
総合評価
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powered by ブクログ個人的に団塊世代についての筆者なりの見解(97〜98ページ辺り)は理解出来すぎて痛快だった。 しかし、戦争に対しての認識、なぜ人は戦うのかという部分については「戦うのが好き」で安易に片付けられている様にも取れるので、そこはもう少し補足が必要だと思う。 ただこの論理的な文章を女性が書いたという事に関しては、評価すべき点だと思った。
0投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログ妬み いやらしい感情だけれども 人間誰しもあるものなのね、多数派なのね、と 安心したりして。 そしてまた、実は、愛情深いんだ、なんて。 多数派、集団、社会的 キーワードがつながる そして、このシャーデンフロイデは、人間が生きていくために必要だ、と。 オキシトシンってこんなに人間をかえてしまうものなのか… などなど 人間って、脳って、フクザツ
9投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ相手に触れることでオキシトシンが分泌されて愛着が生まれるのは、経験的に納得! 子宮頸部への刺激でオキシトシンが出て女性は相手への愛が増大するというので気をつけよう。 正義を振りかざして、目立った人(不倫した政治家、自分らとは異なる宗教の人、反対の思想を持つ人など)を攻撃する行為は、集団を維持するという目的には適っているという。あらゆる感情に社会的な意味があると言うのは面白い。 戦争は自分たちを守りたいという愛から発展する人間的な行為である!
1投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログコロナ禍前の本、それがどうと言うことはないが、もしこの本がコロナ禍以降に書かれていたら間違いなくコロナ禍のことも綴られていただろうと思ったまで。 オキシトシン、最後通牒ゲーム、これらは興味深い。 読みやすい。
17投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ〇〇警察とか公共の場で怒っている人とか幼稚で自分勝手な人だと思っていたけど、この本では協調性の高い人がそうなりがちで怒っている時にドーパミンが出ているとのこと。全ては愛情ホルモンのオキシトシンがなせる術。 愛情深いってなんなんだ⁇ホルモンに振り回されるのって嫌だ、冷静で居たいなと思った本でした。
3投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ「あなたのためを思って・あなたのためだから」とか ある種の愛や思いやりの押し付けで、人を蹴落としたりする人間の愚かさ。 今のSNSを眺めていて正直8割くらい不快に思うのは 自分とは全く関係のないゴシップや騒動で 赤の他人に意見を言ったり、罵詈雑言やを蹴落としている文字列を 普段から眺めてしまっているからでは?とちょっと怖くなる。 人と戦うこと、勝つこと、負けない事とかって人間の本能でもあるだろうし 他人を引きずり下ろすことを快感とするのは これはもう遥か昔からのDNAの一部だと思って生きるしかないのかもしれない。
12投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログシャーデンフロイデというキャッチーなテーマに惹かれて読んだがいろいろな実験の例とオキシトシンやセロトニンなど脳内分泌物についての話が面白く、戦争に突き動かされる人間についての洞察に着地する流れが見事
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログシャーデンフロイデという言葉をよく知らなかった私だが、本書の内容には共感する部分が多い。中々言い出す事を憚るような、人間性の悪い側面であってもズバズバと躊躇なく言葉で表舞台に引き摺り出していく筆者の説明には爽快感さえ覚える。そうだ、人間は元々長い歴史を生き抜いてきた種族であり、それは綺麗事ばかりではない汚い側面や本能的な行動、思考を持つことは不思議ではないと感じる。勿論身近な人間同士、相手を思いやり手を取り合って生きる事も、そうした人間社会で無闇矢鱈に他者を排除せずに無駄な犠牲を払わずに済んだ、という事もあるだろう。だが、長い地球上の生命の営みに於いては、時には食うために他者をやっつけ、より強いものが生き延び、そして強者のDNAが受け継がれていく事が、今の人類の発展をもたらした事も間違いない。一度人類よりも強者が何処かから現れれば、弱い人間だけの世界はあっという間に消えてしまうだろう。人間は自己の命を繋ぐために、時に凶暴に時にエゴイスティックに生きてきた生物であると考える方が自然だ。 そしてそれを可能である理由は、あらゆる生物の中でも優れた脳を持ち、それに従う生き方を実践してきたからだと言える。脳は様々な物質を出して、人の行動をコントロールしている。それはアドレナリンであったり、ドーパミンであったり、本書に登場するオキシトシンもその一つである。オキシトシンといえば幸せホルモンとして一時期有名になったが、人が幸せや快楽を感じる瞬間はオキシトシンの分泌量に関係し、それに大いに支配されている。よく知られたところでは母親の子供に対する愛情であったり、恋人への愛がそれにあたる。そして人間が生きるために形成してきた同族意識であり、日本人に特徴的な同調圧力も、そうした仲間に対する強い意識が影響する。 本書は他人の不幸すらも快楽を覚える、人間のあまり見たくない側面から話をスタートさせるが、最終的には人間の仲間意識や他人に合わせた方が楽だと感じる、脳のコスト計算にまで話が及ぶ。またそうした中から行き過ぎたサイコパスの話も登場し、読み手を飽きさせない点ではいつもの中野節炸裂といった内容だ。様々な心理学的な実験事例もその内容の補完材料として役に立つし(多くの心理学の書籍に登場するようなメジャーな実験であるものの)、改めてそれら実験の結果と照らし合わせてみても、確かに人間とは利己的で集団に惑わされやすい生き物であると感じる。そして本質的には、他人の不幸すらも幸福に感じてしまう側面は、私だけでない人ならば誰もが持つ感情かもしれない。 本書では集団が目標達成するために役立つ考え方や、どのようにしたら組織が結束できるのかといったアイデアも抜き出す事に繋がるような内容も含まれる。ビジネスでリーダー的な役割を演じながら行き詰まりを感じる方にも参考になるかもしれない。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ性格だと思っていたこの感情 生存戦略として必要な一面もある ただ、その側面だけをみて暴走すると 調和とはかけ離れていくと感じた これを踏まえた上でこの感情とどう付き合うか 意識していきたい 所々理解が難しい内容もあったが、事象を説明する時に様々な実験例が書かれておりそれは分かりやすかった
1投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログとても興味深く読めた。愛が深いからこそ、誰かを阻害しようという意識が生まれるというのは、実感としてわかる。得体の知れないもの、気を引きたい人がいるために、誰かを排除して内向きの結束力を高めるというのはすごくわかる。 現代の世界的右傾化、自国ファーストな考え方もまさに、愛国心によるオキシトシンの分泌から生まれてきているのではないだろうか? この本の内容は、かなり幅広い場面で応用できる。この視点を忘れずに生きていきたい。
0投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログ岡田斗司夫ゼミで紹介されていた本です。 シャーデンフロイデとは他人を引きずり下ろした時に生まれる快感のこと。 現代のネット社会で、見つけた悪を徹底的に糾弾する正義警察の行動は、このシャーデンフロイデに根ざす部分がある。 シャーデンフロイデを理解するカギとして、オキシトシンという幸せホルモンが大きく関わっている。 オキシトシンはスキンシップや授乳などの身体接触や相手のことを考えることで分泌されるもので、人に安らぎ、癒やし、愛情、絆などをもたらす。 しかし、このオキシトシンは共同体や身内を守ろう守ろうという意識につながり、仲間内の秩序を乱すような逸脱行為を厳しく糾弾するようになる。 愛情と憎しみはコインの表裏なのだ。 ちなみにシャーデンフロイデについては主に1〜2章で扱っており、残りは有名なスタンフォード監獄実験やあさま山荘事件といったインテリ•倫理的•正義感があると自身で考えていた人々が、いかに非道徳的な行為に走ってしまうのかなどを解説している。 面白く読めました。
1投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログシャーデンフロイデとはドイツ語でシャーデン(損害、毒) フロイデ(喜び)という妬み感情をいう。 この感情を強めるのが愛情ホルモンとして知られるオキシトシン。 愛、正義が麻薬的に人の理性を麻痺させ、幸せな気持ちのまま異を唱える者を攻撃できるようにしてしまう状況を集団、同調圧力、いじめ、正義という名の狂気、日本社会の問題などに触れ説明している 集団として正しい方向というより、 集団の崩壊に繋がりかねない”不謹慎な人”を排除し、あくまで集団を維持する行動をとる。 集団を構成する一人一人は”いい人”なのだが集団の中で付き合うと違和感を感じることがあり、それが言語化されていて納得できる部分が多かった。 ヒトラーの手法と同じサードウェーブ実験では、細かい決まり事で縛ることで、共同体への所属意識、規則に従うことが心地よい状態に持っていくやり方が、日本の学校での成績向上、社会の高度経済成長を支えてきたと同時に職場、学校でのいじめ問題にも繋がっていると感じ、考えさせられた。 興味深かったのは、以下の部分。 東アジア自分で意思決定することが苦痛なタイプが多い 米作と麦作では米作の方が共同作業が多いため、米作は集団の意志を、麦作は合理的判断を尊重する傾向にある。 人は戦うことが好き 争うことによって生き延びてきた ゲームコンテンツで多いのは戦闘もの
1投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ自分も含め、いたるところにサンプルが転がっているテーマ。 客観的に見られれば、無駄な正義感や、不寛容さを減らせるか。減らしたい。
0投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログシャーデンフロイデは、「対話」と逆位置にあるものだと思い込んでいたが間違いだった。どちらもオキシトシンを媒介に起きる一直線上の事象というのは興味深い。 愛や正義は塩梅が難しい…だからこそうまく行かないことも多いのだろう。愛=神、正義、英雄といったものがいかに生存戦略上有意であったか、これらが個の生存にも種の繁栄にも多大な影響を及ぼしてきたのだということは、とても重要な知見であるように思う。 戦争と平和は対極ではなく、同一軸線上の出来事として捉えなければ、真の平和は見えてこない。
1投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログ異なる切り口で同じテーマの書籍を量産しているイメージがある。本書も類似の内容を読んだ記憶があるのだが、「シャーデンフロイデ」という角度からの知識が欲しくて読んでみた。 著者のクオリティーは安定していて、一冊読むと初心者がそれなりの情報を得られるようになっている。 「対象人物と同じように苦しむことが正しいと信じている」や「庇護欲がオキシトシンの分泌を促す」、という見解にはハッとさせられた。 また、「周囲から承認を得る、ということは、社会的な文脈で考えれば、自らの順位が上昇するということ」だと考えれば、そのような共同体に属するかは人生において重要な決定だ。間違った価値観の共同体に属すれば、間違うほど順位が上がるということなのだから。 <アンダーライン> ★★★★★ 「自分が我が子と同じように苦しんでいる」ことこそが、母親として正しいあり方だと信じている ★★★ 不安型の愛着を持つ母親たちは、人と親密な関りを持ちたい、いつも感謝されていたいという欲求でいっぱいです。 ★★★★ 向社会性が高まると、合理的な判断はしにくくなる。「人間性」を重視すると、それをないがしろにしたり、切り捨てたりするような、反社会的に見える選択をとりづらくなっていく ★★★ ベッキーさんは「正しい一夫一婦制グループ」の一員だと信じていたのに、「内輪から足をすくわれた」感が、多くの人たちの向社会性を刺激した ★★★★★ 男性はテストステロンの分泌量が多いために、前頭葉が担っているブレーキの機能が脆弱になっていると、心ゆくまで他者を攻撃し、ボロボロに傷つけて快感を覚える、ということをやめられなくなります ★★★★★ (他人を攻撃することで)想定できる利得は、制裁を加える本人の脳内に分泌されるドーパミンだけなのです ★★★★★ 集団において「不謹慎な人」を攻撃するのは、「不謹慎な誰か」を排除しなければ、集団全体が「不謹慎」つまり「ルールを逸脱した状態」に変容し、集団そのものが崩壊してしまう恐れが出てくる ★★★★★ 標的を「発見」するのは妬み感情 ★★★★★ 周囲から承認を得る、ということは、社会的な文脈で考えれば、自らの順位が上昇するということ
0投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログ面白かった。ネットでの匿名での誹謗中傷等がメインの本かと思っていたが、もっと幅広い、人としての話で奥が深かった。 最近本を読んでよく思うのは、人とは、日本人とは、今までの遺伝子というか、そういうレベルで刻み込まれている部分が多いのだなということ。
0投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログえ、「人間性=良いもの、望ましい特徴」なんて思ったことなかった 人間性=性格、パーソナリティみたいな、単にその人がどういう人かっちゅーことかと思ってた 良い人間性しかないと思ってる人が大多数っちゅーのがめっちゃ衝撃なんだが、、 だって性格悪い奴がいるんだから人間性終わってる奴がいるのも当たり前と思わんの?不思議 シーナ・アイエンガーのジャムの実験おもろい バリー・シュワルツ 「選択肢の多さが幸福度を下げる」
0投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログシャーデンフロイデには愛を深める脳内物質オキシトシンが深くかかわっている。 人間は社会的生物であるため、社会的ルールを破る相手を攻撃することで自分の所属する社会への愛を感じ、同じようにオキシトシンを分泌してしまう。オキシトシンは性行為にも匹敵する快感をもたらすのだ。これにより社会的である人ほど正しくない行為を行う人を攻撃したくなる。ネット上でのサンクション、不寛容が増えている原因もこれである。また日本人は特に社会のルールから逸脱した人に対する不寛容な遺伝を持っている。とのこと。 さて、内容的には非常に面白かったのだが、文字数がかなりスカスカ(まぁこれは良いだろう)。また、先天的な遺伝が原因であれば、万人が意識しない限り手の施しようがないではないか。 脳科学者に対してはまだまだ個人的には懐疑的なところもある。
0投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログシャーデンフロイデとは、他人を引きずり下ろした時に感じる快感のこと。 特にこれには、オキシトシンというホルモンが関係している。 オキシトシンとは愛のホルモンと呼ばれ、
0投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」1時間目 生活で紹介された本です。オンライン開催。 2021.05.03
0投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログシャーデンフロイデとの題名ではあるが、それ自体の話は少なく、オキシトシンを中心とした心理学に関する話題を扱った本。心理学の基礎講座みたいな感じである。
0投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嫉妬や妬みを感じる人の失敗に快感を覚えるような状態がオキシトシンと関連しているという内容の本です. 本に出てくる科学的な内容の解釈に極端な部分があります.例えばDRP-2の多型が保守的かそうでないかという人の性格を決定するような記述がありますが,DRP-2の多型一つでそう言ったことが決まるわけではないと想像します.これがアメリカの二大政党制と絡めて書かれているので,こういったところは賛同しかねる部分です. しかし,日本社会の生きづらさの原因の考察であったり,日本が国際社会で存在感を示すための方向性であったり,そういった内容には納得されられるところがありました.
1投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ面白かった。SNSでよく見かける光景の裏側にある人間の感情の動きが、オキシトシンを中心に作られてきた人間社会の維持という仕組みから、どう強化され今に至るのかという流れが面白く、興味深かった。愛情深く社会的な人ほど、同調圧力に流されやすかったり他罰的になるというのが、とても皮肉が聞いている。
0投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ"安らぎと癒しの幸せホルモン"と呼ばれるオキシトシン。人と人のつながりを強め、愛着を形成する働きがある。オキシトシンは触れ合うことで分泌が増えるため、男女の性行為によってもお互いの愛着が深まる。男性の場合は射精の瞬間に、女性の場合は子宮頸部を刺激されることで、オキシトシンが分泌される。そのため、女性は性行為を持った相手に対して愛情を深めやすい。 一般的に女性はセックスをした相手に執着を持つ傾向があるが、そういうことか、と膝を打った。ホストの枕営業は脳科学的に正しい行いだったんだな。 タイトルの「シャーデンフロイデ」だが、まず自分よりも上位の何かを持っている人に対して、その差異を解消したいというネガティブ感情「妬み」がある。この「妬み」はさらに「憧れ」と「良性妬み」と「悪性妬み」とにカテゴライズされ、「シャーデンフロイデ」は「悪性妬み」を指す。 「憧れ」は、尊敬と相まってもはや相手に対するネガティブ感情ではないものに変化したものであり、「良性妬み」は、自分を鼓舞し成長する原動力となるプラス感情であるのに対し、「悪性妬み」は、相手を引きずり下ろして自分と同じか、自分以下の状態にしたいというネガティブ感情である。この「悪性妬み」は、攻撃者の匿名性が保たれる場合は特に有効となり、近年問題視されるネットリンチがこれに当たる。 妬まれてしまったと感じたときには、こうした妬みのサブカテゴリを念頭に置いて、自分の振る舞いをうまく演出すると攻撃を回避できる可能性が高くなる。 シャーデンフロイデには、既存の集団や社会を守る働きがある。既存の社会を壊そう・変えようとする人の台頭を許さないというのは、生物種としてのヒトに仕組まれた特性なのだ。自然災害の多い国で暮らす日本人は特に遺伝子的にこの傾向が強い。 興味深かったのが、決めごとの多い夫婦ほど離婚しやすい傾向にあるということ。二人で決めた「こうあるべき」からひとたび相手が逸脱すると、そうした相手を許してはならないという利他的懲罰の感情から逃れられなくなるという。 自分の意志だと思って取った行動の大部分が、実はただ脳内物質によって突き動かされた結果なのかもしれない。これは頭の片隅に置いておこう。
1投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ人はいじめをやめられないと被る部分があり復習のようだった。不倫の本に書かれてる不倫バッシングについても被る部分がある。 自分は協調性のある人間だと思うから本に書かれてるような実験されたらきっと同じことをするんだろう。 オキシトシンは嫉妬を生み出す。争いに勝ち続けて生き残った遺伝子をもつ私たちは戦いが好き。 今の世の中の平和を保つために異質を排除する。
1投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログオキシトシンは愛情のホルモン。愛があるから自分がもつ正義のために、時には残酷なこともできる。日本人は資源が少なくて育てるのが難しい米をそだててきたから、災害が多い国に生まれたから、協力しないと生き残れない。同調力が高い(=自分で決定できない。責任を持ちたくない。脳はもともと選択したくない楽な方を選ぶので、楽に生きたい。)ので、その集団の中の正義から逸脱した出る杭を打つ。正義のために行動してるから、疑問もない。 オーストラリアで過ごしていて、日本人の性分が嫌だった意味がわかったけど、わたしもつくづく日本人だなと感じる。 自分で選択して、責任のある人になりたい。他人の決定したことを外の安全なところから、あーだこーだ言う人にはなりたくないなと感じた本でした。
0投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間的である、愛が深いからこそ憎しみが生まれ、戦争が起こる……他に排他的になる気持ちを遺伝子や脳内物質や行動原理から読み解いてく一本。 自身や他人に当て嵌めてみて、よい気付き、悪い気付きが多分に得られる本じゃないでしょうか。 後半に描かれる、脳はなるべくサボるのが好き、思考停止している時の気持ちよさに言及していますが、自分も割とその気があるので、自分の意思、意見をなるたけ育てていくようにしたい…
0投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ人の不幸は蜜の味。その感情は何処から発生するのか、簡単に分かりやすく解説してくれた本。 集団への愛着が殆どない私はオキシトシンが足りないのかもしれない
0投稿日: 2022.02.01
powered by ブクログ愛と憎しみは紙一重 信じる気持ちが強いほど背くものに耐えられない 好かれすぎて大変なことになった経験を思い出した… 自分の世界を壊されそうになると人は攻撃的になるのかな 大好きだからこそ自分の世界の中で大きなパーツになってて そこが崩れることを何としても避けようとする… 宗教とかの強さもなんか納得 何かに自分の責任を擦り付けられたら楽なのは当然… 人は戦うことが元々好きらしい 生き残るためには仕方ないのは分かるし、自分も負けず嫌いな方なのでなるほどなぁと複雑な気持ち 出る杭が打たれる雰囲気の中で、名前を隠さずに自分を表現出来る人の強さを改めて尊敬する 信念を持って少数派にいる人たちには色んな人がいるけど 自分の枠から出ているから攻撃するようにはなりたくないと思った そうは言っても自分も年取ったり酔っ払ったりしたら本能のままに他人を攻撃してしまうのかなぁ……
0投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ・社会学系の本 ・読んでいるときは面白いと感じていたけど、内集団外集団バイアスとかの話を、色んな事例を交えて説明しているだけの本。 ・まぁ、著者の別の本を買って読んでみたいとは思った。 2022/02/18追記 ・「また土日も仕事しないといけない」的な発言の裏腹には、集団的圧力に屈する事による快感があるらしい。これは、向社会性に関係している。まぁなかなか面白い。
0投稿日: 2021.09.22
powered by ブクログタイトル買いしたけど、中身はそれ以上に価値があると感じた。コロナ禍で他人の行動や言動に敏感になっている今だからこそ、色んな人に読んでほしい。 他人を引きずり下ろすことに快感を得る仕組みを解説したあとに、その恐ろしさというかいろんな側面を解説してるのかな。後半なればなるほどゾットする。 興味深い事実や実験を言及してて好感を持てるけど、できれば出典を書いてほしかったな。
0投稿日: 2021.09.19
powered by ブクログ「愛」や「正義」は排除の根源っていう本。 オキシトシンの光と闇。 リチャード・H・スミスの『シャーデンフロイデ人の不幸を喜ぶ私たちの闇』より読み易く、理解しやすかった。 マスコミやネット等の「炎上」に熱狂する人や、自分の中の妬みや嫉みを少し冷静に見れるようになる。 第2章加速する「不謹慎」の【個体の生命より、社会が優先?】で、言葉の丁寧さを失わずボロクソに書いてる部分が面白かった。
0投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログ集団の維持→制裁を加えて飛び出したものを排除する リベンジされる恐怖に打ち勝つための快楽物質 リソースの供出 オキシトシン→仲間意識、愛情、幸せ ストレスが少ない状態であれば、刺激的な快感は必要ない 人間は結局遺伝子だったり、ホルモンだったり、人間の習性によって思考とかも生み出されているんだなぁと改めて思った。 いらない思考の癖、習性はなくなっていくはずなのに、残っているということはなにか意味があるんだな。
0投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログ著者のYoutube動画をみて購入した一冊。 ”他人の不幸は蜜の味”というなんとも人間らしい感情を、脳科学の視点から論理的に説明してくれる一冊。文章も読みやすく、取り上げられている研究も興味深く、具体例も比較的最近のものが多くすんなりと内容が入ってきた。 なぜ日本には不謹慎厨やマスク警察が目立つのか、なぜ同僚の失敗を喜んでしまう自分がいるのか、どうしてこうも不倫した芸能人が叩かれるのか、こういった疑問に脳内ホルモンと人類とコミュニティの歴史を論拠に明快に答えてくれる。
0投稿日: 2021.03.05
powered by ブクログ「シャーデンフロイデ」とは人の不幸は蜜の味的な快感の事であり、この快感には脳内物質オキシトシンが密接に関係しているらしい。 愛、正義、神、宗教などといった名の下にネットが荒れる、イジメ、左右の分断、戦争などが引き起こされる仕組みを脳科学的に論じたのが本書。 結構、勉強になりました。 著者の中野信子さんはテレビのコメンテーターとして拝見する事があります。 創価中学、創価高校の出身ですね。
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「人間性」や「サンクション」など、基本的に人間は性善説で自らを良い人だと思っている。 だから、客観性を欠くのではないか。 オキトキシンの影響である、シャーデンフロイデにより、いじめや排除が起こる。 ホルモンの分泌は介入できないので、その前提となる正義感や視野の広さに介入したい。
0投稿日: 2021.01.16
powered by ブクログSNSのミクシィ、ニュースへのコメントや日記の数々がおおよそ陋劣なので、自分は一切コメントを控えている。 四六時中ニュースに貼り付いて、芸能人や犯罪者へ罵詈雑言をぶっつける面々は正義漢とは思えない。では何者なのか? 本書を読んで、いくぶん答えが得られた。
0投稿日: 2020.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の作品を読むのは、「サイコパス」、「不倫」についで3作目。 人の心、感情や行動は、脳内の神経伝達物質に影響を受けているという。脳科学の分野では常識なのかもしれないが初めて触れるわたしにとっては非常に興味深い。 脳内の「オキシトシン」という神経伝達物質が「幸せホルモン」や「愛と絆のホルモン」などと称されており、それらには「妬み」(自分より上位の何かを持つ他者に対してその差異を解消したいネガティブ感情)や「嫉妬」(自分がもっている何かを奪いにくる可能性ある人物を排除しようとするネガティブ感情)を増幅する作用もあるという。なるほどなんとなくわかる気がする。 決め事の多い夫婦ほど離婚しやすいとの説や 規範意識が高く決め事も多い組織は熾烈な争いが起きやすい という説は、今後の家庭生活や会社生活で参考にしよう。
3投稿日: 2020.06.24
powered by ブクログ他人を引き摺り下ろすしたときに生まれる快感「シャーロンフロイデ」の仕組みの一端が理解できました。ネット等でも必要以上に他者を糾弾しているモノを目にした際に何故このような議論が展開されるのだろうと思うことが度々ありましたが、原因の一つには本著で説明されるような脳内物質オキシトシンの影響もあることを知ると同時に驚きもありました。今までオキシトシンはポジティブな効果もたらす物質だと思っていましたが、その効果も度を過ぎると所属集団保護のための他者への制裁にもつながるという仕組みは興味深い内容でした。
1投稿日: 2020.04.02
powered by ブクログ「シャーデンフロイデ」とは、他者が自分より優遇されることに対する妬みから、その他者に不幸や凋落が訪れることを切望したり、実際そうなった時に喜んだりする感情のことだ。 そして、この「シャーデンフロイデ」には、本来人と人を繋げる役割を持つ「オキシトシン」が関わっているという。 つまり、社会的に律された真面目な人ほど、その社会の枠外に出ようとする人物(自身を含めた普通の人々よりも優秀な人物)への懲罰感情が強くなるということのようだ。 具体例や実験も豊富に取り上げられており、なかでも、いじめはダメだという規律を強固にし、一致団結や一丸を謳うクラスほど「危険だ」という。 「攻撃が起こるもともとの素因は、対象の逸脱状態を解消しようとする力です。しかし、そのためには『逸脱者』に対してそれを指摘し、時には攻撃を加えることが求められます」 そして、この社会的排除は脳内の「快楽」と、同じグループに所属する者を守るという「正しさ」や「承認欲求」を伴う。 では、このしがらみからどう抜け出すかと言うと、本書ではあまり深く触れられていないのだが、他者の目を必要とすること、なのかなと思う。 この本に入っている実験が、懲罰的な方向に加速度的に進んでいく時、その実験を中止しているのは実験の当事者ではない。 企画者の家族や、それを遠くから見て冷静に判断している人が、当事者に中止を申し出るのだ。 そういうパターンが幾つかあったので、なかなか自分ではコントロール出来ないものなのかなと思う。 自分が抱えている攻撃的な気持ち、懲罰的な気持ちを相談するだけでも、それは代替的な承認となって落ち着けるかもしれない。かなり推測だが。 自分の中にある他者と比較した個人的感情と思っていた所から、社会の中にいる自分としての目も与えられて、参考になった。
3投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログこのタイトルにもなっているシャーデンフロイデを知っているだけで人間は随分と物の見方も広がるのでは無いかと思った。Twitterのトイレットペーパーデマで踊らされる日本…そんな今の社会現象にもピッタリの内容だった。群集心理に対する様々な社会実験は有名なものも多く、知っておくべき教養だろう。 「よかれと思って」の行動は結果、他者から見たら真反対の行動になり得ることもあるということは肝に銘じておきたい。愛とは、時におそろしい。
0投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログこの仕組みについて知っておけば、足を引っ張られることは少し避けられそう。 もしくは、避けられなくて、他人にいろいろ批判されても凹まず済む。
0投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログ愛や正義などという大義名分があれば、 その時に集団であればある程 他人を傷つけることに抵抗がなくなる。 それって本当に怖い事だ。 世のため人のため、悪いやつをやっつけるとか。 よく考えてから行動しなきゃなと思った。 最後通牒ゲーム(他の本で読んだ事ある)や、 スタンフォード監獄実験、ミルグラムの実験、恐ろしい、戦争孤児を使った実験など 興味深く読んだ。
3投稿日: 2019.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャーデンフロイデとは、例えば素晴らしい人が、素敵な人と別れてしまったと聞いたときに生じるやや後ろめたい喜びのこと。 オキシトシンは、愛と絆のホルモン。哺乳類の出産や授乳になくてはならない物質である。また、リラックスして穏やかな気持ちになると、オキシトシンがでる。しかし、この愛が悪い方向へ作用することもある。仲間意識や愛情が強く、オキシトシンの分泌量が増えることで、いじめや他人を引きずり下ろすことにつなかってしまうことがある。 子供には、誰でもサイコパスに似たようなところがある。相手に対する共感性や、自分の行動の抑制をする脳の前頭前野が、まだ発達途上であるため。子供の時に残酷な発言は、脳の成長途上のためだったのかと納得。 私たちの脳は、いつでも考えることをやめたがっている。その方が、楽だからだそうだ。すごく、よくわかる。 フランスでは、子供は迷惑をかけながら育つものという認識が持たれている。だから、子供だけでなく、大人も、自分がやりたいことを人がどう感じようが気にしないでやる。その代わり、自分が他人に迷惑をかけられても寛容。日本と随分違うと思った。 シャーデンフロイデという後ろめたい喜びが、オキシトシンという幸せホルモンによって起きているとは驚いた。私たちの生活や行動には、ホルモンによる影響がある。このことを認識した上で、社会を見たり、自分の行動を改めるようにしていきたい。
1投稿日: 2019.12.06
powered by ブクログシャーデンフロイデ――特に成功者の失敗に対して沸き起こる暗い歓喜の感情は、なぜ生まれてしまうのか。愛や正義や倫理を訴える人が、なぜ相反する相手を暴力的に攻撃するのか。それらはいずれも脳内ホルモン、脳内麻薬が関係している――というのが本書の趣旨。 「二流の悪魔は金で誘惑する 一流の悪魔は愛と正義で誘惑する」という言葉があるが、過度な「正しさ」が人を近視眼的に、残酷にするというのは毎日ニュースやSNSを見ていると実感する。そしてそれに囚われている人ほど、問題が起きたとき、過ちを認められなくて他所に原因を求める。 最近の時事で言うと、香港政府と香港の人々との、一連の衝突も一例か。 当初は平和的なデモが、やがて無関係な店舗の破壊、火炎瓶や投石などの破壊行為にまで過激化する。取り締まる側も「治安」という正義が過剰な暴力となって人々を傷つける。 本書に従うなら、これら行為の過激化もまた、脳内ホルモンの分泌により自己抑制が困難な状態になっているからかもしれない。
0投稿日: 2019.11.30
powered by ブクログ前半は主にオキシトシンによる体への効果やそれによる人間性の違い、人間関係への影響を主に記述していた。大人になればなるほど人生に余裕がなくなり、他人のこと周りのことに対して深く考える機会が無意識のうちになくなってくるのかもしれない。人生の経験から子供よりもしてはいけないことを分かっているはずなのにできない。それはきっと自分に余裕がなく自分自身に満足できず日々を過ごしているからだろうな。ジェラシーというのは誰でもが感じる感情なだけに、それをコントロールしなければシャーデンフロイデとなり他人を引きずり落としてやるという非人道的な感情がでてくる。 後半の宗教とオキシトシン、セロトニンの関係には大変興味が持てた。私は、仏教徒ではないし神道を崇拝してもいない。あえて言うならば、I’m associated with Buddhism but overall I’m spiritual. 仏教をのけて私の生活習慣や様式を語れないけれども、それをプラクティスしているわけではない。宗教人でも非宗教人でも、お互いがお互いをリスペクトし、他人の意見を尊重できる人でありたいし、みんながそうであってほしいと願わずにはいられない。
0投稿日: 2019.10.03
powered by ブクログこの本を読もうと思ったのは、心理学に興味があるからです。中でもマイナス感情の仕組みを知っていれば、客観的に捉える事が出来るのではないかと。とは言え、当事者になれば感情的にはなってしまうと思います。だって、人間だもの。 読了してからというもの、様々な場面で「ああ、自分の中ではこう言う仕組みが働いているんだな」とマイナス感情が湧いてきそうな時に思い返しています。
4投稿日: 2019.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
”向社会性を高めるのは、””愛と絆のホルモン”オキシトシンです。こういう見方をすると人間社会を裏から支えているのが、オキシトシンであると言っても過言ではないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。” この本を読んでアルフレッド・アドラーの「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」であることと繋がった。 シャーデンフロイデ、妬みというものは社会性が高まることで生まれ、その疲れを癒すのはオキシトシンである。 人間社会を生きる上で切っても切り離せないものであり、自分がどう考え立ち回るのか。 タイトルは「他人を引きずり下ろす快感」と少々インパクトありますが、決して「引き摺り下ろす」ことを目的とした本ではなく、社会性を重みに感じて生きにくいと感じている人にはオススメしたい本です。
0投稿日: 2019.08.25
powered by ブクログ中野信子の本が読みたくて。 面白かった、けど、企画本な匂いを少し感じた。 まあ本なんて多かれ少なかれ企画本なんだろうけど、 そういう匂いを感じさせない本というが世の中にはあるのだ。 どんなところがそういう匂いかって言うと、 タイトル。 「シャーデンフロイデ(=他人を引きずり下ろす快感)」って言いたいだけなのでは? アイキャッチなタイトルであるのは確かなので。 シャーデンフロイデに関して書いているのは最初だけで、 本全体に流れるテーマは人が持つ倫理の危うさや正義の危険性ではないかと。 あるいは、人間がいかに残虐になりえるか。 そうは言っても中野信子の文章はとても読みやすく、 中身もしっかりしていて、 素直になるほどーと思うところが多い。 タイトルありきの本の不自然さは感じられるものの、 他はさすがといった感じ。 まああれだ。 ★は3なんだけど、 昨今の自分の正義感に確信を持っているネット警察等の方々には読んでいただきたい。 人間って脆い。
3投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログだれかが失敗した時に思わずわきおこってしまう喜びの感情。愛と幸せのホルモン、オキシトシンは、安心感や幸福感をもたらすと同時に、妬み感情も強めてしまう。愛着が強まると、切れてしまいそうな時に阻止しようとするから。 人間の感情の良い悪い、世と負って、裏表なんだと思いました。
0投稿日: 2019.07.22
powered by ブクログ聞いたことない言葉「シャーデンフロイデ」を弘めたいのか「他人の不幸は蜜の味」をカタカナにしたものらしい。これを向社会性という言葉で説明している。心理学的な要素より脳科学としてホルモンの働きがどうとか始まる感じが胡散臭い。脳科学の実験てサンプル数少ない気がするし、結論に至るギャップが凄い気がする。が総論として納得させられてしまうのは筆者の筆力か。
0投稿日: 2019.07.01
powered by ブクログ人間の妬みや嫉妬などのメカニズムを科学的に書いた本。素晴らしかった。 なんでこの人はこんなこと言うんやろ?という瞬間があるが、理解できた。
0投稿日: 2019.05.10
powered by ブクログオキシトシンとドーパミンについて 心理実験とともにわかりやすく解説されている 人は大義名分のもと暴力的になる
0投稿日: 2019.04.08
powered by ブクログ愛や正義そして嫉妬、感情的な理由が引き金となって他者を堕とす際の快感は何か。 時事問題も例に取り入れ、一般向けにわかりやすく書かれている印象を受けました。 大衆が愛や正義などの人間らしい感情からも他者を排除可能である点は、共感力の無いサイコパスとは違った異常性を秘めていると言えるでしょう。 短時間で読了可能ですが、世間の見方を考えさせられる一冊。
3投稿日: 2019.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャーデンフロイデという言葉を知りました。建て前や道徳というのは、あやしいものだなと。この本を読むと思う。 オキシトシン
0投稿日: 2018.12.23
powered by ブクログいじめの発生する理由、戦争が起こる原因、ネットで炎上が起こる理由。これらを、この本ほど見事に説明しているものはないと思う。戦って生き延びてきた人類の宿命とはいえ、なんとか上記の発生を回避する方法はないものだろうか。こうした心理があることを常に認識し自分を振り返ることぐらいしか思いつかない。
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ主張はそれなりに事象をうまく説明していることもあるだけに、それほど間違ってはいなそうだという印象を持つ。 でもね、論理を展開していく際の根拠が、だれそれの実験で明らかになった。とか言い切っている上に引用も出典もなし。新書だし、そこまで書かなくてもいいでしょ、っていうつもりでそうしてるんならまだいいんだけど、たぶん本人はわかってない。わかってたらだれかの1回の実験ごときで人の普遍的性質なんかが明らかになるわけないってことくらいわかるはずで、こんな書き方にはならない。 科学リテラシーが長谷川豊氏レベルだと思う。 ただけっこう現代社会のネット民の行動を説明できている部分はあり、そこそこ面白かったので☆2つ。
0投稿日: 2018.08.20
powered by ブクログシャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感。中野信子先生の著書。日本大学アメフト部のタックル問題、芸能人や有名人の不倫問題がメディアやインターネットで大きな話題になっている背景にはシャーデンフロイデがあると理解できました。自分とは直接関係なくて利害関係者でもないのに、気に入らなければ徹底的に攻撃して痛めつける、時には上から目線で容赦ない誹謗中傷、度を過ぎた罵詈雑言すら厭わない。日本社会とシャーデンフロイデは切っても切り離せないのかも。
0投稿日: 2018.07.02
powered by ブクログ主旨は判るが、似たような解説の繰り返し。 新聞のコラムで収まるような内容を、専門家が片手間で書き上げると恐らくこうなるのだろう。 これが今の新書の実態だと改めて確認。
1投稿日: 2018.06.28
powered by ブクログたしかにオキシトシンは幸福ホルモンかもしれないが、シャーデンフロイデという弊害をもたらす。いや、人類繁栄のための正しい副作用か。
0投稿日: 2018.06.20
powered by ブクログ私は「愛」という言葉で表される何かが包含している、絶望的なまでの閉塞感を、そこに嗅ぎ取ってしまうのです。 こうかん巷間 捉えようと "幸せホルモン"オキシトシン 撫でられたりリズミカルにふれらたりすることで分泌されるオキシトシンが、痛みや炎症を抑え、傷の治りを速くする。 "愛と絆のホルモン"という言葉で表現することができるでしょう 母子関係では、出産・授乳というオキシトシンか一度に大量に分泌されるという身体上の大イベントが立て続けに起こるわけですから、否応無く密度の濃い愛着関係が形成されるのです。 社会通念というのは強固なもので 「単なる物理的刺激」「単なる化学物質のやり取り」 反駁したくなる気持ちが強く生起する人ほど 子宮けい頸部 私達が自分の意志で決定していると思っていることは、実際には、脳に分泌される物質に大きな影響を受けていることが殆どです。経産婦 ただひたすらに、愛というものの捉え方に本質的な相違があるということを示しているのだろうと思います。 嫉妬が、自分が持っている何かを奪いにやってくるかもしれない可能性を持つ人を排除したい、というネガティブ感情であるのに対し、妬みは、自分よりも上位の何かを持っている人に対して、その差異を解消したいというネガティブ感情です。憧れ 妬み感情から派生するもので 尊敬と相俟って 妬みのサブカテゴリを念頭に置いて 戦場で出会う最も怖しい敵は、少年兵だ、と聞いたことがあります。 障害を持った人を躊躇なく貶めるような発言をしたり 言ってみれば、子供は誰でもサイコパスに似たようなところがあるのです。 トレードオフの関係にあるようで 繁栄の礎 淘汰され フリーライダーの出現 向社会性を持たないので、同調圧力にはあまり左右されない。 合理的に自分が生き残る道を計算します。 プラセボ(偽薬) けいび経鼻投与し 相手の気持ちを忖度できない振る舞い げんがい言外にアピール オキシトシンが安らぎと癒しをベースにした絆であるのに対し、アルギニン・バソプレシンは逃走または闘争をベースにした絆ホルモンです。 一夫一婦制 乱婚型 離婚遺伝子 不倫遺伝子 糾弾きゅうだん 種を残す とてつもない脅威なのです オキシトシン商法 愛着と信頼 セキュリティーホール 騙されてしまう側のリテラシーの低さを指摘しても解決にはならないのです メシウマ=シャーデンフロイデ 暴走する「正義感」 脳には可塑性がある 男性ではテストステロンの分泌量が多いために サンクション DVの加害者側に見られる心的状態にも、類似の構造があります。 ドーパミンの分泌による快感 利他的懲罰 利己主義的 沈思 規範意識 互いへの攻撃心を掻き立てる源泉として機能してしまう その快感得たさに獲物を探し出す 生け贄が差し出されれば 自分で意思決定することを楽しいと感じる人は東アジアでは3割もいません ヨーロッパでは6割近くが自分で意思決定したいタイプです 日本においては少数派だった、火山の為に土が米作に適さなかったり、米作よりも海運が盛んであったりする地域、すなわち薩摩や長州の人々が、より合理的な意思決定を選択、採用したことで、大きな節目をつくっていったというのは示唆的です。 シャープにはガバナンスがなかった 暗黙裡に求められ セロトニントランスポーターの密度が低い ジンバルドーの「スタンフォード監獄実験」 アドルフ・ヒトラーと、サード・ウェーブ実験 正義中毒 承認欲求ジャンキー 二元論で語られていく風潮 マウンティング合戦 はるななさん榛名山 総括 敵愾心剥き出しの行動 出征して無事に帰還 金銭的窮乏あるいは大成功 自分の考えを正当化する為の舌戦に過ぎない 厭わしく思い始める状況に陥れば 「あなたのためを思っている」という愛は、時に簡単に虐待に変わってしまうことさえあるのです。 東に向かって全力疾走しているつもりが、西に向かって暴走していた…。
0投稿日: 2018.06.03
powered by ブクログ童話・桃太郎。 川で洗濯していたおばあさんが、大きな桃を拾ったところで、批判の嵐に晒される。 「窃盗だろw」 「懲役何年?」 「ていうか、川で洗濯するなよ」 「謝罪会見マダー?」 びっくりしたおばあさんは、どうしていいかわからずに泣き出してしまう。 ACジャパンのCMでのパロディだが、全く笑えない。 それどころか、「言論圧殺だ。適切な批判を封殺しかねない」との意見まで寄せられたという。 批判も反対意見も許さない無限ループ。 そこには、「正しいことを言っている」という「正義感」に酔うことが、脳にとっての快楽だそうなのだ。 その正義感が人間の所属するコミュニティを守る倫理感となってきたのだと。 本書のタイトル「シャーデンフロイデ」とはドイツ語で「損害(もしくは毒)の喜び」と言う意味。 まさに「他人を引きずり下ろす快感」とのこと。 自分には関係ない、と思いたいがそんなことはない。 著者は、それが人間の脳に備わる本質なのだ、と緻密なデータや実験結果を持って実証していく。 匿名の暴力的言論、指先一つで裁判官になれる正義が横行する現代には、人間の本質を知っていこうという姿勢。自分を大切にして相手も大切にするコミュニケーションが大事なのだと。
4投稿日: 2018.05.28
powered by ブクログ世の中には「モラル・オヤジ」と呼ばれる現象がある。その名の通り従来は高齢の男性であることが多かったのだが、些細な倫理違反を公共の場所で異様に凶弾するアレだ。この本ではモラル・オヤジの頭の中で起きている生理現象を、「シャーデンフロイデ」(社会悪が排斥されたときに感じる快感)で説明しようとする。 社会的動物として進化・生存してきた人間には、自分の集団を破壊する存在や、自分の集団の利益にタダ乗りしようとする存在を排斥することを快感と感じる仕組が遺伝的に備わっているという。これが自分自身にとっては何の特にもならないばかりか、反撃のリスクすらある利他的懲罰を嬉々として実行する心理を説明する。しかも、インターネットの登場で匿名、簡単かつ自己承認欲求を満たす形で制裁(サンクション)を実行できるようになってきたため、モラル・オヤジは老若男女を問わずますます元気だ。
0投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログタイトルの言葉の意味も分からす読んでみた。意味は誰かが失敗したときに、湧き起こる喜びの感情だそうだ。 ネット社会になり、注目されているようだ。本来喜びに満たされているとこういった妬みからくる喜びも少なくなるようなので、リア充を目指したい。
0投稿日: 2018.02.22
powered by ブクログ他人を引きずり下ろすことにより起こる脳内の快感、シャーデンフロイデ。 なぜいじめがなくならないのか、なぜバッシングが起こるのか、なぜ愛と正義の名のもとに殺しあうのか、脳仕組みから解き明かしていきます。 納得することばかりです。 以前、集団での合意形成の有効性などを標榜する、とある団体の一部の人々から攻撃を受け、その団体を去ることがありました。 下記の所を読むと、なるほど、そういうことだったのかと、改めて納得しました。 ヒトは、集団を構成することで生存確率を高め、生き延びてきた種であると考えられています。すると、最も生存確率を下げるネガティブ要因が、集団の崩壊になります。集団が崩壊する要因となるのは、外部の敵と内部の敵の双方が考えられますが、外部の敵は集団を結束させる役割を果たし、集団の維持にとってはプラスに働く場合があります。一方、最も危惧すべき要因になり得るのが、内部の敵です。内部の敵とは、その人一人だけ得をしている(ように見える)人物です。 ー 83ページ
0投稿日: 2018.02.16
powered by ブクログ関わっても自分にとってなんの見返りもないのない事柄や、なんの関係もない人間の行為を過剰に批判したり。 匿名のネット環境でよくある行為がなぜ起こるのか興味があったので読んで見た。 本の内容は例えが身近で引用されている物も分かりやすく、気軽に読める。 人間にとって好ましい性質であるはずの"愛"や、社会的な集団を形成し、存続させるための"ルール""結束"が、逸脱した人間を苦しめたり、イジメを生じさせるというのはなかなか皮肉。 よく、ペットと過ごすと発生して好ましい物質だと言われているオキシトシンが、この愛情や執着を形成し、関係が崩れると嫉妬や妬みを生じさせもするらしい。 犬や猫は何をしても可愛いけれど、人間同士は上手くいかない。言葉が話せる分、自分の思い込みだけで関係を維持できないからかな。 私は捨て垢取らなくちゃコメントできないような事は書いていないつもりだけど、ツイッターで何かを批判したくなった時に、「自分はどんな指向性を持っているのかな?」「コレを書いて自分にとってプラスになるのかな?」という事を一旦考えひと呼吸おくべきだな〜思いました。
0投稿日: 2018.02.05
