わたしは著者の言う普通の人なので、女に成り損ねたブスが拗らせて、遠回りすることで拗らせに言い訳をして回避しながら女を目指す、という物語としてしか読み取れなかった。正直、不快で気持ち悪いから普通の人は関わらない人種 ただ、そういう人種に生まれてきた人が、生まれてこざるを得なかった人が、自分なりのプロセスで答えに至るということには、価値があると思った。 需要はどこかにあるんだろうなぁ、とは思う。 普通の人はわざわざ買うものではない。

暴力を受けることに性的な興奮を覚える著者によるドキュメンタリー。自分の性的な趣向について分析しつつ、向き合おうとあがく様子が描かれています。テーマがテーマなので拒否感がある人もいるかも知れないが、マンガのタッチとしては軽めでコミカルな表現が多いので読みやすいかと思います。 思春期のころ人間関係の作り方が上手くなく、鬱屈していた時期には自分自身も暴力的な妄想に浸ることが多かったことを思い出しました。このような話しにくい内容について読むことができることがありがたい。

著者と編集者へのインタビュー http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55189