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何が困るかって
何が困るかって
坂木司/東京創元社
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総合評価

34件)
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4
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    15周年4部作を読んだ事になるんだね、だいぶ読むの迷ったけど、終わりのない、不幸しかない、最悪な展開の作品初めてだろうか。和菓子のアンから遠すぎる真逆だ。色々アイデア出てからストックしていたのかな、苦手だからこういうのって、本当に坂木さんなのか今でも不思議。奥田さんの本が読んだけど具合悪くなって嫌いだったなあまさに最悪なだったな。この作品は奥田とは別だけども、今までハズレがなかったから意外でしかない。

    13
    投稿日: 2025.04.17
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    「奇妙な味の小説集」 巻末の解説にあったこの言葉に出会わなければ、そしてその解説で語られる「奇妙な味の物語の系譜」に触れなければ私はこの作品集を私には理解できない訳のわからないものとして頭の中から消し去っていたかもしれない。 だから文庫本って好きだ。 単行本には巻末の解説って無いもんね。

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    ブラックユーモア溢れる掌編集だが、一つだけどうしても許せない作品が。「都市伝説」だけは読み飛ばした方がいい。

    0
    投稿日: 2025.01.02
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    日々やけどちょいとズレたらスリリング/掌編集十八編/それぞれ一人称で軽く語られる、日常に忍び寄るなんとなく怖いもの、というよりスリリングという感じ話/多くの作品で、読み進めているとある瞬間、不意に裏返る。その瞬間がおそろしい/すれっからしな読者のための本なのかも。 ■メモ でも、それってきっと本当の話だからだよ。現実には、オチなんてつかない話の方が多いからね。(p.22) けれど既存の単語について「なぜ」から考えることは、けっこう新鮮だと日々感じている。(p.30) 娘という、一冊の辞書。(p.30) もしかすると鍵をぶら下げるということは、所有物を見せびらかすための行為なのだろうか。(p.179) お釈迦さまの不幸って「持てる者」の一番になっちゃってたことだよね。(p.227) 家出をひっくり返すと出家。なんかね、やっぱり同じものな気がするなあ。(p.228)

    0
    投稿日: 2024.11.08
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    坂木さんの小説では、一番面白くなかったなー 同じ作者でも作品によって、評価が分かれるのはありがちなことか。最後まで読めなかった

    0
    投稿日: 2024.08.06
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    これは割とキモい。そして意味不明なのも多くて。それがむしろ恐怖を煽る面もあってますますキモい。 鍵のかからない部屋なんてホラー感が最高だし、都市伝説も胸糞悪いこと限りなし。いや勝手にこの人の作品に期待していた?感じからのギャップがもう突き落とされるようでまさにギャップ萌えではなかろうか。 表題作みたいになにか裏があるのかなぁと勘ぐりたくなるような意味不明さのものもあるけど、適当に読んで勝手に妄想するのがいとをかし、てな。

    0
    投稿日: 2024.02.13
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    2023/12/16(土)~新幹線とディズニー待ち時間でP268のうち、半分ほど読めた。短編なので、気楽に読める。「そうやったんか!」と思うこと多く、ゾッとするのもある。 12/17読了。2018年NHKドラマ10の「女子的生活」の作者だった!志尊くんがめっちゃ綺麗やった!

    0
    投稿日: 2023.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めためたシュールというか闇が深い短編&ショートショート集。 アンからこっち来るとびっくり仰天するかも。 最期の行まで気が抜けない。

    0
    投稿日: 2023.10.02
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    ショートショートっぽい感じでサクッと読めました。 どんでん返しってほどではないですが、読んだ後…ん?となる感覚を味わえます。 ほっこり系からグロテスクな話、解説求む!な話まで、バラエティ豊かです。

    0
    投稿日: 2023.05.20
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    短編集 坂木さんっぽい推理小説ではない感じがした 後味の悪い内容が多かったので、途中で読むのを何度も止めようと思った

    0
    投稿日: 2023.05.08
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    日常生活の中に入り込んできて、いきなりクルリとひん剥かれる。何かがおかしい...という少しの違和感が気持ち悪い。

    0
    投稿日: 2023.01.20
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    “奇妙な味”を楽しむために読んだけれど、ダークサイドの次元が違った。 平凡な日常に潜む「人の悪意」や「残酷さ」を引きずり出すショートショートが18篇。 この言い様のない恐ろしさは何だろう。 淡々と進むストーリーがひどく不気味でゾッとしてしまう。 よくこんな話思いつくなあ。

    1
    投稿日: 2022.07.17
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    こっっっっっっっっっわいのが多かった。 特に怖かったのあれ、昔のやべーガキが更にヤベー大人になってるやつ。都市伝説のやつ。怖すぎてその怖さを誤魔化す為に「きょっっっっわ」って言いながら読んでた。きょっっっっっわ。 でも好き。振り幅すごいね作者。

    2
    投稿日: 2022.01.17
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    ぞわぞわしたり、くすっとしたり、どきどきする18編の短編集 1話が短いのでさくさく読めます。 自分の読解能力が低いので内容が?????な作品もありました。 毎日乗車しているバスの中、降車ボタンを誰が押すか、押した人が負け、だからみんなギリギリまで降車ボタンを押さない。タイトル「勝負」18編の中でニコニコしながら読めて一番面白かった。

    0
    投稿日: 2020.08.26
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    「和菓子のアン」シリーズを読んで好きになったので、 次にこの作品を手に取りました。 主人公の設定が男性なのか女性なのか分からなかったり、 話の途中からからりと印象が変わっていったりと想像を超える 予想外な展開にショートストーリーが変わるごとにゾクゾクとしてしまいました。 ショートストーリー集ですがミステリー、 ホラー、SF、ファンタジーなどとの要素がたっぷりで その中に時にはブラックユーモアも含まれていてまるで 小説のおもちゃ箱のようで楽しめました。 不気味な印象やイヤミスなどとインパクトの強いものが けっこうあり、中でも背中がぞっとしたものは ぶつり、都市伝説、ちょんはかなり後まで尾を引きました。 そんな中でもハートフルなものがあり、 勝負、リーフは何処か幼い頃の思い出のようにほろりとしました。 洗面台は読み始めは少し気分があまり良くなかったですが、 中盤を過ぎてくると洗面台の気持ちが上手く描かれていて、 洗面台を思わず見直したくなってしまいました。 「和菓子のアン」を読んで心がほっこりするイメージで この作品を読んでいたので、 こんなに違う印象だった作品というのも珍しいので、 坂木さんのまた違った世界が知れて良かったです。 こうゆう独特な世界感もまた面白そうなので 何となく癖にもなりそうな気がしてきました。 生活のちょっとした隙間からこんなシショートストーリーが 集めるなんて本当に不思議な作品集で楽しめました。

    0
    投稿日: 2020.02.06
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    坂木司のショートショート集 人の怖さを感じる話が多い 洗面所のあたりで「この後は楽しめな話が続くのかな?」と思ったけど、そうではなかった う~ん、この手の話はちょっと苦手 短編集の「短劇」は前半がちょっと暗めの話で、後半は面白めという流れだったのでこれにも期待したのが間違いだったか あっちだと「秘祭 青春なまはげ」なんかがツボだったんだけど、こっちはどれもこれもちょっとねぇ…

    0
    投稿日: 2019.06.20
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    想像していた登場人物の性別や容姿など読み進める中で全く違うことが分かり驚くことが何度か。 只、自分の好みではなかった。

    0
    投稿日: 2019.03.24
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    毒のあるショートストーリー集。和菓子や引きこもり探偵シリーズじゃあまり出てこない毒がこのショートストーリーには満ちています。でも面白い。

    0
    投稿日: 2019.01.17
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    夜の光、大きな音が聞こえるか、から坂木さんの青春小説のファンになり手に取る。 短編小説だが意外だった、ゾッとする作品も多数あり「世にも奇妙な物語」だなと感じた。 おもしろかった、短編でここまで引き込まれる筆力と幅の広さに驚かされた。

    0
    投稿日: 2018.11.20
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    坂木司さんのひきこもり探偵とか和菓子のアンのイメージで手に取ったら、あまりのギャップに戸惑うことしきり。ほのぼのとしたストーリーと思いきや苦味走るショートショートの集合体。個人的には「ぶつり」が一番恐ろしかった。ぶつり、からのくるり。とひっくりかえる事実が鳥肌モノ。

    0
    投稿日: 2018.10.21
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    坂木司の何が困るかってを読みました。 不条理をテーマにした、短編集でした。 例えば、バスの降車ボタンを押すタイミングを競う「勝負」は降りるバス停のギリギリまで降車ボタンを押さずに我慢できるかを2人のバス利用者が競います。 バスに乗っていると同じような感覚を持つことがあり、面白く読みました。 まあ、中には何を表現したいのか理解できない短編もあったんですけどね。

    0
    投稿日: 2018.09.26
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    短編集。 面白いのもそうでないのもあるが、お気に入りはあるばず。 そして私のお気に入りは、『勝負』 路線バスに普段乗る人なら、一度は感じた事があるはず。

    0
    投稿日: 2018.09.14
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    私にはあまり合わない小説でした。 最初から順番に読み進め、途中で気分が悪くなり、もうやめようと思いました。 でも「洗面台」が良かった、と言うレビューが多かったので、そこまでは読もうと。 確かに、この話はちょっと良かったです。 「リーフ」も、ホッと出来る温かな話でした。

    5
    投稿日: 2018.05.29
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    リタイヤ。 軽くて、短くて、ちょっとこわいのが読みたかったのだが、「こわい」の種類が思ってたのとは違った。 こういう日もある。

    0
    投稿日: 2018.05.16
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    何が困るかって、この本はジャンル分けできない(^ ^; ショートショートと言うほど短くもないのかも、ですが、 十八編も入ってると「短編集」というには多いような(^ ^; まず、間違いなく面白い一冊であることは間違いない。 ただ一作ごとにテーマもジャンルもテイストも違うので、 「一冊通しての感想」が語りにくい(^ ^; 共通しているのは「モヤモヤ感」か(^ ^; スカッとした快刀乱麻の謎解き、みたいのは出てこず、 微妙な叙述トリックで「え、これって、もしや...」 みたいな印象のまま「ふつりと」終わる印象(^ ^; あ、そうそう、全体を通して擬音も印象的。 擬音が豊富なのは日本語に特徴的なことだそうですが、 ぞくり、ざわり、ぶつり、ちょん、などなど、 随所に登場する擬音が独特の間を生み、 それが不安定なリズム感を呼び、読み手をざわつかせる。 また、短い文章の中で、的確な状況表現も助けている。 巻末の解説によると、「奇妙な味」という言葉が ある一括りの小説群を指すために使われるそうで。 まさに「奇妙な味の一冊」と称するに相応しい本書。 モヤモヤ感がお好きな方には、ぜひお勧めです(^ ^

    0
    投稿日: 2018.05.11
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    イヤミスって感じかな。一個一個が短いのでさくさく読める。 一番最後に、ホリデー・先生と僕・鶏小説・ともういっこなんだろ。番外編がついてて、それがわかるのが嬉しかった。

    0
    投稿日: 2018.04.02
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    ブラックユーモア的な面白さはあるけれど,個人的にはあまり好きではない話が多かったかもしれない。坂木司さんは,やっぱり長編の方が好み。

    0
    投稿日: 2018.02.21
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    なるほど…確かにこれまで味わったことのないような短編群ではあるね。 坂木さんがあちこちにいて、いろんな人の心と同化して、その人の日々に寄り添わなくては書けないような。 いや、少し違うか。 寄り添うのではなく、あくまで見えない第三者。 なのにどの作品も、どこかであったかさが滲んでる。 毒のある話も破滅的な結末も救われぬ狂気も。 坂木さんらしくて、ほのかにあったかい。 巻末までたっぷりゆっくり楽しんで 私は最後のお話の妻が、特に好きです。

    0
    投稿日: 2018.02.18
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    面白いけど内容は暗いし、不愉快なのでこの評価です!笑 一作一作は短いからすぐ読めるんだけど、とにかくパンチがあって不快感がすごい~ 特に嫌いなのはカフェの話ね。死ねってみんな簡単に言い過ぎ! ゾワっときたのは悪魔な小学生の話 悪意がない人が一番こわいんだな~ あとジビエ料理は展開は読めたけどやっぱオチが秀逸で気持ち悪い!! 褒め言葉です。 2018.02.04

    0
    投稿日: 2018.02.05
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    「短劇」に続くショート集第2弾。 読むほどに歪み、ゾワッとさせるイヤミス系から、 さすが坂木司なほんわか系まで盛りだくさん。 最後の一文までどうなるかわからない!! そのスリルが魅力的。 「勝負」「何が困るかって」「洗面台」がお気に入り。

    2
    投稿日: 2018.01.23
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    全体的に不愉快‥著者の本は『和菓子のアン』しか読んだ事がなく、それがやたらとハートウォーミングだったので、帯に書かれた「こわい」をみても、まあまあまあ(笑)みたいに思ってたのに。読んだらほんと不愉快。すごくいいです。 そんななかで、『洗面台』と『リーフ』はちょっとウルっとしました。

    1
    投稿日: 2018.01.21
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    ちょっと嫌な気分になる話が多い短編集。 それでも、元々は「生活の謎」作品や、ハートウォーミングな話をよく書いている作家なので、ほっこりする話も。坂木司という作家の幅広さを感じる。 1つ1つが短いのでとても読みやすいので簡単に読むにはいい短編集だ。

    0
    投稿日: 2018.01.19
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    なんともレビューに困る本だ。全体的にはほんのりブラックで、後読感のイヤな作品が多い気がする。それでも1つ1つは短いので、余韻もそこそこにさくさく読める。どちらかと言うと明るい作品が多い印象の作者なので、意外な一面を見せて頂いた感じがします。

    2
    投稿日: 2018.01.08
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    坂木司のするっと読める文章が好きで一通り読んでいましたが、今回は今までとはガラッと趣向が変わった作品。 優しくてほっこりした作風から一変し、もやっとするようなどこか心をざわつかせるような仄暗い印象を受けました。 今までのお話を見てきた人には戸惑いを受けるでしょうが、文章の感じは間違いなく坂木司。この人こんなお話も書けるんだ…と少し驚きました。 まさに裏の顔を見てしまったようなそんな気分です。

    0
    投稿日: 2018.01.05