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枕草子REMIX(新潮文庫)
枕草子REMIX(新潮文庫)
酒井順子/新潮社
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総合評価

37件)
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    別の本の対談で、酒井順子の名前を見つけ、ちょっと懐かしくなって読んだ。以前、私など足元にも及ばない読書家の友人から、面白いと勧められたが、私は古典の成績が悪く、貴族の文化に興味がわかなかったので、当時はふぅん、と聞いただけで読んでいなかった。今は昨年の大河ドラマ「光る君へ」の余韻もあって、ようやく手に取った。 現代に置き換えて、わかりやすくキャリアウーマンに当てはめたり、中宮の女官の世界が女子校と同じ構造だったりする例えを用いて、面白おかしく貴族の世界観を紐解く。 当時、貴族には平民を民とも思わない思想があり、清少納言も貴族は特別なものと思っている。(貴族は平民のことを「下種」とあからさまに差別していた)酒井さんも、時代を超えて全てを共感しているわけではない。そういう時代の価値観の違いは認めている。 清少納言との対談は創作なので、多少不自然さもあるが、酒井さんのマブダチにはなっている様子。今更ながら、「枕草子」をこういう解釈で、とびっくりするが、読んだら楽しめた。 『負け犬の遠吠え』が講談社エッセイ賞、婦人公論文学賞を受賞したあと、2024年に書かれた、ノリに乗っている作者が38歳の時のエッセイなので、確かに文章に「勢い」がある。今になって読むと、ちょっとそのノリについていけないところもある。 最初の版?連載時?には坂崎千春さんのイラストがついていたらしい、文庫では割愛されていていて、残念。

    2
    投稿日: 2025.03.30
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    感想 古典再発見シリーズ。古典を読むと人の考えることはずっと変わらないことに気づく。季節の花をかいで、人間関係に悩み、物思いに耽る。人の営み。

    0
    投稿日: 2022.10.13
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    酒井順子さんが追求する清少納言と枕草子。正直期待が大きすぎたためか、読み終わってもなんだか物足りなかった。私は酒井さんこそ現代の清少納言だと確信しているので、もうすこし濃いやつを読みたかったです。再読したら感想も変わるかなあ。なんだろうか、この消化不良感は…。

    0
    投稿日: 2019.06.13
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    『徒然草REMIX』が面白かったので、こちらも読んでみた。 ずっと前に『枕草子』を読んでみたことはあったけど、その時はさほど面白いとも思えず。でも、これを読んだら、俄然また読んでみたくなった。 -枕草子というのは、女子高において自然発生しがちな極私的回覧雑誌と、とてもよく似ているのです。 古典文学として読むのではなく、もっと砕けて読むと面白いのかも。

    0
    投稿日: 2019.02.24
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    平安当時の環境に思いを馳せ、人々の価値観や身分意識も把握した上で、清少納言がどんな人物だったのかが浮き上がってくる。 下種の家に雪が降ったり月光が差し込んだりするのも勿体ない、という教科書には乗らないであろう毒舌から、 とはいえ土台にひたひたと悲しみが湛えられているということを読み取るところまで、豊かな読み。

    2
    投稿日: 2018.05.12
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    こんな調子で説明してくれたら、古文の時間も楽しかったろうし、もう少し授業に興味が持てたのかも。枕草子なんて『春はあけぼの』しか印象なかったけど、ちゃんと読んでみたら(現代語訳次第なのかもしれないけど;)、おもしろい読み物なんだろうな。

    0
    投稿日: 2017.12.05
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    枕草子のこれまでよく知らなかった部分も(なんとなく)分かるので少し賢くなった気分。 ただ、現代の例に…というところは全然あっていないように思う。ちょっと解釈が違うんじゃないかな。あとは、清少納言の性格を分析?しているが、清少納言を誉めながら、筆者が=私もすごいでしょ?いけてるでしょ?といっているように読めてしまい、若干読むのがしんどい。

    0
    投稿日: 2016.09.18
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    清少納言がすごく身近に感じられます。お嬢様としては中の下か下の上くらいで、女としても美人ではないけれど所謂圏外さんでもない、微妙なプライドに支えられた辛辣な観察眼。中宮定子や皇族に対する屈託のないミーハー心。匂いフェチ。現代語訳も絶妙でした。

    0
    投稿日: 2016.06.21
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    酒井順子の人柄は嫌いだが、作品は別に評価したい、と思いつつ読んだが、やっぱり鼻についた。 清少納言の時代にはプライバシーという概念がなかっただろうし、人は死にやすく、生まれで職業も暮らしぶりもほぼ決まっていて個人の努力でどうなるものでもなかった。病気や天変地異の理由など殆ど分からなかった。だからこそ花鳥風月の沁み様は今とは比較にならない。そこは端折って、人間臭いところだけ自分に引き付けた下世話な解釈。 まあ面白いし、中高生が古典に親しむならこれもありか、という気もするが、枕草子がこんなことで書き尽くされているとするなら、日本の古典も大したことないってことになる。 これを読んで枕草子がわかったような気持ちになってほしくない。

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    学生のときは暗号を読み解くのに必死で全然好きになれなかった古文 共感できることを発見していればもっと視野が広がってたのにと思う 古文に免疫をつけるためにも中学生くらいの子に読んでもらいたい

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    投稿日: 2014.10.09
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    枕草子ってこんなにおもしろかったんだー。 って読んでると思う。 千年経っても人は人で、女の子は女の子なんだなと実感できる。 その上今でも「あるある」と思えることをたくさん言ってたりする。 この本で清少納言がちょっと好きになった。

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    投稿日: 2013.11.10
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    『枕草子』を章段に関係なくそれぞれのテーマにそって分類して、現代の感覚で解りやすくまとめてあります。 時々、現代風解釈の<>書きが煩く感じる部分がありますが、全体的に読みやすく、入門書に最適です。 これをきっかけに、本格的な『枕草子』も読んでみたくなります。

    0
    投稿日: 2012.06.02
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    中高生の頃徒然草と並んで好きだった作品が枕草子。作者の現代語訳や説明が分かりやすく、「いとおかし」の他にも清少納言が平安時代を生きる中で感じていたであろう気持ちや考え方、当時の文化的社会的背景が分かって面白かった。少しだけれど原文が読めるのも良かった。

    0
    投稿日: 2012.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生2年生の国語の教科書に紹介されていて、気になったので書店で購入しようとしたら、品切れ?絶版?あちこちのブックオフを 半年ほど探しあるき、やっと発見し購入。 「ある、ある」と思うところが、たくさん。おもしろかった。 特に、清少納言の「ブス感」がハマった。 最近でた「徒然草REMIX}も気になる。

    0
    投稿日: 2012.02.24
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    現代の清少納言による枕草子訳。読んでいてとても!気持ちがいい。イイ女だよね、清少納言ってば、と云いたくなる(笑)。

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    投稿日: 2011.11.16
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    枕草子を酒井順子流に読み解いたもの。 現代なら、と言い換えた部分が傑作で、わかりやすい。 清少納言は平安時代のキャリアウーマン。 なんか~清少納言と気が合いそうな感じはしますよね。 さばさばしていて、仕事を楽しみ、知的だけどあまり得な生き方は出来ていない~負け犬的個性というのか。 でも結婚もして子供もいたんだっけ?

    0
    投稿日: 2011.08.18
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    『枕草子』の抄訳というよりは、ガイドブック&ファンブックのような作品。この本の著者である酒井さんと清少納言との架空対談が所どころに織り込まれているのは面白いのだが、少し強引な印象を受ける部分もあって引っかかりを感じる。「桃尻語訳 枕草子」(橋本 治)に比べると、軽くて手っ取り早く仕上げたように思う。

    0
    投稿日: 2011.02.09
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    春はあけぼのぉ~・・・・・・ だけじゃない。 枕草子を再び、乃至、新たに知る事が出来る、現代女性と平安女性のコラボレーション随筆集。今も昔も、人間の根本は変わらないのね~。と、頷いたり苦笑したりの一品。 良い子ちゃんぶるだけの女性なんて、詰まらないと思いませんか? なんて、耳元で囁かれてるみたい。

    0
    投稿日: 2010.10.21
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    かの名作『枕草子』を酒井順子さんが解説&意訳と聞いてぜったいおもしろうだろう…と思い手にとった。 清少納言とは千年も時代がちがえど、感覚は同じところもあった、自覚のないブスはきらいだったなど、今まで見えてこなかった清少納言を見せてくれます。酒井さん節がおもしろいし、『枕草子』の品格は下げたかもしれないけど、ファンはふえたのでは。

    0
    投稿日: 2010.10.04
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    現代風に清少納言の言っていることを面白おかしく訳し、「ブス」「男」など興味を持ちやすいような題から枕草子を読み解いていく。ただ面白いだけではなく、各章を読むことで清少納言がどんな女性であったかが徐々にわかっていき、共感や感心を得られる。 和歌や薫物、十二単など平安の文化は貴族の世だけあって情緒的。現代ではもう失われている文化がたくさんあり、枕草子を通して平安の世界を覗いてみたくなる。

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    投稿日: 2010.05.26
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    大学の図書館で読みました。清少納言との会話の場面も、読んでいて面白いです。私も清少納言と話してみたい・・・(笑)

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    投稿日: 2009.12.02
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    酒井順子の中では、一番しみじみと面白かった。かねがね清少納言と酒井は似ていると僕も思っていたが、酒井本人も当然気がついていたわけか。

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    投稿日: 2009.07.20
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    教科書に載ってるような古典作品で1番好きなのが、枕草子です。 ちょっと触れただけでも、なかなか気づかない自然の美しさを、とってもキレイな言葉で表現していて、素敵な文章だから。 この本は、意訳も意訳だけど、1000年以上も前の文章なのにすごく生き生きしてる。 清少納言って当時の風情を大事にしながらも、現代的な心ももったとってもキュートな女性だったんだなーと思いました。

    0
    投稿日: 2008.08.02
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    非常にわかりやすく面白く、 現代風解釈にて清少納言というオナゴを紐解いてゆく。 古典も楽しいものなのだ。

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    投稿日: 2008.06.15
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    著者の言う通り清少納言の枕草子といえば「春はあけぼの〜」しか記憶にない私。 くだけた訳や著者と清少納言との仮想対談などから清少納言という人が良く分かりました。著者の考え方などがとても反映してるため、そのままのイメージで捉えるのはどうかと思いますが、女の人の考え方や性格って今も昔も変わらない部分ってやっぱあるのだと感じました。 歴史上の人物ってまるで小説の中の登場人物みたいに考えてしまう時がありますが、そこには清少納言という人が確かに存在していて、彼女はとても凛々しくて人間味のある人でした。

    0
    投稿日: 2008.05.14
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    『お洒落で賢くミーハーで意地悪』 まさに華やかな人そのものなコピーに惹かれて読みました。 中身は正直あまりおもしろくないというか、邪道的手法です。 ちょっとオタク臭する自己満な感じです。

    0
    投稿日: 2008.04.19
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    枕草子が好きなら、きっと本書も気に入るはず。少なくとも私は、著者の解釈に100%同意する。エッセイには書き手の感情や考え方がそのまま表れている。枕草子を読んで私が清少納言に対して受けた(受動的にでも能動的にでもある)イメージが、本書を読んでよりはっきりと浮かび上がってきた。やっぱり私は清少納言が好きだ、と確信を持つことができた。著者ほど枕草子や清少納言や当時の時代的背景に詳しくないが、私も清少納言と気が合う自信がある。拘るところと捨てるところ。本書の読了後、まったく新鮮な視点から枕草子を読むことができた。プライドが高くて傲慢だが凛々しく思慮深い、清少納言は正しい女性だったはずだ。

    0
    投稿日: 2008.04.13
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    すごい!枕草子が清少納言がすっごく身近に感じる存在になった。ってか清少納言ってこんなにこだわりがある潔癖症・・・まではいかないけど、そんな感じの人だったなんてびっくり。けどこれも図書館の貸し出し期間の関係上途中までしか読んでない。。。早く読みたいなー

    0
    投稿日: 2008.03.31
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    大好きな酒井順子さんの著書。 その名の通り、枕草子を酒井さんがREMIXしていたり、 酒井さんと清少納言の対談あり! 結局、昔も今も女の考えることは何一つ変わっていないのであーる。

    1
    投稿日: 2008.03.31
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    古文の授業で必ず習う枕草子。 実のところ作者、清少納言については殆ど知らなかった。 本書は最高の手引き書でした。\^○^/ 著者と清少納言の対談(フィクション)をところどころに交えつつ(笑) 「枕草子」の世界と、清少納言、作品の背景となる平安時代について 軽やかに語るエッセイ集。 清少納言にちなんだ京都ガイド付き。 「枕草子」を1段ずつ訳すのではなく、 必要に応じて、部分部分を抜粋(=REMIX)して紹介しています。 今までになかった斬新な紹介で、何よりとても楽しい一冊です。 一番面白く読んだのは、和歌について語っている部分。 ここで著者は、 平安時代の和歌は、現代のカメラ付き携帯電話のような役割を していたのではないかと言っています。 この比較、とても面白かった。 現代の感覚に照らし合わせた平安の習慣の解釈、いやぁ〜面白い。 平安時代には、外出先で感じたことを、和歌に詠み、 日々の生活の中で、美しい!面白い!と感じたことを和歌に詠んだ。 1000年以上の時がながれ、 現代の私たちは、実況中継のような状況報告や、感動したことの数々を 携帯のメールで送ります。 和歌も携帯メールも、心が動いたことに対して、 その気持ちを誰かと共有したい、という思いから スタートしているところが同じなのだそうです。 要するに、 ≪カメラで写真に撮る代わりに≫≪和歌を詠んでいた≫ということ。 さらには、携帯メールを送った相手から、返信を期待するところも、和歌と同じ。 返信メールを出すときに 「何か気の利いた言葉の一つも返さねばならず、そのプレッシャーというか面倒さ」は 和歌の返歌にも通じるのではないか、 さらに送ってきた相手が大事な人ではない場合は 「”別に急がなくてもいいか”と思えてしまうのも、昔も今も変わらぬ点」 という著者の指摘も、とても面白く読めました。 清少納言は お洒落で 賢く ミーハーで 意地悪 そんな人だそうです。 まさに現代っ子と同じだわ(笑) 「枕草子」入門書として、最適です。

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    投稿日: 2008.01.31
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    インテリで頭の回転が早い(と思われる)清少納言が学生のころ好きでした。 でも、ココまで現代の感覚と引き比べてみることをしていなかった! 女子ばかり集まる職場なんて、昔も今もそう変わらないであろうコトも、気づかず読んでた。女子高と似た空気を感じたからこそ好きだったのか〜。「ブスは引っ込んでろ」的な清少納言の意地悪さとかまで引っ張り出してくれて、改めて清少納言が好きになりそうです(笑)

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    投稿日: 2008.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    清少納言て、枕草子にこんなことを書いてたのか〜!  とただひたすら驚かされました。 確かに、私も「枕草子」と言えば「春はあけぼの…」という箇所しか知りませんでした。 中学の頃「ここは丸暗記しろ」と先生に言われて、必死で覚えたっけ。 だけど実は「こんな人って嫌い!」とか、「戸を開けっ放しで閉めない人はむかつく」とか、今の世でも「おお、なるほどな」って思えるようなことがたくさん書いてあったとは。 「枕草子ってこんなにおもしろいんだよ」と紹介してくれた作者の酒井順子さんに感謝。 私も、清少納言さんといろいろ語ってみたい。

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    投稿日: 2008.01.11
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    めっさ笑えるんですけど。この人の口語訳は半ばエッセイが入り交じっていて、お高い清少納言像が見事に覆された・・・高校とかの教科書もこんなふうにぶちまけてあればいいのに。「覗く」ということ、の段が衝撃的でした。

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    投稿日: 2007.11.09
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    枕草子といえば清少納言。 枕草子といえば『春はあけぼの』 誰しも中学時代に覚えさせられたはず。 しかして、あんな暗誦には何の意味があったか。 枕草子のおもしろさ、清少納言の鋭い視点には気づくことは出来ない。 そんな訳で『負け犬の遠吠え』で有名になった 酒井順子が1000年前のエッセイをリミックス。 実は枕草子がおもしろいエッセイであることを実感することが出来る。 清少納言が「むつかしげなるもの(むさくるしくうっとうしいもの)」として「猫の耳の中」と書いているそうだ。 対して酒井順子は「清少納言が猫の耳の中を見ずにいられないタイプの人間であることが私はうれしい。」と書いている。 確かにうれしい、そんな気がする。

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    投稿日: 2007.10.23
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    3/21 軽い気持ちで読んだけど、とてもおもしろかった。枕草子にこんなにおもしろい話がバンバンかかれてたなんて知らなかったし。酒井順子の情報の取捨選択、切り口の巧みさを堪能できる一冊。

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    投稿日: 2007.03.22
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    現代風に枕草子が訳されてて、しかも作者と清少納言が対談してて非常におもしろい。1000年前でも、今と変わらないところとかあって、興味深いです。ふむふむ。

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    投稿日: 2007.03.01
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    自分の好きなところだけ訳しているので、本格派の人には物足りないです。 が、勝手に清少納言と対談しているところは笑えます。

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    投稿日: 2007.02.14