
総合評価
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powered by ブクログ本編からさかのぼること約100年。騎士道精神あふれる主人公と従士である少年の波乱万丈な冒険が描かれる。剣での戦いや馬上試合といったアクション要素が多く、話もわかりやすいので、長大な本編に手を出そうか躊躇している方はとりあえずこちらを読むといいかも。雰囲気は全体的に爽やかだし、予備知識は不要だし、ドラゴンや魔法といったファンタジーらしい要素が無い分入りやすいかと思います。 主人公像が結構面白く、身長が高いという以外にこれといって秀でた能力があるわけでもなく、馬上試合ではよく負けるし、さほど聡明でもない。でも実直さ(あるいは愚直さ?)によって道を切り開く場面が多くあり、ここでも既定路線に進まず意外な落とし所に持って行く作者の手腕が光っていました。 でもこれ、本編と同じく完結してないんですよね。作者によるとまだ続きの構想があるらしく、でも2010年に3つめの話を書いて以降、続編は書かれておらず、いやとりあえず本編を片付けてくれ……と言いたくなります。 ちなみに本作はHBOでのドラマ製作が進行中らしい。原作は上記した状態なので本編を追い抜かすかたちになるだろうから、このスピンオフについてもドラマ版で”補完”することになりそうだなあ。
4投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログ凄い面白かった。氷と炎の歌を読んでなくても大丈夫です。正統的な中世騎士ものがお好きな方には超お勧めです!
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ世界一面白い小説「氷と炎の歌」おスピンオフ。名もなき騎士ダンクと、その従者で家出王子エッグの連作集。将来エッグは良き王となり、ダンクは王の盾総帥となると思うと胸アツ。バリスタンを”豪胆”と命名したのもダンク。そしてブライエニーの先祖でもあってさらに胸アツ。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジョージ・R・R・マーティン(ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)の原作者)の作品。 ゲーム・オブ・スローンズと同じ世界であるが時系列的に100年前となっている。 草伏しの騎士である巨漢(2m以上ある)で心優しく己の騎士道を貫く若者ダンクと従者だが実はターガリエン家のプリンスであるエッグ(エッグはエイゴンの略したものらしい)のコンビが様々な土地を遍歴し冒険していくというストーリー。 同じ世界を扱っていながら本編とはテイストが全く異なる作品となっている。 騎士道華やかなりし時代の冒険譚という事で、本編に比べ明るい気がする。 主人公の二人は、権力者たちが繰り広げる陰謀に毎回巻き込まれるが、自分たちの良心に従い行動し、彼らの騎士道を貫きつつ生き残るので読んでいて気分が良い。 また、ちょうど良い長さの短編で、そんなに根を詰めなくても読み切れるので娯楽小説としてよくできている。是非とも彼らのさらなる冒険を読んでみたいと感じた。
0投稿日: 2020.04.19
