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ナラタージュ
ナラタージュ
島本理生/KADOKAWA
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総合評価

(653件)
3.7
158
207
170
56
17
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    元カレの言動が小野くんと激似で震えた 所々、ありえない、とか、泣きたくなるようなことが多かったけど、切なくて、悲しい恋愛の物語だった

    0
    投稿日: 2026.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了後、葉山先生は本当に、工藤のことが好きだったのか。それだけを考えさせられる。終盤、彼の友人だったという男から話を聞かされる工藤。彼は彼女と撮った写真を大事にしていて、それを受けて男は好きだったみたいなんて漏らす。入籍もして幸せな日々を送っているであろう工藤の中の葉山は永遠に消えなくて、愛とは呪いだと思わされた。 お互いを本気で求め合っていたことは事実でも、それは愛だったのか執着だったのか。分からないけれど、二人の間の関係は名付け難い唯一無二のものだろう。

    0
    投稿日: 2026.10.03
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    若者の恋愛模様を描いた作品。 ん〜〜〜、面白くない。 登場人物に魅力がなく、余計な情景描写が多過ぎる。 読む人を選ぶ作品かな。

    1
    投稿日: 2026.09.29
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    読了後、しばらく放心状態でした。 たまたま読み終えた時、外は大雨。フィクション作品だけど、本編の雨のシーンが現実と重なって、切ない気持ちがさらに増したように感じました。 過去に叶えられなかった恋がある方、忘れられない人がいるという方、気持ちはお互いにあったけど離れるしかなかった恋をしたことがある方には特に刺さると思います。 少なくとも、私は心が抉られるようなキツさも感じ…ここまで恋愛小説で泣いたのは初めてだなぁと…。 切ない恋愛小説、だけど、名言が沢山散りばめられた美しい作品です。

    0
    投稿日: 2026.09.23
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    生徒と先生の恋愛とか気持ち悪いのでは、、と思いながら一気に読了。 久しぶりに純粋に切ないと思える恋愛小説と出会えた。 恋愛って楽しいだけではなく、こんなにも儚く切ないものだと思い出させてくれた。

    1
    投稿日: 2026.09.20
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     青春の恋愛小説。大学生になった主人公の女性が、高校時代に恋心を寄せた年上の男性にへの想いを思い出す物語。純粋な恋の物語はより若い世代のほうが共感しながら読めるのかもしれないが、中高年となった私が読んでも、主人公の気持ちに寄り添いながら読むことが出来た。難解な小説でもなくて読みやすく楽しかった。

    0
    投稿日: 2026.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先生は本当に奥さんのことを泉より好きだったのだろうか。奥さんに対して、愛情よりも、これまでの2人の人生への責任が強くある印象。私は、物語の中に奥さんを選ぶ決定的な理由を見つけられなかったし、泉を選んではいけない理由も同様に見つけられなかった。ここまで弄んだのに、と思ってしまった。 でも、泉と葉山先生が結ばれていたとしても、幸せになれなかっただろうな。先生は奥さんへの罪悪感を抱えていただろうし、泉も「自分のために先生がそれまでの人生を捨てた」という重さを背負うことになると、それはそれでまた苦しい。長くは続かなさそう。 小野くんの豹変も印象に残った。泉を傷つけることでしか自分のプライドを守れなくなったのかな。3人とも、相手の気持ちは自分の思い通りにはならないということに苦しんでいたように思う。好きだから一緒になれるわけではないという、ままならなさが強く残った。

    0
    投稿日: 2026.08.22
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    お互い未練を引きずりがちな2人の描画が長く続く印象で、読んでいて少し退屈に感じる事もあった 挫折や葛藤をしつつ日常は平常心を保っているように過ごす事は大なり小なり皆そうやって生きているんだろうな

    12
    投稿日: 2026.08.20
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    思い出すと心が痛む記憶。 だけど、その痛みこそ実在した記憶の証明をする。 テンプレート化された教師と生徒の恋愛ものだと思っていた。 痛みを伴う記憶の在り方によって転落を迎える者、痛みをすべての悦びとして残りの一生を余韻として過ごす者がいる。 風景、感情、しぐさ、身体特徴、どれをとっても描写が細かく多くの人に読まれる理由が分かった。

    1
    投稿日: 2026.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直あんまりハマらなかったし面白くなかったです。 夢見る女子の妄想を見ているようなシーンが多く、そうはならんだろという展開や心情変化が多くて戸惑ってしまいました。 葉山先生は奥さんと別れたと言いながら実はまだ忘れられてないし籍も残っているという最悪な嘘をついたまま泉に優しくして、卒業式の日には泉が好きかどうか自分でもよく分からないままキスするという卑劣さがあります。 泉は葉山先生が好きで卒業しても当然忘れられませんでしたが、葉山先生が離婚してないことを知って小野くんに手のひらを返し、しかしやっぱり葉山先生が好きで葉山先生との写真と手紙を持ち歩くなど小野くん を可哀想な感じにするという卑劣さがあります。 小野くんは泉を好きになったけどすぐ女の子も含めて人のこと家に呼ぶしずっとメンヘラで不安がってるし、上手くいかなかったり嫌な気持ちになったらすぐキレるし、挙句泉に外で土下座させたあと「うそだよごめんね、なんでもするからまだ続けよう」というような卑劣さがあります。 このようにこの作品には鬼畜人間ばかりが登場します。男はすぐ抱きしめたりキスしたりするし、泉はそれでも満更でもない感じあるし、葉山先生は結局奥さんのところに戻るのに「泉が好きだ」と言ってしまうし(このセリフがあるせいでなんで葉山先生が奥さんを選んだのかあんまりわからない)、結構ごちゃごちゃしています。 小野くんが元カノ多くてフラれてばっかりな男というのは解像度高くて良かったです。 色んなシーンが説明だけですっ飛ばされてしまう割に最後の葉山先生と泉が寝るシーンだけ異常に細かく描かれており(しかも詩的すぎてわかりづらい)官能小説みたいになってて思わず笑ってしまいました。 しかも柚子ちゃんの死など謎にシリアスなシーン入れてきたりでもうわけわかんなくて面白くなかったです。

    0
    投稿日: 2026.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生の時好きな先生に振られて(でも卒業式の日キスはされた)大学生になりました、ある日突然その先生から電話かかってきて高校の演劇部に顔を出すことになり再会、先生のことはやっぱり好きだけど「一緒にいて楽しい」と感じる小野くんと付き合う、けどモラハラみあって結局別れて、柚子ちゃんがレイプされて自殺してしまって、葉山先生は過敏性腸炎になって、「妻のところに戻ることにしたよ」って言って「今までありがとう、君のためになんでもするよ」って言って体重ねました。 小野くんと付き合うまでがなんんんがくて、全体的にいつもどんより曇り空、みたいな本だったから読むのやめようかと思った。 ただ他に読みたい本も無くてとりあえず最後まで読んだ。 完全に葉山先生目線の「妻」なので、こちらの情報としては「ちょい感情の起伏が激しくて、放火した人」でしかない。 でもだからと言って生徒に手を出す夫、嫌だな。 「なんでもするよ」と言ったら泉がそれ希望するのわかってただろう。 まあその描写が醍醐味というか、表現力が圧倒的に力はいってて、ああこのシーンのために今までがあったんだな、と思いました。(そんな客観的に見てるのダメすぎる) 「君の声が聞きたくて」とかでしょっちゅう20歳の子に電話する32歳男(既婚)どこか変だよ。泉の写真パスケース?に入れてるし。 「あいつは純粋だから」で片付けられるものなのだろうか、、 めちゃくちゃ好きだったけど、 よく考えたら奥さんいるくせに年下の私に言い寄ってきたりしてキモいやん! 奥さんと離婚して私と付き合ったとしたら今頃浮気されてたわー!あーあぶなかった! って目が覚めますように。私的にそれが恋愛のリアル。 まあこんなけちょんけちょんに言ってるけど、 小野くんと別れる時「もとに戻りたい」って泉は言ってて、それが「友達に戻りたい」という意味では無くて「葉山先生に戻りたい」って言う意味(ていうかはっきりそう言ってた)だったのがなんか良かった。小野くん軸じゃなくて、やっぱりずっと思ってる人軸なんだなあと思って。 実写化有村架純はぴったりすぎて良いです。(観ないけど)

    0
    投稿日: 2026.07.26
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    多分人生で1番読み返してる小説。島本理生さんの話はどタイプ。 自分には経験がなくても、自分の中にある思い出とどうしても擦り合わせながら読んでしまう。過去をどうしても思い出したくなる。

    0
    投稿日: 2026.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先生に終始イライラしながら読んだ。はっきり突き放すでもなく、構ってほしいオーラを出すところが本当に鬱陶しい。主人公は体育教師との対比で先生がよく見えたようだが、普通にしょうもない男だと思う。

    0
    投稿日: 2026.07.21
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    ストーリーや設定は好みで、葉山先生と泉の「好きだけど一緒になれない」関係性も切なかった。 ただ、登場人物たちのセリフや言い回しが少し気取っているように感じてしまい、最後までそこが気になった。葉山先生のどっちつかずな態度や、小野くんの一面にもモヤモヤ。 読後は「泉は結局幸せだったのかな?」という気持ちが残る作品。好きか嫌いかと聞かれたら、私には「普通」でした。

    0
    投稿日: 2026.07.21
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    大学1年生の工藤泉 高校生時代クラスの人と馴染めずにいた そんな時演劇部の顧問だった葉山先生から 入部しないか?と勧められていた 泉が卒業してから部員が少なくなり、 文化祭にOBとして参加してくれないかと 先生から電話が来る 元同級生の黒川と志緒、それから 黒川の大学の友達、小野くんと練習に参加する やがて小野くんと一緒にいる時間が増え 付き合うことになる 小野くんと付き合ってる時も ずっと葉山先生の事を好きだった泉 葉山先生も泉の事を想っていたが 実母と元妻の相性が悪く 火災騒動にまでなってしまい 自分は誰のことも幸せにできないと 泉への想いを抑え込む 小野くんからの束縛や愛情、 セックスなども重荷になってしまった泉は別れることを決意 そんな中演劇部の後輩柚子ちゃんが レイプをされた事により自殺してしまい 葉山先生も過敏性腸症候群により入院。 看病したからと、泉のお願いで 最後の思い出に葉山先生の家で泊まる事になる 暫く忘れられずにいたが 泉は社会人になり会社の年上の男性と結婚するし 葉山先生も元妻と寄りを戻す。 完読 最初は青春そのもので描写が進められていくが 小野くんと付き合い出してから とても鮮明な恋愛の物語になっていく 葉山先生の何がそんなに魅力的なのかは分からないが 小野くんに対する感じ方の差がすごい 泉目線ではこう言う小説になるのだろうけど 小野くん目線では大分違った物語になるのだろうなと思った

    0
    投稿日: 2026.07.19
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    島本理生の本はこれでまだ2冊目だけど 複雑な心理描写に長けているのは勿論のこと 登場人物の1つ1つの仕草や表情 その場の温度や空気感までもが 意識せずとも想像出来るほど 繊細に描くことにも長けているのだなぁっと感じた。 映画を観たのはもう随分と前のことだけど 序盤からすっ飛ばすような激しいラブストーリーだと 記憶が勝手に塗り替えられていた。 原作は後半まで良い意味で淡々と静かに進んでいき 後半で一気に熱烈さを帯びて 前半よりも深さを増し再び静かに終わっていく そんな印象だった。 葉山先生と小野くん、対照的な2人だけどどこか共通する部分を感じた。 もしも私が泉の立場だったら... 私もきっと葉山先生に惹かれてしまうのだろうなぁっと。 どこまでも優しくて、どこまでもずるい、そんな葉山先生に。 後半の"この人からなにも欲しくない。 ただ与えるだけ、それでおそろしいくらいに満足なのだ。"っという泉の気持ちが わかるようでわからなくて、というかわかりたくない気持ちさえあって。 温かいのに痛々しくて苦しくて、こんなふうに私も心から思えるようになりたくて、どうしようもなく愛おしかった。 恋愛においての不安定さ、その中にある幸福と絶望を葉山先生という元教師との泉視点で描かれているストーリー故に 一般的に共感性はそこまで高くないのかもしれないね。

    1
    投稿日: 2026.07.12
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    【あらすじ】 工藤泉(くどういずみ)は、婚約者と川辺りを歩く道すがら、ある男性との思い出を回想する。葉山貴司(はやまたかし)。泉の高校時代の恩師であり、そして彼女の忘れ難い初恋の相手である。演劇部の応援のために久しぶりに訪れた母校で、久しぶりに葉山と再会を果たした泉は、戸惑いながらも胸の高鳴りを覚えーーー。 【短評】 残念ながら好きではなかった。 泉と葉山が互いをかけがえのない存在として認め合っているのは理解出来た。初恋というのは鮮烈なものであるからして、後生大事に抱えて生きていくことも概ね理解出来た。しかしながら、当人同士がそれを心の内に秘めたままに別々の人生を歩んでいくという思考は、まるで理解出来なかった。それは色んな意味で不誠実だと思うのだ。 誰かを伴侶とするならば「一番に置く」というのはとても大事なことだと思う。心に決めた一番があるのであれば、それに従うのが当然だし、そう出来ないのであれば別の誰かと結ばれるべきではないと私は思う。ニ番手に置かれれば、そりゃあ相手は怒るのだ。(怒れば何でもして良いというの別問題で、控えめに言って小野は屑である) 而、個人的には泉も葉山も遠からず破滅すると思う。彼らは二人で手を取って生きていくべきであったし、そうでなければ、世間とは隔絶したどこかで隠遁して生きていくべきだと思う。これは「嗚呼!どうして別れてしまうんだ!!」みたいな切なさとは違う。得も言われぬ不快感である。 さりとて。綺麗なシーンは幾つもあった。 印象的な電車のシーンなどはとても好きだし、最終盤の葉山の近況を聞く泉の姿も感慨深かった。どれも素敵な描写なのだが、前述した不快感にどうしても塗り潰されてしまう。また、婚約者が都合良く泉を包み込むのも気に入らない。多分、遠からず彼も豹変するのだろうな、などと思った。婚約者については余り頁が割かされていないが、「他に一番がある相手を愛せるか」という部分が骨太に描けていたら、本作の評価も一変しただろうと強く思う。 恋愛小説は「好み」先行なので、浅薄な私のままに、合う/合わないで論じてみた次第。 あれこれと書いてしまったが、私は恋愛小説は余り読み慣れておらず、全体にチョコレートをビシャ掛けしたような甘くて頭の悪いものを好む悪食ゆえ、ご容赦願いたい。も少し若い時分に読んでいたら印象も違っただろうかと天を仰ぐ夏である。

    20
    投稿日: 2026.07.07
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    序盤と終盤で全く違う小説を読んでいるみたいだった。前半の青春劇が爽やかな分、泉と付き合ってからの小野君の変化にかなり大きなダメージを喰らう。 今の言葉で言ったらモラ男なんだろうな…彼のような人を言い表す語彙ができて、絶対的に非難されるような社会になっていることに、時代の変化を感じる。 心の底では自分と違う人を見つめている人を、それでも受け止めて愛せるか、というのがテーマの小説だと思う。そう考えると、泉はそんな彼女のことも受け入れてくれる人と結婚したことが感慨深い。

    9
    投稿日: 2026.06.30
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    付き合えそうで付き合えないような関係になった人がいたから同じような状況を何度も味わっていて、懐かしくて苦しいなと思いながら読みました。 その人に会えそうな場所に行ったりいそうな時間帯を合わせたりしてたなあって、恋愛って難しい

    0
    投稿日: 2026.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生の頃からとある男性教師にずっと片想いしてた主人公(女生徒)だけど、卒業後に彼は既婚者で、妻と別居しているということを打ち明けられる。それまでの間、教師からキスされたり好きだと言われるのに、付き合うことはできないと言われる。のに、主人公(女生徒)が他に彼氏作ったタイミングで教師は彼女に電話をかけてくる。主人公はもちろん教師のことが忘れられなくて、彼氏と別れ、彼を追ってしまう。そして最終的に男性教師は妻を選ぶという展開。まじで最悪。 表現が綺麗で読みやすく読む手が止まらなかったけど、主人公が好きな相手である男性教師がほんっとうに胸糞悪くてイライラしてしまった。先生のことが一方的に好きな主人公の気持ちを搾取して、自分は棚に上げつつ関係性を利用しているようにしかみえなかった。手に届かない年上男性を好きになってしまうという、よくある恋愛映画という印象も抜けなかった。途中で付き合った同級生の男も、嫉妬心からほぼレイプみたいなことしててまじで最悪。ざんねんだ……

    2
    投稿日: 2026.06.12
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    喪失と再生と喪失の繰り返し 島本理生先生の作品を数冊読んで、ずるい大人が出てくることが多いということが分かったが、今回の作品のずるい大人は、読み進めていくうちに結構な嫌悪感があった。一見、よい人のように振る舞って可愛がって自分を頼れる大人と刷り込ませて手懐けて、近寄ってきたら守りに入る、という手法によい印象は受けなかった。 物語自体は、主人公だけでなく、それぞれの登場人物の思いが伝わり、これまでの作品以上に感情が揺さぶられた。

    16
    投稿日: 2026.05.30
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    阪南大学図書館蔵書検索OPACで貸出状況や所在を確認↓ https://opac-lime.hannan-u.ac.jp/opac/volume/741517

    0
    投稿日: 2026.05.21
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    女子高生時代、周りと上手く関係を築けずにいた工藤泉、そんな彼女の支えになっていた既婚の葉山先生。精神的に深いところでしっかり結びついていった二人だが、その後のその時々の立場、置かれた環境、取り巻く人々との関係性など、様々な因果で阻まれたり、理性に従って自制しながらも、結果的には互いの想いは断ち切れるものではなく、お互い他の人との結婚生活を円満に過ごすという表面上の幸福の内側で、これからも燻り続けるしかないのであろうという、何とも切ない物語であった。 全410頁のラスト4頁の展開にはやられた。ここまで泉の高校生、大学生、社会人時代の出来事が細かく描かれてきたのはこの為だったかと思われるくらい、ラスト4頁の展開は胸にグッと来るものがあった。特にラスト10数行は、感動的な映画のシーンを観る様に絵が浮かんだ。

    1
    投稿日: 2026.05.18
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    一度激しく好きになったら忘れられなくて、他の人と出会ってもその人と常に比べてしまって余計に好きになっちゃうんだろうなと思った どうしてそんなに先生が好きなのかがよく分からなかったけどそういうことあるよなと思った

    0
    投稿日: 2026.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女から見た男の弱さや憎たらしさがよく描かれてて、わかる〜となった。時々はっとするほど美しい表現があってよかった。けど泉の葉山先生への気持ちの強さに共感できなくて後半ちょっと読むのだるくなっちゃった。

    1
    投稿日: 2026.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かつて同じときを過ごした瞬間を鮮明に思い返すことができる相手と、しかも再開することが叶わない相手となれば、はたして長い人生の中で出会えるのだろうか。 この作品の登場人物の多くは、泉も、葉山先生も、あるいはほかの人も、自分の中に傷ついた過去を抱えている。その傷を、放っておくこともせず、痛ぶることもなく、ただ痛くないようにでも心地良いようにやさしくやさしくいたわってくれる相手に出会うのであれば、人は救われるのだろう。救われた瞬間もまた、人生の中のしずかな幸せとして深く深く自分の中に残っていく。それが互いに救い救われるという共存関係を、教師と学生という禁断の関係と並列させて島本さんの細やかな心理描写できれいに描かれていく作品こそが本作「ナラタージュ」。 この互いに救い救われる関係は恋愛とはまた異なるが、深い慈愛や愛情に密接に関連しているという意味では似ている関係なのかもしれない。でも恋愛ではないので、救いを施してくれた相手と人生が重なる可能性が限りなく少ないことだってある。 道を分かっても、二人はお互いに相手を救い相手に救われている。

    0
    投稿日: 2026.04.25
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    高校生の頃の恋が本気の愛じゃないなんて、誰が決めつけられるのでしょうか。これはもう本当に愛し愛されている男女の話でした。それなのに結ばれないなんて切なすぎます。

    0
    投稿日: 2026.04.14
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    これは、若さが書かせた恋愛小説である。そう言い切ってしまっていい。 正直に言えば、物語にピンとこないのは読み手の感性の問題ではない。単純に、この作品が“若い女の恋と身体”に徹底的に寄り添っているからだ。そこに共感できるかどうかで評価は真っ二つに割れる。 著者が二十歳で書いたと知れば、すべて説明がつく。これは技巧ではなく体温で書かれた小説だ。理屈ではなく、揺れ動く感情と、抗えない欲望がそのまま文章になっている。 恋愛は、美しくもなければ高尚でもない。むしろ不安定で、執着に満ちていて、時にみっともない。本作はそこから目を逸らさない。だからこそ、生々しい。 大人の恋愛小説のような達観も整理もない。あるのは、未整理の感情と、相手に触れたいという衝動だけだ。その危うさこそが、この作品の本質であり、魅力でもある。 要するに、本書は「若い女のリアル」をそのまま差し出した小説だ。合う人には刺さる。合わない人には、最後まで距離が埋まらない。それだけの話である。

    1
    投稿日: 2026.04.12
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    3冊目の島本理生。女子大学生と高校教師との恋の話。題名は映画で主人公の回想シーンを主体として過去を語ることで物語を構成する手法らしいが、よくわからなかった。

    0
    投稿日: 2026.04.10
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    互いが互いを特別な存在だと思っているけど、隣にいるのが最適解ではなく。 日々過ぎる日常の中で意識していなくても、きっかけがあれば体の中の感情全てがあの時間、瞬間に戻ってしまう。

    1
    投稿日: 2026.04.08
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    女の純愛と男の不純が、人間関係を複雑にしているなと感じました。 本作に限らず、著者の描く男像は、基本的には欠陥部分が強調され過ぎの傾向があります。 束縛野郎は話になりませんし、先生も律儀で真面目なように見えて、なかなかのクソ野郎ですからね。 著者自身の男運がないのかと思ってしまうほど、描かれている男がどうしようもない奴が多いような気がします。 世の中にはまともな男は多数いると思うのですが、それでは小説自体の面白味に欠けてしまうのかもしれませんね。

    0
    投稿日: 2026.03.31
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    精神的に深い関係にある2人の関係性がとても印象的だった。 教師と女子生徒という設定にどこか気持ち悪さを感じていて、嫌厭していたが、それを覆されるくらい2人のお互いを思う気持ちや紡ぐ言葉が綺麗で良かった。 最終的に二人が結ばれることはないが、不思議とハッピーエンドのような余韻があり、読み終えた後もしばらく幸せな気持ちが残った。

    0
    投稿日: 2026.03.23
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    想い合っているのかもしれない でも、そうじゃないのかもしれない 踏み込めない 一歩踏み込もうとしても、相手は向き合ってくれなかったり そんな不確かさの中で揺れる気持ちが辛かった

    11
    投稿日: 2026.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    究極の恋愛小説。自分が与えるだけで良いとお互いが思っているが故に一緒になることを選べない二人が切なくてもどかしい。どうしてこんなに思い合っているのに…最後の終わり方はまるでイヤミスならぬ、イヤ恋…報われない思いを抱え続けるのは、美学ではあるのかもしれないが誰も望まない。人間の醜い部分もしっかり描かれた欲と理性の小説

    0
    投稿日: 2026.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    島本さんの作品にハマり、読書好きの友人3人が声を揃えて『ナラタージュ』と薦めてくれたので。 私にもしっかり刺さった。思ったより評価が低いと思ったけど、たしかに好みは分かれるかも。 前半はずっと、この話はどこに行き着くんだろうという布石が多く、ここで挫けたらいけないんだろうなと思ってがんばって読んだ。 その前半を回収するかのように、中盤、小野くんと泉が付き合い始めるあたりから一気に終わりまでいける。 ナラタージュとはフランス語で「回想によって過去の出来事を再現する」という映像技法のことらしい。こんなところに泉らしさが出ているのか。まさに泉による葉山先生との記録作品だ。 あくまですべて泉目線だから、葉山先生がきれいに映るのかもしれない。 それを象徴するかのように、小野くんと葉山先生とでは行為シーンの描写がまったく異なる。 小野くんはとても泉を大切にしていた。泉目線では重くなってしまうし、小野くんはやりすぎなところもあるかもしれないけど、自分ではない男の存在を彼女から感じてしまうのは辛いだろう。 一方で葉山先生と過ごす最後の時間は本当に辛く哀しいのにとても美しい。こんなに美しい行為を初めて見た。涙が出そうになった。泉は葉山先生との最後の時間を忘れることはないだろうし、だからこそこの作品があるのかもしれない。 ノンフィクションではないだろうけど、島本さんはこういう忘れられない大切な人がいるんだろうなと思った。

    12
    投稿日: 2026.02.18
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    印象として、しとしと降る小雨のイメージ。静かにでも確実に身体を冷やす、優しくも冷たい雨。それはもう、雨の日の空気だとか匂いが感じられてしまうほど。主人公たちに感情移入できるタイプの人たちではなかったけど、不思議とこの小説のなかで生きる人達に寄り添うことが出来た。最後のカメラマンの人が言った一言が素晴らしい。

    1
    投稿日: 2026.02.07
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    良かったなあ、と思う自分が不思議だった。すでに焼けるように熱いまぶたの奥には涙が溜まっていて悲しくないと言えば嘘になるのに。

    2
    投稿日: 2026.02.02
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    内容自体は別に難しくないんだけど、読み手の読むタイミング次第でとてもいい作品にもなるし、そこまでの作品になるような、何とも説明しづらい作品。 物語にぐっと入り込めたら、主人公に感情移入出来れば最高に面白い作品になる気がします。 重い作品が読みたいときにオススメかも。 こうゆう作品、恋愛小説に多い気がする。 少し寝かして、再読する予定。

    14
    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉山先生も小野くんも最低。主人公はダメで弱いところばっか見せてくる先生を、自分が守ってあげなくちゃ…という母性のようなものを兼ね揃えた愛に苦しめられており、これが沼、依存なのかと思った。 小野くんはただの性犯罪者ですね なんかまだ早かったのかな、、、、もっと歳を取れば分かる話なのだろうか、と中学生の時の自分と同じ感想を持った。 この人の作風なのか、必要のない描写がかなり多く感じた。普通の作家さんは必要な描写しかせず、だからこそ全ての文章に何かしらの意味があるけどこの本は絶対いらなくない?というような描写がかなり多かった。それが売りなのかな? かなり繊細な文章と感じた。特に最後のシーンでは丁寧な描写や繊細な表現が余すことなく発揮されていたように感じる

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉山先生は疎遠になっている奥さんへの気持ちが捨てきれておらず、これが報われない恋だと分かっていてもなお、葉山先生への気持ちを抑えきれない泉の切なさが辛いです。小野君と付き合ってみてもやっぱり葉山先生のことを忘れられず小野君に別れを切り出すシーンでは、泉に対して報われない想いを持っている小野君と、葉山先生に対して報われない想いを持っている泉の姿が重なって見えました。愛しているのに報われない愛だったからこそ、泉にとって忘れられない恋の相手になったのだと思います。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    貴重な読書体験をしました。 読み始めてすぐに、15年ほど前の自身の学生時代を思い出しました。先生のことが好きでした。 わたしは既に結婚していて、学生時代の記憶もうっすらとしか残っていませんが、この作品を読んでいると、当時抱いていた感情が、昨日のことのように思い出せてしまうのです。 そんな気持ちにさせられる小説は初めてでした。 一つ一つの言葉、丁寧な情景描写、全てを大切に読みました。そのため普段より時間がかかりましたが、忘れられない読書体験となりました。

    3
    投稿日: 2025.12.16
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    小野くんかもしれないし、泉かもしれないし、自分はあの恋情を言語化して思い出すことができるとは思わなかった 大学生の頃は独りよがりのセックスも思いもがけない振られ方も全部謎だったけど俯瞰して見てみると全部繋がるんだな、、、

    9
    投稿日: 2025.12.13
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    1人の人をここまで愛せるなんて羨ましい。恋愛でこんなに涙を流したり夜中に飛び出したり一日中歩き続けたり‥でもお互い愛し合っているとわかっているのに一緒にならないところがもどかしい。どちらかといえば小野くんと付き合っていた時の泉と自分が重なる部分があって切ない気持ちになった。柚子ちゃんの存在は最初から何かキーになるんだろうと思っていたけれど意外な展開で驚いた。葉山先生の奥さんのことも含めて恋愛だけでなく人間の生死も考えさせられた。結婚して落ち着いたら生活を送る今の私とはかけ離れた話で面白かったが少し冷めた目で見てしまった。

    1
    投稿日: 2025.11.20
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    ビターな恋愛小説でした。周囲の人物の心の機微がとても繊細に描かれていて、感無量という感想です。客観的に見ると歳の差があり、お互いに恋人や妻がいるにもかかわらず、不貞を働いているというあまり共感できそうにない状況でも、そこに至るまでの心の動きに感動しました。泉は最後、就職して結婚することになり、葉山先生を含めた友人とも疎遠になっていくのだが、それでもお互いが想い続けているという人生の美しさと儚さを感じました。

    4
    投稿日: 2025.11.18
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    苦しすぎる、本当に胸が痛くなった。私も教師を好きになったことがあり、またそれとは別に既婚者を好きになったことがある、そういうの全てを思い出してしまって読みたくないと思う瞬間が何度もあった。泉の気持ちがずっと痛いほど分かって苦しかった。自分が理解できないことは生きていたら何度も起こる、私たちはたとえ納得できなくてもそれを飲み込んで進んでいくしかないんだと思った。 島本理生さんの小説はやっぱり好きだなと思う。刺さるフレーズを自然に生み出しているような印象。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    島本さんが描く恋愛が好きなんですが、なぜか本作はハマらず...! 全体的に冗長に感じてしまったかな。私がここまでのめり込んだ恋愛をしたことがないから、あまり感情移入ができなかったのかも。 主人公も葉山先生もうまく輪郭を掴めないまま終わってしまった。大恋愛をしたあとにまた読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どう評価したら良いのか… 服など、個人的には必要性を感じない描写も多いと感じ たけど、退屈せずに最後まで読むことができた。 でも登場人物の誰も好きになれなかった。 序章の婚約者は途中まで小野だと思っていた。 「だったら、君といるのが自分でもいいと思ったんだ」 が、小野が言いそうなセリフだったから。 それがとんでもない勘違いだったと知ったのは、無理強 いした時。あの時点で別れるべきだった。 そこから”冷静で優しくて包容力がある”印象が段々と崩 れていって、「まだ若いから」と思って読むことも無理に なった。 そもそも付き合うべきじゃなかった。 その点は小野に同情する。 泉は、葉山以外の人間とは常に距離があるように見えた し、言葉も第三者の話のように聞こえて、熱が感じられ なかった。 でも一番嫌いなのは葉山。(奥さんにも同情する) 「子供みたいに純粋」という友人は多分正しい。 あんな事があってからまだそれほど経ってない時に、 生徒に惹かれ行動に移してしまうんだから。 「君をこれほど大事に思えるようになって…」なんて 無神経な事を平気で言えるなんて…読者の私さえ泉を 思って傷ついた。 泉にもあまり共感はできなかったけど、最後から2段 落目で泣いてしまった。 でも結婚をして何年後かに妻や母という立場に立って 振り返った時には、泉の葉山に対する印象は変わって るんじゃないかな。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    ・葉山先生の気持ちがあまり理解できなかった。私にはまだ難しい、、人生に1度くらいはこんな恋をしてみたい。 ・私も泉だったら好きになっちゃってるな

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    初めて読む作家さんでした。登場人物の行動に時代を感じずにはいられなくて、20年前の作品であることで時代の変化を痛感しました。自分は誰にも感情移入できなかったけど、恋愛小説としては素晴らしいんだと思います。

    10
    投稿日: 2025.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉山先生は自分勝手 僕が君に与えられるのは これしか無かったのかって 最後に交わるの 壊して壊して、傷つけて あなたの事を忘れたいと思える用に もう会いたくないって思えるように 柚子ちゃんが死んじゃうのは辛かったな 殺さないで欲しいから、よがった振りをして 相手をたてて、自分の尊厳を手放した その事が原因で辛かったのも印象的 黒川とあの子は結局留学戻ってきても別れなかったのかな。 葉山先生への独白のシーンが好き。 セリフが続いて、地の文が浮き上がってくるの。 声が聞こえてきた。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全然好きじゃなかった。葉山先生の精神的な未熟さに共感できない部分が多々あり、全く気持ちが乗らなかった。工藤と葉山先生の心の繋がりを描いた話だと思って読み進めたが、最後に濃厚な性行為描写があり、肉体的な接触に着地したことに違和感を感じ、また残念な気持ちになった。性行為が救いのように描写されていて話が浅く感じてしまった。 前半の情景描写が、登場自分の心理描写と乖離している感じがしてしまった。性被害を受けた人物の気持ちをしっかりと考えたことがなかったため、柚子ちゃんが性被害を受け葛藤する描写は、新たな気づきが多く、この観点では読んでよかったという気持ちになった。

    0
    投稿日: 2025.10.14
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    私を初めて見つけてくれた時から、ただあなたの事が好きだった。誰といても何を見ていても、思い出すのはあの時の廊下や社会科準備室。どんな会話をしたか一言一句思い出せる。私を大切にしてくれていたという片鱗が、私を苦しくもさせるし癒してもくれる。 それはきっとこの先誰と出会っても恋に落ちてもきっと繰り返す痛み。

    1
    投稿日: 2025.09.16
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    ずっと葉山がふらふらしていて意志の弱さにいらいらして読んでいたが高校時代のことを考えると泉が彼に惹かれる因子は揃っていたのかもしれない。もし葉山に相手がいなければ、と終始思ってしまう。恋愛はタイミングなのだなあと考えさせられた。忘れられない相手がいる人にぜひ読んでほしい一冊である。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    工藤は高校生のとき、葉山先生に助けられた。工藤のその気持ちが「愛すること」であったと後に気づかされることで、愛することは大人だけのものではなく、気づけるかどうかだけであったという話。 この人からは何もいらない。与えることで幸せになれるとと思ってしまう工藤。 それに対し、〇〇したらもっと好きになってくれる?と、不安から相手をコントロールしようとしてしまう恋人の気持ちとの違いがはっきりとしてしまう。 物語にボリュームがあるが、飽きることもなく、堪能することができた。また、「服についた埃をはらった」など、情景や行動の描写で人の感情の変化が丁寧に描かれている。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    最後の方は、酒を飲みながら読んでいたのもあってか、読み進めたいのに読み終えたくない気持ちにさせられた。 先生と生徒という、あまり好きではない題材だったが、気持ち悪いという感情が全くなかった。 ハッピーエンドではなく、読み終えて苦しく、儚い気持ちにさせられる。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    やっぱり好きだなあ。描写が上手くて情景がスッと浮かんでくる。深い愛。こんな経験してみたかっなあと思う。葉山先生っていう名前も良いなあ

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    きっと確実にハッピーエンドにならないだろうとは思って読み進めていたが、自分の中で特別と思えるそんな対象に出会えた泉と葉山先生の尊さと、その切なくも正しいであろう決断に胸が苦しくなりました。

    0
    投稿日: 2025.08.24
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    演劇の話がメインではなかったけど、ちょこちょこ演劇の話が出てきて、台詞が自然に出てくるコツとか声の出し方についても書かれていて、高校時代に演劇をやってるときに読みたかったなーと思った。 すべてを投げ出してもいいと思えるほど人を好きになれるのはすごいなと思う。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    恋愛小説なんて、最後にいつ読んだだろう。過去の読書傾向から、ChatGPTに勧められるまま手に取った一冊だったが、読み終えて、カミさんへの感謝の気持ちがふと芽生えた。熱い想いが込み上げるわけではないが、胸の奥に静かな温かさが残る読後感がある。

    2
    投稿日: 2025.08.11
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    何度読んでも好き。 雨の日に読みたい1冊。 歳を重ねて自分の状況が変わるにつれて、内容や人物の印象が変わる。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    賛否両論あるようだけど、私には葉山先生の気持ちも泉の気持ちも痛いほどわかってすごくスッキリする終わり方だと思った。 どんなに気にかける存在になってもどんなに好きだと思っても、大人になって何か責任を持ってしまったら恋だの愛だのだけではどうしようもない事も叶わないこともある。こなしていかなきゃいけない日常の中で、似た者同士で助けを求めてしまうこともあるし、それなら泉を選べば万事解決なのか?と言われた時そうしない葉山先生は、わたはむしろちゃんとした人間だなと好感を持った。 責任だとか自分の幸せと他人の不幸せとか、このふたりの問題の根深いところを小野くんとのラフな会話の中に散りばめているのが良かった。 物語の中で流れる音楽や生活音の描写が丁寧で、映画を観てるような感覚になれたのも美しかったです。

    1
    投稿日: 2025.07.30
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    演劇部の女子高生(〜大人)と教師の恋の話。切ないし儚いんだけど、センチメンタルではなくなぜだか温かい気持ちになる。でも籍入れたままなのを黙ってるのは良くないなあ。

    0
    投稿日: 2025.07.25
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    ちょうど自分もパートナーと別れた時期に読みました。お互い好きでしたが思い描く未来図がいつまでも別々で平行線のままでした。 泉ちゃんのような偶然や奇跡はなくそれっきりですが、想い合うことが必ずしも幸せな結果を招くのではないんだと痛感しました。 それでも何かの拍子に、過ごした日々は温かくて穏やかで鮮やかなものとして蘇ります。 どうにもならないことだと頭では分かりつつも、どうにかなったんじゃないか、どうにかなっても結局こうなっていた、と堂々巡りを繰り返しています。 きっとそれは後悔とか未練などの感情ではなく、新しい出会いがあっても変わる事なく自分の一部としてこれからも生き続けるのだと思います。 恐れ多くも泉ちゃんと自分を重ねて号泣しました。小野くんの言葉も胸に響きました。自分もそうですし、自分と出会った人達が元気で幸せでいてくれたら嬉しいです。

    0
    投稿日: 2025.07.21
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    表現は綺麗で上手。 今でも読みやすい。 後半は、ごちゃごちゃになっていったな、というのが、個人的な感想。 特に柚子の死が、作中の道具のような感覚がしてしまった。 性被害は「驚き」ではあるが、周囲への影響は限定的で、そのあとの主人公たちのセックスへ繋がる事件になっているが… 主人公は、誰かに付き纏われても、恋人か先生にしか頼る相手がいない。 つまり、大学で一切、友人を作らない。 イジメのトラウマもあるのだろうが、そこまで繊細なら、柚子の死に、もっとセンシティブになるのではないか? 自分の体験のように感じるのでは? 相手が一生の片思いの相手でも、その後にセックスを受け入れる主人公は…小野くんと同じくらい、欠落している。 だからラストのシーンも、「ああ、私って可哀想でしょ?」と語りかけられた感じがして、「この人の本心はなんなのだろう?」と。 でも多くの人が素直に感涙するだろう、若き恋愛小説の傑作、です。

    13
    投稿日: 2025.07.06
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    恋愛小説は読まない方だ。何も考えず読んでいて、「あ、これ恋愛小説だったの!?」みたいなことは往々にしてあるが、自発的に読むことはめったにない。読んでも痴人の愛とか(笑) 「著者、若き日の絶唱」といううたい文句そのまんまだったと思った。私は結婚して、一生一緒にいる人と過ごしているが、この小説の主人公のようになることが現実でもままあって驚いた。そりゃそうか、俺だけじゃないよなと感情が共有された気持ちになって感激した。もちろん、妻のことは大好きだし、一生離さないつもりでもある。だからこそ、あの頃を思い出す瞬間がたまらなくなる時がある。ナラタージュという一人語りだからこそ、他者への思い違いやあやふやな見え方があることもこの小説を読んでいると思い出させてくれる。21歳でこれ書いたのは紛れもなく天才だと思う。とてもいい時間だった。

    13
    投稿日: 2025.06.09
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    よかったなぁ。 先生も凄く自分勝手なんだけど、読んでて不快じゃないのよー。 小野くんもほどよく嫌なやつで、フラれても可哀想って思えなくていいのよー。 泉もちゃんと身をひいてさ。大人だよね。 何年たっても相手を想って泣くような事ある?ないわ。 素敵。 懐中時計がセーラームーン世代には刺さる。

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    先生と元生徒の恋愛。葉山先生に対する泉の複雑な想いが伝わってきて、人を好きになることの難しさや葛藤が繊細に表現されていると感じた。 ある人にとっては過去に大きく影響を受けた人を基準に、これから出会う人や物事を比較してしまうことがあると思うし、泉にとっては葉山先生がそうした存在であり続けるだろうなと思いました。

    13
    投稿日: 2025.06.03
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    久しぶりの恋愛小説。 初めて読んだ島本理生さんの本は「私だけの所有者」だったかと思います。あれを読んだとき、私はまだ確かピーーーー歳(ぼかした…)で、今思うと内容を理解できていたんだかいなかったんだか…って感じでした(←おい 「ナラタージュ」はそれから何年か経ち(?)、そういえば島本理生さんの本あれ以来読んでないな…と思い、読んだ作品です。 前置きが長いですがもう少しお付き合いください() 私は前々から『教師×生徒』というジャンルがどうしても受け付けず…(これもなぜかは覚えてないのですが…)。 別に教師と生徒の恋愛が気持ち悪いとか否定的な考えなのではなく、ただジャンルとしてなんか受け付けなかったと記憶しております(好きな方はすみません… どうでもいいですが補足しておくと食わず嫌いではありません… で、普段から、タイトル、作家、表紙の3つが読む本を選ぶ基準のため何も知らずにこの本を開きました。 (ちなみにナラタージュを選んだ理由は覚えてません、たぶんナラタージュという単語を知らなかったので気になったのではないかと思っております(適当)) しかもこの頃、というか少し前頃から、読むジャンルが恋愛→ミステリに移行し始めてた時期だったんですよね…。 はい!結論から言います!! この本めっっっっっちゃ好みでした!!! なんであんな受け付けなかったのかは置いといて。 まぁこれはただの教師×生徒とも違うけれど…… 言葉にするのが難しいのですが、人間関係がすごくドロドロなのに、嫌にならずに読める、みたいな。 グレー歴史のため(グレー歴史とは)、詳細は言えませんが、 実は私もピーーーー歳(2回目)のとき、好きだった先生がいたんですよ……(遠くを見る目) なんか卒業してから連絡してもらえるって羨まs… じゃなくて!不思議なもどかしさというか…モヤモヤ感というか…とにかく感情の描写がきれいです。 結末が大好きな作品。 いやぁ…あんなに教師と生徒の恋愛もの好きじゃなかったのになんで先生のこと好きになったんだろうか…今更すぎだけど。というか、そのせいで読みたくなった説はありますが(どゆこと…

    14
    投稿日: 2025.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「お願いだから、私を壊して-壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすことできない‐二十歳の恋」 島本理央さんが著者の「ナラタージュ」を紹介いたします。 この本を読もうと思ったきっかけは、冒頭の帯の文章に惹かれたからです。 気持ちが高ぶっていそうなのに、どこか繊細さを感じるこの文を読んでどんな風に言葉を選んで書かれているのか気になりました。登場人物は主に3人で、主人公の泉・泉の高校の先生、葉山・泉と大学時代付き合っていた彼氏の小野くん。 三者三様にどこか危うい部分があり、恋愛の闇における部分を痛いくらいに表現されています。 私は3人の中で、特に主人公の泉に共感しました。泉は高校の時の部活の顧問、葉山先生を忘れられないでいます。 泉が葉山先生を忘れられない理由はいくつかあると思いますが、私は「弱っていたときに心の支えになってくれた」のが大きいと思います。 クラスに馴染めなかったとき、手を差し伸べてくれた葉山先生は泉にとって心のよりどころになっていて、そういう存在である葉山先生のことはいつまでたっても忘れられないでいる。そんな気持ちにとても共感しました。 あとはやっぱり帯の文章で感じた通り、島本理央さんの書く文章は繊細で表現力がすごい! 天候だけでなく、月でも表現するところが私は好きです。 透明な月、細い月に柔らかい光、月のない夜空、理科の教科書のような月・・・。 主人公の心の穏やか具合を細い月の柔らかい光で、心が死んで何も感じなくなったことを理科の教科書の月のような無機質なものに例えてしまう文才に惚れ惚れしました。 この本を読み終えて、私が一番救われたなと思ったことは「恋愛における最後がハッピーエンドじゃなくてもいいんだ」ってこと。 ハッピーじゃないとどうしても終われないと思っていたけど、恋愛に正解も不正解もなくてただ自分が好きだった事実をちゃんと思い出せればいいことを教えてくれる本です。

    0
    投稿日: 2025.05.14
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    再読完了。 初めて読んだのは、高校生の時だったので、深く物語を理解するには至っていなかったと思う。単に先生と元生徒の恋愛小説だったという記憶に留まっていた。 だが、大人になって読み返してみると、少しばかり捉え方が異なっていた。 葉山先生は、やはりずるく、傲慢な男だと思う。誰も傷つけたくないが故に、向き合うことから逃げていたなんて、泉の前で言えるところが、彼の至らないところであり、勝手だ。教師としての彼は、穏やかで頼り甲斐があっても、男性としての彼はまだまだ未熟な部分も大いに秘めていたことが分かる場面だった。 泉を大事に思うことで、妻を大切にできるんじゃないかと思ったなんて、こうも明け透けに発言するだろうか。 泉も葉山先生にされたように、小野を利用していたことからして、救いようがない可哀想な人だと思っていたが、やはり葉山先生はその上を行くほど、残酷な人だと思う。最後の最後まで、泉の中から出て行こうとしないことが、泉の為を思っての優しい判断ではなく、結局は自分自身の私利私欲を貫いていると感じてしまうし、どこまでも我儘な人だなと思った。 高校生の時に読んだ後は、結局泉の一方通行で、葉山先生は泉越しに奥さんだけをずっと愛していたんだと思ったけど、今読み返してみると、きっと葉山先生は、泉が思ってる以上に、幼稚で、弱くて、脆く、少年のような心を持っていて、泉が思ってる以上に泉のことが好きだったんだなと思う。 また次、この本を読み返す時が来た時、今とは、違う気持ちが芽生えているんじゃないだろうか。

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かのことをこんなに強く思えるのが純粋に羨ましいと思った お互いに思いあったまま離れていく、こんな愛もあるんだなーと 個人的に小野くんとあんな風に別れることになったのが意外だったけどこういうのも現実は良くあることなんだろうな 最後が切なくて少し泣きそうになった

    1
    投稿日: 2025.05.03
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    10代の頃何度も読み返した作品 初めて心の底から人を好きになりその人のことだけを考えてしまう、その心情が当時の自分に響いた 何回読んでも10代の恋心を知った時の自分に戻る感覚がする

    4
    投稿日: 2025.05.02
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    雨や光、風といった日常にある景色の描写が上手で、作者の感性の豊かさを感じた。 小野くんの束縛感がちょっと苦手だったけど、大学生の不器用な恋愛ってこんな感じなのかなという気もする。 登場人物の誰の視点に立つかによって、話の印象が全く変わるし、数年後に読み返したらまた違った感想になるだろう。 勝手な希望だけれど、あのような最後ではなく、主人公を葉山先生から解放してあげればよかったのにと思った。

    1
    投稿日: 2025.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛体質な姉からもらった本 やはりドロドロに恋愛小説だった。泉と葉山先生が心でつながっているということが小野くんと付き合っていることでより一層明らかになった感じがして恋愛ってそういうものだよなと自己完結した。男性はお互いに嫉妬しあってて泉も気持ちをはっきりすることができないっていう状況が人間臭くてとても面白かった。

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛経験がそんなにないからそう思うのかもしれないけど、自分が葉山先生の立場なら泉と結婚したいなって・・。でも他の読者の男性の方はそうは思わないのかな。

    1
    投稿日: 2025.03.30
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    2005年当時読んですごく好きで何度も読み返していた本。 一度手放してまた最近手に入れて、読み始めたら4.5時間ぶっ通しで読みきった。 ちょうど20年前の、あの頃いだいていた気持ちが読み進めるうちにどんどん思い出され、ズキズキと痛んだ。本はその時の自分の記憶も閉じ込めてくれるような効果があるのだろうか。 20歳の恋と書いてあるので青春の恋の話のように見えるが、内容はけっこう重たい。情緒的で、感情を揺さぶられるような話。 若い頃は、その若さ特有の潔癖さで、先生との関係はなかなか受け入れ難い内容かなと思うけど、この年になるとこうゆうこともあるよな、と、先生側の弱さに共感してしまった。

    6
    投稿日: 2025.02.24
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    なかなか良かった。さすがに多くの読者を持ったということがよくわかる。内容であった。女性には特に読める部分があるのだろうなぁ。などと思ったりした。

    1
    投稿日: 2025.01.27
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    雨が降っている描写が多く、雨が恋しくなる。 でも読み手の心も曇らせる作品で、どんよりしたまま時間をたっぷりかけてやっと読み終えた作品。 雨のなか公園の屋根付きベンチとかで読んだらたぶんめっちゃいい、それか窓が目の前にある喫茶店のカウンター

    2
    投稿日: 2025.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    工藤泉 大学二年生。国文学専攻。両親は父がベルリンへの海外転勤に行ったため、一人でアパートに住んでいる。 山田志緒 大学二年生。心理学専門。泉の高校時代の同級生。同じ演劇部だった。黒川と交際している。美人だ気が強い。 葉山貴司 泉が通っていた高校の世界史の教師。演劇部の顧問。 黒川博文 大学二年生。英米文学専攻。泉の高校時代の同級生。演劇部部長。秋に語学留学でアメリカへ行く予定。 塚本柚子 演劇部所属の高校三年生。好きなことは絵を書いたり本を読んだりすること。 新堂慶 演劇部所属の高校三年生。男の子にしてはちょっと心配になるくらい線が細くて小柄。 金田伊織 演劇部所属の高校三年生。老け顔。高校生らしからぬ風貌をしている。入学したての頃に舞台で志緒を見て以来のファン。 小野玲二 黒川の大学の友人。大学の劇団にいて、一年の中で一番上手いと言われていたが辞めた。理系(生物)の学部。

    1
    投稿日: 2025.01.16
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    (2024年6月12日の感想) 島本理生の本が好き。傷つきながら強くなる女の子が多いから。 高校生から20歳そこそこの時点で、人をここまで愛せたなんて、工藤泉というこの子はなんて恵まれているのだろうと思った。 思い出すたびに少しひりつく恋がある。 高校生のあの頃、私は確かに彼が好きで、同窓会をきっかけについうっかりその恋心を取り出してしまって、でもそれは彼の手で壊された。私はしばらくの間、壊れた恋心を大事に持っていた。今はもう何とも思っていない。本当に、なにも。 壊されたときについた傷はかさぶたになって、今はもうそれも剥がれて、何もない。本当に、もう何も思っていない。でも思い返すたびに、ピリッと、一瞬だけ微かな痛みが走る。素肌に張り付いたセロテープを勢いよく剥がしたときのような痛み。数秒後には感覚もなくなっている痛み。 読んでいて、小野君の変化が怖かった。穏やかできちんとした人だと思っていたのに、ああなるなんて、信じられなかった。怖かった。 強制的に支配されるとき、女は男に勝てない。だからこそ、強い手段をとらない人が好き。穏やかな人がいい。何度も何度も話し合って感覚を共有できるような、そういう人がいたらいい、そういう人が私のことを好きになってくれたらいいのに、と、ないものねだりなのはわかっているけどそう思う。

    4
    投稿日: 2024.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    島本理生の恋愛小説は、どこか官能的でありながら美しいのが好きだなあ。 高校時代の恩師に演劇部を手伝って欲しいとお願いされた女子大生の泉と、その恩師の間になにがあったのか。彼女の現在はどうなるのか、想いは断ち切れるのか、などなど続きが気になって最後まで楽しめた。 結局先生はそっちに行っちゃうんかーいと思ったけど、最後の思い出作りのシーンがとても官能的で良かった…!

    3
    投稿日: 2024.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    セックスという観点からこの作品を読むと凄く女性的やなと思った。セックス(恋人との、ずっと大好きだった人との、レイプ犯との(これをセックスとは呼びたくないが、行為としてのセックスという意味で))によってその人自身の心情が、その人の相手に抱く心情が、めらめら変化していく。 誰にでも当てはまる話じゃないし、女性ってこうだよねなんて一切思ってないけど、「女性はセックスした相手を好きになる」ていうのを思い出して、多くの女性にとって、セックスは肉体的な交わりであると同時にとても精神的な交わりでもあるんやなと思った。 男にとってセックスは肉体的な快感のためという側面が大きくて、好きやから、愛してるからしたい訳でもなかったりする。好きやからこそしたくないってのも男によく聞く話であって、SNSでセックスレスを嘆いてるのは女性が多い気がする。 本編の筋とは大分逸れるけど、男女間のセックスに対する認識の違いを改めて感じた作品やった。

    3
    投稿日: 2024.11.02
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    久しぶりにちゃんと本を読んだ。 途中で「虐待された人が虐待をする堂々巡りのパターンすごく多くて、でも人間は自由だからその不幸から逃れるべき」って小野君が言ってて、それがこの小説全体の隠喩になってるのすごい綺麗な構成だなあってなった。主人公に振り回されて依存して不安定になったけど最後には自分の芯を取り戻せて小野君は救われたのかなあとは思った とにかく葉山先生←主人公と主人公←小野君の対比がすごくて、上から葉山先生、主人公、小野君のカーストみたいになってるんだけど、精神的に救われたのが小野君だけなのが面白いなって思った あと作中にタバコと映画がめちゃくちゃ出てくるから全制覇したい

    4
    投稿日: 2024.10.24
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    『荒み切ったおじさんにも「恋」を少し思い出させてくれるthe恋愛小説作品』 久々の島本理生さんの作品。 ファーストラブ、リトルバイリトルに続き読んでみる。 何というか、本当に「the恋愛小説」という感じ、ここまでのスタンダード恋愛モノはけっこう久々?…だったかも。 キスシーンとかスゴく情熱的だなとか思ったし…実はちょっと羨ましくて素敵だな…とか、こんなおじさんの中に実はそんな感情が芽生えていることに途中で気付いて驚いた( ̄∇ ̄)笑 遠く遥か彼方に置いて来たもんかと思ってたけど、まだ自分にもそんな感情あるんだなと(笑) ただ、葉山先生のナヨい&ネチョい感じが正直ちょっと…肌には合わなかったかなとm(_ _)m 女性2人ともどちらもなかなか捨てきれない、気持ち&状況的にそんな形になってしまう恋愛…自分には微塵も分からなかったし今も想像はできないけれど、まあ1ミリくらいならそういったこともあり得るのかもね?と、その1ミリ分だけ理解が深まった?歩み寄れた?かもなぁと(笑) あと、未知のまま後半失速することなく(相手への大きなマイナス感情無く)終わった恋愛、つまりは成し遂げられなかった恋愛って、永遠に美しい形として残っちゃう…ので、後から敵に回すと手強い&厄介になっちゃったりするのかなととか、そんなことも思ったりもしました。 他の方の感想がとても気になるので、そちらも参考にさせて頂こうかなと思います(´∀`) <印象に残った言葉> ・君をこれほど大事に思うようになってようやく、もう一度、妻を大切にできるんじゃないかと思ったんだ(P366、葉山先生) ・お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務がある(P395) <内容(「BOOK」データベースより)> お願いだから、私を壊して。ごまかすこともそらすこともできない、鮮烈な痛みに満ちた20歳の恋。もうこの恋から逃れることはできない。早熟の天才作家、若き日の絶唱というべき恋愛文学の最高作。

    24
    投稿日: 2024.08.27
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     切なく、じれったく、でもジワッとしみて、ちょっとホッとする恋愛小説。  著者22才の作品であることを考えるとすごい。

    2
    投稿日: 2024.08.24
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    10〜20代の心を失ってしまったアラフォーなので、はじめから読むのが苦痛であった。高校生に恋愛感情を持つ大人というのがまずあり得ないのでファンタジーてしても、入り込めなかった。全然読み進める気が起きず…葉山が何歳なのか明確に示されていないけど、高校生に恋愛感情を持つのは本当に頭がおかしいので、終始気持ち悪かった…高校生に好きって言ったりキスしたり逮捕されて欲しい。しかも奥さんとより戻すし、より戻した後もまだ主人公のことが好きとか本当に意味がわからん屑すぎる。途中で付き合ったモラハラ彼氏もキモいし、柚子の死も2人にとってのイベントみたいな扱いで、読むのが苦痛であった

    4
    投稿日: 2024.08.12
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    先生最低。だけど、そんな先生に惹かれてしまう気持ちも分かってしまう。最後の部分の描写が好き。ほんっとうに共感できてしまった。忘れられない人っていますよね。

    4
    投稿日: 2024.08.07
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    16年前に発行された本という事もあり、表紙の写真から時代を感じましたが、1から10まで全て書いてる訳ではないのに登場人物の情緒や情景が鮮明に伝わってくるような素敵な作品でした。 個人的にはハッピーエンドの作品の方が好きですが、この作品の終わりはこれが正解なのだという感じがしました。

    3
    投稿日: 2024.08.06
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    恋愛小説を読むきっかけになった本。 なんとなく恋愛小説に抵抗があった。どうせ少女漫画みたいに上手くいくんでしょって、紆余曲折ありながらも最終的には決まりきった2人がゴールインするんでしょって斜に構えていた私をいい意味でひっくり返してくれた。 映画を観たことない人には映画もオススメできる。

    3
    投稿日: 2024.08.03
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    壊れた奥さんを想うからこその罪悪感から 泉のことが好きでも泉をそばに置けないのは 葉山先生の優しさでもあり弱さでもある 最後、ホームで2人が別れた後のシーンは泣きそうになった 胸が痛くなるけどこういう終わり方は好き

    17
    投稿日: 2024.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    忘れることのできないずっと大好きな人がいるその胸の痛みを忘れられるわけなどない 忘れずに愛していくしかないのだと思う 葉山先生はずるいが素敵な文章の作品だった

    3
    投稿日: 2024.07.11
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    愛し合っていても離れないといけない理由って?幸せにはなれたけど別なんだなって思ったら切ない。とにかく先生がずるい。そんな事より小野くんの所が凄く好き!少し大人な恋愛小説

    3
    投稿日: 2024.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ辛い葉山先生に悶々としてやりきれない、たぶん私がまだ学生だから主人公に感情移入しちゃって葉山先生にモヤモヤするんだけど、また何年か後に読んだら変わるかな

    3
    投稿日: 2024.06.20
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    人物の振る舞い方の自然さや語り口が好みだった。心情がすごく細かく描かれるわけでは無いけれど、身体や景色の描写から伝わってくるものが多い。 ストーリーとしても、恋愛ものだけれどハラハラするというより沁みるという表現が合うような流れだった。

    3
    投稿日: 2024.06.08
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    勧められて読んだ作品。甘酸っぱい恋ではなく、表紙の感じも合間ってか、悲しさや寂しさ全体的に湿った空気が漂う哀愁がこもった作品だなと感じました。別れたくない…けれど相手は既に違うところにいる。悔しく、切ない…だが、一方通行の恋を乗り越え、経験してし少しずつ大人になって行くんだなと、リアルな描写に読者も共感すると思います。

    2
    投稿日: 2024.06.06
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    再読。島本理生さんの本に出てくる、淡々とした雰囲気の女性が魅力的で、それ故にいつも引き込まれる。 ナラタージュはラストがすき。余韻を残してくれる。

    2
    投稿日: 2024.06.03
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    やっぱり島本さんの恋愛小説はいいなぁ。 ラストはブワッと胸にこみ上げるものがあり涙腺崩壊。 ちょっと放心状態。切なくも幸せな余韻に浸りました。 読みながら「先生ずるい」と何度思ったか。 嬉しくもちょっと悔しい。 思わせぶりな発言も、欲しいときにくれる優しい言葉も、二人のときだけに見せる弱い一面、ちょっとした仕草なんかにいちいちときめいてドキドキした。 恋焦がれている相手との電話の描写は、愛しくて温かいのに切ない…。 あぁ、わかるなぁ。その感覚を懐かしく思い出してしまった。 いろいろ予想外の出来事に腹立たしいやら悔しいやら、やりきれなくて苦しかったです。 甘くて、ひどく残酷で何度も胸がぎゅっと締め付けられる。 ちょっとビターで大人な恋愛小説、良かったです。

    6
    投稿日: 2024.05.25
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    18歳のいま、この本に出会えてよかった 好きな人と一緒に居れて、 好きな人の横顔を見ていられる 今の彼をもっともっと大切にしようと改めて思った。 ずっと忘れられない恋愛ってやっぱりしたくない。 今一緒にいる人を1番想っていたい。

    2
    投稿日: 2024.05.12
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    もう恋愛なんてするような歳でもないのに、いい歳をして何度もドキドキしてしまった。ハッピーエンドじゃない話の中で、最も深くささった、けど大きくもない棘のような感触だった。

    11
    投稿日: 2024.04.11
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    本屋さんに寄った際に、本作のポップを見て、そういえば有名だけどまだ読んだことないなと思い手に取りました。恋愛の楽しい一面だけでなく、辛さや痛み、弱さやもどかしさなどの心理描写が秀逸で思わずグサッとくる場面もあり面白かったです。 本作のストーリーとしては、主人公がひょんなことから、高校時代に好きだった先生と再会することから始まります。主人公は自分が辛い時に救ってくれた先生に対して恋をしており、先生もまた、主人公に特別な感情を抱いている。再会を果たした2人は徐々に親密になっていくと同時に、お互いの抱える秘密を知ることになる…といったストーリー。 序盤は割と再会を果たしたことで、ウキウキとした楽しげな主人公の描写が中心であるのに対し、先生の秘密を知ってから中盤にかけて、主人公の心理描写が一変するのが私にとって印象的でした。特に、小野くんとの関係については胸が痛む思いで読んでましたし、色々印象的なセリフや文章あるのですが、ネタバレになるのでそこは控えさせていただきます…ぜひ本書でご確認をお願いします笑 私もどちらかといえば、先生に近い性格で人に弱みを見せたり、人に頼ることが稀だったりする性格で、先生の持つ弱さにはすごく共感できましたし、こういう弱さを見せられる人こそが特別な人なのかなとも改めて思いました。

    66
    投稿日: 2024.04.02