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トマト缶の黒い真実
トマト缶の黒い真実
ジャン=バティスト・マレ/太田出版
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総合評価

24件)
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    高崎市立図書館から借りて読了。 そもそも洋食は進んで食べないからトマトケチャップは気にしなかったが、海外ので有名なブランドのケチャップとかって、実は別国のトマト。。。。 船場吉兆湯木佐知子さんも仰天!国を引っくるめた産地偽装やんけ!

    6
    投稿日: 2026.03.20
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    お店でよく見るトマト缶はイタリア製でも、トマトそのものは中国ウィグルで作られてきた! トマトピューレよりも、トマトがトマトのかたちをしたままで買いたくなった。

    0
    投稿日: 2025.12.24
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    現代日本の食生活に無くてはならない調味料、ケチャップをはじめとするトマト加工品。 日常手にするそれらがどこから来ているのか、そして品質は信用できるものなのかを疑いたくなる。 当たり前に口にする加工品ゆえ、何の疑いもなく接しているが読後はどこから来た物かを確認しようと思う。 また、この件に限らず経済がグローバル化した今改めて中国の強かさを感じた。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    情報として読んだ本。 とても身近なトマト缶の中身にゾッとした。 イタリアや、中国、アフリカ各地でトマトやトマト缶がどんな風に作られてきたか。 新疆ウイグルについても触れています。 うちにあったトマト缶は廃棄しました。 ぜひたくさんの人に読んで欲しいです。

    8
    投稿日: 2025.07.05
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    https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB03379462||西・開架3階||588.93/Ma-39

    0
    投稿日: 2025.06.23
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    イタリアでは発禁に。中国から輸入した3倍濃縮トマトをイタリアで希釈し、「イタリア産トマト」へ。ヨーロッパには原材料の原産地の表示を義務付ける法律がない(日本では全ての加工食品で義務付けられている。)。新疆ウイグル自治区で少年少女たちが安価で働いて得られたトマトがイタリアへ送られ、加水、加塩して「イタリア産」になる。添加物7割のトマト缶は主にアフリカへ輸出。

    2
    投稿日: 2025.02.08
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    中国は世界最大の濃縮トマト輸出国。新疆ウイグル自治区が加工トマトの最大の生産地でその労働力は労働改造の名の下で強制労働に支えられている。 アフリカで売られるトマトピューレは添加物が70%以上。なかなか衝撃的なルポです。世界のゴミ箱という表現は心が痛い。

    12
    投稿日: 2025.02.03
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    トマト缶にまつわる真実の話。 世界的な産地はおよそ三カ所。 南欧、中国、アメリカ。 このうち、中国とイタリアに焦点を当てている。 ①中国  元々国内でのトマト加工品の消費はほとんどなかった。余った土地と労働力でトマトの生産と濃縮をして、ほぼ全量を輸出していた。安かったことから、シェアが急速に拡大する。 この濃縮トマト生産は利益率が低かったので、世界の主要メーカーは自社生産をやめて中国の濃縮トマトを加工して自社製品を作るようになっている。中国の3倍濃縮トマトを輸入して水を足し、イタリアの工場で2倍に変えてイタリア産として売られている。世界のイタリア産トマトは実は中国産という実態や、ラベルを変えるだけのOEM生産のため、ブランドが違っても中身は同じだったりする。 また、原材料を中国から輸入し、加工してEU内で販売する場合は税金が高いが、EU内には公式には売ってないことにして脱税をしている。これにより、イタリアの真っ当なトマト農家が価格競争で不利になってしまう。 さらに過剰生産により賞味期限が切れた濃縮トマトもでる。それらは低価格で中東とアフリカに売られる。既に腐敗して黒くなったものに、添加物を足し(材料には記載しない)販売する。それらの国は汚職と賄賂で、検査がないも同然なのでまかり通る。中国の生産現場はもちろん不当な搾取が行われている。 ②イタリア 過去、ファシスト政権時代に労働者を弾圧した。その名残として農業マフィアが今も暗躍している。イタリアのトマト農家に不法労働者を斡旋し、給料もろくに払わずに搾取する。そうやって作られたトマトがイタリア産として流通していく。不法移民と労働者への搾取、地元の農家への不当な競争。 これ以外にもアメリカの生産における効率化や雇用の喪失(効率化と機械化)の話もある。グローバル経済が産んでいる搾取がなんなのか、とてもよくわかる。 これらは当然そのようなトマトを買い付ける大手食品メーカーの責任を問うべきだし、公職の腐敗をやめさせるべきだし、規則を守らないものに厳しく罰則を与えて欲しい。 この本の中では、腐敗トマトはアフリカに、となっているが、日本の国力低下により、日本にも来たらと思うと不安になる。消費者としては、高くても生産者が見えるようなものを買うべきだし、食品メーカーの原産地表示のチェックくらいはしようと思う。

    2
    投稿日: 2024.05.06
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    すごく読みにくい。翻訳物という点は除いて。 理由の第一は章の構成に一貫性がない。章と章のつながりがよくわからない。第二に初めから陰謀論ありき。著者が陰謀論に毒されており、公平性がない。トマトマフィア、中国の不衛生な生産現場、イタリアの輸入時の不正…取材時に第一印象で毒されてしまったか… 新疆ウイグル自治区でトマト加工品が大生産されている事実は取材を評価できる 読了50分

    0
    投稿日: 2024.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    起きてることはいつの時代でも変わらないんだが規模は全地球になってしまった。生まれた環境できまる、これも運命論になるのかなあ。

    0
    投稿日: 2023.06.24
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    トマト缶の原料は、いつも見ている丸いトマトではなく、加工用の濃縮トマトかも知れない。 2倍濃縮というのは、煮詰めて濃縮したのではなく、3倍濃縮に品種改良されたものを薄めたものかも知れない。 原料のトマトは、貧困地域(新疆ウイグル自治区とか)で低賃金労働によって搾取されて栽培されたものかも知れない。 何も気にしなければ、こうしたものを購入している可能性はありますね。需要があれば、供給もある。コーヒーのフェアトレードというのは認知されてきたと思いますが、トマト缶の世界にも同じような話があるのですね。 スーパーで何気なく手に取るトマト缶の値段の差は、こうした背景があるということを知ること、行動を変えるきっかけにしていきたいです。 あと、日本にはないと思うのですが、腐って黒くなってしまった「ブラックインク」と呼ばれるトマトが加工され、主にアフリカ向けに出荷されているそうです。そんなもん売るなよと思うのですが、品質不良でも買う人がいる世界もあるってことですよね。貧困は恐ろしい。

    4
    投稿日: 2022.07.06
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    帯に書いてある「イタリアで出版禁止」の文言を見て、「全世界に向けて蓋を開けたのに肝心の場所で封をするってどうなの?」と一人ツッコミを入れた。トマト缶に限らず食料品の製造工程には生産者や工員の労働環境や添加物など何かしらの問題がついてくる。トマト缶に限って、今(と言っても刊行されたの3年前だけど)言わなきゃいけない「黒い真実」とは? 落ち着いた語り口調だけど調査で訪れた場所や人々の様子を克明に描写してはって、写真が一枚もないのにページをめくる手が止まらなかった。ハインツ社の栄光から全世界に散財する忌まわしき生産過程に至るまでの大博覧会。 思い込みが覆される時ほどゾッとするものはない。自分にそれが訪れたのは「加工用トマト」の存在を知った時だった。(本当に恥ずかしい事だけど知らなかった…)生食用とは別物でググってみたら確かに断面から違う。(トマト加工事業で有名な某日本企業のHPを参照)勿論実害はないのだろうけど、自分の無知さ加減+思っていたのと違う物を食べていたという事実にしばらく脳がフリーズした。 本当の原材料の産地を考えたことがあっただろうか。加工用トマトを知っていてもここで中国が出てくるとは想像できただろうか。中華料理に使われているイメージがなくて中国がトマトの最大輸出国になっているのが謎だったけど、栽培や工場の現場に一大企業、何より広大な畑がウイグル自治区にあることが不気味度をMAXに引き上げた。もはや一つの国家に見えてきて、筆者は決死の(⁉︎)潜入を果たしたわけか。 イタリアへの移民労働者が身を寄せているというゲットーの惨状は心をえぐられる…(イタリアなのにこんな想像を絶する生き地獄があるのかと) ‘18年当時から代わり映えしていなければ、子供も働かざるを得ないウイグルの畑から来た、あるいはイタリアン・マフィアが手を染めたトマト製品を今もどこかで口にしているのだろう。(おかげでイタリアで出版禁止の理由が薄っすら分かった)溢れんばかりの「黒い真実」、蓋を開けたらびっくりだ。

    30
    投稿日: 2021.12.11
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    ジャン=バティスト・マレは、1987年生まれのフランス人ジャーナリスト。「ル・モンド・ディプロマティーク」、「シャルリー・エブド」、「リュマニテ」などの有名誌に寄稿する新進気鋭のジャーナリストとして、フランス国内で注目を集めている。2014年に発表した、アマゾンの配送センターに臨時スタッフとして潜入取材したルポルタージュ『アマゾン~世界最良の企業潜入記』(未訳)は、ブラック企業並みの過酷な労働条件を告発した問題作としてベストセラーとなった。 本書は、『アマゾン』に次ぐ第3作で、2014年からの3年に亘る取材を基に2017年に発表され、多くの新聞・雑誌が書評を掲載するとともに、前作に続いてベストセラーとなった。日本語訳は2018年に出版されている。 内容は、19世紀のイタリアで誕生、ファシスト政権下で発展し、アメリカでグローバル化された加工トマト産業の歴史を詳しく紹介しつつ、現在の、中国(新彊ウイグル)・アフリカ・南イタリアの収穫・加工現場の過酷な労働の状況、イタリアのマフィアとトマト缶の関わり、中国産のドラム缶入り濃縮トマトにまつわる秘密などの驚くべき事実を、自らの体験と関係者の証言によって次々と明らかにしていくものである。 読み始めて、まず認識を新たにしたのは、トマトという野菜の位置付けである。私は20年以上前に長期間海外に駐在したが、確かにトマト(加工品)は全世界の様々な料理に使われ、最も幅広く食されている野菜のひとつで(日本での想像を遥かに上回る)、それ故にグローバルなビジネスの対象と成り得たし、そこに目を付けた著者の鋭さに驚く。 そして、読み終えてみると、トマトが典型的なグローバルビジネスの対象であるからこそ、本書で明らかにされたような問題・矛盾を生むことになったし、逆に見れば、それらの問題・矛盾は、グローバル化した資本主義の必然の帰結ともいえ、それは加工トマト産業に限らない事象であることに気付く。 巻末の訳者あとがきには次のように書かれている。「最終章、すべてのパーツがようやくあるべき場所におさまったとき、著者はただ空を見上げて沈黙する。多くの情報を呈示し、わたしたちが今どういう世界にいるのかを教え、警鐘を鳴らしつつも、具体的な解決策は示さない。今後どうすべきかは、読者の熟考、良心、行動に委ねられている。だが、本書に示された真実を知った後は、誰もが深く考え、自らの良心に問いかけ、何らかの行動に移さずにはいられないだろう。それこそが本書の役割なのだ。」 そう、本書はある意味「ディストピア・ノンフィクション」なのだ。資本主義、更に究極的には「自由」を突き詰めた世界がこれである。。。我々はいかなる世界を目指すべきなのかを考えさせてくれる、力作ルポルタージュである。 (2021年8月了)

    3
    投稿日: 2021.08.16
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    オリーブオイルも、イタリアンマフィアのフロント企業のマネーロンダリングの道具となっていることを知っていたので、さもありなんと思った。 しかし、オリーブよりタチが悪いのは、ウイグルも絡んでいること… もう2度とトマトの水煮缶を食べることはないかな…

    5
    投稿日: 2021.08.04
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    魚を他の場所から仕入れて少し生簀で飼ってそこの産地にするのと同じ原理なんだろうが、トマト缶もご多分に漏れないそうだ。 中国で育てて3倍濃縮にしたのをイタリアが輸入し、薄めて2倍にして塩を加えてイタリア産として輸出している。 トマト缶にもランクがあって、トマトの品質ではなく詰め物が多いとランクが下がり、最低ランクだと30%程度しかトマトが無いらしい。 イタリアの狭い国土でトマトをなんでそんなに輸出できるか疑問だったが、そういうカラクリなのね。 https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425957.html

    1
    投稿日: 2020.12.13
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    今巷で売られている、或いは買っていると言った方がいいか、トマト缶は全てがこのルポにあるような代物なのだろうか?貧困国で売られているものだけかもと、ずっと疑念を抱きながら読み終えた。

    1
    投稿日: 2020.05.23
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    たまには小説を離れドキュメンタリーなどを読んでみた。 普段目にする、手にする、食にするトマトペースト。大手スーパーに堂々と並ぶこれまた大手メーカーのトマト加工品の裏舞台を暴く、その取材の尽力には脱帽する。 他国の技術は貪欲に吸収し、そして自国の技術は一切公開しない中国大陸の恐ろしい真実。 この濃縮トマトの缶詰は氷山の一角で養殖ウナギやミルクパウダー、有害物質の検知でなんども問題になる食の安全を崩壊させる中国だが、決して中国そのものが悪いのではない。コスト重視、販売拡充、利益追従、安く売れればなんでもいい、そして安けりゃ安いほどいいという需要と供給が完全一致した市場が人権無視、安全無視の商品を生み出してる社会そのものが諸悪の根源。 この本は最後に原料31%、添加物69%の中国加工業者を暴いたが、なにも中国に限ったことじゃない。日本でも産地偽造、賞味期限改ざん、破棄物再利用を当たり前にやっている業者などゴマンといる。そして安く買いたたく商社、安物買いの消費者がいる。 この本を警鐘としたところで響かないのが現状だ。 今、コロナウイルスで社会は騒然としているが、コロナウイルスなんて地球規模で考えれば大地に吹く一陣の嵐のようなもので目先に必死の人類の対応に辟易する。 身に振る火の粉には必死なのに他は見て見ぬふり。喉元過ぎればなんとやら、だ。 人の業は深く重い。人類ほど同類にやさしくなれない種族はないだろうね。

    3
    投稿日: 2020.04.15
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    食料品はついついまとめ買いをしてしまっています。 トマト缶は以前は200円くらいしたと思うのですが最近は100円で売っているし、まとめ買いすれば1缶70円ぐらいにもなっています。 こんなに安くていいの?という疑問もあったのですが、安いのはありがたいのでやっぱり買っていました。 そんなところにこの本を見かけたので読んでみました。 フランスのジャーナリストによる、トマト缶生産過程と流通のルポタージュですが、その問題点として資本主義の問題点、労働者搾取問題などの根本に話が及んでいます。 まずは原材料であるトマトの収穫。 トマト加工品と言うと、八百屋で売られる赤く丸く瑞々しい姿を思い浮かべるが、実際に使用されるのは加工に適した特徴を持つ遺伝子工学研究の末に人工的に生み出された「加工用トマト」。細長く堅く、水分を飛ばす作業を減らすために水分が少なく重くて実が詰まっている。収穫後にトラック輸送したり加工機械に入れても潰れない様に皮は分厚く堅く丈夫に作られている。 世界に流通している加工用トマトの輸出国は、中国、イタリア、アメリカで大半を占めている。 中国では新疆ウイグル地区にある巨大なトマト畑でトマトの収穫が行われる。 ウイグル地区は、石油、石炭、天然ガス、石炭、ウラン、金といった天然資源を持つため、歴史的に中国やロシアの支配下に置かれたり、ほんの短期間独立したりしながら、現在では「新疆ウイグル自治区」として中国に併合されている。 ウイグル自治区では、中国の兵団が管理するトマト畑で収穫し、加工工場で缶に詰め、その工場を動かすための天然資源も採掘できる。そしてこの広大な土地では軍事訓練も行う。 ウイグル自治区でドラム缶に詰められた三倍濃縮トマトは世界中に輸出される。 売り出す時には加工地を書けばよいので、フランスやイタリアで中国産三倍濃縮トマトを水で薄めて二倍濃縮トマトに再加工して売ったとしても「フランス産」「イタリア産」として販売できるというシステム。 トマト加工会社として、アメリカの食品加工会社ハインツカンパニーの歴史が語られる。 南北戦争や二つの大戦により、缶詰食料の売り上げは伸び続けた。アメリカ大企業の歴史は国家の発展の歴史でもある。 ハインツカンパニーは一度もストライキが起きていない、家長制度により運営されたなど、アメリカ優良企業だが、その反面過重労働が行われて来たり、歴史を経て原材料は自社のトマト畑ではなく中国から購入した安いトマトを使用するようになった。 イタリアでは、トマトはイタリアの発展を示すプロパガンダにも使われた。 食品販売にはイタリアの四大マフィアが資金洗浄のために関わって行った。 手配師たちが、国内求職者や移民たちに違法で仕事を斡旋し手数料を取る。 賞味期限が切れたり衛生基準を満たしていないドラム缶詰め濃縮トマトはアフリカに輸出される。そのようなトマトを輸出しやすい国は、衛生基準が緩く、税関審査が厳しくなく、管理体制に不備があり、公務員が買収されやすい国々だ。 メーカーは流通業者に安く提供できるために添加物を提案する。トマト缶詰にはランクが付けられるがそれは添加物の割合。添加物が多くなるほど安くなる。 アフリカはかつてトマトを生産していたが、今では生産地としてイタリアやフランスの国名が書かれた中国産が出回っている。 食料の多くは労働者が搾取されて生産されている。食品が高く売れたとしても、儲かるのは中間販売者であり農業生産者ではない。オーガニックでも原産地がはっきりしていてもそれは同じだ。 世界各国多くのメーカーが出しているトマト缶の違いはパッケージデザインだけで中身の大半は中国の濃縮トマトを元にした加工品だとしたら、現在の流通とは「多様」「競合」「選択の自由」を提供しているようで、実際には一部の人間の利益のみ追及されているのではないか。 …というように、”トマト”というなんだか明るい印象の野菜の売買を通して浮かび上がる現在社会の問題点の深さ。 この本ではトマト缶に焦点を当てていますが、トマトに限らず自分が食べる食料、自分が使う用品すべてに共通する問題です。 トマト缶が安い~と軽く買っただけなのに、深くて絡まった網目をさらに絡まらせる役目を担ってしまったような気分。。 「商品を選択する自由もない」「オーガニックだろうが搾取は行われる」となったら何をどうしたらよいのか分からなくなってしまうのだが、安い~、に飛びつきただでさえ絡まった網目をさらに混乱させることはしないように気を付けていきたい…

    24
    投稿日: 2019.10.26
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    さて問題です 濃縮トマトの生産と輸出の国はど~こだ? イタリア?フランス?トルコ? 正解は中国でした~! 「でもスーパーのトマト缶ってイタリアが多くない?」 実はそれって… さてさて、トマト缶の恐ろしい真実を知って本当にその缶を買えますか? 世界各国のスーパーに並ぶトマト缶 農産物の加工品と思ったら大間違い! ラベルのトマトとは似ても似つかないトマトを使用 中国産の濃縮トマトをイタリア産として販売する会社 イタリアのトマトの収穫などで奴隷のように働かされる人々 今やトマトは麻薬以上に利ザヤを稼げるアイティムに!? アグリマフィアたちが狙うトマト市場 カポラーレとゲットーの存在 さらに世界中が食いものにしようと狙うアフリカの市場 中国の一帯一路を担うトマト工場 腐ったトマト缶の輸出 カポララートという労働者搾取システムに支えられた「自由主義」 これを読んだらトマト缶は食べまい!と思うに違いない もちろんトマトケチャップやパスタソースなどの加工品も然り トマト缶には腐敗政治と添加物と現在の奴隷制度が詰まっている。

    11
    投稿日: 2019.06.05
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    中国とかイタリアマフィアとか,トマト缶にまつわる闇は深いし,怖い.だけど,トマトだけじゃ無いだろうし,レトルト食品缶詰類など食の安全は深刻だ.

    1
    投稿日: 2019.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆濃縮トマトの生産は、アメリカ、中国、イタリアが上位3位。中国産濃縮トマトを水で薄めて缶詰として輸出。濃縮トマトの中には、酸化して腐ったトマトの「ブラックインク」もある。濃縮トマト31%に対し添加物69%。

    1
    投稿日: 2018.10.31
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    どの国にも身近にあるトマト缶の恐ろしい真実が綴られています。 著者がトマト缶に関する古今東西の事実を取材し、詳細に丁寧に纏められた文学作品のような出来の一冊。 あまりの衝撃と面白さと恐ろしさで、あっという間に読了しました。 日本で流通しているトマト缶は問題ないと信じたい…。

    4
    投稿日: 2018.09.28
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     中国・新彊ウイグルの生産地で収穫されたトマトが世界中に輸出されている。特にアフリカやヨーロッパで消費されるトマト。中国の軍や、イタリアのマフィアが関わりながら。  資本主義の行き着くところ、人間の欲望の行き着くところのディストピア。3倍濃縮のトマトを水で薄めて、大量の添加物を加えて、2倍濃縮のトマト缶として売り出す。南イタリアのイメージを添えて。実際には、トマト缶の中身の60%は添加されたトマト以外の物質で、トマトは中国で生産、加工されているにも関わらず。 酸化して真っ黒になった濃縮トマト、異様な匂いのする濃縮トマトが、添加物によって赤い濃縮トマトに蘇って、そして流通していく。資本主義にとってはそれは勝者の振る舞いなんだろう。  著者は、中国、イタリア、フランス、アメリカ、アフリカの生産地、加工工場に足を運ぶ。資本家に取材し、労働者に話を聞く。資本家が決して見せようとしない、添加物を混ぜ合わせる現場を盗み見する。そして、実態を明らかにしていく。  著者は現実を明らかにするだけである。それがおかしいだとか、こうすべきだとか、それは言わない。その後は、読者に委ねられている。

    2
    投稿日: 2018.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イタリア産と書かれつつ、原材料が違うというのは知っていたけど、背景が見えておもしろかった。 食品衛生、経済、マフィア、労働…どれだけ問題が詰まっているのか… 相場すらもうわからないくらい、安いのが当然になっているものもあるけど、労働力を搾取しているかもしれない。 選ぶものに出来るだけ責任を持って生きたい。

    2
    投稿日: 2018.08.18