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おひとり様作家、いよいよ猫を飼う。
おひとり様作家、いよいよ猫を飼う。
真梨幸子/幻冬舎
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総合評価

17件)
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    NHKで放送している『ネコメンタリー猫も、杓子も』という番組をご存知ですか? 作家と猫の異色のドキュメンタリーの番組です。 何年か前に真梨幸子さんが番組出演されていて、はじめて存在を知りました。 本書のタイトルから、猫にまつわるエッセイかと思いきや、幼少期の思い出を綴ったブログや現在の体調不良などのエッセイが主で、猫さんのお話は少なかったです。 でも猫さん(まりもさん)の愛はしっかり伝わってきました。 このエッセイで、「執筆する上で自分に課している2つの戒めがある。殺人事件を描く以上その犯罪を美化しない、そして犯人に同情させない。」という言葉に感銘を受けました。イヤミス作家さんの作品に対する思いが知れて良かったです。

    16
    投稿日: 2024.04.18
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    イヤミスの女王と称される真梨さんのエッセイとブログをまとめた一冊。 実は小説の方は、まだ未読。  ブレイク前のギラギラしたブログは刺激的で、猫のまりもさんを飼ってからの文章は癒やされた。 あとがきで、お母さんの死を知ってしんみり。 小説の方も近々、読んでみたい。

    0
    投稿日: 2022.05.23
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    イヤミス作家・真梨幸子さんのブログエッセイ さぞかしおどろおどろしい日常が… なんてことはなく… 「あ~わかる~!私も~そうだわ~」 「これあるあるよね~」 なんて心の中でうなずきながら読んでいると… ふいにご家族の話などで生い立ちを知ったり… タイトルにあった猫のマリモさんの話は後半 マリモさんを溺愛する姿が目に浮かぶ~ まさかの猫つぐらを編むって!? 真梨幸子さんすごすぎます! そしてあとがき なんかもうじわじわ沁みました 真梨さんはじわじわ書いているわけじゃないのに 逆にちょっとうるっときちゃいました。

    9
    投稿日: 2022.05.05
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    著者のブログ、エッセイという内容 全編、猫かと思ったらそうではなく 後半が猫でした ブログ記事が多く感じましたが 楽しく読めました 猫のマリモさん、かわいいです マリモさんにあげてる肉が高級すぎてびっくりでした ブログ読んでると親しみがわきました

    7
    投稿日: 2022.02.23
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    これはちょっと、「看板に偽りあり」というか…………。 確かに猫は飼ったけど、この本で猫が出てくるのは半分くらい経ってから。 その後もガッツリ猫!という感じではなく、糖質の話のついで(笑)にちょっと出てくる感じで、「わーい、猫が出てくる本だ☆猫との出会いからお迎え当日、その後のドタバタが書かれてるんだろうなー」なんて気持ちで読み始めた人は「何これ?」となるんじゃないかと心配。 とはいえ他の話もおもしろいのが多かったので、「ネコネコ!」とあまり期待せずに読むのがいいと思います。

    3
    投稿日: 2021.07.28
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    アルバイトをしながら小説を書いていた作者が猫を飼えるようになるまでのエッセイ。 デビュー作の孤虫症がとても面白かったので、まさかそんなに苦労していたとは思わずエッセイを読んでびっくりしました。真梨さんの幼少時代の話や、物事に対する考え方、作品の裏話などが興味深かったです。作品のファンや、作家業に興味のある方におすすめです。 猫のマリモちゃんは後半に出てくるので、猫を目当ての方には期待外れになってしまうと思います。

    3
    投稿日: 2021.07.22
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    イヤミスの女王・真梨幸子のブログエッセイ。 デビューして花が咲くまで6年間は貧困生活でアルバイトで生計を立てていたこと。未婚の娘として育ってきたこと。 イヤミス作品から入った私としては、著者の意外な一面を知れたことはとても新鮮だった。 そして作風からは想像がつかないほど、真面目で健康志向の強い方だと知って、とても親近感が湧いた。 しかしながら皆さん、表題名を期待して本書を手に取ると、少しがっかりされるかもしれないのでご注意をば。 さて、等身大の真梨幸子を知ったところで、彼女の作品を連読するとしよう。

    113
    投稿日: 2021.06.06
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    小説にハマってしまった勢いでエッセイまで買ってしまったけど、特に買わなくてもよかったかな。 つまらなくはないけど、特に興味を引く話でもない。この人の人と成りとひねくれ具合がちょっと分かる感じ。 でもすごく読みやすいし、クスッと笑うところもチラホラ。やはりこの人の文章は自分に合ってる。

    2
    投稿日: 2020.02.17
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    イヤミスとは、悪意が充満する嫌なミステリーだそうです。私は苦手ですw。イヤミス作家真梨幸子さんの「おひとり様作家、いよいよ猫を飼う。」(2019.4)、このタイトル、読まないわけにはいきません(^-^) 内容は、結論から申しますと、2009~2016年の著者のブログとエッセイです。猫は後半から登場、それも期待したほどではなかったですが、著者の猫に対する愛情、依存度は十分わかりましたw。前半の著者の人柄を示すエッセイもそれなりに楽しめました。猫には糖質と塩分を制限した食事ですが、人間も一緒のはずですねw。

    1
    投稿日: 2019.08.29
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    今回はイヤミスではなく真梨幸子先生の人生を綴ったエッセイです。 イヤミス好き、真梨幸子ファンの僕にはたまらない作品でした。 Twitterもよく拝見しているので発する言葉にはとても関心がありますが。 私生活。 なんとも先生らしい。という感じ(「知った風に書くな」と先生に言われそうですが(^○^))。 個人的には勝手ながら僕自身とタイプも似ているし、猫を飼ってるなど共通項を見つけてほくそえんでいます。 本作は少しでも作家『真梨幸子』に近づける。そんな作品となっております。

    1
    投稿日: 2019.08.24
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    猫ってどうしてこう人をダメにしてしまうんだろう? あぁ、わかりました、そうします と服従してしまいたくなる雰囲気を醸し出しているのよね〜。逆に、ネコのような人間になれば、周りから「あなたのおっしゃるとおりです」的な関係になるのだろうか? まさかね。

    6
    投稿日: 2019.08.02
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    「はじめに」の部分で共感できたのと、イヤミス作家の日常が気になったのと、で購入。歌謡曲のとことか好きなドラマの話とか結構楽しく読めた。紹介されてた『深く深く、砂に埋めて』が気になるので読みます。

    6
    投稿日: 2019.06.22
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    真梨さんにはとても興味があるのですが、 最近怖い内容の本は苦手意識があって・・・ でも興味あるし、怖いもの見たさって言うんでしょうか。 今回のはエッセイだから大丈夫と思って読みました。 子供の頃の話とか読むと、なるほど~と。 やっぱり人生って多少小説に影響するんだなって。 そう思うと、まだ読んでないものも読みたくなってきました。

    12
    投稿日: 2019.06.18
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    賞をとってデビューしても作家さんって大変なのね(^_^;) 「殺人鬼フジコの衝動」がブレイクしてホントによかったわーwww 真梨さん、ますます興味深いw 未読のやつ、探して読まなくちゃ!!

    2
    投稿日: 2019.06.12
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    真梨幸子『おひとり様作家、いよいよ猫を飼う。』幻冬舎文庫。 イヤミス作家の真梨幸子の日記とエッセイ集。作品としてまとめることを意識していない日記なのか、読んでみて面白いとは思わず、エッセイも共感できない内容が多いように感じた。 この作品を読んでみると、真梨幸子はかなり歪んだ性格のヤバい女性であり、健康的にもかなりヤバい状態にあり、ヤバいくらい苦労して作家として一人立ちしたことが伺える。このくらい歪んでいないと、あの数々のイヤミスの傑作は産み出せないのだろう。真梨幸子の作品の完成度と年齢からベテラン女性作家が路線を変更したのかと思っていたのだが、実は自分はかなりの初期……真梨幸子の極貧時代から彼女の作品を読み続けていたことになる。 前半は作品が売れないことを嘆く厭世的な内容で、中盤は世の中のおかしなことを綴り、後半は『殺人鬼フジコの衝動』がブレイクしたのと前後し、数々の成人病が露呈、余裕が出たのか、独り身が寂しくなったのか猫を飼うという内容。 やはり真梨幸子はイヤミスこそに面白さがあるのだろう。 本体価格690円 ★★★

    8
    投稿日: 2019.04.21
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    本が売れずに苦労していた2009年から、『殺人鬼フジコの衝動』でブレイクした2011年などを含めた2017年までのブログやエッセイなどを再編した作品。 序盤の苦労話は、書き下ろしでもない本作品が出版されるほどの人気作家になるオチを知っているだけに『ゲゲゲの女房』級の安心感を持って面白おかしく読める。 全体的にほのぼのした話だが、あとがきの最後の4行が心に刺さる。さすが、イヤミスの女王。

    2
    投稿日: 2019.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雑誌に掲載されたエッセイとblogに書かれた記事を併せて文庫化したもの。前半は『フジコ』でブレイクするまでの貧乏暮らしについて、後半は猫日記と、1冊のエッセイ集の中でここまではっきりとテーマが別れているのは珍しい。 真梨幸子といえばイヤミスの女王とも言われているが、エッセイから見えてくる人物像は『ごく普通の人』である。逆に、『普通の人』だからこそ、ああいうイヤ〜な読後感のミステリが書けるのかもしれない。だって、読者の大半は『普通の人』なんだしねぇ……。

    2
    投稿日: 2019.04.10