「ローザは「推し」を育てたい」 望んでいた受けの存在。 頭の中は十分に腐りきっているが、言動が誤解を生むだけで誰一人気付いていないのは令嬢として救いだろうな。 「ローザは「攻め」を揃えたい」 王宮で出会った話相手。 心の中は誰にも見せられないほど荒れ狂っているが、口に出す言葉が違う解釈をされる素直さに助けられてるな。 「ローザは「萌え」を守りたい」 妄想は実現したけれど。 こんな邪推な考えを誰にも伝えることは出来ないとはいえ、伏線が全て自分に回収されたら発狂したくもなるな。 「ローザは「推し」を救いたい」 腐バレしてはいないが。 本人の中では大波乱な状況だというのに、周囲は違う意味で捉えるからこそ生まれていくすれ違いなのだろうな。

抱腹絶倒の腐女子もの。伯爵レイジョウローザは腐女子なのだが、腹違いの弟、王女、王子、他国の王子、医女たちが次々に、腐女子特有の振る舞いを勘違いして、聖女としてローザに傾倒していくという話。これでもかこれでもかという腐女子攻撃に、読むほうはあきれ返るけどね。

聖女と見紛う主人公だが、その中身は腐れきっていた。 外見と、他者と本人のギャップがすごいです。 いやここまで突き進まれると、どう突っ込むべきか 悩んでしまうレベルでｗ 勘違いが勘違いを呼び、かさなり 元がさっぱりわからない状態。 双方の認識の勘違いも笑えます。 しかし、どこまで突き進んでいくのか かなり気になります！

この薔薇愛（BL）の素晴らしさを誰かと分かち合いたい……！！ただそれだけの為に行動（腐教？）してるはずが、周囲の勘違いで、どんどん何か違うことに……息つくまもなく腐ネタがぶっこまれてくる！恐ろしい！

ここまで誤解される？と言いたくなるほど、周りからのイメージと実態がかけ離れているローザ。本人が気付かないところで、どんどん「素晴らしい人」になっていっているのが楽しい。ローザは大好きな妄想をしているだけなのに。結構大変な経験をしてきたはずのローザだけど、想像力だけで楽しく乗り越えていってしまっているのがすごい。ローザと周りの人のすれ違いがこのままなのか、いつかバレるのかが気になるところ。

単純に面白かった（笑える方向で）。ラノベのテッパンパターンである、本人の周りの人がいい方に誤解して、祭り上げられて行く、あれ。主人公のローザが可愛く好感が持てる。自分の愛に真摯に向き合う（爆）姿が、、笑うしかない。なんなんでしょうね、これはコメディ？というジャンルなのでは。自己完結観客型恋愛？、これもまたひとつのカタチですな。いろいろとたいへん興味深いですが、ややこしいことは横に置いといても、単純に面白いです。 ２巻出たら読みます。