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【合本版】北方謙三 「老犬」シリーズ(全3冊)
【合本版】北方謙三 「老犬」シリーズ(全3冊)
北方謙三/集英社
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総合評価

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    老いぼれ犬シリーズ第1弾。 他の作品に脇役で登場していた渋い刑事がメインキャストになったシリーズ。 最高です!

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    投稿日: 2022.03.19
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    久しぶりの帰省で見つけた本を備忘録として登録。 自分でも内容をよく覚えてないのでレビューが書けません。

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    投稿日: 2021.12.28
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    “老いぼれ犬”シリーズが全般的に好きだったので、その締めくくりとして作られた完結編3部作(傷痕→風葬→望郷)も無論お気に入りで ^^ 中でも異色な1作目であるこの物語が一番心に残っている。 終戦直後の焼け野原“東京”を舞台にして、親の居ない子供たちが文字通り生き残る為に知恵を絞り、汚い大人と渡り合い、自分たちだけの掟を作って生き抜いていくサバイバル物語。敗戦で大人たちも自分が生きるのに必死すぎて、知らない子供になど構っていられない。どころか、子供のなけなしの食料を騙し取ろうとする連中だらけという状況。そんな命ギリギリのやり取りをする2人の少年の片割れが、後の“老いぼれ犬”であり、度胸があって頭も切れる。人物設定が活きている物語が好きだ。 ハードボイルドを敬遠する人も多いけれど、文体はともかく、人物や筋書きがしっかりしているものならば 面白いかどうか だけで判断するので自分的には気になりません。なおかつ(?)北方ハードボイルドがもしニガテな人であっても、この作品にはそういった抵抗感が少ないと思われるのでオススメ♪

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    投稿日: 2012.05.25
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    北方謙三のいくつかの作品にバイプレイヤーとして多々出演している高樹刑事の少年時代を描いた作品。 いや〜、ハードボイルドという作風とはキャラクター小説であると改めて感じた作品でした。高樹刑事がいつも口笛を吹いている“老犬トレー”それの原点がわかる作品というだけではなく、また戦後の暗黒時代を描いただけの作品でもない。 これは、13歳という幼少ながら“男とは”“人間とは”という事を考えさせられるすばらしい作品だ。 親友とはやはり、過酷な状況で生まれる友情からしか生まれないのだろうか・・・

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    投稿日: 2007.09.11