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大人のカタチを語ろう。
大人のカタチを語ろう。
伊集院静/集英社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間が集団で行動するのは、生き続ける能力が極めて脆弱だからである。集団で動けば、当然のごとく何かの役割をさせられるが、することになる。そうしないものは、集団からはじき出され、さっき書いたように死ぬしかない。食物も与えられないし、女も、家族も手に入らない 死別、別離への私の考えは、距離の理由を考えるな。である。何故か?それは別離には、特に死別には答えがないからである。あるのは相手が死んだと言う事実だけである。それだけのことだ 人間はよほどの人である以外は、依るべきところ、依るべきものを持っていないと生きていけないのではないかと私は、この頃思うようになった 人生の早いうちに、自分が何者でもないことを知ることは大切である 金のために、命まで預けるような人間にはなるな 欲望には限界がない。金儲けの人生には、終わりなど来ないのである 金をを持てば、人は傲慢になる 神など存在しない。と言う結論に至ってしまった。存在を否定すれば、論旨は極めて明瞭になる。

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    投稿日: 2025.06.24
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    漠然と一年に一度だけ歳をとり年齢だけが増す。 ある一定の歳になると大人と言われるようになったが、中身は子供と言われていたあの頃と何も変わらない。 言葉で納得できる大人と呼ばれる自分の定義のあり方を探して読んでみた。 読み終えたがまだ大人とは謎に包まれたままである。

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    投稿日: 2021.04.19
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    訳あって本を読めない時期が 続いていたけどついに 読み終えることができた。 「大人」がどういうものかは 人によって考え方は違うだろうけど 著者の考える「大人」は 一つの理想的な「大人」の形だ。 厳しいけど優しい言葉に 自分の生き方を考えさせられる。 著者の体調が回復したら この作品の続きをぜひ聞かせていただきたい。

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    投稿日: 2020.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020/03/22予約 何度読んでも、心が揺さぶられる箇所。 死別は時間だけが解決してくれる あんなに辛かった日々があった、といつか思える日が来る 確かに本当に辛かった日々を、時々思い出すようになったかもしれない… 一番辛かったときは、そんなことあるわけない、と思っていた。 経験した人の言葉だから、納得がいく。

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    投稿日: 2020.03.22