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木もれ日を縫う
木もれ日を縫う
谷瑞恵/集英社
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総合評価

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    行方不明のだったのに突然現れた母、故郷と母から遠く離れ遠ざけてきた娘三人。母親の言う「山姥になった」という言葉の意味は?母親が子供を思う気持ち、どこまでも深い思い。親子、姉妹を繋ぐパッチワーク。手芸の趣味はないけどとても魅力的でやってみたくなる。 母親の文子と三姉妹を繋ぐ照美。 著者らしい不思議なファンタジー色のあるストーリーだった。

    0
    投稿日: 2025.04.16
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    ギクシャクした家族関係の中で生きてきた母と三姉妹が、山姥伝説を通して母との気持ちが通じ合えて、自分自身を見つめ直していく。 少しミステリアスな内容でしたが、各地に伝わる伝説に興味がわきました。

    1
    投稿日: 2024.10.15
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    過去のわだかまりが解けていくほのぼのとしたストーリーかと思いきや、結構しっかりとしたミステリー。 引き込まれて一気読みしました。

    1
    投稿日: 2024.03.16
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    いろんな伝説があって、その伝説は昔からの言い伝えだったりするのだろうけど、きっと昔に何かがあってそのような言い伝えがあったのだろうから、その伝説を読み解くのは歴史を知り、そのなかで人の心の変遷を知るようで面白そうだと思った。機会があれば調べてみたい。

    0
    投稿日: 2022.05.21
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    はじめはお母さんに少しイライラしていたけど、最後は何ていうか…切なかった… お母さんがなぜ山姥になったのか。その理由が苦しくて、切なくて… また、パッチワークを通じて繋がる家族。 切ないけど心温まる物語。

    0
    投稿日: 2021.03.03
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    自立していなくて尊敬できない母を田舎に置いて それぞれの人生を歩んでいた三姉妹。 その三姉妹もお互いを疎ましく思い疎遠になっていた。 そこへ山姥になった母が現れる… そこから始まる自分探し。 良かった。

    1
    投稿日: 2020.11.03
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    現実と非現実の堺をさまようような展開が面白い。登場人物たちの距離感も心地いい。少し寂しさはあるものの、本当にすっきりとしたラストシーンだった。 これは映画化してほしいなぁ。

    4
    投稿日: 2019.07.04
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    文庫化したので久しぶりに。 当時単行本で読んだ時より読みやすいなと感じた。 母親と直接会ってはいないけどパッチワークを通して家族が繋がったのかなと思う。

    0
    投稿日: 2019.06.15
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    可愛い表紙に惹かれて。 穏やかな話かと思いきや、意外とミステリーな感じだった。そういうことだったのね。 物悲しい話。

    0
    投稿日: 2019.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母と娘の関係はいつだって複雑だ。 敵にもなれば、味方にもなり、尊敬できる対象となるか、蔑み、存在そのものを消してしまいたいものか。 これはそんな母娘の物語だ。 ありふれた、それでも、切ない、愛情に満ちた物語でもあるのだから、全くやるせない。 私にはもうそんな母が逝ってしまったのだから。

    2
    投稿日: 2019.04.20