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セイラー教授の行動経済学入門
セイラー教授の行動経済学入門
リチャード・セイラー、篠原勝/ダイヤモンド社
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総合評価

24件)
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    行動経済学を様々なシチュエーションで解説した書籍である。 投資やギャンブルなどにおける行動経済学はわかりやすかったが、実証実験の結果の解説はとてもわかりづらく、理解するのに相当な労力が必要だった。

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    投稿日: 2021.03.20
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    恐らく行動経済学について論じた内容をまとめた最初の書籍の日本語版。 後半の金融部分はあまり馴染みがないためよく理解はできなかったが、前半部分は非常に面白かった。 例えば、人々が損失に敏感な例として インフレ率が13%で給料5%ダウン か インフレ率が0%で給料5%アップ かを選ばせるような選択をさせる場合、実質的な賃金は前者の方がアップしているのだが、額面上減っているため後者の方が好まれるという結果になったらしい。(具体的な数値はあやふやだが) また、オークション形式で得たもの(油田用の土地など)は実際の評価額の最高額で買い取らざるを得ないことの裏返しであり、決まって損をするという勝者の呪い(Winner's curse)については、本書の英題にもある通りで詳しく書かれていたように思う。 前半部分は我々が選択をするときにどんな不合理性を持っているかを教えてくれるので日常生活でも生きてきそうな予感。

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    投稿日: 2021.02.01
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    就職前に読んだのですが、非常に分かりやすかったので知識として定着し続けています。行動経済学が網羅できる良書です。

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    投稿日: 2021.01.06
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    そもそもが難しいのか、翻訳がいけていないのか、はたまた私の体調が悪いのか、全く頭に入ってこなかった。100ページあたりで脱落。 せっかく楽しみにしていた本だったので、残念。 別の行動経済学の本を探します。

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    投稿日: 2020.01.14
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    ◯ミクロ経済学の知識がないと、読んでもなかなか頭に入らない。入門の知識だけあっても、状況は変わらず。 ◯ただ、論証の過程を理解するのは困難だとしても、経済学と実体経済との乖離に関する問題点を洗い出し、提示している内容については理解しやすく、また興味深い。 ◯解説にもあるとおり、さまざまな要因が複雑に絡み合う社会学において、経済学はまさに真摯に体系立てて理論化していることが感じられる。 ◯この本では、まだ解明途上である諸問題が、現在どうなっているのか、難しいながらも追い続けていきたくなる。

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    投稿日: 2019.09.05
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    この本は、ノーベル経済学賞受賞者であるリチャード・セイラー博士による、それまでの経済学で言われて来た理論に対して、例外(アノマリー)を集めたものになっている。合理的経済学に対して、人間ってそんなに合理的じゃないよねという事例を集めていてるのだが、論文集の定期コラムの位置付けのものだったらしく、ちとかたい書き振りで、少し読みにくい。 経済学の勉強をしたい人にとっては、そのアプローチの方法や論理展開など役に立つと思うが、一般の人にとっては、各論で結論としてこうした方が良いという物が無いので、物足りない感じを受けると思う。小話のネタにするにもちとかたい。 一般受けするのは、『実践行動経済学』の本になると思うし、セイラー教授が、この例外を集めたりどう言う考えで活動して来たのかについては、『行動経済学の逆襲』の方がいいと思う。

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    投稿日: 2019.01.13
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    ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/302501

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    投稿日: 2018.11.08
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    入門というものの、読むにあたっては経済学の基本的な知識は必須である。 行動経済学の主要なフレームの解説というよりは、それらの結論に至るまでのさまざまな実験の前提および過程・結果に関する記述が主要な部分を占める。したがって、行動経済学というよりはむしろ実験経済学の本である。 行動経済学の入門ということであれば、他にもっとわかりやすい本があるはずである。

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    投稿日: 2018.10.08
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    内容としては、『はじめての行動経済学』とかなりかぶっているが、現在の問題意識からか、身にしみた。 「勝者の呪い」 「長く自分のものとして享受し用いたるものは、家産であると意見であるを問わず、あるいはそれを所有するに至った経緯にかかわらず、己の存在に深く根を下ろしているゆえに、無理にもそれを引き離そうとすれば必ずやその拳に憤慨し自己防衛せざるなし。」 いずれも日々の営業活動で感ずることと重なった。

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    投稿日: 2018.10.08
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    オークション=勝者の呪い=実際の価格以上に価値をつけないと落札できない=高値をつかまされる。 一回限りの公共財ゲームと複数回繰り返しの公共財ゲーム。繰り返すと協力度が低くなる。 最終提案ゲーム。ゲーム理論はモデルとしては不十分。不公平だと考えられる分配に対して抵抗感がある。コンサートのチケットが高くならない理由。 勝者の呪いは企業買収やFA制でも見られる。認知上の錯覚の存在。 保有効果=保有しているものを高く評価する。無差別曲線が所有物かそうでないかで変わるため、交差する。 現状維持バイアス。 損失回避=損失を利益よりも恐れる。 参照点効果=現在を参照点として判断しやすい。 選好の逆転現象=買うときと売るときでは違ったものを選ぶ。 近視眼的選好をしやすい。 心理会計=少額の臨時収入は消費されるが高額の臨時収入は貯蓄に回る。 将来の利益の割引率を計算する際は、期待する楽しみも参入すべき。 ライフサイクル理論=実際は自己抑制が難しいため実現しない。 消費は収入を追いかける。 競馬の効率性の例外=本命=大穴バイアス=本命のほうが有利。オッズの低い馬が2位以内に入る可能性が高い。 クローズエンド型ファンド=ファンド自体が相場を持つ=実際の価格より安く評価されやすい。

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    投稿日: 2018.07.01
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    アメリカ経済学会"The Journal of Economic Perspectives"に1987年から1991年の14回にわたり連載された「アノマリー」に関するコラムをまとめたもの。 (『行動経済学の逆襲』第8章「アノマリーを連載する」pp243-251)

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    投稿日: 2018.02.28
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    人の心理、行動からどのような消費真理が生まれ、 購入に繋がるのか? この点は興味深い内容であり、 題名から購入した1冊ではありましたが、 自分にとってはほぼ既に知っている内容だったので、 流し読みで終わりました。

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    投稿日: 2016.05.29
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    20150218 オークションの話とか序盤は興味を刺激される話が多かったけど、株の話ぐらいからはあんまり面白くない。ココロをいかに落ち着けるかで良い結果が出るね。

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    投稿日: 2015.02.18
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    The Winner's Curse Paradoxes and Anomalies of Economic Life

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    投稿日: 2013.07.21
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    非合理な行動パターンの理由を述べている。賃金格差、高値づかみ、ギャンブルなど。 よくわかる行動パターンで読んでいて愉しい。行動経済学、なかなか興味深い。

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    投稿日: 2013.06.13
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    良くも悪くも入門のための本です。 この分野に詳しい人には理論だけでなくエピソードも含め、 知っているものが多数あり、あまり新しい発見はないかなと。 とはいえ裏を返せば、有名どころを抑えたい人には悪くないですし、 ちょっと興味があるくらいの人でも、手に取ってみてよいのではないでしょうか。

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    投稿日: 2012.11.17
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    経済誌に連載されたコラムみたいなものを集めた本らしく、実験結果をもとにしたしっかりとした内容で、結構難しい。 タイトルは行動経済学入門だが、一つの章だけがカーネマンらとの共著になっていて、そこでプロスペクト理論も紹介されている。それ以外の章はどちらかといえばゲーム理論に関係する話なんじゃないかな。

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    投稿日: 2012.08.11
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    1980~90年代に書かれた論文を1冊にまとめたもの。今読むと古いというかまとまっていない感じがするが、行動経済学の最初の1歩だったのかな。論文だからか、訳の問題か、全体的に単調で読みにくい。 入門といいつつそういう感じではあまりないので、この分野を初めて読む人には「予想通りに不合理」とか最近の本の方がお勧め。

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    投稿日: 2012.01.29
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    行動経済学についていろいろな事例をもとに語られています。特に私が面白いと感じたところは、期間選択(学校教育をどこまでうけるか?誰と結婚し、子供をもうけるか?)のところです。期間選択には、待つ楽しみと待つ不安があります。「人々は利益は一刻も早く手にしたいと思い、損失はできるだけ先送りしたいと思うハズ」なのに、お金以外の時間選好においては、映画スターにキスをしてもらう希望日を3日も先に伸ばす選好が多かったのです。これは、人々は利益を得るための「待つ楽しみ」を感じているということ。なるほど~待つ楽しみ。楽しみにしている旅行の準備や、デート前の妄想?なんかが楽しかったりするのは、待つ楽しみだな~と感じました。

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    投稿日: 2012.01.08
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    経済学部生には面白いのかもしれないが、門外漢にはなにやらさっぱり。テーマといい視点といい、ものすごく興味深いのに、残念。だれか、まとめて。

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    投稿日: 2010.11.14
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    合理的経済人が構成している経済からはみ出す例外事象に目をむけることを指摘している本である。具体的な例で問題の本質はよくわかるが、とくに解決法が書いてあるわけではない。例外事項といっても、まったくのランダムではなく、法則性のある例外が紹介されており、その点では隠された理由があるのであろう。「不公平なら断る」とか、「手放すものは得るより価値がある」とか、「選好の逆転現象」とかは、どれも人間の感情に根ざしたものだ。要するに人間はムシがいいのである。オークションにおける「勝者が敗者になるべく呪いをかけられている」という指摘は重要であり、インターネットオークションなどに参加するときには注意すべき点であろうと思う。株式市場については、カレンダー効果など面白い実例があがっているが、よく分からない部分も多い。

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    投稿日: 2010.08.08
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    行動経済学については興味深いと思うんだけれど、本書は少々回りくどく、ボリュームが多かったので、「入門」という書名に対する違和感が大きかった。

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    投稿日: 2010.03.30
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    入門というものの、読むにあたっては経済学の基本的な知識は必須である。行動経済学の主要なフレームの解説というよりは、それらの結論に至るまでのさまざまな実験の前提および過程・結果に関する記述が主要な部分を占める。したがって、行動経済学というよりはむしろ実験経済学の本である。行動経済学の入門ということであれば、他にもっとわかりやすい本があるはずである。

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    投稿日: 2009.10.21
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    物事の多くには【例外】が存在するわけで,特に金融市場には【例外】が多い. その【例外】について本書では具体的な事象で解説している. 人間が勘で思うことは理論上多くが誤りである.だから行動経済学・金融工学が発達してきたと思う. 入門のわりには読みにくいです!

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    投稿日: 2008.12.10