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Unnamed Memory II 玉座に無き女王
Unnamed Memory II 玉座に無き女王
古宮九時、chibi/KADOKAWA
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総合評価

8件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古宮九時著『Unnamed Memory Ⅱ 玉座に無き女王』は、静謐な幻想のなかに、深い人間の業と救済が織り込まれた一冊である。 本巻では、ティナーシャという存在の過去と宿命がゆっくりと解き明かされていく。その姿はもはや“魔女”ではなく、一人の人間としての痛みと愛を抱えた「女王」であり、彼女が歩んできた長い孤独の軌跡が、物語全体に荘厳な陰影を与えている。 一方で、オスカーの内面も確かな重みを帯びていく。彼の決意、優しさ、そして時に揺らぐ心は、王という立場の象徴を超えて、「人として何を守るべきか」という普遍的な問いを投げかけてくる。ふたりの関係は単なる恋ではなく、時代と呪いを超えて魂が呼び合うような宿命の絆として描かれ、読む者の胸に静かに火を灯す。 物語全体に流れるのは、滅びと再生、孤独と希望という相反する感情の共存である。重厚な文体と緻密な世界設定は、王国という舞台を超え、人間の存在そのものを問う深みを湛えている。 特に、過去と現在が交錯する描写の緊張感、登場人物それぞれが抱える信念の重さが、一章ごとに静かな迫力を生み出している。 『玉座に無き女王』という題が示すように、この巻の主題は「権威を離れた魂の尊厳」だ。玉座を持たぬ者こそ、真に王たる覚悟を持つ――その思想が、物語の底流を成している。 読後には、静かな余韻とともに、「強さとは何か」「愛とはどこまで人を導けるのか」という問いが残る。 壮麗でありながら繊細。 悲劇を孕みながらも希望に満ちている。 『Unnamed Memory Ⅱ』は、ファンタジーという枠を超えた、人間の記憶と想いの叙事詩である。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    現れたのは元婚約者は。 気になるから調査に乗り出すのは自由だが、向かう場所がどんなところで相手が何者かぐらいは知るべきだろ。 これだけ何度も結婚を断られているのに、自信を失わず想いを伝え続けるのは凄いな。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    読むのに時間はかかったけど面白かった。エピソードに一貫性がないのはweb小説発だからなのかな。気になるけど、間が空いても気にせず読むのを再開できるというメリットもあるなと思った。ヒロインのキャラクター性が特に好みだし、なろう系ぽい特別感も読んでいて感じる。

    0
    投稿日: 2025.05.19
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    本当は★4ちょいだけど、面白くなってきたからオマケ。一巻で止めようかと思ったけど読んで良かった。前半は魔女誕生までの謎が解かれていく話。でも、進行は今の時勢で。後半は二人のちょっとお出かけがいつも大変な事になる小話がいくつか。魔女がデレ始めるのが良いですね。

    1
    投稿日: 2020.10.24
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    一巻よりおもしろかったです。ヒロインの過去は大体予想していた通りでしたが、すっきりとまとまっていてよかったと思います。少しずつガードが緩くなっていくところもよかったです。

    0
    投稿日: 2020.10.10
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    2巻も面白かった!本作の前半でティナーシャの魔女になっていく経緯と、探していた人物、滅びた国の事が明らかになる。まあ、そやろな、と思っていたとおりで、予想通りなのが非常に嬉しかった。かなりスッキリする。スペクタキュラー。後半は普通でもないが二人の日常。過去の掃除ができたティナーシャのガードが落ちてくるというか、柔らかくなってくる感じが大変よろしい。次巻が楽しみ、超ハッピーエンド希望。

    4
    投稿日: 2020.09.06
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    間男が出てきたり、一旦離れたり、 猫になったりしても、ティナーシャとオスカーの ツーカーっぷりは変わらない。 いや、むしろより強くなってる…?

    0
    投稿日: 2019.12.30
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    オスカーとティナーシャの関係が楽しくも羨ましくもあって、読み終わるのがもったいないと強く感じる作品でした

    0
    投稿日: 2019.05.28