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政策至上主義(新潮新書)
政策至上主義(新潮新書)
石破茂/新潮社
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総合評価

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    「政策至上主義」石破茂著、新潮新書、2018.07.20 215p¥836C0231(2024.10.04読了)(2020.01.24購入) 【目次】 はじめに 1 誠実さ、謙虚さ、正直さを忘れてはならない 2 信じる政策を正面から問うことが求められている 3 丁寧に説明すれば国民は理解してくれる 4 本気で国民の命を守るための議論が求められている 5 国会で本質的な議論をするためには与党の努力が必要である 6 不利益の分配を脱し自由な選択で幸せを実現する 7 選挙で勝つ体制が長期ビジョンを支える 8 何よりも磨くべきは政策である おわりに 付録 講演「憲法問題について」 ☆関連図書(既読) 「職業としての政治」マックス・ヴェーバー著・脇圭平訳、岩波文庫、1980.03.17 「総理の資質とは何か」佐伯啓思著、小学館文庫、2002.06.01 「日本改造計画」小沢一郎著、講談社、1993.05.20 「小沢主義(オザワイズム)」小沢一郎著、集英社文庫、2009.12.20 「美しい国へ」安倍晋三著、文春新書、2006.07.20 「とてつもない日本」麻生太郎著、新潮新書、2007.06.10 「民主の敵-政権交代に大義あり-」野田佳彦著、新潮新書、2009.07.20 「大臣 増補版」菅直人著、岩波新書、2009.12.18 「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」菅伸子著、幻冬舎新書、2010.07.20 (「BOOK」データベースより) 「政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ることだ」-この言葉を座右の銘としてきた著者は、国会議員ができることは突き詰めて言えば一つだという。課題解決のプラン、すなわち政策を考え、実行していくことしかない、と。自立精神旺盛で、かつ持続的な発展を遂げられる国をつくる政策とは何か。政治家はどう国民と向き合い、それを語るべきなのか。ひたすら政策を磨き続けてきた政治家からの熱きメッセージ。

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    投稿日: 2024.10.04
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    日本の政治家としては数少ない勉強家、政策を語れる 人柄も素晴らしい ただ「国家戦略」を実現する政治家としては中曽根康弘氏に遠く及ばない やはり「地方創生」「国防族」で留まっている それでも現在の政治家としては圧倒的「政策No.1」 これは憂うべき事態 本書は流し読みで良いと思う

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    投稿日: 2023.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前々から石破さんは「政策に対する説明が丁寧だ」という印象を持っていた。 本書はそれを裏付ける内容であり、石破さんの誠実さ・謙虚さ・正直さ・信念を知ることができる。 「なぜこの政策は○○なのか」「なぜ○○をするのか」この”なぜ”を丁寧に説明してくれる政治家がどれだけいるかは不明だが、石破さんは間違いなく”なぜ”について真摯に丁寧に説明してくれる政治家だ。

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    投稿日: 2020.07.06
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    表紙帯の石破さんの写真はあまりにもイカツイ顔だが、中身は極めて理路整然とされたこの国に対する政治的処方箋を綴られた新書である。 政策が大事と声高に叫ぶ人は多いが、その内容を具体的に示す人は極めて稀である。 ましてや、国が行うべき政策をあくまでも現実的に語る現役政治家はほとんどいない。 私が石破茂さんを1人の政治家として尊敬するのは、目の前の国民に誠実であろうとする心がある点である。 初代、地方創生相を務められた意義は、地方にこそ未来があるという確信なのだろう。 固めに思われるタイトルだが、案外数時間で読了できる。 是非、多くの政治に興味を失っている人に読んでいただきたい。

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    投稿日: 2019.03.08
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    政治家の本は好感しかない ただ事後残念な結果になる『小沢主義』『美しい国』 石破さんは逆の裏切りをしてほしい

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    投稿日: 2018.10.21
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    国会議員がすべきことは一つ。国を導くビジョンを提示し、そのビジョンに従い、国政上の個別の課題解決のためのプラン、すなわち現実的で実効性のある政策を練り上げ、実行していくこと。 政治家の仕事は、勇気と真心を持って真実を語ることだ。 いつまでもカンフル剤に頼ることなく、持続的に発展する経済を実現するために、残された時間を最大限有効に活用し、我が国の経済・財政が抱える根本的な問題ときちんと向き合い、それに対する処方箋を考えることが必要。そのとおりこのまま放置したら大変なことになる。 特に社会保障制度に関しては、「持続可能性の高いプランニングが必要」 大企業が勝ち残れば、その傘下にある中企業、小企業、零細企業が潤い、日本経済全体の底上げにつながるという現象はもう起きない。「みんなで作る」製造モデルはすでに日本の雇用のメインストリームではない。 日本のGDPの7割、雇用の8割を占めているのは、ローカルの中小零細企業。上場企業以外で働く人たちこそが日本の大多数だと考えるべきであり、ここにダイレクトに効くような政策を考えなければ、国民一人ひとりの実感につながらない。 ローカル産業、つまり地方の成長が、これからの日本全体の経済成長を支える。コマツ石川県 働き方改革。東京で画一的な時間、画一的なスタイルで働くこと自体を変えなければ、そもそも人を東京から地方に移住させることはできない。人生の多様な選択を可能とする構造改革が必須だ。 「切れ目ない人材育成の観点からの教育改革」 3.11世代、お金があっても物が買えない状況に直面、モノを生み出す価値を正当に評価。 適材適所、本人の希望・やりがい・やる気。生産性を上げる。年功上列にこだわらない。 日本の国難。外政においては激変する北東アジアの安全保障環境、内政においては急激な人口減少。 時間的猶予の間に、産業構造の転換と、地方、女性、人生のベテランが持つ潜在力を最大限に引き出す。 自助を基本とし、少し周りを助ける合おうとい共助、そして最後のセーフティーネットとしての公助を位置付け「自立精神旺盛で持続的に発展する国づくり」。 「いい加減な奴が百人いるより、信念を持った確信犯が二十人にれば、世の中は変わる」

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    投稿日: 2018.10.12
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    個人的には大嫌いな政治家の一人である石破茂さん著の本です。安倍首相の政敵だから大嫌いというわけではないのですが、何か”後ろから弓を引く”、”陰湿に口撃する”という様なイメージがあるのですが、その様な性格や行動についても本人自身が著内で述べています。地方創生については大まかなビジョンは描かれておりますが具体策については殆ど書かれておらず残念です。ただ、憲法改正(特に9條)については、私個人の意見としては安倍案より筋が通っておりしっくりきます。左翼知識人やメディアは石破氏を”アンチ安倍の急先鋒”という事で利用していますが、もし、先の総裁選で石破氏が勝利していたとしたらどういうスタンスを取ったのでしょうか。。。

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    投稿日: 2018.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「丁寧に説明を」 という言葉が、何度出てきたことか。 「誠実」 という文字も、何回繰り返されたことか。 石破さんのお人柄が良く伝わって来ました。 閣外に出て以後、マスコミで取り上げられることが減った石破氏ですが、おそらくじっくりと根を張っていらっしゃるのでしょう。 地方票の人気がある理由がよく分かります。 目前に迫っている自民党総裁選、ちょっと楽しみです。 政治とは少し離れますが、 本書で紹介されている、田中派の選挙事務所での仕事を紹介したくだりは、今自分が抱えている、ちょっと背伸びする必要がある難しい仕事をやり遂げるために、エールを送ってもらった気がしました。

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    投稿日: 2018.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・国会議員がすべきことは一つ。国を導くビジョンを提示し、ビジョンに従い、国政上の個別の課題解決のためのプラン、すなわち、現実的で実行性のある政策を練り上げ、実行していくこと。 ・政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ること。 ・いい加減なヤツが100人いても世の中は変わらない。だが、政策を知っていて、選挙も強い確信犯的な議員が20人もいたら世の中は変わる。 ・論戦の技術。①してもしなくてもよい無意味な質問はしない。②言論の闘いの場においてはなるべくパネルを使わない。③あー、えー、などと言わない。④と思います、は禁句。断定的に自己の見解を述べる。⑤論戦は読書との闘い。大量の本を読まないと、相手に論破される。

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    投稿日: 2018.08.27
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    久しぶりに政治家の本を読みました。 思い出すのは、安部さんと舛添さんの本 どちらもひどい内容だったのを覚えています。 それからするとだいぶまっとうな内容だと 思います。 ただ、ちょっと次期総理総裁候補と言われる割には 頼りないというか、原理主義的というか、 いい意味では若々しいというかそんな感じが しました。 期待はしていますが、これでは老練な安部には勝てないかも と思ってしまいます。

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    投稿日: 2018.08.19
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    20180814 本を読んだだけでも誠実な人柄が出ていて、この人のいう事なら大丈夫かなと思ってしまう。自民党をリセットするにはこういう政治家が必要なのだと改めて思う。安倍さんの存在意義は膿をまとめて出し切って消えて貰う事かな?という気にさせてくれる。

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    投稿日: 2018.08.14