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「身軽」の哲学(新潮選書)
「身軽」の哲学(新潮選書)
山折哲雄/新潮社
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総合評価

5件)
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    病を経ての本書で、山折先生は、西行、親鸞、芭蕉、良寛を追い、身軽になっていったその足跡を綴るもの。いま、90歳を越えておられると思いますが、身軽な暮らしをなさっているでしょうか。

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    投稿日: 2024.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

     西行、親鸞、芭蕉、良寛の共通点は、人生の折り返し点を過ぎ、歌や句に益々傾倒していったこと。旅に出て「うた」をつくった。孤独を愉しみ、自由の世界にあそんだ。 山折哲雄「身軽の哲学」、2019.5発行。よく生きたのだから、そろそろ鎧を脱いでみないか。著者は86歳のとき、軽い脳梗塞になり、全身麻酔の数時間の手術(カテーテルを5本太腿のつけ根から血管にさしこみ、心臓に近づけ患部を焼く)をされたそうです。今年91歳、お元気です。

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    投稿日: 2022.04.13
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    情緒的で詩的な表現が多くロマンチストな著者なんだなぁという感想。 ミニマリズム、禅、といった興味から、一切を棄てて身軽になるということをもう少し深く知りたいと思って読んだが、物理的な身軽さではなく、歳を重ねて凝り固まってきた思想からの解放を求める内容で、私が求めているものよりも一段先をいっている。それゆえ、膝を打つようなしっくり感は得られなかった。 しかし、本書で挙げられた4人の人物の晩年の生き方に俄然興味がわいたので、これを糸口にし探求を続けたい。

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    投稿日: 2020.10.27
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    仙崖という人物にちょっと興味が。良寛のお茶のエピソードには引いた…みんな悩んで、背伸びして、吸収しまくり、次のレベルに達するのに捨てようとしても捨てられず…やっと最後には身軽になる。人生の、思想の、信仰の断捨離も大変だなー、と思いました。

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    投稿日: 2019.07.18
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    山折老師の「哲学」というか、エッセイに近い人生の「終末期」に関する考察である。簡潔にして平明な名文が、そのように感じさせるのだろう。インドでは古来、人生では「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」の四住期を経るのが理想とされるが、日本で特に「林住期」「遊行期」に特徴的な業績(?)を残した4人・・・西行・親鸞・芭蕉・良寛・・・を取り上げて、それぞれの業績とそれに至るまでの葛藤を描き、またそれぞれの思想の関連性を考察している。本書の冒頭で、著者が老境を迎えて処分を進めてきた書籍のうち、どうしても処分に踏み切きれなかった全集類を最近手放して、意外にも「身軽」さを感じた、と述べている。そしてそれが本書の題名の「身軽」となっているのであって、前記4人が老境になっていかに「身軽」(ニルバーナ)を迎えたか、が主テーマとなっているのでだ。それにしても、著者も触れているが、この本を書くに当たって資料を大量に入手したであろうから、著者は再度「身重」になってしまったのではなかろうか。

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    投稿日: 2019.07.15