
総合評価
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powered by ブクログAIに対する悲観・楽観論の流れや、各時代のブームを経た現状の確認については特段強調する部分もあるわけではないように感じたが 人工知能における身体性の問題については、それが依拠する我々人間のメカニズムの難解さをより具体的に汲み取ることができる説明がなされていたように感じられ AIの万能性を信奉する流れとはやはりある程度距離が保たれるなと思った。
0投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログどこかで読んだり聞いたりしたような話ばかりですが、AIについて、地に足を付けて考えるための基礎知識を得るには、ちょうどいい本かと思います。
0投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログAIの技術がどんどん発展していって第4次産業革命を引き起こし、社会もがらっと変わるだろうという巷に溢れるビジネス書は非常に多い。しかし本書は、「ちょっと待てよ、AIってそんなに進化しているのか?」「機械が人間に取って替わるって本当か?」といった素朴な疑問から出発して、そもそも「知能」とは?「生命」とは?という哲学的な問にまで深掘りしていく。 情報化社会の未来を考え、人間とコンピュータが共生する社会を創り出していくために本書は非常に有益な一冊である。
1投稿日: 2020.06.22
powered by ブクログタイトルの話に辿り着くのはなんと250頁目w。平たく言うと、コンピュータは「腰かけたく」なったりしないから、よね。 強くなる一方のコンピュータを恐れない羽生善治九段の、コンピュータの本質を突いたコメントがスゴい…と思ったら、何よ、他所からのパクリじゃん! (よく言えば参考文献が充実している?) ともあれ、生物の「群知能」に学ぶアルゴリズムは「最適化問題を解く」ための道具である…という結論に落ち着くまでの、多くの研究者達の努力の積み重ねは尊敬モノ。 フレーム問題に対するソマティック・マーカー仮説が鮮やか過ぎて、逆に「本当?」って思っちゃうw。でも、人間に備わるホメオスタシスそのものが「自己」の根源であると言われたら。「意識」の解明に手が届きそうで、クラッと来た。 更に第5章後半、相転移→非線形→生物の秩序の自己形成→動的秩序→非平衡開放系…のくだりの迸るような論理展開にも、ゾクゾクした。 あと、参考文献は充実してます。
2投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
噛み応えのある良書。 この内容を、30代半ばで書けるなんてすごい! しかも、ソフトで分かりやすい。 ドラえもんの月面探査で描かれた「人工知能」との関係が、少し理解できた。 ―いわゆる「人工知能」には、強い人工知能と弱い人工知能がある。前者は、自律的に学び、高度に知能や意識を駆使するもの。後者は、まぁ、人間にプログラミングされたことだけを行う、高速コンピューターみたいなもの。 ―人間のコミュニケーションは、音声を単なる記号として捉えるだけではなく、文脈(相手の意図)の理解も合わせて理解する。それは極めて高度なやりとりで、実は機械にやらせるのは難しい。 ―細胞レベルでも、実は中央集権ではなく、それぞれの細胞が自律的に動いていたりする。 ―物理学は、一定のリズム(法則)を見出す学問。一方の生物学は、物理学の法則を用いては説明できない、細胞レベルの最適解?生命の自律的な動き?を見つけるもの。 ―人工知能も、脳の動きに模して造られているだけで、脳の仕組みそのものが解明され、それが用いられているわけではない… The best way to predict the future is to invent it. 理解が間違ってそうなものもたくさんあるけど^^;理解がまだ追いつかないが。人工知能に支配される…というようなSF的な言説を冷静に考え、人工知能とうまく付き合っていくリテラシー向上に、ぜひこの本をおすすめ。 人工知能だけではなく、日常生活でScienceと向き合う視点を持つための良書。
0投稿日: 2019.05.09
powered by ブクログ人間の知能の複雑さを解き明かすことで、人工知能の問題点を解説した好著だ.人間の行動は環境の無限定を本能的に取り込みことで達成されているという、当然のようで非常に奥深い相互作用を認識することで、いわゆるシンギュラリティ問題の浅さ、あるいは能天気さを浮き彫りにしている.弱い人工知能は人間の活動をサポートするだけでそれ以上の機能なないし、持つことは不可能であることを詳しい説明で明確にしている.The best way to predict the future is to invent it. は至言だ.
1投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログ人工知能の歴史をライプニッツの計算機まで遡り、第一次人工知能ブーム、第二次人工知能ブームがブームで終わった理由を検証し、現在の第三次人工知能ブームの主役であるディープラーニングについて考察します。 脳科学や生物学からのアナロジーで人工知能がどこまで人間に近づけるのか、あるいは限界は何処にあるのか論じます。最後にダマシオ(デカルトの誤りなどの著書を持つアメリカの神経・心理学者)まで引用しての論考が圧巻、ビジネスよりの人工知能本と一線を画した読みどころです。
0投稿日: 2019.01.06
powered by ブクログ180901 中央図書館 最近の人工知能ブームや情報技術業界の現状についての、熱いエッセーもしくは一般向け解説。人間の知的活動のごく一部だけを代替する「弱い人工知能」に対して、生命活動そのものをトレースできるような「強い人工知能」は、まだまだ我々の手に届かない。今の技術基盤では、身体知や暗黙知や「ココロ」を汲み取るような能力は、人工システムに埋め込むことはできていない。
0投稿日: 2018.09.01
