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オペレーションZ(新潮文庫)
オペレーションZ(新潮文庫)
真山仁/新潮社
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総合評価

26件)
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    いや、まぁ結末はそうなるよね。 江島総理がブエノスアイレスで体験したデフォルトが、日本においてもその危機が迫っているという想いで、覚悟を持って歳出半減を計画、断行しようとする話。 ミスター財務省の周防を中心に、どのようにそれを実現出来るかを練って積み上げていく。 膨大な参考文献を元に、ノンフィクションのようなストーリー展開はさすが真山仁。 満足のいく内容であったものの、続きが気になる終わり方なので、連載小説のオペレーションFも読んでみよう。 選挙のところでは当確師の話が一瞬触れられていたが、あっちの小説に周防が出ていたかなぁ。要確認。

    17
    投稿日: 2025.12.15
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    普段読まないジャンルだったが今の政治状況と被り、違和感なく読めた。 結末もリアリティ側に舵を切っており、クライマックスで最高潮となるようなエンタメ性は無く、現実社会への不安を抱いたまま終結。 政治家とは。官僚とは。国民とは。 考えさせられる。

    21
    投稿日: 2025.09.09
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    「政治経済エンターテインメントドラマ」として単純に楽しめた。 しかし、現実の日本を描いていることは間違いない。 TVドラマがあるのは知らなかったので、いつかは視てみたい。

    5
    投稿日: 2025.06.08
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    フィクションと割り切れない内容なので、読んだ後は現実はどうなの?につながりました いつまでも今のままではないのは確かなのかなと

    2
    投稿日: 2024.04.02
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    率直にとても勉強になるうえに小説としても面白いです。 当時の大手生命保険会社と銀行の関係がよく分かりました。流れの腰を折らないような金融についての解説が織り交ぜられ、学びながら小説としても読み進められます。 登場人物像もよく入ってくるので、どんどん惹き込まれます。 細かい部分はフィクションでしょうが、志しある登場人物に感情移入しますね。

    1
    投稿日: 2024.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    経済小説ですが、日本経済の入門書だと強く感じました。同時に政治小説としても読めますし、エンターメントとしても抜群に面白い作品でした。文庫本で650ページにわたる大作ですが、一気に読んでしまいました。 日本の経済問題や財政問題にはとても疎く、漠然と借金が莫大であるという知識しかない私にとって、とても衝撃的な内容でした。フィクションでありながらとてもリアリティーを感じさせてくれたのは、巻末に示された圧倒的な量の参考文献です。 テーマは多岐に渡ります。財政赤字が1,000兆円の件、国会破綻(デフォルト)、IMFや海外の国家破綻の事例、アベノミクスの功罪、地方財政の破綻ー夕張市(作中は北海道の架空の市)の例、地方再生の取り組み等々、小説という手法に抜群のエンターテイメントを加味して読者に届けてくれました。著者の真山仁氏には感謝の気持ちで一杯です。上記の問題の入門書として、多くの人に読んでいただいて、自分たちの事として捉えて欲しいと思いました。 作品の大きなテーマは、日本がデフォルト回避のための政策として、歳出を現在の半分にするというとんでもない荒療治を実施するために、総理と若手の財務官僚が悪戦苦闘する物語です。 しかし、この極端なテーマの設定が、今の日本経済の問題をわかりやすく解説する手助けになっていると思いました。著者の意図や思いがとても伝わってくるように思いました。 作中作に『デフォルトピア』という作品が登場します。このネーミングもこれしかないというタイトルでだと思いました。 多くの登場人物に、それぞれの立場で主張を語らせますが、決して正解を提示するような内容ではありません。むしろ立場が変われば、主張が異なることは当然で、それを可能な限り可視化してくれたように思います。故に、我々読者に日本経済のことをしっかり考えてください、その材料は示しましたと言われているようです。 日本経済という難しい問題も、結局は私たち国民一人ひとりの問題で、無関心ではいられない点が明らかにされていたと思います。政治家や官僚に委託はしているけど、受託者達だけの責任ではなく、委託者である国民の責任もあると思いました。 要は政治に無関心であることは、まわり回って自分たちに返ってくるという当たり前の事に気づかされるのです。

    4
    投稿日: 2024.02.04
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    日々ニュースで聞いても、何となく大変なんだなとしか思っていない、日本財政。明日からもう少し興味を持ってニュースが見れそう。

    1
    投稿日: 2023.12.20
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    日本の財政問題。 深刻さは理解するも… …社会保障の改悪〈給付削減・負担増〉は困る。 読んでいると、現政策にも、腹が立ってくる。 まずは、政府の無駄使いと、そこに群がる輩を、取り締まるべきだろう… …などと、考えてしまう。

    2
    投稿日: 2022.12.06
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    日本の財政破綻対策として国家予算半減、と大胆なプロジェクトを掲げる総理、財務官僚の奮闘を描く話。 真山仁さんの本らしく参考文献がめちゃくちゃ多く、日本財政破綻という難しいテーマを詳しく描いている。他の作品同様、本作も今まで興味を向けたことのなかった財政破綻というテーマについて学んでみたいと思うきっかけをもらえた。

    1
    投稿日: 2022.08.21
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    リアリティはなし。詰め込みすぎて展開が急すぎるし、現場感なし。最初からドラマ化を狙ってるあざとさが見え隠れする。

    0
    投稿日: 2021.12.18
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    コロナ禍以前に書かれた話。 財政危機だから国家予算半減しようって話。岸田首相はこういう感じで危機感を持つ財務官僚に洗脳され動かされているのだろう。この小説の主人公も元財務官僚なんで。地方自治体あたりの話には共感。盛田みたいな代々財務官僚家系は実際に結構いるんだろう。

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    2021年11月13日読了。 日本の将来の可能性を書いた小説。 コロナ禍で財政支出が多くなり、新聞を騒がせているが歳入は赤字国債に頼っている日本。 小説内の日本もコロナ禍ではないが、現在と全く同じ状況。 時の首相は翌々年度の歳出を半分に減らし、財政健全化を図ることを表明する。 財務官僚、歳出の多くを占める厚生労働省、閣僚、財政再建団体、地域金融機関、地方自治体などから反対の声が相次ぐ。 歳出半減を実現することはできるのか?

    0
    投稿日: 2021.11.21
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    「オペレーションZ」 真山仁さん 1.購読動機 取材、参考書籍の量をもとに、リアリティに小説の世界を投影しつづける真山さん。 「小説だからこそ、ありえないだろ?!が描ける。」 その志向を好きな読者が、真山さんの小説を読みつづけるのでしょう。 私も、そんなひとりの読者です。 2.オペレーションZとは? Z。アルファベットの最後も文字。そう、後ろがないということ。 プロジェクト名の由来は、ここにあります。 日本がデフォルト、企業でいえば倒産するまえに、財政の構造改革を目指すというもの。 具体的には、単年度で、日本全体の支出を半分にする、国の借金を減らす原資をつくるというもの。 3.本からの学び、面白さとは? ①国の財政構造 ②市町村と国の関係構造 ③政局と政策 ④政治家と官僚 ⑤財政構造を変化させた場合に起きうること ⑥国債の買い手と外交 巻末の参考書籍50冊。そこから著者真山さんの視点から材料か抜き出され、生み出された日本の財政を世に問う経済小説です。 関心をもつ意味でも意義ありの小説です。

    10
    投稿日: 2021.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    赤字国家である日本の財政を抜本的に変えるための総理と完了の話。本当にこんなことを実現できるのか、その場合どんな世界になるのか、という点が気になって読み進めたが、その答えは作中に出てくる小説の端々で語られるのみで、本筋では結局実全できず、という形で終わってしまい、なんだか消化不良感が少し残る内容だった。

    0
    投稿日: 2021.05.08
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    オペレーションZ 最近読んだ小説で一番面白い小説であった。昨年から密かに個人的な真山仁ブームが来ているが、ハゲタカシリーズよりもテーマとしては面白い。 日本政府が赤字国債を発行し続けている現状へのアンチテーゼ。前職の総理大臣が体調不良でダウンし、急遽バトンタッチした内閣総理大臣・江島が日本の国債の問題を解決に導く為に、歳出を半減させるという政策を行うもの。半減の根拠としては、歳入と均衡させるというもので、これ以上赤字国債を増やさないための対応策である。歳出半減の計画を実行するにあたり、主に財務省官僚が特別チームと作り、オペレーションZと名付けられたこの政策の実行に奔走するというお話。 歳出半減の場合、社会保障費と地方交付税交付金をほぼ0円にすることでオペレーションZチームは実現を探るが、もちろん、厚生労働省や各方面からの非難に合う。財務省内部からもオペレーションZを快く思わないメンバーがメディアに情報を流すなど、妨害行為を企てる。 この物語の特徴的なところは、小説の章ごとに、作中に現れる作家・桃地実の『デフォルトピア』という小説の一部が挿入されている点である。『デフォルトピア』は日本がデフォルトし、福祉サービス等がすべてストップしてしまった日本で起こる悲劇的な状況を描写したものであり、完全なるディストピアが描かれている。まさしくオペレーションZはこのようなディストピアを防ぐために行われるのであるが、各章の最後にデフォルトピアが挿入されることで、最悪の未来をパラレルに描いており、これが物語に緊張感をもたらしている。 そして、もう一つの面白い点が、これは完全にネタバレになるのだが、この小説は完全なるバッドエンドで終わる。オペレーションZを断行する江島は最終的に与党内からも造反組が発生し、内閣不信任決議を提出される。与党内も造反している為、不信任案が可決される気配を察知し、解散総選挙を行うのだが、この選挙で江島を中心とする党は過半数が得られない状況となり、最終的には政権交代となり、オペレーションZは未完に終わる。将来的に爆発する爆弾を抱えながらも、人々はやはり今の自分の生活を守るという選択肢を取るのである。勿論、民主主義である限り、選挙の結果が一つの答えであり、国会議員は選挙に選ばれなければなれないし、政策も実行できない。しかしながら、ディストピアを避ける為に今身を切る政策を行う政権に対して、やはり国民は選挙でNOを突き付けてしまうというこの難しさをあえて描いているのは、この小説を単なるデフォルトピアへの警鐘に留めず、人間のある種の利己心や凡庸な醜さを炙り出す意味合いもあり、小説としての面白さが滲み出ている。 オペレーションZでは結局実現しなかったプランとして、相互扶助のネットワークを立ち上げることにより、医療費や介護費用なしで、これまでのサービスレベルを最低限維持するというものである。これまで、資本主義は消費単位を最小化することを心がけてきた。そして、その過程で自分らしさの追求という幻想と人々に植え付け、これまで現物でやりとりされていたサービスなどを商品化してきた。保険に携わって思うのは、保険商品は確かに人々に良い影響を与えることは十分理解しているのだが、同時に保険商品が不要な社会づくりもまた必要でないのかということである。無論、がんや医療費に関しては、専門家のサービスが必要であるが、例えば介護等に関しては、一定はコミュニティ内の現物ネットワークで補える部分もある。例えば、就業不能に関しても、面倒を見てくれる人や助けてくれる人が周りにいれば、何とか生き延びることもできるはずだ。これは、卵が先か鶏が先かという議論でもあるが、保険商品が確かに今の世の中にマッチしたものが多くあるが、やはり保険会社が需要を創り出している側面もあるだろう。私は、保険商品を販売しつつも、保険商品がなくても生き延びられるようなレジリエンスの高いコミュニティを復権を模索していきたい気持ちも強い。

    2
    投稿日: 2021.01.22
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    日本の財政危機をテーマにした作品!話の展開にドキドキハラハラさせられ、とっても面白いと感じた!非常に読みやすく、さらに非常に重要なことを考えさせられる、良い作品だと思う!

    1
    投稿日: 2020.08.13
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    題材と展開は○。しかしラストがかなり残念。終わった感が全くない。社会へのアンチテーゼとして上梓するのなら独自の結論を訴えかけないと趣旨をなさない。スパイや芸能人政治家などを軽く見過ぎな感も強い

    0
    投稿日: 2020.06.29
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    お、真山仁の文庫出たんや、と購入。 1ページ目で気づく。これ読んだ…そう、ハードカバーで読んだやつや〜。再読です

    0
    投稿日: 2020.05.16
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    正直、オモロない。人がやたら出てくるし、名前覚えられへん。 それでも、ブルや准教授はワクワクするような人物で描写もよろしい。 物語の最後はシュルシュルとなり、つまらんかったわ。

    0
    投稿日: 2020.05.10
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    最近読んだ福田和代著『バベル』がコロナウイルスによる緊急事態宣言下の現代日本と相似形をなすなら、本書は明日の日本を示しているのだろうか。 国の借金が1千兆円を超え、財政危機の日本。 迫りくる財政破綻を打破しようと、時の総理がオペレーションZと名付けられた一般会計歳出半減断行を宣言する。 「Zには、後がないという意味がある。私たちの国は絶体絶命で、後がないという作戦を遂行せよという意味だ」 その内訳は、社会保障関連費と地方交付税交付金をゼロにすること。 その実現のためのチームOZが結成されるが、野党ばかりか与党や閣僚からも反対の声が沸き上がる。 果たして、この作戦は成功するのか、スリリングな展開に固唾をのみながら頁をめくる。 現実に目を向ければ、コロナ禍の今、事業者や国民を救済するためにと政府は赤字国債の発行に迫られている。ますます膨れ上がる国債残高。 小説の世界が現実化し、財政破綻に直面するのか。 「今、そこにある危機が迫っている」 小説内で、総理が訴える。 「私たちの未来のために、これまで目を逸らせてきた大問題」と向き合わないと、手遅れになってしまう。 その感がいや増す読後である。

    8
    投稿日: 2020.05.08
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    誰もわかってはいるけれど,そこに手を付けず目をつぶりたくなるストーリー 現実に起こっていることで,それを変えていかないといけないし,我々がもしかしたら直面するリアルを感じるお話でなかなかワクワクしますよ。

    1
    投稿日: 2020.05.04
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    日本の財政破綻を回避するべく立ち上がった江島内閣と、そのプロジェクトチーム、オペレーションZのメンバーたちが躍動する。 一筋縄ではいかない人間同士の政治の部分や、マスコミへの対策、与党内の分裂や、歳出半減という、そもそも困難なミッションと、問題が山積しているのに、それらを熱意で乗り越えていく主人公たちの姿が、今の日本に本当に必要な政治家のあるべき姿だと思った。 日本の財政破綻も、このままではそう遠くない未来に起こりうること、今現在が良ければそれでいい、という考えでなく、未来は子どもや孫のためのものであることを肝に命じて生きていかなければいけないと感じさせられる。

    1
    投稿日: 2020.04.23
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    怖い。 あまり政治に興味がない そのことの無責任さが痛感させられました。 それにしても、 政治もマスコミも不健全です。

    1
    投稿日: 2020.03.19
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    日本の国家財政改革を目指す話。 良いところまでいくがいつもの政治家の潰しにあって最後最後でとめられた。多分この話と同様に本当の日本で行おうとしても多分そうなるだろうなと思われる。この続きが欲しいところで終わるので、一個減点だ。ただ本当にありえる話でちょっと怖かった。

    0
    投稿日: 2020.03.15
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    久しぶりの真山さんの本。 近年、政治関係にも手を出し始めていることは何となく認識していたのですが、 初めて真山さんの政治モノを読む機会に恵まれました。 やはり安定感があるだけに、その先の展開がどんどん気になります。 途中作品の中で出てくる作家が真山さんを憑依しているのでは?と(勝手に)妄想してしまったり、 色々と楽しめること間違いなしの政治小説。 テーマは日本のデフォルト(倒産)。 我々日本人としては、臭いものに蓋をしてしまっているテーマでもあります。 未来に(そして、未来の若者たちに)負債を残さないためにも、 日本人としてちゃんと認識しておかなくてはいけないテーマを 小説とという取っつきやすい手段からまずは始めてみる、 それだけで意義のあることかと思います。 最後の終わり方があまり個人的には好みではなかったのが残念ですが、 別に自分の好み通りに終わる必要もないといえば、ないので。。

    3
    投稿日: 2020.03.08
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    大手生保会社が資金繰りのため国債を投げ売りする事態が発生、国債価格が暴落した。国債頼みの政治は、誰かが終わりにせねばならない…。国家予算を半減すべく、江島隆盛総理のもと若手財務官僚が集い、極秘作戦が始動する。しかし他省庁や与党守旧派が抵抗し、世論も猛反発、メディアの攻撃が渦巻くなか、総理はついに国会を解散する大博打を打つ―。息もつかせぬ緊迫のメガ政治ドラマ!

    0
    投稿日: 2020.03.08