Aのくだりは言うほどフル虚構でもないのかなと。 作者池井戸潤は慶應卒の元バンカーで、金融関連の専門書も複数冊執筆しながら「下町ロケット」で直木賞も獲り、半沢直樹シリーズの原作者でもある。右脳も左脳も使えるスーパーマン。 なんていう作者の経歴を踏まえるとストーリーの流れや場面転回の契機(財務粉飾のシーンとか)なんかにも信憑性が高まって、1つの教科書にでもなりえるようなスムーズな論理展開がそこに読める。 ブックオフで適当に買った小説に激ハマりする久々のケースで、本好きとしてはかなり嬉しいやつ。

    2
    投稿日: 2023.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第八章ロザリオで涙。ヤスさん最高です。 その後のまさかの展開の繰り返しにドキドキが止まらず一気に読みました。 池井戸作品一作目でしたが、解説もわかりやすく他の作品も読もうと思える作品でした。

    2
    投稿日: 2023.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【短評】 ビジネス小説の面白さを知った。ビジネス小説は長年喰わず嫌いしていた分野だったが、いざ読み始めてみるとこれがなかなか引き込まれる。本作は、町工場の一人息子・山崎「瑛」と老舗海運業者の御曹司・階堂「瑛」という二人の「アキラ」の人生を対比的に描くことで、対極のアプローチから在るべきバンカーの姿を炙り出していく。 少年時代から学生時代を経て、銀行員へと至る「アキラ」の物語の節目節目で彼らは思考する。「経営とは何か?」「銀行員とは何か?」年相応の感性により、時に困惑だったり、失望だったり、羨望と共に描写されるその「問い」が、バンカーとしての彼らを形作っていく。必然、優秀な人材として成熟した二人のアキラが悩み苦しみながらも、理想的なバンカーたらんと鋭意邁進する姿が、熱かった。 決算書を読んだ経験があると、面白さが倍増する。まぁ、雰囲気だけでも多分イケる。 【気に入った点】 ●伝説となる「融資一刀両断」が快かった。二人の「アキラ」がその才覚を示す様が小気味好い。私は単純な読者なので、優秀な人間が優秀さを示して周囲に称賛されるシンプルな展開が大層好みである。敢えてヒントを残すのも、看過しつつキチンと報告するのもカッコいいじゃないか ●階堂彬。エリート然とした涼やかな佇まいのなかにも、祖父と父から受け継いだ経営哲学に由来する「熱さ」を持っている。人生の節目節目において、彼が何を見て、何を学んだかが緻密に描かれていたので、その成長と決断に共感出来た ●カバー絵。最高にイメージ通り 【気になった点】 ●山崎瑛。冒頭の河津のエピソードは結構好み。経営に纏わる人の心のお話はなかなかに好みだった。他方、紆余曲折を経て大学進学を決め、”ピカイチ”の人材となる過程に疑問符が残った。その辺りの描写がまるまる欠如しているため、その「変貌」が怪物然として、どこか得体の知れない人物という印象が強く残ってしまった ●エピローグが片系だったのが残念。比較的さらりと終わるが、もう少し饒舌に物語を総括しても良いと思った。大河ドラマ的な描き方をしているので、より重厚な締めを期待してしまった 他のビジネス小説にも手を出そうかなと思える一冊。良作。

    2
    投稿日: 2023.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻の後編、完結しました。映画を観ていたので結末は知っていましたが、それでもハラハラしました。ラストというかエピローグは映画と違いましたね。面白かったです。

    2
    投稿日: 2022.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。 うまくいくことも、うまくいかないことも「血」がキーとなっていて。 叔父さん2人、腹の括り方は、嫌いじゃないです。 映画?が原作を超えることができるか、並ぶことができるか…難しい気がするけど、見てみます!

    1
    投稿日: 2022.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     私は銀行業務に疎いのでクライマックスの稟議の何がどう凄いのか分からないのですが、「なぜそこまでこだわる」という問いに対する山崎瑛の答えには心打たれました。自分もやりがいと誇りを持って仕事に臨めたらいいなと思います。  ラストにはちょっとしたサプライズがありましたが、「そういう事もあるかなぁ」と思います。経緯を詳しく知りたいですが、「それはまた別の話」って事なんでしょうね。

    1
    投稿日: 2022.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    池井戸潤さん、ドラマのイメージが強過ぎて何となく今まで手に取らずにきてしまってましたが。 結論、早く読めばよかった…。小説の方が、それぞれの登場人物の背景がわかるので、何でそんな酷いことを?と思うような人も理解できてより面白いのかな。 銀行の役割とか、経済や世の中のこと、勉強になりました。大きな会社も小さな会社も、会社を経営するっすごいことだな、と。 2人のあきらがそれぞれ魅力的で、映画も観たい。

    10
    投稿日: 2022.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お互いに尊敬しあっている関係がよく分かり、とっても格好よかった! こんな奴は見捨てたらいいのに、とかも思っちゃうほどの環境で全部背負って立つ彬は凄いな。 とんでもない苦境に立たされて、それでも救いの手は現れる。 懐かしい名前が登場したこと気には思わず声を上げちゃった。 銀行に入った目的を見失わず、頑張り続ける瑛も本当に格好良い。

    7
    投稿日: 2022.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazonの紹介より ともに入行した産業中央銀行で雌雄を決することになったふたりのアキラ。そんな中、彬の実家に異変が起きる。家業を立て直すため、父から会社を継ぐことを決意する彬。バンカーとしての矜持を持ち続ける瑛と、若くして日本の海運業の一翼を担う企業を率いることになった彬の人生が交差するとき、ふたりの前に新たな難題が。若きバンカーたちの半生を瑞々しく描く青春ストーリー! とにかく面白かったの一言でした。 後半では、階堂彬の家族と会社を中心に展開していきます。 会社をどのようにして存続していくのか?何が大事なのか?人間ドラマだけでなく、会社がどのように動くのか変化としてもスリルがあって楽しめました。 経営としての面白さもありましたし、優秀な人材の大切さも物語を通じて学びました。 階堂家の2人といったら、まぁイラッとしたこと。自分で蒔いた種なのに、自分勝手といいましょうか、読んでいてムカっとしました。しかし、どのように再生していくのか、とても興味があり、いつの間にか物語の世界に入り込んでいました。 もう一人の瑛の方は、もう登場しないのかなと思いましたが、この場面で登場するのかと、お互いタッグを組んで再生していく姿に青春を感じさせてくれました。さらにあの人と再会するとは、グッと物語を面白くさせてくれるので、全然飽きませんでした。 特に数字だけで、過去や変化を紐解いていく銀行員の姿が輝いてみえました。個人的には、あまり詳しくないのですが、数字を見ただけで、会社の全てを物語るとは驚きでした。 また聞いたことのある固有名詞も登場して面白かったです。 「産業中央銀行」「伊勢島ホテル」といった別作品で登場したワードが出てくるので、ちょっとした遊び心も良かったです。 上下合わせると。約700ページというボリュームのある量でしたが、飽きさせない展開でしたので、あっという間に読んでいました。

    3
    投稿日: 2022.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画を観たので流れは大体分かっていたが、原作ではアキラとあきらの背景がより鮮明に描かれていて面白かった。それぞれが問題に立ち向かう姿に元気をもらった。映画と内容は少し違ったが、どちらも存分に楽しめた。

    2
    投稿日: 2022.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画化がきっかけで読んでみた作品。 池井戸潤の作品は意外と知ってるものが多く、花咲舞がだまってない、半沢直樹などなど。 大企業社長の息子である彬と、小さな工場社長の息子である彰が

    2
    投稿日: 2022.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    推しの映画出演原作だったので映画公開前に読了 池井戸作品これまで読んだことなかったけど割とすいすい読める感じ 特に就職活動以降、銀行に入行してからのお話が面白かった〜

    2
    投稿日: 2022.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    んん?上巻からの期待があったというのもあると思うが拍子抜け。途中からは叔父の崇に不快感を抱かされっぱなし。最後の膨らみも弱く、思っていたのとは違ったし、駆け足で終わっていった。全体的に同じような内容を繰り返している感じ。個人的には読んでいてワクワクするものではなかった。

    2
    投稿日: 2022.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バンカーの熱い思いがあり胸が熱くなりました! 苦労をするとその分人に優しくなれると思わせる素敵な内容でした!

    1
    投稿日: 2022.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマでは分からなかった細かい描写やラストがあって、さらに良かったです。 一気に読み終わりました。とても良い作品であるこの本に感謝、そしてこれを考えて世に発表してくれた池井戸潤さん!ありがとう!! 金は人のために貸せ。この一言に尽きますね〜〜 バンカーってかっこいい!彬も瑛もそれぞれの運命に向き合って必死に生きていく姿が素敵でした。

    2
    投稿日: 2022.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2人のあきらがカッコいい。経営のことがよくわからない私でさえも夢中で読めた。 自分自身救うために、今この仕事に向かいあっている瑛、私もはっとした。私が精神科で相談員やっているのも、どこか過去の自分を救うためにやっているところがある。患者さん救うことがどこか自分を救っている感覚がある。 伏線回収も見事でした。

    8
    投稿日: 2022.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻と長編だが、スピード感があって 読みやすい。なんとなく食わず嫌いで池井戸潤さんの作品は読んでなかったが、長く愛されている理由がわかりました。

    1
    投稿日: 2022.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画予告がおもしろそうだっため先に小説で読了。テンポ良く展開が進み、読み始めたら止まらない作品であった。2人のあきらの物語。育ってきた環境は全く違うが2人とも聡明でタッグを組んだ時はテンションが上がった。映画も見てみたい。

    1
    投稿日: 2022.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    産業中央銀行に入行した瑛と彬は早くも頭角を表し、着実にキャリアを重ねていった。しかし、あることがきっかけで彬は東海郵船の社長業を継ぐことになる。そこには、社の存続を脅かすような問題があった。 瑛はバンカーとして、彬は社長として乗り越えなければならない宿命に対して手を組んで立ち向かっていく。 その姿に、自分もそういう仕事ができたら…という憧れを抱かずにはいられなかった。 この小説の面白さの一因ではあるのだが、少し世間が狭すぎるような気がした。

    17
    投稿日: 2022.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった! 二人の少年が成長していく様が丁寧に描かれており、大人になってからの二人に感情移入しやすかった。 ダブル主人公という設定も良かった。 産業中央銀行が出てきて、悪と対峙するあたりは、半沢直樹を彷彿させる。 ハラハラドキドキで上下巻をほぼ一気読みだった。

    4
    投稿日: 2022.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画の番宣見て、原作を読みたくなりました。 上下分かれてましたが2日ほどで読み終えました。 この作者の作品はどれもスカッとする展開ですが、この作品も登場人物のセリフなどの端々にそれが込められていて、ワクワクしながら読めました。 どちらの主人公もカッコよかったけど、彬に軍配が上がるかなぁ。

    1
    投稿日: 2022.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジェフリー・アーチャーの『ケインとアベル』を思い出させる設定で始まるところ、よくあるパターンではあっても、ストーリー展開について読者の「期待」を裏切らないという意味で、引き込まれて読んでしまうが、エリートバンカーのタマゴとして二人が動き出すと、いつもどおりの展開となってしまう。まあ、池井戸はビジネス書でもあるから、それでいいか。

    4
    投稿日: 2022.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 上下巻でふたりのあきらのうち、 上巻では山崎あきら、下巻は階堂あきらがメインな感じだった。 経営者や銀行マンというより、肉親のいがみ合いに終始して終わった感じだった。 もう少し、融資のところに展開を多く割いて欲しかった感じです。

    1
    投稿日: 2021.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同期で産業中央銀行に入行した大企業の御曹司・彬と実家が町工場だった瑛。互いにその才能を認め合っている。バンカーとしてしのぎを削ってゆくのかと思われた2人だったが、彬の実家で異変が起こる。弟が後を継いでいた大手海運会社の経営が揺らいでいるのだ。 元はといえば、弟が半ば騙されて、系列会社を仕切る叔父たちが経営するリゾートホテルに巨額の出資をしてしまったのが原因だった。さらにその背景には、叔父たちと亡父との確執があり、兄である彬を見返したいと思う弟の焦りがあった。 そのうち黒字化するだろうという甘い見通しに反し、バブル崩壊後、リゾート関連の景気は冷え込んでいた。ホテルへの出資が足かせとなって二進も三進もいかなくなった会社の舵取りに、若い弟は心身ともにすり減らして倒れてしまう。 敷かれたレールに乗るのを嫌って、家業を離れてバンカーとなっていた彬だったが、やむを得ず、銀行を退職し、家に戻ることにする。 だがさて。 お荷物となったホテルをどうするか。叔父の会社はどうなるか。何より、系列企業の中心である海運会社をどう切り回すか。 問題は山積していた。 彬は、会社のメインバンクでもある自身の古巣の銀行とともに、この難局を乗り切る策を練る。銀行側の担当者は、よきライバルであった瑛だった。 下巻では、このリゾートホテルをどう扱うかが中心となる。 救いの神が現れそうになりながらするりと逃げてしまう展開でやきもきさせられるが、肝がすわって冷静な彬と、優秀で人情味もある瑛は最後まであきらめない。 後半になり、懐かしい人物たちが顔を出す。瑛の若い頃をじっくり描いていたのはこのためだったのか。若干無理を感じないでもないが、なかなか楽しいサプライズである。 実際の大企業の経営戦略はどんなものなのか。少々話が単純すぎないかと思う面もあるが、終盤、上司に「なぜ救済にこだわるのか」と問われた瑛の答えに、作品を貫く姿勢が集約される。 救えるものであれば全力で救いたい。 会社にカネを貸すのではなく、人に貸す 瑛が苦労の末にたどり着いた姿勢。それをバンカーの「矜持」と呼んでいるのかもしれない。 読み応えのある一大ドラマ。最後の風景の美しさも沁みる。 *下巻の表紙では、多分、右が御曹司・彬、左が苦労人・瑛ですね。何がそう思わせるのだろうか。でも、きっとそうw

    3
    投稿日: 2021.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結末も面白かったけど、諦めない主人公たちもとてもかっこ良かった。ガシャポンが私の中では変わりすぎてて「えっ!?」って感じだった笑。めっちゃ面白かったけど、崇おじさんが結局勝ち組のように見えて納得いかね〜。

    1
    投稿日: 2021.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    二人の境遇が違うアキラとあきらが社長と行員という立場は違えど同じ東海郵船を救うために全力を尽くす話。仕事にここまで打ち込めるのも羨ましいし、何より二人とも境遇は違えど、「家族の運命に巻き込まれてしまう」という苦悩は同じでした。しかし二人とも運命に抗うように行員になり、そしてその過去から学ぶことで最終的には経験が無駄ではなかった!っていう感じですかね。階堂家の無能叔父二人が死ぬほどムカつくけど、だからめちゃくちゃ面白かった!有能すぎるわ二人とも。こんなスマートだけど泥臭く仕事ができる人になりたい

    1
    投稿日: 2021.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思わぬ終わり方でびっくりした。 2人の「あきら」が、バッチバチにやり合うただのライバルものかと思っていた。しかし、色んなハプニングが重なり合うことがスパイスとなり、曇り空にまるで太陽でも射し込んだかのような清々しい気持ちになる読了感だった。 初めて池井戸潤の作品を読んだが、なるほど父がハマる理由がわかる気がする。

    2
    投稿日: 2021.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不幸な経験が人生の糧になるとはなんとも皮肉なことだけど、糧に出来る人の人生は違うと思う。後半は瑛が活躍するたびになんだか嬉しくて涙腺が崩壊してしまった。 人生色々あるけど糧にできる人になりたい。

    1
    投稿日: 2021.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近の書籍と思ったが、大分前に書かれた(鉄の骨より前)との事で、時代背景も含めて納得。二人主人公として池井戸潤さんの小説として異例ですが、既に半沢直樹を彷彿させる正義感が貫かれています。 いつも悪者の産業中央銀行が正義側というのも他とも違いますね!

    1
    投稿日: 2021.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伏線が張り巡らされていて、 それがすべて回収されるすごさ。 サラリーマン小説なんて枠で語るべき 小説ではないと思う。 それぞれの人物が、宿命をかかえて いきていて、それに抗うもの、 乗り越えようとするもの。 自分の力を認められるもの、 認められず、騙され、それでも、曲げない者。 人は、いろんな過去や事情を抱えている。

    1
    投稿日: 2021.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から最後まで面白かった。 読み終わるのがもったいないと思いながら、でも続きが気になって結局一気に読んでしまった。 主人公2人とも働く姿がカッコいい。

    2
    投稿日: 2021.03.11
  • バンカーの本質

    他の池井戸作品にあるバンカー同士の確争いは排除して、貸出先企業グループの同族であるが故の泥臭い嫉妬、確執とからめて物語が進みます。主人公二人の生い立ち経験から、バンカーとしての有り様をまっとうしようとする行動に、バンカーの本質を見た思いです。

    0
    投稿日: 2021.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一気に読み終わった。#池井戸潤 さんの長編小説。 タイトル通り、#アキラとあきら という同名の主人公を軸にした二編の物語を壮大な伏線と共に組み合わせ、最後に轟音をたてるがごとく回収していく様は、原稿用紙1000枚の文字量を全く感じさせない。 寧ろ読み進め、残りのページが少なくなるにつれて、もっと読んでいたいという飢餓感に苛まれた。 目に浮かぶような情景描写、緻密に組み上げられたストーリー、張り巡らせた様々な伏線。それらを飽きさせることなく、テンポ良く展開していき、最終的にすべて伏線を回収して、なお爽快な読後感を残す。 だから池井戸潤さんの小説は中毒性があり、万人に受けるのだろう。

    1
    投稿日: 2021.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻は良かったが、下巻はアキラとあきらの二人のやり取りはあまりなく一人のあきらの話になってしまった。

    0
    投稿日: 2021.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どっちのアキラもかっこいいやないか。 運命を受け入れ、それぞれの道でやるべきことをやっていく。気持ちのいい小説。バンカーってかっこいい職業なんだね。

    3
    投稿日: 2020.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もうひとつ、だった。 ポンと手品を見せられてネタも教えてもらえると思ったのに、スルーされた感じ。 東海郵船の内部改革、ロイヤルマリン下田の立て直し、そういった話がなく結末を語られても・・・ この前に読んだ「陸王」の方がよかった。

    1
    投稿日: 2020.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小さくして父の会社が倒産、自己破産し、最底辺の貧困の中で育ったあきらと、大手海運会社の御曹司として恵まれた環境で育ったあきら。生い立ちの真逆の二人のあきらが奇しくも同じ銀行に就職する設定は読んでいてぐいぐいと小説世界の中に引き込まれていった。 バブル期の銀行の狂乱の貸出競争と、バブル崩壊後の混乱は同じ業界に身を置いた自分と重なるし、忘れていた当時の記憶を呼び覚まされて、読んでいて大変苦痛に感じた。その中で冷静沈着に最善手を見出すべく奮闘する二人に大いに気持が入っていった。 最後の稟議書の出来栄えには拍手を送りたかった。 この小説から確認できたこと、それは銀行は利益のために金を貸すのではなく、人のために金を貸すということだろう。

    1
    投稿日: 2020.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かりいれ借入 全株を譲渡します 言下の否定だ 微かな憤りを滲ませていた さらに重石を乗せるような話だ 経営が逼迫するのは目に見えている 大日麦酒ばくしゅ 承服できないことは多々ある 青息吐息のリゾートホテル 今にも決壊しそうな勢いで不安と絶望が脹れ上がっていく 解釈は創意に満ちている ミクロ的な分析からあらゆる方向性に放たれた論理の矢達。それがアクロバチックでいながら疑問を差し挟む隙なく、あるべき必然性を帯びて結びつき、華麗で大胆な結論へと集約されていく。 不動は呈した 今やその融資がゼネコンの生殺与奪を握っている かしだおれ貸倒引当金 突如心の回廊を彷徨っていた 蜜柑畑の急峻な斜面と向こうに見える黒く光る海 この巨額の稟議案件を斟酌し、妥当性を判断している。 悲しさと懐かしさの入り混じる記憶の中に身を置くことができた

    1
    投稿日: 2020.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    兄弟間の軋轢というテーマは一貫していて良かった。 ただやはり瑛の成長が急すぎて感情移入ができない。 後半は彬の活躍がほぼなく、いつの間にか優秀だった瑛がいつの間にかすごい手段で解決していた、という感覚だった。 結局瑛一人でなんとかできたのでは??という感もある。 池井戸潤作品の持ち味でもある徹底的な勧善懲悪が全体的に悪い方に働いている。 無理やり状況が悪化していく逆ご都合主義や今までのキャラクター描写から逸脱するレベルで思考力がなくなる悪役。 普段はすっきりとしている読後感も、すっきりを越えてどこか物足りなさがある。 テーマは良かっただけに残念。

    1
    投稿日: 2020.09.02