
総合評価
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powered by ブクログどれも佐方のキャラクターがとても良い。シリーズ最初からぜひ読んでほしい。終わりの描写がとても好き。読み終わってすぐに次巻を買いに本屋に走った。
0投稿日: 2026.02.13
powered by ブクログ佐方シリーズ。適当に読んでいるので、時系列がよくわからないけれど、私的には2作品目。正義感と人情味があふれる佐方だけど、大袈裟に正義感を振りかざすことなく、多くを語らないキャラクターが魅力的。とても好感がもてます。それと、事務官の増田視点で描くことによって、その魅力がいっそう際立っているように思いました。現実的には、仕事をしているとなかなか自分の信念を貫き通すことができないから、こういう話は爽快!佐方の父親の話の2話目もいい話で好きだけど、真相がわからずどきどきハラハラした3話と4話が特によかったです。
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログやはりこのシリーズはおもしろい。 お父さんの罪の真相が明らかになり、和尚の人柄に涙が溢れそうだった。 佐方の実直な性格もよく描写されており、仕事を進める上では、冷静に積み上げて仕事していくことが大切。
14投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ三作目 こちらも短編と中編で構成されています。 第二話「業をおろす」 和尚、ありがとう(泣)これに尽きる。 第三話、第四話「死命を賭ける」 物語の事件自体は「迷惑防止条例違反」 いわゆる「痴漢」についてだが 被疑者のバックに付いている者達からの 圧力に屈する事になるのか?! 正義を貫くことは出来るのか?! 何となく 勝つとわかっていても、あの展開には ハラハラし、読む手を止められず イッキに読み終えました。はぁスッキリ。 弁護士井原も敵ながら憎めないキャラでした。 「ふくろう」で愛想のないオヤジの作る 美味い料理と酒を楽しみながら 隣の席にいる佐方、増田、筒井、南場4人の 会話を聞きたい(笑)
2投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ読み始めはなんだか、微妙かなと思ってたんだけど、読み切るとその微妙な部分の必要性を感じました。なるほど、とおもいました。伏線回収のなるほどじゃないです。出だしの1,2章のストーリーは多分なくても話は通じます。だけどあることによって3,4章のストーリーに深みが出ます。柚月さんの作品はやっぱり面白いです。
1投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ 第三弾 四篇の短編連続 亡くなった佐方貞人の父の事が書かれている章があり 第二弾の『検事の本懐』を読んでからこの本を読んだ方が面白い その他の章も痛快で面白かった。
13投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ女子高生の玲奈が満員電車で痴漢に合う。玲奈は勇気を出し男の腕を掴み、電車から降ろす。 男は現行犯逮捕され連行される。 男の名は武元、地元では有名な資産家の婿養子だ。 玲奈は補導歴があり、資産家の嫁、姑があらゆる手を尽くし凄腕弁護士である井原を雇い、主人公の佐方検事との戦いが始まる。 先に読んだ本では検事を辞め弁護士となるが未だ、検事だった頃の佐方が正義を貫く。 面白かった。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ「佐方貞人」シリーズ、3冊目を読み終えました。 舞台は、東京から新幹線で2時間くらい北にある架空の地方都市。 東北の冬の厳しさがじんわり伝わってきて、物語の空気感にぐっと引き込まれました。 事件自体はそこまで大きくないけど、権力や圧力が絡んでくる展開にハラハラ。 それでも信念を曲げずに立ち向かう佐方の姿に、めちゃくちゃ心打たれました。 最終章は特に熱くて、ページをめくる手が止まらない…! 静かだけど熱い、そんな検事の物語。今回も最高でした。
13投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログテンポの良い文章で読みやすい。公判での佐方検事と井原弁護士のやり取りは、ページを捲る手が止まらなかった。国家権力に屈しない検事達の使命感に目頭が熱くなった。徹底した悪役ぶりなので、勝訴したシーンは痛快だった。通勤の現実逃避にとても良き。
0投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ正義感が強く私利私欲に傾かない若き検事、左方貞人の活躍短編集。こういう人が増えると良いなぁ。熱き思いを心にしつつも表面上はクールに論理的に活躍される様は頼もしく応援したくなる
16投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ読んでいてスカッと気持ちのいい一冊。 ちょっとハラハラ・ドキドキしながらも後味良し。 話の持っていき方は女性的なものを感じるが、文章は良い意味でジェンダーレスな印象を受けます。 とても好みです。
14投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第3.4話 死命を賭ける 死命を決する 読み応えあった。決死の起訴、弁護側の証人へのクロスカウンター。見事に決まって実刑有罪判決を勝ち取った。今作も信念を曲げない佐方検事に痺れた。
2投稿日: 2025.08.30おもしろい
久しぶりに夢中になれた本です 用事を早く片付けてとにかくその先を読みたくなる内容と主人公のキャラクター 派手さは無いし淡々と進むストーリーが心地よい ついついシリーズに手が伸びる ハマってしまってる自分が嬉しいかも
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ先が知りたくてどんどん読み進めることができ、すぐに読了。 佐方の人となりや背景を知る意味で、第一話から読んでよかった。後味よく面白かったので他のシリーズも読みたい。
2投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ佐方シリーズ3作目。 今回もあっという間に読破。 佐方父の真実が関係者に正しく伝わり良かった。 佐方の祖父母の優しさに泣いてしまった。 佐方と増田のコンビ好きだな〜。 ずっとこのコンビでいてほしいと思うけど 佐方が弁護士になる未来を知ってるからさみしいな…
3投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐方貞人シリーズ、検事編第2弾 ・心を掬う 郵便物の紛失事故から、局員の現金着服を疑う佐方。 確かに手紙と共に送られる現金には心がこもっている。 (本当は現金書留を使わないといけないけど) ・業をおろす 佐方の父の容疑が晴れ、小田嶋建設の社員や遺族にも本当のことが伝わり、誤解が解けていく様子は圧巻だった。 ・死命を賭ける/死命を決する ドラマ化された痴漢事件の話。 どうやって決着するんだったかな、と思っていたけど、ドラマ版とはちょっと結末が違うような気がする。 間違って先に次の巻を読み始めてしまったんだけど、次の巻の1話目にしれっと井原弁護士出てた。
1投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ間違えて先に「検事の信義」を読んでしまいましたが、この作品で、佐方の父陽世の無実が周囲の人の知るところとなっていました。 親友でもあった住職の言葉。 日本人で、しかもガイドの資格も持ってはいても、仏教についての理解はほとんどない私ですが、仏教を信じてみようかな、と思えました。 そして佐方が刑事部から公判部に異動になったので、上の圧力に屈せず起訴するかっこよさも、公判でのやり取りのかっこよさも両方楽しめるお得感(?)があります。 上司である筒井の言葉 「秋霜烈日の白バッジを与えられている俺たちが、権力に屈したらどうなる。世の中は、いったい何を信じればいい」 佐方シリーズ、永遠に続いてほしい。
9投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ三作品目は、検事時代に受けた権力の圧力について…。 佐方の信条は、『罪はまっとうに裁かれなければならない』。シリーズの中で度々この信条が書かれています。 佐方のデスクには未決の事件調書が山積になっているが、一件ずつ慎重かつ疑問に思うことは、時間の許す限り解決していきます。 検事事務官も気付かない疑問点があれば、佐方は頭をくしゃくしゃと掻きながら…。第一話は「心を掬う」、事務官の増田が疑問に思う場面もある。第二話は「業をおろす」、物語の舞台は佐方の故郷広島で、父佐方陽世の十三回忌の法要が菩提寺でいとなまれる。「弁護士の職業倫理と正義が相容れなかったらどうする―」。 その問題で陽世は、自らを罰したのだと思う。第三と四話は、この小説の根幹をなす。 検事正の判子なしで、主人公が起訴した会社員を求刑し、実刑判決を勝ち取った。井原弁護士は「検察内での立場が危うくなるような真似を、なぜする」と吐き捨てるシーンが印象的でした。しかし、秋霜烈日の白バッチを与えられている俺たちが権力に屈したらどうなる、と井筒が言うが歯切れの悪さを感じた。(私見です) 読書は楽しい。
27投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ最高でした。 正しくあろうとする人は強く美しいです。 今回も感動の涙をぽろぽろ流しながら電車で読みました。自信を持っておすすめする作品でした。
1投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ感想 田舎などでは地元の有力者が強くて、権力に屈することなどが往々にして起こっていそうで怖い。 あらすじ 米崎地検の佐方が事件を追う。 1話目は普通郵便から現金を抜き取っていた局員を証拠を上げて逮捕する。 2話目は弁護士だった佐方の父親があることを秘密にするために横領の罪をかぶり亡くなったことの真相について 3話目、痴漢事件。補導歴がある女子高生が痴漢を訴えたが、男は無罪だと否定した。男の家は、地元の名家で、政治家や検事正などあらゆる方法で圧力がかかるが、佐方は起訴まで持っていく。 その後、公判になり、弁護側は証人を立てるが、その証人が痴漢サイトの仲間であることを佐方が突き止め、有罪を勝ち取る。
17投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ左方シリーズ3冊目 佐方さんの気持ちも表現されているし、筒井検事と増田事務官の存在もいい。過去の事件でかかわった南場さんも登場して、このシリーズ中で1番好きな1冊かも。
1投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ短編ですが、他の話との絡みがあったりして、佐方貞人を堪能できました。 パソコン通信のくだりはさすがに時代を感じますが、裁判をひっくり返していくくだりは楽しめました。
1投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ全部で四編の短編集、柚月さんの作品で期待をして読ませてもらいましたが、最後の使命を賭ける、使命を決するは、面白く、没入して読めました!ただ、心にあまり、響くことがなかった!残念でした!
1投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ面白かったです。 前回の検事の本懐から続く流れや、 いくつかのエピソードで楽しく読めました。 そしていつもより佐方検事が感情を出す場面が多かったかな、魅力満点でした!
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ佐方検事、が負けちゃうんじゃないかとドキドキ。ハラハラしながら読んだ。少しずつ読み進めていったので1週間近くかかってしまった。あきらめない。佐方検事のおかげで痴漢をされた女子高生は、無罪を勝ち取ることができた。政治家、金で全てを解決しようとする本多一族、面倒だな。フィクションだけでなく現実にもいるのかな?そんな人。自分さえ良ければそれでいいって、悲しいな。
1投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログ【佐方貞人シリーズ3】 夢中で読んだ。4話に分かれているが、3話と4話は一括りのストーリー。 米崎地検で佐方が扱った事件。『心を掬う』は出した郵便物が届かないという訴えから事件性を嗅ぎ取り、真相究明のためならどんなこともやる佐方の人柄。 『業をおろす』は佐方の家族の話。罪人のまま死んだ父:陽世の13回忌に際しての出来事。 『死命を賭ける』と『死命を決する』は素行不良の女子高生の捕まえた痴漢は、社会的地位が高い。でっちあげの冤罪?真実? すっかり佐方のファン♡ 脳内は若葉竜也♡
12投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログ凄く面白かった。職場の昼休みにいつも読んでいるんだけど、こんなに昼休みが待ち遠しかった日々はなかった。佐方さんのお父さんがわざと実刑を受けるような行動をとった理由がわかったし、きっとその理由のせいで病気にもなってしまった。佐方さんのお父さんのご両親が生きているうちに真実が明らかになって良かったと思う。
2投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ第3弾。 今回も検事時代の話。 相変わらずとても面白く、あっという間に読了。 特に父親の話、とても感動して涙しました。 それに痴漢の話はどうなるかヒヤヒヤしながら読み進め、想像より遥かに気持ちよく終着でスッキリ。 佐方貞人シリーズはオススメです。
30投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ前作、前前作に引き続き、男臭い一冊でしたねー。 いや、男でひとまとめにしてしまっていいのだろうか?こんなに不器用で自分を曲げない昭和臭漂う男、います?いや、いません。 主人公佐方貞人のこの気質は父から受け継いでいるということがよく分かりました。義理堅くて真っ直ぐな男なのだけど、正直、家族にいたら厄介です。家族の苦労はいかばかりなことだっか。 でも、検事として、弁護士として、曲げてはならない信念は確かにあると思います。というか、そんなの当たり前なんじゃないの?と素人は思ってしまいますが、組織が絡んでくるとそうも言ってられないのですかね? 真っ直ぐな男、佐方貞人がヒーローなんて思われない世の中になってもらいたいものです。
103投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ佐方の仕事に対する意志が、強くそしてまっすぐで、権力に屈しない。人として、そして仕事に対する信念を感じる。無口であるが絶対的誠実な人間である。 そして、佐方を隣で支える事務官の増田の気持ちが、段々と佐方をリスペクトして行く様子が分かる。そして影響を受けていることに。成長を応援したくなる。
1投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ 3 電車内で女子高校生に痴漢を働いたとして、男が現行犯逮捕された。 その男は、県内有数の名家の婿で、容疑を否認していた。 佐方は 上司や国会議員らから、容疑者を不起訴にするように圧力がかかるが、 「秋霜烈日の白バッチを与えられている俺たちが、権力に屈したらどうなる」と 起訴に踏み切る。
67投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ検事佐方貞人シリーズの二冊目。大藪春彦賞を受賞した前作に勝るとも劣らないおもしろさ。今作は長編リーガルミステリー。ミステリー好きにもオススメできます。
1投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ。 社会人になって最初の頃は、ただ我武者羅に、目の前の仕事に真摯に、執念をもって取り組んでいた。 しかし、キャリアと言う名の時間を重ねるなかで、「これくらいで良いや」や、「明日が締切だけど、数日なら遅れても問題ないな」等と言う、経験からの抜きどころを覚えた。若くないから体力が。。。新人と違ってやる事が多くて。。。仕事の為に生きている訳じゃない等、自分にたいする言い訳は沢山あるけれど、要はあの頃の自分に対して恥ずかしいのを隠しているんだ。 そんな自分に、泥臭く、自分の信じる正義を追いかける姿を心地よく、格好良く描いてくれる本作は、忘れていた大切なものを思い出させてくれる。 私も、数十年前の自分に恥じない様に、もう1回あの頃の理想の姿を追いかけてみようかな。きっと、数日で息切れするだろうけれど、その時は少しやすんで、また追いかけてみればいい。ちょうど、ニコチン休憩を必ず入れる佐方の様に。
2投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『業をおろす』では、前作『検事の本懐』の中の一話、『本懐を知る』で明らかとなった佐方の亡き父・陽世に纏わる真実に再びスポットが当てられるので、先にそちらを読むことが推奨される。 佐方にとっての父であり、祖父敏郎にとっての息子である陽世の「本懐」を守り続けなければならない佐方の苦しみ。何もできず歯痒い思いを抱き続ける佐方を優しく導く英心に心打たれる。 結果的に陽世の「本懐」は破られることになるが、現世の人々を正しく導くこれも住職である英心の「本懐」。 刑事部編と公判部編に分かれた『死命』は、佐方と彼の上司である筒井の検事生命を賭けた闘い。権力に屈することなく、正義を貫こうとする二人とそれを見守る増田。それぞれの矜持を描いた熱い作品。息の詰まるような法廷での闘いを熱量をもって描いている。
2投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐方貞人シリーズ 今回も良かったです。 というか、個人的には一番です。 陽世の章も素晴らしく、涙腺が崩壊でしたが 後半二章の『死命』は読み応え充分でした。 特にクライマックスの佐方が証人を怒涛の様に 追い詰めるシーンはスカッとしました。
44投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログシリーズ第三弾、ここまでのシリーズの中で1番好きです。特にタイトルの「死命」がついた後ろ2話は読み応えがありました。権力に屈しない佐方検事天晴れです!
2投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ重版出来を34回も重ねている検事・佐方 貞人の人気シリーズ。私は初めてでしたが 十分堪能できました。 3つの事件からなり、タイトルの「検事の死命」は第3話と第4話。女子高生を痴漢したとされる容疑者の裁判ものですが、わかりやすく、 堅苦しくなく、 冤罪なのか虚偽なのか追求していくその過程が読み応えがあります。 佐方検事の飄々とした人柄と、正義感は魅力的で、シリーズ全てを読みたくなります。 柚月裕子さんの、いつもながら男っぽい筆致が、ストーリーに箔をつけていると思います。
2投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログ最近は佐方貞人シリーズや法廷遊戯など、リーガルサスペンスをよく読んでいますが、今作の終盤論戦は久しぶりにハラハラしました。 本当にシリーズが進むたびに佐方貞人という主人公が好きになる…
4投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ佐方貞人シリーズの一つ。その中で1番面白かった。佐方禎人の父の汚名が晴れた時は、本当に良かったと感じた。女子高生が痴漢を捕まえたのに、無罪を主張する被告に嘘をつかれて、その人間性まで貶められた。裁判で、被告人の嘘が次々と暴かれていく様子は読むのがやめられないほどの駆け引きだった。
2投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ三作目 ※前作「検事の本懐」を読んでない場合はそちらを読んでからこちらを読むことを強くオススメします。重大なネタバレがあります 心を掬うに出てきたあのワンフレーズ"心"は凄く響いた。心温まる作品だった。 福村さん、少し胡散臭く感じて疑ってた部分あった。すみませんでした。 そして何より"業をおろす"で色々なわだかまりも氷解してハッピーエンドへ向かったのが良かった。作品越しでのモヤモヤ感解決!
2投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ2024.1.30 読了 柚月裕子さんの作品は登場人物の描写がリアルというか本当に目の前に存在してるみたいに感情移入させられてしまって徐々に解き明かされる真相をあーかなこーかなって想像しながら楽しむというより毎回登場人物の中の誰かを思ってこういう結末であって欲しいと強く願いながら必死で読み進めてる感じがします。 結末は晴れやかでも悲しくてもいつも納得しかない。 今作は、第三話「死命を賭ける」第四話「死命を決する」がとにかく手に汗握る展開で早く結末が知りたくて知りたくて字を追うのがもどかしくなるほどでした。 佐方貞人シリーズ大好きです。
2投稿日: 2024.01.30
powered by ブクログ佐方貞人シリーズの第三弾。 痴漢の容疑者として逮捕された会社員の武本は県内有数の資産家一族の婿で、容疑を否認していた。担当を任された佐方に対して、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。 前半は佐方と事務官増田の目線で、後半は弁護人井原の視点中心に描かれていたのが面白かったです。 後半は佐方の考えがわからないので、法廷でどんな弁論が為されるのかドキドキしながら読みました。 決して圧力に屈しない、強い正義感を持った佐方。 後半の法廷パートは読んでいてハラハラしながらも、映画のクライマックスのようでとても面白かったです。
21投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編の面白さ 短編ならではの面白さ 罰が大きいから罪は大きいのかではない 罪が大きくなりそうだから 懸命に調べるのではない その先、起きていることを 正しく明らかにして それで裁く ごまかしや嘘は要らない 要らないでは終わらない この場にはあってはならない 形をしっかりと
0投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログお盆前に読了。 恩田陸の解説が印象的。言われた通りに、 しっかりと柚月裕子について行こうと思う。笑 本作の後半は、上下編に分かれた中編となって おり、久々の佐方が法廷に立つ姿にワクワク! なるほどこれが正統派リーガルサスペンスか! これからも楽しみなシリーズ! ちなみに佐方は法廷のヒーローとしては最高 だけど同僚だったらめんどくさいかもなぁ…笑 なんて思っちゃう私は、欺瞞に満ち溢れた現代 社会に染まってしまってるのだろうか…。
3投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ佐方シリーズ3作目。期待を裏切らないですね~(^^) ますます、佐方貞人という検事を好きになりました。かっこいい!最後の畳みかけ方が痛快!上の圧力に負けない! 毎回言ってますが、柚月さんの作品はすごい。激推し作家さんです(^^♪
2投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。 佐方検事の短編集の二つ目 「心を掬う」では、郵便局内での現金窃盗事件が描かれる。郵便局員の心を送っているのです。というのが印象的だった。 「業をおろす」は、前作でも扱われた佐方の父親の話。なぜ彼が無実の罪でわざわざ刑務所に入ることとなり、法廷でも戦わなかったのか、が描かれている。佐方などの家族ではなく、住職から語られるという構成になっており、だからこそ、その話が真実であるとみんなが理解できるのだろう。この想いを知ったからこそ、佐方は身内の罪を隠すような検察に嫌気がさしたのかもしれない。 「死命を掛ける」県内の名家の1人が痴漢で逮捕される。被害者は前歴持ちの少女。名家なだけあって政治家たちから圧力がかかるものの、佐方は起訴することに。ちょうど異動も相待って、公判も佐方が担当することに。証人や被害者の周りの人たちの声を正確に拾い上げ、罪をすべからく裁かされるの、検事の本質であり、だからこそできない人も多いから、格好よく映った。
3投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログもちろんメインは「死命」で、その信念には感服するばかり。ただ前作を読んでいたため、「業をおろす」に涙しました。本当に報われて良かった。そして「心を掬う」も、貧しくても何かしたいという優しい人たちの想いにジンときました。佐方に素敵な祖父母がいて良かった。
3投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログやっぱり柚月作品は面白い。特にこの佐方検事シリーズは良い。 タイトルと同じ、検事の使命を賭けた戦いは、最後の弁護川の証人を追い詰めるシーンではやられたーと思いながらも、スッキリ爽快な気分になった。 次の信義も楽しみ。
1投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログ4話あるが、実質は2篇の短編と1篇の中編からなる小説である。 シリーズ物の「最後の証人」「検事の本懐」を読んでからのほうがよい。本作品でネタバレになってしまう。 内容については、面白い!の一言。
1投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ登場人物それぞれにしっかりとキャラが設定されて、展開にリズム感があり、読み手を飽きさせない。 そして最後にしっかりとカタルシスを感じさせてくれる。 さすがです。
0投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログこれだけ単発で読んでも面白いが、、、 是非シリーズ1(最後の証人)から読んで欲しいと思う内容でした。 登場人物の人間関係を踏まえることで、より胸が熱くなる内容として捉えることができました。 シリーズ4の検事の信義が楽しみです。
0投稿日: 2023.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐方検事のお父さんの件で一安心。 すっきりした! 痴漢の事件も正義感あふれる検事の姿が見れてよかった。
4投稿日: 2023.06.01
powered by ブクログ検事・佐方貞夫シリーズの3作目「検事の死命」読了。 4つの話から構成されているけれど、後半の2つは1つの事件に関するもの。「死命」というタイトルが付くので、この本のメインの話ということかな。 けれど、私が良かったと思ったのは、第二話として語られた、佐方の父親の十三回忌にまつわる話。 シリーズ2冊目で大筋が語られた佐方の父・佐方陽世にまつわる話だったけれど、やっとここで「なぜ?」が語られました(とはいえ、納得できない部分も残っているけれど…)。 前作までは、佐方の人物像に違和感を感じていたんですが(感情を表さず、真摯に正義を貫く姿、とはいえ、あまりにも無表情すぎる!と)、だんだん慣れてきました。そして、佐方にも可愛いところがあるじゃねーか、的なツボポイントもあったりして、佐方がさらに好きになってきました。 作品の中でも、話を重ねていくうちに、佐方の理解者が増えていくのが見えてきていて、そこも上手いな、と。味方はもちろん、敵(被告の弁護士とか)からも一目置かれていく様は読んでいて気持ちがいい。 ということで、次も近々読む予定。 すでにドラマ化されていて、ドラマでは佐方を上川隆也が演じているとのこと。見ていないのでなんともいえないけど、第一印象では、なんか違うなーと。 正義を貫く感じは上川くんでいいけど、上川くんだと見た目が清潔すぎるきが…。 特別ドラマ?がアマプラで見られるみたいなので、見てみようかな。でも、印象壊れると嫌だし、どうしようかなぁ。
15投稿日: 2023.05.25佐方貞人シリーズ第3弾
佐方貞人シリーズ第3弾。 前作同様、佐方が若手検事の時の話(中短編集)。 人情噺といってよい「業をおろす」も良かったけど、やはり最後の「死命を賭ける」と「死命を決する」の連作に惹き込まれた。 人間の感情を丁寧に描写できる作者の力量を感じた。
0投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ検事の死命、圧巻。 公判部は、手に汗握る展開。という言葉がぴったりかもしれない。 まさかの事実の表出に、読んでいて鳥肌がたったくらいすごい!! 佐方父の件もきれいに片付き、ああ、本当に良かった。。と心から思う。 英心さん、素晴らしい和尚だな。。 でも。。ここまで検事をまっとうしている佐方さん、やめちゃうんだよね。。。 それが寂しく、検察側にとってかなりの失点だなと思う。 こんな検事がいたら。。 冤罪事件なんてなくなるだろうに。。
2投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログ実は作者を間違えて借りた本だったが、とても面白かった。 連作短編集。 主人公佐方の権力に屈することなく、使命を果たすために淡々と事件に向き合っていくところは気持ちよく、読み応えがあった。 脇役の福村、筒井、英心なども魅力的。 この作者の本をもっと読んでみたく、残りのシリーズも予約済み。
1投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐方シリーズの第3作目、1→2→4となってしまった。 タイトル作品は痴漢冤罪。 痴漢した疑いで捕まった、地元有力者の婿養子。 痴漢だと騒いだ女子高校生は、非行歴がありシングルマザー。お金欲しさの犯行か、と思われていた。 色眼鏡でみることなく、一つ一つ丁寧に調べ、思いがけないところから真相にたどり着く。 『心を掬う』 郵便物の紛失、しかも現金入のものばかり、その裏の取り方は足で稼ぐ、というレベルではなく、体を張って通常なら、そうそうできることではないと感じた。 『業をおろす』 佐方の父親の事件の真実を、父の親友であり僧侶の英心から13回忌の席で明らかにされる。 佐方のような検事がたくさんいると、いい国になるのではと思った。 夢物語かもしれないけど。
1投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログ佐方シリーズ第3弾。諸事情により第4弾より後になりました。 面白かった-ーー!!! 本懐完結。よかった、ほんとによかった。 しかしこんなにいいトリオなのに、佐方さんやめちゃうんだよなあ。哀しい。
0投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログ佐方検事の人間味が程よく感じられ、一方で罪を厳しく裁く本領を存分に発揮しています。側で支える増田事務官もいい感じですし、筒井副部長、南場署長の男っぷりも清々しいです。
25投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログ購入して即読み始めて三時間、久しぶりの一気読みでした。連作短編というよりは短編と中編構成で読み応えたっぷり。そしてこのシリーズの刊行順が持つ意味がじわりと沁みてくる。 左方シリーズを一気に読んで、一気に忘れたい… だって再読するのが楽しみになるから。
5投稿日: 2022.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4編ともに良かったが、特に『業をおろす』はとても良い作品だと思う。佐方の父が巻き込まれた横領事件の解決編であり、その事件に関わった全ての人が救われたのが何よりだ。 この作品をはじめとして柚月作品の温かさを感じつつストーリーにも深みがあるので惹かれてしまう。無口だけど信念をもって人に向き合う佐方が魅力的であり、続編も期待したい。
1投稿日: 2022.11.14
powered by ブクログ第一作目の「最後の証人」から佐方シリーズは全部面白いが、この作品が一番良かった。 タイトルの死命を賭けた作品も良かったが、何と言っても父親の法要の話が「良かったね」としみじみ感じて泣けた。 この親にしてこの子あり。 死命を賭けた道は親子で違えども、そう強く感じた。
7投稿日: 2022.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐方シリーズ3作目。今回は4篇の連作短編集。「業をおろす」でついに親族にも相手方にも近所の人たちにも、佐方のお父さんのことが親友だったお寺さんによって明かされた。まぁ佐方の祖父母にも本当のことを知ってもらえて良かったよね。あまりにもかわいそうだもの。ほんと、自分は自分の罪を背負ったつもりで死んでいっても、残された家族は、ってやっぱなるもんなぁ。まぁ私もあんまり家族や周りを鑑みてないから、人のこと言えないけど。しかし、筒井さんはこんなに佐方を押していたのに、それでも決別してしまうんだなぁ。それは次あたりで出るのかな。
1投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ検事ものは初めてでしたが、とてもスリリングで興奮しました。佐方の使命感にあふれる言動も素晴らしい。他のシリーズも読んでみます!
0投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログ「検事・佐方貞人」シリーズ第3弾。今回も読みごたえのある内容だった。 佐方の過去に纏わる話あり、刑事部で自らが起訴した事件を異動になった公判部で裁判を行う連作もあり、面白かった。特に最後の裁判の模様は刑事部に所属していた前作「検事の本懐」並びに本書の第3話までは書くことができない内容(刑事部は起訴する部署)だったため、少しワクワクした。 権力に屈せず事件の本質を見抜く佐方の姿勢も素晴らしいが、弁護士の葛藤も印象に残った。「依頼人の利益のために」という言葉が強烈なインパクトを伴っている。利益=真実とは限らない。
0投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログアレ⁈映像化ってされてたっけ⁈ 読んでてすごくハッキリと映像が頭に浮かぶ作品 やっぱり面白かった! 期待を裏切らないなぁ〜 勝つ事は分かってるけど、どこで決定打が出るのか…なかなか出てこなくて残ページを見ながらヒヤヒヤ あーそこでね! 良かった良かった 罪は正しく裁かれないとね! 旧家武本家の女性陣は キョーレツ過ぎるけどいそうな感じで、 井原弁護士は欲まみれで鼻につくイヤ〜な中年男… ムカムカが止まらない登場人物がいっぱいだから どう読んでも佐方さんに味方に着いちゃう 佐方さん、素敵すぎる ずっとそのままでいて欲しいなぁ 映像化するなら、佐方さんは誰だろ⁈ また次!『検事の信義』読まなきゃ
1投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログ検事シリーズで一番精神的ダメージの少ない一冊。 スカッとするのは、毎回なんだけど、重い過去もあまりなかったように思う。
0投稿日: 2022.08.03
powered by ブクログ「俺の関心はあいにく、出世や保身にないのでね。関心があるのは、罪をいかにまっとうに裁かせるが、それだけです。」この使命感が全編に一貫して貫かれており、正義が勝つ痛快なストーリーがたまらないですね!弱者が救われるのも嬉しいところです。佐方ファンとしては、このような人だからこそ、偉くなって欲しいと望みますが、彼の信念はそこにはないですね。佐方シリーズ第4作「検事の信義」を楽しみです。
1投稿日: 2022.07.27
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ第三弾。4つの短編。第ニ話では佐方貞人の父・陽世の真実が明かされる。第三話、第四話は、権力者をバックに持つ犯人の起訴、法廷での対決。面白く、どんどん読めた。やっぱり勧善懲悪モノは読後感がいいですね。
14投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ読んでよかったです。 1話2話 祖父母 身内 知人達の優しさに感動 3話4話 登場人物の繋がりが面白く裁判の行方も気になりいっきに読みました。証言の信憑性の判断 難しいですね。
5投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログ正義というものは本当に厄介で難しいものです。 誰もが大小あれど悪いこととわかっていて、行なってしまったことはあると思います。 その罪や罰をどうやって判断するのか。 法律だけではない人それぞれの考え方が表れるのでしょう。 自分には人を裁く自信はないです。
1投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログ佐方貞人シリーズも3冊読むと彼のキャラクターの奥行きもみえてきて、もはや彼のファンになってしまう。彼のお父さんも素敵な人だ。これ一冊だけを読んでもおもしろいとおもうが、検事の本懐を読んでから読むことをおすすめします。
29投稿日: 2022.05.13
powered by ブクログ佐方の父の話の続きが読めただけで満足の一冊。読む前から絶対泣くだろうなあと覚悟していたが、もう涙隠すのが大変でした(笑)
1投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ3作目 郵便物紛失事件の謎に迫る「心を掬う」、父親が実刑を受けた理由を知る「業をおろす」の2話の短編と、権力による圧力に屈せずに痴漢事件の真相に迫る中編「死命を賭ける」の作品集。 「死命を賭ける」では、筒井、佐方が小さな事件でも決して蔑ろにせず、権力に屈することもなく、正しく裁くことを追及する。 もしかして佐方が負けるんじゃないかとハラハラしたが、見事なクロスカウンターが痛快だった。 どんなに青臭くても自分の使命を全うする姿勢に心打たれるとともに、最後の筒井さんのセリフにジーンと来て、読了後も余韻に浸ってしまった。 また、「業をおろす」は、前作「検事の本懐」における「本懐を知る」の後日談にあたり、佐方貞人の父親に関する全ての謎を明らかにする作品。 佐方貞人の父親に対する周囲の見方が変化していく過程に心暖めつつ、犯罪を捜査する側、弁護する側、双方が抱えるジレンマへの理解を深めることができた。とても良い内容だった。
7投稿日: 2022.04.27
powered by ブクログ母から借りた本 ・ 佐方貞人シリーズの第3作目 4話で構成されています 2話目の『業をおろす』が良かった 佐方の父が何故逮捕されたのか その理由が分かった時、このタイトルに胸がすく思いがします 続編になっている第3、4話目の『死命を決する』の法廷シーンは臨場感がありハラハラドキドキでした 口数の少ない佐方が検事としての信念を貫き通す姿は爽快感があり、とても魅力的です シリーズ全て読んでみたくなりました
0投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2022.4.25読了 佐方貞人シリーズ三作目。 タイトルになっている「死命を賭ける」「死命を決する」の二篇の他、「心を掬う」「業をおろす」の計四篇が収録されている。 電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕される。 この武本という男が県内有数の資産家一族の婿という事で、佐方に圧力がかかるのである。 しかし、シリーズを読んでいればわかるが、佐方は圧力に屈するような検事ではない。 相対する弁護人は強力な証人を携え、裁判に臨もうとしているなど不利とも思える状況だが、きっと佐方は勝つと信頼を自然に寄せてしまう。 さあ、どうやって困難を乗り越えるのだろうかと、期待してページをめくる手が止まらない。 裁判が結審した後、ふくろうへ向かう男達が微笑ましかった。
8投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログシリーズを順に読んでおり、重なる部分の説明はすこし流し読みしてしまうが、まあ仕方がない。 佐方は変わらず独立した主人公として物語が進んでいくので、一旦本を途中で閉じてまた読むまでの間の生活の中で「佐方だったら…」と想像してしまう。 今まで読んできた検事の中で最も実在していて欲しい検事である。
1投稿日: 2022.03.14
powered by ブクログ解説を読んで、著者の作品がグローバルなテーマ選定なのを知った。 酒好きな主人公達が集う店に行ってみたい。そして、会話をせずに酒の旨さを噛みしめながら場の雰囲気に溶け込んで深みのある燻し銀の一人として盃を傾けたいと思った。 前作で綴られた佐方さんのお父さんの事実を裏付ける背景と根拠を紐解く法事では霞がかった空がスッと晴天に変わったような爽快感があった。 暴挙を選ぶ学閥組織に立ち向かう平常心は、正義を好む人にとっては読む前から期待が膨らむ物語である。
6投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ第3作目、検事時代の第2弾。 ぶれずに自分の信念を貫ける素敵な男、敵に回したら怖いだろうね!
6投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ検事、坂田貞人の物語。 利益とか出世とか、そんなことよりも ただひたすらに真実を追い求める検事の姿は とても凛々しくて格好いい。 こんな正義感のある人が 世の中にたくさんいるといいな。
4投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ兎に角、ハラハラドキドキの内容である。この臨場感溢れる法廷の緊迫した検事と弁護人とのやり取りは、実写さながらである。恰も私自身が傍聴席に居るような錯覚を覚えてしまう。この感覚を体験するには読んでもらうしかないだろう。凄い作家の作品である。益々、柚月ワールドの深みにハマってしまう。
3投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ検事・佐方貞人シリーズ。前作の「検事の本懐」に続き、佐方検事が本当に魅力的。 第二話では、前作で知った、佐方の父親にまつわる悲しい過去に展開が!今回は胸がすく思いだった。業を下ろす、と言うタイトルは読み終わると、改めて胸に迫る。 痴漢犯罪がテーマの、第三話・四話では、たまたま本書を読んでいる時に、現実世界で、共通テストを前に「被害を訴えられないその日に、皆でJKを狙いましょう」と言う書き込みがネットにあったことがSNSで話題になっていたこともあり、怒りに満ちた気持ちで読み進めた。 まだまだ続編が読みたい。帯には、作者本人の【まだまだ佐方とともに正義を追い求めます】と言うコメントがあるので、期待して良さそう。
4投稿日: 2022.01.17
powered by ブクログ検事の死命 柚月裕子さん 検事のプロ/職責 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 検事対弁護士の闘い ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 読了/爽快感 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 「明日のきみへ」から始まった柚月さんとの出会いです。 読みつづける理由は、やはり人間らしさの描写です。 「 」の会話から、登場人物の感情からこちらに伝わってきます。 だからでしょうか? 文字の世界が3次元への世界に豹変していくような、そんな感覚になるのです。 この「検事の死命」という作品も、いつのまにか三次元の世界へと没入していました。 ------------ 「死命」とは、死ぬか、生きるかの急所です。 検事の死命とは、ふたつの意味合いがあります。 ①検事としてキャリアを積み重ねつづけることができるのか? ②検事としての職責を果たしつづけることができるのか? ------------ 主人公の検事は、高校生の猥褻事件を担当します。 被疑者は、地元資産家/名主です。 したがって、警察や検察の上層部から「不起訴妥当」の圧力を受けます。 【関心があるのは、罪をいかにまっとうに裁くのか?】 検事は、①の保身ではなく、②の職責を貫きます。 ------------ 人生の時間において、仕事に携わる時間は少なくありません。 主人公のように、仕事において、信念をもち、そして曲げずに取り組む姿勢は、大切な何かを想起させる機会にもなりました。 柚月裕子さん。 ありがとうございました。
17投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ涙が溢れて文字が見え辛くなる、前作までの無念が一気に解放されたり、「心」とは大きく考えすぎずシンプルに自分に置き換えるだけで人間の深みを感じる事が出来る、言葉や文字にならない感情の変化を自覚できた。後半では胸の高鳴りが自覚出来るほどの臨場感、素晴らしいとしか言いようがない。どんどんシリーズに引き込まれていく。 また、著者の他の作品も読んでいこうと強く思う。
5投稿日: 2022.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昨日シリーズ第2作「検事の本懐」を読み終え、結果そのままシリーズ第3作となる本作を手にさせられました。 本作は「第一話 心を掬う」「第二話 業をおろす」「第三話 死命を賭ける「死命」刑事部編」「第四話 死命を決する「死命」公判部編」の4作からなる連作短編。 連作故にシリーズを通してストーリーは繋がっています。 説明 内容紹介 ベストセラー「佐方貞人」シリーズ検事編、新装版! 電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。 内容(「BOOK」データベースより) 電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。 著者について ●柚月裕子:1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 柚月/裕子 1968年岩手県出身。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。18年『盤上の向日葵』で「本屋大賞」2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
19投稿日: 2021.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
巻末の解説を読んで膝を叩きました そう!安定感です 柚月裕子さんの作品は安定感があるんですよね お父さんの無実が世間に知れる短編も用意してくれててもやもやした気持ちが晴れました 法廷ものもよく出来てて面白かったな〜
13投稿日: 2021.12.12
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佐方シリーズ第三弾、検事時代二作目。 再読。 陽世の13回忌で色々あったり、南場所長が恩を返したり、佐方が(お父さんも)、愚直なまでにまっとうに生き続けてることが、周りを巻き込んで、小さいながらも良い世界でできているなーと思う。 現実にはきっと難しいけど。 これも良い作品でした! 読んで良かったと思える作品でした。
1投稿日: 2021.12.02
powered by ブクログ恩田陸さんが解説に書かれてます。 「なんだろうこの懐かしさ、この安心感、安定感は」 「かつての懐かしい昭和のテイストを残しつつも…」 まさにそれ! 佐方父の話なんてそれだけで上下巻出せるでしょ? ってくらいドラマチックで感涙です(/ _ ; ) 昭和の東映のオープニングが見えるようです笑 ちなみに私の中で佐方は椎名桔平になってます(//∇//)
9投稿日: 2021.11.02
powered by ブクログ★特長 具体的事件に対して、佐方検事はどんな小さなことも見逃さず、地道に取り組んでいく、その話の展開に引き込まれていきます。 ★魅力 最後は正義が勝つ。 そうであって欲しい。 佐方検事の「罪をまっとうに裁かせる」という信念に基づいた、どんな難敵にも怯まない仕事ぶり。 ★感想 ○心を掬う 郵便物が届かない。 出したつもりが、家のどこかに残っているのでは? 行きつけの飲み屋の大将と、職場の同僚からたまたま聞いた何気ない話から…。 まさかあんなところで、あれを掬うことになようとは! 変わらず佐方検事の冷静さと観察眼、推察力に脱帽。 この犯人は、少しの尻尾を掴まれたくらいでは、「証拠はあるのか?」としらばっくれる。 郵便は紙切れを運んでいるのではなく、「人の心」を運んでいる。 仕事への誇りを感じます。 犯人にはその誇りが無かった。 事件解決後に、佐方の祖父母との心温まる郵便物をまつわる思い出の紹介があり、今回の事件の解決への執念の理由を感じることが出来ました。 ○業をおろす 佐方検事の父、陽世さんの事件の全貌が分かる。 亡き陽世さんがなぜ真実を秘して、無実の罪を受け止めたのか? 真実を知るもののなぜ?を知らなかった佐方検事。 真実を知らず、汚名を着たままの陽世を悔やみ、苦しみ続けたご家族。 陽世の汚名を晴らす旧友の英心和尚。 長年のわだかまりを解消した一話。 ○死命を賭ける「死命」刑事部編 痴漢事件。前編。 奥さんが名家出身の容疑者。 母子家庭の娘で補導歴のある被害者。 起訴を目指す佐方に圧力がかかる。 例え自分の昇進が断たれても、事件を見逃すことは、検事の死命に関わると、突っぱねる佐方。 ○死命を決する「死命」公判部編 痴漢事件の後編 加害者側名家の息のかかった弁護士が仕込んだ証人に対し、佐方はクロスカウンターを仕掛ける。 正義の味方佐方検事を応援しつつ、最後までハラハラどきどきの展開。 最後に弁護士が言った言葉には、ヘドが出ました。 恩田陸さんの書かれた解説も良かったです。 ★オススメの人 リーガルサスペンスに興味のある方。 佐方貞人ファン。
7投稿日: 2021.10.10
powered by ブクログシリーズ物なので買った一冊。 短編だった。 どれも読みごたえがありよかった。 「業をおろす」は感動する話だった。 事件の関係者が真実を知ることができ誤解がとけてある意味スッキリした話でもあった。 「死命を賭ける」「死命を決する」は権力に負けないでセリフにもあった「罪をまっとうに裁く」事ができいい話だった。 このシリーズの主人公は派手さはないが、なんか魅力がある。ちゃんと事件の事を理解していろんな判断をしているんだと思う。 まだまだこのシリーズを読んでみたいと思った小説でした。
12投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログ佐方シリーズの3作目。 短編4話で、後半の2話は連続の話し。 父親の正義が明らかになる。 後半の痴漢と冤罪の話しはとてもスカッとして気持ち良かった。 佐方の一途に正義感を貫く様は、父親譲りなのだと繋がった。 それにしても、佐方はかっこいい男だな。
7投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ2作目。佐方の父の事件について、真実が日の目を見ることができてすっきりした。 最後の2話、痴漢事件について、普通はこんな結末ありえないのだろうけど、痛快で読後感良し!真実を、正義を貫き通す検事の潔さがかっこいい。
1投稿日: 2021.09.13
powered by ブクログ久方ぶりの佐方貞人さん。 間が空いていたのですぐに話に入れるか不安でしたが1日で読んでしまいました。幸福な休日です。 いつものことなのですが、読み終えると背筋がピンと伸びる感じです。 佐方貞人の様な人物にはとてもなれないですが、このような生き方も在ることを心に留めておきたいと思いました。 検事の本懐からのモヤモヤも晴れましたし、明日からも頑張れそうです。 柚月裕子さんには安心して付いて行きます。
13投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログシリーズ第3弾! 「俺の関心はあいにく、出世や保身にないのでね。関心があるのは、罪をいかにまっとうに裁かせるか、それだけです」(文中より、佐方さん談) 佐方さんの検事としての使命なんやろな。どこの組織にも上しか見ない人はおる。この文中では平目と表現してて笑ける。 でも、本当に強い組織には、平目ばかりではなく、上など見てんと、自分の本当の職務に真摯に取り組む人が多いんやと思う。 上にいって、更に大きな事ができるというのもあるし、一概に言えんけど。 多分に、お父さんの影響もあるんやろな。真実が語れて、今までの誤解も取れてホッとしたわ。 真実を追求する姿には憧れるけど、浄化槽に入って、ウ◯チにまみれるのは、少し引いてしまう…(−_−;)
38投稿日: 2021.08.10
powered by ブクログ佐方貞人シリーズ3作目。特に後半の法廷のシーンは読み応えがあった。1作前に出てきた米崎東署の南場さんも出てくるので、やはりシリーズ順に読んだ方がいい。でもそうなると、やっぱりなんで佐方が検察をやめたのかが気になるところ。本当の司法や警察の場がどんなものかはわからないけれど、とにかくどこまでも「本当の正しさ」みたいなものを佐方や筒井が追い求める姿はかっこよくて痛快感があって読後感最高だった。だからこそ尚更、佐方貞人のその後が気になる……ずるい
1投稿日: 2021.07.23
powered by ブクログ検事の死命とは。 浄化槽の中から証拠を探す、そんな泥臭い仕事をすることもある。 権力に立ち向かうことだけじゃない。 雑音に振り回されずにただただ真実だけを追求する。救われるべき人を救う。 それこそが死命なのかもしれない。
10投稿日: 2021.07.13
powered by ブクログ★★★★ 今月3冊目 シリーズ3作目。 めちゃくちゃ面白い。この著者は女性ながらなんでこんな骨太な作風なんだろか素敵
2投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログ出世や保身には見向きもせず、ただ粛々と真実を追求する佐方さんの姿にぐっときて、最後の裁判はスカッとしました!
1投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログ2021年5月30日読了。 佐方貞人シリーズ2冊目。 前作の「検事の本懐」を読んでいなくても問題ないが、読後のほうがわかりやすい。 文句なく面白い。 「業をおろす」は落涙。
1投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログ面白かった‼️ 今回も佐方検事の見事な考察、調査が心をスッキリさせてくれました。 この続編はあるのかなぁ? あればぜひ読みたいです。
1投稿日: 2021.05.15
