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けさくしゃ(新潮文庫)
けさくしゃ(新潮文庫)
畠中恵/新潮社
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総合評価

19件)
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    けさくしゃ=戯作者=江戸の作家と 江戸の出版業界の物語。主人公は、柳亭種彦さん。江戸後期の流行作家で、ちっちゃい殿様(小普請)で実在の人物。映画「HOKUSAI」で永山映太さんが演じていた人。 北斎と仲良しだったみたいですね。挿絵も多いみたい。主人公の相棒の版元=出版社が山青屋。こちらも実在されていたみたい。 彼らが売れる本を書いて出版しようとする当時の出版業界のしきたりや慣例などを、盛り込んだ江戸の町の読書事情。 種彦さんは、書けないとか売れないとか合作するとか、芝居に上演されてトラブルに巻き込まれたりと、畠中さんの現状の気持ちに思えるほど、江戸の出版事情は現在と似たような感じかな。

    34
    投稿日: 2022.09.25
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    江戸の話というのに、なんと身近に感じることか。 種彦さんの人間臭さというか、偏屈さというか、登場人物皆キャラクターが立っていて、読んでいて飽きないというか、わくわくするというか。江戸の本事情の勉強にもなり、戯作(物語)にして謎を解いていくスタイルが斬新で、大変楽しんで読ませていただいた。

    1
    投稿日: 2021.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凝った構成が逆に面倒臭くて興醒め。わざわざ江戸で楽しんでるのに腰を折らなくても。あと、“かわいい妻”をやたら連呼するのとか、わざとらしく有能な中間が実は…とか、あざとすきるし、むしろ損してるかもだけど、プロット自体はまあまあ。『しゃばけ』やっててくださいって感じかな。何せキャラが良くないのよ。主人公の種彦は半端な半端者、勝子も山青堂も類型的だし。この作者なら善太と直子はもう少しうまく回せるんじゃないか? 何気に新井見枝香の解説がテンション高過ぎで面白かった。よ、新井賞!

    0
    投稿日: 2020.08.22
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    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2013/05/post-9035.html

    0
    投稿日: 2020.06.13
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    20191006位〜1013 実在した戯作者柳亭種彦の若き日の姿。虚実ない交ぜで、本が好きな人達がたくさん出てきて楽しかった。

    0
    投稿日: 2019.10.13
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    書くことに取っ捕まったひとたちのお話。 山青堂に気がつかなかったのがとてもくやしいーー やまっけと人気を出したいのと、共有したいのと、書きたいものを書くの間で揺れ動くのはクリエイターのさだめだなあ 直子のままならさも、勝子のほんわかも、善太のミイラ取りがミイラになる感じもきれいに畳まれててすっきりと楽しかった

    0
    投稿日: 2018.09.07
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    柳亭種彦が戯作者として世に出るまでの話。 当時の出版事情や作家、本屋について等、知識満載です。 しかし・・・そちらに力が入り過ぎ&自分も戯作者とする 作者の想いが強すぎている感も。 それぞれの人物は面白かったけど、個性が強すぎて うまく動いていないなぁ。

    0
    投稿日: 2017.10.14
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    いつもの畠中さん。江戸時代の出版業界のアレコレは興味深く楽しく読めましたが、話の展開は、うーん……「戯作を書きながら事件を解決する」というコンセプトに拘りすぎている気がして、読んでいて少しじれったいかも……?

    1
    投稿日: 2016.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2016/3/12 中間の時の善太が素敵。 種彦・勝子夫婦もいい。 ほのぼのした。 ただ実在の人物を描かれると、その後どうなったんだろう…と調べてしまって、そういう人はたいてい死んでるし病気や不運に見舞われてたりして寂しい気持ちになって終わることが多い。 フィクションの枠から出てこないほうがいいのに。 あ、種彦さんイケメンやったんや。 今気付いた。 作家が語る作家の業も興味深い。

    0
    投稿日: 2016.03.13
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    『しゃばけ』シリーズで独自の時代小説の領域を開拓した、畠中恵。 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461317 年1冊ペースの『しゃばけ』シリーズ以外にも作品を発表していて、”脂の乗っている”作家さんですね。 書店巡りをしていたら、これまでのシリーズ以外の作品が文庫になって平積みされていたので、読んでみることにしました。 舞台は江戸。 主人公は若い旗本。 「お殿様」と呼ばれる立場ながらも、お役目もなく、しかも侍らしからぬ腕っ節の弱さ、という設定です。 趣味人の集まり、「連」にも顔を出している主人公の家にある日、その連で顔を合わせたことがある町人がやってきます。 その用件というのが、「戯作者になりませんか」というお誘い。 さまざまな事情がからんで、戯作(小説)を書くことになった、主人公。 現実に起こった事件を、戯作の筋立てとして考えることによって読み解く。 さらに、戯作を書くことそのものによって起こる、トラブルの数々。 その騒動と謎解きが、6つの短編となって描かれています。 それぞれの短編での謎解きと合わせて、短編相互のつながりで、大きなストーリーが展開していきます。 その楽しみとともに、各話それぞれが「江戸時代の出版事情」に絡んだ話題を取り込んでいます。 日本での出版というと、明治時代以降に発達したという印象があったのですが、江戸の世にもかなりのしくみが出来上がっていたのですね。 設定が設定だけに強引さを感じる部分もありましたが、楽しみながらお江戸の雰囲気を味わえる、畠中恵らしい作品だなと感じました。 今度もこの作家さんがどのような世界を展開していくのか、ウォッチしていきたいと思います。 『えどさがし しゃばけシリーズ』畠中恵 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461325    .

    0
    投稿日: 2015.10.27
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    良く出来る中間の正体が思ってたよりも普通でそこから読むペースが落ちてしまった。じゃあ何なら適切だったのかというと、あーやっぱりね、と思うものしか浮かばないけれど。 そして、彦さんのことあまり好きになれなかったのもあるけれど、だから戯作は面白い!という感じが私には足りなかった。

    0
    投稿日: 2015.08.15
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     本作は、しゃばけシリーズで知られる畠中恵さんの、シリーズ外の時代物作品の1つである。タイトルの「けさくしゃ」とは、漢字で書くと「戯作者」、つまり現在で言う小説家を指す。戯作者を主人公に据えた時代物とは、珍しい。  見た目は優男の柳亭種彦は、二百俵取りの一応旗本だが、暇を持て余す趣味人。版元の山青堂は、種彦の才能を見込み、戯作を書かせて儲けようとする。書くことが好きな種彦だけに、渡りに船かと思いきや…時代は江戸幕府の治世下である。  お上の目が光る中、当然ながら言論の自由などない。お上が風紀を乱すと見なせば、発禁どころか下手すると死罪である。版元も戯作者も、リスクが高い商売なのだ。よりによって、武士の端くれである種彦が、戯作を書くとは…。  本作の基本フォーマットは、種彦や山青堂が何らかの事件に巻き込まれ、真相を推理するために戯作を考える、というもの。いわゆる安楽椅子探偵に入るのだろうが、なぜか種彦の戯作は、当たらずといえども遠からずなのが面白い。  どう考えても詐欺だろと呆れる戯作の一に始まり、歌の読み手を探ったり、現在で言う覆面作家の正体を探ったり、大坂の版元に絡まれたり。この辺までは笑っていられるが、終盤では本当に危機に陥る。特に最後の戯作の六は、ネット時代の目線で見ても頷ける点が多いだろう。当事者としてはたまったものではない…。  キャラクターの魅力は僕が述べるまでもないが、江戸時代の出版事情は大変興味深い。大量印刷ができない当時、本は借りて読むのが主流であった。大坂と江戸の版元が揉めた経緯とは。同じ出版用語でも、当時と今ではまったく意味が違ったりする。  現在と共通するのは、1冊の本を世に送り出すのに、多くの人手がかかっているということ。本作は、本を、出版業界を愛する畠中恵さんによる、本を愛する人々の物語である。もちろん、普通に時代小説としても楽しむもよし。  柳亭種彦の作品を、是非書いてくれませんか、畠中さん。

    0
    投稿日: 2015.07.17
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    今人気の、書店もの、出版社もののお江戸版! さすが、目の付け所が違う。 江戸の出版のシステムもいろいろ分かったし、決まり事やお上の締め付けも厳しいために様々な事件が起きたり、楽しい。 江戸時代の人たちは、本文の中にも書かれていたけれど、読み書き人口が高くて、大勢の人が読書を楽しんでいた、日本が世界に誇れることだそうだ。 本を出すことが危険だった時代でも、人を楽しませ、自分も楽しい、『戯作』をやめられなかった種彦先生。 この「なにがあってもやめられない」感は、もちろん畠中さんの気持でもあり、創作する人に共通する活力の素なのだろう。 善さんが素敵でしたよ。

    0
    投稿日: 2015.07.14
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    戯作者 江戸時代の小説家のお話。 しかも、お殿様をしつつの小説家。 「見た目は役者と見紛うばかりのいい男」って、あるのにいい男っぷりが全然書いてない。と思う。人物紹介がなんだか薄味だったのかなぁ?いまいち話に乗り切れなかった。 戯作中の人物が勝手に暴れ回る程には私の頭の中で動き回ってくれない。しゃばけシリーズは大好きでそれこそ読んでる側から動き回るのに… 本を世に出すに当たって今の時代と似ているところあり、似て非なるところありでそこら辺は面白かったな。

    0
    投稿日: 2015.07.10
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    巻末の新井見枝香さんの解説によると・・・ 殿が小説を書いたり書かなかったり書かされたり書けなかったり書いて後悔したり書いて楽しかったり書いて解決しちゃったりする小説 です。 楽しかったです。

    0
    投稿日: 2015.06.11
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    武家の者が「戯作をする」というのはなかなか難しい世の中だったんですね。でも、作るという事が好きなこの方々がいたから現在も本を読むことが出来てるんですよね。次回は実際に種彦さんが作った戯作を丸々読みたいですね。

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    投稿日: 2015.05.30
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    なにがあっても「書く」ことを止められない、お武家さんのお話。 物書きの業ですなあ・・・。 当時の出版事情(言葉の意味等)もわかって面白かったです。

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    投稿日: 2015.05.23
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    全1巻。 新シリーズ1作目。 江戸時代に実在した小説家・柳亭種彦が、 とぼけた仲間と市井の事件を解決する。 て話。 うーん。 まだシリーズ1作目だからってのはあるけど、 畠中先生の他シリーズ、 「しゃばけ」はもちろん、 「まんまこと」「ちょらちょら」とかと比べると、 イマイチぱっとしない印象。 正直普通。 マンガ業界をマンガ化した 「バクマン」ってマンガがあったけど、 あれの小説業界版。 +αで江戸時代って感じ。 多分一番楽しいのは先生自身で、 読者はいつもの「畠中節」を楽しめない感じ。 楽しみ方のベクトルが違う。 可愛さもホンワカもちょっと控えめ。 表紙がいつもと違う感じなのが象徴してると思う。 まあ、今後の展開に期待。 というか、 急に違う方向の物語を発表された理由が気になる。 先生がノりにノってるからってんなら良いけど、 病気にかかってたりしないか勝手に少し心配になった。

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    投稿日: 2015.05.13
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    時はお江戸の作家と出版関係者。出版のシステムに違いはあれど、書く人と読む人・出版する人の心持にそれほどの違いはないようです。戯作することで推理する人はめったにいないと思いますけどね(*^-^*)

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    投稿日: 2015.05.13