冬芽と西園寺。樹璃と枝織。幹と梢。鳳学園に残された者達のそれぞれのその後。喪失を経験したものはウテナやアンシーだけでないと改めて思い知る。だからこそ薔薇の花嫁や決闘やディオスの力だなんて子供騙しのようなものに夢中になっていたのだろう。でも大人も所詮は大きくなった子供に過ぎなくて傷付いたままの彼や彼女は幼い少女に邂逅する。そして少女もまたもう一人の少女に出会おうとする。何度でも。

革命された後の物語、とは言うものの、たしかに「おばさんおじさんになったキャラクターは見たくない」けれど、【after revolution】というタイトルとしては、ちょっと肩透かし。 それでも、ルカさんがかっこよかったので◯

　私の興味は、その後の彼ら彼女らではなく、あの時代に、ほかに平行世界でどのような革命がなされようとしていたのか、なのだなぁと思った。 　いやもうそれスピンアウト作品だろうけど。

ウテナの新作？と手に取りました。 ルカとジュリさんの話は「私は信じない、ルカはきっと帰ってくる」というジュリさんとルカが「それでこそジュリだ。」みたいな終わりの話の方が好きだったな～ 一話の成長したような成長してないようなトウガ先輩と西園寺さんはなんだか面白かったです。人はそんな簡単に変われるものではないな、ウン。 結局ウテナとアンシーは出会えたのだろうか？会えてると良いなぁ。