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夜の寝覚め
夜の寝覚め
小池真理子/集英社
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総合評価

16件)
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    渡部淳一『野わけ』より、同じ不倫小説でも『夜の寝覚め』6つの短編すべてが圧巻であった。女性が描く不倫は凄い、主人公共通の人生折り返し終盤へ向かう45歳前後のリアリティを感じる。年齢が高くなるほど情熱と勢いは薄れ、恋愛風味な関係になる。つまらなそうでいて実は奥深いのだ、『野わけ』の様に破滅へ一直線とはならない。

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    今まで何冊と小池さんの本を読んできましたが、今回の作品で私は小池さんの冬の雪景色を舞台にする物語が好きだと確信しました。 いつも良いと思った文章をブクログとは別で、ノートに書き写しているんですが、その時によく音楽を流しているんです。 今回書き写している時に、映画「love letter」のサントラとよく合って映画の美しいショットを思い浮かべながら、小池さんの文章を書き写している時間は至福のひとときでした。 この本の雪景色を気に入った方は、映画「love letter」も気にいるはずです。 夏の海の三島由紀夫、冬の雪山の小池真理子。 私の好みがハッキリとこの本で掴み取った感覚でした。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    漫然と朝を迎え、夜を迎える 永遠に持続する関係などないのである。愛も情熱も友情も、変容がそれに取って代わる。私たちは一刻も同じ形をしていないのだ。 私たちは変わっていく

    0
    投稿日: 2022.12.03
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    ちょっとお腹いっぱいで全部読めなかった。 あと15年くらいしたらまた読んでみたい。笑 『花の散りぎわ』だけは共感の嵐だった。 そんな日が私にも来るのかもう過ぎたのか...

    2
    投稿日: 2022.08.21
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    アラフィフの不倫がテーマの短編集。 好き嫌いが分かれるテーマではあるが、 小池作品は文章がキレイなのでサラリと読める。 『共感出来ない』人が多いであろう話ばかりなのだけど、 文字が視覚に訴えると言うか、容易く映像化出来る文章にイヤミを感じさせない。 サラリと読める割には、ネットリした内容だ。 ザ・小池真理子!と言う感じ。(笑)

    0
    投稿日: 2017.07.09
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    主人公が中年の女性からなる6編の短編集。 人生の残り時間、女性としての賞味期限切れというものがテーマになっている。 どの作品も驚くような展開が隠されている訳ではなく、しっとりとした筆致を愉しむ本なのだと思います。 小池さんの作品はどの作品も情景が思い浮かぶかのような美しい文章で、この短編集でもたんぽぽの綿毛がふわふわと漂っている風景や、しんしんと雪が降り積もる風景、後悔を抱えながら残り時間の少なくなった叔母さんと見る桜の風景を想像しながら物語の世界に浸れた。

    1
    投稿日: 2015.04.09
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    抱えている傷をなぞるように語り始めているのに、話が進むにつれ、主人公が傷口に爪をたててえぐっていく感じが好きです。

    1
    投稿日: 2013.12.23
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    解説の吉田修一の「触れればすっと消えてしまうのに、どうしても触れてみたくなるような、そんなきらきらとした水滴を小池さんの小説は持っている。」という文。 まさにこの本を表している表現だと思う。 過去を振り返ることの出来る大人の女性たちの大人の女性ならではの烈しい恋模様を描いた短編集。 読み終えた時に心地良さが胸に残る。

    1
    投稿日: 2013.11.24
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    女の真の艶かしさを見た気がする。 若いときにはない,女の底の生々しさが。 自分が彼女たちと同年代になったとき,女として在りたいのか。それとも? 印象は強かったけども,好きかと言われたらまた別問題。 でもうつろいゆくことに関する所見は同意。確かなことはなにひとつないから,今ある感情に慣れてはいけない。馴れ合ってはいけない。

    1
    投稿日: 2013.09.16
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    なぞな話が多かった。 表題作は、きれいと見せかけて、グロテスクな表現もあったり。 あまり、何の感情もなく読んでしまった。

    0
    投稿日: 2012.11.24
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    短編集。各物語の主人公はみな大人の女性である。個人的に気に入ったのは『花の散りぎわ』と表題作の『夜の寝覚め』男には生涯女を理解することはできないだろう。しかし、女には凛とした強さと脆さがあることは知っておかなければならない。 2012.08.16 読了

    1
    投稿日: 2012.08.19
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    主人公はみな私より少し年上の女性たち。 「恋」にしては激しさがなく、「愛」というには打算的で、「友情」よりはほの暗い、そんな男女関係をいったい何と呼ぶのだろう? 「恋愛」も歳とともに輪郭が崩れていくのかな?

    0
    投稿日: 2012.08.10
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    小池真理子さんの小説はとても素晴らしいです。(∩.∩) まるで映画のスクリーンを見ているかのように 情景が浮かんできます。

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    投稿日: 2011.09.14
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    今、この本に出会えてよかったなぁと思える、大人の恋愛小説でした。 人を愛する気持ちそのものが美しいのだということを、教えられました。

    3
    投稿日: 2011.08.21
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    図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 結婚10年目、小夜子は初めて恋を知った。それから15年。夫の友人との秘密の恋が、結ばれることもないまま終ろうとしている。行き着く果ての見えない愛を描く「たんぽぽ」。真夜中に父と睦み合う叔母の姿を目撃して30年。秘めたる思いを胸に抱いたまま、今、その叔母の命が尽きようとしている。表題作「夜の寝覚め」。人生の残り時間を数えはじめる季節を迎えた6人の女たち。寄る辺なき恋の短編集。 痛い、切ない6篇でした。手枷足枷があるからなおさら恋が美しくなるのだろうか? 亡くなった人に語りかけるのは反則。泣いちゃったじゃないか。

    0
    投稿日: 2010.08.09
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    巻頭の「たんぽぽ」が好きだ。 何度読んでも、泣いてしまう。 なんとも泣かせる言葉が終盤出てくる。 その相手を想像できるあなたは幸か不幸か。

    1
    投稿日: 2010.06.13