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鼓動
鼓動
マウリツィオ・デ・ジョバンニ、直良和美/東京創元社
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総合評価

7件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回は、ロマーノとアラゴーナがメインです。 もちろん他のみんなも、更に深堀されてます。 おかげで、色々気になって止めるタイミングを逃して一気読みです。ありがとうございましたw P分署近くのゴミ集積所で赤ん坊をロマーノが見つけ そこから物語が動く。 赤ん坊は、見つけた時から具合が悪く、慌てて分署に連れて行くと、グイーダとオッタヴィアがいて、二人は子持ちだから、すぐに対応してくれる。グイーダさんは子煩悩だものね。 近隣の子どもたちとも親交があるっぽいよね。 アラゴーナに犬探しを頼んだ子供からもグイーダの名前でてきたもんねw ロマーノは自分が見つけた事から責任を感じて事件捜査の合間も、赤ん坊の様子を気にかけつづける。 名前のない赤ん坊に名前をつけるよう言われ、妻の名前をつけ、ふたりのジョルジャの間で眠れない日々 カッとなると暴力的になってしまうロマーノだけど、弱いものを守りたいという思いは強くて。 そんな中、殺人事件が起こり、その被害者と赤ん坊の関係が親子だと断定される。 母親を殺して、赤ん坊を捨てた犯人は誰なのか。 捜査が始まる。 アラゴーナは、P分署の面々を小馬鹿にしていた。 なんてこったいwww そして、自分を一番有能な警官だと思い込んでいた。 まぁ、本当は、そう信じたかっただけなんだけど・・・ あなたのマンマはあなたに甘すぎですよwww そんなアラゴーナの前に、「僕の犬を探して」と、ウィリアムが現れる。 子供が苦手なアラゴーナ(ってか、君、苦手じゃないのってあるのか?)子供にまで暴言吐いてw振り切ろうとしたけれど、子供から、あんな事言われちゃ、断れないわけですね、ここらで一番優秀な警官さんwww そんなアラゴーナが犬を探すのに頼ったのがピザネッリ副署長、アラゴーナ的に言うと大統領 ピザネッリさんは、元々アラゴーナの事、気に入ってたから手助けしてくれます。 まぁ、最初は、アラゴーナがピザネッリと情報収集に街に出ているときに、「変な事聞いてても無視しろ」とか言ってきたのを面白がって気にしてたら、いつの間にか巻き込まれる形になってたんだけれど。 子供も動物も、自分では嫌いというアラゴーナだけど、 子供と動物からは、めっぽう好かれるwww おとり捜査したいために、嘘ついてオッタヴィアの犬借りた時も、べろんべろんに嘗め回されてたし、その犬が危険にさらされて、もうだめか!?副署長がまじめにオッタヴィアになんていおうか悩んだ時も、アラゴーナを見つけて飛びついてきたおかげで助かったりもしたよねぇ。 その時の犯人の車を調べたら、えらいことがわかって・・・ 一人で行っちゃだめ!って副署長からもきつく言われて計画立てたのに、ウィリアムに「餌をやらないと死んじゃう!」って言われて、それより悪いことになりそうとは言えなくて、予定より一日早く単独で突入することにしちゃったんだけど、大丈夫なの!?あなた一人じゃ絶対ヤバイ事になるよ!?って読んでるこっちは思っちゃう。 だけど、アラゴーナの無謀運転が功を奏して、副署長が気づくwww 見つけちゃったよ暴走を 危機一髪の所に、来てくれました。いや、ほんと、危なかったんですよ、君。あと一歩遅かったら、君が猛獣のエサにされてた可能性だってあったんじゃないの? 各方面に迷惑をかけまくったことを自覚したアラゴーナ君は、よくて停職、悪ければ免職も考えて・・・ あれって、副署長、そうならないのわかってて話してるよね( *´艸`)? 赤ん坊の母親殺害犯捜査は、怪しい人物を見つける。 元雇用主で、彼女に言い寄った事のあるセナトーレ セナトーレの所を辞める時、一緒に給料を受け取りに来たクオコロ 彼女の夫だったナザール でも、みんな、違った。 気になっていた、赤ん坊の着ていた産着。 母、ララは、元雇用主ヌビラの所で、刺繍を習っていたという情報があったので、産着の刺繍はララがしたものだと思われていた。 が、殺害現場のララの自宅には、他に衣類がない。 普通、子供が生まれるなら色々準備するものだろうに・・・ それが、ない、違和感。 まぁ、読者は、女性が告解してたとこでなんとなく、代理母っぽいことを想像はしてるから、 そして第二章の冒頭。そうすると犯人あの人じゃないの?って それを、彼らが突き詰めていくのが良い。 良いチームである。 そんな中、赤ん坊を気に掛けるロマーノが深夜スーパーで妻に再会し、あれ?もしや妻の方も・・・というところで、赤ん坊の方の具合が悪くなって病院から着信。 妻が焼きもちで疑ってきて話も聞いてくれない・・・ あーあ・・・ ララ殺しの犯人も捕まり、赤ん坊も持ち直して、 これから赤ん坊のジョルジャはどうなるんでしょう。 妻ジョルジャとの関係も・・・ 希望的観測ならば、赤ん坊を引き取って妻ともやり直せるってのが理想ではあるけれど、なかなかそうは問屋が卸してくれないからなぁ… そうそう、副署長が調べてる自殺にみせかけ事件。 今作でも一人やられてしまって、 嫌な予感がしたけれど、その人には申し訳ないけれど、アンニェーゼは無事でした。よかった。ほっとした。 ロヤコーノとラウラ、レティツィアの関係も、どうなるんでしょう? 前作で結構ひどいこと言われちゃったレティツィアさんだけど、友達には戻れた感じ。 というか、自分の気持ちを伝えましたね? ふたりの女性に挟まれるロヤコーノさん。モテモテですね。アラゴーナが焼きますよ? 家庭的なのはレティツィアさんで、娘もそっち派よ!? でも、男ごごろはねぇ・・・ そして元妻もねぇ・・・まだ離婚してなかったんだね・・・ 悩ましいねぇ・・・ 色男はつらいねぇ・・・ 悩ましいといえばアレックス 勇気を出して飛び出したのに・・・ 他の女性が彼女の所に・・・ ふたりはお似合いだと思ってたんですけど・・・ あぁ・・・どうなる? 幸せ一人勝ちなのはアラゴーナかw 免職まで覚悟したのに、褒められちゃった( *´艸`)! やっぱ、副署長の仕業だな!? 愛されてるわね、副署長にね!www 動物保護施設の人からも尊敬のまなざしで崇められw 動物たちからはとびつかれなめまわされw そして、ウィリアムに紹介したのはやっぱりイリーナでしたw イリーナにきっちりかっちり認識されて、憧れのまなざしで見つめられてKiss までw 美味しいとこ一人で持ってったな!

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イタリア、ピッツォファルコーネ署シリーズ4作目。  ハルクことロマーノは妻に手をあげたことで別居中。生活が荒んでいる。早く出勤した日、赤ん坊を見つけた。中国人っぽい顔立ち(どんなだろう?)ことロヤコーノの記述では、同じイタリアでもシチリアとナポリではだいぶ違うらしい。ロヤコーノはだんだんナポリになじんできた。  赤ん坊の母親が見つかったが、すでに殺害された後だった。彼女はウクライナ出身、家政婦として何軒か変わっていたが、どこでも感じがよかった。別れた夫もイタリアに来ていたが、仲はよかった。  結末、彼女は裕福な家で働いている時に代理出産を行っていた。ところが出産後、彼女は自分で育てると言い出し、夫婦に殺害されたのだった。 《感想》今回はさらに署員のキャラクターがそれぞれ書き分けられた作品だった。まず本作の中心、ロマーノはどうなるんだろう、別居中の妻とは離婚?見つけた子供はどうなるんだろう。刑事ドラマに憧れるお金持ちのボンボン、アラゴーナの活躍と成長ぶりは楽しかった。前作からアラゴーナは結構楽しいキャラクターになった。裕福な家の子だからか、お人よしで面倒見がいい。今回はサーカス団の動物虐待の現場を抑えた。それもめんどくさがりながら地道な操作の結果だベテラン刑事副署長とのコンビもいい。副署長が孫を相手するかのように成長を見守る様子もほっこりした。  マフィアとのつながりを疑われて飛ばされてきたはずのロヤコーノは、なんだかんだで女性にモテている。娘も含めてこれからも女性に振り回されそう。  解説にもあった通り、本シリーズは海外小説にしてみたら、分厚さもそんなになく、ストーリーも複雑すぎない。今回は2時間ドラマくらいのシンプルさであった。何よりこんな風に登場人物、それぞれを楽しむことができるので、海外ミステリーのとっかかりとしてもおすすめできると思う。

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ新作なので内容を思い出せるか心配だったが、それぞれのキャラクターがしっかり描き分けられているので、それは杞憂だった。 今回、真面目で正義感が強すぎるが故の怒りを暴力で発散してしまうロマーノが、職場の近くで生後間もない赤ん坊をみつけたことから話が始まる。 いい加減な仕事をすることもなく、裏に回ってあくどいことをするわけでもないロマーノが、その怒りのはけ口を求める言い分が自分勝手すぎて好きではなかった。 ロマーノの気持ちはわかるとして、だから殴られる人はその痛みを我慢しろと? 小さな赤ん坊をその手に抱いた時、ロマーノは初めて小さくてか弱い命を愛おしむことを知った。 重篤な感染症にかかっていて命の危機に瀕している赤ん坊に、ロマーノは別居している妻の名・ジョルジャをつけた。 母親と思しき若いウクライナ女性の死体が発見され、ロマーノは来る日も来る日も病院に通い小さなジョルジャの安否を心配しながら捜査に励む。 この事件については、割と早いうちに犯人はわかりましたが、とことん自分勝手でしたね。 母親のララは何の否もなくて、誰からも愛されていて、美人すぎるけれど心根のとてもいい人…だから殺されてしまったんだなあ、神様。 ロマーノは別居中の妻と復縁できるのか、ロコヤーノは父として生きるのか男として生きるのか、アレックスの失ったものの大きさと、アラゴーナの今回の事件に対する過剰な評価の行方が気になります。 しかしこのシリーズ、イタリアが舞台とは思えないくらい、いつも寒そう。

    0
    投稿日: 2024.09.29
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    はみだしっ子分署シリーズ、4巻目。 今回は分署イチの暴れん坊気質ロマーノが ゴミ置き場で赤ん坊を見つけちゃって しかもその子があやうく死にかけで もうめちゃくちゃ愛情傾けて 保護者探しに奔走します。 一方、その対極のようなチャラ男アラゴーナ。 近所のガキんちょに「腕利きの刑事」なら 迷子の仔犬を探してくれよ!と泣きつかれ まんざらでもなく捜査開始。 赤ん坊と仔犬。守られるべき存在。 どっちも問題のある刑事たちの 人としての根っこの部分の温かさがみえて ますますシリーズに愛着湧いてきた。 隣のサイコパスがついに 本筋の事件に関与か!?と思わせて 実は微妙に平行線上の別件とか…ヒヤヒヤ。

    1
    投稿日: 2024.08.23
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    解説によるとこの『P分署捜査班』シリーズは、海外警察入門書としておすすめの点が3つあるという。  1 設定が明快  2 個性的な刑事たち  3 1巻ごとがほどよい分量 おっしゃるとおり。 だが、私はもう1つ、気に入りの点を加えたい。 まずは解説にあるおすすめの理由1について。 設定が明快とは、つまり、 「ピッツォファルコーネ署のはみだし者たち」なのである。 イタリアのあちこちから厄介者たちが、ナポリのピッツォファルコーネ署(P分署)に集められられたのだ。 厄介者の警官たちが、個性と才能を発揮して、活躍していくのである。 おすすめの理由2について。 集められたのは「厄介者たち」なのだから、もちろん個性豊かである。 怒りのコントロールがヘタで周りにDVを働く奴だったり、 若い暴走野郎だったり、 銃をぶっぱなすレズビアンだったり、 マフィアとのつながりが噂される奴だったり、 彼らの個性については過去作にくわしく書かれている。 おすすめの理由3については、たしかに、分量がほどよいといえるだろう。 いくら面白いと言われても、1冊ごとがレンガのようだったら、ひるんでしまう。 最新作がシリーズ30作目と言われると、これまた手を出しにくい。 これはほどよい。 1冊ごとが文庫で360頁前後である。 しかも、この最新作はシリーズ4巻目なのだ。 プレッシャーを感じずに手を伸ばせる。 はまったとしても、シリーズに追いつくのにたやすい。 私が付け加えたいシリーズのよいところは「掌編の魅力」である。 シリーズのどれにも、いくつかの掌編がさしこまれているのだ。 話に関係があるのか、ないのかは不明だが、これが読みどころなのだ。 うんうんと頷いて読んでいた掌編が、最後の数行でくるりと様相を変える。 それまで頷いて読んでいたものが、まったく知らないものになるのだ。 口をあんぐり開けたり、怖気をふるったり、この様相の変わりっぷりが見事としか言えない。 ナポリの街の一角のできごとをに、ふと目をやったようなので、ぜひ体験していただきたい。 シリーズの中で一番だとの声がある。 まったく私も同意見だ。 個性豊かなキャラクターたちの、それぞれの愛の事情が一歩進んだようで、読者としてはとにかく嬉しい。 シリーズファンとしてよくあることだが、私は個性ゆたかなキャラクターたちを、友人のように感じている。 だが、そのどれもが皆、もしこれを相談されたらその友人にどう答えるべきか、さっぱり思いつかないのだ。 「気持ちはわかるけれども、うーん、しかし困ったねえ」 首をひねったあとで、 「どう答えていいかわからないけれど、あなたの幸せを祈っているよ」 としか言いようがないのである。 そんな事情が一歩進んだようで、とにもかくにもなにか動いたことが、読者としては嬉しいのだ。 Mamma mia! 私は彼らの幸せを願ってやまない。 欠点をあげるとしたら「人名に戸惑う」ことだろうか。 ロヤコーノ、ルイージ、オッタヴィア、サルヴァトーレ、・・・・・・ 出てくる馴染みのない人名に「誰?」となることは多々ある。 登場人物表はあるので、いつでも見られるようにそこに指をいれて、読み進めることをおすすめする。 大丈夫、そのうち慣れる!

    3
    投稿日: 2024.08.13
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    P分署捜査班シリーズの4作目。読み進めるに従い捜査班メンバーの過去の事を思い出す。特に今作はミステリー性が前面に出ていて、メンバーの人柄と共に深みを与えていた。とりわけ、おバカキャラのアラゴーナの成長ぶりに目を見張った。

    13
    投稿日: 2024.07.08
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    〈P分署捜査班〉シリーズ第四弾。ゴミ集積場で見つかった生後間もない赤ん坊。捜査班は親や犯人を探すため動き出す。このシリーズは短い章立てで捜査班のメンバーそれぞれの私生活や仕事に対する苦悩なども描かれていて、個性的な人物たちの違う面が見られるのも面白い。

    0
    投稿日: 2024.07.02